「車売却ってそもそもどんな流れなのか」「車の相続について相談したい」など車売却をご検討の際に出てくる悩みに無料でお答えいたします!
【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
クルマの売却を検討する際に「最適な売却時期はいつなんだろう……」と疑問に思ったことはありませんか?一般的には企業の決算時期が集中する3月、9月と言われていますが、本当なのでしょうか。決算時期に高く買い取る業者が多いのは間違いありません。しかし、実は12月も売却に適した時期なのです。この記事ではなぜ12月の売却がオススメなのか、その理由を解説いたします。 クルマの売却は12月がオススメの理由 ここからはクルマの売却を12月にオススメする5つの理由を説明します。 12月中に売却したら年式が古くならない クルマの価値を決める重要な要素の一つが「年式」です。中古車情報サイトを見ると、多くの場合は年式が新しいクルマの値段が高くなっています。年式は年を越すと一つ古くなってしまいます。つまり、年始にクルマを売却する場合は一年古い年式として査定されてしまいます。そのため、年末に売却を検討されている方は年内に手続きを完了させるといいでしょう。 年末年始に向けてまとまったお金が手に入る 年末年始は旅行や飲み会など、何かとお金がかかりますよね。2021年までは飲食店の営業が制限されていましたが、2022年は制限がありません。(※2022年12月5日現在)人によっては、毎週何度も忘年会をする方もいるのではないでしょうか。また、年末年始は旅行に行くという方もいますよね。そうなると、どうしてもお財布事情が気になってしまうものです。一気に資産が減ってしまう可能性もゼロではありません。そのお金の補填策として、クルマの売却を検討してみてはいかがでしょうか。旧車王の場合、書類とクルマを引き渡したら最短で翌営業日に契約した金額をお支払いします。 査定スケジュールの調整をしやすい 前述の通り、一般的には3月と9月に査定申し込みが集中します。買取業者の繁忙期に査定申し込みをした場合、希望日に査定ができないケースが多いです。特に土日祝日の査定は申し込みが多く、翌月にずれ込んでしまう場合もあるでしょう。12月は一般的な繁忙期ではないため、希望日通りになることが多いです。忙しい方には買取業者のスケジュールを調整しやすい12月が最適な売却時期といえます。 閑散期こそ高額査定が狙える 12月はクルマ買取業界は閑散期です。買取業者としては売上が少なくなるため、確実に制約につなげたいと思っています。そうなると、お客様のメリットとしては金額交渉がしやすくなると考えて良いでしょう。最初に挙げた「年末に売却すると年式が古くならない」というメリットとあわせて高額査定のチャンスが増えます。 査定時期を伸ばせば伸ばすほど査定には悪影響 クルマは「売りたい!」と思った時に、すぐ売ることをオススメします。年式以外の価値を決める大きな要素として「走行距離」があるからです。売却時期を伸ばせば伸ばすほど、走行距離は増えてしまいます。月に1,000km走行する方でしたら3ヶ月後は3,000kmも増えてしまうため、査定額に大きな影響を及ぼすでしょう。年末に売りたいと思ったら、すぐに査定申し込みすることをオススメします。 クルマを高く売るためのコツ 大切にしてきたクルマを売却する際は、少しでも高く売りたいですよね。どのようなことに気を付けたら高額査定を狙えるのでしょうか。ここからはクルマを高く売るためのコツを紹介します。 クルマのグレードを正確に伝える 同じ車種でもクルマのグレードによって査定額が大きく変わるケースがあります。ベースグレードは人気がなくても、ターボ付きモデルや上級グレードに人気が集中するという車種も少なくありません。売却するクルマについては、グレードを正確に伝えましょう。車種名だけしか伝えない場合、安いグレードとして扱われ査定額が低くなってしまう場合があります。 査定前に洗車をしておく 中古車はもちろん綺麗なものが好まれます。汚れているクルマとピカピカに磨かれたクルマ、大きく印象は変わりますよね。査定前にくまなく洗車をしておくことで、クルマの印象が良くなり高額査定が狙えます。外装だけではなく車内もしっかりと清掃しておきましょう。 整備記録を用意しておく 整備記録の有無は査定額を決める大きな要素です。特に旧車の場合は整備記録が提示価格を左右する重要なアイテムといわれています。メンテナンスがされていない旧車は大抵の場合壊れやすく、維持費が高額になってしまうケースが多いです。逆に整備記録が保存されていて、しっかりとメンテナンスされているクルマは元気に動きます。信頼性が高まり、人気が高くなるのです。
ランドクルーザープラドといえば、ランドクルーザーシリーズのライトデューティー用に開発・発売されたモデルです。現行モデルは4代目で150系と呼称されています。2009年9月に発売され、13年間(2022年12月現在)フルモデルチェンジをしていないロングセラーモデルです。120系プラドから高級路線になり、150系も高級セダンと遜色ない内装に仕上がっています。そのため、新車の乗り出し価格は、なんと500万円を超える高価格帯に……。なかなか手を出しにくい金額ですが、中古車では200万円台から購入できます。現行モデルが新車の半額程度で手に入るとのことで人気を集めていますが「大排気量かつ大型のランクルプラドは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではランクル150系プラドにかかる維持費について解説いたします。 ランクル150系プラドの特徴 150系プラドは4代目のランドクルーザープラドです。先代の120系から高級路線にシフトし、150系も高級路線が継続されました。売れ筋のグレードでは本革シートを装備し木目パネルをあしらうなど、レクサスのような上質のインテリアデザインになっています。最近では、国のVIPを警護する車列の最後部で要人をお守りするクルマとして150系プラドが配備されています。オフロードを果敢に攻めたりオンロードで要人を安全に移動させたり、攻守ともに優れた性能を発揮することが特徴です。 ランクル150系プラド維持費の内訳 ランクル150系プラドの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ランクル150系プラドには3種類のエンジンが存在します。