契約後に減額される中古車売買トラブル「二重査定」とは?定義や対策について解説

目次
1.二重査定とは 2.二重査定の問題点 3.二重査定が起きる原因 4.二重査定をしない業者の選び方 5.二重査定があったときの対処法 6.旧車王は絶対に二重査定いたしません

中古車の売買をするときに多いトラブルのひとつに「二重査定」があります。二重査定とは、車の売却契約・車両の引き渡し後に再査定し、キズやへこみ、修復歴が見つかったなどの理由により、買取価格の減額を求められることです。今回は、二重査定について詳しく解説します。また、二重査定がどのような理由で起きるのか、トラブルにならないための対策も説明しますので、車の売買契約をするときの参考にしてみてください。

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二重査定とは

二重査定とは、買取契約をして車両を引き渡した後に、買取業者が再度査定をし、キズやへこみ、修復歴などの欠陥が見つかったとして買取額の減額を求めることです。

二重査定により減額の連絡を受けた売主(ユーザー側)は、「再度価格交渉をする」、「売買契約をキャンセルする」、「減額を受け入れる」のいずれかの選択を迫られます。

買取額の減額に納得ができず、売買契約をキャンセルしようとした際、法外なキャンセル料を請求してくる業者もいるようです。そのため、二重査定によるトラブルは絶えず、中古車の売買において大きな問題となっています。

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二重査定の問題点

二重査定の問題点は、「買取金額が低くなる」や「実際の車の価値よりも低評価になる」などです。ここからは、二重査定の問題点について詳しく解説します。

想定していた金額よりも低くなる恐れがある

二重査定により減額されると、当初の査定評価額や想定していた買取金額よりも、低い価格で車が買い取られてしまう恐れがあります。売却額を新しい車の購入やローン残債の相殺に充てようとしていた場合、予定が変わってしまうことがあります。

実際の価値よりも低い金額をつけられる場合がある

二重査定により本来の車の価値より低い評価になることがあります。悪質な買取業者の場合、売手が実車確認できないことを利用して、正当な理由なく市場価値や一般的な相場よりも低い金額を提示してくることもあるようです。

二重査定が起きる原因

二重査定が起きてしまうのには、どのような理由があるのでしょうか。ここからは、中古車売買で多いトラブルの二重査定の原因を解説します。

持ち主が嘘をついた

持ち主である売手側が嘘をついていた場合に、二重査定で減額されることがあります。これは、瑕疵担保責任を問われるケースです。

瑕疵担保責任とは、キズや修復歴などの欠点があるものを売った場合に負う責任です。例えば、事故を起こしてフレームを直したのにもかかわらず、修復歴がないと申告して売却し、再度査定したとき減額されるといったケースです。この場合は、売手側に責任があるため、減額を受け入れるか、契約をキャンセルするしかないでしょう。

少しでも高く評価されるように、キズや修復歴などを隠したくなるかもしれませんが、買取業者の査定士は毎日のように車を査定しているプロです。嘘をついてもバレてしまうため、事故の修理や修復歴は正直に申告をしましょう。

細部の故障を発見した

細部の故障が見つかった場合、減額される可能性があります。売却契約をして車両を引き渡した後、買取業者が再度査定をしたとき、エンジンや電装品などに故障が見つかり、減額をしてくる場合があります。しかし、故障の発見は査定士の見落としであるため、売主(ユーザー)側の責任ではないといえるでしょう。

査定士の判断ミス

査定士の評価判断ミスにより、減額を要求してくる場合があります。この場合は、売主(ユーザー)側の責任ではないため、減額に応じる必要はないでしょう。

悪徳業者による故意

悪質な買取業者は、故意に減額を要求してくる場合があります。買取契約をして車両を引き渡した後に「再度査定をしたら欠陥が見つかった」と減額の連絡をしてくる業者もいるようです。正当な理由がなく減額してきたり、買取業者側のミスにより買取金額を下げたりする場合には、悪徳業者である可能性が高いでしょう。

