プジョーのペッパーミルだけじゃない!?創業時にこんなものを作っていた車のメーカー5選

目次
1.プジョー・製鉄業 2.BMW・航空機エンジン製造業 3.トヨタ自動車・織機製造業 4.マツダ・コルク製造業 5.SUBARU・飛行機製造業 6.まとめ

14年ぶりの日本の優勝で華々しく幕を閉じたWBC。今回も数多くの選手の名シーン・名言が生まれましたが、中でもラーズ・ヌートバー選手の「ペッパーミル」パフォーマンスが印象に残っているという方も多いのではないでしょうか。

ユニークなパフォーマンスが流行ると同時に、ペッパーミルそのものへの注目度も一気に高まりました。このペッパーミル、今や世界的自動車メーカーと知られるプジョーがもともと製造していたというのは結構有名な話ですよね。もしかしたら今回のWBCでプジョーのルーツを知ったという方も多いかもしれません。

実は、創業時に別事業を展開していたという自動車メーカーはプジョー以外にも多く存在します。そこで今回は、自動車販売・製造以外の事業でスタートしたメーカーを5つ紹介します!

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プジョー・製鉄業

まずはプジョーの歴史もおさらいしておきましょう。1810年頃、フランス東部でジャン=ピエール・プジョーとジャン=フレデリック・プジョーの兄弟が製鉄業を始めました。ノコギリなどの工具類や傘、それからWBCで話題にあがったペッパーミルやコーヒーミルなどを製造していたといいます。自動車事業をはじめたのは1889年のこと。ちなみに今でもプジョー製のペッパーミルは販売されています!

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BMW・航空機エンジン製造業

BMWはドイツの世界的自動車メーカーとしてあまりにも有名ですが、1916年の創業時は航空機エンジンを製造していました。社名もバイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社と現在と異なり、BMWに改名したのは翌年です。1928年にアイゼナハ自動車製作所というドイツの自動車製造企業を買収したのをきっかけとして、自動車事業をスタートさせました。

トヨタ自動車・織機製造業

日本が誇る屈指のメーカー・トヨタ自動車も、最初から自動車事業を展開していたわけではありません。もともとは紡織、つまり「機織り」から会社がはじまりました。創業者である豊田佐吉は発明家の血が色濃く「発明で社会の役に立ちたい」と思い、なんと18歳で機織り機の改良をはじめたといいます。1890年には豊田式木製人力織機を完成させて特許を出願し、1918年には豊田紡織株式会社を設立。この会社の自動車部が現在のトヨタ自動車へと発展しました。ちなみに豊田紡織は「トヨタ紡織」と表記を変えて今も存続しており、車の各種部品の製造を行っています。

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マツダ・コルク製造業

「Be a driver.」のキャッチコピーが有名なマツダは、なんとコルク製造からその歴史がはじまったといいます。1920年に東洋コルク工業株式会社を設立。本拠地を構えた広島県の山間部にはコルクの材料であるブナ科のアベマキが多く自生していたそうです。コルクは船の材料としての需要が高く、造船業の盛んだった広島県においてコルク製造はうってつけだったのでしょう。後に関東大震災やコルク工場の火災など経営難に直面し、機械事業への進出を決めます。この決断が功を奏し、1930年に三輪トラックの製造を開始させ、自動車事業を発展させました。

SUBARU・飛行機製造業

数多くのスポーツカーを生み出しているSUBARUのルーツは、飛行機の製造にありました。1917年、航空機産業を立ち上げたいと一念発起したエンジニア・中島知久平は「飛行機研究所」を設立します。ライト兄弟が有人動力飛行に成功してからわずか14年後の出来事と考えると随分と思い切った決断です。中島飛行機株式会社へと名前を変え、いくつかの会社に分かれたあと、1953年にSUBARUの前身である富士重工業株式会社が生まれます。飛行機製造で培ったノウハウを活かし、多くの自動車を手掛けて会社を大きく成長させました。

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まとめ

自動車事業以外で創業した自動車メーカーを紹介しました。

スタートの事業は違っていても、どのメーカーでもものづくりの精神が脈々と受け継がれていることが感じられますね。何かを生み出すという熱いスピリットと飽くなき探究心が、今日の自動車業界の発展につながっているのかもしれません。

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