日産 ER34スカイラインのD1での活躍を振り返る! 進化するGT-R化についても詳しく紹介

目次
1.ドライバーの個性とともに異彩を放ったER34スカイライン 2.ER34スカイラインでとことん楽しむ 3.D1の夢は息子の野村圭市選手が引き継ぐ

スカイラインといえば「GT-R」のイメージですが、プロドライバーによるドリフト競技「D1 GRAND PRIX」で注目を浴びたのはER34です。また、GT-Rが極端に高騰したことを背景に、GT-R仕様にカスタマイズする文化も生まれました。

目的によってはGT-R以上に魅力のあるER34スカイラインについて、D1での活躍を中心に詳しくみていきましょう。

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ドライバーの個性とともに異彩を放ったER34スカイライン

日産 R34 スカイライン

ER34のD1ドライバーといえば、博多弁丸出しの独特な口調とひょうきんなキャラクターで人気を博した野村謙氏です。黎明期を支えたレジェンドドライバーとして、現在もD1を中心に各方面で活躍しています。

野村氏のキャラクターとともに、強烈な個性を発揮したER34スカイラインのD1での活躍を振り返ってみましょう。

D1初年度からBLITZのドライバーとして参戦

ノムケンこと野村謙氏は、D1初年度の2001年からBLITZのER34スカイラインで参戦します。しかも、使用したのは4ドアモデルで、小柄なご本人とのコントラストが印象的でした。

大量のタイヤスモークをあげるドリフトは、大柄なボディと相まって迫力満点。「白煙番長」の異名で呼ばれ、個性的なドライビングスタイルを確立しました。

無冠ながら節目での印象的な活躍

R34 ブリッツ スカイライン

D1のレジェンドドライバーとも評される野村氏ですが、実はシリーズチャンピオンの獲得経験はありません。しかし、1ポイント差の激闘やアメリカ開催のエキシビション戦での勝利など、印象に残る名勝負を数多く繰り広げました。

参戦当初の2001~2003年までは、迫力のある走りとは裏腹に準優勝が最高成績でした。マシンの完成度が向上するとともに、野村氏の実力が発揮されたのが2004年シーズン以降です。2004年仕様のマシンが投入された第2戦SUGOでは追走で強さをみせ、続く第3戦エビスサーキットで念願の初優勝を果たします。

さらに、2006年にはシーケンシャルミッションを投入するなどブラッシュアップを図り、シーズン最多タイの2勝を挙げました。初のシリーズタイトル獲得の期待もかかりましたが、ライバルの熊久保信重選手に僅か1ポイント差で破れ、シーズン2位という結果になりました。

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ER34スカイラインでとことん楽しむ

R34型スカイラインといえば、「GT-R」の人気が高いことは言うまでもありません。しかし、野村氏がD1で走らせたER34も、スポーツカーファンから高く評価されています。以前は難しかったGT-R化のハードルも下がり、ますます注目を集めているモデルです。

ここでは、そんなER34の魅力とトレンドを紹介します。

スポーツ走行ならGT-Rよりも楽しめる

絶対的な性能面では、ER34よりもBNR34(GT-R)に軍配があがります。アテーサによって高度に制御された4WDシステム、RB26DETTによる圧倒的なパワーはER34にはありません。しかし、ドリフトはもちろん、手足のようにクルマを操る感覚を楽しむという意味では、ER34は魅力的なモデルです。また、GT-Rよりも車重が軽いことも、スポーツ走行を楽しむうえでは大きなアドバンテージです。

さらに、性能を突き詰めたGT-Rではなく、あえてER34を選ぶことで自分好みにセッティングを仕上げられるのも魅力といえるでしょう。

定番のGT-R仕様はリーズナブルに進化

ER34 スカイライン GT-R仕様

GT-R仕様へのカスタマイズは、ER34の定番メニューです。実はER34の人気の高まりから、最近では少しトレンドが変わってきています。以前は純正パーツの流用がおもな手段だったため、価格の高さや入手の難しさがネックでした。しかし、現在では多くの社外パーツがそろってきているため、比較的リーズナブルにGT-R化が可能です。

たとえば、GT-R化をする際に欠かせない、リアフェンダーの整形。これまでは、リアフェンダーをカットして、GT-Rのような張り出す形に加工していました。作業に手間がかかる分コストは高く、さらにフェンダーをカットすると修復歴ありになってしまいます。しかし、現在では貼り付けるタイプのFRP製のリアフェンダーが登場し、車輌本体を加工することなく装着できるようになりました。

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D1の夢は息子の野村圭市選手が引き継ぐ

車重が重くドリフト競技では不利とされるER34ですが、大柄でホイールベースの長い車体がドリフト姿勢でコーナーを駆け抜ける姿は迫力満点です。ER34のよさを活かした豪快なドリフトでD1を盛り上げた野村氏ですが、2018年に惜しまれつつ引退をしました。

迫力のあるドリフトが見られなくなるかに思われましたが、入れ替わるように息子の野村圭市選手がER34でD1(当初はLIGHTS)に参戦しています。D1史上初の2世ドライバーとして、2ドアながらER34で現在も活躍中です。父が果たせなかったシリーズタイトルを、息子の圭市選手が獲得できるのか今後も注目していきましょう。

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