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アメリカンSUVのチェロキーに一度は乗ってみたいという人も多いでしょう。チェロキーは、悪路走破性に定評のあるジープブランドのSUVとして人気の高いモデルです。今回は、チェロキーの歴史や歴代モデル、他のジープとの違いなどについて解説します。チェロキーの購入を検討中の人は参考にしてください。 チェロキーとは チェロキーを手がけるジープブランドのオフロード性能の高さは圧巻です。1941年に米軍の要請で開発された軍用車から始まり、過酷な戦場で悪路走破性と耐久性を実証することにより世界的なブランドになりました。 チェロキーは、1974年に発売されたジープ ワゴニアをスポーティーに変化させた2ドアモデル(SJ型)が発端です。以降、1984年にフルモデルチェンジした2代目は日本でも大ヒットとなりました。5代目となったチェロキーもジープ伝統の悪路走破性の高さとコストパフォーマンスのよさで、本格的なオフロードを走破するSUVとして多くのファンを魅了しています。 チェロキーの歴史・歴代モデル チェロキーは、1974年の初代発売以降、50年近く販売され続けています。経営母体のアメリカン・モーターズが1987年にクライスラーに買収され、さらに1998年にはダイムラー・ベンツと合併、2009年に経営破綻したことから2014年にはフィアットの完全子会社へと移り変わります。 目まぐるしい変遷の中でも長期にわたって車名を継承したチェロキーは、さまざまな方面から技術やトレンドを取り入れることで、今なお多くのユーザー層に指示されています。一時的なブームにも翻弄されず、着実にブランド力を高めたSUVの代名詞といっても過言ではないでしょう。 続いて、チェロキーの歴代モデルについて詳しく解説します。 1990年式モデル 1990年式モデルのチェロキーは日本でもっとも売れたXJ型で、アメリカ本国では2代目にあたります。XJ型の開発には1979年当時にアメリカン・モーターズの46.1%の株式を取得していたルノー社の影響を強く受けており、ボディサイズや外観デザインにユーロテイストが取り入れられたのが特徴です。初代SJ型よりもコンパクトなボディサイズは日本でも受け入れられ、大ヒットとなりました。 【基本スペック】 排気量 3,959cc(ラレード)、3,928cc(リミテッド) 駆動方式 4WD 乗車定員 5名 ボディサイズ ラレード:全長 4,390mm 全幅 1,780mm 全高 1,635mmリミテッド:全長 4,280mm 全幅 1,780mm 全高 1,635mm 車輌重量 ラレード:1,540kgリミテッド:1,550kg 2001年式モデル 日本では2代目となるチェロキー(KJ型)は先代とテイストが大きく異なり、ジープスターとダカールというモデルをモチーフにデザインされました。アメリカ本国ではチェロキーの後継車として車名をリバティに変更しており、それ以降も2代目リバティが2013年まで販売されています。アメリカ以外の国では知名度の高いチェロキーとして販売されており、先代と大きくテイストを変更したためデザインがよりジープ色の強いものとなりました。 【基本スペック】 排気量 3,700cc 駆動方式 4WD 乗車定員 5名 ボディサイズ 全長 4,495mm 全幅 1,820mm 全高 1,840mm 車輌重量 スポーツ:1,890kgリミテッド:1,900kg 2008年式モデル 日本では3代目となるチェロキー(KK型)は、アメリカ本国の2代目リバティです。先代よりも角ばったデザインが採用され、よりジープらしいワイルドなスタイリングといえるでしょう。 【基本スペック】 排気量 3,700cc 駆動方式 4WD 乗車定員 5名 ボディサイズ 全長 4,500mm 全幅 1,830mm 全高 1,785mm 車輌重量 リミテッド:1,930kgリミテッド スカイスライダー付:1,950kg 2014年式モデル アメリカ本国でもチェロキーの車名が復活したモデルで、コンセプトや技術面で親会社となったフィアットの影響を大きく受けています。フィアット製及びクライスラー製のエンジンに新開発のドイツ フリードリヒスハーフェン社製の9速ATを組み合わせるなど、多くの先進的な技術が投入されました。 また、ジープブランド伝統の7スロットグリルや台形型ホイールアーチも継承され、新生チェロキーとして大胆に生まれ変わりました。 【基本スペック】 排気量 ロンジチュード:2,359ccトレイルホーク、リミテッド、ウォーリアー:3,238cc 駆動方式 ロンジチュード:FFトレイルホーク、リミテッド、ウォーリアー:4WD 乗車定員 5名 ボディサイズ ロンジチュード、リミテッド:全長 4,630mm 全幅 1,860mm 全高 1,700mmトレイルホーク、ウォーリアー:全長 4,630mm 全幅 1,905mm 全高 1,740mm 車輌重量 ロンジチュード:1,730kgトレイルホーク、ウォーリアー:1,990kgリミテッド:1,880kg ※ウォーリアーはトレイルホーク派生の限定車です。 チェロキーと他のジープの車種との比較 ジープといえば本格的なクロスカントリーモデルのラングラーを始め、近年ではコンパクトなレネゲードや街乗りにも映えるコンパスなどラグジュアリータイプのモデルも人気です。いずれも悪路走破性が高い車輌で、コンセプトごとにモデル展開がされています。 各モデルについて詳しく解説します。 グランドチェロキー グランドチェロキーはジープブランドのフラッグシップモデルです。悪路走破性に加えて快適性とラグジュアリーさを兼ね備えた最上級SUVといえるでしょう。リゾート地や高級ホテルに乗りつけても映える風格を備えています。 ラングラー 軍用車の面影を残す無骨な外観デザインと高い悪路走破性が魅力のモデルです。ロングノーズで箱型のシルエットはオフロード車の力強さを印象づけています。また、取り外し可能なフリーダムトップによるオープンエア走行も楽しめます。 レネゲード レネゲードはジープブランドで一番コンパクトなクロスオーバーSUVです。愛嬌のある丸目と箱型のボディはジープの伝統を守りながらも先進的なデザインといえるでしょう。1.3ℓのターボエンジン搭載のため、ランニングコストも気になりません。 コンパス コンパスはコンパクトなボディながらグランドチェロキーに通じる上質さを兼ね備えたモデルです。全席でゆとりのある空間を確保し、価格も抑えられたコストパフォーマンスに優れたモデルといえるでしょう。ジープブランドでデビューするには最適な一台です。
車の所有者が亡くなり、相続するときにクルマが車検切れだった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。今回は、車を相続したときに車検切れだった場合について解説します。車検切れの車を相続したときの参考にしてみてください。 車検切れのクルマを相続したときの選択肢と対応方法 車検切れのクルマを相続したときは、まず「処分する」か「使用する」かを決めましょう。「処分」と「使用」のどちらにするかによって手続きが変わります。ここからは、相続したクルマが車検切れだったときの対応方法を解説します。 処分する 車検切れのクルマを相続して処分する場合は、「移転抹消」という手続きを行います。基本的に車は車検が切れていると名義変更ができず、売却や廃車にすることができません。しかし、移転抹消であれば、車検が切れていても名義変更と抹消登録ができます。 手続き手順 移転抹消は下記の手順で手続きします。 1.解体業者にクルマを持ち込む2.クルマを解体してもらう(スクラップ)3.必要書類を準備する4.管轄の運輸支局で手続きする 手続きする際は、下記の費用が発生します。 ・移転抹消の手数料:350円・クルマの解体費用:1〜2万円程度(業者によって異なる)・仮ナンバーの取得費用:750円程度 また、車検が切れている状態では公道を走行できないため、仮ナンバーを取り付けて解体業者までクルマを持ち込まなければなりません。仮ナンバーは役所で取得できます。 さらに、公道を走行するには自賠責保険に加入する必要があります。保険期間が満了している場合は、自賠責保険に加入してから仮ナンバーを取得しましょう。 ただし、車検切れのクルマを積載車で引き取りに来てくれる業者もいます。仮ナンバーを取得して解体業者にクルマを持ち込む手間を省けるため、忙しい場合は引き取りが可能な業者に解体を依頼するとよいでしょう。 必要書類 移転抹消に必要な書類は次のようになります。 ・遺産分割協議書(遺言書がある場合には遺言書)・新名義人の印鑑証明書・故人の戸籍謄本(生まれたところから亡くなるところまで)・相続人全員の戸籍謄本・車検証・移動報告番号と解体通知日が記載された書類・ナンバープレート(一式)・永久抹消登録申請書 このように移転抹消をする場合には、さまざまな書類等を用意しなければなりません。ただし、軽自動車の場合には、車検を通さなくても名義変更することができます。 使用する 車検切れのクルマを相続した後に使用する場合は、下記いずれかの手続きをします。 ①車検→名義変更②名義変更→一時抹消登録→車検 ②は手続きがより複雑になるほか、一時抹消登録の手数料が余分に発生するため、①の方法で車検切れのクルマを相続するのが一般的です。相続したクルマをスムーズに使用したい場合は、①の方法で手続きするとよいでしょう。 また、車検が切れている状態では公道を走行できないため、処分するときと同様に仮ナンバーの取得や自賠責保険への加入を忘れないようにしましょう。 手続き手順 車検切れのクルマの相続の手続き手順は、下記のとおりです。 ①車検→名義変更1.必要書類を揃える2.仮ナンバーを取得する3.車検を受ける4.クルマを管轄の運輸支局に持ち込んで名義変更と車検継続検査の手続きをする ②一時抹消登録→名義変更→車検1.必要書類を揃える2.仮ナンバーを取得する3.管轄の運輸支局にクルマを持ち込んで一時抹消登録と名義変更を行う4.