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デリカD:5といえば、2007年から2024年6月現在も販売が続いている三菱の代表的なワンボックスカーです。世界で唯一のオールラウンダーミニバンとして人気を集めています。 ファミリーカーとして活用できるほどの広い室内空間をもちながら、本格クロカンに匹敵する悪路走破性を誇る唯一無二のモデルであるだけに、購入を検討している方は多いでしょう。しかし、クルマを所有する際に気になるのは維持費です。特にデリカD:5のように大きなミニバンだと、一般的なサイズのクルマよりも維持費がかかるのではないかと不安に感じる方は少なくないはずです。 そこでこの記事ではデリカD:5にかかる年間維持費の内訳を解説します。 デリカD:5の維持費の内訳 デリカD:5の維持費について、以下のモデルを例に挙げ、5項目に分けて解説します。 年式:2013年グレード:M(ベースグレード)駆動方式:フルタイム4WD使用燃料:ガソリン排気量:2,359cc車輌重量:1,770kg 燃料代 2013年式のガソリンモデルの実燃費について、みんカラの口コミを確認したところ、平均で8.85km/L程度のようでした。 この燃費で月間1,000km走行した場合、約113Lのガソリンを使用することになり、1ヶ月あたり1万9,470円ほど(*1)の燃料代がかかります。1年間走行した場合の総額は、約23万3,640円(*1)です。 *1 2024年7月7日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格172.3円で算出 自動車税種別割 自動車税種別割はクルマの排気量によって税額が決まります。今回例に挙げたモデルは2L超〜2.5L以下の区分に該当するため、4万5,000円/年です。(2019年9月30日以前に新規登録されている場合) また、新規登録から13年を超えると自動車税種別割は重課されるため、2013年式のモデルの場合あと2年ほどで税額が高くなります。2L超〜2.5L以下の区分だと、重課後の税額は5万1,700円です。 ▼自動車税種別割の排気量ごとの税額はこちらで詳しく解説しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険料 2013年式のデリカD:5の任意保険料について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:10使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約:あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):150万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約7万円/年でした。現在の等級や条件によって保険料は変動するため、正確な金額を知りたい方は一度ご自身の情報をもとにシミュレーションしてみるとよいでしょう。 車検代 続いて、車検にかかる費用を紹介します。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万2,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:5万円合計:10万2,250円※車検基本料は内容、依頼先の工場などにより増減します。 1年分に換算すると、5万1,125円です。 車検代のなかで注目したい項目は、自動車重量税です。その名前のとおり、車輌重量によって税額が決まります。今回例に挙げたM(ベースグレード)は1,770kgのため、〜2tの区分に該当し、税額は3万2,800円です。 また、自動車税種別割と同様に、自動車重量税も新規登録から13年以上経過すると重課されます。〜2tの区分の場合4万5,600円と、それまでよりも1万2,800円も高くなってしまうため留意しておきましょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用をみていきましょう。デリカD:5のメンテナンスについては以下の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エアコンフィルター交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代 など 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。タイヤ交換が発生する場合は追加で数万〜数十万円かかるケースもあります。 デリカD:5年間維持費はいくら? デリカD:5の維持費の内訳について解説してきました。各項目を合算した年間の総額は以下のとおりです。 <自家用車登録のデリカD:5年間維持費>燃料代:23万3,640円自動車税:4万5,000円任意保険料:7万円車検代:5万1,125円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円合計:44万9,765円 月額では3万7,000円ほどです。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 デリカD:5の特徴と魅力 基本的にクルマは何年にもわたって乗り続けるものです。費用だけではなく、自分のライフスタイルに合っているクルマであるかどうかも重要なポイントです。そこでここでは、デリカD:5の特徴と魅力を紹介します。 冒頭で述べたとおり、デリカD:5は世界で唯一のオールラウンダーミニバンです。定員7〜8名でラゲッジスペースも充実しているため、大人数での外出に適しています。多彩なシートアレンジが可能なため、アウトドアでの車中泊にも役立つでしょう。 さらに、デリカD:5の魅力といえばやはり悪路走破性の高さです。電子制御4WDという、FFをベースにして後輪に駆動を配分するレイアウトを採用した本格派のフルタイム4WDであり、砂利道や山道も難なく走行できます。 また、カスタムパーツが豊富でオーナーこだわりの1台に仕上がっている個体が多いのもデリカD:5ならではの特徴の1つでしょう。大人数で出かける足車として、アウトドアを楽しむクルマとして、カスタムで自分らしさをアピールする趣味車として、1台でさまざまな楽しみ方ができる、デリカD:5はまさしく唯一無二の存在です。 ▼デリカD:5の魅力をさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。なんと発売から17年!デリカD:5が長きにわたり愛される理由とは? まとめ デリカD:5の維持費と特徴について解説しました。 大柄なボディで、なおかつ排気量も大きいためにどうしても税金がかさんでしまいます。さらに年式によってはあと数年で13年超の重課の対象になるため、中古で購入する際には注意しましょう。 しかし、多様な場面で活躍する、他に類をみないミニバンであることは間違いありません。ご自身の利用シーンに対して費用が見合うかどうかを確認してから、購入するかどうかを決めるとよいでしょう。 ※2024年7月7日時点のデータです
フィットはコンパクトながらも広い室内空間をもつ、ホンダの人気モデルの1つです。中古のフィットは価格が安いということもあり、購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。 しかし、購入時の費用が安かったとしても、所有するにあたって重要なのは維持費です。なかでも燃料代は、維持費のなかでももっとも大きなウェイトを占めます。そこで本記事では旧型フィットの燃費および維持費を紹介します。 旧型フィットの実燃費一覧 まずは旧型フィットの燃費を紹介します。 燃費の数値はカタログに掲載されていますが、実際に走行した際のデータとの乖離が大きいのが実情です。そこで今回は「e燃費」と「みんカラ」2つのWebサイトの情報をもとに実燃費を紹介します。いずれもユーザーの実データがもとになっています。 ただし、走行環境や走り方、エンジンの排気量、駆動方式やハイブリッドシステムの有無によっても変わるため、世代ごとの燃費の差を比較したものだとご認識ください。 ※e燃費は排気量別の中央値を掲載※みんカラは排気量や駆動方式等の区分けなし、レギュラーガソリンの平均値を掲載 初代 フィット(2001年~2007年) GD1/2/3/4型 ・e燃費:14.21km/L(1,300cc)13.85km/L(1,500cc)・・みんカラ平均値:15.64km/L 2代目 フィット(2007年~2013年) GE6/7/8/9型 ・e燃費 中央値:14.48km/L(1,300cc) 14.31km/L(1,500cc)・みんカラ平均値 :14.88km/L 初代も2代目も、実燃費はおおむね14〜15km/L程度のようです。10〜20年近く前に発売されたモデルだと考えると、充分に優れた数値だといえるでしょう。通勤でクルマを使用する場合でも、趣味で長距離ドライブを楽しみたい場合でも、深刻に燃料代を気にしなくてもよいモデルです。 旧型フィットを維持するのにいくらかかる? 旧型フィットの燃費を紹介しましたが、燃料代を含む維持費はどの程度かかるのでしょうか。ここでは、初代と2代目それぞれ1つずつモデルを例にあげて、維持費をシミュレーションします。 