クルマを売却する際は、どのタイミングで任意保険を解約すればよいのか気になる方もいるでしょう。クルマ売却時の任意保険の扱いには、3つの選択肢があります。
この記事では、クルマ売却時の保険に関する3つの選択肢や損をしない解約のタイミング、注意点などを紹介します。
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クルマ売却時に保険の等級を引き継ぐ方法は?期限や必要書類、注意点も解説
クルマ売却時の保険に関する3つの選択肢
クルマの売却時は、下記3つの選択肢があります。
選択肢 |
手続きするタイミング |
手続き方法 |
必要書類 |
車両入替 |
新しいクルマに乗り換えた場合 |
・取扱代理店 |
・保険証券 |
中断 |
しばらくクルマに乗る予定がない場合 |
保険会社に問い合わせる |
中断の理由を証明する書類 |
解約 |
今後を保有する予定がない場合 |
保険会社に問い合わせる |
保険会社から送付される解約申込書 |
選択を誤ると、今より保険料が高くなる可能性があるため、適切に判断しなければなりません。ここでは、クルマ売却時の保険に関する3つの選択肢を紹介します。
新しいクルマに乗り換える場合は「車両入替」
クルマを売却し、新たに乗り換える場合は「車両入替」を行います。車両入替とは、任意保険の契約車輌を新たに乗り換えるクルマに入れ替える手続きのことです。乗り換えたクルマに同じ保険契約を適用できるため、今までの等級を引継げます。
たとえば、20等級(事故なし)だった場合、保険料の割引率は63%です。仮に新規で入り直すと、6等級からスタートし割引率は13%になるため、保険料が上がります。
1年契約の場合、事故がなければ1年ごとに等級が1つ上がるため、20等級に戻すまでに14年かかります。保険料を抑えるためにも、新しいクルマに乗り換える場合は、車両入替を行いましょう。
車両入替の手続きに必要な書類は下記のとおりです。
・保険証券
・乗り換えるクルマの車検証
・購入金額がわかる書類(売買契約書や注文書など)
車両入替は、取扱い代理店もしくはWeb上で手続きできます。保険証券に記載されている問い合わせ先や、保険会社の公式Webサイトを確認しましょう。
なお、車両入替をする予定ではいたものの、手続きをせずに新しいクルマで事故を起こした場合は補償されません。必ず納車前に車両入替の手続きを行ってから、新しいクルマに乗りましょう。
しばらくクルマに乗る予定がない場合は「中断」
転勤や留学などのライフスタイルの変化により、しばらくクルマに乗る予定がない場合は、保険の契約を中断しましょう。自動車保険には、契約を一時的に中断できる制度があり、手続きすると「中断証明書」が発行されます。
再契約時に中断証明書を提示すれば、中断前の等級を引き継げるため、6等級以上だった場合は保険料を抑えることが可能です。
ただし、下記に該当しなければ中断証明書は発行されません。
・廃車、譲渡、返還、一時抹消した場合
・クルマの盗難にあった場合
・廃車、譲渡、返還、一時抹消、盗難にともない、すでに所有する別のクルマと入れ替えた場合
・車検切れにより使用できなくなった場合
・記名被保険者が海外渡航した日の6か月前の日以降に解約日または満期日がある場合
また、中断証明書は「解約日または満期日から5年以内」でないと発行されません。適用期間は中断証明書が「発行されてから10年」と決められているため、期限内に再契約する必要があります。中断が可能かどうか判断できない場合は、保険会社に確認しましょう。
なお、中断証明書を発行してもらうには、中断の理由を証明する書類を保険会社に提出する必要があります。たとえば、下記のように中断の理由によって必要書類が異なります。
・廃車......登録事項等証明書
・クルマを譲渡......名義変更前後の車検証のコピー
・車検切れ......車検切れの車検証のコピー
参考:SBI損保「中断証明書の発行にはどのような書類が必要になりますか?」
まずは、解約したい旨を保険会社に伝えて、必要書類を案内してもらいましょう。
クルマを保有する予定がない場合は「解約」
今後クルマを保有する予定がない場合は、保険の契約を解約しましょう。
自動車保険の解約は、下記の流れで手続きします。
- 1.保険会社に連絡して解約したい旨を伝える
- 2.送付された書類を記入
- 3.保険会社に郵送または代理店に持ち込む
ただし、自動車保険は一度解約したらもとの等級は引き継げません。クルマを廃車にしたものの、また所有する可能性がある場合は、解約ではなく中断することをおすすめします。
