クルマ売却の流れ7ステップ!注意点や必要書類も丁寧に解説します

目次
1.クルマの売却の流れ 2.クルマを売却する際の注意点 3.クルマを高く売却するためのポイント 4.【まとめ】10年以上経過したクルマを売るなら「旧車王」へ

クルマを売却するにあたって、買取店を選んでからクルマを手放すまでにさまざまな工程や手続きの準備などがあります。初めてクルマを売却する方や、売却の手続きに不慣れな方は事前に確認しておきましょう。

ここでは、クルマを売却する流れとともに、注意点やより高く売却するためのポイントについて解説します。

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クルマの売却の流れ

クルマの売却の流れを知ることで、手続きをスムーズに行えます。クルマの売却は、下記のとおり7つのステップを踏んで手続きします。

クルマの売却の流れ

各ステップについて詳しく解説します。

1.査定を依頼する買取店を選ぶ

クルマの売却に不慣れな方は、買取店に相談することをおすすめします。最近ではオークションやフリマアプリの利用者が増えており、個人での売買も可能です。しかし、クルマの売却では大きなお金が動くとともに、さまざまな手続きが伴います。金銭の授受、手続きの漏れなどでの不用意なトラブルが起こりがちです。そのため、不安な方は買取店に依頼しましょう。

買取店を選ぶ際は複数の店に相談しましょう。買取価格はクルマの状態によって差が生じるほか、買取店ごとに得意なモデル、不得意なモデルがあります。ご自身の車にあった販売店を見つけることで、より高く売却できる可能性が高まります。

2.必要書類をそろえる

クルマを売却するにあたって、いくつかの書類を用意する必要があります。普通車と軽自動車で書類が異なるため、下記を参考に漏れなく準備しましょう。

<必要書類一覧>

普通車

軽自動車

1.車検証
2.自賠責保険証
3.自動車税納税証明書
4.リサイクル券
5.譲渡証明書
6.委任状
7.印鑑登録証明書
8.実印

1.車検証
2.自賠責保険証
3.自動車税納税証明書
4.リサイクル券
5.認印

3.査定の予約をする

書類をそろえたら査定の予約を行います。ほとんどの買取店がWebで申し込み可能です。サイトの申込みフォームに必要事項を入力すると、折り返しでメールが届いたり電話がかかってきたりするため、その連絡で査定日の調整を行います。

査定方法は、店舗にクルマを持ち込む方法と、査定員へ出張査定を依頼する方法の主に2つです。買取店によってサービス形態が異なるため、事前に確認しておきましょう。また、出張査定の場合は、査定場所を自宅以外の駐車場などに指定できることもあります。

査定・売買契約にかかる時間は30分〜2時間程度です。余裕をもってその時間を確保できる日時を指定しましょう。

4.査定をしてもらう

予約日当日を迎えたら、査定員に査定をしてもらいます。車輌をチェックするほかに、いくつか状態について質問を受ける可能性があるため、適宜対応しましょう。また、大事にしてきたポイントなどをアピールすると、査定の評価にプラスの影響があるかもしれません。

5.売買契約を締結する

査定後、提示された価格に納得できた場合は売買契約を締結します。自賠責保険証や自動車税納税証書など用意した書類はこの段階で査定員に渡します。後々のトラブルを防ぐためにも、契約内容についてわからない点はしっかりと査定員に確認しましょう。

6.クルマを引き渡す

売買契約時にクルマの引き渡し日を決めます。引き渡しまでに故障や事故が起きると査定額が下がる場合があるため、売却金額の確定後はクルマの使用をなるべく控えましょう。

また、引き渡した後に車内の忘れ物に気づいても取り戻せないため、私物を置いたままにしていないか、ナビの個人情報を登録したままにしていないかを確認しておいてください。

7.入金を確認する

入金方法は、手渡しか銀行振り込みですが、一般的には銀行振り込みが指定されます。振込予定日になったら、契約した金額が振り込まれているか確認しましょう。売買契約から振り込みまでには、最短で2〜3日ほど、通常は1週間程度かかります。

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クルマを売却する際の注意点

クルマを売却する際の注意点

クルマを売却するにあたって、ローン返済中の場合は名義を確認したり、事故歴・修復歴を申告したり、諸経費を把握しておいたりするなど、いくつかの注意点があります。5つのポイントについて解説するので、売却前に把握しておきましょう。

