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■第4回 ~アルミ弁当箱と旧車の意外な関係~
どうも!「日本アルミ弁当箱協会」会長のマツド・デラックスでございます。
今回からは「アルミ弁当箱と旧車の意外な関係」を語っていきたいと思います。
■アルミ弁当箱全盛期はクルマ社会の全盛期でもあった
このタイトル。旧車王の記事としては逆なんでしょうね(編集部注:そのままいきます)。
「クルマ社会の全盛期は、アルミ弁当箱にとっても全盛期」なんでしょう。
しかし、アルミ弁当箱協会の会長としてはあえて逆から行きたいと思います。
■魔法使いサリー
「え?」と思う方と「なるほど!」と思う方、両極端に分れる作品がこの「魔法使いサリー」です。
1966年(昭和41年)といえば、自動車産業が活発化し、各メーカーが名車と呼ばれる「大衆車」を世に送り込む世代でもありました。
そんな中放映されていた魔法使いサリーも例外ではなく、自動車産業の影響を受けていたのです。
■実はタイトル変更はあのクルマとは無関係?
まず、よく話題になるのは「魔法使いサリー」のタイトルです。
この漫画の最初のタイトルは「魔法使いサニー」だったのは有名な話です。
そしてタイトル変更の理由として流れていた都市伝説は「日産が許可をしなかった」でした。
しかし、どうもこれは間違いで、許可されなかったのは他の会社で商品登録名があったからだそうです。
たしか家電メーカーだったはずで、日産も車種名としてその会社に使用許可をもらっていたそうです。
それが日産の大衆車「サニー」だった、というわけです。
現在車種名として残っていないのも、使用許可年数が過ぎたからという説もあるとのことです。
■クルマの話題が多かったサリーちゃん
そんなことが話題になったかならなかったのかは定かではありませんが、「魔法使いサリー」は「クルマ」にまつわる話題が多かったような気がします。
よっちゃんのお父さんの仕事は個人タクシーの運転者だったり「交通戦争(もう死語かもしれません)」を題材に物語があったり・・・。
極めつけのエピソードとして、主人公のサリーちゃんと弟のカブが「ラリー」に参加するという、実にマニアックな展開のエピソードまであったほどです。
そして、このラリーのエピソードで2人が乗るクルマを魔法で選ぶのですが、サリーちゃんは「私と同じ名前のサリーにするわ」といい、カブは対抗して「カブリカ」を選びます。
もちろん、日産の「サニー」VS トヨタの「パブリカ」というわけ訳です。
当時の制作スタッフも粋なことをするものですね。
・・・といった具合に、アルミ弁当箱に描かれている作品には意外とクルマに関係する作品があるんです。
というわけで、今回の「斜めから見た旧車たち」は「サニー」と「パブリカ」にスポットを当ててみました!
まったく脈絡のないコラムではありますが、旧車王ヒストリアだけでなく「マツドデラックスコレクション アルミ弁当箱図鑑」もよろしくお願いいたします。
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●日本アルミ弁当箱協会会長「アルミ弁当箱図鑑 厳選50 」出版への道
https://www.qsha-oh.com/historia/article/matsudo-bangai-1/
またアルミ弁当箱を並べて欲しい等とご要望のある方も是非お声をかけてください。
●日本アルミ弁当箱協会ホームページ
https://kyokai.fans.ne.jp/arumibenntou/
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次回はイベントで10月30日に開催される「ISUZUオーナー集会」に参加、展示予定です。
こちらもぜひよろしくお願いいたします!
[撮影/ライター・マツド・デラックス(山本圭亮)]