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クルマ売却の保険の解約のタイミング
保険はクルマを売却(引渡)した当日に解約となるよう、手続きしましょう。クルマを売却した後も保険が残っていると、その間の保険料を支払う必要があるため、遅くても1週間以内に行うのが理想です。
売却が決まったらすぐに保険会社に連絡し、必要な手続きを確認しておくとスムーズに保険を解約できます。
また、自動車保険は基本的に日割り計算されないため、解約日をなるべく保険の始期日に合わせると損をせずに解約が可能です。たとえば、保険の始期日が2023年3月7日の場合、毎月7日までに解約します。
仮に7日以降に解約すると、月払いの場合は1ヶ月分の保険料がかかるでしょう。一括年払いの場合は、返金される金額が少なくなります。
保険証券に記載されている保険の始期日を確認し、可能であれば解約日を調整してみてください。
クルマ売却における保険解約の注意点
クルマを売却したからといって、自動的に保険が解約されるわけではありません。また、解約すると等級がリセットされるため、今後のことを考慮して手続きする必要があります。
続いて、クルマ売却における保険解約の注意点について紹介します。
任意保険の解約は自分で行う必要がある
クルマを売却しても、任意保険は自動で解約されないため、保険会社に連絡して自分で手続きしなければなりません。
強制保険である自賠責保険は、売却先が必要な手続きを行ってくれます。一方、任意保険は所有者が管理するものであり、解約も任意なため自分で手続きしない限り契約は継続されます。
クルマを売却し、今後乗らないと決まっている場合は、忘れずに任意保険を解約しましょう。なお、保険会社によっては解約せずにそのまま放置すると、契約が自動更新されるケースがあることに留意してください。
任意保険は支払方法によっては返金される
任意保険には下記2つの支払い方法があり、年払いの場合は未経過分の保険料が返金されます。
・年払い
・月払い
金額の算出方法は「短期率」をもとに計算されます。計算式は下記のとおりです。
・年間適用保険料×(1-短期率)
たとえば、8ヶ月までの短期率は80%です。年間保険料10万円、契約期間が8ヶ月だった場合は2万円が返金されます(10万円×「1-80%」=2万円)。
参考:東京海上日動「【自動車保険】解約時の返還保険料・請求保険料について教えてください。」
ただし、解約理由によっては未経過分を月割りで返金する保険会社もあります。加入している保険会社に問い合わせて、いくら返金してもらえるか確認しましょう。
等級がリセットされる
任意保険を解約すると、等級はリセットされます。等級は1〜20等級まであり、数字が大きいほど無事故割引が適用され、保険料が安くなります。仮に解約後に再度保険へ加入する場合、過去の等級は引き継がれず、6等級からのスタートです。
長年無事故で20等級だった場合でも、解約後に再加入すると6等級からのスタートとなり、割引率が大幅に下がるため保険料が高くなります。6等級以上で契約している場合は、安易に解約せず、今後の予定を考慮しましょう。
二重契約で契約が更新され続けてしまうことがある
任意保険では、二重契約で契約が更新され続けるケースがあります。二重契約を起こすと、2つの保険会社で保険料が発生するため、余分に支払わなければなりません。
特に、自動更新特約が付帯されている場合は、解約忘れによる二重契約が起こる可能性があります。
また、1年ごとではなく3年の長期で保険を契約している場合も、二重契約が起こりやすくなります。3年契約は、契約から3年後に保険会社から更新の案内が来るため、保険に対しての意識が薄まりがちです。
契約していることを忘れ、クルマを購入したからといって、ほかの保険会社に加入すると二重契約となります。
ただし、保険会社間では契約者に関する情報共有が行われているため、二重契約が起こるのはまれです。万が一、二重契約になった場合は、どちらかの契約を解約しましょう。
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まとめ
クルマを売却する際、任意保険には「車両入替」「中断」「解約」の3つの選択肢があります。適切に手続きを行わないと、余分な保険料の支払いや等級のリセットといったリスクが生じます。適切な手続きを行い、損をしない方法を選択しましょう。
また、任意保険は自分で手続きしない限り解約できません。二重契約を防ぐためにも、今後クルマに乗らないと決めたら、保険会社に解約したい旨を忘れないうちに伝えましょう。
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