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車のローンの金利を減らすために借り換えを検討しているものの、お得なのかどうか疑問に感じている方もいるでしょう。現在利用しているローンから、より低金利なローンに借り換えることで、利息の支払総額を減額できます。この記事では車のローンを借り換えた場合のメリットやデメリット、手順や注意点などを解説します。
車のローンの借り換えとは
車のローンの借り換えとは、他のローンを利用して現在契約しているローン会社の残債を一括返済し、新たに契約した会社へ返済する方法です。なお、現在契約しているローン会社の残債の同額しか借入できません。低金利な金融機関に借り換えることで月々の返済額が減るため、利息分を負担に感じている方におすすめの方法です。
車のローンを借り換えるメリット
車のローンを借り換えると、月々の返済額を抑えられる、車の所有者を自分名義に変更できる、借り入れ先を一つにまとめられるといったメリットがあります。それぞれ詳しく解説します。
月々の返済額と総返済額が安くなる可能性がある
車のローンをディーラー系ローンから銀行系ローンに借り換えると、月々の返済額と返済総額が安くなる可能性があります。なぜならディーラー系ローンより、銀行系ローンの方が金利が低く設定されており、金利分の負担が減るからです。ディーラー系ローンは審査に通りやすく手続きが手軽にでき、さらには値引きを条件にすすめられるケースもあるため、利用している人も多いでしょう。ローンを負担に感じる場合は、銀行系ローンへの借り換えを検討してみてください。
借り入れ先を一つにできる
例えば高額な修理費用をローンで払っている場合、引き落とし口座がバラバラだと、資金の管理が煩雑になりがちです。事前にそれぞれの口座にお金を振り込んでおかなくてはなりません。しかし、借り換えによって一つにまとめれば手間なく返済状況を確認できるでしょう。
車のローンを借り換えるデメリット
車のローンを借り換えるメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。それぞれ詳しく解説します。
手続きに手間がかかる
車のローンを借り換えると、審査の手続きや必要書類を揃える必要があるため、手間がかかります。郵送の場合は約3週間、Webから申し込んでも約1週間かかるため、すぐに借り換えられないことも把握しておきましょう。
利息計算を誤ると返って高くなる恐れがある
利息計算を誤ると、返済総額が返って高くなる恐れがあります。なぜなら車のローンを借り換えるには、以下のような経費が発生し、節約できる分より高いと返って損をしてしまうからです。
・事務手数料
・印紙代
・繰上げ返済手数料
・解約するための違約金
・保証料
借り換えの際に発生する経費は、ローン会社によって異なるため、「経費はいくら支払うのか」「どのくらい返済総額を減らせるのか」を事前に確認しておきましょう。
車のローン借り換え時に必要な書類
車のローンの借り換え時には、下記の書類が必要です。
・本人確認書類(運転免許証、個人番号カードなど)
・健康保険証
・所得を確認できる書類(源泉徴収票、住民税決定通知書など)
・資金用途を確認できる書類(利用中のローンの返済明細表など)
・返済用預金通帳
・借り換え額がわかる書類(残高一括支払い明細書、残高照会回答書など)
・総合口座通帳、届出印
・車検証の写し
金融機関によって異なる場合もあるため、事前に確認しておくと安心でしょう。
車のローンを借り換える手順
次に、借り換えの手順を紹介します。事前に流れを把握しておくとスムーズに手続きできるでしょう。
①申し込み
来店して申し込むローンと、Webから申し込み可能なローンの2種類があります。事前に方法を確認したうえで手続きしましょう。申し込み時には、氏名、住所、年収、借り入れ希望額(ローン残債額)、車以外のローンの借り入れ額などの情報を入力します。
②仮審査→本審査
当日中に簡易的な仮審査が行われ、問題なく通過した後に本審査が実施されます。提出書類は本審査で使用されます。金融機関の窓口への提出か郵送、オンラインで送る場合も。結果が出るまでの期間は1〜2週間程度です。
③融資の実行
審査完了後、現在借りているローンの一括返済を申し込みます。ローン会社に一括返済したい旨を連絡しましょう。振込先と正式な返済額を教えてもらったら、借り換え先の金融機関にその情報を伝えます。
④返済の開始
借り換え完了後、借り換え先の金融機関への返済が始まります。返済日が変わって引き落としのタイミングがズレる可能性もあるため注意しましょう。
車のローンの借り換えの注意点
車のローンを借り換える際にいくつかの注意点があります。それぞれ事前に把握しておきましょう。
借り換え審査に通過できるとは限らない
借り換え時に注意したいのは、必ずしもローンの審査に通過できるとは限らないという点です。例えば、ディーラー系ローンは、他社に比べて高金利なために一般的には審査に通りやすいといわれています。低金利な銀行系ローンに借り換える場合、年収や勤続年数、信用情報などを厳しく審査されることも把握しておきましょう。
残価設定ローンには特に要注意
現在残価設定ローンで借り入れている方は、特に注意して手続きしなければなりません。
残価設定ローンとは、販売価格から数年後の車の下取り価格(残価)を引いた金額を分割で支払う方法です。借り換え時には残価分も含めて借り換えなければならず、月々の返済額が高くなるかもしれません。損にならないかを事前に確認したうえで手続きを行いましょう。
ローン借り換え以外で残債を返済する方法
あくまで残債の返済を目的に借り換えを検討している、車自体は手放してもよいという方は、中古車買取業者に買取ってもらうというのも一つの方法です。買取金額が残債を上回っていれば、一括返済にあてられます。
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