ローン返済中の場合は名義を確認

ローンでクルマを購入していて残債がある場合は、売却前に名義を確認しましょう。自分の名義なら返済中でも売却可能ですが、他の人やローン会社やディーラーの名義なのであれば、売却前にローンを完済して名義変更しなければなりません。名義が誰なのかわからない場合は、車検証の「所有者」欄を確認しましょう。

ディーラーや中古車販売店で購入したクルマの場合、ローン会社や信販会社の名義であることがほとんどです。そのため、売却したい場合には該当する会社に連絡して、ローン完済と名義変更の手続きをする必要があります。

銀行系ローンだと自分の名義であるケースが多いですが、ローン返済中の売却が禁止されていることがあるため、事前に契約内容を確認しましょう。また、もし家族の名義の場合には名義変更しなければなりません。

▼ローン返済中の売却については下記の記事で詳しく解説しています。
ローン中でもクルマを売却できる!流れや手続きのポイントまで徹底解説

▼クルマの名義変更については下記の記事で詳しく解説しています。
クルマの名義変更とは?必要書類や手続きの流れ・期限などを紹介

事故歴・修復歴は申告する

事故歴と修復歴があると査定額は下がってしまいますが、見た目でわからないからといって隠すのは避けましょう。

あえて申告しなかったことが後から発覚した場合、買取店とのトラブルに発展しかねません。事故歴と修復歴がある場合は査定時にしっかりと伝えておくほうが、スムーズにクルマを売却できます。

売却の諸経費を確認しておく

売却の際は、下記のとおり各種書類の取得や車輌の引き取りなどに費用がかかります。売却前に把握しておくと、売却代金と照らし合わせてどのくらい手元に残るのか確認できます。

書類準備時にかかる費用

売却時にかかる費用

1.印鑑証明書の発行手数料(数百円程度)
2.住民票の発行手数料(数百円程度)※1

1.査定料(無料の場合が多いですが、取られる場合にはいくらか確認しましょう)
2.名義変更料(移転登録手数料500円程度)3.印紙代(500円)
4.名義変更手数料(1万~2万円程度)※2
5.ナンバープレート交付費用(2,000円程度)※3
6.引き取り料(距離によっては数万円かかることも)
7.ローン残債(ローン残債がなければかかりません。)※4
8.クルマ売却費用(かからない場合が多いが数万円と高額ケースも)※5

※1 車検証と印鑑証明書の住所が異なる場合のみ必要
※2 2、3を使って名義変更に運輸局まで出向いて手続きをする代行料
※3 ナンバーの管轄が異なる場合のみ
※4 車検があり自分でお店に引き渡しに行く場合は不要
※5 さまざまな手数料名目でかかるケースがありますが、不明瞭な費用を数万円請求がされることもあるため、何の費用なのか確認しましょう

クルマの売買はクーリング・オフできない

クーリング・オフ制度とは、契約の申し込みをした後でも一定期間内であれば、契約を撤回できる制度です。たとえば、高額な商品やサービスを購入したり契約したりしたが、再考のうえ不要と判断、もしくは詐欺を懸念してクーリング・オフします。

しかし、クルマは制度の対象外のため、売買契約後にキャンセルしたいと思ってもクーリング・オフできません。キャンセルについては買取店ごとの取り決めに準じる必要があります。

買取店のキャンセル規程を確認しておく

前述のとおり、クルマの売買はクーリング・オフ制度の対象外のため、買取店ごとにキャンセル規程が取り決められています。ただし、キャンセルを不可としている買取店が多いのが実情です。どうしてもキャンセルしたいのであれば手数料を請求するという場合もあります。

一方で、車輌の引き渡し当日もしくは翌日までは無料でキャンセルを受け付けている買取店もあるため、規程について契約時に確認するとよいでしょう。

二重査定をしないかどうか確認しておく

二重査定とは、クルマの売買契約後に事故歴・修復歴が発覚したことを理由に査定額を減額する行為です。金額に納得したうえで契約を締結した後のため、本来であればどんな理由でも減額してはいけません。しかし、「お客様が事故歴・修復歴を隠していた」として後から減額交渉する買取店が後を絶えず、トラブル事例が多いのが実情です。

クルマを売却する際には、二重査定を一切行わずクリーンかつ適正に査定を実施する買取店を選びましょう。Webサイトや広告で「二重査定なし」と断言しているかどうかをチェックすることに加え、JPUC加盟店であるかどうかも確認すると安心です。

JPUCとは一般社団法人日本自動車購入協会の略称で、中古車業界の健全化実現のために活動している団体です。厳しい審査を通過した買取店のみが加盟店に選ばれるため、売却先選びの1つの指標とするとよいでしょう。