初代 フィット(2001年~2007年)GD1/2/3/4型 以下のタイプ、条件のモデルを例に初代の年間維持費を算出します。 タイプ:A ※ベーシックなグレード排気量:1,300cc駆動方式:FF車輌重量:1,000kg年式:2006年 <初代フィットの年間維持費>燃料代:14万4,648円(※1)自動車税種別割:3万9,600円(新規登録から13年超)任意保険:約5万8,000円(30歳/10等級/車両保険あり)車検代:4万2,325円(※2)メンテナンス代:2万円(エンジンオイル交換、冷却水交換、ワイパーゴム交換、オイルフィルター交換など)合計:30万4,573円 ※1 2024年7月3日時点のレギュラーガソリン全国平均価格172.2円をもとに、燃費14.21km/L、毎月1000km走行すると想定して算出※2 自賠責保険 1万7,650円+自動車重量税 2万5,200円(新規登録から18年超)+印紙代 1,800円+車検基本料4万円=8万4,650円としてその半額(車検は2年に一度のため) 2代目 フィット(2007年~2013年)GE6/7/8/9型 続いて、2代目の年間維持費を算出します。以下のタイプ、条件のモデルを例にシミュレーションします。 タイプ:13G ※ベーシックなグレード排気量:1,300cc駆動方式:FF車輌重量:990kg年式:2011年 <2代目フィットの年間維持費>燃料代:14万2,572円 (※1)自動車税種別割:3万9,600円(新規登録から13年超)任意保険:約5万6,000円(30歳/10等級/車両保険あり)車検代:4万1,125円(※2)メンテナンス代:2万円(エンジンオイル交換、冷却水交換、ワイパーゴム交換、オイルフィルター交換など)合計:29万9,297円 ※1 2024年7月3日時点のレギュラーガソリン全国平均価格172.2円をもとに、燃費14.48km/L、毎月1000km走行するとして算出※2 自賠責1万7,650円+自動車重量税 2万2,800円(新規登録から13年超)+印紙代 1,800円+車検基本料 4万円=8万2,250円としてその半額(車検は2年に一度のため) 初代も2代目も月々に換算すると約2万5,000円ほどかかります。10〜20年経過している世代のため、自動車税種別割と自動車重量税が重課される可能性が高いことに留意しましょう。 また、車検の依頼先や整備したり修理したりする箇所によって車検代とメンテナンス代は変動します。あくまで一例としてお考えください。 ▼クルマの維持費の各項目の詳細はこちらの記事で解説しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 旧型フィットの魅力 ここまで旧型フィットの燃費と維持費を解説しました。購入を検討するにあたって、諸経費だけではなく旧型フィットの特徴や優れている機能も把握しておきたいポイントです。 そこでここでは旧型フィットの魅力を3つ紹介します。 安全性の高さ 旧型フィットには、事故を未然に防ぐための優れた機能が搭載されています。 初代には、急ブレーキ時に車輌の安定性を確保するABS(アンチロック・ブレーキシステム)や、見通しをよくするためにより広範囲かつ長い距離を明るく照らすディスチャージヘッドライト(※1)が備わっています。2代目には、それらの機能に加えて車輌の横滑りを防ぐVSA(車両挙動安定化制御システム)(※2)が搭載されました。 運転者自身の安全だけではなく同乗者の安全も守る装備が揃っているため、複数人で出かける際にも安心して走行できるでしょう。 ※1 特別仕様車のみ※2 メーカーオプション 広い室内空間 旧型フィットの2つ目の魅力は、室内の広さです。 初代では、前席の下に燃料タンクを配置するセンタータンクレイアウトを採用したことで、コンパクトカーでありながらも広々とした室内空間を実現しました。2代目では初代モデルのイメージを残しつつ、ボディサイズはひと回り大きくなり、初代からさらに室内空間を拡大させています。 加えて、ラゲッジスペースが広いのも大きな特徴です。特に2代目のモデルは、ラゲッジスペースを上下に分割できたり、床下に収納スペースがあったりするなど、他社を凌ぐほどの容量があります。 扱いやすいサイズを保ちながら余裕のある空間をもつ旧型フィットは、普段の買い物やちょっとした遠出にぴったりのクルマだといえるでしょう。 ストレスフリーな走行 旧型フィットの3つ目の魅力は、ストレスのない走行を実現できる点です。 初代でも2代目でもトランスミッションにCVTを採用しており、変速ショックやパワーロスの少ない、快適な走りが可能となります。主な移動手段にクルマを使っている方にとっては、大きなメリットだといえるでしょう。 ▼フィットの魅力をさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。「コンパクト」カテゴリーの開拓者、初代フィットは新たな国民車となった! 旧型フィットはこんな方におすすめ! 旧型フィットの魅力を紹介しました。具体的にはどのような方に適したモデルなのでしょうか。 安全性の高さと広い室内空間を有することから、家族でのドライブが多い方におすすめだといえるでしょう。4人家族でちょっとした買い物に行く際にも、スペックとしては問題ありません。 また、ストレスなく走行できるために、日々の通勤でクルマを使う方にもぴったりだといえます。快適な走りを実現できるフィットであれば、毎日の運転も苦にならないでしょう。 まとめ 旧型フィットの燃費と維持費、魅力を解説しました。 旧型フィットはコンパクトでありながら広い室内空間をもち、なおかつ燃費にも優れている、まさに乗りやすいモデルだといえるでしょう。今回紹介した情報をもとに、現在のライフスタイルに合うかどうかを確認し、旧型フィットの購入をご検討ください。
クルマは住宅に次いで大きい買い物だといわれます。そのため、多くの方が購入の際にローンを組みます。 しかし、ライフスタイルが変化したり他の出費が増えたりすると、クルマのローンを負担に感じることがあります。「今のクルマはまだ手放したくないけど、月々の支払額を抑えたい」と悩んでいる方も少なくないはずです。 今回は、毎月の支払額の負担を軽減するための方法として、現在のローンを途中でやめて新たに借り入れする組み直し(借り換え)について紹介します。 クルマのローンの組み直し(借り換え)とは クルマのローンの組み直し(借り換え)とは、新たな機関から融資を受けて現在組んでいるローンを一括返済することです。一括返済したあとは、融資を受けた分を新たなローンとして返済していきます。 手続きが手間に思えるかもしれませんが、場合によっては大幅に月々の支払額を減らせるため、現在のローンに大きな負担を感じている方にとっては検討したい対処法の1つです。 クルマのローンを組み直す(借り換える)メリット クルマのローンの組み直し(借り換え)のメリットについて、ここから詳しく解説します。 月々の支払額が減る可能性がある クルマのローンを組み直す(借り換える)最大のメリットは、月々の支払額が減る可能性がある点です。 ローンの支払額は、主に金利に左右されます。車輌の本体価格が同じだとしても、ローンを契約する機関や会社によって金利が異なるため、現在のローンよりも金利の低いローンで契約し直せば、月々の支払額を減らせます。 以下にローンの種類別の金利の相場をまとめました。自分の組んでいるローンの金利が高いのか低いのかわからないという方は、ぜひ目安にしてみてください。 ローン別の金利相場 ・銀行系ローン 1〜4%「オートローン」や「マイカーローン」とも呼ばれるローンです。ディーラーローンや自社ローンより金利は低いですが、審査が厳しい傾向にあります。 ・ディーラーローン 2〜8%ディーラーローンは、その名のとおりディーラーでクルマを購入した際に申し込みできるローンです。クルマの購入と審査を1つの店舗で完結できるというメリットがあります。 ・自社ローン 10〜15%自社ローンは、販売店独自のローンです。新車だけではなく中古車販売店でも実施しています。審査は通りやすいといわれているものの、銀行系ローンやディーラーローンに比べて金利が高い点に気をつけましょう。また、金利のかからない自社ローンもありますが、保証料や手数料が10〜15%上乗せされるため、結果的に他のローンよりも総支払額が高くなります。 名義を自分に変えられる場合がある 2つ目のメリットは、クルマの名義を自分に変えられる場合があることです。 ディーラーローンや自社ローンで購入した場合、名義(所有者)は販売店もしくはローン会社になります。普段使用しているときには、名義が販売店であってもローン会社であってもあまり支障はありません。しかし、クルマを売却するなどの手続きを行う際には名義変更が必要です。手続き自体にも時間がかかるうえ、指定の書類を用意する手間もかかります。 対して、銀行系ローンの場合は自分自身の名義で契約するため、売却の際にもスムーズに手続きできます。現在ディーラーローンや自社ローンで支払いしている方が銀行系ローンに組み直し(借り換え)すれば、金利が低くなるばかりではなく将来的な手続きの負担も軽減できるのです。 クルマのローンを組み直す(借り換える)ときの注意点 ここまで、クルマのローンを組み直す(借り換える)メリットを紹介しました。一方で、事前に把握しておきたい注意点もいくつかあります。次からは、クルマのローンを組み直す(借り換える)際に気をつけたいポイントを3つに絞って解説します。 