車検を受ける(仮ナンバーを取り付けた状態で)5.管轄の運輸支局で新規車検登録の手続きをする ②の手続きは、一時抹消登録と名義変更した後に車検を受ける必要があるため、二度運輸支局に出向かなければなりません。ただし、クルマが車検に通る状態であれば、一時抹消登録と名義変更するタイミングで同時に新規車検登録ができます。 また、一時抹消登録と名義変更をするには、下記の費用が発生します。 ・一時抹消登録:350円・名義変更:500円・ナンバープレート代:1,500円〜2,000円程度 ※自治体によって異なる・仮ナンバーの取得費用:750円程度 上記に加えて、車検の整備費用や自動車重量税などがかかることに留意してください。 一時抹消登録に必要な書類等 ・車検証・ナンバープレート(一式)・ 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)・遺産分割協議書/代表相続人の印鑑証明書/代表相続人の実印(代表相続人が手続きに行けない場合は代表相続人の実印を押した委任状) など このような書類を用意し、一時抹消登録と名義変更をした後に、新しい名義人で再度登録します。ここで紹介した書類等はあくまでも代表的なものとなります。詳しくは、管轄の運輸局に問い合わせて確認してください。 また、車検切れのクルマを運搬する際は、業者に依頼して積載車で運んだり、自賠責保険に加入してから仮ナンバーを取得して運転したりしなければなりません。運搬方法については運送業者や販売店、仮ナンバーについては市区町村の窓口に問い合わせることで確認できます。 手続きする際には、一度各所に確認してから手続きしましょう。 車検切れのクルマを相続する問題点 車検切れのクルマを相続する際に注意すべきことがあります。ここからは、車検切れのクルマを相続したときの問題点について解説します。 車検切れを知らずに運転すると罰則を受ける 相続したときに、車検切れだと気づかずに運転してしまうことに気を付けましょう。 車検切れのクルマを運転すると、違反点数6点(免許停止30日または取り消し)、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。 参考:道路運送車両法「第58条第1項」「第108条」 また、車検が切れているクルマは、自賠責保険も期限切れになっていることが多いです。自賠責保険が切れている状態で運転すると、違反点数6点(免許停止30日または取り消し)、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となります。 参考:自賠責保険・共済の有効期限切れに注意|国土交通省 車検や自賠責保険の期限が切れていると非常に重い罰則となるため、相続したクルマを運転するときは車検切れや自賠責保険切れに注意しましょう。 車検切れのクルマは名義変更ができない 車検切れの車は、原則として名義変更ができません。そのため、車検切れのクルマを相続するときは、一時抹消登録や移転抹消といった手続きが必要です。ただし、軽自動車の場合には、車検が切れていても名義変更が可能です。普通車と軽自動車で手続き方法が異なる点にも注意しなければなりません。 車検および名義変更を行う流れ 相続したクルマを乗り続ける場合、車検を通してから名義変更する流れが一般的です(車検を通しているため抹消登録は不要)。車検を通すには、自動車税種別割を滞りなく納税している必要があるため、滞納がないか事前に確認しましょう。 また、車検を通すタイミングによっては「納税証明書」の提出が必要です。車検を依頼する業者に納税証明書の提出を求められることもあるため、準備しておきましょう。納税証明書を紛失している場合は、管轄の税事務所で再発行が可能です。 車検を通したら、下記の書類を揃えて相続したクルマの名義変更を行います。 ・被相続人の戸籍謄本 ※死亡の記載があるもの・遺産分割協議書 ※法定相続人全員の実印を押印・相続人の戸籍謄本・相続人の印鑑証明書 ※複数人が相続する場合は全員分の印鑑証明書・相続人全員の委任状 ※複数人が相続する場合・車検証・車庫証明書 クルマの査定額が100万円以下の場合、遺産分割協議書ではなく「遺産分割協議成立申立書」で代用が可能です。遺産分割協議成立申立書は、遺産分割協議書のように相続人全員の実印を押印する必要がないため、手続きが簡便です。 相続したクルマの相続税の計算方法 相続したクルマにも相続税がかかります。 相続税は、クルマの評価額をもとに算出されます。評価額は、新車価格ではなく所有者が亡くなった日をもとに評価しなければなりません。 下記いずれかの方法で相続したクルマを評価し、評価額を算出しましょう。 ・買取相場価格 ※業者がクルマを買い取る際の金額・売却代金・査定額・減価償却法 流通台数が少なくクルマを適正に評価できない場合は、減価償却法を用いて評価額を算出します。減価償却費は、下記2つの方法で算出が可能です。 1.定額法:固定資産の取得価格×定額法の償却率=1年あたりの減価償却費2.定率法:年度初めの固定資産の価値(未償却残高)×定率法の償却率=その年の減価償却費 ※償却率はこちらから参照できます。 申告が漏れると5〜20%の追徴税が課されるため、正確な相続税を計算したい場合は、専門家に相談するとよいでしょう。 ▼下記の記事で減価償却費の計算方法や計算例を具体的に解説しています。減価償却法で相続税を算出する場合は、ぜひ参考にしてみてください。中古車を減価償却する方法とは?耐用年数や計算方法も解説
「中古車を買うときは記録簿があるものを選んだほうがいい」といわれています。なぜ記録簿があるものを選んだほうがよいのでしょうか。また、自分が売るときにも記録簿はあったほうがよいのか気になる方も多いでしょう。 今回は記録簿の役割や売却への影響や、記録簿がある車を選ぶメリットなどについて詳しく解説します。 車の購入を検討中の方や、今後車を売る予定がある方はぜひ参考にしてください。 記録簿とは 記録簿は、その車が今まで行った整備を記録する専用の用紙で、正式名称を「定期点検整備記録簿」といいます。 車検のときだけではなく、12ヶ月点検や分解整備を行ったときにも記入が必要です。 記録簿の売却への影響 記録簿の有無によって、車を売却するときにどのような影響があるのでしょうか。 記録簿がなくても車の売却は可能ですが、記録簿がないと査定額が下がる可能性があります。記録簿がない場合、実際はきちんと整備されていたとしても整備されていない車だとみなされてしまう可能性があるためです。 反対に記録簿があれば、点検や整備を行った記録が残るため、車を売却するときに高く評価されます。 そのため、今乗っている車をいずれ売却しようと考えている方は、記録簿をなくさないように注意しましょう。 記録簿がある中古車を選ぶメリット 記録簿がある中古車を選ぶメリットは2つあります。 ・メンテナンスの適切な時期がわかる ・次に売る時の査定額が高くなる それぞれ詳しく解説します。 適切なメンテナンス時期がわかる 先述のとおり、記録簿では、過去の点検や整備の記録を確認できます。そのため、どのタイミングで部品やオイルなどの消耗品を交換すればよいのかを把握できます。 次に売るときの査定額が高くなる可能性がある 記録簿があればきちんと整備されている車だと証明できます。そのため、売却時に記録簿があると評価が上がるかもしれません。愛車の価値を正しく査定してもらうためにも、しっかりと管理しておきましょう。 記録簿の入手方法 ディーラーや整備工場で車検を行う場合は記録簿を用意する必要はありません。一方でユーザー車検の場合は用意する必要があります。 もし記録簿がないのであれば、整備振興会で購入可能です。また、Webサイトからダウンロードもできます。 記録簿の読み方 記録簿は記号で記されているため、記号の意味がわからないと読むことができません。そこで、記録簿で使われている記号とその意味を以下にまとめました。 記号 意味 レ点 異常なし △ 修理 ✕ 交換 ◯ 分解 A 調整 C 掃除 T 締付 L 給油 / 点検項目なし まとめ 今回は記録簿とは何か?売却への影響や、記録簿がある車を選ぶメリットなどについて詳しく紹介しました。 記録簿はその車が新車で購入されたときから今までの点検・修理・整備の記録が載っている用紙です。 そのため、中古車を購入する際は記録簿のあるものを選ぶと安心です。また、売却時に高く査定される可能性があるので、車を購入したら必ず記録簿をつけて、なくさないようにしましょう。
