トヨタ マークIIは、販売が終了した今も高い人気を誇るFRセダンです。今回は、マークIIのリールバリューの傾向を解説するとともに、高く売るためのポイントを紹介します。マークIIの売却を検討している方は参考にしてみてください。
マークIIのリセールバリューのポイント
マークIIのリセールバリューは、グレードによって買取額に違いがあります。具体的には、ツインターボエンジンを搭載しているグレードやMTを組み合わせているグレードが人気です。
高出力のエンジンにMTを組み合わせたマークIIは、スポーツ走行にも適しているため、現在でも200万円前後で取引されることがあります。
一方、自然吸気エンジンを搭載したグレードやATを組み合わせたグレードであっても、マークIIが持つ高級感が評価されれば高価買取が期待できます。
マークIIは、歴史が途絶えた今でも一定の人気を維持し続けるモデルといえるでしょう。
マークIIを高く売る方法
マークIIを高く売るためには、どのような方法があるのでしょうか。ここからは、マークIIを高く売るポイントについて紹介します。
基本的なメンテナンスをしておく
エンジン、トランスミッション、足まわり、外装や内装などは、しっかりとメンテナンスしておきましょう。基本的なメンテナンスを確実に実施し、メンテナンスノートに整備記録が残っていれば高価買取される可能性が高くなります。
純正パーツをアピールする
マークIIは、ラグジュアリーさがセールスポイントのセダンです。また、ターボエンジンによる力強くスポーティな走りも魅力となっています。
このようなマークIIらしさをスポイルしないために、純正パーツが残っていることや純正状態であることを査定時にアピールしましょう。純正パーツのアピールがあると高価買取される可能性が高くなります。
現在の状態で査定に出してみる
マークIIは、純正状態の車両だけでなく、カスタマイズされた車両も多く出回っています。どちらの車両であっても高く評価される可能性があることから、査定に出すときはまず現在の状態で査定に出しましょう。
査定したときに、純正パーツの方が高く売れることがわかったら、純正パーツに戻して売却し、取り外したアフターパーツは別に売却すると、結果として高く売れます。
マークIIの魅力と歴史
トヨタ マークIIの歴史は、1968年に販売を開始した「コロナ マークII」まで遡ります。マークIIはデビュー以降、高級感やスポーティさをセールスポイントとしてきました。
車種名が「マークII」となったのは、1984年に登場した5代目からです。また、1997年に販売を開始した7代目からは、ボディの大きさが3ナンバーサイズとなり、スポーティな「ツアラー」とラグジュアリーな「グランデ」に分類されました。
ツアラー系とグランデ系は、外装や内装、サスペンションやステアリングのチューニングなど、見える部分から内部まで、あらゆる部分で違いがありました。さまざまな部分に手が加えられ、キャラクターが明確に分けられたマークIIの中でも、ツアラー系は現在でも高い人気を誇っています。
2000年には、マークIIの最終型となる9代目がデビュー。グレードはグランデ系に統一されましたが、ハイパフォーマンスエンジンを搭載するグレードも用意されていました。グランデ系のみとなった最終型のマークIIの中でも人気が高いのは、ハイパフォーマンスエンジンを搭載した「iR-V(MT)」です。
最終型となったマークIIの主要スペックは次のとおりです。
【マークII(110系)グランデiR-Vの主なスペック】
サイズ | 全長4,735mm×全幅1,760mm×全高1,460mm |
ホイールベース | 2,780mm |
エンジン | 2.5L直列6気筒ターボエンジン(1JZ-GTE型) |
最高出力 | 206kW(280ps)/6,000rpm |
最大トルク | 378Nm(28.5kgm)/2,400rpm |
トランスミッション | 5速MT |
駆動方式 | FR(2WD) |
高級感とスポーティさを両立しているだけでなく、運転そのものを楽しめるMTが用意されていることがマークIIの魅力といえるでしょう。
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