審査を通過しないといけない クルマのローンの組み直し(借り換え)とは新たに融資を受けることであるため、必ず審査が実施されます。当然ながら、審査に落ちてしまうと組み直し(借り換え)はできません。なお、金利が低いほど審査が厳しい傾向にあります。 審査に通りにくいパターン 以下2つのいずれかに当てはまっている場合、ローンの審査に通りにくい傾向にあります。 ・過去に返済を遅延した記録がある現在組んでいるローン、もしくは過去に組んでいた別のローンで遅延した記録があると審査に通りにくくなります。 ・勤続年数が短いローンの審査には、現在所属している会社での勤続年数が影響するといわれています。勤続年数があまりにも短いと審査に通らないことがあるため、留意しておきましょう。目安として、勤続年数が1年未満だと審査に通りにくい傾向にあるようです。 ・年収が下がった直後転職やライフスタイルの変化で年収が下がってしまって間もない時期にローンに申し込むと、審査に落ちてしまう場合があります。 残債が少ないと安くならない可能性がある 現在組んでいるローンの残債が少なかったり、残存期間が短かったりする場合、組み直し(借り換え)しても負担が減らない場合があります。申し込みする前に残債の金額を確認し、このまま支払いを続けた場合と組み直し(借り換え)した場合の総支払額を確認しておきましょう。 以下のようなシミュレーションできるサイトを使用すれば、おおむねの金額がひと目でわかります。【イー・ローン】マイカーローンのかんたん借り換えシミュレーション 手数料がかかる場合がある ローンによっては、組み直し(借り換え)する際に手数料がかかります。金額は3,000〜5,000円程度です。 クルマのローンの組み直し(借り換え)の手順 続いて、クルマのローンを組み直し(借り換え)する際の手順を紹介します。実際に手続きをする際の参考情報としてお役立てください。 なお、審査や契約の際には現在のローンの残債の情報や、本人確認書類など必要なものがあるため、申し込み先に事前に確認しておきましょう。 1.新たなローンの申し込み まずは新しく借り入れする機関にて申し込みを実施します。銀行などに来店しないと申し込みできないローンもあるため、事前に方法を確認しておきましょう。 2.審査の実施・結果の通知 申込後には審査が実施されます。早ければ翌営業日、遅くとも1週間以内には結果が通知されます。 3.契約手続き・融資実行 審査に通ったら契約手続きを行い、契約完了後に融資が実行されます。審査に通ってからお金が振り込まれるまでにおおよそ数日かかります。 4.現在のローンの返済 融資が実行された後、振り込まれたお金で現在組んでいるローンの残債を一括で返済します。銀行から融資を受けた場合には、現在組んでいるローンの会社に銀行が直接お金を振り込むケースが多いです。 5.新たなローンの返済開始 現在のローンの返済が終わったら、新たなローンの返済がはじまります。 ローンの組み直し(借り換え)以外での対処法は? ここまでローンの組み直し(借り換え)による、クルマのローンの負担額を軽減する方法について解説しました。しかし、申し込みできなかったり審査に通らなかったりした場合を想定して、他の対処法も知っておくとよいでしょう。 ここでは、ローンの組み直し(借り換え)以外で月々の負担額を減らす対処法を紹介します。 家計の収支を見直す クルマのローンだけに着目するのではなく、家計全体の収支を見直して、節約できるものがないかを確認してみましょう。もう使用していないサブスクリプションサービスはないか、スマートフォンの契約プランをグレードダウンできないか、食費で節約できる部分はないか、など費用を抑えられる項目があるかもしれません。 副業をはじめる 節約だけに注力するのではなく、収入を増やすことを検討するのもよいでしょう。現在の雇用契約内容によりますが、副業で稼ぐのも1つの方法です。 まとめ クルマのローンの組み直し(借り換え)のメリットと注意点、手順について解説しました。 愛車にいつまでも乗り続けたいけれど、月々の負担額との折り合いがつかず悩んでいる方は決して少なくないでしょう。安心してクルマを長く所有するために、ローンの組み直し(借り換え)は有効な方法の1つです。今後のカーライフを充実させるため、今回紹介した情報をぜひお役立てください。
ヴォクシーは室内空間が広く、スポーティーなデザインが魅力的なミニバンです。購入を検討しているものの、維持できるかどうか不安に思う方もいるでしょう。 ヴォクシーは、軽自動車やコンパクトカーなどの小さなクルマよりも維持費がかります。購入後に後悔しないためにも、具体的な金額を事前にチェックしておきましょう。 この記事では、ヴォクシーの年間維持費についてや、高いと思ったときの対処法などを解説します。 ヴォクシーの特徴 ヴォクシーは、スポーティーかつスタイリッシュなデザインのミニバンです。ほかのトヨタのミドルサイズミニバンには、ノアやエスクァイアなどがあります。 低床設計となっており、小さい子どもや年配の方でも負担を感じずに乗り降りできるうえに、室内空間が広いためファミリー層から特に支持を得ています。 ヴォクシーは基本的に5ナンバーサイズです。ただし、グレードによってはエアロパーツが装備されていることで3ナンバーサイズになっています。 ガソリン車には2WDと4WDの選択肢があるため、利用シーンに応じて選べます。 ヴォクシーの維持費の内訳 ここからは、以下のヴォクシーの維持費について、5つの項目に分けて具体的に解説します。 ・年式:2002年・グレード:Z 煌・型式:TA-AZR65G 燃料代 ヴォクシーの燃費は、10・15モードで「12.6km/L」です。10・15モードとは、1991年に国土交通省が定めた燃費の測定方法のことで、あくまでも目安です。 実燃費は9km/Lといわれています。仮に15km先の職場まで1ヶ月通勤した場合、1ヶ月で約73Lのガソリンを消費することになり、燃料代は1万2,490円かかります。年間で計算すると14万9,880円です。 ※2024年6月19日時点のレギュラーガソリン平均価格171.1円で算出※実燃費9km/Lで算出 自動車税 自動車税は、クルマの排気量に応じて税額が決まります。2002年式 Z 煌の排気量は1,998ccであり、1.5L超〜2L未満に該当するため、本来の税額は3万9,500円です(2019年9月30日以前に新規登録した場合)。 しかし、初度登録年月から13年以上経過している場合は重課されるため、税額は4万5,400円になります。重課により、現行の同クラスのモデルよりも5,900円高くなることに留意してください。 ▼自動車税の一覧は以下の記事に掲載しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?車を保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険 以下の条件や補償内容の場合、ヴォクシーの任意保険料は約7万円/年です。 ■条件・等級:6E・年齢:30歳・免許証:ブルー・使用目的:通勤・通学・補償範囲:本人限定 ■補償内容・対人賠償:無制限・対物賠償:無制限・人身傷害:1名につき3,000万円・車両保険:あり(一般タイプ)※25万円・免責金額:1回目5万円 2回目10万円・対物超過特約:あり 車両保険を補償範囲が狭い「限定タイプ」にした場合、任意保険料は約6万3,000円です。少しでも任意保険料を抑えたい場合は、限定タイプへの申し込みを検討しましょう。 また、車両保険に加入しなかった場合の任意保険料は、約5万円です。 車検 ディーラーで車検を受けた場合の車検代は、以下のとおりです。 ・重量税:5万400円・自賠責保険料:1万7,650円・印紙代:1,800円・車検基本料:6万6,000円合計:13万5,850円 重量税はクルマの車輌重量に応じて税額が異なります。今回例に挙げたヴォクシーの車輌重量は1,560kgであり、1.5t超〜2t未満に該当します。現行モデルであれば、税額は3万2,800円ですが、2002年式だと初度登録年月から18年以上経過している可能性が高いです。そのため、税額は5万400円と1万7,600円高くなります。 また、車検時に整備や部品交換が発生した場合には追加で費用がかかる場合もあります。 メンテナンス費用 ヴォクシーを維持するためには、コンディションに応じて消耗品を交換する必要があります。1年間でかかるメンテナンス費用は以下のとおりです。 ・エンジンオイル交換:5,000〜8,000円程度・ワイパー交換:2,000〜3,000円程度・エアコンフィルター交換:5,000円程度・ラジエーター補充:1,000円程度・ブレーキオイル交換:7,000円程度 状態によっては、ほかの消耗品やライト類の交換が必要なため、多く見積もっても4万円程度でしょう。 ただし、バッテリーやタイヤ交換が必要な場合は、さらにメンテナンス費用がかかります。すべて合わせると、メンテナンス費用で10万円程度かかるケースがあることに留意してください。 ヴォクシーの年間維持費はいくら? ヴォクシー 2002年式 Z 煌の年間維持費は以下のとおりです。 ・燃料代:14万9,880円・自動車税:4万5,400円・任意保険料:約7万円・車検代::6万7,925円(2年ごとにかかる費用の半額)・メンテナンス費用:10万円合計:43万3,205円 上記はあくまでも目安の年間維持費です。 ローンでヴォクシーを購入していたり、駐車場を契約している場合は、さらに維持費がかかることに留意してください。 ヴォクシーの維持費が高いと思った時の対処法 ヴォクシーの維持費が高いと思ったときは、任意保険料や車検代、メンテナンス費用を抑えることで、費用の負担を軽減できるでしょう。 紹介した任意保険料は、車両保険に加入した場合の料金です。車両保険を外したり、免責金額をより高く設定したりすれば、任意保険料を抑えられます。 また、車検やメンテナンスを依頼する際は、工賃を安く設定している業者に依頼するとよいでしょう。ディーラーは、サービスが手厚いかわりに、工賃が高く設定されている傾向にあります。車検代やメンテナンス費用を抑えたい場合は、整備工場やカー用品店などに依頼を検討してみてください。 それでも維持費が高いと思ったときは、ヴォクシーを売却することも視野に入れましょう。ヴォクシーは、中古車市場で需要があるため、年式が低くても高く売却できるケースがあります。 まとめ ヴォクシー 2002年式 Z 煌の年間維持費は約43万円です。 ヴォクシーはミニバンのため、軽自動車やコンパクトカーより維持費がかかります。年式が低い場合は税金が重税されるため、より維持費がかかることに留意してください。 任意保険料やメンテナンス費用を抑えても維持費が高いと思ったときは、ヴォクシーを売却することも検討しましょう。
