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車庫証明は、車を購入したときに必要になる書類の1つです。警察署の窓口で手続きすることで取得できますが、平日の日中でなければ窓口が開いていません。自分で車庫証明を取得するのが難しい、面倒といった場合は、代理人に任せてはいかがでしょうか。今回は、車庫証明の手続きを代理人に依頼するときのポイントを紹介します。 車庫証明は代理人による手続きが可能 車庫証明は、代理人による申請と受け取りが可能です。 車庫証明だけを取得したい場合は警察署の窓口に申請しますが、車庫証明から検査や登録・納税までを一括で手続きしたい場合はオンライン手続きの「ワンストップサービス(OSS)」を利用できます。 ▼車庫証明の取り方についてはこちらで詳しく解説しています。車庫証明の取り方とは?取得の流れや必要書類などを解説 車庫証明の代理人申請では委任状があるとなおよし 車庫証明を代理人が手続きする際は、可能な限り委任状を用意しておきましょう。仮に申請書類に不備があった場合、委任状がないと代理人による訂正ができません。 車体番号が1文字間違っていた場合でもその場で訂正できず、申請者に再度記入してもらう必要があります。車庫証明手続きをスムーズに行うためにも、委任状を用意しましょう。 なお、代理人が手続きする場合でも、申請者の直筆で記入する必要があることに注意してください。 また、代理人が手続きする際でも本人が申請するときと同じく、下記の必要書類を用意しなければなりません。 ■自動車保管場所証明申請書■保管場所標章交付申請書■権原書面(いずれか1通)・車庫が自己所有の場合:保管場所使用権原疎明書面(自認書)・車庫が他人所有の場合:保管場所使用承諾証明書■所在図および配置図 出典:警視庁公式サイト「車庫証明について」 なお、車庫証明の必要書類は警察署ですべて入手できます。ただし、警察署によっては、申請者の免許証や公共料金の領収書のコピーなど「申請者の使用の本拠の位置を確認できるもの」の添付が必要なため、事前に問い合わせましょう。 車庫証明の委任状の書き方 車庫証明の委任状は、下記のように書きます。 1.受任者:代理人の住所と氏名(代理人が記入しても可)2.委任事項:委任する内容3.自動車登録番号又は車体番号:クルマのナンバーまたは車体番号4.日付:委任状を作成した日5.委任者:申請者の氏名(名称)や住所、押印 委任事項には、下記のように委任する内容を具体的に記入します。 「自動車保管場所標章交付申請に関わる書類の作成や提出、受け取りおよび必要な修正や変更を含む一切の手続きを委任します」 用紙やフォントサイズなどに指定はありませんが、ひな型を利用するのが便利です。 車庫証明の委任状のひな型は、こちらのページでダウンロードできます。 車庫証明手続きの代理人になれる人 車庫証明の申請や受け取りなどの代理人は誰でもなれます。ただし、申請書に記載する内容には個人情報が含まれているため、信頼できる人に依頼したほうがよいでしょう。では、どのような人に依頼するとよいのか紹介します。 ディーラーや中古車販売店のスタッフ 誰に頼んでよいのか悩んだときは、車を購入したディーラーや販売店のスタッフに依頼するとよいでしょう。 ただし、ディーラーや販売店のスタッフに代理人を依頼した場合、手続き代行の手数料がかかることがほとんどです。相場は1万〜2万円程度です。そのため、車庫証明だけを取得したいのであれば、自分で取得したり、家族や友人に頼んだりしたほうが手数料を抑えられます。 しかし、車庫証明の取得や検査・登録など、自動車保有関係手続きのすべてが必要な場合は、ディーラーや販売店のスタッフに任せたほうがよいでしょう。 家族 車庫証明の代理人は、妻や子どもなどの家族でもなれます。妻や子どもが平日の日中に警察署で手続きできるのであれば、代理を頼むとよいでしょう。 ただし、妻や子どもは家族とはいえ、友人やディーラーなどに依頼した場合と同様に、委任状がなければ申請書類の修正ができません。車庫証明手続きをスムーズに行うためにも、委任状を作成しておきましょう。 友人 頼れる友人に車庫証明の取得を依頼することも可能です。平日の日中に警察署へ手続きに行くことができる友人に頼む場合にも、委任状を作成しておくことをおすすめします。 ------------------------------------------- ▼車庫証明に関する記事一覧車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介車を乗り換えたら車庫証明の手続きが必要!取得するタイミングや方法も紹介車庫証明の取得費用はいくら?支払い方法や取得する流れも紹介 -------------------------------------------
中古車を購入後の点検について具体的にどうすればよいかわからない人も多いでしょう。中古車は新車とは異なり、経年劣化による部品交換や車両ごとの状態で不具合が発生する可能性があるため、定期的に点検しておくことが重要です。今回は、「中古車は定期的な点検が必要」「中古車の点検の依頼先」「日常の中古車点検のポイント」などについて解説します。中古車の点検について検討中の人は参考にしてください。 中古車は定期的な点検が必要 中古車は定期的な点検が必要です。中古車は以前の所有者が使用しており、経年による劣化や走行・保管状態により消耗品の交換や調整などが必要な場合があります。また、納車時に販売業者が点検を行っている場合でも、どのような点検を行っているか詳しく知っておく必要もあるでしょう。販売業者が行う法定整備の有無についてはプライスボードに明示されています。 納車時に「法定整備無し」で購入した場合は、中古車保証があっても必要最低限の点検整備のみ行われていると考えた方がよいでしょう。法定整備は国土交通省が定めた定期点検のことで、国の認証を受けた整備工場で実施されます。車の安全走行に支障が出る状態かどうか判別してくれるため、中古車購入時には有償でも受けておくことをおすすめします。 また、納車後の中古車についても定期的に法定点検を受け、1ヶ月に1回以上の日常点検はかかさないようにしましょう。走行中の車にトラブルが発生すると、乗員や歩行者に甚大な被害が出ることも想定されます。安全に中古車を使用するためには定期的な点検は必須です。 中古車の点検の頻度 中古車の点検の頻度は、「日常点検は1ヶ月ごと」「法定点検は1年ごと」です。日常点検は任意で行うとはいえ、法定点検と同じくドライバーの義務であると法律が定めています。