トヨタ ハイラックスは、2017年に13年ぶりに日本へ導入されたピックアップトラックです。1ナンバー登録かつディーゼルのみのラインナップとなっているハイラックスの維持費はどのくらいかかるのでしょうか。
▼モデル別の維持費はこちらで解説しています。
トヨタ 3代目ハイラックスサーフ(185系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
ハイラックスの特徴
トヨタ ハイラックスは1968年の発売開始以降、約180の国や地域で販売されているピックアップトラックです。
日本では2004年に販売を終了しましたが、多くのユーザーから復活を求める声が挙がったため、2017年に日本での販売を再開しました。ハイラックスの累計世界販売台数は、2017年時点で約1,730万台です。この数字からも多くのユーザーに愛用されていることがわかります。
また、日本国内のみならず、世界各国で愛用しているユーザーが多くいるうえに、販売から50年以上が経過した現在も一定の人気を維持しています。
ハイラックスの維持費の内訳
トヨタ ハイラックスを維持し続けるためには、燃料代や税金の支払いだけでなく、毎年車検を受けたり、定期的な点検や整備を受けたりしなければなりません。ここでは、ハイラックスの維持費の内訳や費用の目安を解説します。
燃料代
トヨタ ハイラックスの燃費は、年式によって異なりますが8.3〜12.6km/Lほどです。
1ヶ月に1,000km走る場合、79〜120Lの燃料が必要です。1Lあたりの軽油単価が150円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は1万1,850円〜1万8,000円。1年に換算すると14万2,200円〜21万6,000円です。
自動車税
1ナンバー登録となるハイラックスの自動車税は、車輌総重量や乗車定員、排気量によって決まり、1万6,000円かかります。
任意保険
トヨタ ハイラックスの自動車保険の保険料を見てみましょう。ここでは次の条件で自動車保険料を算出します。
【条件】
年齢:30歳
等級:6等級
使用目的:日常・レジャー
運転者:本人限定
【補償内容】
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円
車輌保険:あり(限定タイプ)
上記の条件でシミュレーションしたところ、自動車保険料は年間約10万円でした。このシミュレーションでは、車輌保険が保険料に含まれています。保険料を少しでも抑えたいのであれば、車両保険をはじめ、補償内容を見直すとよいでしょう。
車検
車検費用についてみていきましょう。
【ディーラー車検の場合】
自賠責保険:1万6,900円(12ヶ月)※2023年時点の保険料
自動車重量税:1万2,300円〜1万3,200円(12ヶ月)※年式により変動。新規登録から13年、18年以上経過している場合には重課
印紙代:1,800円
車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)
合計:10万1,000円〜10万1,900円
※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します
ハイラックスは、1ナンバー登録となるため車検は初回が2年、以降1年ごととなります。ここに記載した費用は、1年ごとに受ける車検費用のシミュレーションとなっています。
メンテナンス費用
トヨタ ハイラックスのメンテナンスには、次のような項目があります。
・洗車
・ワイパーゴム交換
・ウォッシャー液
・冷却水の補充
・エアコンフィルターの交換
・ヘッドライトのバルブ交換
・エンジンオイル交換
・オイルフィルター交換
・ブレーキオイル交換
・エアクリーナー交換
など
車を使う頻度や走行する場所によって異なりますが、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えておくと安心です。また、タイヤ交換をしたときは、追加で10万円程度かかると考えておくとよいでしょう。
ハイラックスの年間維持費はいくら?
トヨタ ハイラックスを維持するためにかかる費用をまとめると次のようになります。
【ハイラックス年間維持費】
・燃料代:14万2,200円〜21万6,000円
・自動車税:1万6,000円
・任意保険:10万円
・メンテナンス費:10万円前後
・車検:10万1,000円〜10万1,900円
合計:約45万9,200円〜約53万3,900円
ここに記載している年間維持費は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。車をローンで購入したり、駐車場を借りたり、カスタマイズや修理をしたりすると、追加で費用がかかります。
ハイラックスの維持費が高いと思った時の対処法
トヨタ ハイラックスは、1年ごと車検を受けなければならないため維持費が高いと感じることがあるでしょう。
毎年車検が大変だと感じたり、思いのほかお金がかかると気づいたりしたときは、ハイラックスを手放して2年ごと車検を受ける乗用車に乗り換えることを検討するとよいかもしれません。
もし、ハイラックスを手放すのであれば、ハイラックスに詳しく、ピックアップトラックの買取も得意としている業者に査定してもらうことをおすすめします。
旧車王であれば、世界各国で愛用され、歴史が長いハイラックスに精通しているスタッフが丁寧に査定します。ハイラックスを売るときは、ぜひ旧車王にお問い合わせください。