ランドクルーザープラドといえば、ランドクルーザーシリーズのライトデューティー用に開発・発売されたモデルです。プラドのなかでも1996年5月~2002年10月に製造・販売されていた95プラドはガソリン車を選択できるため、都会でも乗ることのできるクラシックランクルとして人気を集めています。 しかし「クラシックランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事ではランクル95プラドにかかる維持費について解説いたします。 95プラド維持費の内訳 95プラドの維持費について、5項目に分け解説します。今回は1998年式の TX(ガソリン/3,378cc )を例に挙げて、費用をシミュレーションします。 燃料代 今回例に挙げる1998年式の TX(ガソリン/3,378cc )のカタログ燃費は10.15モードで7.9km/Lです。 たとえば月間1,000km走行した場合、ガソリンは約126リットル使用(*1) することになり、燃料代は2万1,546円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、25万8,552円(*2) です。 *1 燃費は7.9km/Lで算出*2 2024年6月25日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格171円で算出 自動車税 2024年6月現在、新車登録が2019年10月1日以後の3,000cc超~3,500ccル以下(自家用)の自動車税は5万7,000円/年です。ただし、1998年式の95プラドは車齢が13年を超える可能性が非常に高いため、6万6,700円/年かかります。 なお、95プラドにはエンジンの異なる2,693ccのモデルもラインナップされており、この排気量でなおかつ車齢が13年を超えている場合は5万8,600円/年かかります。もし排気量が小さくても問題ないという方は、エンジンの違うモデルを選択することで維持費を抑えられるでしょう。 任意保険 95プラドの任意保険について大手のネット型保険でシミュレーションをしました。 <条件>年齢:25歳等級:6B使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり(限定タイプ)→保険金額 25万円/免責金額(1回目-2回目以降)5-10万円 総額は約13万円/年でした。古いクルマには車両保険を付帯できないケースが多いですが95プラドにはつけることができました。しかし、25万円までしか補償されないため、付帯しないで保険金額を安くしてもよいかもしれません。 車検 続いて、95プラドの車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初度登録年月から18年経過で算出印紙代:1,800円車検基本料:5万円 ※店舗・工場によって異なる合計:11万9,850円 ここで注目したいのは重量税です。95プラドの枠である1.5t超~2.0t以下区分の自家用車の場合、重量税は3万2,800円ですが、初度登録年月から18年経過した車輌については増額され5万400円かかります。 また、古いクルマの場合は車検時に部品交換をはじめとする各種メンテナンスが発生する可能性が高いです。車輌のコンディションが不調で、複数箇所の整備が必要な場合には車検代がさらにかさむでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。95プラドのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。ランクル95プラドのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるためプラスで10万以上かかるケースもあります。 【知っておきたい】95プラドのよくある故障 95プラドを所有するにあたり、よくある故障と修理費用もチェックしておくと安心です。ここでは95プラドで起こりがちなトラブルを紹介します。 ・パワーステアリングラックの故障クルマを運転するのに大変重要なステアリングに関連する部品です。経年劣化によって「ゴトゴト」という異音がしたりオイル漏れしたりすることがあります。リビルド品での交換+工賃で7万円程度の費用がかかるでしょう。 ・エアコンのコンプレッサーの故障エアコンも経年劣化によって焼付きが起こってしまう場合があります。工賃込みで10万円ほどかかります。エアコン使用時に異音やガス漏れに気付いた際にはなるべくはやく整備工場に修理を依頼しましょう。 いずれも経年劣化で発生しやすい故障です。中古の95プラドは、初度登録年月から20年近く経過している可能性が高いため、長年蓄積されたダメージによって故障が起こりやすいことを把握しておきましょう。 また、購入前にはエンジン内部の汚れを確認しておくことをおすすめします。長年乗り続けられた個体はエンジンが汚れているケースが多く、あまりにも状態がひどいと焼付きを起こしてしまう可能性があります。エンジンが壊れると丸ごと載せ替える必要があり、かなりの手間がかかるうえに費用も100万円ほどかかるため、購入前に必ずチェックしておきたいポイントです。 95プラドの年間維持費は約56万円! ここまで95プラドの維持費の内訳について解説してきました。すべて合わせると、年間で約56万円ほどの維持費がかかります。 <95プラドの年間維持費>燃料代:25万8,552円自動車税:6万6,700円任意保険:約13万円車検:5万9,925円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:56万5,177円 月額では約4万7,000円ほどかかる計算です。この結果から燃料代の割合が大きいことが判明しました。2024年6月現在もなおガソリン価格が高騰しているため、あまり燃費のよくないガソリンエンジンでは大きな負担になるでしょう。また、自動車税も車齢13年超のガソリン車のため増税されてしまいます。 95プラドはランクルよりも維持費が安い? 95プラドの年間維持費は約56万円でしたが、同時期に発売されていたクルマと比べると費用は高いほうなのでしょうか。おおむね同じタイミングで販売されていたランドクルーザー100系の維持費を比較してみましょう。 <ランクル100の年間維持費>燃料代:35万5,992円自動車税:10万1,200円任意保険:約11万円車検:6万6,225円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:68万3,417円 なんと、95プラドよりもランクル100のほうが10万円近く高いという結果になりました。95プラドよりも大排気量で車輌重量が重く、自動車税と重量税の負担が大きいことが要因です。もし95プラドとランクルで購入を迷われているのであれば、維持費の情報も車種検討の際にお役立てください。 ▼ランクル100の維持費の詳細はこちらで解説しています。トヨタ ランドクルーザー(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 まとめ 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に95プラドのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。購入の際には、今回紹介した維持費の情報も参考に検討してみてください。 ※2024年6月25日時点のデータです
ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、タフさと悪路走破性の高さから世界中で人気のモデルです。1998年1月~2007年8月まで販売されていた100系ランクルは高級車を凌駕するクルマになりました。新車価格は最上級グレードで651万円と、トヨタ自動車が販売するクルマの中でもセンチュリーを除くと最高峰の価格に。そんなランクル100ですが、中古市場では100万円台で購入できる個体も出てきました。しかし「古いランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では100系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 100系ランクルの特徴 100系ランクルは80系ランクルの後継として開発されました。80系でクラウン級に高級車化されましたが、100系ではよりラグジュアリーな路線にシフト変更。世間では「高級車を凌駕する」と言われるほどです。また、100系にはシグナスという最高級モデルも登場し「セルシオのオフロードカー」と呼ばれていました。北米ではシグナスがレクサスブランドで販売されていました。代替わりするたびに高級路線に進むランクルですが、走行性能も一切妥協をしていません。オフロードコースに持ち込めば、ゴツゴツとした未舗装路や急坂もものともせず進むことができます。100系の後継は200系、300系と続いています。 100系ランクル維持費の内訳 100系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。今回は1998年式のVX(ガソリン/4,663cc)を例に挙げてシミュレーションします。 燃料代 100系ランクルの1998年式のVX(ガソリン/4,663cc)のカタログ燃費は、10.15モードで6.1km/Lです。 仮に月間1,000km走行した場合、ガソリンは約163リットル使用(*1) し燃料代は2万9,666円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、35万5,992円(*2) です。*1 燃費は6.1km/Lで算出*2 2024年6月25日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格182円で算出 自動車税 2024年6月現在、新車登録が2019年10月1日以降の4.5L超~6L以下(自家用)の自動車税は8万7,000円/年です。4,663㏄のガソリンエンジンを搭載した100系ランクルの場合は車齢13年超えのため重課税され、10万1,200円/年かかります。 任意保険 100系ランクルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:25歳等級:6B使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり(限定タイプ)免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約11万円/年でした。月々だと9,000円ほどかかる計算です。等級が上だったりゴールド免許だったりする場合はもう少し安くなります。 車検 自家用車登録100系ランクルの車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:6万3,000円(24ヶ月)※初度登録年月から18年経過で算出印紙代:1,800円車検基本料:5万円 ※店舗・工場によって異なる合計:13万2,450円 ここで注目するポイントは重量税です。100系ランクルの枠である2t超~2.5t以下区分の自家用車の場合、重量税は4万1,000円ですが、初度年月から18年経過した車両については増額され6万3,000円になります。 また、古いクルマの場合は車検時に部品交換等の整備が発生する可能性が高く、車検代が一般的に高くなってしまうケースが多いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。100系ランクルワゴンタイプのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。100系ランクルワゴンタイプのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 100系ランクル年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の100系ランクルワゴンタイプ年間維持費>燃料代:35万5,992円自動車税:10万1,200円任意保険:約11万円車検:6万6,225円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:68万3,417円 月額で5万7,000円ほどかかる計算です。2024年6現在もガソリン価格が高騰しているため、燃費の悪いガソリンエンジン車乗りの財布には大きなダメージを与えます。100系からガソリン車はハイオク限定になったのも痛いところ。また、自動車税も重課税されてしまいます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費が必要かもしれません。 100系ランクルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に100系ランクルのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、100系ランクルの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2024年6月25日時点のデータです
ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、過酷な環境下や悪路でも走行できるクロカン車として世界中で人気のモデルです。ランクルの中でも1989年10月~1997年12月まで製造・販売されていた80系のランクルはクラウンと遜色ない内装になり、ランクルの新たな購入層を開拓しました。 しかし、約30年前のクラシックなランクルのため、維持費を負担に感じている方も多いでしょう。そこで、この記事ではランクル80の維持費を抑える方法について解説いたします。 ランクル80、維持費が安いのは1ナンバー! ランクル80は、普通乗用車として3ナンバー登録する方が多い一方で、貨物車として1ナンバー登録することもできます。実は、1ナンバー登録したほうがわずかながら維持費の負担が抑えられるのです。3ナンバーと1ナンバー、それぞれの年間維持費の内訳を比較しながら紹介します。 ※今回は1995年式のワゴン GX(レギュラーガソリンモデル)を例に挙げて維持費をシミュレーションします。 【3ナンバー登録】ランクル80の年間維持費 ランクル80を3ナンバー登録した場合の年間維持費は、75万6,933円です。内訳は以下のとおりです。 燃料代 今回例示するレギュラーガソリンモデルの燃費は、街乗りで4〜5km/Lといわれています。この燃費をもとに金額をシミュレーションしました。 ランクル80で月間1,000km走行した場合、ガソリンは約222リットル使用(*1) し、燃料代は3万7,984円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、45万5,808円(*2) です。 *1 燃費は4.5km/Lで算出*2 2024年6月21日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格171.1円で算出 自動車税 例示した1995年式のワゴン GXの排気量は4,476㏄です。2024年6月現在、新車登録が2019年10月1日以降の場合、4L超~4.5L以下(自家用)の自動車税は7万5,500円/年です。 しかし、ランクル80は車齢13年を超える可能性が非常に高いため重課され、8万7,900円/年かかります。現行モデルよりも1万2,400円も多く納税しなければなりません。 任意保険 1995年式のランクル80 ワゴン GXの任意保険について大手のネット型保険でシミュレーションしました。 <条件>年齢:26歳等級:5使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、約9万7,000円/年でした。負担が大きいうえに、古いモデルのため車両保険はつけられません。万が一事故を起こしてしまった場合、車両保険で補償されないので注意しましょう。 車検代 続いて、ランクル80の車検代を確認しましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月) 自動車重量税:6万3,000円(24ヶ月)※初度登録年月から18年経過で算出印紙代:1,800円車検基本料:5万円 ※店舗・工場によって異なる合計:13万2,450円 ここで注目したいのは重量税です。今回例示したランクル80の車輌重量は2,100kgのため、2t超~2.5tに区分されます。現行のクルマであれば重量税は4万1,000円ですが、ランクル80は初度登録年月から18年以上経過している可能性が高いため、2段階増額されて6万3,000円かかります。 また、車検時に部品交換やメンテナンスが発生した場合には別途費用がかかります。ランクル80はクロカン車のため、アウトドアで悪路を走行する方も多いかもしれません。その分ダメージが蓄積しやすく、なおかつ古いクルマのため、予想以上に車検代がかかる可能性があることも覚えておきましょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用をみていきましょう。ランクル80のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。