インテグラタイプRの価格高騰&値上がりはまだ続く?旧車買取専門店が買取相場を解説

目次
1.インテグラ タイプRとは 2.インテグラ タイプRの価格は下がっていく!? 3.インテグラ タイプRはもう値上がりしない? 4.価格が高くなりやすいインテグラ タイプRの特徴

ホンダのFFスポーツモデルであり、NSXに続く「タイプR」第2弾として1995年に登場したインテグラタイプR。そんなインテグラタイプRの中古価格は今後どのように変化していくのでしょうか。今回は、インテグラタイプRの特徴を紹介するとともに、現在の中古車事情について解説します。インテグラタイプRの売却を検討している方は参考にしてみてください。

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インテグラ タイプRとは

ホンダ インテグラタイプR(INTEGRA TYPE R)は、1995年10月に発表されたインテグラのスポーツモデルで、ホンダのフラッグシップスポーツカーNSXに次ぐ「タイプR」第2弾として登場しました。

エンジンは、究極とも言えるチューニングが施された1.8LのDOHC直列4気筒自然吸気エンジン(B18C型)で、最高出力200PS/8,000rpmを達成。ピストンスピードは当時のF1を超えるほどで、エンジン回転の"ツキ"は痛快そのものでした。また、インテグラタイプRは、従来のFFでは想像できないほどのフロントの回頭性の良さも特徴となっています。

1998年1月には、インテグラタイプR 98 specが販売されました。98 specは、エンジンのトルクアップと運動性能のアップをした正常進化モデルです。エンジンには、高出力を実現したB18C型に完全等長のステンレスパイプエキゾーストマニホールドを採用。排気慣性の効果をより高め「よく吸い込み、よく燃やし、よく吐き出す」自然吸気エンジンとなりました。

これにより、最大トルクを発生する6,000rpm付近において約1kgmトルクを高め、約10馬力のパワーアップをしています。また、ブレーキのディスクローターサイズをフロントで14インチから15インチへ、リアで13インチから14インチへサイズアップしました。タイヤは、前後195/55R15から215/45ZR16へインチアップしています。同時にリアロアアームパフォーマンスロッドの板厚アップなどボディ強化を行いました。

また、サスペンションセッティングを煮詰め、応答性や追従性を向上しています。

2001年7月には2代目インテグラタイプRがデビューしました。2代目インテグラタイプRの2.0L直列4気筒i-VTEC(K20A型)エンジンは、ベースモデルの160PS対し、220PSへパワーアップされています。トランスミッションは、新開発の超軽量鍛造フライホイールを採用したクロスレシオの6速MTを組み合わせています。

また、ボディの強化、専用チューニングサスペンション、専用チューニングが施されたブレンボ製フロントブレーキを装備し、優れた運動性能を実現しました。

2004年9月には、新しい形状のフロントヘッドライトや前後バンパーなどを採用したエクステリア、大径4連ホワイトメーターなどを装備したインテリアへ変更しました。走行性能は、サスペンション取り付け部を中心に改良を実施してボディ剛性を高め、直進安定性とスタビリティを向上。操作性と応答性に優れたステアリングフィールを実現しています。

2代目は、2007年2月まで販売されインテグラタイプRの歴史に幕を閉じました。

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インテグラ タイプRの価格は下がっていく!?

初代インテグラタイプRは、約150万円~約400万円、2代目インテグラタイプRは、車両の状態が良ければ300万円ほどになることもありました。しかし、中古車市場に訪れる変化により今後も継続して高騰していくのか、雲行きが怪しい状態です。詳しくは次で説明します。

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インテグラ タイプRはもう値上がりしない?

所謂「旧車バブル」でインテグラタイプRの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。
新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。

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価格が高くなりやすいインテグラ タイプRの特徴

価格が高くなりやすいインテグラタイプRは、メンテナンスが行き届いていて、希少価値が高い低走行・ノーマル状態の初代モデルです。ここからは、価格が高くなる理由を詳しく解説します。

こまめにメンテナンスをしている

こまめにメンテナンスされているインテグラタイプRは価格が高くなりやすいです。ボディの塗装状態やホイールなどの外装、シートやインテリアパネルなどの内装、優れたパフォーマンスを発揮するエンジンやトランスミッションなどの機械系の状態が良く、いつでも動かせる状態になっていると、より高い価格で買取されるでしょう。

希少価値が高い低走行でノーマルの「初代インテグラ タイプR(DC2、DB8)」

走行距離が短く、ノーマル状態に近いインテグラタイプRは、希少価値が高いため、価格が高くなりやすいでしょう。特に初代インテグラタイプR(DC2型/DB8型)は、高性能エンジンの価値や運転の楽しさが再評価され、今でも高値になりやすいです。また、今後は状態が良いノーマルの初代インテグラタイプRの台数は減少する一方であることから、さらに値段が上がる可能性があるでしょう。

ボディカラーがチャンピオンシップホワイト

ボディカラーは、ホンダのタイプRシリーズのイメージカラーでもあるチャンピオンシップホワイトが人気です。そのため、チャンピオンシップホワイトのインテグラタイプRは、価格が高くなりやすいでしょう。

一般的な車の人気カラーは、ホワイト系やブラック系です。チャンピオンシップホワイトは、一般的な人気ボディカラーであると同時に、ホンダのスポーツモデルの象徴であるため、中古車市場で高く評価されていると言えます。

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