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去る2024年2月17日~18日、パシフィコ横浜展示ホールB.C.Dにて「第15回ノスタルジック2デイズ2024」が開催され、旧車王ヒストリアでもその模様を取材してきた。
その模様はこちらの記事にまとめてあるので、併せてご一読いただければ幸いだ。
●2日間で4万人以上が来場!第15回ノスタルジック2デイズ2024イベントレポート
https://www.qsha-oh.com/historia/article/nostalgic-2days-2024-report/
10月14日~15日に新潟県妙高市で開催された「妙高ヒルクライムHILL G.P2023」においてクラッシュしたタイレルP34は、なんと1ヶ月後には1977年仕様のカウルをまとって無事復活を遂げた。
2024年に入り、富士スピードウェイで開催されたK1GPのレース会場(富士スピードウェイのピット内)に展示されたりしてきたが、今回は「第15回ノスタルジック2デイズ2024」のBilsブースの一角にタイレルP34が展示されることとなったと綿引氏から連絡があり、パシフィコ横浜に向かった。
■改めて「手作りの6輪F1タイレルP34」の注目度の高さを実感
CBR WATAHIKI公式YouTubeチャンネルで事前に告知されていたこともあり、また会場でタイレルP34の展示に気づいたと思われる人たちがマシンを眺めている。常に人垣ができており、改めて注目度の高さを実感した。
取材中も「あった!!やっとタイレルP34が観られた!」という声が聞かれた。
特に、CBR WATAHIKI公式YouTubeチャンネルの動画を普段からチェックしているとおぼしきファンの人たちは、ようやく実車が観られたことに感激していたようだ。
「ホントに手作りかよ。信じられん!」。取材をしているとそんな声も聞かれた。製作段階から取材を続けてきた筆者ですら、こうしてノスタルジック2デイズ会場の一角に置かれているタイレルP34を眺めていると「あのアルミ素材のマシンがこうなるの!? 信じられん」と思ってしまうくらいだから無理はない(*製作段階の画像を載せておきます)。
熱心にタイレルP34をチェックする来場者の方が多く、「そろそろ撮らせてもらってもいいですか?」ともいえず、撮影がひと苦労だったのも事実(笑)。
■開催2日目には綿引氏も会場入り
筆者は仕事の都合で開催初日(17日)に取材を行ったのだが、開催2日目には綿引氏も会場入りし、多くのファンや著名人との交流を楽しんだという。その模様はCBR WATAHIKI公式のYouTubeの動画にて公開されているので、ぜひチェックしてみてほしい。
●ノスタルジック2Days ウドちゃん!トミタクさんに会ってきた!
https://www.youtube.com/watch?v=YT4mngS6Jgc
■まとめ:ノスタルジック2デイズ出展で確実に新たなファンを獲得
取材中、会場内にポンと置かれたタイレルP34の正体が分からず「これホンモノ?レプリカ?」などと会話している人もいた。たしかに、この日はじめてこのマシンの存在を知った人もいても不思議ではない。
余計なことかなと思いつつ、「このタイレル、綿引さんという方がアルミ板を叩いて造った手作りのマシンなんですって」と話掛けてみた。
見知らぬ人からいきなり話掛けられて相手の方も戸惑ったと思う。そこで首から掛けていたプレスパスを見せて、このマシンをずっと取材している者だと伝えてみた。
すると「エッ、マジ!? これ手作りなの!?」と目を見開き、タイレルの細部を食い入るように再チェックしていた。このイベントがきっかけで、さらに認知度が高まったことは確かだ。
たしかに、いわれなければこのタイレルP34が手作りで造られたなんて分からないほどの自然な仕上がりだから無理はない。しかも、サーキットを「攻められるマシン」なのだ。来年は「選ばれし10台」のなかの1台として展示されてもいいのではないかと思う。
■手作りの6輪F1タイレルP34展示予定スケジュール
・3月24日(日)茨城空港にて
・4月13(土)〜14日(日)幕張メッセにて開催される『アソモビ2024』(*同日・同施設でオートモビルカウンシルも開催されていますのでこちらにもぜひ!)
■巴自動車商会/カスタムビルド&レストア WATAHIKI 店舗情報
住所:〒310-0912 茨城県水戸市見川3-528-2
TEL:TEL/FAX 029-243-0133
URL:http://cbr-watahiki.com
お問い合わせ:http://www.cbr-watahiki.com/mail.html
●綿引氏のYouTubeチャンネル"cbrwatahiki"
※「アルミのイオタ」および「タイレル P34」の製作風景も紹介されています
https://www.youtube.com/@cbrwatahiki
※YouTubeで動画を配信している「ぺーさんxyz」さんがイオタの製作過程を詳細にまとめた動画。手作業で造られていったことが分かる構成となっています。
●板金職人の技炸裂!アルミ板叩き出しでランボルギーニ・イオタを製作するまで【前編】
https://www.youtube.com/watch?v=hvAf5PfcSJg&t=8s
●アルミ板叩き出しでランボルギーニ・イオタを製作するまで【後編】
https://www.youtube.com/watch?v=WidFHqbp4QA
[ライター・撮影/松村透]