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今から25年前の1997年、平成9年に中古車販売店の営業の仕事をスタートした筆者。
雇われ店長として70スープラ専門店、Z32専門店と快進撃を続けるも、まさかの会社消失。
急遽、独立することに。スタートから様々な壁にぶちあたりながらも、Z32一本の専門店をやっていくことを決意。
その後、スポーツカー低迷とZ32が旧車になっていく場面に直面しながら徐々に旧車屋に転換。
今やレストアを行うまでに。
Z32はここからさらに旧車になっていくが、現状の課題や期待から、10年後の当店の未来を予想してみた。
実際は、まったく予想がつかないのというが本音ではあるけれど…。
■お客様の高齢化が進み、Z-oneの店舗は憩いの場に!?
お客様の平均年齢は年々高齢化し、60代の方が増えるでしょう。
話す内容は、親御さんの介護、自身の老後や健康、お孫さんのことで持ち切り。
皆さんの憩いの場になっていると思われます。
■国内Z32の聖地として海外でも話題に!
国内Z32聖地として確固たる地位を確立!
Z32を日本一大事にするお店として、海外からも注目されるショップになるでしょう。
海外も視野に入れた業務展開も始めているかもしれません。
■中古純正部品や部品取り車のストックは日本一に!
純正部品の製廃が進み、全国的に修理難民の方が増えていくでしょう。
修理をするために、純正部品は必須です。中古純正部品や部品取り車のストック数は日本一となり、どんな修理も対応していると思われます。
■自社部品製作も積極的に
修理には中古で対応できるものもありますが、どうしても新品を使いたいこともあります。
そのため、自社での部品製作も積極的に行う必要があります。
多種多様な部品のラインナップが増えていると思われます。
■整備同時進行可能な巨大工場に!
今後、さらに旧車化が進み、修理内容は多岐に渡るでしょう。
長期修理も増えます。
そのためには、整備場所の確保が必須です。
巨大工場で効率的に整備を同時進行させていると思われます。
理想はエアコン完備。
■自社板金工場完備に!
外装の劣化に伴い、オールペンも増えるでしょう。
綺麗に乗りたいニーズはいつでもあります。
外注を使わず自社板金工場を完備し、一貫した整備・作業を行っていると思われます。
■販売車輛のほとんどがレストア車に!
10年後となれば40年落ちの車もあるわけです。
最終型でも30年落ちに。
販売する車輛は、ベースから仕上げて売るしかないでしょう。
ほとんどがレストア車になっていると思われます、一体いくらで売ることになるのだろう?
■出張査定・買取り全国に!
さまざまな事情により売却される方も増えるでしょう。
大事に乗ってきたからこそ「近くの買取店よりも専門店に売りたい」と、全国から査定・買取の依頼は増えます。
北は北海道から、南は沖縄まで出向いていると思われます。
■スタッフは10人に!
業務も多様化し、分担制が必要になるでしょう。
さまざまなご相談やご要望に対応すべく、フロント・整備・板金塗装・部品管理・出張買取り…。
それぞれに精通したスタッフが最低でも10人はいると思われます。
■最終目標のショップさんは!
未来を予想すると、既にそれに近いショップさんがあります。
R31 HOUSEさん、カーショップフレンドさん、アイスタイリングさん、エム・テック・サージョンさん、チューブガレージさん、イソマサオートさんなど。
ほぼ一車種の専門店さんです。
その領域に達するにはまだまだですが、必ず頑張ってみせます。
■私はいつまでも現役です!
未来の私は容易に想像がつきます。
今と変わらず、整備以外のことをやっているでしょう。
接客応対、電話・メール応対、出張買取り、ご納車前の洗車、店舗の掃除や草取りの雑用など。
もちろん、季節を感じながらの早朝ドライブ&写真撮影は日課です。
Z32に人生を捧げ、年中無休で働いていると思われます(笑)。
■これまでのエピソード
お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで
https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol1/
お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード2]
https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol2/
お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード3]
https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol3/
[ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]