DIY旧車オーナー必読!「初めてのオイル交換でのリアルな注意点」とは?

目次
1.■1.作業前に最低限用意したいものはこれだ! 2.■2.初心者がやりがちな作業ミスはこれだ! 3.■3.DIYで困りがちな作業後の廃油・その他の処理について 4.■4.まとめ:少しずつできることからやっていこう

前回は、愛車のメンテナンスを自身の手で行いたいと思う旧車オーナーにとって、初めてのDIYにふさわしいであろうメンテナンスとしてエンジンオイル交換について触れた。

▲多少面倒でも、愛車の面倒は自身で見たいと思う方は決して少なくないはずだ

そして、まずはじめに、旧車用エンジンオイルの選択方法について記事を執筆した。

DIY旧車オーナー必読!「複雑なエンジンオイルの選択肢」とは
https://www.qsha-oh.com/historia/article/oldcar-eg-oil-1/

今回の記事はその続編であるが、具体的なエンジンオイル交換の方法について、ハウ・トゥー的な記事はインターネット上など他にも数多く存在する。

また、クルマ一台一台がすべて同じ方法でオイル交換できるとは限らないことから、以前の記事に記した通り、修理書やサービスマニュアルを参照するべきであると筆者は考えている。

今回はあえて、筆者の経験が中心となるが、DIYの初心者がエンジンオイル交換で陥りやすいリアルな注意点についてまとめてみた。

なお、本題に入る前にあらかじめお断りするが、今回の記事もすでに豊富な知識を持つベテランオーナーや評論家のための記事ではない。

DIYを志し、初めて作業される方などの参考になるよう、幅広い内容をできるかぎり分かりやすくお伝えするための記事であることをご承知おきいただければ幸いだ。

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■1.作業前に最低限用意したいものはこれだ!

基本的な工具の他に、以下のものを用意していただきたい。

●エンジンオイル

当然のことだが、これを用意しないとエンジンオイル交換が始まらない。

あらかじめ取扱説明書やサービスマニュアルを参照したうえで、そのクルマに使用するエンジンオイルの規格や必要な量を確認しておきたい。

また、旧車に限らず、間違ったエンジンオイルの選択は、エンジンにダメージを与えてしまう可能性がある。

エンジンオイルの選び方については、前回の記事において詳細を記したので、併せて読んでいただきたい。

●オイルジョッキ

意外と忘れがちだが、これもぜひ用意してほしい。

先述のとおり、エンジンオイルの規定量は、車種・エンジンによって千差万別である。

エンジンオイルは、それこそウォッシャー液のごとく、タンクの口まで目いっぱい入れれば良い訳ではない。

エンジンオイルの量は、多くても少なくてもNGなのだ。

給油するオイルの量を間違えると、エンジンにダメージを与える原因となる。

DIYで作業することを目的として日本国内で流通するエンジンオイルを検討した場合、荷姿は4リットル缶と20リットルのペール缶のどちらかであることが多い。

オイルジョッキはこのオイル缶から、おおよそではあるが計量して使用する分を給油する目的に使用する。

このオイルジョッキがないと注ぎづらいだけではなく、自身でエンジンに何リットル給油したか分からなくなってしまうこともある。

購入したオイルを無駄にしない目的のみならず、しっかりオイルレベルを合わせるためにも必須のアイテムだ。

▲オイルジョッキとオイルドレンパンはDIYエンジンオイル交換では必須だ

なお、これは筆者からのアドバイスであるが、使用後はチリやホコリなど異物が入らぬよう、オイルジョッキにはビニール袋をかぶせるなどして配慮してほしい。

余談であるが、海外で流通するオイル製品はプラスチック製のボトル容器入りであることがほとんどだ。

特に北米市場で出回るものは1クォーター(4分の1ガロン=0.946リットル)のものが多く、ボトル自体に中身が透けている部分があり、これで計量できてしまう。

DIYの盛んな、北米ならではともいえるだろう。

●ドレンボルトとパッキン

次に用意してほしいものは、細かいものではあるが「ドレンボルト」と「パッキン」だ。

旧車の場合、パーツの入手性の問題からか他車種のものが間に合わせで使用されていたり、長年の使用で傷んだドレンボルトやパッキンに、液状ガスケットを塗って無理やり止められていたりといった話を耳にすることがある。

旧車に限らず、中古車を購入して初めてオイル交換をする場合は、このドレンボルトが度重なる使用により傷んでいる場合がある。

そのため、あらかじめ用意しておくと良いことだろう。

可能であればドレンボルトとパッキンは純正部品での用意をおススメする。

昨今アフターマーケット品として、複数サイズのドレンボルトやパッキンが詰められたセット物が販売されているのを見かけることがある。

これらは組み合わせによっては、微妙な寸法違いからオイルにじみの原因ともなりかねない。

自身の愛車のメンテナンスの第一歩として、まずはこういった部分をしっかり正して、デフォルト(初期)状態に戻していきたい。

●オイルフィルターとフィルターレンチ(2種類)