それぞれの燃費を見ていきましょう。 直4 2.7L 2TR-FE型ガソリンエンジン:8.3~9.0km/リットルV6 4.0L 1GR-FE型ガソリンエンジン:7.9~8.2km/リットル直4 2.8L 1GD-FTV型ディーゼルターボエンジン:11.2km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、ガソリン車はすべて10km/リットル未満です。実燃費については2.7リットルのガソリンエンジン搭載モデルで7.5~8.0km/リットル程度といわれています。ディーゼルターボエンジンは10.5~10.9km/リットルと10km/リットル以上は走るようです。2.7リットルのガソリンエンジンはレギュラーガソリン対応とはいえ、近頃原油価格高騰の影響でガソリン代が高いため、燃料代が安く燃費の良いディーゼルエンジンのほうが経済的ですね。150系プラドのディーゼルエンジンであれば排ガス規制をクリアしています。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に2.8リットルのディーゼルターボエンジンを搭載した150系プラドを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、軽油は約95.2リットル使用(*1)し燃料代は13,528円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合は、162,335円(*2)です。*1 燃費は10.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格142.1円で算出 自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は50,000円/年です。2.8リットルのディーゼルエンジンを搭載した150系プラドの場合はどうでしょうか。150系プラドは前期モデルが2009年9月発売です。初期モデルの一部は車齢13年を超え、自動車税は重課税され58,600円になります。前期モデルはすぐに初年度登録から13年が経過するので、自動車税を抑えたい方は中期モデル以降を選ぶと良いでしょう。13年が経過していないモデルの自動車税は50,000~51,000円になります。4.0リットルのガソリンエンジン搭載モデルの120系プラドは車齢13年超えで76,400円のため、ずいぶん税金が安いような印象を受けます。 任意保険 ランクル150系プラドの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):285万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約113,000円/年でした。車両保険は285万円まで補償されます。 車検 自家用登録したランクル150系プラドの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24か月)自動車重量税:41,000円(24か月)※初年度登録から13年未満で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:122,810円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 150系プラドは車両重量が2トン以上あるため、重量税の区分が2.0トン超~2.5トン以下の区分になります。重量税は41,000円ですが、初年度登録から13年未満の個体の場合重課税はありません。また、現行モデルの場合、比較的故障が少なく交換部品や整備箇所が少ないことが予想されるため車検代は安く抑えられるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ランクル150系プラドのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ランクル150系プラドのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 ランクル150系プラド年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、2.8リットルディーゼルエンジンモデルの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のランクル150系プラド年間維持費>軽油代:162,335円自動車税:51,000円任意保険:113,000円車検:61,405円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:437,740円 月額では36,500円ほどかかります。通勤で使用しない場合は軽油代と任意保険料を下げることができます。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生します。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ランクル150系プラドの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量かつ大型のクルマの維持には自動車税、重量税がかさむために費用がかかります。もし、ランクル150系プラドの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータ
ランドクルーザープラドといえば、ランドクルーザーシリーズのライトデューティー用に開発・発売されたモデルです。プラドの中でも2002年10月~2009年9月に発売された三代目の120系プラドは高級路線にシフトし、高級セダン購入層にも支持され人気を集めました。中古車も人気が高く、あまり寝落ちしないランクルシリーズですが、120系プラドの価格は現在100万円台で購入できる個体もちらほら出てきました。しかし「型落ちのランクルプラドは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではランクル120系プラドにかかる維持費について解説いたします。 ランクル120系プラドの特徴 120系プラドは三代目のランドクルーザープラドになります。先代までの硬派なイメージから一気に高級路線にシフトし、セルシオと同等の上質な内装になりました。売れ筋のグレードでは本革シートを装備し木目パネルをあしらうなど、ランクルプラドのイメージを一新したモデルです。 内装には泥臭さがなくなりましたが、走りの面もマイルドに変わったわけではありません。トルセン式のLSDやセンターデフロックなど、当時最新技術を盛り込み悪路走破性も進化しています。また、オフロード走行に適したショートボディの3ドアモデルが選択できることも大きな特徴です。 ランクル120系プラド維持費の内訳 ランクル120系プラドの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ランクル120系プラドには4種類のエンジンが存在します。それぞれの燃費を見ていきましょう。 直4 2.7L 3RZ-FE型ガソリンエンジン:8.5km/リットル直4 2.7L 2TR-FE型ガソリンエンジン:8.8km/リットルV6 3.4L 5VZ-FE型ガソリンエンジン:8.1km/リットルV6 4.0L 1GR-FE型ガソリンエンジン:7.8~8.1km/リットル直4 3.0L 1KD-FTV型ディーゼルターボエンジン:10.8~11.2km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、ガソリン車はすべて10km/リットル未満です。実燃費についてはガソリンエンジン搭載モデルで5~6km/リットルといわれています。ディーゼルターボエンジンは10km/リットル超えですが、排ガス規制対象エリアに乗り入れられないというデメリットがあります。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に4.0リットルのV6 ガソリンエンジンを搭載した120系プラドを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンはハイオクを約167リットル使用(*1)し燃料代は29,008円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合は、348,095円(*2)です。*1 燃費は6km/リットルで算出*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の3.5リットル超~4.0リットル以下(自家用)の自動車税は65,500円/年です。4.0リットルのガソリンエンジンを搭載した120系プラドの場合はどうでしょうか。120系プラドは最終モデルが2009年9月です。そのため車齢13年超えになり、自動車税は重課税されてしまいます。4.0リットル ガソリン車の場合、76,400円/年です。請求書の額面を見ると顔が青ざめてしまう金額ですね。ちなみに東京で人気エリアの高円寺は一人暮らし用物件の平均家賃相場が76,000円です。ランクル120系プラドを所有するためには、自動車税だけで東京人気エリア1ヶ月分の家賃を5月に支払わなければなりません。 任意保険 ランクル120系プラドの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):100万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約92,000円/年でした。車両保険は100万円まで補償されます。 車検 自家用登録したランクル120系プラドの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24か月)自動車重量税:45,600円(24か月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:147,410円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ここで注目するポイントは重量税です。120系プラドの枠である1.5トン超~2.0トン以下区分の自家用車の場合、重量税は32,800円ですが、初年度から13年経過した車両については増額され45,600円になってしまいます。また、古いクルマの場合は車検時に部品交換等の整備が発生する可能性が高く、車検代が一般的に高くなってしまうケースが多いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ランクル120系プラドのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ランクル120系プラドのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 ランクル120系プラド年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のランクル120系プラド年間維持費>ガソリン代:348,095円自動車税:76,400円任意保険:92,000円車検:73,705円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:640,200円 月額では53,350円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。しかし、自動車税は高いですね。車齢13年超えの大排気量エンジン搭載車を維持するには、税金だけでかなりの費用を支払う覚悟が必要です。 ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生します。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。東京都内で維持していくには、23区内の築浅1kマンションの家賃レベルで維持費がかかるかもしれません。 ランクル120系プラドの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には現代のクルマと比較するとお金がかかるものです。特にランクル120系プラドのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用がかかります。さらに、古い車のため故障が増え修理費用など別途発生する可能性があります。 もし、ランクル120系プラドの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。※2022年11月27日時点のデータ
