レクサスISは、高級感と優れた走行性能を兼ね備えた人気の高級セダンです。購入を検討される方にとって気になるのが維持費ではないでしょうか。
本記事では、実際の燃費データや税金、保険料など、具体的な数字をもとにレクサスISの維持費について詳しく解説していきます。
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レクサスISとは
レクサスISは、トヨタの高級ブランドであるレクサスが展開する、プレミアムスポーツセダンです。1999年の発売以来、スポーティな走りと上質な乗り心地のバランスが高く評価されています。なお、デビュー当時はトヨタのアルテッツァとして登場しました。
現行モデルでは、2,493ccエンジン(IS300h)と電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、力強い走りと優れた燃費性能を両立。デザイン性の高いエクステリアと、高級感あふれるインテリアも特徴です。
レクサスISの維持費の内訳
レクサスISの維持費について、燃料代、自動車税(種別割)、任意保険料、車検代、メンテナンス費用の5項目に分けて内訳を解説します。
なお、今回は2014年4月に発売されたIS300hを例に挙げてシミュレーションします。
燃料代
レクサスISは、JC08モードで23.3km/Lと優れた燃費の数値を誇ります。月間走行距離を500km、レギュラーガソリン単価を180円だと想定した場合の月々の燃料費を計算してみましょう。
500km÷23.3km/L=21L(小数点以下切り捨て)
21L×180円=3,870円
月額で3,780円、年間に換算すると4万5,360円です。
自動車税(種別割)
自動車税(種別割)は、排気量によって税額が決まります。2014年4月発売のIS300hの排気量は2,493ccのため、2,000cc超2,500cc以下の区分に該当し、税額は年間4万5,000円です。(2019年9月30日以前に新規登録した場合)
なお、新規登録から13年を超えると、約15%の重課税率が適用され、5万1,700円に上がるため留意しましょう。
任意保険料
続いて、大手ネット型保険で任意保険料をシミュレーションしました。条件は下記のとおりです。
【条件】
年齢:30歳
等級:12等級
クルマの年式:2014年
使用目的:日常・レジャー
運転者:本人限定
【補償内容】
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
車両保険:190万円
免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円
保険料は年間5万1,113円でした。車両保険を付帯した場合の金額で、万が一の事故の場合も190万円までは補償されます。
車検代
続いて、車検代を算出します。ここでは、ディーラーで車検を受けることを想定してシミュレーションしました。
・自賠責保険料:1万7,650円 ※2025年2月時点
・自動車重量税:3万2,800円
・印紙代:1,800円
・車検基本料:5万7,200円
合計:10万9,450円
自動車重量税は、車輌重量によって税額が決まります。今回例に挙げているレクサスISは1,670kgのため、2t以下の区分に該当し、税額は3万2,800円です。自動車税(種別割)と同じく、新規登録から13年を超えると重課されるため、留意しておきましょう。
また、車検基本料は依頼先の販売店や整備工場により異なります。一般的にはディーラーよりも整備工場のほうが安い傾向にあります。
メンテナンス費用
定期点検や消耗品の交換など、年間のメンテナンス費用は10万円程度を想定しておくとよいでしょう。これには、エンジンオイル交換、タイヤローテーション(5,000km走行ごと)、ブレーキパッド点検などが含まれます。予防整備をしっかり行うことで、突発的な故障を防ぎ、長期的なコスト削減につながります。
レクサスISの年間維持費
これまで解説した各費用の合計は、以下のとおりです。
・燃料代:4万5,360円
・自動車税(種別割):4万5,000円
・任意保険料:5万1,113円
・車検代:5万4,725円(10万9,450円÷2年で年間換算)
・メンテナンス費用:10万円
合計:29万6,198円
年間維持費は約30万円程度です。ただし、これは新車登録から数年以内の平均的な使用状況を想定した場合の目安であり、使用年数や走行距離、メンテナンス方法によって変動する可能性があります。
また、ローンで購入した場合には返済分が加わるほか、月極駐車場を借りる場合はその賃料も上乗せされます。
まとめ
レクサスISの維持費について解説しました。年間約30万円という維持費は、同クラスの輸入車と比較すると比較的リーズナブルといえます。特にハイブリッドモデルは優れた燃費性能により、燃料代の節約が可能です。
ただし、使用状況により維持費は大きく上下するため、自身がクルマに乗る頻度や現在の保険の等級なども考慮して購入を検討するとよいでしょう。