ランクル80のタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 【1ナンバー登録】ランクル80の年間維持費 ここまで3ナンバー登録時の年間維持費を解説しました。続いて1ナンバー登録時の維持費を紹介します。 総額からお伝えすると、70万8,008円/年です。3ナンバーよりも5万円も費用を抑えられます。なお、燃料代と任意保険、メンテナンス費用は同額として計算しています。 自動車税 自動車税は1万7,600円/年です。車齢が13年を超えた場合の重課された税額ですが、3ナンバーと比べると大きな差があります。1ナンバーの維持費が安い原因の1つといえるでしょう。 任意保険 任意保険は同額で計算したとお伝えしましたが、注意点があります。 ほとんど差はないものの、1ナンバーのほうが保険料が高い場合があるようです。また、ネット型保険では1ナンバーを取扱していないことが多く、代理店を通じて問い合わせる必要があります。 実際に申し込む際には、いくつかの代理店に問い合わせて保険料を比較するとよいでしょう。 車検代 ランクル80を1ナンバー登録した際の車検代は以下のとおりです。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万6,900円(12ヶ月)自動車重量税:1万8,900円(12ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円車検基本料:5万円 ※店舗・工場によって異なる合計:8万7,600円 車検時にかかる自賠責保険料は、1ナンバーの場合1万6,900円/年です。重量税については、1ナンバーの場合は車輌総重量をもとに算出されます。車輌重量 2,100kg+定員5名(1ナンバーの場合)+最大積載量350kgとして、車輌総重量は2,725kgです。初年度登録年月から18年以上経過していると仮定して、3t以下に区分されて1万8,900円。結果、車検費用は13万2,450円かかります。 【要チェック】1ナンバー登録する際の注意点 年間維持費は1ナンバー登録のほうが安いものの、1ナンバーで登録するためにはいくつもの条件があります。 基本スペックとして、全長 4.7m、全幅 1.7m、全高2m、排気量 2,000ccのいずれかを超えている必要があり、積載スペースが1平方m以上ある、積載スペースが乗員スペースよりも広いなどの条件が設けられています。 ランクル80は基本スペックに関して問題ありませんが、各種仕様変更と陸運局での構造変更手続きが必要です。さまざまな作業や手続きの費用や手間も加味して、1ナンバー登録するかどうか決めたほうがよいでしょう。※ただし、ディーゼルモデルは1ナンバー登録しかできません。 ランクル80の維持費を抑える方法 1ナンバー登録のほうが維持費を抑えられることがわかりました。しかし、もっと手軽に負担を減らす方法を知りたい方もいるでしょう。そこで、すぐにできる維持費の節約術を紹介します。 DIYでメンテナンスする 自分自身でランクル80を修理や整備をすれば、メンテナンスにかかる費用を抑えられます。たとえば、以下の箇所はDIYでの修理と整備が可能です。 ・洗車・オイル交換・ワイパーゴム交換・ヘッドライト交換(バルブのみの場合) DIYでのメンテナンスと聞いてハードルが高く感じる方がいるかもしれませんが、洗車は水の使えるスペースがあれば専門技術がなくても取り組めます。そのほかの箇所も比較的難しくないため、外注する費用が気になる場合には自身で修理するとよいでしょう。 車検の依頼先を見直す 車検の依頼先の見直しも、維持費の負担を抑えるのに有効です。 シミュレーションではディーラーを例にあげましたが、車検基本料金は店舗や工場によって異なります。民間車検の利用も視野にいれながら、いくつか見積もりをとって検討するとよいでしょう。 保険会社を見直す 保険の見直しも維持費を抑えるために実施するとよいでしょう。 同じランクル80でも、保険会社が違うと保険料が異なる場合があります。また、国内損保よりもネット型保険のほうが安い傾向にあります。ただし、1ナンバー登録する場合にはネット型保険で申し込めないケースが多いため、やはり複数の保険を比較する必要があるでしょう。 ランクル80の維持費がどうしても高いと思ったときの対処法 今回はランクル80の維持費を抑える方法を解説しました。 1ナンバー登録で維持費を抑えられるものの、それでも年間で70万円以上の費用がかかります。どうしても負担が大きいと感じた場合には、手放すことを選択肢にいれてもよいかもしれません。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、昨今の旧車ブームによって市場での価値が高まっています。加えて、ランクル80は世界的にも人気のあるモデルのため、高く売却できる可能性も充分に考えられるでしょう。
ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、過酷な環境下や悪路でも走行できるクロカン車として世界中で人気のモデルです。ランクルの中でも1980年8月~1990年1月まで製造・販売されていたランクル60は大型ボディの元祖高級路線ランクルとして人気を集めています。 しかし、購入したくても「クラシックランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では60系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 ランクル60の維持費の内訳 60系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ランクル60にはガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルがラインナップされています。それぞれの実燃費を見ていきましょう。 ガソリン:約4km/L(街乗り)ガソリン:約7km/L(高速)ディーゼル:約7km/L(街乗り)ディーゼル:約8~9km/L(高速) 実燃費で比較しましたが、ガソリン車はかなりの大食いです。できたらディーゼルを選びたいところですが、排ガス規制対象地域には乗り入れることができないため、都市部に在住の方はガソリン車を選択するしかないでしょう。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮にガソリンエンジン搭載のランクル60を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンを約250リットル使用(*1) するため、燃料代は4万2,775円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の燃料代は、51万3,300円(*2) です。 *1 燃費は4km/Lで算出*2 2024年6月19日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格171.1円で算出 自動車税 都市部でも乗ることのできるガソリン車の上級グレード「ワゴン VX ハイルーフ」を例に自動車税をみていきましょう。 2024年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の3.5L超~4.0L以下(自家用)の自動車税は6万5,500円/年です。今回例にあげたモデルの排気量は3,955㏄で、車齢13年を超える可能性が高いため重課されます。結果として7万6,400円/年かかります。 任意保険 前述したワゴン VX ハイルーフに乗っていると仮定して、大手のネット型保険で任意保険のシミュレーションを実施しました。 <条件>年齢:30歳以上等級:20使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が4万2,000円/年でした。意外と安く思うかもしれませんが、車両保険はつきません。古いクルマのため、保険会社は車両の価値はないものとして算出します。ランクル60は新車価格を超えるプレミア価格で取引される場合が多いですが、事故を起こした際に車両保険で補償されないので注意しましょう。 車検 続いて、車検代の内訳を確認しましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:6万3,000円(24ヶ月)※初度登録年月から18年経過で算出印紙代:1,800円車検料:8万円合計:16万2,450円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ここで注目したいポイントは重量税です。ワゴン VX ハイルーフは2.0t超~2.5t以下に区分され、重量税は4万1,000円ですが、初度登録年月から18年経過した車輌については2段階増額され6万3,000円かかります。 また、古いクルマの場合は車検時に部品交換等の整備が発生する可能性が高く、車検代が高くなってしまうケースが多いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用をみていきましょう。ランクル60のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。タイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかる可能性があります。 