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車が故障したりキズついたりしたときは、まず修理の見積もりを取ろうと考える方が多いのではないでしょうか。
保険が適用できれば見積もりは必要ないと考えてしまうかもしれませんが、見積もりをしないことで思わぬ出費を強いられることがあるため注意しなければなりません。この記事では、車の修理の見積もりの必要性や注意点などについて詳しく解説します。
車の修理の際に見積もりを取った方がよい理由
車の修理をする際、見積もりをとった方がよい理由はさまざまですが、不正請求や不当な修理を防ぐために見積もりは必ずとった方がよいでしょう。
もし、見積もりをとらないまま修理を始めてしまうと、必要のない修理をされたり、修理代を水増し請求をされたりする可能性があります。このような不必要な修理や出費を防ぐためにも、見積もりをとってから修理を始めるようにしましょう。
車の修理の見積もりに費用はかかる?
車の修理の見積もりの費用は、有料の場合がほとんどです。業者によっては無料で修理見積もりをしてくれます。ただし、無料見積もりは車の修理箇所や不具合の症状を写真で見たり話を聞いたりして、概算を出したものであることがほとんどです。
そのため、最初は無料の概算見積りを依頼し、信頼できる業者を見極めたうえで本格的な見積りを依頼し、車の修理の依頼先を選ぶことが大切です。
近年の車は、構造やメカニズムが進化しているだけでなく、コンピュータやセンサー・レーダーなどの精密機器が搭載されていることが多く、たった1箇所の修理であっても、さまざまな部品を取り外し、修理した後に取り付けて調整をしなければなりません。
このように修理の過程が増えており、見積りの際にも部品の取り外しやトラブルシューティングをしてから部品の取り付けをする手順となるため、見積り費用が発生するのです。
車の修理の依頼先
車の修理の依頼先には、民間整備工場やカー用品店、ディーラー・販売店などがあります。ここからは、それぞれの修理依頼先の特徴を紹介します。
民間工場
民間工場は、車の整備や修理を主な業務としている民間業者であるため、車の修理を得意としているケースが多いです。
ただし、整備や修理の質・技術については、在籍している整備士次第となります。そのため、必ずしも民間工場が信頼できるとは断言できません。
信頼できる工場か見極める方法は、過去の修理や整備の実績、業務に使う車(タクシーやバスなど)の取り扱いをしているか、国産車・輸入車・旧車・新型車などあらゆるメーカー・車種・年代の車を取り扱っているかなどを見て、総合的に判断する必要があるでしょう。
修理設備があるカー用品店
修理設備があるカー用品店であれば車の修理を依頼できる場合があります。
ただし、修理に必要な設備が揃っていない場合は、修理を受け付けてくれないこともあるため、事前に修理が可能かどうか確認する必要があります。
ディーラー
ディーラーでは、取り扱っているメーカー・車種の修理を受け付けてくれるケースがほとんどです。また、メーカーの看板を背負っているため、信頼性の高い専門的な修理や整備を受けられるのもディーラーの特徴といえるでしょう。ただし、民間工場やカー用品店より、費用が高くなるケースが多いです。
車の修理の見積もりは複数業者から取った方がいい?
車の修理の見積りは、複数の業者からとった方がよいでしょう。
民間工場では、店舗ごとに修理費用が異なるケースがあります。また、カー用品店では、店舗ごとの整備や修理の基本料金はほぼ同じであるものの、業者ごとに料金が異なる場合があります。
ディーラーは、直営店、販売会社が運営するディーラー、サブディーラーなど、運営形態により修理費用が異なることがあるため、同じ看板のディーラーでも運営会社別で見積りをとるとよいでしょう。
車の修理の見積もりにかかる時間
車の修理の見積りには、ある程度の時間がかかります。
外観のキズや損傷であれば、どの業者であっても概算見積りの時間に大差はないでしょう。しかし、車の内部の修理の場合は、部品の取り外し、トラブルシューティングをして、部品の取り付けという手順で見積りを算出しなければなりません。
そのため、車の修理箇所によって見積りの時間が異なります。
場合によっては、2〜3日車を預けて徹底的に調べることもあるため、車を持ち込む際に見積りにどのくらいの時間がかかるか聞いておきましょう。
車の修理の見積もりで見るべきポイント
車の修理見積もりで見ておくべきポイントは次のとおりです。見積もりをとるときは忘れずにチェックしておきましょう。
費用の内訳が書かれているか
修理費用の内訳が明記されているか確認しましょう。
車の修理には、部品を直す方法だけでなく、部品の交換が必要になる場合もあります。
そのため、見積もりをとったときは、修理にかかる費用の内訳が明確になっているか確認しましょう。また、専門的な用語で書かれている場合には、その品目がどのようなパーツで、どのような不具合がおきていて、なぜ修理または部品交換が必要なのかしっかり確認してください。
相場とかけ離れていないか
修理費用には、ある程度の相場があります。
一般的な相場とかけはなれた修理費用が提示された場合は、費用を水増しされている可能性が高いでしょう。ただし、相場を調べるのは時間がかかるため、一旦持ち帰って検討する旨を伝え、見積もりを持ち帰って相場とかけはなれていないか確認してください。
営業がしつこくないか
見積もりをとったときに、しつこい営業をされた場合も注意しましょう。
しつこく営業してくる業者は、他社と比較されたくないという理由から、その日に修理をする約束を取ろうとします。しつこい営業をされたときは、「時間がない」や「改めて連絡する」などの理由で、一旦持ち帰るようにしましょう。
見積もりを持ち帰って、落ち着いた状況で考えてから修理を依頼した方が、納得できる修理ができます。また、しつこい営業は、きっぱりと断りましょう。
見積もりと実際の金額に差が生じるケース
車の修理が終わり、納車して清算する段階になったとき、修理見積りにはなかった追加修理をされていることがあります。
これは、見積りの段階ではわからなかったトラブルや不具合が発生したときに起きやすいです。修理依頼をして、追加修理が必要になったときは、追加分の見積りと納期への影響を連絡してもらいましょう。
もし、追加修理をしなければ走行や安全性に影響するのであれば、追加修理もあわせて実施しておくことをおすすめします。
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