トヨタ ランドクルーザーは、1951年にデビューしてから人々の生活を支える信頼性の高い車として世界各国から支持されています。歴史が長く、今でも人気のランドクルーザーの維持費はどの程度かかるのでしょうか。今回は、ランドクルーザーの維持費や内訳、費用の目安を解説します。
▼モデル別の維持費はこちらで解説しています。
トヨタ ランドクルーザー(60系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
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ランドクルーザーの特徴
トヨタ ランドクルーザーは、1951年8月に誕生してから現在までモデルチェンジを繰り返しながら販売を継続している人気のクロスカントリー車です。それぞれの時代に合わせたスタイリングやラインナップを展開し、今ではラグジュアリーなSUVとして不動の地位を確立しています。
ランドクルーザー最大の特徴は、「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」です。このような特徴を持つことから、路面が荒れている地域、安全面により一層の配慮が必要な地域などを含め、世界各地で人の命、暮らし、人生を支える存在となっています。
また、ランドクルーザーの本質である「信頼性・耐久性・悪路走破性」を世界中の使用実態に基づいて鍛え、現行のランドクルーザーに受け継がれています。
ランドクルーザーの維持費の内訳
トヨタ ランドクルーザーを維持するためには、燃料代やメンテナンス費用、車検費用など、さまざまな費用がかかります。ここからは、ランドクルーザーを維持するためにかかる費用の内訳や目安を解説します。
※ランドクルーザー60から200までの主要モデルで算出
燃料代
ランドクルーザーは歴史の長いモデルのため、年式によって異なりますが、燃費はおおむね7km/L程度です。
1ヶ月に1,000km走行するとした場合、燃料が142L必要です。1Lあたりのガソリン単価が175円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は2万4,850円。1年に換算すると29万8,200円です。
自動車税
自動車税は、エンジン排気量によって税額が異なります。ランドクルーザーはどの世代も大排気量であるため、税額は7万6,400円〜10万1,200円かかります。
任意保険
ランドクルーザーの自動車保険料について見てみましょう。ここでは次の条件で自動車保険料を算出します。
【条件】
年齢:30歳
等級:6等級
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定
【補償内容】
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
車輌保険:年式より異なる
上記の条件で各モデルをシミュレーションしたところ、自動車保険料は年間約6万円〜10万円でした。ただし、古いモデルの場合は車輌保険がつきません。車輌にトラブルが発生した場合、保険で直そうとしても保険を使えないことに注意してください。
車検
車検費用についてみていきましょう。
【ディーラー車検の場合】
自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点の保険料
自動車重量税:5万400円〜6万3,000円(24ヶ月)
印紙代:1,800円
車検基本料金:8万円(点検・検査・代行費用)
合計:14万9,850円〜16万2,450円
※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します
初年度登録から13年もしくは18年以上経過している場合、自動車重量税が重課されて費用がかさんでしまいます。
メンテナンス費用
ランドクルーザーのメンテナンスには、次のような項目があります。
・洗車
・ワイパーゴム交換
・ウォッシャー液
・冷却水の補充
・エアコンフィルターの交換
・ヘッドライトのバルブ交換
・エンジンオイル交換
・オイルフィルター交換
・ブレーキオイル交換
・エアクリーナー交換
など
これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えておくとよいでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、タイヤの銘柄などにもよりますが、10万円〜20万円程度の追加費用がかかります。
ランドクルーザーの年間維持費はいくら?
ランドクルーザーを維持するためにかかる年間費用をまとめると次のようになります。
【ランドクルーザーの年間維持費】
・燃料代:29万8,200円
・自動車税:7万6,400円〜10万1,200円
・任意保険:6万円〜10万円
・メンテナンス費:10万円〜20万円
・車検:7万4,925円〜8万1,225円(2年毎のため16万2,450円の半額分)
合計:約60万9,525円〜約78万625円
ここで試算した年間維持費は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。車をローンで購入したり、駐車場を借りたりした場合は別途費用がかかります。
ランドクルーザーの維持費が高いと思った時の対処法
ランドクルーザーは、エンジン排気量が大きく、重量も重いため、維持費が高くなる傾向があります。また、初年度登録から時間が経過すると税金が重課されるため、年式が古いランドクルーザーほど維持費が高くなるといえるでしょう。
ランドクルーザーの維持費が高く、保有し続けるのが大変だと感じたら、手放すことを検討するとよいでしょう。ランドクルーザーは、日本のみならず世界各国で信頼されているモデルであるため、高価買取される可能性が高いです。
ランドクルーザーを少しでも高く買い取ってもらうためには、ランクルの歴史やモデルの詳細に詳しい業者に査定を依頼することをおすすめします。旧車王なら、年式が古いランドクルーザーから新しいモデルまで幅広く対応可能です。ランドクルーザーを高く売りたいと思ったら、旧車王にお問い合わせください。