カーディーラーでは車選びのために来店した顧客のために、試乗車を用意しています。試乗車は一定期間を経過すると中古車として市場に流通し、誰もが購入できるようになります。本記事では試乗車だった中古車の特徴と、購入する際に気をつけたいポイントについて、詳しく解説します。 試乗車とは 試乗車とは、顧客が試乗したり実物を見て購入を検討したりできるように、自動車販売店やディーラーが用意する車です。試乗車を運転することで、検討中の車の走行性能や乗り心地を確認できます。 試乗車と展示車の違い 自動車販売店やディーラーは、試乗車以外に展示車も用意します。展示車は来店客が車の外観や内装、装備の使い勝手などを確認するための車です。一般道を走行することはないため、ほとんどの展示車は新車登録されていません。 試乗車と未使用車の違い 試乗車や展示車の他にも「未使用車」も中古車市場に流通しています。未使用車とは、販売店で新車登録されたものの、実際には使用されていない車です。使用する目的もなく販売店が新車登録をする理由の多くは、販売実績を稼ぐためです。販売店にも販売ノルマが課せられており、ノルマが達成できない場合に新車登録だけ済ませて、販売実績に代えることがあります。新車登録されている点では試乗車と同じですが、走行していない点が異なります。 中古の試乗車のメリット 中古の試乗車には5つのメリットがあります。1つずつ詳しく見ていきましょう。 新車感覚で購入できる場合もある 試乗車はおよそ半年から1年間ほどで中古車市場に流通するため、場合によっては最新モデルのものを新車よりも安く購入できます。ただし、ある程度の期間が経過すると、次のモデルの展示車も流通するため、展示車として販売されていた全ての中古車が最新モデルというわけではありません。 走行距離が短いものがほとんど 販売店は多くの場合試乗車のルートを決めており、一度の走行距離は数km程度です。多くの人が試乗しても総走行距離はあまり伸びず、中古の試乗車の走行距離は、一般的な中古車に比べて短いと考えてよいでしょう。中古の試乗車の走行距離は車種などにもよりますが、一般的には数千kmです。 ディーラー整備 試乗車は販売店がお客さんに、車の購入を決めてもらうための車です。そのために各ディーラーが整備しています。常日頃からディーラーで整備されていた車と捉えれば、安心して購入できるでしょう。 グレードが高いものが多い 試乗車には、通常グレードの高い車が選ばれます。販売店は車の走行性能や豪華な装備など、お客さんにアピールするために、試乗車として最上級グレードの車を用意します。 オプションが充実している傾向がある 試乗車はグレードだけでなく、オプションパーツも充実している傾向があります。外観であればエアロパーツが取り付けられ、値段が高くなる特別色、内装にもシートヒーターや高価なオーディオが取り付けられていることがあります。理由は試乗車は販売店が顧客に、車の購入を決断してもらうための車だからです。 中古の試乗車のデメリット 中古の試乗車には、デメリットもあります。1つずつ確認していきましょう。 台数が少なくてカラーやオプションを選べない 試乗車は各販売店で1車種につき、1台しか用意しません。販売店によっては、市場の予約を受け付けた際に、他の店舗から移動して対応することもあります。また先ほどメリットとして最上級グレードであることやオプションが充実していることをお伝えしましたが、逆に上級グレード以外の車は選びにくく、不要だと感じるオプションが付いていることもあります。 多くの人の手に触れている 試乗車にはさまざまな人が試乗しているので、多くの人の手に触れられている車でもあります。車は高額な買い物なので、特にいろんな人が触れたものに対して、抵抗を感じるかもしれません。 代車として利用された可能性がある 試乗車は代車として利用された可能性もあります。私たちが販売店に車を預けると代車を用意してくれますが代車に空きがないと、試乗車が代車として使われるケースもあります。 試乗車が中古車市場に流通する時期 試乗車はある時期に、中古車市場に流通しやすいという特徴があります。中古の試乗車に関心がある方は、試乗車が中古車市場に流通する時期を見計らうことで、希望の車を購入できる可能性が高まるでしょう。 新車登録から1年以内 販売店は試乗車として用意した車を、半年から1年以内に中古車として販売します。半年から1年以内に中古車として販売するのには、2つの理由があると考えられるでしょう。 まずは走行距離です。走行距離が短い車として魅力的に販売するためには、走行距離は数千km程度である必要があります。走行距離が1万kmを超えれば、走行距離が短い中古車としてはアピールしにくくなるでしょう。 2つ目は年式が考えられます。年式も2年経つと、新しさは感じられません。 モデルチェンジのタイミング 車がモデルチェンジすれば、試乗車も新しいモデルの車が用意されます。モデルチェンジのタイミングも、試乗車が中古車として販売されると考えてよいでしょう。 中古の試乗車の購入方法 中古の試乗車を購入する方法は、主に次の2つです。 ディーラーから買う 試乗車を用意しているのはディーラーで、中古車として販売するタイミングを決めるのもディーラーです。気になる車種があれば、ディーラーに相談してみると、よい情報が得られるでしょう。 中古車販売店から買う 中古の試乗車は、中古車販売店からも購入できます。特にディーラー系の中古車販売店なら、流通台数も多いので購入したい車が見つけやすいでしょう。 中古の試乗車を購入する際に見るべきポイント 中古の試乗車を購入する際は、価格をよく確認しましょう。あくまでも中古車なので、新車に比べれば価格自体は安くなります。しかし新車登録からは半年から1年ほど経過しているため、新車よりも早く車検費用が発生します。 次に、中古の試乗車は最上級グレードで、オプションも豊富に取り付けられている傾向があります。自分には不要だと思うオプションがついていれば、余計なものに支出することになるかもしれません。 