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車のカタログの価格表示を見ると、メーカー小売価格と並んで、「北海道地区メーカー小売価格」と掲載されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。これは、「寒冷地仕様車」であることを意味しています。では、寒冷地仕様車とはどのような車なのでしょうか。今回は、寒冷地仕様車とはどのような車で、標準仕様の車とどのような違いがあるのか解説します。 寒冷地仕様車とは 車のカタログやWebに掲載されている情報を見ると、「北海道地区メーカー小売価格」といった表示があったり、注釈で「寒冷地仕様を選択した場合」と書かれていたりすることがあります。 寒冷地仕様車とは、寒冷地で使うことを考えた仕様になっている車のことです。寒冷地仕様車は、雪が降る地域や気温が低い地域での使用を想定しているため、標準仕様車より装備や機能を追加・強化しています。 寒冷地仕様車の標準仕様車と異なる点 寒冷地仕様車と標準仕様車は、具体的にどこがどのように違うのでしょうか。 バッテリーやオルタネーターの容量 寒冷地仕様車は、容量が大きいバッテリーを搭載したり、発電量が多いオルタネーターを装備したりしています。 このようなバッテリーやオルタネーターが使われているのは、気温が低い環境でエンジンをスムーズにかけられるようにするためです。 ワイパーの特性 ワイパー周辺も寒冷地仕様に変更されているケースが多いです。 寒さが厳しい場所では、凍結しにくいワイパーに変更されます。また、ワイパーに付着した雪や氷を除去する装置「ワイパーディアイサー」が装備されます。 凍結防止対策の有無 寒冷地仕様車は、走行することによって付着する雪や水などによって発生する凍結を防止するための装備が取り付けられています。下回りの凍結を防止するためのアンダーカバーやミラーのヒーターは凍結を防止するための装備品です。このような凍結防止対策も寒冷地仕様車ならではの特徴です。 暖房機能 暖房機能が充実しているのも寒冷地仕様車ならではのポイントです。寒冷地仕様車では、シートヒーターやリアヒーターダクトが追加されます。このように寒冷地仕様車は、シートヒーターや後席のヒーターなどによって、乗員が快適に過ごせるよう工夫されています。 サビ対策 寒冷地仕様車は、サビへの対策が強化されているケースが多いです。 路面凍結の恐れがある道路では、凍結防止剤が散布されることが多々あります。この凍結防止剤には塩分が含まれており、凍結防止剤が付着したまま車を放置すると、またたく間にサビてしまいます。このように、走行環境を考慮した対策が講じられていることが特徴です。 冷却水の濃度 寒冷地仕様車では、冷却水の濃度が高くなっていることがほとんどです。気温が低い環境で冷却水が凍結しないよう寒冷地仕様車では濃度が高い冷却水に変更されています。 寒冷地仕様車のメリット ここでは、寒冷地仕様車の主なメリットを2つ紹介します。 寒冷地でも快適に運転できる 寒冷地仕様車は、寒さが厳しい場所や地域でもトラブルなく運行できるように工夫されています。そのため、寒冷地でも快適に運転できることがメリットです。 凍結のリスクが低い 寒さが厳しい時期は、エンジンがかかりにくかったり、下回りが凍結したりする恐れがあります。このような寒さによるトラブルを減らすことができるのも寒冷地仕様のメリットです。 寒冷地仕様車のデメリット ここからは、寒冷地仕様車のデメリットについて紹介します。 普通仕様車よりも価格が高い傾向がある 寒冷地仕様車は、標準仕様車より価格が高い傾向にあります。車種によって、価格は異なりますが、標準仕様の車より数万円ほど高いケースが多いようです。 使用頻度によっては割高になる 寒冷地仕様車は、寒さが厳しい環境で使うことを想定した装備や機能が追加されている車です。そのため、寒い地域や場所に行かないのに寒冷地仕様車にすると、車輌価格が割高になります。車の使い方を考えて、寒冷地仕様車にするか標準仕様車にするかを決めましょう。 