エンジンオイルと同時交換することが多いオイルフィルターも用意されることと思うが、オイルフィルターが適合品であることは当然として、このオイルフィルターを外す工具(レンチ)にもアドバイスをしたい。

▲締めすぎで固着したオイルフィルターを緩めるのは至難の業だ

できればオイルフィルターレンチは2種類を用意したい。

お椀状のカップ型レンチがその代表的なものと思われるが、これとは別に種類はあるが、回転させるとともにオイルフィルターに食い込んでいくタイプのアジャスタブル型も併せて用意をおススメする。

というのも、長らく交換されていなかったオイルフィルターは固着して外れない場合が多い。

筆者は何度も経験があるが、カップ型レンチがオイルフィルターにうまく噛まずに緩まないので、最終的にオイルフィルターに貫通ドライバーをハンマーで打ち込み、強引に外すなどの方法を行ったこともある。

余分な工具がひとつ増えると思いがちだが、役に立つときがきっと来るはずだ。

オイルフィルターとて甘く見てはいけない。

何らかの手段は事前に準備しておくべきだ。

●オイルドレンパン・ブレーキクリーナー(パーツクリーナー)

抜いたオイルを受け止めるための器(ドレンパン)は必須だ。

キッチン用品などでも代用できなくもないが、工具店で販売されている、専用のドレンパンをおススメする。

抜けたオイルが飛び散りにくい形状になっていたり、ドレンボルトやオイルフィルターが置きやすい形状になっている部分があったりするなど、それなりに工夫されているものが多い。

購入を検討する場合は、交換するクルマのエンジンオイル量に対して、余裕をもった容量のものであることをおススメする。

また初心者のうちは、どうしてもクルマの周りにオイルをこぼしてしまうことがある。

作業用のマットや、ロールウエス、洗浄用にブレーキクリーナー(パーツクリーナー)なども用意してほしい。

そして、まずいないと思うが、絶対に廃油をその辺に撒いたりしてはいけない。

環境汚染はもちろんであるが、火災の原因にもなりかねない。

廃油の処理方法については後述するので、最後まで記事を読んで欲しい。

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■2.初心者がやりがちな作業ミスはこれだ!

●オイルをこぼす(ぶちまける)

これは誰もがやってしまうことであろう。

オイルを抜くときなど、ドレンボルトを緩めた後に抜けゆくオイルの放物線が予想と異なり、ドレンパン内に着地せず周囲を汚してしまったり、新しいオイルをエンジンに注ぐ際に、ジョッキからエンジンルームにオイルをこぼしてしまったり・・・。

なにかと作業をする周辺にオイルを撒いてしまったことは、当然筆者も経験済みだ。

注意したいのは、エンジンオイルは当然ながら「可燃性である」という点だ。

高熱となるエキゾーストマニホールドや触媒、マフラーなど排気系にオイルが付着してしまった場合、車両火災の原因となる可能性がある。

万一、オイルをこぼしてしまった場合は、よく拭き取ったあとにパーツクリーナーなどでしっかり洗浄してほしい。

●抜くオイルを間違える

笑いごとではない。

これが意外と「あるある」なのだ。

FR車であれば、エンジン後部にトランスミッションがあり、さらにドレンボルトの形状がエンジンとまったく異なるので、まず間違えることはないであろう。

問題はエンジンとトランスミッションが横に並んだFF車だ。

このFF車のなかには、エンジンオイルとATFのドレンボルトの見かけがそっくりなクルマが稀に存在する。

クルマを下から覗いた場合、当然ながらエンジンルームを上から見た場合と景色が異なる。

クルマの構造に詳しくない場合、ここで錯覚してしまうことがあるようだ。

筆者はエンジンオイルを抜くつもりが、ATFを抜いてしまったという失敗談を耳にしたことがある。

確かに筆者もオイルパンの形状も含め、紛らわしい車種を目にしたことがある。

ベテランのメカニックであれば、紛らわしい車種であっても、ファンベルトやクランクプーリーがある側と論理的に判断するだろう。

万が一ドレンボルトを緩めてしまっても、ATFは抜いた瞬間に色や臭いで瞬時に気づくはずである。

残念ながら、これは実際に発生した失敗談で、ATFをすべて抜いた後に、エンジンオイルを規定量エンジンに注入、オイルが規定量の2倍入りながらも(オイルレベルはどうした?)エンジンは通常通り始動し、工場内から車両を移動する際に、クルマが突然走行不能となり作業ミスが発覚した次第である。

