3年ぶりに開催「第14回ゆーるぴあんミーティング」イベントレポート

目次
1.■「ゆーるぴあんミーティング」とは? 2.■第14回ゆーるぴあんミーティング  3.■フリマや協賛店も楽しめる! 4.■イベントの横道を行く 5.■情熱は止まらない

台風の影響や線状降雨帯により長雨にさらされた日本列島・・・。

ようやく晴れた日曜日、長野県は富士見パノラマスキー場にスキーとは無縁そうなクルマたち(もちろん時期的にもスキーでもないが)が続々と集まっていた。

去る9月11日、この日は3年ぶりとなるノンジャンルイベント『ゆーるぴあん』ミーティングが開催された。 

その模様をご紹介しようと思う。

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■「ゆーるぴあんミーティング」とは?

「ゆーるぴあんミーティング」は2015年から始まったノンジャンルのイベントだ。

したがって参加車両は国産外車乗用商用を問わない。 

そしてイベントを立ち上げたメンバーの多くが、当時まだ学生だったという、少しばかり異色なイベントだ。

若者のクルマ離れととかくいわれがちな業界ではあるが、彼らを見ていると、それはいったいなんのことだろうと思わずにはいられなかった。

そんな熱意に溢れたメンバーが始めたイベントだけに、やはり参加者も勢いに満ちている。

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■第14回ゆーるぴあんミーティング 


  
話を戻そう。

ゆーるぴあんは開催以来、概ね年2回行っていたが、このコロナ禍で多くのイベントと同様に自粛を余儀なくされていた。

しかし今回、3年ぶりに開催することができたという。

それ以前は車山高原で開催されていたが、紆余曲折もあり、心機一転こちらの富士見パノラマスキー場での開催となった。

こちらのスキー場は、過去にもシトロエン等がイベントを行うなど、カーミーティングに理解のあるスキー場として知られている。


 
会場には参加台数キッカリ300台という様々な車両が並ぶ。

ずいぶんキリのいい数字だがこれはスタッフの入念な準備の賜物である。

というのも告知でしっかりと300台限定としそこでキッパリと区切ったことで感染対策や会場側への配慮を明確にする意図がみえるのである。

実際スタッフにもその話をうかがうと『事前に登録をされずに来た方には本当に申し訳ないのですが車両のご入場をお断りいたしました』と徹底していた。

事実筆者も事前登録をして少し早めに参加していたが、一般参加として登録していたため、入場開始の時間まで車両の搬入はできなかった。

しかし、これを読まれている方々に断っておきたいのだが、決して融通が利かないのではなく、イベントを円滑に進めるためであることをご理解いただきたい。

■フリマや協賛店も楽しめる!

ゆーるぴあんでは特に何かをするということはない。

もちろんフリーマーケットやショップの展示はあるが、基本は皆が思い思いに交流を図る集まりだ。

企業ブースに展開したユニルオパール。

この日は新規展開をはかるための、イタリア製のケミカルグッズを多数用意していた。

名古屋のCAR-BOXがこの日持ち込んでいたのはパンダ。

「シティクロス」と呼ばれる、2駆のクロス仕様『トラサルディ』は、ファッションメーカーとの限定コラボモデルである。 


 
アバルトモデルのフィアット500のハッチゲートに陳列されているのは、カーグッズやチューンドパーツではなく海苔。

吉田商店の海苔は、銀座九兵衛にも下ろされている高級品である。

真ん中にある某猛牛をあしらったカーメーカーに似たロゴは、アウトモビリ・ランボルギーニではなく、オイシイノリデ・ランチオニギーリとなっていた。

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■イベントの横道を行く

イベント会場に早い段階で到着したのはいいが、準備中のため入ることができなかったのは前述の通りである。

しかしだからといって無為に時間が過ぎるのを待つ必要はない。

必ず筆者と同じように、待機しているクルマはあるはずだと会場の周囲を探してみると、早速発見。

このマルっとしたセダンが何かお分かりいただけるだろうか?

オートザム(かつてマツダの販売チャンネルのひとつだった)レビューだ。

一見すると軽自動車のようなコンパクトな車両だが、1.3Lと1.5Lのエンジンを持つ小型乗用車である。

そのスタイリングから女性をターゲットにしたが、あまり支持はされなかったようだ。

しかし、大人4人がしっかりと座れることやコンパクトなわりに、スーツケースが2個は入るトランクと、見た目以上にしっかりとした設計であったため、海外では「マツダ121」という名で評価を得ていた。

驚くのはまったくの無改造でしかもMTモデル。

その後、会場入りすると案の定、参加者だったことが判明した。

オーナーの方はまだ20代だろうか・・・。

手に入れてからまだ2年ほどとのこと。

なんとこの前に所有していたのもレビューだという。

こちらもまた強者の気配が伝わってきた。

■情熱は止まらない

ゆーるぴあんミーティング、この言葉を初めて耳にして訪れたのは、まだ横浜のカーグッズ量販店や本牧の駐車場でのことだった。

スタッフもあの時は学生だったが、今はもう社会人になってン年。

以前のようにはさすがに開催できまでも、できるだけ続けていきたいですねと語っていた。

彼らがイベントを始めてもうそんなに時間が経っていたのか・・_と驚かされる。

もはや若いだけではなく、中堅をなすイベントとしてその位置を確立しているといっていい。

空白期間を経て開催されたゆーるぴあんミーティング。

これからも熱意溢れるメンバーと続いていくことだろう。
 
■公式Twitter
https://twitter.com/yu_ru_pr
 


[ライター・撮影/きもだ こよし]  

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