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リサイクル券とは、車のリサイクル処理費用がすでに支払われていることを証明する領収書のような書類です。車を売買する際に必要な書類なので、取り扱い方について理解しておかなければなりません。そこで今回はリサイクル券の購入タイミングや種類、料金などについて詳しく解説します。
リサイクル券とは
リサイクル券は、車を廃車にする際のリサイクル処理費用がすでに支払い済みであることを証明する書類です。リサイクル処理費用とは、廃車処理で発生するシュレッダーダスト、エアバッグ類と、カーエアコンのフロン類をリサイクルするための費用であり、車の所有者が負担しなければなりません。
リサイクル券の購入のタイミング
リサイクル券を購入するタイミングは、車を買う時です。リサイクル処理にかかる費用をあらかじめ支払う必要があり、リサイクル券の購入代金を「預託金」と言います。つまり、車の所有者がリサイクル費用を前払いする仕組みになっています。そのため、リサイクル券は廃車処理まで保管しておかなければならず、車を売る時にも必要です。
リサイクル券の種類
リサイクル券には4つの種類があります。それぞれの違いについて確認しておきましょう。
A券:預託証明書
A券は、車のリサイクル料金が、支払い済みであることを示す券です。A券にはリサイクルする際にかかる費用の金額も記載されています。
B券:使用済自動車引取証明書
B券は、車を手放す際に中古車販売店などが最終的な車の購入者に交付する券です。B券を陸運支局へ持っていくことで廃車手続きが可能になります。廃車の際に必要なリサイクル券とは、このB券を指します。
C券:資金管理料金受領証
車のリサイクルを管理する「自動車リサイクルセンター」に資金管理料金が支払い済みであることを示す券です。資金管理料金は、リサイクル料金の収納や管理のために使われます。新車として購入する場合は290円、中古車として購入する場合は410円です。
D券:料金通知書券発行者控
自動車販売業店などが、車の購入者に対してリサイクル料金を通知した際の控えとして保管します。
リサイクル券の料金
リサイクル券の料金は前述のとおり、シュレッダーダスト、エアバッグ、フロン類のリサイクル費用であり、車種によって異なります。具体的な金額は自動車メーカー・輸入業者各社が公表しています。気になる方は各社のホームページなどで確認してみてください。一般的な車両のリサイクル料は、6,000円~18,000円程度です。
リサイクル券の料金が返金されるケース
車を廃車処理ではなく下取りなどで売却した際には、A券に記載された料金が自動車を下取りしてもらった業者から返金されます。業者によっては車の買取価格とまとめて支払われる場合があります。車両の査定額とは別に、リサイクル料金が含まれていることを確認しましょう。
リサイクル券の料金が返金されないケース
車を廃車にする場合、あなたがその車の最後の所有者ということになります。車の最後の所有者は廃車処理のためにリサイクル処理のサービスを受けます。そのため、リサイクル券の代金は返金されません。
リサイクル券の返金手続きの方法
所有している車を中古車として自動車買取業者に売却すると、リサイクル券のA券に記載されている金額が買取業者から返金されます。所有者は車の下取り金額と一緒にリサイクル料金相当額を受け取り、買取事業者にリサイクル券を渡します。
リサイクル券を紛失したときの対処法
万が一リサイクル券を紛失してしまっても、「自動車リサイクル料金の預託状況」を代わりに使用できます。「自動車リサイクルシステム」のホームページから、「自動車リサイクル料金の預託状況」を確認して印刷してください。印刷したその書類がリサイクル券の代わりになります。なお預託状況の確認には、車検証に記載された情報が必要です。
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