最後に、多くの人が乗った車のため、細かい傷などがついている可能性があります。一般的に車で傷つきやすい箇所は、バンパー、ドアパネル、ドアミラー、ルーフパネルなどです。バンパーは底付きした跡や、前後左右の角部分に擦れた跡がないかチェックしてください。 ドアパネルは、狭い駐車場で壁にぶつけた跡がドアの端の部分にないか、隣の車のドアが開いた時にぶつかると生じる、縦方向の凹みがないかがポイントになります。 ドアミラーは狭い道路で樹々の枝が擦れたり、他車とのすれ違い時に接触しやすい部分です。ルーフパネルは、特に背が高い車であれば、立体駐車場で接触で凹みができているかもしれません。 中古の試乗車が向いている人 中古の試乗車は、現行モデルの車をすぐに欲しい人には向いているでしょう。実際の車が目の前にあるので、納期が長い車種であっても短期間で入手できます。中古品にも抵抗がなく、細かいキズなども気にならなければ、出費額を抑えて現行モデルを入手できる方法として、検討するとよいでしょう。 中古の試乗車が向いていない人 中古の試乗車が向いていない人は、ボディーカラーや一つ一つのオプションにもこだわりたい人、中古品に抵抗のある人、さらに最初から丁寧に扱いたいと考える方も、向いていないでしょう。試乗車を運転する方の中には、加速性能を確認するために全開発進や急加速、急ハンドルなどの操作をしていることも考えられます。このような扱いですぐに車が大きなダメージを受けることはありませんが、車を丁寧に扱いたいと考える方にとっては、気になるかもしれません。
交通事故で車が損傷して自走できない場合は、事故車の処分に悩む人も多いことでしょう。修復するのに大きな費用負担が必要となると、車を買い換えて下取りに出すという選択に迫られます。今回は、事故車は下取りに出せるのか、下取りの条件やそれ以外の処分方法について解説します。事故で車が損傷して買い換えを検討中の人は参考にしてください。 事故車は下取りに出せる 事故車でも下取りに出せる可能性があります。一般的に、修理を行い走行するのに問題がない状態に戻せる車であれば、減額はされても下取りは可能でしょう。ただし、事故車でない状態でも査定額が入らない古い車や不人気車は厳しいため、まずは業者に相談しましょう。 事故車を下取りに出すときの注意点 事故車を下取りに出すときの注意点について詳しく解説します。 自走できることが条件の場合が多い 事故車でも自走できる車は下取りの対象になりやすいといえます。自走できる状態なら、修理にかかる費用が高額なエンジンや足回りが損傷していない可能性が高いためです。自走できない状態の事故車は損傷が激しく、輸送手段も限られてくるため下取りを断られる可能性があります。 レッカー代がかかる場合がある 自走できなければレッカーで依頼することになります。JAFや保険会社が無料で提供するロードサービスは、基本的に路上でのトラブル向けのサービスです。軽微な損傷や故障なら牽引することは可能でも、大きな損傷のある事故車は車両積載車で運ぶ方法になることもあるでしょう。その時の搬送代については実費負担となることも多いといえます。 下取り額が安くなる 事故車は走行や外観に問題がないように修復できても、中古車として販売する時に修復歴がつくと価値が大幅に減少します。事故車の現状渡しの場合は修理費用が査定額に見込まれ、修復した車の場合でも販売時の減額分が査定に影響して下取り額が安くなるといえるでしょう。 廃車となる場合は費用を請求されることがある 査定額が出ずに廃車となる場合は、廃車費用を請求されることがあります。廃車による自動車重量税や自賠責保険などの還付で廃車費用が不要となる場合でも、レッカー代にかかった費用は請求されるため注意が必要です。 事故車の下取り以外の処分方法 続いて、事故車の下取り以外の処分方法について解説します。 買取専門店 買取専門店の一部には、事故車の対応に強くディーラーや他の買取専門店では廃車するしかない車でも買い取ってくれることがあります。そのような買取専門店は国内外に独自の販売ルートを持っており、豊富な知識と経験で対応してくれるでしょう。電話やインターネットのレビューを活用して、事故車に強い買取専門店を探すのも手段の1つです。 廃車専門店 廃車専門店は、事故車や廃車する車を引き取って部品取りをして販売する業者です。独自にレッカー車や車両積載車を所有しているケースもあり、レッカー代や廃車費用なしで引き取ってくれる可能性があります。また、需要が高い部品を使っている車種は、数千円から数万円で買取してもらえる場合もあるため、複数の買取専門店に断られた場合に利用するとよいでしょう。
自動車税および軽自動車税の名称は、2019年10月1日から自動車税(種別割)と軽自動車(税種別)に変更されました(以下、「自動車税」と表記)。 自動車税の納付は安くても、1万円ほどする高額な支払いです。クレジットカード払いなど、ポイントが付与される支払い方法で納付すれば、高額なポイント還元が受けることができます。この記事では自動車税の支払いで還元されるポイントや、ポイント還元によって得するための注意点について詳しく解説します。 自動車税のポイント還元を受ける方法 自動車税の支払いでポイント還元を受ける方法として、クレジットカードで支払う方法と、スマホ決済を利用する方法があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。 クレジットカードで支払う 私たちがポイント還元を受ける支払い方法として、従来から普及しているクレジットカード払いがあります。クレジットカード払いならポイント還元以外にも、支払い期日を遅らせることができる、24時間いつでも手続きができるというメリットも享受できるでしょう。 スマホ決済を利用する スマホ決済にはQRコード決済、キャリア決済、非接触型決済の3種類があり、これらの決済にも、ポイント還元サービスが設けられています。スマホ決済なら、スマートフォンさえあれば、24時間どこでも手続きが可能です。 自動車税のポイント還元でどのくらい得になる? 自動車税の納付について、ポイント還元が受けられる支払い手段で支払った場合、実際にどのくらい得になるのか、ポイント還元率ごとに計算しました。具体例として、軽自動車と、小型自動車での計算例を示します。 