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【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
コペンはダイハツが製造・販売する軽自動車規格のオープンスポーツカーです。2002年に初代がデビューし、現在は2代目に代替わりしています。現行型は中古でも100万を超えるものがありますが、初代のL880K型はお手頃な価格で購入できるようです。しかし「10年以上前の古い車は維持費がいくらになるんだろう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事では初代L880K型コペンにかかる維持費について解説いたします。 初代L880K型コペンの特徴 初代L880K型コペンは、軽量コンパクトなボディの本格的なオープンスポーツカーとして人気を博しました。デビューした2002年当時、市場の大半をATが占めておりMTを選択できる車種はあまり多くありませんでした。しかし、コペンは発売当初からMT車をリリースしていたために、クルマ好きの心を掴んだといわれています。また、高級オープンスポーツカーのような自動電動開閉ルーフ「アクティブトップ」が装備されたモデルがラインナップされた点も特徴の一つです。曲線で構成されたデザインもコペンならではの魅力で、性別・年齢問わず多くのドライバーから支持されました。 初代L880K型コペン維持費の内訳 続いて、初代L880K型コペンの維持費について5項目に分けて解説します。 燃料代 初代L880K型コペンはATとMTで燃費が変わります。 AT:15.2〜16.0km/リットルMT:18.0〜18.8km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費についてはそれぞれ2km/リットル程度悪くなるといわれています。ガソリンはレギュラー仕様です。 ここからは金額をシミュレーションします。 初代L880K型のATモデルを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約74リットル使用(*1)し燃料代は12,051円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、144,622円(*2)です。*1 燃費は13.5km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 自動車税 次に、軽自動車規格である初代L880K型にかかる自動車税を算出しましょう。 2022年11月現在、軽自動車の自動車税は10,800円/年です。しかし、初代L880K型コペンの多くは車齢が13年を超えるため、重課税されて12,900円かかります。 任意保険 初代L880K型の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):35万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約77,000円/年でした。車両保険は35万円まで補償されます。 車検 初代L880K型コペンの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:19,730円(24ヶ月)自動車重量税:8,200円(24ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:1,400円車検料:50,000円合計:79,330円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 重量税に関しては、軽自動車に区分されます。通常は6,600円ですが、初年度登録から13年以上経過している場合には8,200円かかるので注意しましょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。初代L880K型コペンのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって3万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。初代L880K型コペンのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 初代L880K型コペン年間維持費はいくら? 初代L880K型コペンの維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらになるのでしょうか。 <自家用車登録の初代L880K型コペン年間維持費>燃料代:144,622円自動車税:12,900円任意保険:77,000円車検:39,665円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:30,000円合計:304,187円 月額では25,300円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。 初代L880K型コペンは維持費が安いスポーツカーとして大人気 車齢13年超えで重量税されるとはいえ、軽自動車の場合は大きく負担は増えません。そのため、中古市場で大人気です。初代L880K型コペンの売却は今が最適な時期かもしれません。近年、世界中で半導体不足が叫ばれ、新車の納期が大幅に遅れる事態が発生しており、め中古車の需要が高まっています。また、一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていましたが、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点でのデータです