ランクル60の年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、全てあわせるといくらになるのでしょうか。合計額を確認しましょう。 燃料代:51万3,300円自動車税:7万6,400円任意保険:約4万2,000円車検:8万1,225円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:76万2,925円 月額では6万3,570円ほどかかります。自動車税や重量税が重課されて負担が大きくなるほか、2024年6月現在も依然としてガソリン価格が高騰しているため、燃料代がかさんでしまいます。 また、ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生します。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかることに留意しましょう。 【番外編】ランクル60を1ナンバー登録したときの維持費は? ここまで3ナンバー(乗用の普通自動車)登録を前提として解説しましたが、仕様変更をすれば普通貨物車の1ナンバーとしての登録も可能です。 基本スペックとして、全長 4.7m、全幅 1.7m、全高2m、排気量 2,000ccのいずれかを超えれば1ナンバーで登録できます。前述したワゴン VX ハイルーフはこの条件をクリアしています。そのほか、積載スペースが1平方m以上ある、積載スペースが乗員スペースよりも広いなどの条件が設けられているため、1ナンバー登録前にはランクル60の仕様を変更しなければなりません。 1ナンバー登録した際の維持費は以下のとおりです。 燃料代:51万3,300円自動車税:1万7,600円 ※初度登録年月から11年経過で算出任意保険:約4万2,000円車検:11万7,600円メンテナンス費:5万円合計:74万500円 車検時にかかる自賠責保険料は、1ナンバーの場合1万6,900円/年です。重量税については、1ナンバーの場合は車輌総重量をもとに算出されます。車輌重量 2,160kg+定員5名(4ナンバーの場合)+最大積載量350kgとして、車輌総重量は2,785kgです。初年度登録年月から18年以上経過していると仮定して、3t以下に区分されて1万8,900円。結果、車検費用は11万7,600円かかります。 自動車税や重量税が3ナンバーよりも大幅に安くなりますが、1年ごとに車検を受けなければならないため、結果として年間維持費はあまり変わらないことがわかりました。また、前述のとおり1ナンバー登録する際には仕様変更や構造変更手続きをしなければならず、その分の工賃や手間を把握したうえで判断しましょう。 ランクル60の維持費が高いと思ったときの対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかります。特にランクル60ような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむためにより費用が高くなります。 さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。 もし、ランクル60の維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていましたが、昨今旧車人気が高まっているため、高値で売却できる可能性があります。 ※2024年6月19日時点のデータです
フェアレディZといえば、GT-Rと並ぶ日産を代表するスポーツカーです。2008年に発売されたZ34型のフェアレディZは通算6代目のモデルになり、排気量が先代のZ33から200cc増加しました。新車時は乗り出し価格が400万円を超えていましたが、中古車市場では200万円を切る個体が増えてきました。しかし、大排気量スポーツカーは維持費が心配です。 この記事ではZ34型フェアレディZにかかる維持費について解説していきます。 Z34型フェアレディZの特徴 Z34型は2008年〜2021年に販売されていた6代目のフェアレディZです。2022年にはビッグマイナーチェンジが実施され、型式がZ34からRZ34に変更されました。 Z34はシリーズ最大の排気量である3.7リットルのエンジンを搭載している点が大きな特徴です。海外では排気量から「370Z」の名称で販売されています。 Z34型フェアレディZにかかる維持費の5つの内訳 ここからはZ34型フェアレディZの維持費について、5つの項目に分けて解説します。 維持費①:燃料代 Z34型フェアレディZは3.7L VQ37VHRエンジン1種類のみです。燃費はJC08モードのカタログ数値で9.0〜9.8km/リットルです。実燃費は7.5km/リットルほどといわれています。 Z34型フェアレディZはハイオク限定車です。ハイオク限定車かつリッター10km未満だと、燃料代を支払うたびにお金をばら撒いている感覚になりますね……。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は2万4,219円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、29万628円(*2) かかります。*1 燃費は7.5km/リットルで算出*2 2024年6月18日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格182.1円で算出 維持費②:自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以前の3.5リットル超〜4.0リットル以下(自家用)の自動車税は6万6,500円です。なお、Z34型フェアレディZは新規登録から13年以上経過している可能性が高く、その場合は重課された7万6,400円がかかります。 維持費③:任意保険 Z34型フェアレディZの任意保険について、大手の国内損保で見積もりをしました。 <条件>年齢:29歳等級:11等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物全損時修理差額費⽤特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(搭乗中のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険:あり車両保険(保険金額):275万円免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約12万6,000/年でした。車両保険が全体の保険料を上げています。任意保険は事故率や盗難率を加味し算出するため、スポーツカーの保険料は高くなる傾向にあります。しかし、保険金額は275万円になるため、車両保険はつけておいたほうがいいでしょう。 維持費④:車検 Z34型フェアレディZの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検基本料:5万円合計:11万5,550円※車検基本料は内容、整備工場などにより費用は増減します。※自動車重量税は新車登録から13年未満であれば3万2,800円です。 新しい年式のZ34であれば整備費用が少なく済むかもしれません。 維持費⑤:メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。Z34型フェアレディZのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車・空気圧チェック・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液補充・エアコンフィルター交換・ブレーキパッド交換・バッテリー交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター(オイルエレメント)交換・キーロックユニット交換 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって8万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。 ただし、上記以外にタイヤ交換が発生する場合は、10万円~20万円の追加費用が必要です。また、キーロックユニットの不具合によるエンジン始動不良はZ34型フェアレディZの良くあるトラブルの1つで、故障が起きてしまった場合は部品代と工賃で3万5,000円程の費用がかかります。 Z34型フェアレディZ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、Z34型フェアレディZの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ34型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:29万628円自動車税:7万6,400円任意保険:12万6,000円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:8万円合計:63万803円 月額では5万2,567円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 Z34型フェアレディZの維持費を抑える方法 ここからはZ34型フェアレディZの維持費を抑える方法を3つの項目に分けて解説します。 