点検を怠ったときの罰則はないとはいえ、命を守るために必要な未然のトラブル防止策として意識しましょう。 中古車の点検の依頼先 中古車の点検の依頼先について詳しく解説します。 ディーラー併設の整備工場 ディーラー併設の整備工場は国土交通省に認められた指定工場のため、すべての点検整備が可能です。メーカーが有する情報や純正部品をスムーズに確保できる環境であるため、メーカー保証やリコール対応なども安心して任せることができます。ただし、費用が他の依頼先に比べて高い傾向にあるうえに、純正以外の持ち込み部品の取付けを受け付けてくれない場合があります。 一般の整備工場 一般の整備工場は全メーカーに対応しているうえに、比較的安価で整備を受けることができます。整備に関する経験や知識も豊富なことが多く、整備工場ごとの特徴が合えば心強い業者といえるでしょう。ただし、整備工場ごとに得意分野は異なるため、事前に情報収集しておく必要があります。 カー用品店 全国チェーンのカー用品店は年末年始でも営業している店舗が多く、オリジナルブランドのオイルやタイヤを低価格で販売するなど利用しやすいことが特徴です。ただし、複雑な技術が必要とされる箇所については知識や情報が限られているため、修理や整備内容によっては受け入れてくれない可能性があります。 ガソリンスタンド 給油で訪れることが多いガソリンスタンドでも、車検や点検整備に力を入れる大型店舗が増えつつあります。キャンペーンによるポイント付与や割引の利用もしやすいため、利便性が高いのが特徴です。しかし、取扱いできる整備内容は少なく、受け付けてから外注に出すこともあるため費用やサービス内容は事前に確認しておきましょう。 中古車の点検項目 中古車の点検項目について以下にまとめています。 エンジンオイル 汚れや減少がないかをチェックしましょう。水平な場所で車のエンジンを切り、エンジンルーム内のオイルレベルゲージで確認します。前回の交換時期についてはステッカーなどで明示されていることが多いため、オイルフィルターの交換時期についても確認しておきましょう。 タイヤ 溝の深さや偏摩耗、損傷がないかチェックしましょう。偏摩耗がある場合はタイヤローテーションやアライメント調整が必要な可能性も考えられます。空気圧のチェックは1ヶ月に一度が目安のため、同時にタイヤ関連の点検も行うとよいでしょう。 ブレーキオイル ブレーキオイルの分量や劣化具合をチェックしましょう。ブレーキオイルが不足したり劣化すると、走行時に大きな危険が及ぶ可能性があります。4年ごとが交換時期の目安となるため、車検時の点検で必要に応じて交換してもらうとよいでしょう。 エアクリーナー エアクリーナーはエンジンに異物や埃を侵入させないためにあります。目詰まりするとエンジン性能が低下するため、汚れがひどい場合は交換しましょう。2万kmもしくは2年ごとの交換が目安です。 エアコンフィルター エアコンフィルターは車内への埃や花粉の侵入を防ぎます。汚れが溜まることでカビが発生して異臭の原因となり、さらにエアコンの効率を低下させるため中古車購入時に新品に交換するのもよいでしょう。 日常の中古車点検のポイント 日常の中古車点検を自分で行う場合のポイントについて詳しく解説します。 点検頻度........1カ月に一度(長距離や高速走行、雪国に行く予定があるときは随時) ①エンジンルーム内を点検ウィンドウォッシャー液、ブレーキオイル、バッテリー液、エンジンオイルの分量を確認 ②車の周囲を回って点検タイヤ........空気圧や亀裂・損傷・異常な摩耗、溝の深さを確認ランプ類........点灯・点滅状況、レンズの汚れや損傷がないか確認 ③運転席で点検ブレーキペダル.......踏みしろやブレーキの利きに異常がないか確認パーキングブレーキレバー........引きしろに異常がないか確認ウィンドウォッシャー........噴射状態を確認ワイパー........拭き取り状態を確認エンジン........かかり具合や異音、走行時に低速や加速の状態を確認 車検と点検の違い 車検のときに法定点検整備も一緒に受ける人が多いため、混同してしまうケースが多いのが現状です。車検は公道を走行するために安全上問題がないかチェックする制度で、法定点検は自家用車であれば1年ごとに27項目、2年ごとに57項目の点検を実施します。 車検はあくまでチェックが主体となり、検査基準をクリアしていれば将来的に交換が必要な部品があってもそのままで問題ありません。対して、法定点検は不備があった箇所はすべて整備し、将来的に交換が必要な部品もチェックするため、安全に車を走行させる上で車検よりも重要な点検といえるでしょう。
プラド120系の売却を検討するにあたり、どのくらいの価格で買い取ってもらえるのか気になっている方は多いでしょう。オフロードはもちろん、オンロードでも高い走行性能を発揮するプラド120系は、発売から20年以上経過した今でもなお、中古車市場で高い人気を誇っています。 そこで今回は、プラド120系のリセールバリューと買取相場、高値がつきやすいプラド120系の特徴、より高く売却する方法について解説します。 【グレード別】プラド120系のリセールバリュー・買取相場 プラド120系のリセールバリューと買取相場をグレード別に紹介します。 ※2024年8月時点の情報です。 TX 2.7L ガソリンモデル 〜160万円3.0L ディーゼルモデル 〜120万円3.4L ガソリンモデル 〜120万円4.0L ガソリンモデル 〜130万円 TXリミテッド 2.7L ガソリンモデル 〜160万円3.0L ディーゼルモデル 〜120万円3.4L ガソリンモデル 〜120万円4.0L ガソリンモデル 〜130万円 TZ 3.0L ディーゼルモデル 〜100万円3.4L ガソリンモデル 〜130万円4.0L ガソリンモデル 〜120万円 TZ Gセレクション 3.4L ガソリンモデル 〜130万円4.0L ガソリンモデル 〜120万円 プラド120系は新車価格が300万~400万円だったため、残価率は30〜50%程度です。一般的には3年落ちで残価率50~60%といわれるため、20年以上前に発売されたモデルと考えるとリセールバリューは十分に高いといえるでしょう。 高値がつきやすいプラド120系の特徴 プラド120系のリセールバリューと買取相場を紹介しましたが、どのような特徴をもつモデルが特に高く売却できるのでしょうか。ここでは、高値がつきやすいモデルについて解説します。 後期型のガソリンモデル プラド 120系は、途中でガソリンエンジンがリニューアルされています。