初めてエンジンオイル交換をする場合は、念のため注意してほしい。

●やけどする

作業に慣れたメカニックは、あらかじめエンジンをある程度暖機して、エンジンオイルを温めてからオイル交換を行う。

これは必須の作業ではないが、確かにエンジンオイルが抜けやすくなり作業がはかどる。

ただ、作業に慣れないうち、さらにジャッキアップやスロープなどを使用して、狭いクルマの下に潜り込んだ場合はマフラーなどに体が接触して、やけどを負ってしまう可能性がある。

作業に慣れないうちは、暖機運転はほどほどにするか、ある程度エンジンルームが冷えた状態で作業することをおススメする。

●ドレンボルトやオイルフィルターを締めすぎてしまう

これも、初めて作業を行った際に起こしがちな失敗であろう。

正しい締め具合が分からず、ドレンボルトが緩んでこないか心配で、ついつい力を入れて締めすぎてしまいがちだ。

手元に独特な感触が伝わってきたあと、いくらボルトを締めても力がかからなくなってしまったなど・・・DIY初心者のこういった失敗談はドレンボルトに限らず、さまざまな部分で耳にする。

ドレンボルトを締めすぎる場合は、おもに軽量化と放熱性向上を目的にしたアルミ製のエンジンオイルパンにて発生することが多い。

現代車のみならず、旧車でも高性能なエンジンでは決して珍しくない仕様である。

アルミは鉄に比べて、柔らかい材質だ。

アルミ製のオイルパンの場合、鉄製のオイルパンと同じ感覚で、ドレンボルトを締め付けると、すぐにネジ山を傷めてしまうことだろう。

軽症であれば、ネジ山を切りなおしたり、少し長めのドレンボルトを使用したりしてごまかすことができるだろうが、基本的にはオイルパンを交換するか、ヘリサートなどを使用してネジ山を修正するしかない。

また、オイルフィルターについても締めすぎにより、次回の交換時になかなか緩まず、オイルフィルターの頭部のカップレンチが引っかかる部分を丸めてしまい、緩められなくなってしまったなど・・・。

あくまでも個人的な意見であるが、ドレンボルトにせよ、オイルフィルターにせよ、単なる締め忘れを除き、締め付けトルクの不足よりもオーバートルクで締め付けてしまった場合に、トラブルが発生しがちに感じる。

トルクレンチで締め付ければ、一見問題なさそうに考えられるが、相手が旧車の場合、そもそもネジ山などが傷んでいる場合もある。

トルクレンチはレンチ自体が重めであることと、レンチ自体が長いため、一般的な3/8インチ角のトルクレンチでは、ドレンボルトやオイルフィルターを締め付ける場合、手元へのトルクの伝わり方、すなわちフィードバックが少なくなる。

可能であれば、ソリッドに手元に間隔が伝わる、長すぎないコンビネーションレンチやメガネレンチを使いたいところだ。

言葉で伝えるのが難しいが、手元の感覚で交換した新品のドレンボルトのパッキンが少しだけつぶれる感覚が確かめられれば、締め具合はそれで充分といえる。

オイルフィルターについても、パッケージに締め付けトルクと共に記載されていることが多い。

オイルフィルターのパッキンが対象に接地してから、4分の3回転~1回転と角度締めをすることもできる。

トルクレンチを使用すると分かるが、実はカップレンチを使用して感覚で締め付けた場合、オーバートルクとなっていることが多い。

初めてのオイル交換の場合、プロとは言わないので、作業に慣れたオーナーを呼び、アドバイスをもらえれば心強い。

一度行えばどうという作業ではない。

誰だって、最初は初心者だ。

賛否両論かもしれないが、ここでは、あえてトルクレンチを使用せず、手の間隔を身に付けて欲しい。

●オイルフィラーキャップやドレンボルトの締め忘れ

締め忘れは集中力が落ちてくると、発生しやすいミスである。

慣れない作業に疲れていても、作業完了後にもう一度、しっかり確認したい。

特にドレンボルトは締めたつもりでも、もう一度、工具を軽く当てて再確認をしよう。

これは基本的な作業であるが、やはり車両火災やエンジン破損など重大なトラブルを防ぐための必須の作業だ。

熟練のメカニックにとっては、欠かさず行うルーチンワークとなっていることが多い。

ベテランメカニックほど、作業はとことん慎重なものである。

我々も見習うべきではなかろうか?