寒冷地仕様車はこのような人におすすめ 寒冷地仕様車は、次のような人におすすめです。 ・寒さが厳しく、降雪や積雪がある場所や地域に住んでいる人・ウインタースポーツを楽しむために定期的に寒い場所に行く人・寒暖差が激しい場所へ行き来する人・寒冷地への引っ越しや移住を考えている人 上記に当てはまる人は寒冷地仕様車の購入を検討するとよいでしょう。 まとめ 寒冷地仕様車は、寒さが厳しい環境でも快適に車を使えるよう装備や機能の強化・追加をした車です。雪が降り積もる地域に住んでいる方はもちろん、ウインタースポーツなど寒い場所でなければ楽しめないアクティビティが趣味の方も寒冷地仕様車を検討してみるとよいでしょう。
バッテリー上がりやガラスの曇り・凍結など、冬にはさまざまな車のトラブルが起こりやすいです。雪が降らない地域でも、トラブルが発生する可能性があるため、万が一に備えて対処法・予防法を知っておきましょう。この記事では、冬に起こりやすいトラブルとその対処法、予防法について解説します。 冬に起こりやすい車のトラブルとその対処法 冬に起こりやすい車のトラブルは、以下のとおりです。 ・バッテリー上がり ・ガラスの曇り・凍結 ・エンジンオイルが硬くなる ・冷却水が凍結する ・タイヤが雪に埋まる ・ウォッシャー液が出ない ・タイヤがパンク・バーストする それぞれの詳細と、対処法について解説します。 バッテリー上がり 冬にはバッテリー上がりが発生しやすいです。気温が低下すると、バッテリー液の温度も低くくなり性能が落ちてしまいます。 また、冬場は日照時間が短くライトを使用する時間が長く、寒さでエアコンの使用頻度も高くなって、車の放電量が増えます。これらがバッテリー上がりが起こりやすい原因です。 対処法 バッテリーが上がってしまったときの対処法は、以下のとおりです。 ・専用のバッテリー充電器で充電をする ・他の車から電気を分けてもらう ・ロードサービスを呼ぶ 車のバッテリーが上がると、運転できなくなるのはもちろんのこと、事故に発展する危険もあります。 ガラスの曇り・凍結 冬はガラスの曇りや凍結のトラブルが発生しやすいです。車内のエアコンを使用すると、ガラスの氷は次第に溶けていきますが、車外との気温差でガラスが曇ってしまうこともあります。 対処法 ガラスが曇ってしまったり、凍結してしまったときの対処法は、以下のとおりです。 ・凍結箇所にぬるま湯や水をかけて溶かす ・曇り止め防止のデフロスターやデフォッガーを使用する ・エアコンの外気導入で車の内と外の温度差を少なくする ・解氷スプレーなどのグッズを使用する フロントガラスの曇りや凍結は、視界が悪くなり車の運転にも影響を及ぼします。ガラスの曇りや凍結を事前に防止しておきましょう。 エンジンオイルが硬くなる 冬はエンジンオイルが硬くなるトラブルも発生しやすいです。気温が下がるとエンジンオイルの温度も低下し、粘度が変化して硬くなります。エンジンオイルの種類によっては、気温の低下で粘度が変わると、エンジン内部を循環できなくなってしまうことがあります。 対処法 エンジンオイルが硬くなってしまったときは、エンジンをかけてオイルを温めましょう。エンジンの劣化や故障にもつながるため、気をつけたいトラブルです。 冷却水が凍結する 車の冷却水にはエチレングリコールなどが含まれており、水に比べると凍結しにくいです。しかし、寒冷地ではまれに冷却水が凍結してしまうこともあります。また、寒冷地で生活していなくてもスキー場など寒冷地に行くときには注意が必要です。 対処法 冷却水が凍結してしまったときの対処法は、以下のとおりです。 ・オーバーヒート防止のため、エンジンをかけない ・凍っていない液体を抜く ・温かいお湯を入れて溶かす ・エンジンがオーバーヒートしたら安全な場所に停車し、ロードサービスを呼ぶ 冷却水が凍ってしまうと、配管やエンジンの内部にまでひび割れが発生してしまうことがあり、エンジンの劣化や故障にもつながります。冷却水が凍結しないよう事前に対策しましょう。 タイヤが雪に埋まる 積雪の多い地域では、タイヤが雪に埋まるトラブルも発生しやすいです。