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車をローンで購入する際は、基本的に保証人を求められることはありません。しかし、収入や勤続年数といった審査項目次第では、保証人が必要になります。今回は、車のローンを組むときに保証人が必要となる場合や、保証人を立てないための対処法などについて解説します。ローンで車を購入するときに保証人が必要となるのか気になっている方は参考にしてみてください。
車のローンで求められるのは連帯保証人
車をローンで購入するとき、保証人を求められることはほぼありません。ただし、場合によっては保証人を立てるよう求められます。
車のローンで求められる保証人は「連帯保証人」です。連帯保証人とは、ローンの返済義務がある債務者とほぼ同等の責任を負う保証人です。つまり、車を購入し所有していないものの、ローンの契約者である債務者と同じようにローンの責任を背負う人が連帯保証人となります。
もし、債務者の支払いが滞った場合、連帯保証人が債務者に代わってローンの支払いをしなければなりません。そのため、連帯保証人になってもらいたいとお願いされたときは、非常に重たい責任を負うことを理解しておく必要があります。なお、連帯保証人は保証人とは違い、債務者が問題なく返済をしていても、債権者から請求を受ければ代わりに返済しなければなりません。
ただし、実際には債務者が返済できない場合にのみ請求されることが一般的です。
車のローンに連帯保証人が不要なことも多い
車をローンで購入する場合は、連帯保証人が不要となるケースがほとんどです。例えば、高額な車であっても、車を担保としてローンを組む場合は連帯保証人が必要ありません。
また、ローンの種類を変えると連帯保証人が不要というケースもあります。そのため、連帯保証人が必要といわれても、ローン会社を変えると連帯保証人なしでローンを組めるケースも珍しくありません。
車のローンに連帯保証人が必要になるケース
車のローンを組むときに連帯保証人が必要となるケースは主に次の5つです。
購入者が未成年
未成年がローンで車を購入する場合は、連帯保証人が必要となります。また、成人していても学生の場合は保証人が必要です。そのため、本業が「学生」の場合は、ローンで車を購入するのを控える方がよいでしょう。
車の価格に対して収入が低い
車の価格に対して収入が低い場合は、連帯保証人が必要となることがあります。
車のローンは、年収200万円以上で利用できるといわれますが、年収が多くても借り入れる金額が大きい場合は連帯保証人が必要です。
収入が不安定
収入が不安定な場合は、連帯保証人を求められます。
契約社員、パート・アルバイト、自営業などの方は、ローンの審査で収入が安定していないと判断されてしまい、連帯保証人が必要となることがあります。
金融事故の履歴がある
過去に支払いの遅延や滞納などの金融事故があった場合、連帯保証人を求められることがあります。
金融事故がある場合は、一定の期間が経過するのを待つか、販売店の自社ローンを利用するなど、別の方法を検討する必要があります。
年収に占める借金の割合が高い
年収より借金の割合が高いと連帯保証人を求められます。
例えば、住宅ローンや学資ローンなど、車のローンとは別に何らかのローンの返済期間中に、車のローンを組もうとすると、年収より借金の割合が高くなり、連帯保証人を立てるよう求められます。
車のローンの連帯保証人は誰に頼めばいい?
連帯保証人は、誰でもなれるわけではありません。連帯保証人を頼める人の条件は次のとおりです。
・成人~65歳未満(年金受給者の場合は連帯保証人として認められないケースがあります)
・安定した収入がある人
・金融事故がない人
など
上記の条件を満たしていれば誰に頼んでも良いものの、債権者と同等の責任を負うため、一般的に親や配偶者などに連帯保証人になってもらうケースが多いようです。
連帯保証人を立てられないときの対処法
連帯保証人を立てられないときはどのようにしたらよいのでしょうか。
頭金を多く用意する
頭金を用意すると連帯保証人が不要になるケースがあります。頭金を入れると、借入金が少なくなり審査に通りやすくなります。
別のローンを利用する
別のローン会社で申し込むと連帯保証人が不要になることがあります。
一般的に金利が低い銀行のローンは審査が厳しく、ディーラーのローンは審査に通りやすいといわれています。そのため、ひとつのローン審査がダメだった場合、別のローン会社の審査を受けてみるとよいでしょう。
ただし、ローンの審査が厳しくない場合、金利が高いことがあります。そのため、別のローンを利用するときは、金利や利息がどのくらいなのかしっかり確認しておきましょう。
車種を変更する
車種やグレードを変更すると連帯保証人が不要になることがあります。
車種やグレードが変われば、借入金が少なくなり、ローンの審査に通りやすくなります。もし、ひとクラス上の車種や上級グレードの車で審査をしたときに連帯保証人が必要となった場合は、車種を変更したりグレードを変えたりすると連帯保証人が不要になることもあるようです。
オプションを外して価格を安くする
オプションを外して購入価格、つまり借入額を下げると連帯保証人が不要になるケースがあります。オプションは、必要なものを厳選して装着しましょう。
返済期間を長くする
返済期間を長くすると連帯保証人が不要になることがあります。ただし、返済期間を延ばすと利息が高くなることがあるため、月々の支払い金額だけに注目するのではなく、利息がいくらになるのか事前に確認しておきましょう。
他の借金を一括返済する
住宅ローンや学資ローンなど他の借金があると連帯保証人が必要となることがあります。そのため、他のローンを一括返済して、車のローンを組むと連帯保証人が不要になることがあります。
保証会社の利用を相談する
保証会社を利用すると連帯保証人が不要になります。ただし、保証会社を利用すると保証料がかかります。そのため、保証料がいくらになるのか契約前にしっかりと確認しましょう。
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