保管場所使用承諾証明書は、車庫証明書を取得するときに必要な書類です。他人が所有している駐車場を利用する場合に必要なため、賃貸マンションの敷地内や月極駐車場に車を停める方は、必ず提出しなければなりません。この記事では、保管場所使用承諾証明書とは何かを解説するとともに、入手方法や書き方を紹介します。
保管場所使用承諾証明書とは?
保管場所使用承諾証明書は、地主が駐車場を他人に貸すことを証明する書類です。車庫証明書を取得するときに必要な書類であり、賃貸マンションの敷地内や月極駐車場などを借りる際に提出しなければなりません。保管場所使用承諾証明書には、地主もしくは管理会社の署名と捺印が必要なため、なるべく早く作成を依頼しましょう。
戸建ての庭やガレージなど、自分が所有する土地の場合は、許可を取らなくても自由に駐車できます。車庫証明書を取得するときは、「保管場所使用権限疎明書面(自認書)」を提出します。
保管場所使用承諾証明書はどこで手に入れられる?
保管場所使用承諾証明書は警察署や管理会社、ディーラーで手に入れられます。ここからは、保管場所使用承諾証明書を手に入れられる場所について紹介します。
警察署
警察署の交通課では、車庫証明書を取得するときに必要な「自動車保管場所証明申請書」や「保管場所標章交付申請書」も手に入れられます。交通課の営業時間内である、平日8時30分〜16時30分に出向いて、必要書類を取得しましょう。ただし、警察署によって営業時間が異なるケースもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
なお「警視庁公式Webサイト」からも、PDFファイルをダウンロードできます。警察署へ出向く時間がない場合は活用してみてください。
管理会社
賃貸やマンションの管理会社では、署名と捺印がされている書類を持っているため、駐車場の契約と同時に保管場所使用承諾証明書の発行の依頼が可能です。ただし、書類を作成するのに、数千円程度の手数料が発生するケースもあります。管理会社に問い合わせて、手数料がいくらなのかを事前に確認しておきましょう。
また「保管場所の所在図・配置図」も、同時に手に入れられるケースもあります。保管場所の所在図・配置図とは、自宅から駐車場までの距離や使用する車庫の寸法などが記載されている書類です。車庫証明書を取得するときに必要な書類のため、保管場所使用承諾証明書と同時に発行してもらいましょう。
ディーラー
ディーラーや買取店では、車庫証明書を取得するときに必要な書類の一式も手に入れられます。書き方や申請方法を細かく案内してくれるため、不明点がある場合や初めて手続きする方は相談してみるとよいでしょう。
また、ディーラーや買取店では車庫証明取得の代行も行っています。車庫証明書を取得するには、警察署の交通課の営業時間内に申請する必要があるため、都合がつかない場合は依頼を検討してみてください。
ただし、申請する日までに地主や管理会社の署名と捺印がされている保管場所使用承諾証明書を、ディーラーや買取店に提出する必要があります。あくまでも車庫証明書の取得を代行してもらえるだけのため、混同しないよう注意しましょう。
保管場所使用承諾証明書の書き方
保管場所使用承諾証明書は自分が記入するほかに、地主もしくは管理会社の署名と捺印をする欄があります。具体的な書き方は以下のとおりです。
■保管場所の位置
駐車場の住所や名称などを記入します。住所や名称がわからない場合は一旦空欄にしておき、地主もしくは管理会社に記入してもらいましょう。また、必要書類である「自動車保管場所証明申請書」と、内容を一致させる必要があるため、間違えないよう注意してください。
■保管場所の使用者
駐車場を使う方の名前や住所、電話番号を記入します。保管場所の位置と同様に、自動車保管場所証明申請書と内容を一致させる必要があります。
■保管場所の契約者
駐車場を契約する方の名前や住所、電話番号を記入します。使用者と契約者が同一人物であれば「上記に同じ」と記入してください。
ただし、異なる場合は「使用者と契約者の関係」も記入する必要があるため、失念しないよう注意しましょう。たとえば、子が父契約の駐車場を利用するときは「親と子」、配偶者の場合は「夫と妻」などと、両者の関係性を簡潔に記入します。
■使用期間
駐車場の使用期間を記入します。駐車場の契約期間と一致するため、記入前に管理会社に確認しておくと、間違いなく記入できるでしょう。
■駐車場の所有者又は管理委託者
駐車場の地主もしくは管理会社に、以下の項目を記入してもらいます。
・氏名
・住所
・電話番号
・日付
また、駐車場が共有地である場合は、共有者全員分の氏名や住所などの記入が必要です。地主が失念する可能性もあるため、土地が共有地かどうかを確認しておくと、スムーズに申請できるでしょう。
まとめ
保管場所使用承諾証明書は、車庫証明書取得の際に必要な書類です。車を停める場所が自分の所有地ではない場合は、地主もしくは管理会社の署名と捺印が必要なため、記入を依頼しましょう。
また、警察署や管理会社、ディーラーなどで保管場所使用承諾証明書を手に入れられます。ディーラーや買取店では、必要書類一式を手に入れられるほか、車庫証明取得の代行も実施しています。車庫証明書は交通課の営業時間内に申請する必要があるため、都合がつかない場合は代行の依頼を検討しましょう。
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