セドリックといえばトヨタのクラウンと並ぶ日産の高級セダンです。1960年〜2004年まで製造・販売されていました。7代目のY31系はクラウンとの差別化でスポーツグレード「グランツーリスモ」を生み出し大きな話題になりました。最近では旧車人気でY31系セドリックが注目されています。しかしY31系セドリックは最終型でも約20年前のクルマ。「古い車は維持費がいくらかかるんだろう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではY31系セドリックにかかる維持費について解説いたします。 Y31系セドリックの特徴 Y31系は7代目のセドリックです。現在のクルマにはない角張ったシルエットで、セダンのお手本のようなデザインです。デビュー時の1987年はライバルのクラウンに売上で大きな差をつけられていましたが、Y31系ではスポーツグレード「グランツーリスモ」が登場し、高級セダンに走行性能という武器を備え差別化を図りました。今でこそ一般化していますが、高級セダンのスポーツグレードはY31系セドリックが国産車の先駆者でした。 Y31系セドリック維持費の内訳 Y31系セドリックの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 Y31系セドリックには2リットルと3リットルの2種類の主要エンジンが存在します。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2リットルエンジン:8.1〜10.6km/リットル3リットルエンジン:7.9〜8.8km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費については2リットル・3リットルともに6〜7km/リットル程度といわれています。ガソリンは一部上級グレードでハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。 人気のY31系セドリックグランツーリスモを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンは約167リットル使用(*1)し燃料代は28,950円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合は、347,400円(*2)です。*1 燃費は6km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2リットルのY31系セドリックグランツーリスモの価格を算出しましょう。 2022年12月現在、1.5リットル超~2.0リットル以下の自動車税は39,500円/年です。Y31系セドリックグランツーリスモは車齢が13年を超えるため、自動車税は重課税され45,400円かかります。 任意保険 Y31系セドリックグランツーリスモの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):10万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約74,000円/年でした。車両保険は10万円まで補償されます。 車検 Y31系セドリックの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:119,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します Y31系セドリックグランツーリスモは、重量税が1.0トン超~1.5トン以下の区分になります。重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により37,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため、車検代が跳ね上がる可能性が考えられます。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。Y31系セドリックグランツーリスモのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。Y31系セドリックグランツーリスモのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 Y31系セドリックグランツーリスモ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、Y31系セドリックグランツーリスモの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のY31系セドリックグランツーリスモ年間維持費>燃料代:347,400円自動車税:45,400円任意保険:74,000円車検:59,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:576,605円 月額では48,000円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げることができます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかってきます。 Y31系セドリックグランツーリスモの維持費が高いと思った時の対処法 自動車税と重量税がかさむため、旧車の維持にはそれなりに費用がかかります。もし、Y31系セドリックグランツーリスモの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
アルファロメオSZといえば、アルファロメオ75をベースに、アルファロメオ、ザガート、フィアットがコラボして制作したクーペモデルです。押し出し感の強いデザインで一部の熱狂的なファンに愛されています。実際に手に入れたいと思っても旧車のイタリア車は維持費が心配になりますよね。この記事ではアルファロメオSZにかかる維持費について解説いたします。 アルファロメオSZの特徴 アルファロメオSZは1989年から1991年まで販売されたクーペモデルです。製造にはイタリアを代表する企業のザガートとフィアットも参画しました。SZは「Sprint Zagato(スプリント ザガート)」の略称です。特徴的なデザインから「イル・モストロ(怪物)」と呼ばれました。1992年にはオープンモデルのRZ「Roadster Zagato(ロードスター ザガート)」も登場しました。アルファロメオ SZ/RZは一代限りのモデルでカルト的な人気を誇っています。 アルファロメオSZ維持費の内訳 アルファロメオSZの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 アルファロメオSZのエンジンは2,959ccのV6です。