V6 3.4L 5VZ-FE型がV6 4.0L 1GR-FE型へ、直4 2.7L 3RZ-FE型が直4 2.7L 2TR-FE型へと後期型で変更されました。 特に2.7Lモデルは、同排気量ながらもフィーリングや動力性能が大幅に向上しているため人気が高いです。 走行距離が10万km以下 プラド120系は長距離の移動に用いられることが多いクルマです。20万~30万km走っているケースが珍しくないなかで、走行距離10万km以下の個体は希少価値が高いといえます。もし2万kmを切るほど走行距離が短いのであればさらに高く評価され、相場以上の価格がつく可能性があります。 プラド120系を高く売却する方法 高値がつきやすいモデルの特徴を紹介しましたが、自身が所有するプラド120系をより高く売る方法を知りたい方も多いでしょう。ここでは、プラド120系を高く売却するためのポイントについて解説します。 プラド120系を正しく評価できる買取業者に依頼する プラド120系を売却するときは、その価値を正しく評価できる買取業者を選びましょう。プラド120系について理解していない買取業者に査定を依頼すると、誤った評価をもとに価格を提示されてしまう可能性があります。 プラド120系は20年以上前に発売された高性能なクロカン4WDです。古い4WDの取扱い実績が多い業者に依頼すると、適正な価格で買取してもらえるでしょう。 こまめにメンテナンスする プラド120系は、長距離移動に使われることが多いクルマです。耐久性の高い車体ではあるものの、エンジンオイルや消耗品などの交換は推奨時期ごとにしっかりと行うことが重要といえます。 また、ディーゼルエンジンの場合はカーボンが堆積しやすいという特徴があるため、なるべくグレードの高いエンジンオイルを使いましょう。
S2000といえばホンダを代表するオープンスポーツカーです。本田技研工業の創立50周年記念として1999年に発売されました。ホンダが29年ぶりに開発をしたFRスポーツということで当時多くの話題を集めました。 なかでも、9,000回転までまわるF20C型エンジンを搭載しピーキーに仕上げられたAP1型は多くのクルマ好きから熱い支持を得ています。中古車で狙っている方も多いと思いますが、発売から20年近く経ったクルマは維持費が心配になりますよね。そこでこの記事ではS2000 AP1にかかる維持費について解説いたします。 関連記事:オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る関連記事:18年・33万キロを駆けぬけてきた愛車、ホンダS2000の3つの魅力とは? S2000 AP1型の年間維持費は40万〜55万円ほど S2000 AP1型の年間維持費はおおよそ44万〜56万円ほどです。 <S2000 AP1型 年間維持費の内訳>燃料代:6万1,205円〜15万3,105円自動車税:4万5,400円任意保険:2万8,000円〜5万4,000円車検:5万8,625円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:25万円合計:44万3,230円〜56万1,130円 各項目の内容について、ここから詳しく解説します。 燃料代 まずは燃料代について解説します。 S2000 AP1型には1,997cc 直4 F20C型エンジンが搭載されており、カタログ燃費は10・15モードで11.6〜12km/Lです。 ここでは燃費を12km/L、ハイオクガソリンの価格を1Lあたり183.8円(2024年7月16日時点の全国平均)として、走行距離別に燃料代を算出します。 走行距離 年間4,000km 年間走行距離が4,000kmの場合は、1年間で約333Lの燃料を使うことになり、燃料代が6万1,205円かかります。休日のドライブや近場での買い物をメインにクルマを使用する方が該当するでしょう。 走行距離 年間7,000km 年間走行距離が7,000kmだと、1年間で約583Lの燃料を使うことになるため、燃料代が10万7,155円かかります。毎日1時間弱ほどクルマに乗る方が当てはまるでしょう。 走行距離 年間10,000km 年間走行距離が10,000kmの場合は、1年間で約833Lの燃料を使うことになり、15万3,105円の燃料代がかかります。往復1時間かかる距離を、毎日走行する方が該当するでしょう。 自動車税種別割 続いて、自動車税種別割について解説します。 S2000 AP1型は最終モデルでも車齢13年を超えるため、自動車税種別割の重課対象に含まれます。2024年7月時点での、新規登録から13年以上した排気量1,500cc超〜2,000cc以下のクルマの自動車税種別割は4万5,400円です。 任意保険料 次に、任意保険料について解説します。大手ネット型保険にて、年間走行距離別にシミュレーションしました。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:32歳等級:17運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):55万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 走行距離 3,000km超5,000km以下 休日のドライブや近場への買い物に使用する方が多く該当するため、使用目的を「日常・レジャー」としてシミュレーションしました。1年間の保険料は2万8,000円ほどです。 走行距離 7,000km超10,000km以下 毎日の移動で1時間ほど運転する方が該当することが多いため、使用目的を「通勤・通学」としました。1年間の保険料は4万5,000円ほどです。 走行距離 10,000km超12,000km以下 毎日の1時間以上走行する方が多く該当するため、7,000km超10,000km以下の区分と同様に、使用目的を「通勤・通学」としてシミュレーションしました。1年間の保険料は5万4,000円ほどです。 車検 続いて、車検代です。車検には、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代、車検基本料がかかります。 <ディーラー車検の費用>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:6万円合計:11万7,250円 それぞれの項目について詳しく解説します。 自賠責保険料 自賠責保険料とは、クルマの所有者が加入を義務付けられている保険で、「強制保険」とも呼ばれます。2024年7月現在、乗用車の税額は一律で1万7,650円です。 