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エンジンやヘッドライト、オーディオなど、車には電気を使う部品が数多く搭載されています。バッテリーが上がってしまうと、こうした電装品が使えなくなり車を動かせなくなります。それでは、どのような理由で車のバッテリー上がりが起こってしまうのでしょうか。今回は、バッテリーが上がる理由や上がらないようにする対策などについて解説します。
車のバッテリー上がりの原因と対策
車のバッテリーが上がってしまう原因はさまざまです。まずはバッテリー上がりの原因や対策について紹介します。
エアコンやライトなどの過度な使用
エアコン、ヘッドライト・ルームランプ、ナビ・オーディオなどの電装品の電力使用量がバッテリーに蓄積された電気量を上回ると、バッテリーが上がります。
電装品を過度に使用しないためにも、車から降りるときは、エアコン、ライト類、ナビ・オーディオなどをオフにしましょう。
走行距離が短い
1回の走行距離が短いとバッテリーが上がる可能性が高くなります。
車のバッテリーはエンジンが動くことで発電するため、走行距離が短いと使用量より発電量が少なくなり、バッテリーが上がってしまいます。日頃の運転で短距離走行が多い場合は、週1回以上は1時間ほど運転し続けるようにしましょう。
しばらく車に乗っていない
しばらく車に乗っていないと、バッテリーが上がる可能性が高くなります。
前述のとおり、エンジンが回る力によってバッテリーは蓄電します。車を動かさないと充電されないだけでなく、自然放電によってバッテリーが徐々に減ってバッテリーが上がってしまうのです。
車を動かさない日が続いた場合は、しばらく走行してバッテリーを充電しましょう。
バッテリーが劣化している
バッテリーそのものが劣化することによって、バッテリーが上がる場合があります。バッテリーは、充放電を繰り返すうちに劣化が進み、充電や放電の性能が低下します。
バッテリーの寿命の目安は3年前後であるため、前回の交換から3年程度経過したらバッテリーの性能をチェックし、必要に応じて交換しましょう。費用がかかるからといって劣化したまま使用し続けると、バッテリーが上がって車が動かなくなることもあります。そうなるとロードサービスを利用することになり、余計に費用がかかる可能性もあるため、バッテリーは適切な頻度で交換しましょう。
車のバッテリーが上がったときの対処法
バッテリー上がりの原因と対策について解説しましたが、突然起きてしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか。バッテリー上がりの対処法を紹介します。
ジャンプスターターを使う
バッテリーが上がったときに、ジャンプスターターを使ってエンジンをかけるという方法があります。
ジャンプスターターとは、車用のポータブルバッテリーを使って電力を供給し、エンジン始動を手助けする機器のことです。カー用品店や通販サイトなどで購入できます。車に乗る頻度が低く、バッテリー上がりが心配な場合は、ジャンプスターターを用意しておくとよいでしょう。
他の車から電力を供給する
他の車から電力を供給してもらってエンジンをかけるのも手段の1つです。
ただし、車によっては他の車に電力を供給したり電力を受けたりできないため、取扱説明書で確認してから行うようにしてください。
バッテリーを充電する
車のバッテリーを充電するのも対処法の1つです。ただし、車のバッテリーを充電するための装置が必要です。取扱説明書をよく読み、適切な方法で充電しましょう。
ロードサービスに依頼する
ロードサービスを手配してエンジンを動かしてもらったり、整備工場やディーラーなどに車を運んでもらったりするのも方法の1つです。
バッテリー上がりによって車が停止した場所や車の状態によっては、ジャンプスターターを使用したり、他の車を使うことができなかったりします。このようなときは、ロードサービスに依頼して対応してもらいましょう。
車のバッテリーが上がったときの修理・交換費用
車のバッテリーが上がってしまうと、充電性能が落ちたり、バッテリーが劣化したりするなどの症状が現れます。バッテリーが上がってしまったときは、応急処置だけでなく、その後も使い続けることができるかディーラーや整備工場などで点検してください。
バッテリーの症状によって点検や修理の費用は異なります。主な修理費用は次のとおりです。
・バッテリーの充電:数千円前後
・バッテリーの交換:数千円〜数万円(アイドリングストップ対応バッテリーは割高になる可能性が高い)
・バッテリー液の補充:数千円程度
※料金は依頼する整備工場やディーラー、バッテリーの種類や修理内容などによって異なります。
車のバッテリーが上がったときのNG行為
車のバッテリーが上がると、焦ってしまい何度もエンジンをかけたり、バッテリー本体のケーブルを触ったり抜いたりしてしまうことがあるでしょう。そのような行動は事態の悪化を招く可能性があります。バッテリーが上がってしまったときのNG行動について解説します。
エンジンを何度もかける
何度もエンジンをかけようとすると、残りわずかなバッテリーの電力を消費してしまいます。エンジン始動を何度もトライしたくなるかと思いますが、バッテリーに必要以上の負荷をかけないためにも、少し時間をおいてから再度エンジンをかけるようにしてください。
もし、時間をおいてもエンジンがかからないときは、バッテリーを充電したり、ジャンプスターターを使ってエンジンをかけたりしましょう。
放置する
バッテリーが上がっているときにそのまま放置するのはやめましょう。放置すると劣化が進み、バッテリーの性能が下がってしまいます。
むやみにバッテリー周りを触る
バッテリーが上がっているときにその周辺を触るのはやめましょう。
バッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなっても、バッテリーにはわずかに電力が残っている場合があります。むやみにバッテリーやその周辺を触ると感電する可能性があるため、取り扱いがわからないときはロードサービスを呼んだり、整備士に出張整備してもらいましょう。
車のバッテリー上がりは自然回復しない
車のバッテリーは、身の回りにある充電機器と同じように、充電しなければ機能しません。自然に充電されたり、機能が回復することはないため、定期的に車を動かしてバッテリーが上がらないようにしましょう。
まとめ
車のバッテリーは、車を動かしたり、ライトやオーディオなどの電装品を動かすために必要な部品です。バッテリーが上がって車が動かなくなってしまうことがないようにするためにも、定期的に車を動かし、バッテリーを充電しましょう。
また、バッテリーが上がってしまったときは、無理に再始動させたり、バッテリーに触れたりしないよう注意してください。取り扱い方がわからないときは、ロードサービスや出張整備を依頼しましょう。
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