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「クルマを手放したいけど、ローン中だと売却できないのでは?」と思っている方もいるのではないでしょうか。結論として、ローン中でもクルマの売却は可能です。しかし、ケース別にポイントや用意しなければならない書類があります。
そこでこの記事では、ローンが残っているクルマを売却する流れや注意点などを紹介します。
ローン中のクルマを売却するならまずは名義をチェック!
ローン中のクルマを売るのであれば、まずは誰の名義なのかを確認する必要があります。名義によって売却の流れが変わるためです。名義が誰なのかわからない場合は、車検証の「所有者」欄をチェックしましょう。
自分・家族名義の場合
自分名義のクルマであれば、ローン中であっても問題なく売却できます。家族名義でも同様です。売却前に以下の必要書類を揃えておきましょう。家族名義の場合は所有者の実印と、代理人(自分)の身分証明書と印鑑が必要です。
・車検証
・自賠責保険証
・自動車税納税証明書
・リサイクル券
・譲渡証明書
・委任状
・印鑑登録証明書
・実印
ただし、自分・家族名義であっても契約でローン中の売却が禁止されている場合もあるため、クルマを売る前に必ず契約書を確認しましょう。
ローン会社・ディーラー名義の場合
ローン中のクルマは、ローン会社やディーラーの名義になっているケースが多いです。その場合は、売却時にローン完済と名義変更の手続きをしなければなりません。
ローン会社・ディーラー名義のクルマを売却する流れ
ローン会社・ディーラー名義の場合、ローン完済と名義変更が必要だと説明しました。それでは、実際にどのような手順で手続きを進めればよいのでしょうか。詳細な流れを紹介します。
1.査定の申し込み
まずは売却するクルマの査定を買取業者に申し込みます。申込時に「残債があるクルマを売却したい」旨を伝えると、当日話をスムーズに進められるでしょう。
また、どのくらい残債があるのかを事前に確認しておくと、「どのくらいの金額を提示されたら売却するか」をあらかじめ決められるでしょう。ローンの残債は、ローン会社のWebサイトで照会したり電話で問い合わせたりすることで確認できます。
▼ローンの残債の確認方法については下記の記事で解説しています。
クルマのローン残債を確認するには?ローンを早く減らす方法や乗り換え時の注意点を解説!
2.必要書類の準備
クルマを売却するにあたっての必要書類を用意します。自分で用意する書類は下記のとおりです。
・車検証
・自賠責保険証
・自動車税納税証明書
・リサイクル券
・印鑑登録証明書
・実印
名義を変えるにあたって、売却が決まったあとにローン会社・ディーラーから送られてくる書類もあります。基本的には買取業者とローン会社・ディーラーがやりとりしますが、手続きを依頼された場合には対応しましょう。
3.査定してもらう
申込日に予約した当日を迎えたら、買取業者の査定士にクルマを査定してもらいます。提示された金額に納得できたら、売却する意思を査定士に伝えましょう。
4.ローンの返済方法を決める
金額に納得し売却することを決めたら、ローンの完済方法を検討します。売却金額が残債よりも高いか低いかで方法が異なります。
売却金額が残債額よりも高い場合
売却金をそのまま返済にあてられ、ローンを完済できます。別途手続きは必要ありません。
売却金額が残債額よりも低い場合
売却金額が残債額よりも低い場合は、当然ながらローンが残ってしまいます。ローンの残りを返済する方法は、下記の2つです。
・残債を現金で返済する
すぐに支払える金額であれば、もちろん一気に返済して問題ありません。
・次に購入するクルマのローンとまとめる
ローン会社・ディーラーの名義のクルマは、ローンを一括で完済しないと売却できず、次に買うクルマと残債を並行して支払い続けることも不可です。しかし、2つのローンをまとめられるサービスを提供している信販会社もあるため、そうしたサービスを利用するのも1つの方法といえます。
5.売却する
売買契約を締結して必要書類を提出したら、クルマを買取業者へ引き渡します。当日ではなく後日クルマを引き取られる場合もあるため、契約後の流れを確認しておくとよいでしょう。
名義変更は業者が代行してくれる!