ハイオク限定車で実燃費は10km/リットルほどと言われています。大排気量のV6エンジンを搭載している割には意外と燃費が良いですね。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約100リットル使用(*1) し、燃料代は17,370円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、208,440円(*2) かかります。*1 燃費は10km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以前の2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は51,000円/年です。アルファロメオSZは車齢13年を超えるため、自動車税は重課税され58,600円かかります。 車検 アルファロメオSZの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:150,000円合計:209,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 国産車と比較すると車検代が大幅に上がってしまいます。一般的な整備工場では輸入車の受け入れが難しい場合があり、特にイタリア車だとは対応できる工場が少ないため、費用が上がってしまうのです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。アルファロメオSZのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。軽く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。アルファロメオSZのタイヤ交換が発生する場合は10万以上追加でかかるケースもあります。 アルファロメオSZ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、AE86の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のAE86年間維持費>ガソリン代:208,440円自動車税:58,600円車検:104,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:421,845円 あとは、任意保険の費用がかかります。クルマが激レア車のため一般的なネット型保険だと加入できない可能性があります。輸入車のクラシックカー対応保険に加入すると年間20万円ほどかかるかもしれません。任意保険代も含めると621,845円が維持費の総額になります。 月額では51,820円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料の金額を下げられます。 また、ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生するため注意しましょう。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 アルファロメオSZの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量のイタリア希少車の維持費はさすがの値段ですね。また、発売から30年以上経過するクルマであることから、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。アルファロメオSZの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
過走行車とは、平均的な走行距離よりも長距離を走行している車のことです。消耗部品が激しく劣化している可能性がある一方で、エンジンのように定期的に動かした方が良いパーツは状態が良好な傾向があります。 本記事では過走行車の特徴やメリット、リスクから選び方まで詳しく解説します。 過走行車とは 過走行車に明確な定義はありませんが、「一般財団法人日本自動車査定協会」では車の標準的な走行距離の目安を1年に1万km程度としています。 中古車市場では、1年に1万km程度よりも多く走行している車のほか、年式にかかわらず10万キロを超えた車も過走行車として扱われることが一般的です。 過走行車が壊れやすいって本当? 過走行車だからといって、必ずしも壊れやすいわけではありません。走行距離が多ければ、タイヤやブレーキパッドといった消耗部品の劣化は進んでいることが考えられますが、部品を交換すれば安全に走行することができます。壊れることよりも、メンテナンス時の部品交換に費用がかかる点に注意すべきでしょう。 また、樹脂製の部品や塗装の劣化によるボディの錆などは、走行距離だけではなく車の使用環境や時間経過の影響を受けます。そのため、過走行車だから壊れやすいとは限りません。 過走行だけではなく低走行にもリスクがある 過走行とは反対に、極端に走行距離が少ない車にもリスクがあります。例えば、走行時に発生するエンジンやトランスミッションの汚れは、オイルが循環することで浄化されます。低走行車の場合、オイルの循環による浄化作用が少ないため、調子が悪くなりやすいでしょう。車には、日常的にほど良く使われていた方が良好な状態を維持しやすいという特徴があります。 過走行のメリット 全ての過走行車に当てはまるわけではありませんが、主なメリットは次のとおりです。 価格が安い 一般的に、走行距離が長くなればなるほどに価格が安くなります。これは、走行距離が延びるにつれて中古車市場における人気が低くなるためでしょう。ただし、走行距離の価格への影響度は車によって異なるため、同じ走行距離でも年式やその他のパーツの状態などが異なれば価格にも差が生じます。 エンジンなどの調子が良い 日常的に走行している車は、エンジンのオイル循環による汚れの浄化作用が高いため、銚子が良いケースが多いでしょう。ただし、オイル交換のようなメンテナンスは必須です。エンジンのメンテナンスが適切に行われていれば、10万キロ程度の走行で調子が悪くなる心配はほとんどこともありません。 