自動車重量税 自動車重量税は車輌重量によって税額が異なる税金です。S2000 AP1型は1t超~1.5t以下の区分に該当し、新規登録から18年以上経過していると重課されるため、3万7,800円かかります。 印紙代 印紙代とは、車検の際に国に納める検査手数料です。依頼先の工場の種類によって金額は異なり、2024年7月時点だとディーラーの場合は1,800円かかります。 車検基本料 車検基本料には、点検料や代行手数料などが含まれており、依頼先によって金額に差があります。S2000 AP1型をディーラー車検に出した場合には、6万円ほどかかるでしょう。販売店によって価格が異なる可能性があるため、事前に問い合わせすると安心です。 メンテナンス費用 次に、メンテナンス費用について解説します。基本的なメンテナンス費用とS2000 AP1型ならではの故障箇所の修理費用をあわせると、25万円ほどかかります。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。 基本的なメンテナンス箇所 S2000 AP1型に限らず、一般的なクルマのメンテナンス項目は以下のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・エアコンフィルター交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 高く見積もって年間5万円ほどのメンテナンス費用を見込んでおけばよいでしょう。 S2000 AP1型ならではの故障箇所 S2000 AP1型は「壊れやすいクルマ」といわれることがあります。古いスポーツであるためにダメージが蓄積されている個体が多いのは事実ですが、定期的にメンテナンスしておけば長く所有できるモデルです。また、あらかじめ故障しやすい箇所を把握しておけば費用も見積もりしやすいでしょう。 S2000 AP1型で故障しやすいといわれている箇所は以下のとおりです。 ・激しいオイル消費・ハブベアリング劣化・ドライブシャフト故障・プロペラシャフト故障 など メンテナンス費用は多く見積もって20万円ほどでしょう。 上記はあくまで一例で、車輌の状態によってこのほかの箇所が故障する可能性も十分に考えられます。購入を検討している場合には、契約前に細かな箇所までチェックすることをおすすめします。 関連記事:16年目・25万キロ超え。愛車ホンダ S2000のエンジンをリフレッシュ S2000 AP1型の維持費を抑える方法 ここまでS2000 AP1型の維持費の内訳について解説しました。負担が大きいと感じた方に向けて、維持費を抑える方法を3つ紹介します。 任意保険を見直す 任意保険の契約先を見直すと、維持費を抑えられる場合があります。 クルマや条件が同じでも、保険会社によって金額が異なることがあります。複数社から見積もりを取り寄せたり、いくつかのネット型保険でシミュレーションしたりして、保険料を比較してみましょう。なお、国内損保よりもネット型保険のほうが安い傾向にあります。 車検の依頼先を見直す 車検の依頼先の見直しも維持費を抑えるのに有効です。 前述のとおり、車検基本料は依頼先によって異なります。一般的にはディーラー車検よりも民間車検のほうが安く、民間の工場でもそれぞれ金額に差があります。車検の際には、事前に複数の工場から見積りを取り寄せて、車検基本料を比較するとよいでしょう。 DIYでメンテナンスする 一部のメンテナンスを自分で行えば、その分外注費用を減らせます。DIY可能なメンテナンス項目の一例は以下のとおりです。 ・洗車・エンジンオイル交換・ワイパーゴム交換 など 上記は比較的簡単なメンテナンス項目です。自身でクルマをいじった経験がある方であれば、対応できる範囲はさらに広がるでしょう。 まとめ S2000 AP1型の維持費について解説しました。 玄人好みのピーキーな乗り味が特徴のS2000 AP1型に憧れを抱いている方は多いでしょう。所有したいけれど維持費に不安を抱いているという場合には、ぜひ今回の情報を参考に自身が維持できるかどうかを検討してみてください。
車を動かしたあとに残っている黒ずんだ真新しいシミや、雨の日に車の下から流れ出てくる虹色のシミの原因は、車輌から漏れたオイルであることがほとんどです。今回は、車輌からオイルが漏れる原因や放置するとどうなるのかについて解説します。虹色のシミは一見キレイに見えますが、危険のサインでもあるため放置しないようにしましょう。 虹色のシミの正体は車輌から流出したオイル 雨の日の駐車場に現れることがある虹色のシミの原因は、車輌から漏れ出したオイルです。一言で「オイル」といっても、車にはさまざまなオイルが使われています。そのため、駐車場のどのあたりに虹色のシミが現れたのか覚えておきましょう。また、車を修理に出したときは、オイルのシミ(虹色のシミ)が駐車場のどのあたりについていたのか伝えるようにしてください。 車輌からオイルが漏れる原因 車輌からオイルが漏れる原因は、経年劣化や部品の損傷など、さまざまです。また、エンジンから漏れることもあれば、トランスミッションから漏れることもあります。いずれにしても、車に不具合が発生している可能性が高いため、虹色のシミを見つけたときは一度点検してもらいましょう。 オイル漏れによる車輌への影響 ここからは、オイル漏れが車輌に及ぼす影響について紹介します。 ブレーキが効かなくなる ブレーキオイルが漏れていると、ブレーキが効かなくなる可能性があります。ブレーキが効かない車は非常に危険であるため、ブレーキオイルが漏れている可能性がある場合や警告灯が点灯しているときは、いち早く点検してください。 変速できなくなる トランスミッションのオイルが漏れているとギアの変速ができなくなります。変速するときのショックが大きかったり異音がしたりするときは、トランスミッションに不具合が発生している可能性があるため、走行ができなくなる前に点検しましょう。 車検に通らない オイル漏れがあると、車検に通らないことがあります。そのため、オイル漏れを見つけたときは、早めに点検に出し、原因を突き止めて修理してもらいましょう。修理が遅れると、エンジンやトランスミッション、ブレーキなどの故障範囲が広がり、修理期間が長くなったり、修理代が高くなったりします。 火災の原因になることも オイル漏れを放置しておくと、エンジンから発生する熱などが原因で引火する可能性もあります。そのため、オイル漏れは放置せず早めに対処しましょう。 車輌の下に虹色のシミがあったときの対処法 車輌を停めていた場所にオイルシミを見つけたときは、早めに修理工場に持ち込み直してもらいましょう。自走するのが難しい場合は、ロードサービスを呼んで車を運んでもらい修理してください。 オイル漏れを放置すると、車に不具合が生じたり、車両火災になったりすることがあるため、早めに工場で点検や修理することをおすすめします。 雨の日に見られる虹色のシミはオイルが1滴または2滴ほどであるため、早急に対処が必要というわけではありません。ただし、急ぐ必要がないからといって放っておかないようにしてください。
