S2000・部品供給の状況&再販はあるのか?

目次
1.S2000の部品供給状況は? 2.2020年、ホンダがパーツカタログの開示を決定 3.一連の動きから見て取れるS2000の部品供給と将来の再販 4.結局S2000に乗り続けることができるのか? 5.もし、厳しいと思った場合の対処法 6.まとめ

S2000だけに限らず、日本で販売された車には「供給年限」として、修理や点検で必要となる部品を在庫として各メーカーが保管しています。

基本的には生産終了してから10年間ほどを「供給年限」としているメーカーが多くなっています。

S2000は2009(平成21)年9月に生産が終了し、すでに10年を過ぎているため、部品供給に対して不安を感じているオーナーも多いでしょう。

今回の記事では「S2000・部品の供給状況、再販」について詳しく解説していきます。

reasons_to_choose_qshaoh

contact_button

reasons_to_choose_qshaoh

contact_button

S2000の部品供給状況は?

現在、S2000は生産終了から10年を越えてきているため、部品の供給がいつ終了してもおかしくはない状況です。

しかし、S2000はホンダ車の中でも人気のある車種なので、今の所は「部品が手に入らない」という状態にはなっていません。

2020年、ホンダ公式のカスタムパーツが発売

注目すべきは「20年目のマイナーチェンジ」とされるS2000純正アクセサリーの発売でしょう。

S2000が現行販売されていたころの純正アクセサリーとしてラインナップされていた部品や、「20年目のマイナーチェンジ」を表現するにふさわしい、当時にはなかったアクセサリーまで用意されています。

全部で8アイテムのラインナップとなっていますが、販売方法は「期間限定受注生産」と「販売個数限定」の2つに分かれているため、販売個数限定に関してはすでに売り切れが出てきています。

その他は値上がり部品が多く欠品後の再販目処も今のところなし

「20年目のマイナーチェンジ」で用意されているのは、あくまでカスタムパーツとなるアクセサリーです。

消耗品ではない外装部品などは徐々に欠品も出始め、ホンダによる再販の目処は立っていません。

また、備品によっては現行販売されていた時よりも価格は上がり始めているため、そう遠くない将来にS2000の部品が供給されなくなる可能性もあるでしょう。

部品供給に関するホンダの傾向

部品供給という面ではホンダも他のメーカーと同じで、生産終了から10年ほどは在庫を持っています。

しかし、ビートに始まり、S2000と今後も人気車種や古い車種でも人気の高い車種の純正部品の再販はあるかもしれません。

一部車種を除き、再販されない

現在では「ビート」のパーツカタログが開示され、純正部品の再販が始まっています。

ビートは今でもオーナーが多く、多くの声が集まったからこその再販と言えるでしょう。

ただし、あくまでビートのような人気車種によるもので他の車種で純正部品は再販されていません。

S2000の買取専門ページはこちら

旧車王バナー旧車王バナー

2020年、ホンダがパーツカタログの開示を決定

今でも人気があるS2000オーナーのために、「パーツカタログ」が2020年に開示されることがホンダから発表されました。

当初の予定

ホンダは当初、「2020年6月」にパーツカタログの開示を予定していました。

補修部品の施策として、純正部品を網羅したカタログになるとのことで、S2000オーナーからは喜びの声が上がっていました。

しかし、新型コロナの影響で延期に

当初は2020年の6月に公開される予定だったパーツカタログですが、公式サイトでは未だに公開されていません。

これは2020年の初めに流行し始めた「新型コロナウイルスの影響である」と公式サイトでも発表されています。

具体的に延期の理由は示されておらず、今後もどの程度の延期になるのかは未定のままです。

現在も公開日は決まっておらず、無期限の延期になるでしょう。

S2000の買取専門ページはこちら

一連の動きから見て取れるS2000の部品供給と将来の再販

S2000は人気もあり、「20年目のマイナーチェンジ」や「パーツカタログの開示」など、まだまだホンダが手を入れていきたい車種であることが分かります。

そもそも、パーツカタログの開示自体が「部品供給が心配なオーナーのために」とされていますので、今後も重要な部品は供給され続ける可能性は高いでしょう。

また、最近では軽自動車「ビート」のパーツカタログが開示され、一部、純正部品が再販されています。

S2000もビートと同じ流れになることが予想されますので、パーツカタログが開示され次第、部品の再販となるでしょう。

S2000の買取専門ページはこちら

旧車王バナー旧車王バナー

結局S2000に乗り続けることができるのか?

今後もS2000の純正部品やアクセサリーは販売される可能性があるため、乗り続けることは可能でしょう。

ただし、現在でも一部の純正部品は値上がりをしているものもあり、修理箇所によっては手に入らない部品も出てきます。

生産終了から10年以上経過しているため、乗り続けるためには現行車とは違い、費用や部品入手の難しさに直面することになります。

S2000の買取専門ページはこちら

もし、厳しいと思った場合の対処法

大事な愛車でも費用面や部品供給次第では乗り続けることが厳しくなる場合もあります。

どうしても、乗り続けることが厳しいと思った場合には手放すことも1つの選択肢に入れてみてください。

ディーラー下取りを利用する

前提として、「下取り」と「買取り」は別物です。

ディーラーは次の車を購入することを条件に現在の車を下取りという形で引き取ります。

あくまで、「新しい車を購入する」という前提があっての下取りということを理解しておきましょう。

一般的にディーラー下取りの場合は「価格が安くなる」と思われがちですが、ディーラーとしては次の車を購入してもらえるため、新車の割引に近い形で下取り価格を高くする場合があります。