残クレを契約している場合、最終回の支払い時に残価を一括返済すると車を買い取れます。まとまった資金がない場合は、再ローンを組み残価を分割払いで買い取ることも可能です。とはいえ、再ローンを行うべきか迷っている方もいるでしょう。この記事では、残クレの再ローンの特徴や注意点を紹介するとともに、フルローンと比較解説します。 残クレの最終回の支払い時点で再ローンが可能 残クレは、最終回の支払い時点で再ローンが可能です。残クレで契約した車を買い取るには、基本的に一括返済しなければなりません。ただし、まとまった資金がない場合は残価分のローンを組むことで分割で返済できます。 販売店やローン会社から、最終回の選択についての案内が届いたら「再ローンをして乗り続けたい旨」を伝えましょう。なお、メーカーによっては「再クレジット」や「再分割」とも呼ばれています。 残クレの再ローンの注意点 残クレの再ローンは、まとまった資金がなくても車を買い取れるものの、注意しなければならない点がいくつかあります。残クレの再ローンを組む際の注意点を紹介します。 金利が上がる 再ローンは、金利が上がるため月々の返済額が増えます。金利は以下のようにマイカーローンの種類ごとに異なり、残クレはディーラーローンより低金利な傾向があります。 ・金融機関のマイカーローン 2〜4%・ディーラーローン 4〜8%・残クレ 3〜5% ただし、再ローンを組む際は、ディーラーローン程度の金利に引き上げるメーカーがほとんどです。金利が高くなると月々の返済額が増えるため、家計に負担がかかる点に注意しましょう。 再度審査に通過する必要がある 再ローンを組むには再度審査に通過しなければなりません。審査では、収入に対して借入額が高すぎないかや、他社への借入状況を確認されます。返済能力がないと判断された場合は、再ローンを利用できません。 また、審査基準は残クレ時より再ローンの方が厳しい傾向にあるため、通過できない可能性があることに留意が必要です。なかでも、マイカーローン以外に他社でも借入をしている場合や、税金の支払いを滞納していると審査に影響が出る可能性があります。 支払回数が制限される 再ローンは、支払い回数が制限されているケースがあります。トヨタやホンダでは、残クレと再ローンの支払い回数を合わせて「84回(7年)」までと指定されています。つまり、残クレの60回(5年)支払いで契約した場合、再ローンを組む際は残価を「24回(2年)」で返済しなければなりません。 たとえば、年利3.9%で300万円の車を残クレの60回で契約し、残価が150万円の場合は、月々「3万2,000円」程度を支払う必要があります。84回までと制限されている場合の再ローンは、残価の150万円を24回で返済する必要があるため、月々の返済額は「6万6,000円」程度です(年利6.5%の場合)。 支払い回数が制限されていることにより、月々の返済額が増える可能性がある点に注意しましょう。なお、残クレは基本的に車検を取得するタイミングである「36回(3年)」もしくは「60回(5年)」で契約されることがほとんどです。 残クレのメリットが小さくなる 再ローンを組むと、残クレの「月々の返済額を抑えられる」メリットが小さくなります。再ローンは残クレ時より金利が上がるため、月々の返済額が増えるほか、余分に利息を支払わなければなりません。余分な利息により総支払額も増えるため、フルローンで車を購入するより損する可能性があります。総支払額を減らすためにも、再ローンを組む際はなるべく支払い回数を短くして契約するとよいでしょう。 残クレの再ローンとフルローンの比較 350万円の車を「残クレの再ローン」と「フルローン」で購入した場合の利息や総支払額を算出しました。利息を少しでも減らして車を購入したい場合は、参考にしてみてください。 【残クレの再ローンで車を買い取りした場合】 残クレ時(残価190万円・36回払い・金利3.9%・ボーナス払いなし) 残クレ再ローン時(48回払い・金利6.5%・ボーナス払いなし) ・月々の返済額 5万円5,000円程度・利息 31万1,000円程度 ・月々の返済額 4万5,000円程度・利息 26万2,000円程度 再ローンで車を買い取るまでは、「57万3,000円」程度の利息が発生し、総支払額は「407万3,000円」程度です。 【フルローンで車を購入した場合】・3年ローン・金利 6.5%・頭金なし・ボーナス払いなし 上記の条件で350万円の車をフルローンすると、「36万円」程度の利息が発生し「386万円」程度の総支払額で車を購入できます。月々の返済額は「10万7,000円」程度と毎月の負担はあるものの、フルローンの方が結果的に支払う金額が少ないことがわかります。少しでも利息を減らしたい場合は、フルローンで車を購入するとよいでしょう。 残クレの再ローン以外の選択肢 残クレは再ローンを組む以外に、次の選択肢があります。 ・車を乗り換える・車を返却する・最終回分を支払う 上記の選択肢は、最終回の支払いの6ヶ月前に、販売店やローン会社から案内が届きます。どの方法を選択するか考える猶予があるため、メリットやデメリットを考慮して慎重に選びましょう。 車を乗り換える 車を「ディーラーの下取り」もしくは「買取業者に売却」して、新たに乗り換える方法があります。最新モデルに乗り換えられるため、新しいモデルを好む方に選択されることがほとんどです。また、「家族が増えた」「親の介護が必要になった」など、ライフスタイルに変化があった場合、ニーズに合わせて車を購入できます。 ただし、売却額が残価を下回った場合は差額分を一括返済するか、新たにローンを組まなければなりません。状態によっては、差額分の支払いが生じる可能性があるため、車を高く売却できる業者に買い取ってもらうとよいでしょう。 また、乗り換えた場合は3年間の無料のメーカ保証が付帯されます。一方、再ローンを組んだ車は登録されてから3年以上経過しているため、付帯されているメーカー保証が切れている状態です。 万が一、エンジンやトランスミッションが壊れると100万円程度の修理費が発生するため、保証に加入している新車に乗り換えた方が維持費を抑えられます。輸入車の場合は、さらに修理費が高額になるため、新車に乗り換えた方が維持費を抑えられるでしょう。 とはいえ、メーカーによっては3年後以降も加入できる「延長保証」を購入できます。ただし、延長保証は有料であり、5〜10万円程度の加入費用が発生することを把握しておきましょう。 車を返却する 車を査定してもらい、購入した販売店に返却します。転勤や海外赴任など、車に乗る予定がなくなった場合や、他メーカーに乗り換えたい方におすすめの選択肢です。ただし、売却額が残価を下回る場合は、乗り換えと同様に差額を一括返済もしくは新たにローンを組まなければなりません。修復歴や損傷、設定された走行距離を超えていると売却額は残価に満たないため、返済前に車の状態を確認してみましょう。 また、売却額と残価の差額を一括返済できる場合は、契約途中でも車を返却できます。基本的に違約金が発生しないほか、ブラックリストにも載らないため、自分のタイミングで残クレを中途解約できます。ただし、メーカーによっては違約金を設定している可能性があるため、事前に契約書や販売店に確認しておきましょう。 最終回分を支払う 最終回分を一括返済すると、車を買い取れます。車に愛着があり手放したくない場合は、最終回分を一括返済するとよいでしょう。買い取った車は自分名義になるため、後に売却や譲渡を自由に行うことも可能です。 また、残クレは最終回の支払い時に売却額が残価を達するよう、走行距離やカスタマイズが制限されています。車を買い取ると、走行距離を気にせず運転できる点や、自分好みにカスタマイズできる点はメリットといえるでしょう。 残クレを利用するときは再ローンしないことが前提 残クレは、契約期間満了後に「乗り換え」もしくは「返却」すると金額面で得をします。一方、再ローンは金利が上がることで利息を余分に支払う必要があるため、逆に損する可能性があります。どうしても乗り換えられない理由がない限りは、利用しない方がよいでしょう。万が一再ローンを組む場合は、残クレ時との金利の違いや利息をしっかり確認したうえで利用を検討してください。 まとめ 残クレは最終回の支払い時点で、残価を再ローンできます。ただし、金利が上がり利息を余分に支払う必要があるため、メリットである「月々の返済額を抑える」ことができなくなります。残クレで車を契約する際は、再ローンしないことを前提に利用するとよいでしょう。 なお、再ローンのほかに、乗り換えや販売店に車を返却する方法もあります。売却額が残価を下回った場合は、差額を「一括返済」もしくは「新たにローンを組む」必要があるため、少しでも高く売却できる業者に車を売却しましょう。
クルマが事故にあったり故障したりした際、修理をディーラーに依頼しようとしている方もいるでしょう。クルマの修理は、依頼先によって修理費用や対応が異なるため、自分のニーズに合った業者を選ぶことが重要です。 この記事では、各修理業者の特徴を解説するとともに、ディーラーに依頼したほうがよいケースや修理の費用相場などを紹介します。 ディーラー=修理業者ではない ディーラーでは、一定の修理への対応は可能なものの、故障箇所によっては他の業者に外注するケースがあります。たとえば、事故による傷やヘコミ、塗装などの修理です。 ヘコミや塗装などの修理は、ディーラーに在籍する整備士では対応が難しいため、多くの場合は板金塗装工場に外注します。修理に要する期間は外注先の空き状況次第のため、予想以上に時間がかかる可能性もあります。 なお、ディーラーが修理を外注した場合、15〜30%程度の中間マージンが発生します。そのため、修理工場へ直接持ち込むよりも費用が高額になることが一般的です。 中間マージンには、ディーラーによる修理箇所の仕上がりのチェックや、万が一の際にサポートを行うための費用などが含まれています。 ディーラー以外のクルマの修理の依頼先 クルマの修理は、修理工場やカー用品店にも依頼できます。ここでは、ディーラー以外のクルマの修理の依頼先を紹介します。 整備工場 整備工場は、クルマの修理や整備に精通しています。修理に関する経験や知識が豊富なため、他では直せなかった箇所でも対応してくれる場合があります。生産が終了している部品が必要でも、同等なものを見つけて修理してくれることもあるでしょう。 また、整備工場は部品を交換するのではなく、修理を基本としているため修理費を抑えられます。ディーラーとは異なり、外注せずに直接修理することも、修理費用を抑えられる理由の1つです。 ただし、整備工場によって品質やサービス内容が異なります。修理費用が同額でも、仕上がりのクオリティに差があるため、信頼できる整備工場かどうか見極めなければなりません。 なお、修理する箇所によっては部品の仕入れに日数を要するため、引き渡しまでが長くなるケースもあります。 カー用品店 カー用品店のなかには、クルマのアクセサリーや部品などの販売に加えて、修理にも対応している店もあります。修理には純正品ではなく、汎用性が高い社外品が使用されるため、修理費を抑えることが可能です。 また、カー用品店は店舗数が多く、おおむね大通りや主要道路のそばにあるため、クルマで旅行中や出張中などに故障したときに重宝するでしょう。 ただし、カー用品店に依頼できる内容は以下のような作業です。 ・ 消耗品の交換・簡易な部品交換・板金塗装修理 たとえば、エンジンやトランスミッションなどの大がかりな修理には対応していません。