売却時にはローン会社・ディーラーからの名義変更が必要ですが、多くの買取業者ではその手続きを代行しています。書類に不備があるとスムーズに手続きできない場合もあるため、わからないことは買取業者に確認しつつ漏れがないように用意しましょう。
ローン中にクルマを売却するときの注意点
ローン中のクルマを売却する手順を紹介しましたが、気をつけておきたいポイントがあります。思わぬトラブルを防ぐためにも事前に把握しておきましょう。
あらかじめクルマの買取相場を調べる
クルマを売却するからといってローンの返済義務がなくなるわけではなく、ローン会社・ディーラーの名義であれば完済しないと売却できません。完済できるかどうかを把握するために、事前にクルマの買取相場を調べておくとよいでしょう。
正確な金額は車輌の細かな状態までチェックしないと算出できないため、査定に出すまでわかりませんが、目安として相場を把握しておけばローンがいくら残るのかを計算できます。
銀行系ローンは契約内容を要チェック
銀行系ローンだと自分名義になっている場合が多いですが、返済中の売却を禁止していることがあります。そのため、事前に必ず契約内容を確認しておきましょう。
クルマを高く売却するポイント
返済の負担を減らすために少しでも高くクルマを売りたいと思う方がほとんどでしょう。ここからは、買取価格を上げるために準備できるポイントを紹介します。
査定前に洗車しておく
査定前に少しでもクルマを綺麗にしておくと「メンテナンスをこまめに行っていて、車を大事にしている」という印象を査定士に与えられます。汚れやすい足回りまで丁寧に洗車しておけば、よりプラスに働くでしょう。また、外装だけではなく内装も清掃しておくことをおすすめします。
純正パーツを準備しておく
カスタムが好きで自分なりにクルマをいじっている方も多いですが、モデルによってはフルノーマルのほうが高く評価される場合があります。そのため、ノーマル状態に戻せるように査定前に純正パーツを用意しておきましょう。
メンテナンスノートを用意しておく
メンテナンスノートとは、点検整備記録簿とメーカー保証書のセットです。クルマを売る際に次のオーナーへと引き継がれていきます。クルマの点検・整備の記録が載っているため、査定の際には「きちんとメンテナンスしている」のアピールに活用できます。逆にメンテナンスノートがないと整備されていないと見なされ、査定額が下がってしまうかもしれません。きちんと保管・用意しておきましょう。
ローン中のクルマを売却するタイミングはいつがよい?
少しでも高値でクルマを売却するためには、手放す時期も見極める必要があります。続いて、ローン中のクルマを売るベストタイミングを紹介します。
モデルチェンジ前
クルマは、モデルチェンジ前に売却すると高値がつきやすいといわれています。モデルチェンジ後だと、一世代前のクルマとして取扱われ、価格が下がってしまう場合があるためです。なるべくモデルチェンジ前に手放せば、ローンの負担を減らせるでしょう。
一定の走行距離を超える前
車種によりますが、一般的には走行距離10万kmを超えると過走行車と見なされます。あまり走行距離が長いと車輌の状態がよくないと評価されるため、10万kmを超える前に売却するのがおすすめです。
ローン中のクルマを売却するなら実績豊富な「旧車王」へ!
ローン中のクルマの売却について解説しましたが、実際に売るにはどんな業者がよいのでしょうか。ずばり、実績豊富な買取専門業者がおすすめです。なかでも私たち旧車王は、長年培ってきたノウハウを活かしたスムーズな買取が可能です。
20年以上の実績
旧車王は20年以上にわたって、10年以上経過した古いクルマ専門の買取サービスを行っています。国産車・輸入車問わず、数多く査定してきたため、クルマに関する知識・ノウハウは他社に負けません。メーカーや車種、そして状態に関わらず、古いクルマであればどんな車輌も丁寧かつ正確に“鑑定”いたします。
手間のかかる手続きもおまかせ
長年にわたって買取サービスを行っているため、名義変更などの手続きにもスムーズに対応できます。書類に関してはお客様にご用意いただく必要がありますが、わからないことがあれば旧車王の鑑定士(査定士)が丁寧にご案内します!「ローン中の売却で何をどうしてよいかわからない」という方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。