涙目の2代目インプレッサはいつ登場した? 丸目からの変更点や鷹目につながった魅力を紹介

目次
1.涙目は2代目インプレッサの中期型 2.多岐に渡る涙目での変更点 3.通常モデルでも高価買取が狙える人気モデル

2代目インプレッサの前期型「丸目」には、少なからず不評の声がありました。しかし、「涙目」へのマイナーチェンジによって、市場の評価は大きく変わります。また、見た目だけでなく性能面のアップデートが多岐に渡ったことも、涙目の大きな特徴です。

本記事では、WRCでも活躍した涙目の魅力をたっぷりと紹介します。

reasons_to_choose_qshaoh

contact_button

reasons_to_choose_qshaoh

contact_button

涙目は2代目インプレッサの中期型

2代目インプレッサで実施された2度のビッグマイナーチェンジのうち、最初のマイナーチェンジによって誕生したのが涙目です。現代的なデザインが話題を呼び、その意匠は後期型の鷹目にも受け継がれていきました。

まずは、2代目インプレッサの変遷やWRCでの活躍を振り返ってみましょう。

2代目インプレッサは2度のビッグマイナーチェンジを実施

レガシィの兄弟車として1992年に登場したインプレッサは、2000年に初のモデルチェンジを行って2代目に生まれ変わりました。2007年まで販売された2代目インプレッサですが、2度のビッグマイナーチェンジが実施されたため3つのモデルが存在しています。

登場順に前期、中期、後期と呼ばれると同時に、ヘッドライトの形状から「丸目」「涙目」「鷹目」という愛称もつけられました。2002年に実施された最初のビッグマイナーチェンジで登場したのが涙目です。不評だった丸目から、大きくデザインを刷新しての登場でした。

現代的な鷹目につながった涙目

丸目が不評だった前期型に対して、中期型の涙目ではヘッドライトの形状を中心にバンパーやボンネット、フェンダーに至るまでフロント周りの意匠が現代的に大きく変更されました。後期型の鷹目で成熟の域に達した2代目インプレッサですが、涙目での変更点がいくつも踏襲されています。

また、グレードによって異なるキャラクターの内装が用意され、質感も全体的に高められました。特にSTiバージョンでは、ブルーに統一した内装や専用の赤色表示のメーターが装備され、特別感が一層高められています。

WRCでも活躍した涙目

インプレッサは、初代からWRCで実力の高さを証明していました。2代目の中期型である涙目も例外ではありません。涙目が登場した翌年の2003年には、インプレッサWRC2003を駆るソター・ソルベルグがドライバーズチャンピオンを獲得しました。また、2004年に初開催されたラリージャパンでは、初代王者に輝いています。

さらに、涙目のインプレッサはドリフトの国内プロリーグD1グランプリでも活躍し、WRCファン以外からも一躍注目を集めました。D1ドライバーの熊久保信重氏は、ラリーカーが好きだったという理由で涙目のインプレッサを選択し、2006年には、シリーズチャンピオンを獲得しました。

インプレッサ WRX STi GDBの買取専門ページはこちら

旧車王バナー旧車王バナー

多岐に渡る涙目での変更点

2代目インプレッサの中期型は、ヘッドライトのデザイン的特徴から涙目と呼ばれています。しかし、変更点はヘッドライトや、フロントマスクだけではありません。アップデートされた箇所は多岐に渡り、クルマとしての完成度をより高めています。

涙目での変更点を、WRX STiバージョンのパワーアップポイントも含めてみていきましょう。

質感が向上したインテリアと機能性を備えたエクステリア

涙目のインプレッサでは、インテリアの質感が向上しました。また、構造の合理化によるシートの軽量化や補強など、性能面の向上も図られます。WRXモデルはブラックの文字盤とメタル調メーターリングによる特別感、1.5Lモデルは鮮やかなブルーの文字盤によるカジュアルさなど、モデルによるキャラクターの違いも明確に表現されています。

エクステリアは、見た目だけでなく機能性も考慮して変更が施されました。ボンネットの先端部を下げてバンパーからフロントウィンドウまで流れるようなデザインに仕上げたことで、空気抵抗の低減が図られています。また、ターボエンジン搭載モデルでは、インタークーラーのエアインテークを拡大して冷却性能を向上させています。

大幅にパワーアップしたWRX STiバージョン

涙目のWRX STiバージョンには、丸目の前期型と同型のエンジンが搭載されています。しかし、ファインチューニングによって最大トルクを2.2kgm向上させ、40.2kgmという強大な最大トルクを実現しました。排ガスの通路を2つにわけた「ツインスクロールターボ」による低回転域からの過給、エキマニ(エキゾーストマニホールド)の等長化といったエネルギーロスの低減といった変更が施されています。さらに、バルブの軽量化やピストンの強度向上といった細かい点も、徹底的に改良されています。