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二重査定をしない業者の選び方

二重査定によるトラブルを防ぐためには、業者の信頼性を見極める必要があります。どのような業者に買取を依頼すべきなのでしょうか。ここからは、二重査定を防ぐための業者の選び方について解説します。

二重査定をしないことを明言している業者を選ぶ

「正当な理由なく二重査定による減額をしない」と明言している業者を選びましょう。また、一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)や日本自動車流通研究所(JADRI)などに加盟している業者がおすすめです。これらの第三者機関に加盟している業者は、正当でクリーンな取引をしています。

買取実績が豊富で担当者が信頼できる業者を選ぶ

買取実績や査定経験が豊富な業者を見極めることが大切です。査定件数が多く、買取実績が豊富であれば、適正な車の評価をしてもらえるでしょう。買取業者を選ぶときは、実績を公開していたり、口コミ評価が高いところに査定依頼することをおすすめします。

二重査定があったときの対処法

二重査定の連絡を受けたときには、評価が下がる理由を説明してもらうことが大切です。明確な理由がある場合には、納得するまで価格の再交渉をするとよいでしょう。しかし、正当な理由がなく減額してくる場合には、買取契約をキャンセルしたり、消費者生活センターに相談したりすることをおすすめします。ここからは、二重査定によって減額の連絡を受けたときの対処法を解説します。

キャンセルする

二重査定の連絡があったときは、契約をキャンセルできる場合があります。ただし、契約をキャンセルするためには、「売主側の瑕疵担保責任がないこと」が前提です。

また、買取業者が査定時の見落としや評価ミスなどを売主の責任に転嫁した場合、消費者契約法第10条「消費者の利益を一方的に害する条項の無効」に該当するケースが多いため、契約をキャンセルできる可能性があります。

買取業者によっては、キャンセルの際に法外なキャンセル料を請求してくることもあるようです。キャンセル料に疑問を感じたときには、JPUC自動車売却消費者相談室や消費者生活センターなどに相談しましょう。

再交渉する

減額に正当な理由がある場合には、買取額の再交渉をしてもよいでしょう。交渉した結果、金額に納得できない場合には、契約のキャンセルをしたり、JPUC自動車売却消費者相談室や消費者生活センターなどに相談したりすることをおすすめします。

消費者生活センターに相談する

正当な二重査定かどうかわからない場合には、消費者生活センターやJPUC自動車売却消費者相談室に相談しましょう。消費者生活センターでは、消費生活全般の苦情や問合せなどを受け付け、専門の相談員が相談にのってくれます。JPUC自動車売却消費者相談室では、自動車の買取に関する困りごとや相談、意見に相談員が対応してくれます。

それぞれの問い合わせ先は次のとおりです。

・消費者生活センター(消費者ホットライン):118(局番なし)
・JPUC自動車売却消費者相談室:0120-93-4595(平日9:00~17:00)

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旧車王は絶対に二重査定いたしません

私たち「旧車王」は20年以上にわたって古いクルマを専門に買取サービスを展開しています。数十年前の輸入車からバブル期に人気を博したスポーツカー、さらには大型のバンまでさまざまなクルマを買い取ってきました。

旧車王は「二重査定一切なし」を約束として掲げております。何かと理由をつけて契約後に減額交渉を持ちかける業者がまだまだ多いなかで、私たちは後から見つかった事故歴(修復歴)や故障に対して、絶対にお客様に責任を問いません。

そもそも私たちは、一度の査定で正確にクルマの状態を隅々まで把握し、正確に価格をお出しする自信をもっています。長年培ったクルマの知識と査定の技術が何よりの強み。豊富な経験を活かして、どんなクルマも一度で価値を見極めます。万が一にも後から不具合が発覚した場合は、一度の査定で状態を確かめられなかった私たちに責任があります。

安心して大事なおクルマを売却したいという方は、ぜひ旧車王までご依頼ください。長年あなたが愛車とともにした時間と愛情もふまえて、丁寧に隅々まで「鑑定」いたします。

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