▼二重査定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
契約後に減額される中古車売買トラブル「二重査定」とは?定義や対策について解説

クルマを高く売却するためのポイント

クルマを高く売却するためのポイント

今まで大切にしてきた愛車を少しでも高く売りたいと考える方は多いのではないでしょうか。売却前にクルマを清掃しておく、メンテナンスノートを用意しておくなどのコツをおさえればクルマを高く売ることができます。ここでは、5つのポイントについて解説します。

クルマを可能な限り清掃しておく

クルマの売却査定を受ける際は、車内を清掃しておくことをおすすめします。汚れや臭いなどによる査定額の減額を防げるためです。ただし、清掃をしても査定額の大幅アップは期待できません。査定額に大きく影響するのは破損や傷などです。これらは清掃をしても消すことはできません。

また、売却後の車を引き渡す前にも、可能な限り清掃をすることをおすすめします。綺麗にして渡さなくても査定が終わっているので売却額には影響はありませんが、清掃することで床やシートの間など含めて、忘れ物などのトラブルを防ぐことができます。

メンテナンスノートを用意する

メンテナンスノートとは、新車購入時に渡される書類である「メーカーの保証書」と「点検整備記録簿」のことです。点検整備記録簿には、車検時のメンテナンス内容やリコールの修理履歴などが記載されています。メンテナンスノートは、車内に置いておくことが法律で義務づけられていますが、保管していなくても罰則がありません。また、紛失していても売却ができるため、メンテナンスノートがどこにあるのかわからなくなっているケースが少なくないのです。

一方、点検記録簿は、車の履歴書のようなもので、メンテナンスの履歴を確認できる重要な書類です。査定時に点検記録簿がないと、いくら消耗品などを交換したと言っても証拠がありません。そのため、整備をしていないのと同じものとみなされ、査定額が大きく減額される恐れがあります。

▼点検記録簿についてはこちらで詳しく解説しています。
記録簿って何?中古車売買で必要な理由と入手方法を解説

取り外した純正パーツを用意する

ノーマルの状態でドライブを楽しむ方がいる一方で、さまざまな社外品のパーツでクルマをカスタムしている方も多いです。売却の際には、取り外した純正パーツを用意しておきましょう。

純正パーツは、質が高いだけではなくメーカーとして適合が確認されているという安心感があります。社外パーツでカスタムしていても、よほど人気のあるパーツでない限りプラス査定されないため、純正パーツをあわせて用意しておくことで査定額のアップに期待できます。

愛車の価値を理解している買取店を選ぶ

自分のクルマの価値を熟知している買取店に査定を依頼すると、より高値を提示してもらえるでしょう。

たとえば、30年以上前の古いクルマは現在のクルマと作りが大きく異なります。近年のクルマだけに精通している買取店の場合、その価値を適正に見極められず、安い査定額を提示されるかもしてません。スーパーカーやキャンピングカーなどの特殊なクルマでも同様です。

自分のクルマと同じ特徴をもつクルマについて豊富なノウハウ・知識をもつ買取店を選ぶことで、高く売却できるでしょう。依頼する前にWebサイトで買取実績をチェックし、どんなクルマを取っているかを確認することをおすすめします。

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【まとめ】10年以上経過したクルマを売るなら「旧車王」へ

クルマを売却する流れと注意点、高く売るポイントを解説しました。

クルマを売却するおおまかな流れは、下記の7ステップです。

1.査定を依頼する買取店を選ぶ
2.必要書類をそろえる
3.査定の予約をする
4.査定をしてもらう
5.売買契約を締結する
6.クルマを引き渡す
7.入金を確認する

また、売却にあたってはローン返済中の場合は名義を確認したり、事故歴・修復歴を申告するなどの注意点をおさえておきましょう。高く売りたい場合には、事前にクルマを清掃したりメンテナンスノートや純正パーツを用意しておいたりするほか、愛車の価値を正しく理解している買取店に依頼することも大切です。

旧車王は、10年以上経過した古いクルマ専門の買取サービスです。ネオクラシックカーから本格派クロカン、国内に数百台しか存在しない希少車まで、さまざまなクルマを取扱っております。

JPUC加盟店であり、二重査定も一切行っておらず、クリーンで公正な取引を徹底しております。また、旧車王では査定を「鑑定」と呼び、お客様の大事なおクルマの状態を、そこにこめられた想いも踏まえて丁寧にチェックいたします。

長年大事に乗られたおクルマを安心して売却したいという方は、ぜひ一度旧車王にお問い合わせください。全国無料で、ご指定の場所まで出張鑑定いたします。

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