ポルシェ 911のリセールは?買取相場や高く売る方法も紹介

目次
1.ポルシェ 911とは 2.ポルシェ 911の買取相場 3.ポルシェ 911のリセールバリューが高い理由 4.ポルシェ 911を高く売る方法 5.ポルシェ 911の売却は旧車王へご相談ください

ポルシェ 911の売却を検討していて、リセールバリューについて調べている方もいるでしょう。ポルシェ 911は、ブランド力が高く根強いファンがいるため、リセールバリューが高い傾向にあります。

状態次第では、買取相場以上の価格で売却できます。この記事では、ポルシェ 911の買取相場やリセールバリューのポイントなどを紹介します。

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ポルシェ 911とは

ポルシェ 911とは、ドイツメーカーポルシェのフラグシップモデルとして、1963年〜現在に至るまで販売されている歴史的な車種です。

ポルシェ初の市販車「356」の後継車として登場し、低いシルエットや丸めのライトなどの特徴を受け継いでいます。ポルシェ 911は、長い時間をかけて改良を重ねて、他に類を見ないスポーツカーへと進化してきました。

911は「空冷ポルシェ」と「水冷ポルシェ」の、2つの世代に分けられます。特に人気が高いのは、空冷エンジンを搭載した空冷ポルシェです。

空冷ポルシェは下記の4世代にわたり1998年まで販売されており、30年以上に渡ってファンから支持されてきました。

・1964年 初代 (通称:ナロー)
・1974年 2代目 930型
・1989年 3代目 964型
・1993年 4代目 993型 ※空冷ポルシェ最終モデル

1997年に登場した996型では、空冷から水冷へとエンジンが変更されています。環境問題への対応が主な理由だったものの、結果的にクルマの構造がシンプルになり、メンテナンスが容易になりました。

996型に続いて、下記の水冷ポルシェが製造されました。

・2004年 997型
・2011年 991型
・2018年 992型

水冷エンジンを搭載した911は、25年以上に渡り多くのファンから愛され続けているモデルです。

また、911のエンジンは空冷から水冷への変更はあったものの、初代から一貫して伝統の「水平対向6気筒」を採用しています。初代の2.0Lエンジンは、最終的に993型で3.6Lまで拡大され、さらに力強い走行が可能です。

エンジンの性能は水冷の方が高いものの、空冷には独特のフィーリングがあり、多くのファンに支持されています。そのため、空冷ポルシェの方が中古車市場で、高値で取引されていることに留意してください。

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ポルシェ 911の買取相場

ここでは、ポルシェ 911の買取相場を紹介します(2024年8月時点の情報)。

買取相場は週単位で変動するため、売却を検討している場合は、市場の動向をこまめに確認するとよいでしょう。

911 ナロー

911ナローの買取相場は、300万〜2,000万円程度です。

中でも「カレラRS 2.7」は、2,000万円〜1億円程度と、より高値がつく傾向にあります。なお。カレラRS 2.7は1973年から2年間で1,580台生産され、日本にはわずか十数台しか正規輸入されていません。

930

930の買取相場は、200万〜2,300万円程度です。

中でも「930 カレラ スピードスター」の買取相場は1,000万〜2,500万円と、他のグレードよりも高く評価されています。930 カレラ スピードスターは、世界で約2,000台が限定生産されたものの、市場にはなかなか出てこない希少なモデルです。

964

964の買取相場は、400万円〜3,000万円程度です。

「964 ターボ3.6」が最も高く、買取相場は2,000万円〜5,000万円程度です。964 ターボ3.6は、1993年に生産されたモデルで、360psを生む3.6Lエンジンが搭載されています。

993

993の買取相場は、400万〜3,500万円程度です。

注目のグレードは「993 カレラRS クラブスポーツ」で、買取相場は1,500万〜3,700万円程度です。993 カレラRS クラブスポーツは、外装に専用エアロパーツを装着しており、難燃性素材のフルバケットシートやロールゲージが組み込まれたモデルです。

996

996の買取相場は、50万〜2,000万円程度です。966は、水冷エンジンが初めて搭載されたモデルです。

当初の買取相場は低迷していたものの、現在は水冷エンジンが適正に評価されるようになり、価格が安定しています。

中でも「996 GT3 RS 6MT」の買取相場は1,000万〜2,500万円と、966で最も高く売却できます。996  GT3 RS 6MTは、GTレースで戦うRSRのホモロゲーションを取得するために開発されたモデルです。