機能面では、トルク配分制御が大きな変更点です。50:50が基本だった前後のトルク配分が35:65に変更されました。また、センターデフのロック率を電子的に制御して前後のトルク配分が変化したような挙動を実現するDCCDに、ドライバーが任意に選択できる機能も追加されています。さらに、路面状況に応じて自動的にDCCDを制御する、「オートモード」が実装されたのも画期的な変更点です。

インプレッサ WRX STi GDBの買取専門ページはこちら

通常モデルでも高価買取が狙える人気モデル

涙目のなかでも人気のモデルは、やはり限定仕様車のスペックC タイプRA-RやS203です。しかし、通常のWRX STiバージョンでも状態次第では、十分に高価買取が狙えます。

また、WRX STiバージョンでないターボモデルでも、それなりに値段がつくことも珍しくありません。ただし、現代的なデザインになったとはいえ、涙目のインプレッサは生産終了からすでに20年が経過しているモデルです。売却をする際は、旧車としての正しい価値を査定してくれる経験豊富な専門業者に相談することをおすすめします。

旧車の買取なら「旧車王」におまかせ!

長い時間を共にした愛車だからこそ、売却先にもこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けております。旧車に関する実績と知識なら、どこに負けない自信があります。また、ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する「二重査定」も一切ございません。誠実にお客さまのクルマと向き合い、適正に査定いたします。
全国どこでも無料で出張査定にうかがいますので、大事な愛車の売却先にお悩みの方はぜひ「旧車王」にご相談ください。

画像1 画像2
画像ギャラリー(全2枚)を見る

この記事をシェアする

旧車王ヒストリアは
旧車買取20年以上の旧車王
が運営しています

旧車売るなら旧車王

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して24年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日で全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

すぐ査定依頼が可能!

Web査定申込はこちら

まずは車について気軽に相談したい

LINEで売却相談する

関連する記事

S204 STIバージョンはなぜ高価買取が可能なのか?!突出した人気の理由に迫る

S204 STIバージョンはなぜ高価買取が可能なのか?!突出した人気の理由に迫る

旧車売買の豆知識 2022-11-18
スポーツカーの買取は専門店が高い?その理由と方法を解説

スポーツカーの買取は専門店が高い?その理由と方法を解説

旧車市場動向 2022-02-02
「丸目」「涙目」「鷹目」あなたの好みは? GD系スバル インプレッサに迫る

「丸目」「涙目」「鷹目」あなたの好みは? GD系スバル インプレッサに迫る

旧車の魅力 2022-01-07
MR-Sは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説

MR-Sは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説

旧車市場動向 2024-09-06
シルビアは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が相場推移を解説

シルビアは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が相場推移を解説

旧車市場動向 2024-09-06
4ナンバー車の自動車税種別割はいくら?13年超えた場合についても紹介

4ナンバー車の自動車税種別割はいくら?13年超えた場合についても紹介

旧車売買の豆知識 2024-09-05
8ナンバー車の車検は何年ごとに受ける?車検の内容や費用を紹介

8ナンバー車の車検は何年ごとに受ける?車検の内容や費用を紹介

旧車売買の豆知識 2024-09-05
GX71 マークⅡ のリセールバリューは高い?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

GX71 マークⅡ のリセールバリューは高い?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

旧車市場動向 2024-09-05

記事ランキング

1
固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

ライフスタイル 2023-09-14
2
MT車(マニュアル車)の運転方法とは?発進・停止・ギアチェンジ・坂道発進のコツを解説

MT車(マニュアル車)の運転方法とは?発進・停止・ギアチェンジ・坂道発進のコツを解説

旧車売買の豆知識 2024-04-19
3
車検ステッカーの貼り付け位置はどこ?間違えた場合の罰則も紹介

車検ステッカーの貼り付け位置はどこ?間違えた場合の罰則も紹介

旧車売買の豆知識 2024-02-02
4
車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

旧車メンテナンス 2023-10-18
5
ナンバープレートから個人情報は特定できる?特定できる情報を解説

ナンバープレートから個人情報は特定できる?特定できる情報を解説

旧車売買の豆知識 2023-10-27
6
車用サンシェードの効果を解説!フロントガラスへの取り付け方や選び方まで

車用サンシェードの効果を解説!フロントガラスへの取り付け方や選び方まで

旧車売買の豆知識 2024-03-04
7
MT車(マニュアル車)のギアチェンジのコツとは?変速方法について解説

MT車(マニュアル車)のギアチェンジのコツとは?変速方法について解説

旧車売買の豆知識 2024-04-19
8
災害に強い車とは?災害時に重要なポイントやおすすめ車種を紹介

災害に強い車とは?災害時に重要なポイントやおすすめ車種を紹介

旧車売買の豆知識 2023-09-13

カテゴリ一覧

# 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール # イベントレポート # ライフスタイル # 加藤久美子&博人の見識 # ドイツ現地レポ # ライター愛車レポート # タイレルP34を追え! # オーナーインタビュー # 名車&迷車烈伝 # マツド・デラックスの世界 # 海外現地レポ