ランドクルーザープラド150系は、2009年の登場から時間が経過しているものの、リセールバリューが高い状態を維持しているモデルです。今回は、プラド150系のリセールバリューや市場で高く評価されている理由、高値がつきやすい車輌の特徴や高く売るポイントを紹介します。プラド150系の売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
プラド150系のリセールバリュー
プラド150系のリセールバリューは以下のとおりです。
※旧車王の買取対象である、発売から10年以上経過したモデルのみ
※一般的な買取業者の平均買取相場
※2024年4月時点の情報
【2009年式モデル 】
新車価格:315万〜475万円
買取相場:〜200万円
【2013年式モデル 】
新車価格:318万〜490万円
買取相場:〜285万円
2009年式も2013年式も新車価格の半分程度の相場です。発売から10年以上経過しているモデルと考えると、非常に高く評価されていることがわかります。
なぜプラド150系のリセールバリューは高い?
プラド150系のリセールバリューを紹介しましたが、なぜここまで高く評価されているのでしょうか。続いて、プラド150系のリセールバリューが高い理由について解説いたします。
海外での人気が高い
プラド150系のリセールバリューが高い理由の1つは、海外での人気の高さです。本格派クロカンであるランドクルーザーよりも扱いやすいサイズで、価格も手が届きやすいために諸外国から厚い支持を集めています。
乗りやすさが特徴でありながらランドクルーザー譲りの悪路走破性は健在である点も、その人気を底上げしています。また、「トヨタのクルマは壊れにくい」というイメージを実証しているかのような頑丈なボディも、世界中から愛されている理由の1つです。
古さを感じないデザイン
プラド150系は、2009年の登場以来一度もフルモデルチェンジしていません。二度マイナーチェンジが実施されているものの、デザインに大きな変更はなく、10年以上経過している中古車であっても見た目に古さを感じません。
プラド150系ならではの、ある種伝統的で風化していないデザインはトレンドの影響を受けにくいため、中古車市場で高い人気を誇っています。
新車販売台数が限られている
プラドはその圧倒的な人気の高さのために、新車販売台数が限られています。注文したとしても納期が1年以上かかる場合も珍しくありません。
そのため、新車よりも早く手に入る中古のプラドを求めるユーザーが増えています。この需要の高まりが、プラド150系にリセールバリューの大きな影響を与えています。
リセールバリューの高いプラド150系の特徴は?
リセールバリューの高いプラド150系ですが、なかでもより高値で売却できるのはどのような車輌なのでしょうか。ここからは、売却時に高く評価されやすいプラド150系のグレードや仕様を紹介します。
グレード:TX Lパッケージ
グレード問わず高く評価されるプラド150系のなかでも高値がつきやすいのは、TX Lパッケージです。
TXをベースにクルーズコントロールやパワーシートなどが装備されたグレードです。最上位のグレードではないものの、価格と装備のバランスのよさから多くのユーザーから求められています。
カラー:ホワイトパールクリスタルシャイン・ブラック・アティチュードブラックマイカ
リセールバリューの高いプラド150系のボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラック、アティチュードブラックマイカです。白系や黒系は乗る人を選ばないほか、スタイリッシュに見えることから中古車市場で高い人気を誇っています。
ホワイトパールクリスタルシャインは、プラドのみならずトヨタ車のなかでも非常に人気の高いカラーです。ホワイトパールの光沢が、クルマの印象をより洗練されたものへと格上げすることから、多くの注目を集めています。
ブラックとアティチュードブラックマイカは非常によく似たカラーですが、アティチュードブラックマイカのほうが艷やかな黒色に仕上がっています。さらなる高級感を得られるカラーとして、150系だけではなくプラドの全世代を通して人気のカラーです。
オプション:サンルーフ(ムーンルーフ)・ルーフレール
プラド150系のリセールバリューにプラスの影響を与えるオプションは、サンルーフ(ムーンルーフ)とルーフレールです。
サンルーフは、一般的にクルマの査定額が上がるオプションとして有名です。プラド150系に関しても例外ではなく、リセールバリューに大きく影響します。車内に開放感が得られるほか、空気の入れ替えの際にも役立つ点がサンルーフのメリットです。
ルーフレールは、アウトドアシーンでの活用が多いプラド150系だからこそ評価されるオプションといってよいでしょう。特に海外ではルーフキャリア(荷台)を載せて荷物を運んでレジャーに行く方が多いため、海外人気の高いプラド150系にとっては装備しておきたいオプションの1つです。
カスタマイズされている車輌
プラド150系はノーマル状態でも高値がつきますが、エアロパーツが装着されていたり、ホイールやタイヤのカスタマイズがされていたりすると、さらにリセールバリューが高くなります。
カスタマイズのパーツは、ディーラーオプションであるモデリスタが人気です。また、純正オプションのパーツだけでなく、社外製品でも高価買取されている事例もみられます。そのため、カスタマイズした車輌の場合には、パーツを取り外さずに査定してもらえば高値がつく可能性があります。
プラド150系を高く売るポイント
プラド150系のリセールバリューが高い理由や査定に有利なグレードや仕様を紹介しました。しかし、自身で所有しているプラド150系をもっと手軽に高く売る方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、プラド150系を高く売却するにあたっておさえておきたいポイントを紹介します。
下取りではなく買取専門業者に売却する
売却する際には、ディーラーでの下取りではなく買取専門業者に依頼することをおすすめします。
乗り換えにあたって所有しているクルマを手放す場合、ディーラーで下取りから購入まで手続きしたほうが手間が少ないのは事実です。しかし、下取り価格には市場での人気やトレンド、オプションや装備の評価は含まれません。一方、買取専門業者では、中古車としての需要やカスタムも加味して査定を実施します。
プラド150系のように、国内外問わず人気が高く、新車台数が限られていて中古車を求める方が多いクルマの場合は、なおさら買取専門業者に依頼するとよいでしょう。
プラド150系を正しく評価できる業者を選ぶ
プラド150系を売却する際にはその価値を正しく評価できる業者を選びましょう。プラドは、オンロードだけでなく、オフロードの走行も得意とするSUVです。そのため、SUVやクロカンの査定や買取を得意としている業者を選んで売却したほうが高価買取されやすいでしょう。
こまめにメンテナンスする
こまめにメンテナンスしておくことも高く売るためのポイントです。外装や内装だけでなく、エンジンやトランスミッション、下まわりの錆び防止など、細かな部分までしっかりとメンテナンスしておけば、査定額にもプラスの影響があります。プラドらしい洗練された外観を維持するとともに、高い走破性能を発揮できるようにしておきましょう。
まとめ
今回はプラド150系のリセールバリューについて解説しました。
世界中から人気を集めるプラド150系は、中古車市場において引く手数多な1台です。そのためにリセールバリューも高値を維持し続けています。
2009年から一度もフルモデルチェンジしていないですが、今後モデルチェンジが実施されると一気に価格が落ちてしまう可能性があります。また、中古車市場の状況は移り変わっているため、売却をご検討の方はなるべくはやく買取専門業者に相談しましょう。
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