クルマの状態によって、カー用品店に依頼できるかどうかが変わる点に留意してください。 ディーラーに相談したほうがよいケース クルマの状態によってはディーラーに相談したほうがよいケースがあります。ここでは、ディーラーに相談した方がよいケースとそれぞれの理由について紹介します。 ディーラーから購入したクルマが故障した ディーラーから購入したクルマが故障した場合、保証で修理できる可能性があるため、まずは購入店に相談しましょう。ディーラーでクルマを購入した場合、修理保証が数年間付帯されているケースがほとんどです。 ディーラーの保証には、「一般保証」と、「特別保証」の2種類があります。一般保証とは、クルマを構成するすべての部品に対する保証のことです。たとえば、パワーウィンドウが故障し、窓の開け閉めができなくなった際は一般保証で直せます。ただし、消耗品や油脂類、特別保証の対象部品は含まれません。 一方、特別保証は走行や安全に関わる重要な部品に対する保証です。エンジンやブレーキ機構、動力伝達装置などが故障した際に利用できます。前オーナーから保証が継承されていて、保証期限内であれば、中古車販売店で購入したクルマでもディーラーで保証修理を受けられます。 ディーラーで用意されている各保証の保証期間の目安は、以下のとおりです。 ・一般保証:新車登録or納車から3年、もしくは走行距離が5万〜6万km時点のいずれか早いほう・特別保証:新車登録or納車から5年、もしくは走行距離が10万km時点のいずれか早いほう 各メーカーによって正確な保証期間が異なるため、問い合わせて確認しましょう。 純正パーツで修理してほしい 純正パーツで修理してほしい場合は、ディーラーに相談しましょう。純正パーツとは、メーカーで販売されているパーツのことで、クルマが生産された際に使用されたものと同じ新品です。 社外品と比べて値段は高いものの、各クルマの規格に合わせて生産されるため、質が高く安心感があります。また、パーツに対して一定の保証が付帯されているため、万が一故障した際でも対応してもらえます。品質や安心感を重視している場合は、ディーラーでの修理がおすすめです。 なお、ディーラーは自社のクルマに対する知識が豊富であり、持ち前の高い技術を活かした修理が可能です。自社のクルマに適した工具や設備も整えられており、スムーズにクルマを修理してもらえます。 たとえば、ディーラーがもっている故障診断機はメーカー車に特化しているため、スムーズかつ正確に故障箇所を特定できます。 他の修理業者にも故障診断機が完備されているものの、性能にばらつきがあり、正確に故障箇所を特定できないケースがあります。 修理業者を選ぶ手間を省きたい 修理業者を選ぶ手間を省きたい場合は、ディーラーへの相談をおすすめします。クルマの修理業者は多いため、どこに依頼すればよいのか迷う場合もあるでしょう。 ディーラーは、部品の入荷状況次第ではあるものの、なるべく顧客の都合に合わせて柔軟に修理期間を調整してくれます。さらに、修理期間が長くなる場合、空き状況次第で無料の代車を貸し出してくれることもあります。 忙しくて修理業者をしっかり比較できない場合は、顧客の都合に合わせてくれるディーラーに修理を依頼するとよいでしょう。 ディーラーに相談しないほうがよいケース 保証が付帯されていたり、純正パーツで修理してほしかったりする場合は、ディーラーに相談したほうがよいでしょう。 しかし、状況によってはディーラーに相談しない方がよいケースもあります。続いて、ディーラーに相談しない方がよいケースを紹介します。 信頼できる修理業者を知っている 信頼できる修理業者を知っている場合は、その業者に相談するとよいでしょう。ディーラーは修理業者と同じく店舗ごとに整備の質やサービスにばらつきがあるため、必ずしも期待どおりの対応をしてくれるとは限りません。 信頼できる修理業者であれば、期待どおりの整備や対応を受けられる可能性が高いほか、スムーズなやり取りが可能です。また、長年の付き合いがある修理業者であれば、割引サービスをしてくれる場合もあるでしょう。 なるべく安く修理したい なるべく安く修理したい場合は、ディーラー以外の修理業者に相談するとよいでしょう。ディーラーは、部品や整備の質が高く安心感はあるものの、他の修理業者に比べて修理費用が高い傾向にあります。 他の修理業者は、社外品を使用したり部品交換ではなく故障箇所を修理したりするため、費用を抑えることが可能です。また、ヘコミや塗装の修理をする場合、ディーラーが仲介役となることで発生していた中間コストも省けます。 たとえば、ディーラーでは板金修理費用が32万円でも、修理業者に直接依頼すれば25万円程度で修理できるケースがあります。 ディーラーに車の修理を依頼するときの流れ ディーラーにクルマの修理を依頼するときの流れは以下のとおりです。 1.見積もりを依頼する2.見積もり内容を確認する3.クルマを修理してもらう 修理費が予想より高額だった場合、修理せずに買い替えたり手放したりするといった選択肢もあります。そのため、ディーラーにクルマの修理を依頼する際は、必ず見積もりを依頼しましょう。 見積もり後は、修理内容が依頼事項に対して沿っているかどうかや、納得できる金額かどうかチェックします。トラブルを防ぐためにも、見積もりに不明点がある場合は、必ず依頼前に確認することをおすすめします。 見積もり内容を確認したら、以下の事項もあわせて確認しましょう。 ・修理期間・代車の有無・支払い方法・保険手続きの代行 保険を使ってクルマを修理する場合、ほとんどのディーラーが見積書や修理箇所の写真の提出などといった保険手続きを代行してくれます。ただし、ディーラーによっては対応していない場合があるため、依頼前に保険手続きの代行について詳しく確認しましょう。 見積もり内容や修理期間、その他のサービスに納得したら、予約日にクルマをディーラーに持ち込んで修理してもらいます。修理に出す際は、車内に貴重品やETCカードの置き忘れがないかチェックしてから、クルマを引き渡しましょう。 なお、見積もりを依頼したからといって、必ずしもそのディーラーで修理を受けなければならないというわけではありません。ディーラーの対応や見積もり金額に納得できなかった場合は、ディーラーの他の販売店や修理業者への依頼も検討しましょう。 ディーラーのクルマの修理の費用相場 ディーラーのクルマの修理の費用相場は、故障した箇所によって異なります。代表的な修理の費用相場は、以下のとおりです。 部品・場所 修理費用 エンジン ・分解修理:1万円以上・交換:100万円程度 ※2L 4気筒エンジンの場合(ヴォクシーやセレナなど) フレーム ・一部の歪み:10万円程度・全体の歪み:100万円以上 足回り サスペンションやアームの交換:10〜20万円程度 外装 ・引っかき傷:1箇所1,000円程度・10cm程度のヘコミ:2万〜3万円程度・30cm程度のヘコミ:4万〜6万円程度 マフラー ・穴開き修理:1万円程度・マフラー交換:8万円程度 エアコン ・ガス補充:5,000円程度・コンプレッサー交換:5万〜10万円・ファンモーター交換:2万〜4万円・ガス管交換:2万〜3万円・サーモスタッド交換:1万円程度・エアコン本体交換:20万円程度 上記はあくまでも費用相場であり、正確な修理費用ではありません。正確な金額を知りたい場合は、ディーラーで見積もりを依頼しましょう。 ただし、修理の見積もりは時間と労力がかかるため、有料なケースが多い傾向にあります。修理にかかる全体の費用を抑えたい場合は、複数の見積もりを比較せず、あらかじめ依頼する修理業者を決めておくとよいでしょう。 まとめ 保証が付帯されていたり、純正パーツで直してほしかったりする場合は、ディーラーに修理を依頼するとよいでしょう。一方、ディーラー以上に信頼できる業者を知っていたり、なるべく安く修理したい場合は整備工場やカー用品店に依頼することも1つの手段です。 修理費を抑えられるうえに、ディーラー以上のサービスを受けられる可能性があります。ディーラー以外の修理業者の特徴も把握し、自分に合った業者に修理を依頼しましょう。
兄弟が亡くなった場合、誰が被相続人の車を相続するのかについて、遺言書をもとに決定していく必要があります。しかし、必ずしも遺言書があるとは限らないうえに、肝心の相続について記載がない場合も少なくありません。今回は兄弟のクルマを相続するケース、相続することになった場合の具体的な手続きと流れ、必要書類などを紹介します。 兄弟のクルマを相続するケース 兄弟のクルマを相続するケースは、以下のいずれかです。 ケース1: 遺言書で車を相続させることを指定している場合 亡くなった兄弟が遺言書で自分の車を特定の兄弟姉妹に相続させる旨を指定している場合、その指示に従って車を相続することになります。 ケース2: 法定相続人である場合 法定相続人になった場合、兄弟のクルマを相続できる可能性があります。 法定相続人とは、被相続人の財産を相続する権利がある人のことで、民法で相続順位が定められています。具体的な相続順位は、下記のとおりです。 第一順:配偶者・子ども(直系卑属)第二順:父母・祖父母(直系尊属)第三順:兄弟姉妹 参考:民法「889条」 つまり、兄弟に配偶者や子ども、父母などがいない場合は、兄弟姉妹にクルマを相続する権利が与えられる可能性があります。 兄弟姉妹が複数人いる場合は、下記のように均等に分配されます。 長男:被相続人長女:1/3次男:1/3次女:1/3 他の兄弟姉妹が亡くなっている場合は、代襲相続人として、被相続人の甥や姪が法定相続人となります。代襲相続人とは、被相続人の子どもや兄弟姉妹が亡くなっている場合に、代わりの相続人となる人のことです。 ただし、代襲相続は兄弟の甥や姪までしか発生しません。甥や姪の、子どもや孫は代襲相続人になれないことに留意してください。 また、被相続人に配偶者がいる場合、兄弟姉妹は以下の分配で相続します。 配偶者:3/4兄弟姉妹:1/4 兄弟姉妹が複数人いる場合は、1/4を人数で均等に分けて相続します。 