サスペンションは、クルマの乗り心地や走行性能などに影響する重要な部品です。今回は、クルマのサスペンションの基礎として、基本的な構造や機構、サスペンション交換が必要なケースについて解説します。 クルマのサスペンションとは クルマのサスペンションは、車体とタイヤの間に取り付けられている部品で、路面から受ける振動や衝撃を吸収する役割があります。もし、サスペンションがなければ、路面からの衝撃や振動をダイレクトに受けてしまい、ゴツゴツとした乗り心地になってしまいます。そのため、サスペンションはなくてはならない部品です。 クルマのサスペンションの基本原理 4つの車輪それぞれに取り付けられているサスペンションは、コイルスプリングとショックアブソーバー(ダンパー)とサスペンションアームなどで構成されています。どのパーツも欠かすことができない部品です。もし、1つでも不具合が発生すると本来の乗り心地が損なわれてしまいます。 クルマのサスペンションの種類 サスペンションには、さまざまな種類があります。どのサスペンション形状でも衝撃を吸収するという役割に違いはありません。しかし、衝撃を受けたときの力の収め方が異なります。ここでは、クルマに使われている主なサスペンション構造について解説します。 ダブルウィッシュボーン式 ダブルウィッシュボーンサスペンションは、2本のA字型のアームが上下に取り付けられている独立懸架サスペンションです。独立型のサスペンションのため乗り心地に優れています。 ストラット式 ストラット式サスペンションは、車軸に対して並行に取り付けられたサスペンションアームとコイルスプリング+ショックアブソーバーで構成されている独立懸架サスペンションです。部品点数が少なく、スペース効率がよいため、多くのクルマに採用されています。 トーションビーム式 トーションビーム式サスペンションは、左右の車輪をつなぐアームがビームによってつながっている車軸懸架サスペンションです。左右の車輪がつながっているため、片方の車輪に入力があると反対側の車輪が連動して動きます。 マルチリンク式 マルチリンク式サスペンションは、サスペンションアームが複数の接点で車体に取り付けられている独立懸架サスペンションです。構造が複雑であるものの、乗り心地に優れています。 サスペンションの交換が必要なケース サスペンションは、時間の経過によって劣化したり性能が落ちたりします。そのため、長期的なスパンではありますが、定期的なサスペンション交換は必要といえるでしょう。サスペンションを交換すると、路面からの衝撃や振動をしっかり吸収できるようになるため、乗り心地がよくなります。それでは、どのようなタイミングでサスペンション交換が必要になるのでしょうか。 走行距離5万kmを超えた サスペンションの交換目安は、車種やクルマの乗り方などによって異なりますが、走行距離がおおよそ5万km〜10万kmを超えたとき、または初度登録年月から10年を超えたときといわれています。 ただし、この数値や年数は一般的な目安であるため、サスペンション交換の必要があるかどうかは、ディーラーや整備工場などでプロに判断してもらいましょう。 劣化の症状が現れた サスペンション劣化の症状が現れたときは交換をおすすめします。 サスペンションが劣化すると、ギシギシという異音が聞こえたり、路面からの衝撃や振動を直接受けているような感覚になります。クルマを走らせているときに、わずかな段差で強い衝撃を感じたり、異音が聞こえたりしたときは、ディーラーや整備工場などでサスペンションを点検してもらい、交換の必要があるかどうか聞いてみるとよいでしょう。 サスペンションの交換にかかる費用 サスペンション交換にかかる費用は、交換する部品(サスペンション自体の金額)によって大幅に異なります。そのため、サスペンション交換をするときは、ディーラーや整備工場など複数の業者で見積もりを出してもらい、納得できる金額の業者に依頼することをおすすめします。 参考までに、サスペンション一式(コイルスプリング+ショックアブソーバー)に交換した場合のおおよその費用を紹介します。 ・サスペンション代金(有名サスペンションメーカー/1台分の場合):約30万円・工賃(1本あたり約1万円):4万円合計 約34万円 まとめ サスペンションはクルマの乗り心地や乗員の快適性に影響する重要部品です。また、走行性能にも影響するパーツであるため、サスペンションの調子はいつも気にしておくことをおすすめします。もし、乗り心地が悪いと思ったり小さな段差を超えたときの衝撃が強いと感じたりしたときは、サスペンションを点検してもらい、必要であれば交換しましょう。
クルマの基本性能である「走る」「曲がる」「止まる」は、タイヤと路面の摩擦によって実現しています。ただし、これはタイヤが正しく路面に接地していることが条件です。このタイヤと路面との設置に関係しているのがホイールアライメントです。今回は、ホイールアライメントの意味やズレが生じる原因、調整するメリットなどについて解説します。 ホイールアライメントとは ホイールアライメントとは、タイヤおよびホイールの取り付け角度の調整のことです。タイヤおよびホイールの取り付け角度が左右で異なっていたり前後のバランスが取れていなかったりすると、走行中にふらついたり、真っすぐ走行できなかったりします。そのため、定期的にホイールアライメントを調整しておくことが重要です。 ホイールアライメントで調整する角度とは ホイールアライメントで調整するタイヤおよびホイールの角度は「キャンバー角」「キャクター角」「トー角」の3つです。それぞれ詳しくみていきましょう。 キャンバー角 キャンバー角は、クルマを正面から見たときのタイヤの角度です。ハの字に角度がついている場合はネガティブキャンバー、内向き(V字型)に角度がついている場合はポジティブキャンバーとなります。 一般的には、わずかにハの字型に角度がついていることが多いです。ただし、あまりにも角度をつけすぎると保安基準に適合しなくなるため、角度をつける際は保安基準に適合するように調整する必要があります。 