過走行車を選ぶときのポイント 中古の過走行車を選ぶ際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。 高年式の車体を選ぶ 高年式車とは、新車登録されてからの期間が短い車のことで、特に初めての車検を受ける前の車を指します。まだ一度も車検を受けていない車であれば、新車登録から3年以内の車になります。使用期間が短ければ、太陽の紫外線による樹脂部品の劣化が少ないと判断できます。 サビを確認する ボディや下回りなどの鉄部品のサビの発生に関係するのは、走行距離ではなく車の使用期間や使用環境です。例えば沿岸部であれば潮風の影響によって、比較的短期間でサビが発生します。ドアやハッチを開けたときに見える部分や、下回りなどのサビの有無を重点的にチェックしましょう。 整備記録簿からメンテナンスについて確認する 車の整備記録簿から、過去に行われたメンテナンスの内容を確認しましょう。エンジンオイルやフィルター、トランスミッションのオイルが定期的に交換されていれば、良好な状態であると考えられます。 過走行車の重点的にメンテナンスすべきところは? 過走行車で重点的にメンテナンスすべきところは、走行することで劣化が進む部品です。例えば次のようなメンテナンスを検討しましょう。 ・ラジエーターの水漏れがないか確認する・振動が気になる場合はエンジンマウントなどの交換を検討する・電気系なら補機用のバッテリー交換、場合によってはオルタネーターの交換も検討する ハイブリッド車であれば、走行用のバッテリーの劣化もチェックしましょう。この点については、カーメーカーのディーラーに相談するとよいでしょう。
ハイエースといえば1967年から販売が続くトヨタの代表的なワンボックスカー。現行モデルは2004年にデビューした5代目の200系です。200系ハイエースは中古市場でも大人気のモデルですが、過走行のものや年式の古いものも多く「長く走ったハイエースは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事では200系ハイエースにかかる維持費について解説いたします。 200系ハイエースの特徴 先代の100系ハイエースは豪華なワゴンモデルが特徴でしたが、アルファードの登場により200系ハイエースは商用車としての色が強くなりました。一部のモデルを除き4ナンバー登録のモデルが中心のラインナップです。進化した点は室内空間の広さです。配送用や社用車としての使われ方はもちろん、カスタム車のベース車両としても人気を博しています。キャンピングカーのベースや趣味に合わせたオリジナルの一台に仕上げるユーザーも多いです。楽しみ方が無限大であることが200系ハイエースの大きな魅力といえるでしょう。 200系ハイエース維持費の内訳 200系ハイエースの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 200系ハイエースはガソリン車とディーゼル車があります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 ガソリン(2WD):9.7〜11.4km/リットルガソリン(4WD):9.1km/リットルディーゼル(2WD):10.6〜11.4km/リットルディーゼル(4WD):11.0〜11.2km/リットル JC08モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費はガソリン車で7〜8km/リットル、ディーゼル車で8〜9km/リットルほどになるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。経済的なディーゼルモデルを例に見てみましょう。通勤で使用し月間1,000km走行した場合、軽油は約118リットル使用(*1)し燃料代は16,718円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合は、200,612円(*2)です。*1 燃費は8.5km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日の軽油1リットル当たりの平均価格142.1円で算出 自動車税 自動車税は売れ筋の2,494ccのディーゼルエンジンモデルのバンを例に価格を算出します。2022年12月現在、2.0リットル超~2.5リットル以下(自家用)の自動車税は45,000円/年です。200系ハイエースの場合、車齢13年超えの個体も存在し、自動車税は重課税され51,700円かかるものもあります。旧車の場合新車の自動車税と比較すると1年で6,700円も高くなってしまうのですね。 任意保険 200系ハイエースの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。年式は2016年としてシュミレーションしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約80,000円/年でした。車両保険を付帯できませんでした。ハイエースは盗難被害の多いクルマです。そのため、多くの保険会社では車両保険をつけることができないようです。 車検 次に200系ハイエースバン(4ナンバー登録)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:14,280円(12ヶ月)自動車重量税:6,600円(12ヶ月)印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:82,680円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 車検代は安く見えますが、4ナンバーの場合は初回以外は毎年車検を受ける必要があります。2年間で考えると普通自動車と同等の車検代になってしまいます。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。200系ハイエースのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。