兄弟のクルマを相続するときの流れ まず前提として、自動車を相続する人全員が名義変更をする必要があります。どのように名義変更をすれば良いのか、以下で流れを確認しましょう。 1.対象車の正式な所有者を確認する 故人が使っていたクルマだからといって、名義が故人本人になっているとは限りません。例えばローンで該当車を購入した場合などは、名義が信販会社や自動車販売店、ディーラーになっているケースが考えられます。また、リース契約で車を使用していた場合は所有者がリース会社であるケースもあるでしょう。クルマの正式な所有者は「自動車検査証」(車検証)上で確認できるので、相続が発生した時点でまず故人の名義になっていることを確認しましょう。 2. 新しい所有者を決めて「遺産分割協議書」を作成 新しい所有者を決める際は、最初に遺言書で次の所有者が指定されているかどうかを確認しなければなりません。故人が遺言書で車の相続者を指定している場合は、その遺言書に従います。遺言書がなかったり、車の相続に関する記載がなかった場合は、誰が自動車を受け継ぐのかを遺産分割協議で決める必要があります。名義変更には協議の内容に基づいて作成する「遺産分割協議書」が必要です。この協議書には法定相続人全員の署名と捺印があることが必須です。また、クルマの価格が100万円以下である場合には「遺産分割協議成立申込書」という簡易な書類でも手続きが可能です。 3. 警察署で車庫証明の申請をし、必要書類を準備する 運輸支局で名義変更をするために必要な書類を集めます。 なかでも車庫証明は受け取りまでに時間がかかるため、早めに申請しましょう。ただし、車の置き場が故人の使用していた場所と変わらない場合は車庫証明は必要ありません。車庫証明の申請場所は、これから登録する車庫証明の場所を管轄する警察署です。当日持参する必要のあるものを所轄の警察署に事前確認してから、申請に行くようにしましょう。当日は所定の申請用紙に必要事項を記入し、必要書類と一緒に提出します。この申請用紙は運輸局や自治体のウェブサイトからダウンロードが可能です。 申請から交付まで約1週間ほどかかるため、申請後に発行された頃になったら再度管轄の警察署に出向き、交付を受けましょう。 4. 運輸支局で名義変更の手続きをする 1から3までの手順が無事に終わったら、名義変更を行います。必要書類を運輸支局へ持参のうえで手続きします。受付時間は平日の限られた時間帯のため、直接行くのが難しい場合は委任状を用意して代理人を立てることも検討しましょう。 5. 名義変更完了後の手続き(クルマの新しい所有者になったらすること) 名義変更によって自身が新しい所有者になった後の対応については、今後クルマをどうしたいかによって異なります。「相続した車に乗り続けるのか?」「相続したクルマを売却するのか?」また値段がつかない等の理由で売却できない場合は、「廃車するのかどうか?」などの選択肢が考えられるでしょう。以下、パターン別に手続きのポイントを解説します。 パターン1. 相続したクルマに乗り続ける場合 この場合は、自動車保険の引き継ぎや変更をする必要があります。故人の利用していた保険の保険会社に連絡しましょう。 パターン2. 相続したクルマを第三者に売却したい場合 この場合は、ディーラーや中古買取業者に連絡しましょう。通常の売却時に必要な資料に加え、以下の書類が必要です。・被相続人の戸籍謄本・遺産分割協議書 なお、通常の売却に必要な資料は以下のとおりです。・実印・印鑑証明書・自動車検査証・自動車税納税証明書・自賠責保険証・リサイクル券 パターン3. 相続した車を廃車したい場合 必要書類を揃えて運輸支局で手続きをし、廃車手続きを行います。詳細は管轄の運輸支局のホームページで確認しましょう。 兄弟のクルマを相続するときの必要書類 ここでは、兄弟の車の相続における名義変更の際に必要な書類一式を紹介します。 相続人が1人だけで、その1人が相続するパターン ・故人の戸籍謄本 (全部事項証明書)・相続人の戸籍謄本 (全部事項証明書)・相続人の印鑑証明書 (発行から3ヶ月以内のもの)・相続人の実印 ・車検証 (原本)・車庫証明書 複数人の相続人のうち1人が相続するパターン ・遺産分割協議書 (もしくは遺産分割協議成立申込書)・故人の戸籍謄本 (全部事項証明書)・相続人の戸籍謄本 (全部事項証明書)・相続人の印鑑証明書 (発行から3ヶ月以内のもの)・車検証 (原本)・車庫証明書 (40日以内のもの) なお、名義変更の際は費用も発生します。自身で全ての手続きを行う場合は約6,000円、行政書士やディーラーなどに代行を依頼する場合は1万円以上はかかります。 兄弟のクルマを相続するときの注意点 兄弟の車を相続することになったときに何に注意したら良いか見ていきましょう。ここでは重要かつ見落としがちなポイントを2点ご紹介します。 自動車保険も名義変更する 相続した自動車に乗り続ける場合は、自動車保険の名義を変更する必要があります。自賠責保険と任意保険はいずれも名義変更しましょう。名義をそのままにしておいて万が一事故を起こした場合は、補償が受けられない場合があります。 相続税が課税されないか確認する 兄弟のクルマを相続するときは、相続税が課税されないか確認しましょう。預金額や不動産などを相続したときと同様に、クルマも相続税の対象です。 ただし、遺産の合計が基礎控除額より少なければ相続税はかかりません。基礎控除額は、下記のように相続する人数によって金額が異なります。 計算式:3,000万円+(600万円×法定相続人数) 1人:3,600万円2人:4,200万円3人:4,800万円 相続するクルマとその他の財産の合計が、上記の基礎控除額を超えていないか確認してみてください。 評価額(クルマの価値)を調べる方法は下記のとおりです。 ・買取相場価格による評価・売却査定価格による評価・減価償却による評価 なお、相続税の申告で漏れがあり税務署から指摘された場合は、ペナルティが課されるケースがあることに注意が必要です。正確に相続税を計算したい場合は、専門家に相談するとよいでしょう。 車検が切れている場合は手続きが複雑 車検が切れているクルマは、通常通りに名義変更できないため、相続手続きが複雑です。車検切れのクルマを相続するには、まず車検を通さなければなりません。 相続したクルマを処分する場合は、車検に通す必要はないものの、解体業者にスクラップを依頼した後に「移転抹消登録」をする必要があります。 また、車検切れでは公道を走行できないため、仮ナンバーを取得しなければ、整備工場や運輸支局にクルマを持ち込めません。 相続する際に必要な書類のほかに「移動報告番号と解体通知日が記載された書類」や「永久抹消登録申請書」などを揃える手間もあります(処分する場合)。 クルマの相続はただでさえ複雑なものの、車検切れの場合はさらに手間がかかることに留意してください。 ▼なお、下記記事では車検切れのクルマを相続する際の、対応方法や注意点を具体的に解説しています。廃車にしたいときの手続きについても解説しているため、相続したクルマの処分を検討している場合は参考にしてみてください。車検切れのクルマを相続するときにはどうしたらいい?対応方法や注意点を解説!
クルマを運転しているときや屋外駐車場に停めているときに雹が降ると、ボンネットやルーフがへこんだりガラスが割れたりする可能性が高く、非常に危険です。雹とは、積乱雲から降る氷の塊のことです。直径5mm未満の粒をあられというのに対して、雹は5mm以上のものを指します。 今回は、雹害の修理方法と依頼先、費用、車両保険の適用について紹介します。愛車が雹害に遭って困っている方は今後の対応の参考にしてみてください。 雹害車の修理方法 雹害車の修理方法は、「デントリペア」「板金塗装」「パーツ交換」の3つです。まずは、それぞれの特徴について解説します。 デントリペア デントリペアは、クルマにできたへこみを裏から押し出して元の状態に戻す方法です。ヨーロッパで誕生しアメリカで育った技術で、日本に入ってきたのは西暦2000年頃といわれています。クルマの修理技術としての歴史はまだ浅いものの、広く普及しつつある方法です。 デントリペアの大きなメリットは再塗装をしないで済むことです。たとえば、板金塗装だとへこんだ箇所を引っ張ったり叩いたりしたうえで再塗装する必要があります。 再塗装でボディの色味が変わってしまうケースも多く、ムラがあると売却時に査定額が下がってしまいます。デントリペアであれば塗装には手を加えないため、クルマ本来の価値を維持できるでしょう。 また、外装修理の工程で一番費用がかかるのは塗装であるため、再塗装せずに済むデントリペアでは修理代を大幅に抑えられます。 しかし、被害箇所の数が多いとかえって費用がかさんでしまう点に注意しましょう。へこみ1個単位で修理代が算出されるケースがほとんどであるため、被害が数百箇所にも及ぶ場合は非常に高額な費用がかかる可能性があります。 板金塗装 板金塗装とは、板金と塗装の2つの工程からなる方法です。ボディの鉄板を引っ張ったり叩いたりすることでへこみをなくし、そこに塗装を施してクルマを修復します。また、なかなか直らないへこみや傷の段差を埋めるのにパテを使用する場合もあります。 軽度の被害はもちろんのこと中程度の被害にも対応可能です。デントリペアでは修理が難しいといわれるピラー部分も問題なく修理できます。 パーツ交換 パーツ交換とは、その名の通りクルマのパーツを交換する方法です。デントリペアや板金塗装でも対応ができないほど重大な被害にあってしまった場合に行います。デントリペアや板金塗装では、歪みやへこみなどが完全に元通りにならないケースも見受けられますが、パーツ交換であれば基本的に新品パーツに取り替えるため、仕上がりを心配する必要もありません。 なお、雹によって被害にあいやすいパーツとしては、ボンネット、ルーフパネル、トランクフード、フロントガラス、ヘッドライトなどが挙げられます。 雹害車の修理を依頼できる業者 雹害車の修理を依頼できる業者は、以下の4つです。 ・ディーラー・整備工場・板金修理工場・デントリペア専門店 新車の場合は、購入したディーラーに修理を依頼するのが一般的です。工場に依頼するのであれば、整備工場でも板金修理工場でも問題ありません。 デントリペア専門店とは、その名の通りデントリペアを専門に行う業者です。デントリペアに特化しているため、知識と経験を活かした質の高いサービスに期待できるでしょう。ただし、デントリペアは非常に難しい技術です。経験の浅い業者に依頼してしまうとかえって仕上がりが悪くなってしまうため、慎重に業者を選びましょう。 雹害車の修理費用 雹害の修理費用はクルマの状態によって異なります。被害状況別に修理費用の相場をみていきましょう。 軽度な被害 軽度な被害であればデントリペアで修理できる可能性があります。軽度な被害とは、1個のへこみの大きさが1~2cm程度でぱっと見では雹害だとわかりにくく、被害箇所が数箇所程度の状態です。1箇所あたり1〜3万円ほどの修理費用がかかります。 中程度の被害 中程度の被害にあってしまった場合は板金塗装での修理がよいでしょう。中程度の被害とは、1個のへこみの大きさが2~3cm程度で一目で雹害とわかる状態です。ルーフパネル、ボンネット、トランクフードまで板金塗装した場合で、15万〜30万円程度が相場です。 重度な被害 重度な被害の場合は、パーツを丸ごと交換しなければなりません。重度の被害とは、1個のへこみの大きさが3cmを超え、クルマ全体がボコボコの状態を指します。各パーツの交換費用の目安は以下のとおりです。 ・ルーフパネル 10万〜30万円・ボンネット 6万〜10万円・トランクフード 10万〜15万円・ドアパネル(1枚あたり) 10万〜30万円 雹害車には車両保険が使える 深刻な雹害にあった場合、クルマの修理もしくはパーツの交換費用は高額になってしまいます。車両保険が使えるのかどうか不安な方もいるかと思いますが、結論からいうと使用可能です。ここからは、雹害にあった際の車両保険の特徴や注意点について解説します。 雹害車は「エコノミー型」でも補償される 車両保険には「一般型」と、保険料が安い「エコノミー型」の2種類があります。補償範囲が限定的な「エコノミー型」にも「飛来・落下物との衝突」が含まれており、雹害への補償が可能です。 なお、クルマが全損だった場合は、免責金額は引かれずに、設定された車両保険金額が保険金として支払われます。全損には、クルマが大破して修理不可能な状態の「物理的全損」と、修理費用が保険金額を超えた場合の「経済的全損」の2種類があります。たとえば、修理が可能ではあるものの保険金額が100万円で修理費用が120万円だった場合は、経済的全損の対象です。 雹害で保険を使うと1等級ダウンする 雹害で車両保険を使った場合、翌年は1等級ダウンします。また、事故あり係数適用期間が1年加算されます。なお、他のクルマとの衝突事故や単独事故の場合は3等級ダウンです。雹害などの自然災害による被害は、人為的な判断ミスや運転ミスによる事故ではないため、1等級ダウンだけで済みます。 また、1等級ダウンの場合は事故あり係数適用期間が2年後にはリセットされるため、車両保険を利用するメリットは大きいといえるでしょう。 保険の請求期限は「事故発生から3年以内」 雹に限らず、車両保険の請求期限は損害を受けてから3年です。つまり、雹が降った日から3年以内に請求しなければ、保険金を受け取ることができません。 また、期限ギリギリに請求すると雹とクルマの損傷の関連性が十分に認められず、保険金が減ってしまう場合があります。損害の程度にかかわらずなるべく早めに手続きしましょう。 修理しなくても保険を使ってOK クルマを修理せずに保険金のみを受け取ることも可能です。保険金は修理費用としてではなく、クルマの買い替えの資金や他の用途にも使えます。ただし、保険金を確定させる必要があるため、整備工場もしくは板金塗装工場に概算見積もりをしてもらわなければなりません。工場によっては見積もり費用が発生するケースもあるため、事前に料金を確認しておきましょう。 また、受け取った保険金でクルマを買い替える場合は、納車されるまでの間に代車が必要なケースもあります。たとえば、雹害によりフロントガラスが割れてしまった場合、そのまま公道を走ると違反行為とみなされます。(道路交通法「62条」) 走行に支障をきたす故障や不具合がある場合には、代車を手配しなければなりません。保険会社によっては代車を手配する特約を用意している場合もあるため、ご自身が契約した内容を確認してみてください。 雹害車を修理すると「修復歴あり」になる可能性がある 雹害で修理した場合、クルマが「修復歴あり」扱いになる可能性があります。 雹は大きいものだとゴルフボール程度の大きさで、時速100km以上もの速度で落下します。ルーフパネルやリアフェンダーなどのいわゆる骨格と呼ばれる部分にも深刻なダメージを与えるケースも多く、前述の通りパーツを丸ごと交換することも珍しくありません。骨格部分を交換すると「修復歴あり」になってクルマの価値が落ちてしまいます。将来的に売却する際の査定額にマイナスな影響が出てしまうため、留意しておきましょう。 雹害車の修理の判断のポイント ここからは、雹によりクルマに傷がついた場合に、確認しておきたい2つのポイントを解説します。 保険の等級を考慮する 雹による傷は車両保険の補償範囲内です。しかし、保険を使用すると翌年の等級が1つ下がってしまいます。2年後にはもとの等級に戻りますが、事故あり係数適用期間の加算も重なることで保険料が高くなります。 大手ネット型保険のサイトでシュミレーションしたところ、現在の保険料が3万円、15等級の方が1等級下がると1万8,000円の増額されるという結果になりました。小さい金額ではないため、保険の等級が変わる影響について、検討したほうがよいでしょう。 修理費用と被害の程度を総合的に見て判断する 雹による被害の程度に応じて、適切な方法を選択する必要があります。被害の程度によっては、修理よりも交換のほうが安く済みます。 たとえば、ボンネットはルーフパネルやトランクフードに比べて交換費用が安価です。また、修理や交換をすると修復歴有りの扱いになり、将来的な査定額に大きく影響する可能性があります。こうしたことを踏まえて、対応を検討しましょう。 クルマの雹害の対策方法 ここからは、雹被害からクルマを守るための方法を2つ紹介します。 カーポートの設置 カーポートは、車庫スペースに屋根と柱を設置してクルマを保護する設備です。雹をはじめ、紫外線や鳥のフンなどからクルマを守る役割を果たします。塗装やボディの劣化を防止できたり、洗車の頻度を減らせたり、雨の日に傘を差さずに乗降できたりするなどのメリットがあります。 一方で、設置する際の初期費用と破損した場合の修理費用など、コスト面の考慮が必要です。また、設置場所にスペースがないと、柱の分だけ狭くなるため駐車しにくくなる可能性もあります。 メリットとデメリットを踏まえて、カーポートを設置するかどうか決めましょう。 毛布や厚手のボディカバーで覆う 毛布や厚手のボディカバーは、雹が直接クルマに当たるのを防いでくれるため、ボディやガラスの損傷を軽減してくれます。カーポートよりも手軽に入手できるため、スペースやコストの部分で難しい場合の選択肢といえるでしょう。 なお、毛布は水を吸うことで重くなり、固定が十分でなければズレてしまいます。また、ボディカバーは毛布ほどの厚みがありません。併用したり座布団を置いてから被せたりするとよいでしょう。 雹害を受けた車は自分で修理できる? 金属部分の凹みを自分で修理するのは難しいですが、浅い傷や樹脂パーツの凹みは、自分で修理ができます。 それぞれの対応方法は、下記のとおりです。 ・傷への対応方法:タッチペンやコンパウンドで傷を埋める・凹みへの対応方法:ドライヤーで温めて形を戻す いずれの方法も1万円未満で用意できます。ただし、方法を誤ると、状態が悪化する可能性があります。クルマをできるだけ元の状態に復元したい場合や、雹害の程度が深刻な場合は、ディーラーや修理業者へ相談するとよいでしょう。 まとめ 雹害車の修理方法と費用、依頼できる業者、車両保険について解説しました。 雹害車の修理方法は、先述の通り「デントリペア」「板金塗装」「パーツ交換」の3つがあります。被害の程度によって適切な修理方法や費用が異なりますが、雹害にあうと高額な費用がかかってしまうケースが多いです。しかし、車両保険に加入していれば補償されるため契約内容を確認したうえで、修理と手続きを進めましょう。 しかし、数十年も前に発売された古いクルマだと車両保険を付帯できないケースが多いです。パーツも少なく修理するにも費用がかさむ可能性もあるため、思い切って売却するのも1つの方法といえるでしょう。