キャスター角 キャスター角は、クルマの前輪を横からみたときのキングピン軸の角度です。キャスター角が大きく取られていると直進安定性が向上します。逆にキャスター角が小さい場合はサスペンションがよく動いて乗り心地がよくなるといわれますが、垂直(キャスター角ゼロ)にしてしまうと走行が不安定になりやすいため、キャスター角は適度についている方がよいといえるでしょう。 トー角 トー角は、クルマを上からみたときのタイヤ前端の角度です。車体に対してタイヤ前端が真っ直ぐな場合は「トーゼロ」、外側に向いている場合は「トーアウト」、内側に向いている場合は「トーイン」となります。一般的に前輪のトー角をつけ、後輪のトー角をゼロにするのが基本です。自分のクルマの走りをどのようにしたいのかによって、トー角を変えると好みの走りを実現できるでしょう。 ホイールアライメントにズレが生じる原因 ホイールアライメントは、外部からの衝撃や足まわりの分解・整備(ホイール交換やサスペンションの脱着など)などによってズレます。そのため、足まわりの分解整備をしたときは、ホイールアライメントの調整もしてもらいましょう。 ホイールアライメントを調整するメリット ホイールアライメントを調整すると、タイヤおよびホイールの取り付け角度が適正になるため走行が安定します。ここからは、ホイールアライメントを調整するメリットを解説します。 燃費が向上する ホイールアライメントを調整すると、4つのタイヤがきれいに路面に接地し、無駄な抵抗がなくなるため、燃費が向上します。 運転の快適性が高まる 4つのタイヤが適正な角度で接地すると、直進安定性やコーナリング性が安定します。そのため、運転したときの快適性や操作性が向上します。 タイヤの偏摩耗を防止できる ホイールアライメント調整をすると、タイヤと路面が正しい角度で接地するため、タイヤの偏摩耗を防ぐことができます。 ホイールアライメントは車検項目の1つ ホイールアライメントは、クルマを安全に走らせるために必要な調整です。そのため、車検の項目の1つとなっています。車検ではサイドスリップ検査という項目で検査されます。 ホイールアライメントは自分で調整できる? ホイールアライメントでは、非常に繊細な調整が必要なため、自分でアライメント調整するのはほぼ不可能といえるでしょう。 ホイールアライメントを調整するためには、専用の機器が必要となるだけでなく、正しい知識や技術が求められます。また、おおよその感覚で調整してしまうと、走行が不安定になり、クルマが思わぬ方向へ進んでしまうことがあります。 そのため、ホイールアライメントの調整は、専用機器を導入しているディーラーや整備工場などに依頼しましょう。 ホイールアライメントの調整費用 ホイールアライメントの調整費用は、依頼先によって異なりますが、おおよそ2万円程度です。調整に2万円かかると考えると高いと感じるかもしれませんが、クルマを安全に走らせるために測定や調整をしておくことをおすすめします。 まとめ ホイールアライメントは、安全・快適にクルマを走らせるために必要な調整です。より安全で快適なドライブを楽しむためにも、タイヤおよびホイールの角度は適正な位置に調整しておきましょう。
車高を落として派手な外装や内装にしているVIPカーを見かけたことがある方も多いでしょう。そもそもVIPカーはどのようなクルマのことで、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、VIPカーの特徴やベースとなる人気車種について解説します。 VIPカーとは VIPカーの「VIP(Very Important Personの略)」とは「要人」のため、直訳すると「要人が乗るクルマ」を意味します。 しかし、クルマのジャンルとしてのVIPカーは意味が異なります。 クルマのジャンルとしてのVIPカーは、主に高級セダンに豪華な加飾を施したカスタムカーのことです。そのため、本来の「VIP」とは用途もクルマの状態も異なります。 要人が乗るような高級セダンをカスタムするため、VIPカーと呼ばれるようになったとの説がありますが、具体的な定義はありません。 VIPカーの特徴 ここからは、クルマのジャンルとしてのVIPカーの傾向を解説します。 車高が低い VIPカーの特徴の1つは、車高が低いことです。それも、少しだけ車高が低いのではなく、サイドシルが地面に擦れそうになるほどに車高が低いものが多くみられます。いわゆる「シャコタン」と呼ばれる人気のあるスタイルですが、車高を下げすぎると保安基準に適合しなくなる場合があるため、カスタムする際は保安基準を確認したうえで行いましょう。 旧車の高級車 VIPカーは、旧車の国産高級車をベースにカスタムしているものが多くみられます。型落ちの高級車は新型と比べて安価で入手できます。しかし、古いクルマの場合はメンテナンス費が高かったり自動車税種別割の重課される可能性があったりして維持費用が高いことに注意が必要です。 豪華な装飾 VIPカーには、内装が豪華に仕上げられているものが多くみられます。ランプ関係、グリル、スポイラー、エアロパーツなどのエクステリアのみならず、シートや内装パネルなど、さまざまな部分をカスタムしている傾向があります。 アウトリップ フェンダーからホイールのリムだけをはみ出させる「アウトリップ」をしているクルマも多くみられます。ただし、アウトリップは、保安基準に適合していないカスタムであることを理解しておきましょう。 マフラーの変更 VIPカーは、極太のマフラーを装着していたり音が大きいマフラーを取り付けていたりする傾向があります。ただし、マフラーのカスタムについても保安基準に適合していないケースがあるため、慎重な判断が必要です。 内装の変更 シートや内装パネルなどのインテリアの部品を変更することも多いです。ただし、カスタム内容によっては保安基準に適合しないものもあるため、保安基準を確認したうえでカスタムしましょう。 VIPカーのベースとなる人気の車種 VIPカーのベースとなる人気車種を紹介します。自分でVPIカーを作りたいと考えている方は参考にしてみてください。 アリスト トヨタ アリストは、高級スポーツセダンとして販売されていたモデルです。海外ではレクサス GSとして販売されていました。ターボエンジンを搭載するグレードは国産最速セダンともいわれています。 センチュリー センチュリーは、トヨタの最高級車として販売されているモデルです。公用車にも採用されているセンチュリーの中古車は、VIPカーのベース車輌として人気があります。2代目センチュリーは、国産車唯一のV12エンジンを搭載しています。 シーマ シーマは、日産の高級セダンです。