200系ハイエースのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 200系ハイエース年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、200系ハイエースの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ハイエース年間維持費>軽油代:200,612円自動車税:45,000円任意保険:80,000円車検:82,680円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:458,292円 月額では38,190円ほどかかります。通勤で使用しない場合は軽油代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。また、車齢13年以上の個体では、自動車税が+6,700円、重量税が+1,600円、合計で8,300円維持費が上がります。 200系ハイエースの維持費が高いと思った時の対処法 4ナンバー登録車は税金が安くなるメリットがありますが、毎年車検を受ける必要があるため意外と維持費がかかります。もし、200系ハイエースの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、ハイエースは違います。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。ハイエースはもともと商用バンのためタフな作りとなっています。中には30万km以上走行しているものもあります。一般的に過走行と言われる距離を走っている個体でも 元気に走るため買取価格は驚きのプライスになるかもしれません。
事故を起こしてしまった車は、買い替えか修理をするかで悩む人も多いでしょう。「事故車は修理せずに売却できるのか」「買い替えるにはどうしたらよいのか」を万一に備えて知っておくことが大切です。今回は、事故車の買い替えと修理の判断ポイント、事故車を買い替えずに乗り続けるメリットやデメリットについて解説します。事故車の買い替えや修理を検討中の方は参考にしてください。 事故車とは 事故車とは、一般的に事故を起こした車であると思う人が多いでしょう。しかし、事故車の定義は修復歴車であることです。修復歴車とは、事故などで自動車の骨格部分に損傷を受けたものや、その損傷部を修理や交換で修復したものを指します。 事故車(修復歴車)の定義は、自動車公正取引協議会や日本自動車査定協会、日本中古車販売協会連合会の規約で定められています。事故により擦過傷やへこみができて修理した車は、骨格に損傷がなければ事故車の扱いを受けません。ただし、客室を守る安全強化ボディ構造の車は、事故の衝撃が骨格に分散するため軽微な損傷でも修復歴がつくケースもあります。 事故車の買い替えと修理の判断ポイント 事故車の買い替えと修理の判断ポイントについて詳しく解説します。 修理費 修理費が高額な場合は買い替えを検討しましょう。損傷の度合いにより数十万円から100万円を超える修理費がかかる場合は、同クラスの中古車を購入できる可能性があります。修復歴車は損傷個所によって将来的に不具合が生じる可能性があるため、修理して乗り続けるかは慎重な判断が必要です。 保険の等級 自動車保険で車両保険をセットしている場合、買い替えや修理費用が車両保険金額の範囲で充当できます。しかし、加入している自動車保険の等級によっては、次年度からの保険料が大幅にアップするため保険を使うかどうかの判断が必要です。また、車両保険で免責金額を設定している場合は自己負担も発生します。 車両保険は車の価値に対して金額を設定しているため、古い車は修理代金を下回る可能性があります。その場合は不足金額分を自己負担する必要があるため、買い替えた方がよいでしょう。自損事故やあて逃げには保険金が支払われないプランもあるため、契約内容をしっかりと理解しておく必要があります。 走行距離 走行距離が多い車は、修理ではなく買い替えを検討しましょう。走行距離が多くなると燃費が悪化したり、メンテナンス費用が高くなります。また、修理しても買取や下取りに出すときの査定金額は低くなるため、高額な修理代が必要となるなら買い替えがおすすめです。 年式 年式の古い車は維持費が増加します。自動車税及び自動車重量税の増税や経年劣化による部品交換も必要となり、長い目で考えると高額な修理代を負担するより買い替える方がよいでしょう。また、走行中のトラブルも古い車に起きやすいため、安全面でも年式の新しい車の購入をおすすめします。 事故車を買い替えずに乗り続けるメリット 事故車を買い替えずに乗り続けるメリットは、金額的な負担が少ないことです。自動車保険で修理代が全額補償される場合や、修復歴車とならない軽微な損傷は修理して乗り続ける方がよいでしょう。自動車保険の補償額が不足しても、数万円程度の自己負担なら結果的に修理を選んだ方が後の負担にならないケースもあります。 事故車を買い替えずに乗り続けるデメリット 事故車を買い替えずに乗り続けるデメリットは、自己負担額が大きいことです。事故車を乗れるようにするためには、想定以上の修理代がかかり保険の補償額を大幅に上回る可能性もあります。また、修理が完了しても損傷個所によっては後に不具合が出る可能性もあるため、ディーラーや修理業者と相談して決めましょう。 事故車を買い替えるときの注意点 事故車を買い替えるときの注意点について解説します。 二重ローンを避ける 事故車のローンが返済中であると、自動車保険の保険金も一括返済のために充当するケースがほとんどです。ローンの残債を残したまま新たな車を購入すると、二重ローンとなり毎月の返済額も高額化するため注意しましょう。ローン残高を確認して返済計画を決めてから買い替えを検討する必要があります。 事故車であることを隠さない 事故車を買取や下取りに出す場合は、査定時に事故車であることを隠さないようにしましょう。後に発覚すると瑕疵担保責任を追及され、結果として多額の損害賠償を請求される可能性があります。瑕疵担保責任とは、売主が契約内容にそぐわない欠陥品を売却した場合に負う責任のことです。 事故車を買い替えるときの流れ 続いて、事故車を買い替えるときの流れについて詳しく解説します。 1.修理と事故車買取の見積もりを依頼 修理と事故車買取の見積りを並行して依頼しましょう。自動車保険を契約している修理業者の場合は、保険会社ともやり取りをしてくれるので負担が減ります。