駐車時にタイヤが雪に埋まってしまった場合には、車の下の雪をスコップなどで取り除きます。 また、車が雪に埋もれて立ち往生してしまったときに、エンジンをかけたままにしておくと一酸化炭素中毒になる可能性もあり大変危険です。 対処法 タイヤが雪に埋まってしまったときの対処法は、以下のとおりです。 ・柔らかい雪の場合は、ゆっくり前進と後進を繰り返して脱出する ・車がまったく動かない場合は、タイヤの下にフロアマットなどを敷いて車を動かす ・周りに救援を求め、状況によっては警察などに連絡をする 運転中にタイヤが雪に埋まってしまった場合には、ハンドル操作が思うようにできなくなってしまい、場所によっては事故を招きかねません。まずは、安全な場所に移動しましょう。 ウォッシャー液が出ない バッテリー液やエンジンオイルと同様に、気温が低下するとウォッシャー液が凍って出なくなってしまうことがあります。ウォッシャー液はエタノールが含まれているため、凍りにくい液体ですが、極度に気温の低い地域にいる場合は気をつけなければなりません。 また、ウォッシャー液が凍らなくても、ノズルが凍結してしまうことがあります。たとえウォッシャー液が正常だとしても噴出できなくなるため、関連する部品の状態もよく確認しましょう。 対処法 ウォッシャー液が出なくなってしまったときの対処法は、以下のとおりです。 ・エンジンをかけて、温めてから使用する ・ノズルやノズル周辺が凍っている場合は、お湯や温風で溶かす タイヤがパンク・バーストする 冬には、タイヤのパンクやバーストといったトラブルも発生しやすいです。気温が低下すると、タイヤの空気圧が減少します。 また、寒さによりタイヤのゴムが硬くなってしまい衝撃に弱くなります。さらに、道路の落下物が雪に埋もれていて、気づかずに踏んでしまうことも多いです。 対処法 タイヤがパンクしてしまったり、バーストしてしまったときの対処法は、以下のとおりです。 ・急ブレーキを踏まない ・ハンドルをしっかり持って、減速しながら安全な場所に移動する ・ロードサービスを呼ぶ タイヤのパンクやバーストは大きな事故につながる恐れがあります。空気圧やタイヤの劣化は寒くなる時期の前に点検しておくと、パンクやバーストといったトラブルを回避できます。 冬の車のトラブルを防ぐ方法 冬の車のトラブルは、事前に準備しておくと回避できるものが多いです。主な防止策は以下のとおりです。 ・スタッドレスタイヤを装備する ・硬化しにくいエンジンオイルに交換する ・凍結しにくいタイプのウォッシャー液に交換する ・バッテリーをチェックしておく ・ガラスを清掃しておく それぞれ詳しく解説します。 スタッドレスタイヤを装備する 積雪しない地域であっても、みぞれや雨が降った日には地面が凍結しやすいです。積雪しない地域では、ノーマルタイヤで冬を越すことも多いですが、安全性を考えるのであればスタッドレスタイヤの使用をおすすめします。 そもそも沖縄県以外の地域では、雪が降っているときにノーマルタイヤで走行すると道路交通法違反となります。また地域によっては、スタッドレスタイヤだけでなくチェーン装着が必須となるところもあるため、旅行などで寒冷地を訪れる際には注意が必要です。 硬化しにくいエンジンオイルに交換する エンジンオイルが硬化している場合には、走行前にエンジンをかけてオイルを温める必要があります。毎回温めるのは面倒なため、寒い地域で車に乗る方は、オイルの温度が低い状態でも走行できるようなエンジンオイルに交換しましょう。 適切なエンジンオイルは車種により異なり、車の取扱説明書に記載されています。また、エンジンオイルは数字とW(Winter)の組み合わせで、低温側粘度がわかります。最も数字の低い0Wは-35℃まで対応可能です。 凍結しないタイプのウォッシャー液に交換する ウォッシャー液にもさまざまな種類があり、寒い地域で使用するのであれば凍結しないタイプのものを選びましょう。また、通常ウォッシャー液は水で希釈して使用しますが、冬場は濃度を濃くすることも重要です。 たとえば、エタノール10%くらいの原液の場合には、原液と水を1対1で希釈すると凍結温度は-2℃程度です。