雨漏りと言えば、自宅で起きるイメージがある方は多いのではないでしょうか。実は車でも雨漏りが発生することがあります。雨漏りが発生すると運転が妨げられるため、大変危険です。また雨漏りを放置すると車の故障にもつながります。そのため、万一に備えて雨漏り対策をしておきましょう。
この記事では、雨漏りの原因や対策法など詳しく解説します。
車の雨漏りの原因
車の雨漏りは、車体にホースで水をかけたり、ガソリンスタンドの洗車機を利用したりすることで確認できます。確認をして雨漏りが発生していた場合、次の原因が考えられます。
・ボディの劣化
・強い衝撃を受けたことによる隙間の発生
・ウェザーストリップの劣化
・パッキンの劣化
それぞれ詳しく解説します。
ボディの劣化
車が劣化するのは、タイヤやバッテリーといったパーツだけではなく、ボディも少しずつ劣化していきます。特に事故をしたことのある車は、修理をしていたとしても修理部分が劣化しやすくなっています。そのため、雨漏りが発生したときはまずボディの劣化を疑いましょう。
修理後しばらく経過しているのであれば、修理部分が劣化することにより錆びが発生し、そこから雨漏りが発生します。また事故をしたことがない車でも、飛び石などの細かい傷で塗装が禿げてしまうことにより、その部分が錆びやすく雨漏りが発生することもあるでしょう。
強い衝撃を受けたことによる隙間の発生
事故などで強い衝撃を受けた箇所は隙間ができやすくなっています。一目でわかるほど大きく変形しているのであればすぐに隙間は発見できますが、小さな変形であればその時は見逃してしまうこともあります。
車を乗り続けることで隙間が大きくなり、雨漏りが発生します。ただし、事故を起こしたことのない車であれば他の原因が考えられるでしょう。
ウェザーストリップの劣化
ウェザーストリップの劣化により雨漏りが発生する場合があります。ウェザーストリップは車のドアや窓に使われているゴムパッキンの部品です。
ウェザーストリップが劣化することにより、ドアや窓に隙間ができて雨漏りが発生します。ウェザーストリップを交換したばかりの車でドアや窓部分から雨漏りが発生しているのであれば、施工不良の可能性も考えられるため、一度業者に確認してください。
パッキンの劣化
日頃頻繁に利用する車のドアや窓、トランクのゴムパッキンはどうしても劣化しやすいです。また、パッキンはフロントガラスやランプなどにも使用されています。そのため、運転席や助手席の前方から雨漏りするようであればフロントガラスのパッキンの劣化が考えられます。
車の雨漏りを放置するとどうなる?
運転できないほどの雨漏りであればすぐに修理を検討するでしょう。しかし、ほんのわずかな雨漏りや、後部座席やトランクなど普段使用しない場所の雨漏りであれば放置してもよいと考える方もいます。
車の雨漏りを放置するのは大変危険です。電気系統がショートし動かなくなってしまうことがあります。また、ショートにより火災や爆発が起こる可能性もゼロできません。
車の雨漏りの対策法
車の雨漏り対策には、定期的にメンテナンスを受けることと梅雨の前に点検を受けることが大切です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
定期的にメンテナンスを受ける
車の雨漏りを防ぐためにも、発生する前に対策しておくことは重要です。車検など必ず受けなければならない点検もありますが、雨漏りを対策するうえではもう少し短いスパンでメンテナンスを受けることをおすすめします。
特に事故などにより車に傷や歪みができてしまった場合は、修理後も定期的にメンテナンスを受けましょう。
梅雨の前に点検を受ける
車の雨漏りは、梅雨の時期に発生しやすいです。そのため、雨漏りを対策するためにも雨の多い時期の前に点検を受けましょう。これまで雨漏りが発生していなかった車も、断続的に雨が続くことにより、車体の劣化が進んでしまうことがあります。
車が雨漏りしたらどうしたらよい?
雨漏りは発生する前に対策することが大切ですが、万が一雨漏りが発生してしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。雨漏りの対処法は大きく分けて、自分で対処する方法と業者に依頼する方法の2点です。以下では、やり方やメリットなども詳しく解説いたします。
雨漏りしている箇所をふさぐ
雨漏りが発生したときに、業者に修理の依頼をしても即日対応してもらえないこともあります。そのため、通勤などで毎日車を利用する方であれば、自分で対処することを考えるでしょう。
雨漏りが発生している場所の特定ができ、なおかつ穴や傷が小さい場合はホームセンターやカー用品店で販売されているシリコンコーキングやシールなどで対処することが可能です。
また雨漏りによって発生する錆びを除去できる、錆び取り剤も市販で販売されています。しかし、自分ではきちんと対処できずに同じ箇所が再び雨漏りしてしまうなど、かえって手間がかかることもあり注意が必要です。
自分での対処は手軽で費用も安く済みますが、あくまで応急処置として考え、やはり業者に依頼する方が良いです。
業者に修理を依頼する
仕上がりを気にしないのであれば自分で対処することも可能ですが、綺麗に仕上げたいのであれば業者に依頼しましょう。
また、ウェザーストリップやパッキンなど部品交換が必要な場合も業者に依頼する必要があります。業者に修理を依頼すると自分で対処するよりも時間も費用もかかってしまうでしょう。
しかし、中途半端に自分で対処をしてしまうと業者の修理にかかる時間や費用が当初よりずっとかかってしまうこともあるため注意が必要です。かかりつけ医のように車のことを気軽に相談できる業者を見つけておくとよいでしょう。
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