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大切にしている車の塗装が剥がれてしまったら大きなショックを受けますよね。うっかり擦ってしまったり、ぶつけてしまったりと原因はさまざまですが、塗装が剥がれていると意外と目立ってしまうため、すぐに直したい!と思う人が多いことでしょう。しかし、車の塗装剥がれは自分で修理できるものなのでしょうか?それとも、専門業者に依頼するほうがいいのでしょうか?また、その場合、どこに依頼すればいいのでしょうか?
この記事では、車の塗装剥がれについて、修理方法や専門業者、費用などについて詳しく解説します。
車の塗装剥がれの修理の依頼先と費用相場
車の塗装剥がれの修理の依頼先は、ディーラー、カーショップ、板金業者の3つです。それぞれの特徴や料金などについて詳しくみていきましょう。
ディーラー
ディーラーの修理料金は高めに設定されているものの、塗装の仕上がりはよいでしょう。
ディーラーの主な仕事は自動車を売ることでありアフターケアやメンテナンスなどはサービスの一環で請け負っています。そのため、ディーラーは契約している板金工場に修理を依頼します。中間マージンがかかるため、修理費が高くなるものの、ディーラーが定める基準をクリアした腕の確かな工場で修理してもらえます。金額が高くなっても手間をかけたくない人におすすめです。
料金相場は、バンパーの部分塗装費で3万円〜6万円、バンパー全体は5万円〜1万円です。
カーショップ
カーショップの多くは修理施設を併設しており、当日中に対応できる場合もあります。さらには、ディーラーや板金業者と比べて料金が安価な傾向があることもメリットです。
料金相場は、バンパーの部分塗装費で1万5,000円〜4万円、バンパー全体で3万5,000円〜7万円です。
板金業者
板金業者はカーショップよりも安価で修理可能な場合もありますが、塗装の仕上がりは板金屋の腕に左右されてしまうデメリットがあります。
ディーラーより料金が安い理由は中間マージンを取られないためですが、修理依頼する前に腕のいい板金業者を探す必要があります。1件だけでなく何件からも見積もりをもらったり、ネットの口コミなどで調べることをおすすめします。
なお、代車の貸し出しが可能かどうかは板金業者によって異なるため、事前に確認する必要があります。時間と手間はかかってしまうが、とにかく修理費を節約したいという方におすすめです。
料金相場は、バンパーの部分塗装費で1万円〜3万円、バンパー全体で2万5,000円〜5万円です。
車の塗装剥がれを自分で修理できるかどうかの判断基準
車の塗装修理には数万円以上の費用がかかる傾向があるため、多少の塗装剥がれなら自分で修理したいと考える方も多いでしょう。しかし、板金塗装は難しく、傷の程度や塗装の剥がれ具合によっては素人では修理できません。
飛び石で傷が付いた程度なら自分で修理できる可能性があります。
もし、クリア層より下のカラー層が剥がれてしまった場合は、ディーラーやカーショップ、または板金業者に依頼することをおすすめします。
車の塗装剥がれを自分で修理する方法
車の塗装剥がれを自分で修理修理する場合は、ダッチペン、マスキングテープ、サンドペーパー、スプレー、ローラーなどを使用します。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
タッチペン
細い傷や小さな傷であれば、タッチペンを使って補修できます。修理に取りかかる前に、タッチペン、マスキングテープ、耐水サンドペーパー、コンパウンド、清潔な布を用意してください。全部揃えても3,000円程度の出費で済むでしょう。ただし、タッチペンを使うと周りとの差が目立つ恐れもあるため、慎重な判断が必要です。
スプレー
大きな傷や塗装剥がれがある場合に向いているのがスプレーです。スプレーをする前にきちんと車体の汚れを落としておくことが大切です。そうしないと、色ムラができてしまったりブツブツができてしまったりします。スプレーの購入先はカーショップです。
ローラー・刷毛
スプレーと同様に大きな傷や広範囲の補修に向いているのがローラーと刷毛です。壁紙を塗っているのと同じ感覚で塗装できます。ただし、きれいに仕上げることが困難です。ローラーや刷毛で塗装すると、塗装剥がれがかえって目立つこともあります。
車の塗装剥がれを放置する問題点
車の塗装剥がれを放置すると、塗装が剥がれた部分から水分や汚れが侵入し、他の部分の塗装も剥がる恐れがあります。さらには錆などによって剥がれた部分がダメージを負い、最悪の場合はボディに穴が開いてしまいます。
大きなダメージを受けたボディはパーツ交換や板金が必要になるため、多額の修理費用がかかるでしょう。
また、車を下取りに出す際も査定のマイナス要因になります。
車の塗装剥がれの原因
車の塗装剥がれの主な原因は、傷、紫外線、汚れ、水滴の4つです。野外を走る車は当然ながら日光を浴びるため、紫外線の影響で塗装面が剥がれていきます。また、雨の日には水滴が付着し、水分が蒸発すると水に含まれる汚れのみが残るシミのようなイオンデポジットができます。このまま放置すると塗装を凹ませ、ウォータースポットと呼ばれる状態になってしまいます。
車の塗装剥がれを防ぐ方法
屋根付きガレージを所持しているのであれば、そこに駐車するだけで塗装剥がれを防げるでしょう。
屋根のない駐車場に停める場合は、ボディカバーをかけることによって紫外線、水滴、汚れがつかなくなるため、塗装を保護できます。しかし、それだけでは不十分なため、カーコーティングを行うことをおすすめします。カーコーティングをすることによって、コーティング被膜が塗装を保護し、劣化しにくくなるばかりではなく、汚れがついても落としやすくなります。
下回りの錆を防止するために、アンダーコートなどの施工をする方は多いかもしれませんが、鉄は一旦錆びてしまうと部品の強度にも影響を与えてしまうため、塗装剥がれによるボディのサビも防止することが大切です。
まとめ
車の塗装剥がれは、屋根付きガレージに駐車したり、ボディカバーをかけることによって防ぐことができます。しかし、100%防止できるわけではありません。もし、車の塗装が剥がれてしまった場合は状態を確認し、自分で修理ができない場合にはディーラー、カーショップ、板金業者から的確な専門業者を選び、修理を依頼しましょう。塗装が剥がれたまま放置してしまうとあとからさまざまなトラブルが発生してしまうため、迅速な判断と行動が大切です。
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