DIYでメンテナンスする Z34型フェアレディZの維持費は、簡単なメンテナンスをDIYすることで抑えられます。 DIYでできるメンテナンスの例は以下の通りです。 ・洗車・空気圧チェック・バッテリー交換・オイル交換・ワイパー交換・ブレーキパッド交換 クルマの保管場所や環境にもよりますが、上記のようなメンテナンスは専門的な知識や技術がなくても実施できます。 車検の依頼先を見直す Z34型フェアレディZの維持費の節約には、車検の依頼先の見直しも非常に有効です。 車検の依頼先には、ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドや整備工場がありますが、どこを選ぶかによって費用が大きく変わります。 クルマが新しいうちは保証の関係でディーラーにメリットがありますが、2回目以降はそうとも限りません。車検に特化した車検専門店や整備工場は、車検の基本料金が安く、ディーラー並みの技術を持っている場合もあります。そのため、ディーラーよりも安い料金で充分な技術力による車検を受けられます。 また、車検の事前見積もりも有効です。自分の予算やクルマのコンディションにあったプランを選択することで、費用を抑えられるでしょう。 保険会社を見直す 保険会社の見直しも維持費を抑える方法の1つです。任意保険は、国内損保とネット系の2つに分けることができますが、基本的に国内損保の方が高い傾向にあります。ネット系と比べて数万円の差が付くことも珍しくありません。 ただし、ネット系のプランや特約の選択は全て自己責任となり、保険のトレンドなども自分自身でキャッチアップする必要があります。「万が一の際に保険がおりない」や「特約を知らずにかえって損をした」などのトラブルを防ぐためにも、任意保険の知識を身に付けておく必要があります。 Z34型フェアレディZの維持費がどうしても高いと思った時の対処法 大排気量のハイオク限定車は維持費が高額になります。また、初期モデルの一部は発売から13年経過しているため自動車税、重量税が重課されます。また、年式が古いと故障が頻発する可能性もあり、そうなった場合はメンテナンス費も嵩んでしまうでしょう。 維持費を抑える方法を試みたものの、Z34型フェアレディZの維持費が高いと感じたら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在では旧車人気の高まりによって、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2024年6月18日時点のデータです。
タンドラはUSトヨタが製造する国内外問わず人気のピックアップトラックです。大きなボディサイズのため、維持費が気になっている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、タンドラの維持費を5つの項目で解説します。1ナンバー登録車ならではのメリットと注意点が把握できる内容となっているため、ぜひ最後までご覧ください。 タンドラの特徴 タンドラは、USトヨタ生産のピックアップトラックです。日本国内では製造されておらず、並行輸入車として市場に流通しています。 1999年、前身となるT100のサイズアップ版として初代タンドラが登場しました。トヨタ初の本格的なピックアップトラックであり、当時の全米史上最高品質と評価されたほどです。 2007年に2代目にモデルチェンジした際、アメリカのビッグスリー(ゼネラルモーターズ・フォード・クライスラー)に挑戦すべく、フルサイズピックアップトラックへとサイズアップしました。結果として、品質の高さと価格面で評価され、2008年にトラック・オブ・ザ・イヤーを受賞し、今でも市場から支持されています。 その特徴は、圧倒的な存在感と信頼感、大排気量のエンジンです。日本国内でハイラックストラックや、日産のダットサントラックが販売されなくなり、アウトドア人気の高まりとともに希少性が増しています。 国内では普通貨物の1ナンバー登録のため、税金が安く維持費がおさえられる点も、人気を後押しする要因といえます。 グレード設定は以下のとおりです。※発売〜2014年まで ・ベース・SR5・プラチナム・Limited さらに、車輌のキャビン部分(キャブバリエーション)と荷台部分(ベッドバリエーション)でそれぞれ異なるサイズが用意されています。※発売〜2014年まで 【キャブバリエーション】・レギュラーキャブ:前席3人乗り・ダブルキャブ:前席2〜3人・後席3人の合計5〜6人乗り・クルーマックス:前席2人・後席3人の合計5人乗り 【ベッドバリエーション】・レギュラーベッド・ロングベッド タンドラの維持費の内訳 タンドラの維持費を5つの項目に分けて解説します。なお、タンドラは年式によって排気量が異なります。そこで、最大でどの程度の維持費かを確認するため、もっとも大きな5.7Lエンジン搭載車の4X4 クルーマックス Limited(2010年式)でシミュレーションしました。 燃料代 タンドラは、輸入車ですがレギュラーガソリン仕様です。カタログ燃費として公表されている数字はありませんが、実燃費は6.3km/L程度といわれています。 1ヶ月通勤で1,000km走行したと仮定した場合、消費ガソリン量は158.7L(*1)、燃料代は2万7,137円、年間で32万5,652円(*2)となります。 *1 実燃費6.3km/L程度で計算*2 2024年6月9日のレギュラーガソリン1Lあたりの全国平均価格171円で算出 自動車税 タンドラの自動車税は1万6,000円です。1ナンバーに該当するため、3ナンバーや5ナンバー車よりも割安です。 仮に3ナンバーの場合、総排気量5.7Lのため、4,500cc〜6,000cc以下のクラスに該当します。税額は8万8,000円(2019年9月30日以前に新規登録された場合)、新車登録から13年以上経過すると15%重課されて10万1,200円と負担は決して軽くはありません。 任意保険 タンドラは並行輸入車のため、加入できる保険会社が限られます。加入する方法としては、ピックアップトラック専門店への相談が有効です。最寄りにあると安心して乗り続けられるため、生活圏内での店舗検索をおすすめします。 保険料の目安として、同じクラスのジープラングラー グラディエーターでシュミレーションすると、約6万3,000円でした。あくまで目安のため、詳細な保険料は専門店に問い合わせてください。 車検 タンドラの車検費用は、8万5,600円です。必要な金額は以下のとおりです。 自賠責保険:1万6,900円自動車重量税:1万6,400円印紙代:2,300円車検代:5万円合計:8万5,600円※車検料は、内容や工場により変動します。 1ナンバーのため、頻度が1年ごと(2回目以降)と、3ナンバーや5ナンバーとは異なる点に注意しましょう。 ▼登録ナンバーごとの車検頻度は以下の記事でまとめているため、ぜひ参考にしてください。車検は何年ごとに受ける?軽自動車や中古車の車検サイクルも紹介 メンテナンス費用 タンドラに必要なメンテナンス費用は、年間でおおよそ10万円です。具体的な項目は、以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液補充代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・オイルエレメント交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 信頼性が高いトヨタ車のため、定期的なメンテナンスがされていれば、長く乗り続けられるでしょう。ただし、車齢が高い場合、不具合が生じる可能性も比例して高くなるため、将来必要になり得るパーツ交換とその費用を店舗へ確認しておくとよいでしょう。 タンドラの年間維持費はいくら? タンドラの年間維持費は約59万円です。内訳別の金額は以下のとおりです。 燃料代:32万5,652円自動車税:1万6,000円任意保険:約6万3,000円(目安)車検:8万5,600円メンテナンス費用:約10万円合計:59万252円 自動車税や自動車重量税などの税金面で負担が少ないのは、1ナンバー登録車のメリットといえます。ただし、高速道路料金は高くなるため、頻繁に利用する方は注意が必要です。車両区分が中型車のため、3ナンバー車と比較して2割増の通行料金となります。 例)首都高速基本料金普通車:300円〜1,320円中型車:310円〜1,410円 タンドラの維持費が高いと思った時の対処法 タンドラは、アメリカのビッグスリーメーカーを凌いで評価されるほど、完成されたピックアップトラックです。国産車とは一線を画す存在感を操る喜びは、所有してこそ得られる特別なものといえるでしょう。 一方で、1ナンバー登録車のため、車検が毎年必要です。3ナンバーや5ナンバーのように2年ごとではない部分で負担に感じる方もいるかもしれません。もし、所有年数に比例して維持費が高いと思った時は、思い切って売却を検討するのも1つの選択肢です。 タンドラは、アウトドアドライブを楽しみたい方に人気があり、高額査定が見込まれます。その反面、状態やタイミングによって相場が変動しやすい点には注意が必要です。 査定に不安や面倒な部分を感じているなら、旧車王にご相談ください。最短当日から、費用の負担なく査定いたします。