計算対象の車軽自動車:平成27年4月1日以降に登録された自家用の軽自動で、自動車税は10,800円 小型自動車:令和元年9月30日以前に初回新規登録された、総排気量が1.5リットル超から2リットル以下の自家用の乗用車で、自動車税は39,500円 補足)上記の税額は、経年車重課(最初の新規検査から13年を経過した軽四輪車等に課せられる)と、グリーン化特例(環境性能の良い車に対して適用される)を受けない場合の税です。 還元率0.5% 軽自動車 :10,800(円) x 0.5(%) = 54(円) 小型自動車:39,500(円) x 0.5(%) =197(円)小数点以下切り捨ての場合 還元率1% 軽自動車 :10,800(円) x 1(%) = 108(円) 小型自動車:39,500(円) x 1(%) = 395(円) 還元率1.2% 軽自動車 :10,800(円) x 1.2(%) = 129(円)小数点以下切り捨ての場合 小型自動車:39,500(円) x 1.2(%) = 474(円) 自動車税ポイント還元の注意点 ここまで自動車税の支払いによって得られるポイント還元についてご説明しましたが、気をつけるべき点が2点あります。以下に示す2点について、あわせてご確認ください。 クレジットカード決済手数料で打ち消される場合も 自動車税の支払いにクレジットカード払いを利用するには、クレジットカード決済手数料がかかる場合があります。ポイント還元を受けたとしても、決済手数料によって打ち消されてしまうということです。クレジットカード払いをする前には必ず、還元されるポイントと決済手数料を確認しましょう。 カード払いでは納付証明書が発行されない カード払いやスマホ決済では、自動車税を納付しても納税証明書は発行されません。納税証明書は平成26年までは、車検を受ける際に提示が必要でした。現在は車検を受ける運輸支局や自動車検査登録所が、自動車税の納税について電子的に確認しているため、車検を受ける際の納税証明書の提示は省略して構いません。 しかし運輸支局等が納税の電子確認をするためには、最大で10日程度かかります。納税から10日以内に車検を受ける場合には、納税証明書が発行されるように、各地域の税事務所・金融機関の窓口、コンビニエンスストアで納付し、納税証明書を受け取りましょう。 自動車税のポイント還元を受ける流れ ここからは、自動車税の納付によってポイント還元を受けるための流れについて、詳しく解説します。 1.クレジットカードと必要書類を用意する まずはお手元に支払いに使うクレジットカードと、市町村や税事務所などから郵送されてきた納税通知書を用意してください。手続きには納税通知書に記されている「納付番号」「確認番号」などが必要になるので、事前に確認しておきましょう。なお自治体によっては「クレジット納付番号」「クレジット確認番号」などと表記している場合もあります。 2.支払いページにアクセスする クレジットカード払いの手続きは、ウェブサイト上で行います。支払い手続きを行うウェブサイトにアクセスするためのパソコン、タブレット端末、スマートフォンを用意し、クレジットカード会社の支払いページにアクセスしてください。支払い手続きをするサイトは、用意した納税通知書の案内を参考にしましょう。 3.手数料について確認する 支払いサイトにアクセスすると、クレジットカード払いにする際の注意事項が記載されています。注意事項の確認は面倒に感じてしまうかもしれませんが、必ず目を通しましょう。特に気をつけなければいけないのが手数料です。前述のとおり、手数料が還元されるポイントよりも高ければ、支出が増えてしまいます。また分割払いやリボ払いを選ぶ際には、決済手数料や分割手数料なども必ず確認してください。 4.必要事項を入力する 手数料やその他注意事項を確認したら、納付手続きに必要な情報を入力してください。情報はお手元の納税通知書と、支払いに使うクレジットカードの情報を確認しましょう。クレジットカードの支払い方法も、間違わないように選びましょう。
中古車の購入や買取時に必要となる自動車譲渡証明書とは、どのような書類でしょうか。業者の担当者に説明されたがよくわからないまま記入や捺印をした人も多いと聞きます。今回Fは、自動車譲渡証明書とは何か、書き方や注意点について解説します。初めて中古車を購入する方や、個人間での名義変更を検討中の方は参考にしてください。 自動車譲渡証明書とは 自動車譲渡証明書とは、中古車の売買時や個人間での名義変更(移転登録)に必要な書類です。一般的に馴染みのない書類のため、書類の入手や記入方法がわからない方も多いでしょう。自動車譲渡証明書は、新旧の所有者間で車を譲渡した証明として移転登録に必須の書類です。様式が定められており、規定通りに記入や捺印をする必要があります。 自動車譲渡証明書の書き方 自動車譲渡証明書の書き方は、ルールに基づいて記入方法が定められています。間違った記入をすると訂正が必要となるため、記載例を参考にして正しく記入しなければなりません。記載例については国土交通省のサイトでダウンロードするか、中古車販売店から取得するようにしましょう。 1.国土交通省のサイトからひな形をダウンロード 自動車譲渡証明書は、国土交通省のサイトからひな型をダウンロードすることが可能です。F印刷時に拡大や縮小などは行わずにA4サイズで印刷すれば問題ありません。また、中古車販売店などの業者を利用する場合は用意してくれることが多いので、そちらを利用するようにしましょう。 2.必要事項を記入する 自動車譲渡証明書は、大きく分けて車両と譲渡譲受人の情報欄に分かれています。それぞれに必要事項を記入して譲渡人の捺印が必要です。各項目の詳細は下記を参照ください。 【車両情報欄】車名、型式、車台番号、原動機の型式を記載します。いずれも車検証に記載されている内容を転記しましょう。※車名は車検証記載の通りメーカー名の記入だけで問題ありません 【譲渡譲受人情報欄】・譲渡年月日........2段目に譲渡の事実があった日付を記入(1段目は譲渡人欄のため斜線)・譲渡譲受人の個人情報........1段目に譲渡人、2段目に譲受人のそれぞれの氏名と住所を記入※実印の押印が必要な書類のため、印鑑登録証明書記載の氏名住所を転記する・譲渡印........譲渡人の実印を押印(譲受人の押印は不要) 記入に関してはボールペンの使用が望ましく、文字を消すことのできるフリクションインキの使用は認められていません。 