しかし、これを原液のまま入れれば-ス6℃程度まで耐えられるようになります。 バッテリーをチェックしておく バッテリーが上がるトラブルを防ぐために、定期的な点検や交換は必須です。バッテリーの寿命は2〜3年といわれています。寿命が近づくにつれトラブルが発生しやすくなるため、定期的な点検をおすすめします。 また、週に1回30分を目安に車を走らせることも、バッテリー上がりの防止策として有効です。信号待ちや渋滞の少ない道を選びましょう。 ガラスを清掃しておく ガラスに汚れが付着していると、汚れの不純物が水と混ざり凍結しやすくなります。そのため、凍結を防ぐためにガラスを綺麗にしておきましょう。 また、凍結するのは車外のガラスだけではありません。車内のガラスも凍結するため、綺麗にしておく必要があります。 まとめ 積雪の多い地域や、寒さが厳しい地域では、車のトラブルが発生しやすいです。急なトラブルに備えて、対処法を知っておきましょう。また、リスクを回避するためにもできる限りの対策をおすすめします。
フロントガラスの凍結は冬場に起こりやすいトラブルです。特別な道具がなくても凍結部分を溶かせるため冷静に正しく対処しましょう。また、凍結防止に役立つグッズを使うのも1つの方法です。この記事では、フロントガラスの凍結の対処法や予防法、注意点などについて詳しく解説します。 車のフロントガラスが凍ったときの対処法 車のフロントガラスが凍ったときには、以下の対処法を試してみてください。 ・車を温めてから発進する ・氷をヘラやスクレイパーで取り除く ・ぬるま湯をかける ・解氷スプレーを吹きかける ・解氷用ウォッシャー液を使う それぞれ詳しく解説します。 車を温めてから発進する フロントガラスの凍結の対処法として最も簡単な方法は、車を温めてから発進することです。車のエンジンをかけてエアコン(暖房)をつけると、車内が温まりフロントガラスの氷も次第に溶けていきます。 フロントガラスが凍るほどの寒い日は車内の温度も低下しており、寒さで手がかじかんでハンドルを握ることも難しくなりがちです。前もって車内を温めておくと、フロントガラスの氷を溶かせるだけでなく、車に乗り込んだときにすでに暖かい状態のため、スムーズに運転を始められます。 また、車にはデフロスターやデフォッガーが備えられています。デフロスターは、フロントガラスとフロントドアガラスの内側の曇りを取るもので、デフォッガーはリアウィンドウの内側の曇りをとるものです。本来ガラスの曇りを取るものですが、氷を溶かすことにも効果があります。 氷をヘラやスクレイパーで取り除く 薄く張った氷であれば、ヘラやスクレイパーを使ってとることも可能です。ただし、調理器具や工具として使用するプラスチック製や金属製のものは、フロントガラスを傷つけてしまう恐れがあり使用すべきではありません。 カー用品店や通販で、車の氷を取り除く専用のヘラやスクレイパーを購入しましょう。ただし、車用のヘラやスクレイパーであっても、分厚い氷の場合には取り除くまでに時間がかかってしまうことがあります。エアコンやデフロスターを併用しながら行いましょう。 ぬるま湯をかける ぬるま湯や水をかければ、氷を溶かせます。ただ、熱湯をかけると外気温との差でフロントガラスがひび割れてしまう可能性があるため、避けましょう。また、気温の低い日には、ぬるま湯や氷をかけた瞬間から凍ってしまうこともあるため注意が必要です。 適温は40度前後です。耐熱のビニール袋に入れて氷をなぞると効率よく溶かせます。 解氷スプレーを吹きかける フロントガラスが凍ったときには、カー用品店や通販で販売されている解氷スプレーの使用も効果的です。 取扱いは非常に簡単で、スプレーをフロントガラス全体に吹きかけるだけで、氷が溶けます。ぬるま湯や水のようにかけた瞬間に凍る心配もありません。 解氷スプレーにはアルコールが含まれており、アルコールの主成分であるエタノールの凍結温度は約-114℃です。水の凍結温度が0℃のため、エタノールは凍結しにくいことがわかります。