別の修理業者に依頼する場合は、保険会社に業者の情報を伝えることで見積りの正当性確認と補償額の算出をしてくれます。また、修理中の代車はレンタカーを自己負担で借りるケースが多いため、自動車保険に代車費用特約があるかも確認しましょう。 事故車専門の買取業者には入庫先の修理工場に出張査定に訪れてくれるところもあるため、査定を依頼する場合は修理工場に承諾を得る必要があります。また、カーナビゲーションやアルミホイールなどを買い替える車に使用する場合はその旨も伝えましょう。買い替えを検討している新車や中古車の見積りも依頼しておくと検討材料になります。 2.買い替えor修理を選択する 修理代や買取査定金額、保険金の見積りがすべてそろった時点で買い替えか修理を選択します。事故車がローン返済中の場合は、ローン残高や返済期間も考慮しましょう。また、修理にかかる期間や買い替え時の納車予定日も判断材料の1つになります。 3.保険を使用する場合は保険会社に連絡 車両保険を使用する場合は保険会社に連絡します。保険金は修理業者に直接入金される場合と、保険契約者口座に振り込みの場合があるため確認しましょう。次年度の自動車保険料について知りたい場合は、保険契約の窓口となっている保険代理店に見積りを依頼する必要があります。 4.修理または売却する 修理または売却をします。修復歴が出る損傷の場合は修理工場に車を預けているケースが多いため、業者に修理申し込みをするか買取業者が引取りに訪れる旨の連絡を入れましょう。自宅に車を保管している場合は、自分で業者に届けるか引取りを依頼する必要があります。 5.売却した場合は新しい車を購入する 事故車を売却した場合は新しい車を購入しましょう。納車までに一定期間が必要なため、事前に商談を進めておくと納車までスムーズです。事故車の売却金額や保険金を新しい車の購入費用に充当する場合は、それぞれの入金時期を確認しておく必要があります。
R34 スカイライン GT-R といえば、スカイラインの名前を冠する最後のGT-Rです。1999年1月から2002年12月に渡り販売されました。現在中古市場では値段が高騰しており、1,000万円以上出さなくては購入できないモデルになりました。いざ購入しようと思っても20年以上前のクルマのため「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではR34 スカイライン GT-R にかかる維持費について解説いたします。 R34 スカイライン GT-R の特徴 R34 スカイラインGT-Rは、先代の不評であった肥大化したボディサイズを縮減しました。贅肉を削ぎ落としたようなボディラインになり人気は回復。エンジンはR32から熟成を続けたRB26型2.6L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載しています。スカイラインGT-Rとしては最後のモデルであり、今でもファンから圧倒的な人気を集めています。 R34 スカイライン GT-R 維持費の内訳 R34 スカイライン GT-Rの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 R34 スカイライン GT-Rのカタログ燃費は8.1km/リットルです。実燃費は5〜7km/リットルほどといわれています。ガソリンはハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。R34 スカイライン GT-Rを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約143リットル使用(*1)し燃料代は24,814円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合は、297,771円(*2)です。*1 燃費は7km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年12月現在、2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は51,000円/年です。R34 スカイライン GT-Rは最終モデルが2002年発売であるため、車齢は13年を超えます。自動車税は重課税され58,600円かかります。旧車の場合新車の自動車税と比較すると1年で8,600円も高くなってしまうのですね。 任意保険 R34 スカイライン GT-Rの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):100万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約89,000円/年でした。車両保険を付帯できますが保険金額は100万円です。全損事故を起こしてしまった際は絶望の淵に立たされますね。ハイパフォーマンスモデルですが安全運転を心がけましょう。 車検 次にR34 スカイライン GT-Rの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:132,210円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します R34 スカイライン GT-Rは、重量税が1.5トン超~2.0トン以下の区分になります。重量税は32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により54000円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代は高額になる可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。R34 スカイライン GT-Rのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。R34 スカイライン GT-Rのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤを購入する必要があるため追加で10万円以上かかるケースもあります。 