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フォレスターといえば、スバルを代表するSUVモデルです。1997年にデビューし、現在では5代目が販売されています。なかでも2代目にあたるSG9ではSTiバージョンが登場し人気に火がつきました。中古市場でも需要が高く、狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「SUVのスポーツモデルは維持費が大変そう……」と心配の声もよく聞くモデルです。そこでこの記事ではフォレスターSTiバージョン(SG9)にかかる維持費について解説します。
フォレスターSTiバージョン(SG9)の特徴
SG9は2代目のフォレスターです。2004年にはスポーツグレードの「STiバージョン」が登場し、多くのスバルファンから注目を集めました。265馬力の2.5L4気筒水平対向エンジンを搭載し、スポーツカーにも負けない走行性能を発揮します。
また、STiバージョンはエクステリアに専用の力強いエアロパーツが装着されたことで、スポーツカー好きからも高い支持を得ました。
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フォレスターSTiバージョン(SG9)維持費の内訳
フォレスターSTiバージョン(SG9)の維持費について、5項目に分けて解説します。
燃料代
フォレスターSTiバージョン(SG9)には2.5Lの水平対向エンジンが搭載されています。10.15モードのカタログ燃費は10km/Lです。実燃費は8km/Lほどだといわれています。スポーツグレードのためガソリンはハイオク限定です。
ここからは金額をシミュレーションします。
フォレスターSTiバージョン(SG9)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオク
ガソリンを約125L使用(*1)し、燃料代はおよそ2万2,813円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、27万3,756円(*2)ほどです。
*1 燃費は8km/Lで算出
*2 2023年7月27日のハイオク1L当たりの平均価格182.5円で算出
自動車税
2023年7月現在、2.0L超~2.5L以下(自家用)の自動車税は4万5,000円/年です。SG9のSTiバージョンは車齢が13年超えのため重課税され、5万1,700円/年かかります。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)
任意保険
フォレスターSTiバージョン(SG9)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。
<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定
<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:あり
車両保険(保険金額):45万円
車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円
上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約8万2,700円/年でした。車両保険は45万円まで補償されます。
車検
フォレスターSTiバージョン(SG9)の車検代について見ていきましょう。
<ディーラー車検の場合>
自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)
自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出
印紙代:2,300円
車検料:6万円
合計:11万7,750円
※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します
SUVでありながら車重は1.0t超〜1.5t以下に区分されます。現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、初期モデルの場合は発売から18年経過するため二段階に重課税されて3万7,800円かかります。また、古いクルマのため整備箇所が多い場合は車検代が跳ね上がる可能性も高いでしょう。
メンテナンス費用
最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。フォレスターSTiバージョン(SG9)のメンテナンスには下記の費用がかかってきます。
・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライト交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代
1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。フォレスターSTiバージョン(SG9)のタイヤ交換が発生する場合は、大きなタイヤのため追加で10万円以上かかるケースもあります。
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フォレスターSTiバージョン(SG9)年間維持費はいくら?
維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。
<自家用車登録のフォレスターSTiバージョン(SG9)年間維持費>
ガソリン代:27万3,756円
自動車税:5万1,700円
任意保険:8万2,700円
車検:5万8,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費:5万円
合計:51万7,031円
月額では4万3,080円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。フォレスターSTiバージョン(SG9)は車齢18年以上のクルマであるため自動車税、重量税が重課税されます。
ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。東京都内で維持していくには、23区内の築浅1kマンションの家賃レベルで維持費がかかるかもしれません。
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フォレスターSTiバージョン(SG9)の維持費が高いと思った時の対処法
旧車の維持にはお金がかかるものです。もし、フォレスターSTiバージョン(SG9)の維持費が高いと思ったら手放しを検討してみてはいかがでしょうか。
※2023年7月27日時点のデータ
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