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ブレーキは、速度を落としたり止まったりするための、クルマにとって欠かせない部品です。ブレーキの利きが悪いまま走行を続けると、停車できなくなり重大な事故に発展する可能性があります。リスクを最小限に抑えるために、ブレーキに不具合を感じたら早めに点検に出しましょう。
今回はブレーキが利きにくくなる原因や修理費用と期間、修理の依頼先について解説します。
クルマのブレーキが利きにくくなる原因
ブレーキが利きにくくなる原因はさまざまです。ここからは、ブレーキが利かなくなる原因について解説します。
ブレーキオイル(ブレーキフルード)の劣化
ブレーキオイル(ブレーキフルード)は、油圧式ブレーキの油圧を伝えるために使うオイルです。ブレーキペダルを踏んだ力を油圧に変換し、マスターシリンダーからブレーキキャリパーやホイールシリンダーに伝えることでクルマは停車しています。しかし、ブレーキオイルが劣化するとその性能が低下し、ブレーキの制動力が落ちてしまいます。そのため、ブレーキオイルは定期的に交換しておきましょう。
ブレーキキャリパーのトラブル
ブレーキのディスクローターを挟み込むキャリパーに不具合が発生すると、ブレーキが利かなくなります。ブレーキキャリパーは、油圧によってシリンダーが押し出され、ブレーキパッドをブレーキローターに押し付ける重要な役割を担っている部品です。ブレーキキャリパーに接続されているホースが劣化したり、シリンダーやピストンの動きが鈍くなったりすると、ブレーキが利かなくなります。そのため、キャリパーのトラブルでブレーキが機能しなくならないよう定期的に点検や部品交換をしておきましょう。
ブレーキパッドの残量不足
ブレーキキャリパーに取り付けられているブレーキパッドの残量が極端に不足していると、ブレーキの利きが悪くなります。ブレーキパッドは、ブレーキローターを挟み込む部品です。ブレーキパッドが摩耗して残量が少なくなると、ブレーキが利きにくくなったり、ブレーキペダルを踏み込んでも速度が落ちにくくなったりします。ブレーキペダルを深く踏み込まないとブレーキが利かない場合はパッドが減っている可能性が高いです。
クルマのブレーキの修理の依頼先
ブレーキの修理・点検・整備・調整は、ディーラー、整備工場、車検・点検や整備を行なっているカー用品店などで実施できます。ブレーキの利きが悪くなってきたり、ペダルを踏み込まないと利かない状態になってきたら一度点検を依頼して必要に応じて部品交換や修理をしてもらいましょう。
クルマのブレーキの修理費用
クルマのブレーキの修理費用は、交換部品や整備・調整する箇所によって異なります。ブレーキパッドの交換だけであれば、1万〜3万円程度で交換できるでしょう。ただし、あわせてキャリパーの部品交換や調整、ディスクローターの交換などをすると5万〜10万円以上の費用がかかります。
クルマのブレーキ修理にかかる期間
ブレーキの修理や点検・整備にかかる期間は、数時間から数日です。パッド交換だけであれば1時間以内に作業が終わるでしょう。しかし、キャリパーを外して点検やトラブルシューティングをしたり、ローターを交換したりする場合は、1日から数日かかる場合があります。ブレーキの修理や点検・整備を依頼するときは、どの程度の時間がかかるか確認しておきましょう。
クルマのブレーキの修理費用を抑える方法
アフターパーツを使用したり、整備工場に依頼したりすると、ブレーキの修理費用を抑えられる可能性が高いです。純正品を使って修理や点検をするディーラーや正規販売店の場合は、部品代や工賃が高くなるため修理費用が高額になりやすいです。一方、整備工場ではOEM品や社外品を使用するため、修理費用を抑えられる場合があります。OEM品や社外品のなかでも、各車種への適合が確認されている部品であれば品質の心配はありません。
クルマのブレーキ関連は定期的なメンテナンスが必要
ブレーキは、クルマの速度を落としたり止めたりする重要な部品です。言い換えれば、命に関わる重要な部品であるため、定期的な点検と部品交換は必ず実施しておきましょう。
また、ブレーキパッドやディスクローターなどを限界ギリギリまで使いたいという人もいるかもしれませんが、走行中に速度を落とせなくなったり止まれなかったりすると、追突したり他者を巻き込む事故に発展したりするかもしれません。
そのため、ブレーキ関連のパーツはギリギリまで使うのではなく、定期点検のときに磨耗の程度を見たうえで、早めに交換しておきましょう。
まとめ
安全にクルマを走らせるためには、ブレーキが正しく機能している必要があります。ブレーキトラブルによって事故を起こさないためにも、異常や異変を感じたときは早めに点検に出しましょう。
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