R34 スカイライン GT-R年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、R34 スカイライン GT-Rの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のR34 スカイライン GT-R年間維持費>ガソリン代:297,771円自動車税:58,600円任意保険:89,000円車検:66,105円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:561,476円 月額では46,790円ほどかかります。通勤で使用しない場合は軽油代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 R34 スカイライン GT-Rの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税、重量税がかさむために費用がかかります。また、古い車であるため修理や整備費用が多くかかる場合もあります。R34 スカイライン GT-Rの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の国産スポーツカーブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。R34 スカイライン GT-Rは新車価格以上の値段がつくことがほとんどです。買い手は世界中にいるため、買取価格は驚きのプライスになるかもしれません。
自動車税の滞納をしているものの、車を廃車したいと考えている方は多いのではないでしょうか。自動車税を滞納していても、車を廃車にはできます。今回は、自動車税の滞納と廃車について解説します。滞納している自動車税を納める前に廃車にしたいと考えている方は参考にしてみてください。 自動車税(種別割)を滞納していても廃車にできる 自動車税を滞納していても廃車はできます。ただし、滞納している期間によって廃車できるかが変わるため、どのくらいの期間にわたり滞納しているのか確認しましょう。 自動車税の滞納していても廃車できる期間は1年以内、つまり今年度分を滞納している場合は廃車ができます。ただし、廃車をした後に滞納していた分の自動車税を支払わなければなりません。 自動車税の支払いを忘れてた年度内であれば廃車はできるものの、廃車手続き完了までの滞納分は納税しなければならないため、廃車する予定があるという理由で自動車税の滞納をするメリットはないといえるでしょう。 また、自動車税を期日までに納付した後に廃車手続きをした場合は、自動車税の還付(小型自動車と普通自動車のみ)を受けられます。先に税金を納めて還付を受けるか、滞納して後払いになるかの違いとなるため、税金は期日までに納めておく方がよいでしょう。 滞納によって廃車にできなくなるケース 自動車税の滞納期間が長いと廃車できなくなります。ここからは、自動車税の滞納によって廃車できなくなるケースを3つ紹介します。 車検切れまで滞納している 車検が切れると車を動かせなくなるため、廃車の手続きを進めることができません。廃車するのであれば、車検が切れる前に行いましょう。 2年以上滞納している 2年以上滞納していると、差し押さえ状態(嘱託保存)となります。嘱託保存になると廃車の手続きを進めることができません。この嘱託保存は、税金を納めることで解除できます。 また、車検が切れてから3年以上経過すると「職権抹消」の状態となります。職権抹消とは、運輸支局の職権により永久抹消されることです。再度車に乗れるようにするためには、運輸支局に回復願いを出し、滞納していた税金を支払わなければなりません。 長期にわたり自動車税を滞納すると、車に乗ることや廃車の手続きができなくなります。再度車に乗れるようにしたり、廃車の手続きを進めたりするためには税金の支払いが必要です。つまり、滞納した税金から逃れることはできません。そのため、自動車税は、期日どおりに納めておく方がよいでしょう。 差し押さえを受けた 差し押さえを受けると廃車手続きができません。税金を滞納すると、自動車をはじめとする財産や銀行口座などが差し押さえられる可能性もあるため期日までに確実に納めましょう。 自動車税(種別割)を滞納している場合の廃車手続きの方法 ここからは、自動車税の滞納をしている場合の廃車手続きの方法について解説します。廃車する前に確認しておきましょう。 自分で手続きするケース 自分で廃車する場合には、必要書類を揃えて、車を使えなくする「永久抹消登録」または、使用を一時的に止める「一時抹消登録」のいずれかの手続きをします。永久抹消登録/一時抹消登録の手続きは、どちらも運輸支局で行います。 業者に任せるケース 手続きを代行してくれる業者に廃車を依頼するときは、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」のどちらなのか明確に伝えることが大切です。 依頼主が「永久抹消登録」のつもりで廃車の依頼をしたとしても、業者が「一時抹消登録」にしてしまう可能性もあります。そのため、業者に廃車を依頼するときは、「廃車してください」と伝えるのではなく、「永久抹消登録をしてください」や「一時抹消登録をお願いします」というように、依頼内容を明確にしましょう。 滞納した自動車税(種別割)は分割払いができる 滞納していた自動車税の支払いは、原則として一括払いとなります。ただし、正当な理由があれば分割払いも可能です。分割払いを希望する場合は、税務署で相談し、必要に応じて分割払いの手続きをしましょう。