997

997の買取相場は、200万〜2,500万円程度です。

中でも「997 GT3 RS 4.0 6MT」の買取相場は1,800万〜3,000万円と、977で最も高く売却できます。997 GT3 RS 4.0は、世界600台限定で販売されたモデルです。

991

991の買取相場は、500万〜2,500万円程度です。

特に高値がつくのは「991 GT3 RS 7速PDK」で、買取相場は1,500万円〜3,000万円程度です。991 GT3 RSは、0-100km/h加速を3.3秒でこなす走行性能を持っています。

992

992の買取相場は、800万〜3,000万円程度です。992は、2019年から販売されているため、他のモデルより流通台数は多くありません。

中でも「992 GT3 6MT/7速PDK」は、3,000万円〜3,500万円程度の高い価格で売却できる可能性があります。992 GT3は、最高出力510psの4L自然吸気エンジンを搭載する後輪駆動モデルです。

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ポルシェ 911のリセールバリューが高い理由

ポルシェ 911は、ブランド力があり根強いファンがいるため、リセールバリューが高い傾向にあります。ここでは、ポルシェ 911のリセールバリューが高い理由を紹介します。

ブランド力が高い

ポルシェ 911のリセールバリューが高い理由の1つが、圧倒的なブランド力です。

ポルシェは、スポーツカー業界においてトップクラスの知名度を誇っており、品質や性能は世界中で広く認知されています。そのため、新車だけでなく中古車市場においても、ポルシェは非常に高い評価を受けています。

また、ポルシェはステータスの象徴ともされているため、中古車でも所有したいと考える方が多いでしょう。こうしたブランドのイメージが、ポルシェ 911の高いリセールバリューに大きく寄与しています。

根強いファンがいる

ポルシェ 911には、年式ごとに根強いファンがいるため、リセールバリューが高い傾向にあります。ポルシェは長い歴史があり、911の各世代が独自の魅力を備えているため、特定の年式に対して強い愛着を持つファンが少なくありません。

特に、1960年代〜1970年代にかけて生産されたモデルは、クラシックカーとしての価値が高く根強い人気を誇っています。つまり、最新モデルだけでなく過去のモデルの価値も高いため、年式を問わずリセールバリューが高い特徴があります。

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ポルシェ 911を高く売る方法

ポルシェ 911を高く売るには、走行距離をなるべく抑えて、内外装をきれいにしておく必要があります。続いて、ポルシェ 911を高く売る方法を紹介します。

走行距離をなるべく抑える

査定前に走行距離をなるべく抑えれば、ポルシェ 911を高く売却できるでしょう。

ポルシェ 911は高級スポーツカーのため、一般的なクルマより念入りにメンテナンスをする必要があるほか、部品代や工賃も高く設定されています。メンテナンス費用が数十万円に上るケースも少なくありません。

走行距離が長いと購入後すぐにメンテナンスや消耗品の交換が必要だと判断されるでしょう。買い手にとって負担になるため、走行距離が短い方が中古車市場で需要があります。

売却を決めたらなるべく使用を控えて、走行距離を抑えましょう。

内外装はきれいにしておく

ポルシェ 911を高く売却したいのであれば、内外装をきれいにしておく必要があります。ポルシェ 911は高級スポーツカーであり、些細な汚れでも購入者は気になるでしょう。

そのため、普段の洗車では取りきれない水垢汚れやイオンデポジットは、よい印象を与えません。ぱっと見では気づかないものの、近くで見ると気になる汚れのため、専用クリーナーを使用して落としておきましょう。

また、車内の埃や足元の小石なども、マイナス査定の要素となる可能性があります。内外装をなるべくきれいにし、高級スポーツカーの魅力を感じられる状態で査定に出しましょう。

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ポルシェ 911の売却は旧車王へご相談ください

ポルシェ 911の売却は、旧車王へご相談ください。旧車王は、旧車に特化して20年以上買取サービスを行っており、ポルシェ 911も数多く取扱っております。

他社では評価できない部分も見逃さず、適正な鑑定を徹底しています。ポルシェ 911の売却先にお悩みの際は、ぜひ旧車王までお問い合わせください

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