自動車譲渡証明書の誤字・脱字への対応方法 自動車譲渡証明書の誤字・脱字については、譲渡人の実印による訂正印が必要になることがあります。多くの場合はあらかじめ捨印を押しておくことで対応が可能です。しかし、捨印には法的効力はなく、軽微な記入ミスにしか対応してもらえません。車両情報欄など、重要箇所の誤字や脱字については訂正印が必要となるため注意が必要です。 ※捨印とは、軽微な誤りに備えてあらかじめ訂正印として文章の余白部分に押印するものです。 委任状が必要な場合もある 譲渡人と譲受人がそろって移転登録手続きに出向く以外では、自動車譲渡証明書と委任状はセットとして必要です。また、多くの場合は中古車販売店や行政書士などの代行業者に依頼するため、こちらも同様に委任状が必要となります。委任状も様式が定められているため国土交通省のサイトからダウンロードするか、中古車販売店や代行業者が用意したものを使いましょう。 未成年の場合は同意書も必要 車の売買や譲渡について未成年者が関わる場合は、親権者の同意書が必要です。親権者同意欄には親権者の実印を押す項目があり、印鑑登録証明書及び未成年者との関係性を証明するための戸籍謄本も必要となります。また、委任状の様式も定められているため、こちらも国土交通省のサイトからダウンロードするか、中古車販売店や代行業者が用意したものを使いましょう。 譲渡証明書以外の必要書類 中古車の名義変更(移転登録)で譲渡証明書以外に必要となる書類は、車検証や申請書などです。詳細は下記を参照ください。 ・車検証・申請書........運輸支局の窓口か国土交通省のサイトからダウンロードして入手・手数料納付書(検査登録印紙)........運輸支局で入手と印紙の購入が可能・譲渡人の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のもの)・譲渡人の実印(譲渡人が手続きする場合)・譲受人の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のもの)・譲受人の実印(譲受人が手続きする場合)・委任状(手続きする人によって記入方法が異なる)・ナンバープレート 記入の仕方や手続き方法などについては、国土交通省のホームページをご覧ください。
自動車税未経過相当額は、中古車を購入する際に支払う費用で、租税公課として処理しません。耳にする機会が少ない費用のため、自動車を購入する場合は、理解を深めておく必要があります。この記事では、自動車税未経過相当額とは何か、どう経理処理すればよいのかを詳しく解説します。自動車を購入する際、注文書に記載がない場合の対応方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 自動車税未経過相当額とは 自動車税未経過相当額とは、「まだ経過していない分の自動車税」のことで、中古車購入時に支払いを求められるケースがあります。なぜなら自動車税の還付金は廃車にしないと受け取れないため、未経過分として買取金額に上乗せし、旧所有者に払い戻しをしている販売店があるからです。車の売買が成立すると、旧所有者に払い戻した未経過分を、販売店が新所有者に請求する仕組みになっています。 例えば6月に車を購入するした場合、4〜5月の2ヶ月分を旧所有者が納税し、残りの10ヶ月分を新所有者が支払うイメージです。ただし、軽自動車の場合はそもそも自動車税の還付金制度がないため、自動車税未経過相当額を支払う必要はありません。 自動車税未経過相当額の経理処理 自動車税未経過相当額は、車両本体価格に加えて「売上高」として経理処理します。なぜなら自動車税未経過相当額は税金として都道府県に納めるものではなく、あくまでも継続して車を乗用するために支払う費用の一部だからです。 また、車両本体価格と同様に別途消費税を課税する必要があります。租税公課で処理された状態で税務調査が入ると、消費税の申告漏れとして追徴課税されます。税金と混同し、租税公課として処理しないよう注意してください。 注文書に自動車税未経過相当額の記載がないときの対応方法 購入時の注文書に、自動車税未経過相当額が記載されていないケースもあるでしょう。続いて、注文書に記載がないときの対応方法を解説します。 販売店に問い合わせる 注文書に自動車税未経過相当額の記載がない場合は、販売店に理由を問い合わせてみましょう。販売店によっては、車を買取するときに未経過分を旧所有者に払い戻していないケースがあるため、自動車税未経過相当額の支払いが不要です。 また、一時的に公道を走れなくする「一時抹消登録」がされている車を購入した場合、未経過相当額ではなく、自動車税として請求されているケースもあります。販売店や購入する車によっては、支払いが不要なことも把握しておきましょう。 解決しない場合は税務署に確認を取って販売店に伝える 解決しない場合は、税務署に聞いた内容を販売店に伝えれば納得してもらえる可能性があります。ただし、販売店が未経過分を旧所有者に払い戻すのは、法的に定められた還付制度ではないため、自動車税未経過相当額を支払う判断は業者にゆだねられています。
「憧れの外車が欲しくても新車では高くてなかなか手が出せない……。でも中古車だと手の届きやすい価格になっており検討できそう」このような方も多いのではないでしょうか。しかし外車の中古車は国産車と比較して故障などのトラブルが多いというイメージがつきまといます。実際のところどうなのでしょうか。この記事では中古車購入のデメリットについて解説します。 外車の中古車でよくあるトラブル3選 ここからは外車の中古車を購入する際によくあるトラブル事例を3つ紹介します。 故障した際の修理費が高額になる まず、修理費が国産車と比較し高くなります。ほとんどの国産車は多くの修理・整備工場に入庫可能ですが、外車になると限られてしまいます。特に格安を売りにした整備工場の多くは外車の取り扱いをしていないことがあります。 なぜこのようなことが起こるのでしょうか。それは外車を扱うためには国産車とは別の専門知識が必要であったり、部品の調達コストがかさむなどの問題点があるからです。 一般的な1時間当たりの整備工賃(レバレート)は下記の通りです。国産車:7,000~10,000円外車:10,000~15,000円 外車を購入する場合は、故障した際にそれなりの修理費がかかることを覚悟しておきましょう。 