初代シーマは大ヒットモデルのひとつで、「シーマ現象」と呼ばれる社会現象を引き起こしました。 クラウン クラウンは、トヨタの高級車です。セダン・ワゴン・ハッチバックなど、さまざまなボディタイプを展開しているパーソナルプレミアムカーです。さまざまなモデルがあるクラウンですが、VIPカーのベース車輌として人気なのはセダンです。 レクサスLS レクサス LSは、レクサスのフラッグシップセダンです。国内外問わず人気の最高級セダンの中古車は、VIPカーのベース車輌としても人気があります。レクサスの雰囲気と高品質な内外装を活かしたカスタムも人気です。 セルシオ セルシオは、トヨタの最高級車として登場したモデルです。海外では、レクサス LSとして販売されました。圧倒的な静粛性や安定性、優れた耐久性などが特徴です。高い人気を誇ることから、現在でも多くのセルシオが町中で見られます。 VIPカーを購入するときの注意点 VIPカーを購入するときに、気をつけなければならないことがあります。ここでは、購入時の注意点を解説します。 保安基準に適合しているか VIPカーを購入する際は、保安基準に適合しているか確認してから購入しましょう。また、カスタムパーツを取り付ける際も同様です。保安基準を満たしていない場合、整備不良の車輌として取り締まられるだけでなく、万が一のときの被害が拡大してしまいます。VIPカーを走らせて会場やミーティングなどに向かうときは、保安基準に適合しているかどうかを確認してから公道を走行しましょう。 販売店の保証内容 VIPカーを購入する際は、販売店で保証を用意しているか確認しましょう。購入後にトラブルが発生したときに対応してもらえるような保証がある場合は、加入しておくことをおすすめします。 事故車ではないか 事故車ではないか確認してから購入しましょう。事故車をカスタムしてしまうと、思わぬトラブルや事故が発生してしまう可能性があります。事故車は価格が安い傾向にありますが、安全に走らせるためにも避けた方がよいでしょう。 まとめ VIPカーは、派手な見た目や圧倒的な存在感などが特徴のカスタムカーです。VIPカーに乗りたいものの、どのようなことに気をつければよいのかわからないときは、この記事を参考に、ベースとなるクルマ選びやカスタマイズの方針などを考えてみてください。
ダッジ・チャレンジャーは、アメリカのクライスラー社が展開するダッジブランドのモデルです。なかでも、チャレンジャーSEはアメ車らしいスタイリングを楽しめるポニーカーとして人気を博しています。 アメ車ならではの大柄なスタイリングに憧れを抱いている方は多いでしょう。しかし、大排気量なアメ車だからこそ、維持費に不安を感じることがあるかもしれません。そこでこの記事では、ダッジ・チャレンジャーSEにかかる維持費について解説します。 ダッジ・チャレンジャーSEの年間維持費は約44万~約59万円 ダッジ・チャレンジャーSEを所有する場合、年間維持費は約44万〜約59万円ほどかかるでしょう。内訳は以下のとおりです。 燃料代:9万8,212円〜24万5,616円自動車税:7万6,400円車検:6万7,525円(2年ごとにかかる費用の半額分)任意保険:10万円メンテナンス費用:10万円合計:44万1,737円〜58万9,141円 それぞれの項目について、1つ1つ詳しく解説していきます。 燃料代 燃料代は年間で走行する距離によって変動します。そこで、年間4,000km、7,000km、10,000kmに分けて燃料代を算出しました。 また、ダッジ・チャレンジャーSEの使用燃料はレギュラーです。今回は、レギュラーガソリン1Lあたりの価格を172円(2024年7月22日時点での全国平均価格)として計算します。燃費は「みんカラ」でのユーザーの声をもとに、7km/Lとしました。 走行距離 年間4,000km 年間の走行距離が4,000kmの場合、約571Lの燃料を使用することになり、9万8,212円の燃料代がかかります。休日でのドライブをメインにダッジ・チャレンジャーSEを使用する方が該当するでしょう。 走行距離 年間7,000km 年間の走行距離が7,000kmの場合、1000Lの燃料を使用することになり、17万2,000円の燃料代がかかります。毎日の移動で1時間弱ほどダッジ・チャレンジャーSEに乗る方が当てはまるでしょう。 走行距離 年間10,000km 年間で10,000km走行する場合は、約1,428Lの燃料を使用するため、燃料代が24万5,616円かかります。毎日往復で1時間以上ダッジ・チャレンジャーに乗る方が該当するでしょう。 自動車税種別割 ダッジ・チャレンジャーSEはV6エンジンを搭載するエントリーグレードで、3,500cc超〜4,000cc以下の区分に該当するモデルです。多くの個体が新規登録から13年を超えているため重課され、自動車税種別は7万6,400円/年かかります。 任意保険料 アメ車の場合、一般的な保険会社だと任意保険に加入できないケースが多いです。そのため、中古で購入する場合には販売店で申し込みできないか相談してみましょう。ネット型保険でもシミュレーションできないため、あくまで目安の金額ですが、10万円/年ほど見積もっておくことをおすすめします。 車検 ダッジ・チャレンジャーSEをディーラーで車検に出した場合、以下の費用がかかります。 自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:7万円合計:13万5,050円 それぞれの項目について解説します。 自賠責保険料 自賠責保険は、クルマの所有者に加入が義務付けられている保険です。2024年7月時点での保険料は24ヶ月で1万7,650円です。 自動車重量税 自動車重量税は、車輌重量によって税額が決まります。ダッジ・チャレンジャーSEは1.5t超〜2t以下の区分に該当し、新規登録から13年を超えている個体が多いため重課され、24ヶ月で4万5,600円かかります。 印紙代 印紙代とは、車検時に国に納める検査手数料です。工場によって金額が異なり、ディーラーの場合は1,800円かかります。 車検基本料 車検基本料には、検査料や代行費用など車検の基本的な手続きに関わる費用が含まれます。今回は目安として7万円としましたが、同じディーラーであっても販売店によって金額が変わることがあります。また、民間の整備工場のほうが安い傾向にあり、費用を抑えたい場合には、いくつかの販売店や工場から見積もりを取り寄せるとよいでしょう。 メンテナンス費用 一般的なメンテナンス項目は以下のとおりです。費用は年間で10万円ほど見積もっておくとよいでしょう。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・エアコンフィルター交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・エアクリーナー交換 など 並行輸入されたアメ車のなかには、アメリカの広大な大地を何十万kmと走行した分のダメージが蓄積されている個体も多く存在します。車輌の状態次第では上記以外に箇所でもメンテナンスや修理の必要に迫られる可能性があるため留意しておきましょう。 まとめ ダッジ・チャレンジャーSEを維持するには、年間で約42万〜約58万円かかります。月々に換算すると、約3万7,000円〜約4万9,000円です。車輌の状態次第ではメンテナンス費用がさらにかさむ可能性があるため、最低限の費用だと考えておくとよいでしょう。自身の利用シーンと費用を照らし合わせて、維持できそうかどうかをぜひ検討してみてください。