車の売買をするときは、名義変更をしなければなりません。この車の名義変更をしなかった場合、自動車税が前の所有者に届いてしまうといったトラブルが発生します。今回は、車の名義変更をしなかったことによる自動車税にまつわるトラブルについて紹介します。また、トラブルを防止するための方法についても説明していますので、売買するときの参考にしてみてください。 個人間売買で名義変更トラブルが起きやすい 個人売買では、所有していない車の自動車税納付書が届いてしまうトラブルが起きやすいです。 個人売買で車を手放し、新たな所有者に名義変更をすべて任せてしまうと、手続きを先延ばしにされてしまう可能性があります。手続きを先延ばしにされて年度をまたぐと、前の所有者へ自動車税の納付書が届いてしまいます。 このようなトラブルを避けるためにも、名義変更を一緒に行ったり、名義変更が完了してから車両を引き渡したりするなどの対策が必要です。 名義変更にまつわる自動車税(種別割)のトラブル ここからは、名義変更にまつわる自動車税のトラブルについて紹介します。 前の所有者が支払った自動車税の扱いで揉める 前の所有者が支払った1年分の自動車税のうち、新たな所有者が負担する割合で揉めることがあります。 一般的には、売買契約をした月まで前の所有者が負担し、翌月から新たな所有者が負担することがほとんどです。ただし、自動車税の月割り負担は義務ではありません。そのため、自動車税の負担については、売り手と買い手の間でしっかりと話し合って決めましょう。 名義変更手続きが年度内に間に合わない 売買契約後に名義変更の手続きを進めていたものの、年度内に完了しない場合があります。 自動車税は、4月1日時点の所有者(ローンで購入している場合には使用者)が負担する税金です。年度末に売買契約をして、名義変更の手続きを進めていたとしても、年度内に完了しなければ、前の所有者に自動車税の納付書が届いてしまいます。 名義変更の手続きの途中で年度をまたぐ可能性があるときは、納付書が届いてしまう可能性があることを前の所有者に伝えましょう。 車検を受けられない 自動車税が未納の場合、車検を受けられません。そのため、車の売買をするときは、前の所有者が自動車税の滞納をしていないか確認しましょう。 名義変更関連の自動車税(種別割)のトラブルを防ぐ方法 ここからは、車の名義変更にまつわる自動車税のトラブルを防ぐ方法を紹介します。トラブルに巻き込まれないようにするためにも、売買契約時に確認しておきましょう。 前の所有者が支払った自動車税の扱いを話し合う 売買契約時には自動車税の扱い、つまり月割り負担について売り手と買い手の間で話し合いましょう。 車を業者に買い取ってもらう場合には、自動車税も含めた見積りや買取額を提示してくれるケースがほとんどです。しかし、個人売買の場合には、自動車税のことを忘れているケースも珍しくありません。そのため、車の売買をするときには、自動車税の扱い(負担)をどのようにするのか必ず話し合いましょう。 年度内に名義変更手続きを完了させる 車の売買契約が済んだら早めに名義変更の手続きを行いましょう。 特に、年度末(3月)に売買契約をした場合は、年度内に手続きを完了させられるよう迅速な対応が必要です。名義変更の手続きには時間がかかることもあるため、年度末ギリギリで車の売買契約をしたときは、あらかじめ年度内に手続きが間に合うかどうかわからないことを伝えておきましょう。 未納がないことを確認する 車の売買契約をするときは、自動車税の未納がないか確認しましょう。先述のとおり、自動車税が未納の場合、車検を受けることができません。そのため、売買契約時に自動車税の未納がないかしっかりと確認しておくことが大切です。
ハコスカといえば、歴代日産車の中でも別格の人気を誇るスポーツカーです。1968年にデビューした3代目スカイライン(C10型)がハコスカと呼ばれるモデルです。中古市場では1,000万円以上で取り引きされることもあり、気になる方も多いですよね。しかし「ハコスカのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。この記事ではハコスカにかかる維持費について解説いたします。 ハコスカの特徴 ハコスカは1968年~1972年に発売された3代目のスカイライン(C10型)になります。角張ったボディ形状から「ハコスカ」の愛称で呼ばれるようになりました。現在も世界中のファンを魅了するGT-Rはハコスカから始まりました。レースの世界ではツーリングカー選手権で49連勝という記録をもちます。無敵といえる性能を誇り、スポーツカー好きの心を鷲掴みにしたモデルです。 ハコスカの維持費の内訳 ハコスカの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ハコスカの実燃費は5~6km/リットルになるようです。有鉛ガソリン仕様ですが、2022年現在有鉛ガソリンは販売されておりません。ハイオクを入れておけば間違いないでしょう。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、378,982円(*2) かかります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 初代GT-RであるS20型エンジン搭載車を例に見ていきましょう。排気量は1,989ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約47,000円/年でした。月額だと4,000円程度で安く思えますが、車両保険が付帯できません。前述の通り、ハコスカは1,000万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に加入できないのです。 車検 ハコスカの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ハコスカのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ハコスカのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ハコスカの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ハコスカの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ33型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:47,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:591,287円 月額では49,300円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ハコスカの維持費が高いと思った時の対処法 ハコスカのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になるでしょう。ハコスカの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるハコスカでも高く売却できる可能性があります。