ただし、S2000のように特殊な車であれば販路が広い買取専門店のほうが高くなる可能性があるかもしれません。

一括査定に出す

今までは一般的な車を手放す方法として、買取専門店へ出向いて査定してもらうことが普通でした。

最近では車種の情報を登録するだけで、買取専門店数十社へ一度に見積もりを出してもらうことが出来るようになっています。

一見すると便利ですが、実際には一般的な買取専門店であれば車種によって買取相場を決めているため、どの買取店でも金額に大きな差が出ることはありません。

また、詳細な金額を知るためには、実際に依頼して査定をしてもらう必要があるため、手間もそれなりにかかり、想像している一括査定とは違ってくるでしょう。

S2000が得意な買取専門店に相談する

一番おすすめしたいのは「S2000を得意としている買取専門店」です。

S2000は一般的なファミリーカーではなく、年式も10年を越えているため、乗用車をメインとしている買取専門店では高額買取にはなりません。

S2000の価値を分かっている買取専門店であれば、下取りや乗用車メインの買取専門店よりも高額になる可能性があります。

S2000の買取専門ページはこちら

旧車王バナー旧車王バナー

まとめ

今回の記事では「S2000・部品の供給状況、再販」について解説してきました。

S2000は「供給年限」を過ぎている車種なので、部品供給は難しくなってくる頃です。

しかし、「20年目のマイナーチェンジ」や「パーツカタログの開示」などで、ホンダがS2000に乗り続けてもらいたいと考えていることが伝わってきます。

それでも純正部品は当時よりも値上がりしているものや、廃止になったものも出てきているため、「維持が厳しい」と考えるオーナーも多いでしょう。

もし、S2000を手放すのであれば、価値を十分に分かっている買取専門店がおすすめです。

旧車王では旧車やスポーツカーの買取を得意としている買取専門店なので、一度、無料査定を申し込んでみてはいかがでしょうか。

[ライター/旧車王編集部]

旧車の買取なら「旧車王」におまかせ!

長い時間を共にした愛車だからこそ、売却先にもこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けております。旧車に関する実績と知識なら、どこに負けない自信があります。また、ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する「二重査定」も一切ございません。誠実にお客さまのクルマと向き合い、適正に査定いたします。
全国どこでも無料で出張査定にうかがいますので、大事な愛車の売却先にお悩みの方はぜひ「旧車王」にご相談ください。

画像1 画像2
画像ギャラリー(全2枚)を見る

この記事をシェアする

旧車王ヒストリアは
旧車買取20年以上の旧車王
が運営しています

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して24年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日で全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

すぐ査定依頼が可能!

Web査定申込はこちら

まずは車について気軽に相談したい

LINEで売却相談する

関連する記事

S2000 AP1型の年間維持費は約56万!税金、車検代、整備費用まで解説

S2000 AP1型の年間維持費は約56万!税金、車検代、整備費用まで解説

旧車売買の豆知識 2024-08-01
S2000が高いリセールバリューを維持できている理由とは?高額査定のポイントも解説

S2000が高いリセールバリューを維持できている理由とは?高額査定のポイントも解説

旧車市場動向 2024-07-11
S2000が25年ルール解禁!今後値上がりする?最新相場情報も!

S2000が25年ルール解禁!今後値上がりする?最新相場情報も!

旧車市場動向 2024-06-21
S2000の価格高騰&値上がりはまだ続く?旧車買取専門店が相場推移を解説

S2000の価格高騰&値上がりはまだ続く?旧車買取専門店が相場推移を解説

旧車市場動向 2024-05-31
3人の主催者に聞いた!横浜赤レンガ倉庫『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~とは?』を初開催してみて

3人の主催者に聞いた!横浜赤レンガ倉庫『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~とは?』を初開催してみて

イベントレポート 2024-04-16
参加できるのは30代前半まで!愛車約100台が赤レンガ倉庫に集結『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~とは?(輸入車編)』

参加できるのは30代前半まで!愛車約100台が赤レンガ倉庫に集結『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~とは?(輸入車編)』

イベントレポート 2024-03-31
若きオーナーたちの愛車約100台が赤レンガ倉庫に集結!『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~とは?(国産車編)』

若きオーナーたちの愛車約100台が赤レンガ倉庫に集結!『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~とは?(国産車編)』

イベントレポート 2024-03-30
初開催『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~』を取材して思うこと

初開催『YOKOHAMA CAR SESSION ~若者たちのカーライフ~』を取材して思うこと

イベントレポート 2024-03-21

記事ランキング

1
固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

ライフスタイル 2023-09-14
2
MT車(マニュアル車)の運転方法とは?発進・停止・ギアチェンジ・坂道発進のコツを解説

MT車(マニュアル車)の運転方法とは?発進・停止・ギアチェンジ・坂道発進のコツを解説

旧車売買の豆知識 2024-10-08
3
車検ステッカーの貼り付け位置はどこ?間違えた場合の罰則も紹介

車検ステッカーの貼り付け位置はどこ?間違えた場合の罰則も紹介

旧車売買の豆知識 2024-02-02
4
車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

旧車メンテナンス 2023-10-18
5
ナンバープレートから個人情報は特定できる?特定できる情報を解説

ナンバープレートから個人情報は特定できる?特定できる情報を解説

旧車売買の豆知識 2024-10-08
6
MT車(マニュアル車)のギアチェンジのコツとは?変速方法について解説

MT車(マニュアル車)のギアチェンジのコツとは?変速方法について解説

旧車売買の豆知識 2024-04-19
7
車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

旧車売買の豆知識 2024-08-06
8
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

旧車市場動向 2024-11-21

カテゴリ一覧

# 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール # イベントレポート # ライフスタイル # 加藤久美子&博人の見識 # ドイツ現地レポ # ライター愛車レポート # タイレルP34を追え! # オーナーインタビュー # 名車&迷車烈伝 # マツド・デラックスの世界 # 海外現地レポ