クルマのサスペンションとは?基本的な構造やサスペンション交換について解説

目次
1.クルマのサスペンションとは 2.クルマのサスペンションの基本原理 3.クルマのサスペンションの種類 4.サスペンションの交換が必要なケース 5.サスペンションの交換にかかる費用 6.まとめ

サスペンションは、クルマの乗り心地や走行性能などに影響する重要な部品です。今回は、クルマのサスペンションの基礎として、基本的な構造や機構、サスペンション交換が必要なケースについて解説します。

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クルマのサスペンションとは

クルマのサスペンションは、車体とタイヤの間に取り付けられている部品で、路面から受ける振動や衝撃を吸収する役割があります。もし、サスペンションがなければ、路面からの衝撃や振動をダイレクトに受けてしまい、ゴツゴツとした乗り心地になってしまいます。そのため、サスペンションはなくてはならない部品です。

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クルマのサスペンションの基本原理

4つの車輪それぞれに取り付けられているサスペンションは、コイルスプリングとショックアブソーバー(ダンパー)とサスペンションアームなどで構成されています。どのパーツも欠かすことができない部品です。もし、1つでも不具合が発生すると本来の乗り心地が損なわれてしまいます。

クルマのサスペンションの種類

サスペンションには、さまざまな種類があります。どのサスペンション形状でも衝撃を吸収するという役割に違いはありません。しかし、衝撃を受けたときの力の収め方が異なります。ここでは、クルマに使われている主なサスペンション構造について解説します。

ダブルウィッシュボーン式

ダブルウィッシュボーンサスペンションは、2本のA字型のアームが上下に取り付けられている独立懸架サスペンションです。独立型のサスペンションのため乗り心地に優れています。

ストラット式

ストラット式サスペンションは、車軸に対して並行に取り付けられたサスペンションアームとコイルスプリング+ショックアブソーバーで構成されている独立懸架サスペンションです。部品点数が少なく、スペース効率がよいため、多くのクルマに採用されています。

トーションビーム式

トーションビーム式サスペンションは、左右の車輪をつなぐアームがビームによってつながっている車軸懸架サスペンションです。左右の車輪がつながっているため、片方の車輪に入力があると反対側の車輪が連動して動きます。

マルチリンク式

マルチリンク式サスペンションは、サスペンションアームが複数の接点で車体に取り付けられている独立懸架サスペンションです。構造が複雑であるものの、乗り心地に優れています。

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サスペンションの交換が必要なケース

サスペンションは、時間の経過によって劣化したり性能が落ちたりします。そのため、長期的なスパンではありますが、定期的なサスペンション交換は必要といえるでしょう。サスペンションを交換すると、路面からの衝撃や振動をしっかり吸収できるようになるため、乗り心地がよくなります。それでは、どのようなタイミングでサスペンション交換が必要になるのでしょうか。

走行距離5万kmを超えた

サスペンションの交換目安は、車種やクルマの乗り方などによって異なりますが、走行距離がおおよそ5万km〜10万kmを超えたとき、または初度登録年月から10年を超えたときといわれています。

ただし、この数値や年数は一般的な目安であるため、サスペンション交換の必要があるかどうかは、ディーラーや整備工場などでプロに判断してもらいましょう。

劣化の症状が現れた

サスペンション劣化の症状が現れたときは交換をおすすめします。

サスペンションが劣化すると、ギシギシという異音が聞こえたり、路面からの衝撃や振動を直接受けているような感覚になります。クルマを走らせているときに、わずかな段差で強い衝撃を感じたり、異音が聞こえたりしたときは、ディーラーや整備工場などでサスペンションを点検してもらい、交換の必要があるかどうか聞いてみるとよいでしょう。

サスペンションの交換にかかる費用

サスペンション交換にかかる費用は、交換する部品(サスペンション自体の金額)によって大幅に異なります。そのため、サスペンション交換をするときは、ディーラーや整備工場など複数の業者で見積もりを出してもらい、納得できる金額の業者に依頼することをおすすめします。

参考までに、サスペンション一式(コイルスプリング+ショックアブソーバー)に交換した場合のおおよその費用を紹介します。

・サスペンション代金(有名サスペンションメーカー/1台分の場合):約30万円
・工賃(1本あたり約1万円):4万円
合計 約34万円

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まとめ

サスペンションはクルマの乗り心地や乗員の快適性に影響する重要部品です。また、走行性能にも影響するパーツであるため、サスペンションの調子はいつも気にしておくことをおすすめします。もし、乗り心地が悪いと思ったり小さな段差を超えたときの衝撃が強いと感じたりしたときは、サスペンションを点検してもらい、必要であれば交換しましょう。

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