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好きな車やバイク、お気に入りの工具に囲まれたマイガレージは男の憧れです。しかし、ガレージを使っていくうちに工具や部品の管理はおざなりになり、たちまちに見苦しい物置小屋へと変わってしまうことも少なくありません。
整理整頓のされていないガレージは作業効率が下がるとともに、家族からの印象もよろしくありません。そんな状況を改善すべく、今回は誰に見せても恥ずかしくない綺麗なガレージに仕上げる5つのポイントをご紹介します。
工具の収納方法を2種類のタイプで考える
車やバイクのメンテナンスというのは多岐にわたり、それにしたがって工具の数も増えていきます。まずは自分の持っている工具の数や種類を把握し、それを収納する適切な工具箱を用意しましょう。
ボックスタイプ
一般的に良く見られる工具箱といえばこのタイプ。ステンレスや鉄、樹脂などのさまざまなタイプの素材が用意されており、見た目もコンパクトなのでガレージに置く際にはほとんど邪魔になりません。
取っ手が付いているので持ち運びはしやすいものの、その分収納力はそこまで高くなく、数多くの工具を持っている方には少し窮屈に感じるかもしれません。
チェストタイプ
引き出しが多くついたチェストタイプは、ボックスタイプに比べて収納力が高く、作業効率も上がります。本職の方でも多く使用されるチェストタイプですが、容量が大きいため、持ち運ぶことはできず据え置きとなるため、設置するためのスペースを確保しなければなりません。
横配置ではなく縦配置の収納を目指す
工具や部品はとりあえず床や作業台に置きがちですが、それは次第に横へ横へと広がっていき、ガレージのスペースを着実に埋めていってしまいます。
それを防ぐためにも工具や部品類を入れておくための収納棚を用意し、横ではなく縦に収納していくことが大切です。その際は、普段よく使うものを下の棚に置き、あまり使わないものは上の棚に収納しておくと作業効率も良くなります。
工具の配置の仕方によっては壁掛け収納もアリ
棚を使った収納以外にも、フックやワイヤーなどを駆使した壁掛け収納という方法もあります。壁面に対して工具などを引っ掻ける収納なので、スペースを効率よく使え、道具の有無も一目でわかります。くわえて、壁面に工具をきれいに配置することで「見せる収納」を意識したおしゃれなガレージに仕上げられることも大きな魅力です。
ラベリングすることで目当てのものを一目で発見
棚に収納するといっても、工具や部品を適当に置いただけでは、いざ必要なときに目的のものが見つからず、作業もはかどりません。
こういった場合、その工具や部品の名称を書いたラベルを棚や箱などに貼り、どこに何があるのかが一目で分かるようにしておきましょう。また、箱型のものに収納する際は4つの面の全てにラベルを貼ることで、少ないアクションで内容物の確認ができ、時間的なロスも削減することができます。そして、工具や部品、家庭のものなどは置き場所をいっしょにせず、ジャンルごとにラベルの色を分けておき、ジャンルの違うものが混在しないようにしましょう。
ガレージに不用品がないかを再度確認する
どれだけ工夫して収納しても物が多く、片付いた気がしないというパターンもあると思います。そういった場合は不要なものをため込んでいる場合が多いので、ガレージをもう一度見直し、不要なものは断捨離してしまいましょう。
たとえば、何年間も使用しなかった部品は今後も使う可能性は低いので、必要になったら買い直せばよいという気持ちで処分するか、ネットオークションに出してしまうのがおすすめです。
空き箱はたまりやすく、放置すると危険も
使っていない工具や部品以外にも、空き箱や段ボールが溜まっている場合があります。「なにかに使えるかも」とついついためがちですが、空き箱というのは思っているよりも早く増え、ガレージの景観も悪くなります。
そして、万が一火災が発生し、放置されている空き箱に引火などしてしまえば、ガレージが全焼という最悪のパターンが起きかねません。非常事態が起きた場合でもボヤで済ませられるよう、空き箱の類は作業が終わったらすぐ捨てるようにしましょう。
気持ちよくガレージを使うためにも家族とルール決めよう
家庭を持っている場合、主にガレージを使用するのはその家のご主人だと思います。しかし、ご家族の中でもガレージに家の荷物を置いておきたいなどの事情があるかもしれません。その部分をよく把握しておかないと、ご主人の私物だけでガレージを占有したり、逆に家族に荷物をありったけ置かれてしまったりなどのトラブルが生じる可能性があります。
こういった問題を防ぐためにも、ガレージの使い方を家族間できちんと決めることが大切です。何をガレージに置くか、家族全員でルールを共有しておくことで、家族みんなでガレージを気持ちよく使用することができます。
まとめ
プロの現場では毎作業後の工具、部品類の整理整頓は当たり前で、「工具の整理整頓ができない整備士は仕事ができない!」と言われるほどです。もちろん趣味のガレージではそこまで徹底する必要はありませんが、時間が空いたときに少しずつでも行動を起こすことで、状況は改善されていきます。
今回の5つのポイントを踏まえつつ、こまめに整理と断捨離を行い、定期的なリフレッシュができれば、車映えするおしゃれなガレージに仕上げることも夢ではありません。部品探しなどの無駄な時間は減らすためにも、整理整頓は常に頭に入れ、誰にも文句をいわれない快適なガレージライフを送りましょう。
[ライター/増田真吾]
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