ハイオクガソリン限定車が多く燃料代が高い 国産車では、スポーツカーや高級車など一部の車種を除けばレギュラーガソリンを入れられるクルマがほとんどです。しかし外車はガソリン車の場合、ほとんどがハイオク限定車です。ヤリスやフィットクラスのコンパクトカーでもハイオク限定車となっています。 また、低年式の外車は燃費が悪いものも多く存在します。2010年以前の欧州製コンパクトハッチバックを例にすると、リッター10km程度しか走らないこともざらにあります。当時の同クラスの国産車の場合、15~20kmぐらい走るものが多いです。 燃費を気にされる方は、外車の中古車購入は控えたほうがいいかもしれません。 リセールバリューが悪い メルセデス・ベンツやフェラーリ、ポルシェなど一部の外車はリセールバリューが高く、新車価格を上回ることもあります。そのため、外車はリセールバリューが良いと思っていませんか。実は一部の車種を除いて国産車よりリセールバリューが悪い傾向にあります。一般的な目安として同価格帯の国産車より2~3割程度安くなる場合が多いです。 なぜ外車はリセールバリューが低くなるのでしょうか。原因の一つとしてあげられるのは、前述した整備費用や燃費などの維持費の高さです。購入価格を抑えても数年間所有した場合、国産車よりトータルコストが高くなってしまうかもしれません。 外車の購入には、維持費やリセールバリューを気にしない強い意志と経済力が必要になるでしょう。 中古の外車を購入する際に気を付けるポイント では、中古の外車を購入する際、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。ポイントを解説します。 外車専門店で購入する 中古車販売店には外車を専門に扱っているところもあります。さらには特定のメーカー専門店や名車専門店なども存在します。専門店は一般店よりも特定メーカーや車種に関する知識を有するスタッフが在籍しており、安心して任せることが可能です。 一方、一般店より販売価格が高額になる点がデメリットです。しかし目利きのスタッフが仕入れたクルマを、しっかりと整備して納車していただけるというメリットもあります。 長い目で見た際に、専門店で購入するメリットを感じられるでしょう。 ▼輸入車専門店ガレージカレント▼アメリカンヴィンテージカー専門店ガレージカレント U.S. アフターサービスを確認する 外車購入の際は、アフターサービスをしっかりと確認しましょう。修理費や整備費が国産車と比較すると高くなりますが、店舗によっては充実した保証サービスを提供しているところもあります。保証内容と保証期間は明確にすることが重要です。充実したアフターサービスを受けられるなら、リスクを軽減できるでしょう。 コスト重視の方は国産車購入をオススメ 外車を所有することは、特別感や充実感を得られる代わりに、高額なランニングコストを支払わなければなりません。一見、安いと思える中古外車も3年後、5年後には「国産車を選んでおけば良かった……」と後悔する可能性があります。強い思い入れがなく低コストでクルマを維持したい方には国産車購入をオススメします。 また、国産車は中古市場でも人気が高くなっています。10年落ちの国産車でもナビやコーナーセンサーなど標準装備されている車種が多く、不便に感じることは少ないでしょう。昔は10年落ち、10万kmオーバーのクルマは価値がなくなると言われてきましたが最近のクルマは充分元気に動きます。実用性重視の方には国産中古車の購入は間違いない選択であると言えます。 まとめ 販売価格の安い外車中古車は、正しい知識がないと購入後に後悔してしまうかもしれません。外車中古車の購入を検討する際は維持費の高さやリセールバリューの低さを覚悟しておきましょう。外車は国産車とは違う魅力があります。デメリットを理解し納得できた場合には、楽しい外車ライフがあなたを待っているでしょう。
中古車を購入するとき、環境負荷が小さく、経済性にも優れているエコカーを選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、中古車も「エコカー減税」の対象になるのかということでしょう。今回は、エコカー減税が中古車も対象になるのか解説します。車の維持費にも直結するエコカーの減税制度について知りたい方は、参考にしてみてください。 中古車の一部はエコカー減税の対象 次の2つの条件を満たすと、中古車でもエコカー減税を受けられます。・2023年4月30日までに新規登録・届出されていること・初回車検を迎えていない(登録から3年以内)であること そもそもエコカー減税とは エコカー減税とは、排出ガス性能や燃費性能に優れる車に対し、自動車重量税を軽減するという制度です。減税率は、車によって異なります。性能が良いほど税金の負担が軽減されるため、購入時や初回車検時の出費を少しでも抑えたい場合は、環境性能に優れる車を選ぶとよいでしょう。 エコカー減税は終了期限が決まっている このエコカー減税は、2023年4月30日までに登録された車(2022年11月現在)が対象です。 減税制度を利用して車を買いたいと考えているのであれば、期限に間に合う手続きを進めなければなりません。2020年代になってから世界的な半導体不足の影響や新型コロナウイルスの影響などにより、新車の納期が長くなっています。そのため、減税制度を利用したいのであれば、早めに商談する方がよいでしょう。 中古車購入時にエコカー減税を受けるための手続きは不要 中古車購入時の手続きは必要ありません。購入時に業者が手続きしてくれます。 エコカー減税で税金はどれぐらい安くなる? 減税制度が適用されると、25%〜100%(免税)安くなります。減税率に幅があるのは、燃費基準達成率に応じて減税率が異なるためです。 環境性能に優れるプラグインハイブリッド(PHEV)/電気自動車(BEV)/クリーンディーゼル車などは100%減税(取得時・初回車検時)。低燃費車については、120%達成で100%(取得時・初回車検時)、90%~100%達成で100%減税(取得時)、75%~85%達成で50%(取得時)、60%~70%達成で25%(取得時)となります。 例えば、プリウスPHVを購入した場合、購入時と初回車検時が減税(100%減税)です。そのため、1年落ちのプリウスPHVを中古で購入すれば、初回車検時も減税を受けられます。