中古車には「車検整備付き」や「車検付き」という表示があります。言葉は似ていますが、購入の際に実際に支払う金額に差が出てきます。この記事では、車検整備付きと車検付きとの違い、車検整備付きの車を選ぶメリットとデメリットについて、詳しく解説します。 車検整備付きとは 車検整備付き車とは、現在車検切れしているクルマを、中古車業者が車検を通して納車してくれるクルマのことです。表示価格には、車検を受ける前に必要な整備費用までが含まれます。法定費用という、自賠責保険、自動車重量税と印紙代を加算すれば、中古車を購入できます。 車検切れしているクルマには他に「車検整備なし」や「車検なし」の表示もあります。これらは中古車業者では車検を通すための整備や、車検を通す手続きはしません。車検に関する作業や手続きは、全て購入者が対応する必要があります。 車検整備付きと車検付きの違い 車検付きとは、車検の満了期間が残っているクルマです。購入時に車検を通す作業は不要なので、名義変更を済ませれば、すぐに乗車することができます。ただし残っている車検の満了期間は、選ぶクルマによります。満了期間が近ければ、クルマを購入してすぐに、車検を通すための手続きと費用が必要になります。 車検整備付きの車を選ぶメリット 車検整備付きのクルマを選ぶことで得られるメリットは、下記の2つです。 中古車を購入後2年間は車検を気にせずに乗ることができる 車検整備付きの中古車には、2年間の車検がついています。車検が残っている個体の場合、乗り換えてすぐに車検のタイミングを迎えるケースは少なくありません。 車検を通す際は費用がかかるうえに、完了するまではクルマに乗ることができないため、ストレスを感じる方もいるでしょう。車検整備付きであれば、納車後の早いタイミングで車検を受ける必要がないため、2年後の車検まで車に乗り続けることができます。 車検を依頼する事業者を自分で探さなくて済む 車検は、カーディーラーや整備工場などさまざまな選択肢の中から自身に合った依頼先を見つける必要があります。それぞれの特徴を理解したうえで探すことに負担を感じる方は少なくありません。 たとえば、安心感や信頼性を重視してカーディーラーで車検を受けると費用が高くなり、自分で整備工場に持ち込む場合は費用を抑えられるものの工場によっては手間がかかります。 車検整備付であれば、慌てて車検の依頼先を探す必要がなく、納車後の2年間で比較検討できる余裕があります。 車検整備付の車を選ぶデメリット 車検整備付きのクルマを購入する際には、いくつか注意しなければならないこともあります。ここでは、主なデメリットを3つ紹介します。 中古車業者が車検を通すための期間は乗車できない 車検を通してからの受け渡しになるため、納車のタイミングを予測しにくい点がデメリットです。特に販売店が繁忙期の場合、納車が予定より遅れてしまう可能性もあります。自分ではコントロールできない部分のため、車検整備付きのクルマは納車期間に余裕がある方の選択肢といえるでしょう。 表示価格から追加される費用がわかりにくい 車検整備付きのクルマには、法定費用が追加されます。実際に車検を通す場合、年式や車輌重量など複数の条件によって費用が決まるため、クルマ選びの段階では正確な金額が見えにくい点がデメリットです。 購入価格が高いのか安いのか判断が難しい 車検整備付きのクルマは、2年間の車検が付いて安心ですが、車検が残っている個体や車検なしの個体に比べて割高です。 自分で車検を通す場合、車検整備付きとして販売されている個体より安くなる可能性もあるため、購入価格が適正かどうか比較検討しましょう。具体的には、車検整備付きのものとそうではないものの価格を比較し、走行距離やクルマの状態の差も考慮しつつ、価格が適正かどうかを判断します。 車検整備付きは本当にお得なの? 車検整備付がお得になるか否かは、購入者本人の希望次第です。以下の条件に当てはまる方は、車検整備付の中古車の購入が向いています。費用を少しでも安く抑えたい方は、車検整備無しや、車検なしの中古車の購入も検討すると良いでしょう。 ・中古車業者が車検を通す時間を待つことができる・中古車を購入したら、なるべく長く車検を気にしたくない方・自分で車検を通す業者を探すのが手間だと感じる方 車検整備付きについてよくある質問 車検整備付きの中古車について、よくある3つの質問に回答します。 車検整備別の中古車との違いは? 車検整備付きの中古車を購入する際は、法定費用が追加でかかります。一方、車検整備別の中古車は、法定費用に加えて整備費用も必要です。 新車未登録の中古車との違いは? 新車未登録の中古車は、新車と同じ扱いのため、車検に関する追加費用がかかりません。また、車検期間も3年間と1年長い点が車検整備付きとは異なります。 予備車検付きの中古車との違いは? 予備車検付きの中古車には、ナンバープレートが付いていません。公道を走れるかどうかの予備車検のみを実施しており、購入後3ヶ月以内に運輸局で本登録の手続きが必要です。通常の車検(法定点検)は通っていないため、安全性の観点から車検を受けることが大切です。
車の修理が必要になった場合、保険を使えば修理費用が補償されます。ただし、保険を使うには一定の条件があるため、補償してもらえるのか不安に思う方もいるでしょう。また、翌年の保険料も上がるため、保険を使うかどうかは慎重に判断する必要があります。この記事では、車の修理費用を補償してもらえるケースや、保険を使う判断基準などを紹介します。 車の修理に保険を使えるケース 車の修理には「対物賠償責任保険」と「車輌保険」を使えます。ただし、補償の対象が「他人の車」と「自分の車」かで使う場面が異なるため、違いを把握しておきましょう。まずは、車の修理に保険を使えるケースを紹介します。 他人の車に損害を与えた場合 相手の車に損害を与えたケースでは「対物賠償責任保険」を使います。対物賠償責任保険は、他人の所有物に損害を与えてしまい、法律上の損害賠償責任を負った際に、相手へ保険金が支払われます。 たとえば、他人の車や所有物、電柱やガードレールなどを壊した場合に対物賠償責任保険で補償が可能です。補償金額は、契約時に決めた保険金額となり、1,000万円〜無制限まで設定できます。 ただし、記名被保険者やその家族の車は、補償対象外なため注意しましょう。具体的には、記名被保険者の以下の方が補償対象外です。 ・配偶者・子ども・親 なお、契約車輌を運転している方の配偶者や子ども、親も補償対象外です。 自分の車を修理する場合 事故や災害などで自分の車を修理する場合は「車輌保険」を使います。盗難や当て逃げ、いたずらによる落書きなどでも、修理費用を補償してもらうことが可能です。ただし、車輌保険には「一般型」と「エコノミー型(車対車)」の2種類があり、加入しているタイプによっては補償対象外になるケースもあります。 一般型は補償範囲が広く、以下のケースで車輌保険を使えます。 ・他の車との接触や衝突・単独事故・火災や台風などの災害・落下物との衝突・落書きやいたずら・盗難・当て逃げ 一方、エコノミー型は保険料を抑える代わりに補償範囲が狭いタイプであり、単独事故や当て逃げをされた際は補償対象外です。たとえば、車庫入れの失敗や駐車中に他の車に擦られた際にできた損傷は補償されません。 また、補償金額の限度額は契約時に設定された「車輌保険金額」です。保険証券をチェックして、加入しているタイプや車輌保険金額を確認しましょう。なお、地震や津波、火山の噴火が原因で車が故障した場合は、タイプを問わず補償対象外になるため注意してください。 車の修理に保険を使うと翌年の保険料が上がる 車の修理に保険を使うと、翌年の保険料が上がります。自動車保険には「1〜20等級」まであり、等級が高いほど保険料が安くなります。たとえば、20等級の「63%」に対して、17等級の割引率は「44%」です。 自動車保険は基本的に「6等級」からスタートし、無事故の場合は翌年に1等級アップします。保険を使った場合は「1等級」もしくは「3等級」ダウンする仕組みです。 参考:東京海上日動公式Webサイト よくある質問「ノンフリート等級別割引・割増制度の割増引率の決定方法を教えてください」 4等級以下からは割引率ではなく「割増率」が適用されるため、等級が低いと保険料が高くなることも把握しておきましょう。ただし、保険会社と共済の自動車保険では、割引率や割増率が異なるケースがあります。具体的な割引率や割増率は、加入している保険会社や公式Webサイトを確認しましょう。 また、事故の内容に応じて下がる等級数が定められているため、保険を使う際の参考にしてみてください。 ■3等級ダウン事故 ※主に自分に過失がある事故 ・車同士の事故で車が壊れた・当て逃げ・自転車や通行人をケガさせた・建物や電柱など他人の所有物に衝突して壊してしまった 当て逃げは自分に過失はないものの、3等級ダウンに該当します。加害者が見つかった場合は、相手に修理費用を請求できるため、ドライブレコーダーや防犯カメラを使って対策しておくとよいでしょう。 ■1等級ダウン事故 ※自分に過失がない事故 ・自然災害・落下物との衝突・盗難・いたずらによる落書きや窓ガラスの破損 なお、弁護士費用特約や人身傷害保険特約などはノーカウント事故のため、保険を使用しても翌年の等級は下がりません。 車の修理に保険を使うかどうかの判断基準 車の修理に保険を使うかどうかは「修理費用」と「元の等級に戻るまでに余分に支払う保険料」を比較して判断しましょう。修理費用の方が高額な場合は、保険を使うとよいでしょう。 たとえば、当て逃げにより保険を使う場合は「3等級ダウン」に加え「事故有係数適用期間 3年」が加算されるため、保険料は以下のように上がります。 ■車の修理に保険を使った場合※は余分に支払う保険料 年 等級/事故歴 保険料 事故年 20等級/無事故 8万円 1年後 17等級/事故有 12万1,000円※4万1,000円 2年後 18等級/事故有 11万7,000円※3万7,000円 3年後 19等級/事故有 10万8,000円※2万8,000円 上記の場合、20等級に戻るまで「10万6,000円」かかります。修理費用が10万6,000円以下の場合は、保険を使わずに自費で修理したほうが、結果的に支払う金額を抑えることが可能です。 また、保険を使うといくら保険料が上がるかどうかは、保険会社に問い合わせると試算してもらえます。保険料がいくら上がるのかを試算してもらい、車の修理に保険を使うかどうかの判断基準にしてみてください。 車の修理に保険を使うときの流れ 保険を使うときの流れを把握しておくと、スムーズに車を修理できます。続いて、車の修理に保険を使うときの流れを紹介します。 まずは警察署に連絡する 事故を起こした場合、ケガ人の救護を行った後に警察署へ連絡します。事故が原因で保険を使うには、警察署で発行された「事故証明書」が必要です。スムーズに保険で車を修理できるよう、警察署に必ず事故処理をしてもらいましょう。 なお、当て逃げやいたずらをされた場合は、発覚した時点で警察署に連絡しましょう。 保険会社に連絡する 警察の事故処理が完了したら、加入している保険会社に連絡します。保険を使うかどうか決めていなくても、事前に相談しておけばスムーズに保険金を補償してもらえるため、事故時に連絡しておくとよいでしょう。 また、保険会社に連絡したタイミングでは、以下の情報を確認されます。 ・契約者・証券番号・事故の状況・被害者の有無 保険会社の連絡先や証券番号は保険証券に記載されているため、チェックしてみてください。 修理費用の見積をしてもらう 保険会社への連絡が完了したら、保険金を確定させる必要があるため、ディーラーや修理工場で修理費用の見積をしてもらいます。どこに見積を依頼すればよいのか迷った場合は、保険会社に相談すると、車に適した修理業者を紹介してくれます。ただし、修理工場によっては見積費用が発生するケースがあるため、入庫前に費用の有無を確認しておきましょう。 見積書を保険会社に提出する 見積書を保険会社に提出して、内容が承認されるまで待ちます。見積を依頼したディーラーや修理工場によっては、保険会社にそのまま見積書を提出してくれるため、スムーズに車を修理できるケースもあります。 また、事故の状況によっては「事故証明書」や「事故発生状況報告書」などの書類の提出も求められるため、事前に用意しておきましょう。 保険金が振り込まれる 事故の内容が承認されたら、車を修理したディーラーや修理工場に保険金が振り込まれます。車を修理せずに保険金のみを受け取る場合は、自分の口座に入金されます。受け取った保険金は、買い替え費用や他の用途にあてることも可能です。 車に保険を使えないケース メンテナンス不足や経年劣化が原因で車が故障した場合は、保険を使えません。修理費用が補償されるのは、あくまでも以下の場合に限るため、混同しないよう注意しましょう。 ・事故・事件・災害(地震や津波、火山の噴火を除く) ただし、メンテナンス不足や経年劣化による故障が原因で事故を起こした場合は、車の保険が使えます。たとえば、エンジンの故障で停車した際、後車に衝突された場合は保険を使うことが可能です。事故による損傷は保険を使えても、エンジンの修理費用が補償されるかは保険会社によって異なるため、問い合わせて確認してみてください。 なお、無免許運転や酒気帯び運転した際に起こした事故や、改造車輌には保険が適用されないことを把握しておきましょう。 車の修理に保険を使う場合は免責金額に注意 免責金額を設定している場合は、修理費用の一部を自己負担する必要があるため注意しましょう。保険は、契約時に免責金額を設定することで、保険料を抑えられます。たとえば、修理費用が30万円で免責金額を3万円で設定した場合、保険金として支払われる金額は27万円です。 ただし、修理費用が車輌保険金額を上回った場合や、物理的に修理が不可能な「全損」となった場合は、免責金額が引かれないため保険金を全額受け取れます。保険証券をチェックして、免責金額を設定しているかどうか確認しましょう。 まとめ 他人の車は「対物賠償責任保険」自分の車には「車輌保険」を使うと、修理費用が補償されます。ただし、保険を使うと1等級もしくは3等級ダウンになるため、翌年の保険料が上がるデメリットがあります。 実際にかかる「修理費用」と「元の等級に戻るまでに余分に支払う保険料」を比較して、保険を使って修理するかを判断しましょう。 なお、保険金は必ず修理費用にあてる必要がなく、買い替え資金や他の用途にも使えます。年式が低く走行距離が多い場合は、修理ではなく買い替えも検討してみましょう。
購入時や保有段階で複数の税金が課される自動車。日本は高年式で環境性能が優れている自動車ほど優遇される税制度です。海外でも自動車税は存在し、税金額は各国によって異なります。この記事では、海外で課される自動車の税金額や、輸入車の税金に関する注意点などを紹介します。 日本の自動車に関する税金の種類 日本の自動車に関する税金は、毎年課せられる「自動車税(種別割)」や車検時に支払う「自動車重量税」などです。車の自動車税(種別割)は排気量が上がるほどに税金額が高くなるほか、初度登録から13年経過すると15%、18年を超えるとさらに重課される仕組みです。 車検時に支払う「自動車重量税」は、車両重量に応じて税金額が決まります。自動車税(種別割)と同様に初度登録から13年、18年を超えるとさらに重課され、古い車ほど税金額が高くなります。 一方、環境性能が優れている高年式車には「エコカー減税」や「グリーン化特列」などの減免制度があるため、税金額を抑えることが可能です。なお、購入時には「自動車取得税(環境性能割)」や、燃料を給油するときに発生する「ガソリン税」、修理や部品代には10%の消費税がかかります。 海外における自動車に関する税金額はどれぐらい? 海外では各国によって税制度が異なり、日本より税金額が低い国もあります。続いて、海外で課せられる車の税金を紹介します。 アメリカ・カナダ アメリカとカナダは、日本に比べて車にかかる税金の種類が少なく、「車両登録税」のみを年に一度納税します。「車両登録税」とは、日本で例えるとナンバープレート発行料のような税です。税金額は州や連邦ごとに異なり、以下に応じて決められ、日本円にすると「1,000円〜15,000円」程度です。 ・車両総重量・年式・車両価格 また、ガソリンも日本に比べて価格が低く、少ない維持費で車を所有できるため、大型SUVやピックアップトラックなどの排気量が大きい車の需要が高い国です。 ドイツ ドイツは取得段階では課税しておらず、年に一度「自動車税」を納税する必要があります。税金額は排気量やCO2排出量に応じて決まり、以下が課税されます。(1ユーロ:148円※2023年6月1日時点) ■排気量基準・ガソリン車 100ccあたり2ユーロ ・ディーゼル車 100ccあたり9.5ユーロ ■CO2排出量基準 1g/kmあたり2ユーロ 走行1kmあたりのCO2排出量が100g未満の場合は、免除になる制度もあるため、環境性能が優れている車は税金額を抑えることが可能です。ただしガソリン税は、日本が1Lあたり「0.4ユーロ」である一方、ドイツでは「0.66ユーロ」と、高めに設定されています。 また、以下の条件を満たす車は「旧車優遇制度」が適用され、年間の自動車税が一律191ユーロになります。1.生産されてから30年以上経過している2.オリジナルの状態が保たれている3.走行に支障をきたす欠陥がないと判断された車 出典:外車王『意外?納得?ドイツにおける「Hナンバーの取得をあえて行わない」その理由とは』 ドイツは、古い車ほど重税される日本とは異なり、クラシックカーが優遇されている国です。なお、旧車優遇制度が適用された車は、ドイツ語で「歴史的(ヒストリック)」を表す「Hナンバー」が付与されます。 イギリス イギリスは、年に一度「自動車税」を支払う必要があり、CO2排出量に応じて税金額が決まります。A〜Mまで車両クラスが設定されており、1km走行時のCO2排出量が多いほど、税金額が高くなる仕組みです。 Gクラス以降は「初年度」と「標準(2回目以降)」でも税額が異なります。具体的な車両クラスごとの税金額は以下のとおりです。 ※1ポンド=173円 (2023年6月1日時点) 車輌クラス(CO2排出量) 初年度 標準 A 〜100g/km 0ポンド 0ポンド B 101〜110g/km 0ポンド 20ポンド C 111〜120g/km 0ポンド 30ポンド D 121〜130g/km 0ポンド 90ポンド E 131〜140g/km 110ポンド 110ポンド F 141〜150g/km 125ポンド 125ポンド G 151〜165g/km 155ポンド 155ポンド H 161〜175g/km 250ポンド 180ポンド I 176〜185g/km 300ポンド 200ポンド J 186〜200g/km 425ポンド 235ポンド K 201〜225g/km 550ポンド 245ポンド L 226〜255g/km 750ポンド 425ポンド M 255g/km〜 950ポンド 435ポンド 引用元:総務省公式Webサイト「イギリスのVEDの税率」 また、2001年3月以前に登録された車はCO2排出量ではなく、排気量で税金額が設定され、以下の自動車税を支払う必要があります。 ・1,549cc未満 135ポンド・1,549cc以上 220ポンド なお、1973年1月1日以前に登録された車は自動車税が免除されるため、ドイツと同様にクラシックカーが優遇されている国です。 フランス フランスでは、取得時に27〜46ユーロ程度の「車両登録税」が発生します。(1ユーロ:148円※2023年6月1日時点)税額は馬力や地域によって異なり、パワーがある車ほど税金額が高い仕組みです。 また、取得時にCO2排出量が多い車に対しては重課、少ない車の場合は国から補助金が支給される「Bounus/Malus制度」もあります。「Bounus/Malus制度」は、環境性能が優れた車への買い替えを促進することを目的として、2008年1月に導入されました。 フランスは、日本と同様に環境性能が優れていない車に対して多く課税する国です。なお、車を所有している企業に対しては「自動車税」が課税され、税金額はCO2排出量によって決まります。 海外の車の税金に関する注意点 海外の車を日本で利用する場合は、国産車と同様の税金を納める必要があり、購入時も10%の消費税がかかります。続いて、海外の車の税金に関する注意点を紹介します。 輸入車の税金は国産車と同じ 輸入車も国産車と同様に、日本の税制度が適用されます。年に一度の自動車税や車検時の自動車重量税はもちろん、購入時の取得税も国産車と同様に納税する必要があります。輸入車が生産されている国の税制度が適用されるわけではない点に注意してください。 輸入車に関税はかからない 日本では輸入車に関税はかからないため、10%の消費税のみで購入できます。関税とは輸入品に課される税金のことで、自国の産業を保護するために定められています。 外国から安い商品が多く輸入されてしまうと、国産品が売れなくなることを避けるため、輸入品に関税をかけている国がほとんどです。例えば、他国が国産乗用車を輸入する場合、アメリカは「2.5%」中国では「15%」の関税がかかります。 日本では、車や車関連部品に関税がかからないことを把握しておきましょう。