アルミホイールの製造方法には、「鍛造(たんぞう)」と「鋳造(ちゅうぞう)」の2種類があります。それぞれホイールの見た目は似ているものの、特徴が大きく異なります。 愛車のドレスアップのためにホイール交換を検討する際には、違いを理解したうえで、どちらを購入するか決めるとよいでしょう。この記事では、鍛造ホイールとは何かをテーマに、特徴や鋳造ホイールとの違い、見分け方などについて紹介します。 鍛造ホイールとは? 鍛造ホイールとは、ビレットと呼ばれるアルミ合金に高い圧力をかけて成形されたホイールのことです。走行性能が高いスポーツカーや高級車など、大径でタイヤが太い車種に純正で装着されている傾向があります。 また、ホイールの種類のなかでも軽量で剛性が高いため、走行性能が追求されるレース車輌にも採用されています。 鍛造ホイールの特徴 鍛造ホイールは、アルミ合金をホイールの金型に流し込み、大きな圧力を加えて圧縮したり叩いたりして製造します。伝統的な日本刀の製造方法と同じであり「鍛えて造る」ことから、鍛造と呼ばれています。 金属は叩けば叩くほど強度が増します。そのため、剛性の高いホイールを製造するにはぴったりの素材です。 なお、鍛造ホイールを製造するには高度な技術が必要なため、容易に参入できる業界ではありません。鍛造ホイールの代表的なメーカーは以下のように限られています。 ・BBS・RAYS・TWS 鋳造ホイールとの違い 鍛造ホイールと鋳造ホイールでは、製造方法に違いがあります。 鋳造ホイールは、鋳型に溶かしたアルミ合金を流し込み、そのまま冷やして固めたホイールです。鍛造ホイールのように、圧力を加えたり叩いたりする工程がなく、低コストで大量に製造できる特徴があります。 そのため、鍛造ホイールに比べて値段が安いものが数多く販売されています。また、デザインの自由度も高くさまざまな種類のホイールを製造できるため、多くのメーカーが取り扱っています。 一方で、鋳造ホイールのデメリットは、製造中に「巣」と呼ばれる空洞や穴ができることです。ホイールの空洞や穴は、タイヤの空気が漏れる原因になります。 また、鋳造ホイールは時間をかけて圧縮したり叩いたりしないため、鍛造ホイールより剛性が劣っている傾向があります。仮に剛性を高めるとその分厚みを持たせる必要があり、重量が増えるという課題が生じます。 鍛造ホイールのメリットとデメリット 鍛造ホイールの購入を検討する際は、メリットとデメリットを把握したうえで自身に適しているかどうかを判断することが大切です。 続いて、鍛造ホイールのメリットとデメリットを紹介します。 鍛造ホイールのメリット 鍛造ホイールは、軽いにもかかわらず剛性が高いことが特徴です。ホイールが軽いと車輌重量が軽くなるため、クルマを動かすのに必要な力が減るうえに、タイヤが路面から離れて空転する回数が減り、燃費が向上します。 さらに、ホイールが軽量化するとバネ下重量も軽くなります。バネ下重量とは、サスペンションのスプリングよりも下側、つまりよりタイヤに近い方の重さのことです。バネ下重量が軽くなると、サスペンションの動きがよくなって乗り心地が向上する傾向にあります。 また、鍛造ホイールは鋳造ホイールよりも剛性が高いため、レーシング用のハイパフォーマンスカーやスポーツ走行を楽しむクルマで使うのに適したホイールです。その証拠に、スポーツカーの代表格であるスカイラインR32 GT-RやフェアレディZ Z34は純正ホイールに鍛造ホイールを採用しています。 そのほか、外観においてもメリットがあります。鍛造ホイールの引き締まった質感により、高級感や上質感を演出できるため、ドレスアップ用のホイールにも適しているでしょう。 鍛造ホイールのデメリット 鍛造ホイールは、鋳造ホイールよりも製造に手間がかかるため、その分コストが高くなります。また、製造工程の関係で鋳造ホイールのように複雑な形状に対応できず、デザインの自由度が低いというデメリットもあります。 しかし、最近では成形後に機械で削り作業を行うことにより、以前よりも複雑なデザインに対応できるようになりました。 鍛造ホイールには、燃費や乗り心地が向上するメリットがあるため、多少コストはかかってもいいから性能がよいホイールを使いたいという方におすすめです。 鍛造ホイールの見分け方 鍛造ホイールと鋳造ホイールは見た目が似ているため区別がつきにくいものの、刻印されている文字で見分けられます。 ・鍛造ホイール:文字が彫られている(凹形状)・鋳造ホイール:文字が盛り上がっている(凸形状) 鍛造ホイールは、圧縮したり叩いたりするため、鋳造ホイールのように凸形状にするのは難しいとされています。 また、鍛造ホイールには「FORGED」の文字が刻まれていることが多いです。「FORGED」と刻印されているのであれば、鍛造ホイールで間違いないでしょう。 また、一部の手触りで判別できる場合もあります。鋳造ホイールの裏溝(ハブの逃げ穴)は表面処理されていないことが多く、ざらついている場合があります。ただし、ざらざらしていない鋳造ホイールやそもそも裏溝が存在しない鋳造ホイールもあるため、一概には言い切れません。 まとめ 鍛造ホイールは、アルミ合金を圧縮したり叩いたりすることによって製造されます。軽量で剛性が高いホイールであり、燃費や乗り心地の向上が可能です。また、スポーツ走行に適したホイールとしても人気を博しています。ただし、鍛造ホイールは価格が高いため、購入する場合は予算を考慮しましょう。 一方、鋳造ホイールは低コストで大量生産できるために価格が安いですが、剛性は鍛造ホイールに劣ります。 それぞれのメリットとデメリットを把握し、自身に合ったホイールを選びましょう。