頭文字(イニシャル)D人気によってコアなファンから熱狂的に人気のあるAE86。そんなAE86の中古価格を気にされている方も多いでしょう。そこで今回は、AE86の概要と最新の中古車市場の動向を踏まえた価格変動について解説します。
AE86とは
AE86は通称「ハチロク」と呼ばれ、1983年にトヨタ自動車が販売したコンパクトタイプのスポーツクーペです。リトラクタブルヘッドライトのスプリンタートレノとカローラレビンの2車種があります。価格が安価ながらボディ剛性が高く、FRでパワーもあったため多くの若者の間で人気を博しました。また、スプリンタートレノは頭文字Dに登場し、主人公が乗っていた車としても高い人気を誇ります。
AE86の価格は高騰している?
AE86の価格は、2020年から2023年にかけて上昇傾向にありました。2020年以降は新型コロナウィルスの影響で外出が制限され、旅行やレジャーに費やしていた資金が車や腕時計などの高級品に向けられたため、希少価値が高い旧車の価格が上昇したと考えられます。
旧車は現行車にない独自のデザインや性能などにより、趣味性やコレクション性が高いほか、資産価値として扱われていたことも価格上昇を後押しした要因でしょう。
なかでも「スプリンタートレノ GT APEX(ハッチバック)」が値上がりしており、直近1年間で100万円程度価格が上昇しています。
ただし、現在は元の生活に戻りつつあるため、上昇したものが徐々に下がる可能性があります。(※2024年時点)売却を検討している場合は、価格が大きく下落する前に売ることをおすすめします。
価格が高くなりやすいAE86の特徴
現在以上の価格高騰が見込めない中でも、どういった特徴を持つ個体が高値がつきやすいのでしょうか。価格が高くなりやすい3つのポイントを紹介します。
こまめにメンテナンスをしている
AE86に限った点ではありませんが、やはりこまめにメンテナンスされている個体は高く評価されやすいです。走り好きなドライバーたちとともに山道や峠を駆け抜け、その爽快な思い出とともにダメージが残っているAE86も多いことでしょう。そのため、他のクルマ以上にメンテナンスの度合いと状態のよさが買取価格に大きく影響します。
修復歴がない
「頭文字D」の影響もあってAE86は走り込まれた個体が多く、あちこちに古傷を負っている場合も少なくありません。もともと希少性の高いクルマですが、修復歴ゼロの個体はさらに珍しいです。そのため、一度も事故を起こしていない、どこも修理していないAE86は高く評価されます。
フルノーマル
AE86はドリフト好きに愛されるクルマのため、カスタムされた個体が非常に多く存在します。中古車市場でもカスタムされたクルマが多く、フルノーマルで売られているものは数少ないです。そのため、フルノーマル車は希少価値があり価格が高くなりやすいといえます。
AE86の新車価格は?
当時と現在の物価の違いにより比較しにくいものの、AE68は比較的手が届きやすい価格帯で販売されていました。当時の代表的なモデルの価格は、下記のとおりです。
車種・グレード |
新車価格 |
カローラレビン 3ドア 1600GT APEX |
157万8,000円 |
スプリンタートレノ 3ドア 1600GT APEX |
159万8,000円 |
上記を参考に、AE86を売却するか判断してみてください。
AE86を売るなら実績・知識豊富な業者へ
高いボディ剛性を誇るFR車として人気を集めるAE86。数ある旧車・名車の中でも強い存在感を放っているモデルです。
売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。AE86はもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
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