国内外を問わず絶版車の人気が高まっています。絶版車の新車は手に入らないため、走行距離が短かったりメンテナンスが行われていたりする車の価値が高騰しています。絶版車とは何か、その魅力と特徴、購入方法なども合わせて解説します。絶版者をお持ちの方やこれから購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
絶版車とは
絶版車とはメーカーでの生産・販売が終了した車両のことです。アフターサービスそのものも終了している場合もあります。さらに市場での流通数も極めて少なくなっている車両のことを意味します。
絶版車が人気の理由
現在の車にはないノスタルジーに愛着を持っているユーザーが希少な絶版車に情熱をかけています。また、車のメンテナンスや改造に手間暇をかけることが趣味のユーザーや、絶版車になる以前から憧れを抱いているユーザーが大勢います。その中から特に注目されていることをご紹介しましょう。
プレミアム感がある
絶版車の魅力は価格以上の存在感があることです。数ある車の中でも当時大きな話題を呼んだ車が現在希少となりプレミアム価格がついています。
スポーツカーブーム
1960年~1970年を中心にレーシングカーとして活躍したクラシックカーと、1980年~1990年に人気を博したネオクラシックカーと呼ばれている国産スポーツカーがブームとなっています。
コレクションしたい
希少な車であるからこそ手にしたい、車の存在が自身のアイデンティティであると思うユーザーは、絶版車をコレクトすることを強く望む傾向があります。特にクラシカルで他にはないデザインを好む人が多いでしょう。
人気の絶版車の特徴
続いて絶版車として人気が出る特徴をご紹介します。
状態が良好
絶版車として特に重要視されるのがメンテナンスの状態です。外装や内装などオリジナルの状態が良好に維持されている車両は、価値がより高くなり人気が出ます。その上できちんと走れるコンディションにあることが重要です。一番要となるのは数少ないオリジナルパーツをどのように手に入れるかにかかっています。主な入手先は旧車や絶版車が集まるイベントなどで物々交換を行ったり、ネットで落札するなどの方法があります。また大手ディーラーでは絶版車の復刻部品を取り扱っています。
流通数が少ない
国内において極めて流通数が少ない絶版車は、非常にレアリティが高く注目の的です。旧車イベントなどでは、人だかりができるほど珍しい車があります。普段見る事ができない絶版車ならではの魅力です。また絶版車のオーナー同士で交流する機会もあり、新たな出会いがあるのも流通数の少ない絶版車の特徴です。
馬力があるスポーツカー
人気のある絶版車の中でも車の性能が飛びぬけて良いスポーツカーの存在があります。特に注目されるのはエンジン性能と走行性能です。最高出力や最大トルク、足回りの良さなどが評価されます。その魅力は数十年経過しても変わることがなく続いています。その中にはコミックスなどのメディアで取り上げられてカルト的な人気を博したモデルなどがあります。
人気のある絶版車7選
絶版車の中から厳選して人気のある国産車7台をご紹介します。絶版車の購入を検討されている方や特徴を知りたい方はぜひ参考にしてください。
AE86
トヨタ自動車が1983年に発売したカローラレビンとスプリンタートレノはFRスポーツクーペです。1600cc4A₋GEU型エンジンは出力130馬力をマークし、1500cc3A‐Uエンジンは83馬力となっています。エンジンや足回りのチューニングのしやすさ、応答性の高い走行性能で一躍人気となりました。
アルテッツァ(RS200)
トヨタ自動車から1998年に発売されたスポーツセダンです。直列4気筒6速マニュアルを採用しています。FRの操縦特性を求めるスポーツ愛好家の間で人気となりました。
3S‐GE型エンジンは出力210馬力をマークします。(AT車は200馬力)
スカイラインGT₋R(BNR34)
5代目スカイラインとして1999年に発売された2ドアクーペです。大幅なボディ剛性を施し、フロント、サイド、リヤのすべてにエアロパーツを装備しました。直列6気筒ツインターボ付きRB26DRTT型エンジンを搭載し、最高出力は280馬力を発揮します。
RX₋7(FD3S)
マツダから3代目として1991年に発売されたスポーツクーペです。サバンナの名称を外し、アンフィニ・ブランドとなりました。シーケンシャルターボ付き2ローターの13B型ロータリーエンジンを搭載しています。最高出力は255馬力です。
コロナ(RT40系)
トヨタ自動車から1964年に3代目コロナとして発売されました。1代目、2代目から得た製造技術をふんだんに詰め込み、ユーザーの求める快適性と高速走行の性能向上を実現しました。ボディを拡張したことで居住性が向上し、5人が搭乗してもゆとりがあります。
シルビア(S13型)
日産自動車から1988年に発売された2ドアノッチバッククーペです。丸みを帯びたふくよかなボディラインを特徴とし、ノーズの低さを生かすプロジェクターヘッドライトを採用しました。エンジンは1800ccCA18DE型とターボ付きCA18DET型を搭載しています。
ランドクルーザー40
トヨタ自動車から1960年に発売されたクロスカントリー車です。20系の発展型として高速走行の快適性と乗用車としてのデザインを追求しました。1984年まで国内外で24年間販売され、トヨタ自動車のロングセラーモデルとなりました。
絶版車の購入方法
ここでは絶版車の代表的な購入方法をご紹介します。大きく分けて中古販売業者とオークションとの二つの方法がありますので、参考にしてください。
中古車販売業者から購入する。
実際に現車の状態を調べてくれた上で購入できる点が中古車販売業者の最大のメリットです。車の状態をしっかりと確認した上で購入したいと言う方にオススメです。購入価格は一般的に高いかもしれませんが、購入後の保証やアフターケアも付帯する専門業者もいますので一考すべき所です。
オークションで競り落とす。
専門業者に預託する場合と個人間で行うふたつがあります。
オークション専門業者は古物商登録など販売資格を持った方です。専門業者に預託する場合は、必要に応じて保証金を用意します。次にオークションで落札する値段の上限を決めておく必要があります。予想よりも高い金額で落札される可能もありますので予算には余裕を持った方がよいでしょう。
消費税がかからず、必要な手数料も最低限で済むのが個人オークションです。インターネットでのオークションなので取引がスピーディなのも魅力のひとつです。
出品者の申告通りの車であり、購入希望者の希望通りなら購入をおすすめします。現車の確認がオークション関係者だけですのでエンジンや足回りの状態までは確認が難しいでしょう。購入後のアフターケアは自己責任となる場合があります。なお個人間オークションに参加する場合は、本人確認書類が必要な場合がありますので事前にオークションサイトなどに確認が必要です。
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