ランボルギーニディアブロの維持は覚悟が必要!5つの項目でシミュレーションします

目次
1.ランボルギーニ ディアブロの特徴 2.ランボルギーニ ディアブロの維持費の内訳 3.ランボルギーニ ディアブロの年間維持費はいくら? 4.ランボルギーニディアブロの維持費が高いと思った時の対処法 5.まとめ

ランボルギーニ ディアブロは、まさしくスポーツカーを体現したモデルです。魅力的なスタイリングと引き換えに維持費は相当額を見込んでおく必要があります。

この記事では、ディアブロの維持費を5つの項目でシミュレーションします。維持費が高いと感じた場合の対処法も紹介しますので、参考にしてみてください。

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ランボルギーニ ディアブロの特徴

1990年から2001年まで製造されたランボルギーニ ディアブロは、伝説の闘牛「悪魔」の名を冠する2人乗りのスーパーカーです。

カウンタックの後継車として登場し、ミッドシップに搭載されたV12エンジン、低いボディ、シザーズドアを備えたその姿は、まさにスーパーカーの象徴的存在です。

5.7L V12エンジンで530psを発揮し、1993年にリリースされたディアブロVTでは、ランボルギーニ車として初めて4WDが採用され、最高速度は335km/hに達し、当時の市販車における世界最速の座に輝きました。

1998年に日本市場に導入され、1999年にはリトラクタブル・ヘッドライトから、日産 フェアレディZ Z32と同じ形式の部品を使用した固定式ヘッドライトへと変更され、大きな話題を呼びました。

2000年にはディアブロGT(6月)とディアブロ6.0(7月)を追加し、最終的に2,903台が生産された後、2001年にムルシエラゴが後継車として登場したことで、ディアブロの生産は終了しました。

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ランボルギーニ ディアブロの維持費の内訳

ディアブロを所有した場合の維持費の内訳について、5つの項目で解説します。今回は、4つのグレード(SV・GT・VT・6.0)のうち、SV(1998年式)でシミュレーションします。

<該当モデルスペック>
車輌重量:1,530kg
総排気量:5,707cc
使用燃料:ハイオクガソリン

燃料代

ディアブロの燃費は、カタログ燃費として公表されている数字はありません。実燃費は3.7km/L程度といわれており、1990年代に登場したスーパースポーツカーならではの数字といえます。

燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。

1ヶ月、レジャーで100kmを走行したと仮定した場合、消費するガソリン量は27L、ハイオクガソリン代は4,989円(*1)、年間で5万9,870円(*2)かかります。

*1 実燃費:3.7km/Lで算出
*2 2024年5月15日時点のハイオクガソリン全国平均184.6円/Lで算出

自動車税

今回例に挙げたモデルの自動車税は、10万1,200円です。総排気量5,707ccのため、4,500ccから6,000cc以下のクラスに該当します。さらに、初度登録から13年経過したクルマに適用されるグリーン化税制により、15%重課された税額が支払い対象です。

▼グリーン化税制については、以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる?

任意保険

ディアブロの保険料を大手ネット型保険で見積もりをとったところ、任意保険料は約4万8,000円でした。条件と補償内容は以下のとおりです。

<条件>
年齢:30歳
等級:6等級
使用目的: レジャー・日常
運転者:本人限定

<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身障害:あり(車内のみ補償)
人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:なし

なお、今回の見積もりでは車両保険が付帯できませんでした。スポーツカーは、事故や盗難率の高さなどを理由に車両保険が付帯できない場合があります。心配な場合は、加入予定の保険会社へ確認しましょう。

車検

ディアブロを2年ごとの継続検査に出した場合の車検料は、12万350円です。内訳は以下のとおりです。

自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初度登録から18年経過で算出
自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)
印紙代:2,300円
車検料:5万円
合計:12万350円
※車検料は内容、整備工場などにより変動します

最終モデルが2000年製造であることを考えると、18年以上の重課対象となる可能性が高いでしょう。1年で約6万円の積み立てが必要なため、計画的な準備が欠かせません。

メンテナンス費用

メンテナンス費用は、年間約30万~50万円です。基本的な項目は以下のとおりです。

・洗車代
・ワイパーゴム交換
・冷却水補充
・エアコンフィルター交換
・ヘッドライトバルブ交換
・エアクリーナー交換
・ブレーキフルード交換
・クラッチフルード交換
・エンジンオイル交換
・オイルフィルター交換
・ミッションオイル交換
・デフオイル交換

ディアブロは、クラッチ機構の部品の1つ「レリーズシリンダー」からのオイル漏れによるクラッチの不具合が起きる可能性があります。予防保全の意味も含めて、約3万円が定期的に必要になることを念頭に置いておきましょう。

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ランボルギーニ ディアブロの年間維持費はいくら?

ディアブロの年間維持費は、約58万円〜です。内訳は以下のとおりです。

燃料代:5万9,870円
自動車税:10万1,200円
任意保険:4万8,000円
車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費用:30万円(必要最低限の項目のみ)
合計:56万9,245円

燃料代が高く、レジャーに行くだけでも1ヶ月あたり約6万円です。一般的なスポーツカーよりも多額の燃料代がかかることに留意しましょう。

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ランボルギーニディアブロの維持費が高いと思った時の対処法

ランボルギーニディアブロのスタイリングと走りのよさは魅力的です。しかし、維持するためには年間約57万円が必要なため、所有者を選ぶ1台ともいえます。

維持費の負担が大きくなった場合は、売却が選択肢の1つです。

ディアブロは、販売期間の短さも手伝ってクルマ自体が価値の高いものとして評価されています。車輌の状態が特に重要な中古車市場では、早めの行動が功を奏す可能性が高いでしょう。

旧車専門の「旧車王」は、ディアブロの買取実績を複数有しており、正しい評価が可能です。全国無料で出張鑑定に対応しているため、お気軽にご相談ください。

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まとめ

ディアブロは、販売が終了して20年以上経過した今でも古さを感じないスタイリングが魅力の1台です。シザーズドアを開けて車体へ乗り込み、ハンドルを握るだけで所有欲は満たされるでしょう。

しかし、年間維持費は約57万円とハードルが高いのも事実です。車齢の高さから、思わぬ追加出費も考えられます。

維持費が高いと感じた場合は、手放して乗り換えるのも1つの方法です。高く評価してもらうには知識や実績が豊富な専門店への依頼がポイントです。

旧車王なら、ディアブロの買取実績と旧車専門店のノウハウで正しく価値を見極めます。無料で鑑定いたしますので、売却を検討する際には、ぜひご相談ください。

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