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レガシィツーリングワゴンといえば、スバルの高性能ステーションワゴンとして1989年にデビューしたモデルです。フルタイム4WDやターボエンジンの搭載など、従来のステーションワゴンのイメージを一新しました。なかでも歴代最高との呼び声が高いのが、2003年〜2009年に販売されていた4代目BP系です。しかし「フルタイム4WDの大排気量車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではレガシィツーリングワゴン(BP系)にかかる維持費について解説いたします。
レガシィツーリングワゴン(BP系)の特徴
レガシィツーリングワゴン(BP系)は、スバルで初めてカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルです。3ナンバーでありながらもワイドボディを維持し、先代から約100kgもの軽量化を実現した点が高く評価され、2003年12月には国内販売台数が100万台を突破しました。水平対向ディーゼルを搭載しているために走行性も安定しており、内外装のデザインも美しく、どの側面からみても魅力が光っています。歴代最高と呼ばれるに相応しいスバルの代表者の一つといえるでしょう。
レガシィツーリングワゴン(BP系)維持費の内訳
レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費について、5項目に分けて解説します。
燃料代
代表的な3種類のガソリンエンジンで燃費をみていきましょう。
ガソリン 3.0L:9.8〜11.6km/L
ガソリン 2.5L:13.0km/L
ガソリン 2.0L:12.0〜14.0km/L
10.15モードのカタログ燃費で比較しました。実燃費はそれぞれカタログ値より2kmほど低くなるといわれています。
ここからは金額をシミュレーションします。主力モデルである2.0Lを例にみてみましょう。
レガシィツーリングワゴン(BP系)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは100リットル使用(*1)し燃料代は1万8,820円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、22万5,840円(*2)です。
*1 燃費は10km/リットルで算出(実燃費)
*2 2023年8月10日のハイオクガソリン1Lあたりの平均価格188.2円で算出
自動車税
2023年8月現在、新車登録が2019年9月30日以前の1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は3万9,500円/年です。レガシィツーリングワゴン(BP系)は2003年にデビューしているため、多くの個体が車齢13年を超えており、自動車税は重課税されて4万5,400円かかります。
任意保険
レガシィツーリングワゴン(BP系)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。
<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定
<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:あり
車両保険(保険金額):45万円
免責金額(1回目-2回目以降):5~10万円
上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約9万5,000円/年でした。車両保険では45万円までカバーできます。
車検
次にレガシィツーリングワゴン(BP系)の車検代についてみていきましょう。
<ディーラー車検の場合>
自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)
自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)
印紙代:2,300円
車検料:5万円
合計:10万7,750円
※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します
今回は1.0t超~1.5t以下に区分されるモデルで重量税を計算しました。同区分の一般的な現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、レガシィツーリングワゴン(BP系)の初期モデルだと初年度登録からすでに18年以上経過しています。そのため、二段階に重課税されて3万7,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代は高額になるかもしれません。
メンテナンス費用
最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。レガシィツーリングワゴン(BP系)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。
・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライト交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代
1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。レガシィツーリングワゴン(BP系)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤを購入すると追加で10万円以上かかるケースもあります。
レガシィツーリングワゴン(BP系)年間維持費はいくら?
レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費は合計でいくらぐらいになるのでしょうか。ここまで紹介した税額や保険料をあわせて計算してみましょう。
<自家用車登録のレガシィツーリングワゴン(BP系)年間維持費>
燃料代:22万5,840円
自動車税:3万9,500円
任意保険:9万5,000円
車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費:50,000円
合計:46万4,215円
月額では3万8,600円ほどかかります。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられるでしょう。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するほか、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。
レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費が高いと思った時の対処法
レガシィツーリングワゴン(BP系)は発売から20年近く経過するモデルのため、各種税金が高くなってしまいます。また、ハイオク仕様のため燃料代がかさんでしまうほか、古いクルマのためにメンテナンス費も跳ね上がってしまうでしょう。
レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。10年以上経過している個体であれば、ぜひ旧車王にご相談ください。
※2023年8月10日時点のデータです
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