タンドラの維持費は国産車並み?負担になった場合の対処方法も解説します

目次
1.タンドラの特徴 2.タンドラの維持費の内訳 3.タンドラの年間維持費はいくら? 4.タンドラの維持費が高いと思った時の対処法

タンドラはUSトヨタが製造する国内外問わず人気のピックアップトラックです。大きなボディサイズのため、維持費が気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、タンドラの維持費を5つの項目で解説します。1ナンバー登録車ならではのメリットと注意点が把握できる内容となっているため、ぜひ最後までご覧ください。

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タンドラの特徴

タンドラは、USトヨタ生産のピックアップトラックです。日本国内では製造されておらず、並行輸入車として市場に流通しています。

1999年、前身となるT100のサイズアップ版として初代タンドラが登場しました。トヨタ初の本格的なピックアップトラックであり、当時の全米史上最高品質と評価されたほどです。

2007年に2代目にモデルチェンジした際、アメリカのビッグスリー(ゼネラルモーターズ・フォード・クライスラー)に挑戦すべく、フルサイズピックアップトラックへとサイズアップしました。結果として、品質の高さと価格面で評価され、2008年にトラック・オブ・ザ・イヤーを受賞し、今でも市場から支持されています。

その特徴は、圧倒的な存在感と信頼感、大排気量のエンジンです。日本国内でハイラックストラックや、日産のダットサントラックが販売されなくなり、アウトドア人気の高まりとともに希少性が増しています。

国内では普通貨物の1ナンバー登録のため、税金が安く維持費がおさえられる点も、人気を後押しする要因といえます。

グレード設定は以下のとおりです。
※発売〜2014年まで

・ベース
・SR5
・プラチナム
・Limited

さらに、車輌のキャビン部分(キャブバリエーション)と荷台部分(ベッドバリエーション)でそれぞれ異なるサイズが用意されています。
※発売〜2014年まで

【キャブバリエーション】
・レギュラーキャブ:前席3人乗り
・ダブルキャブ:前席2〜3人・後席3人の合計5〜6人乗り
・クルーマックス:前席2人・後席3人の合計5人乗り

【ベッドバリエーション】
・レギュラーベッド
・ロングベッド

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タンドラの維持費の内訳

タンドラの維持費を5つの項目に分けて解説します。なお、タンドラは年式によって排気量が異なります。そこで、最大でどの程度の維持費かを確認するため、もっとも大きな5.7Lエンジン搭載車の4X4 クルーマックス Limited(2010年式)でシミュレーションしました。

燃料代

タンドラは、輸入車ですがレギュラーガソリン仕様です。カタログ燃費として公表されている数字はありませんが、実燃費は6.3km/L程度といわれています。

1ヶ月通勤で1,000km走行したと仮定した場合、消費ガソリン量は158.7L(*1)、燃料代は2万7,137円、年間で32万5,652円(*2)となります。

*1 実燃費6.3km/L程度で計算
*2 2024年6月9日のレギュラーガソリン1Lあたりの全国平均価格171円で算出

自動車税

タンドラの自動車税は1万6,000円です。1ナンバーに該当するため、3ナンバーや5ナンバー車よりも割安です。

仮に3ナンバーの場合、総排気量5.7Lのため、4,500cc〜6,000cc以下のクラスに該当します。税額は8万8,000円(2019年9月30日以前に新規登録された場合)、新車登録から13年以上経過すると15%重課されて10万1,200円と負担は決して軽くはありません。

任意保険

タンドラは並行輸入車のため、加入できる保険会社が限られます。加入する方法としては、ピックアップトラック専門店への相談が有効です。最寄りにあると安心して乗り続けられるため、生活圏内での店舗検索をおすすめします。

保険料の目安として、同じクラスのジープラングラー グラディエーターでシュミレーションすると、約6万3,000円でした。あくまで目安のため、詳細な保険料は専門店に問い合わせてください。

車検

タンドラの車検費用は、8万5,600円です。必要な金額は以下のとおりです。

自賠責保険:1万6,900円
自動車重量税:1万6,400円
印紙代:2,300円
車検代:5万円
合計:8万5,600円
※車検料は、内容や工場により変動します。

1ナンバーのため、頻度が1年ごと(2回目以降)と、3ナンバーや5ナンバーとは異なる点に注意しましょう。

▼登録ナンバーごとの車検頻度は以下の記事でまとめているため、ぜひ参考にしてください。
車検は何年ごとに受ける?軽自動車や中古車の車検サイクルも紹介

メンテナンス費用

タンドラに必要なメンテナンス費用は、年間でおおよそ10万円です。具体的な項目は、以下のとおりです。

・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液補充代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライトバルブ交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルエレメント交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代

信頼性が高いトヨタ車のため、定期的なメンテナンスがされていれば、長く乗り続けられるでしょう。ただし、車齢が高い場合、不具合が生じる可能性も比例して高くなるため、将来必要になり得るパーツ交換とその費用を店舗へ確認しておくとよいでしょう。

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タンドラの年間維持費はいくら?

タンドラの年間維持費は約59万円です。内訳別の金額は以下のとおりです。

燃料代:32万5,652円
自動車税:1万6,000円
任意保険:約6万3,000円(目安)
車検:8万5,600円
メンテナンス費用:約10万円
合計:59万252円

自動車税や自動車重量税などの税金面で負担が少ないのは、1ナンバー登録車のメリットといえます。ただし、高速道路料金は高くなるため、頻繁に利用する方は注意が必要です。車両区分が中型車のため、3ナンバー車と比較して2割増の通行料金となります。

例)首都高速基本料金
普通車:300円〜1,320円
中型車:310円〜1,410円

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タンドラの維持費が高いと思った時の対処法

タンドラは、アメリカのビッグスリーメーカーを凌いで評価されるほど、完成されたピックアップトラックです。国産車とは一線を画す存在感を操る喜びは、所有してこそ得られる特別なものといえるでしょう。

一方で、1ナンバー登録車のため、車検が毎年必要です。3ナンバーや5ナンバーのように2年ごとではない部分で負担に感じる方もいるかもしれません。もし、所有年数に比例して維持費が高いと思った時は、思い切って売却を検討するのも1つの選択肢です。

タンドラは、アウトドアドライブを楽しみたい方に人気があり、高額査定が見込まれます。その反面、状態やタイミングによって相場が変動しやすい点には注意が必要です。

査定に不安や面倒な部分を感じているなら、旧車王にご相談ください。最短当日から、費用の負担なく査定いたします。

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