■3.DIYで困りがちな作業後の廃油・その他の処理について

さて、問題はオイル交換後の廃油だ。

オイルを段ボールに入った袋入りの吸収材に吸わせることで処理できるものが安価にホームセンターなどで販売されているが、燃えるゴミとしての回収を拒否する自治体もあると聞く。

筆者は本格的にDIYを行う場合には、やはり廃油用にペール缶(20リットル)、可能であれば空きドラム(200リットル)を用意すべきと考える。

個人的に軽貨物運送業を営んでおり、運送業だけでも年間ドラム一本が一杯になるためだ。

筆者は年に一度、回収業者に廃油の引き取りを依頼している。

気になるコストはゼロだ。

基本的には無料(業者による)で引き取ってくれる。

ベテランのDIYオーナーに話を伺うと、以前は1リットル数円~十数円程度で買い取ってくれたそうだが、さすがに令和の今日ではそんな話はないようだ。

無料で引き取っていただけるだけでもありがたいものだ。廃油はしっかりとリサイクルされる。

▲筆者は廃油をドラム缶にまとめ、年に一度、廃油の回収を業者に依頼している

なお、ここで注意を促したい。

エンジンオイルをはじめ、自動車に使用する石油製品やケミカルは、その大半が危険物となる。

オイルのみならず、一時保管している廃油も当然危険物となり、消防法の対象となるのだ。

エンジンオイルやギアオイル、ATF等、各種オイルについては、消防法上の危険物等級で第4類(引火性液体)とされ、保管できる量が消防法によって決められている。

これを「指定数量」と呼ぶが、個人用途など管轄消防署への届出をしない場合に保管できる最大量は指定数量の最大20%となることが多い(※各市町村により異なる)。

カーショップでも開業しない限り、まず個人の用途ではこの数量を超えることはないであろうが、心当たりのある方は念のため、ご確認いただきたい。

重要なのは廃油のみならず、ガソリンはもちろん、オイルやその他のケミカルなど石油製品は危険物であるという認識を持つということだ。

10数年ほど前であろうか。かつて、かのF1の名門ウィリアムズでも、ピットガレージにて静電気が石油製品に引火したと疑われる火災が発生したことがある。

オイルやガソリンの浸み込んだウエスなどは、乾燥した冬場では静電気火災の原因になる可能性もある。

周辺に放置せずにしっかりと片付けるべきだ。ガレージ内でストーブを焚いたり、喫煙をしたりする際も、くれぐれも用心してほしい。

少し厳しい話をしたが、次はオイルフィルターの処分についてだ。

これはとても厄介だ。

結論から話すと、オイルフィルターの処分は自治体では拒否されることがほとんどだ。

燃えないゴミ、すなわち不燃物として取り扱ってもらえないのだ。

大半の自動車部品のゴミも同じくであるが、ある程度まとまったところで専門の産業廃棄物処理業者に依頼をするしかないだろう。

とはいえ、交換の頻度が多く溜まりやすいオイルフィルターがいちばんの悩みのタネだ。

筆者はここ数年、画像の方法で処理をしている。

簡単に言えば、解体して金属・紙・ゴムとして分別しているのだ。

ここまで分別すれば、地域の自治体で通常通り、処理が可能である。

「捨てればゴミ、分ければ資源」とはよくいったものだ。

余談ながら、鉄・アルミなど、くず鉄の買い取り価格はここ数年、高値安定している。読者の方も挑戦されてはいかがだろうか?

▲専用工具:オイルフィルターカッターでオイルフィルターを分解してみた

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■4.まとめ:少しずつできることからやっていこう

今回の記事はDIYをバリバリとこなすベテランオーナーにとって、当たり前ともいえることを徒然と書いたので、内容について退屈に感じた方がいたかもしれない。

しかし、今回も文中にも記したが誰もが最初は初心者だ。

DIY作業は少しずつできることからやっていくことがスキルアップの基本と筆者は考える。

「千里の道も一歩から」、「ローマは一日にして成らず」。

これらの言葉と同様、大きな目標を設定する前に、まず小さな目標を達成し、その積み重ねを通じて大きな目標に向かって進んでいく。

段階を踏んだアプローチは、どことなくビジネスライクに聞こえるが、クルマいじりにも応用できる。

今回は「メカと向き合う初めてのDIY」としてエンジンオイル交換を紹介した。

DIYを志す初心者の方には、じっくりと取り組むことで、少しずつ自身でできる作業を増やし、ひとつひとつ目標を達成することで得た満足感を、次回のDIY作業に取り組むモチベーションの糧にして欲しいのだ。

これを繰り返せば、それが次第に自信となりレベルアップにつながっていくはずだ。

筆者は目標を成し遂げたときの、この何とも言えない達成感を得たくDIYに取り組んでいるといっても過言ではない。

何度も言うが、誰もが最初は初心者だ。

次回は何を書くかまだ決めていないが、引き続きDIY目線で記事を書いていこうと思う。

次回の記事もよろしければお目通しいただきたい。

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[画像・AdobeStock、ライター・撮影/クマダトシロー]

 

 

 

 

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