そのため、アルコールが手元にある場合には、水で2倍希釈すると手作り解氷スプレーを作ることも可能です。 ただし、車のボディにかかるとワックスなどのコーティングが剝がれてしまうこともあるため注意しましょう。 解氷用ウォッシャー液を使う フロントガラスの凍結頻度が高い場合には、ウォッシャー液を解氷用のものにすることもおすすめです。 ウォッシャー液は汚れを落とすための液体です。ボンネット内のウォッシャータンクに入れて使用します。このウォッシャー液を解氷用のものに変えると、噴射時にフロントガラスの氷を溶かせます。 ただし、解氷用ウォッシャー液とその他のウォッシャー液は混ぜて使用できません。そのため、すでにタンクに入っている他のウォッシャー液が空になってから、解氷用ウォッシャーを入れる必要があります。 車のフロントガラスが凍結する仕組み フロントガラスが凍る仕組みの1つに「放射冷却」があります。放射冷却は、物体が外に熱を出して冷えることで、熱湯を放置しておくといずれ温度が下がり水になる現象です。 曇りや雨の日には上空に雲がかかっており、この雲が蓋のような役割をするため、地面の熱が上空に逃げにくくなっています。一方、雲がない晴天の日は地面の熱が上空に逃げやすく、冷え込みます。 また、フロントガラスの氷は霧が固まってできており、気温が5℃を下回ると霧が発生します。通常水が凍るのは0℃からですが、晴れている日こそ放射冷却が起こりやすく、日中と夜間の気温差が大きいほど凍結しやすいです。 さらに湿度が高く、空気中の水蒸気が多い日も凍結しやすいため、注意しましょう。 車のフロントガラスの凍結を防ぐ方法 放射冷却の仕組みを知れば、凍結しやすい日がある程度予測できます。そのため、凍りやすそうな日には、凍結を防ぐために事前に対策しておきましょう。 ここからは、フロントガラスの凍結を防ぐ方法について解説します。 凍結防止シートを取り付けておく カー用品店や通販で購入できる凍結防止シートをフロントガラスにつけておくと、凍結を防止できます。 フロントガラスの大きさは車種によって異なり、凍結防止シートもさまざまな大きさのものが販売されています。ドアに挟むタイプのシートは挟むだけの余分が必要なため、車に合ったサイズのものを選びましょう。 また、夏場にも使えるUVタイプのものや、急な雨にも対応しやすい撥水加工がされているものなどシートによって機能や価格も異なります。 撥水スプレーを使用する 凍結予防には、フロントガラスに水をつきにくくする撥水スプレーも効果的です。凍結防止シートのように付けたり外したりする必要がなく、フロントガラスに吹きかけるだけのため手軽に使用できます。また、水がつきにくくなるのにあわせて、汚れもつきにくいです。 撥水スプレーをしていると、万が一フロントガラスが凍結をしてもヘラやスクレイパーでとりやすくなります。撥水効果の高いシリコン系、持続力が高いフッ素系と種類によって効果も異なるため、用途に合ったものを選びましょう。 油膜や汚れを落としておく 凍結を予防するには、フロントガラスの油膜や汚れを落としておくことも大切です。フロントガラスが汚れていると、水に汚れの不純物が混ざり氷結点が高くなります。 フロントガラスの凍結には、放射冷却や霧の発生が大きく関係していますが、温度がさほど低くない日でも凍結している場合には、汚れが付着している可能性があります。水性の汚れは水やカーシャンプーで落ちますが、油性の汚れは油膜除去剤による研磨がおすすめです。 固着した汚れはセルフでは落としにくいこともあるため、無理に落とそうとせずお店に相談しましょう。 車のフロントガラスの凍結時の注意点 フロントガラスの氷を溶かす際には、注意しなければならない点がいくつかあります。 ・熱湯をかけない ・ワイパーで取り除かない ・氷をたたき割らない それぞれ詳しく解説します。 熱湯をかけない 氷を手っ取り早く溶かすために熱湯をかければよいと考える方もいるかもしれませんが、フロントガラスがひび割れてしまうため、熱湯は絶対にNGです。 ガラスは温度が上がると膨張し、下がると収縮します。また、熱が伝わる速度が遅く、熱を通しにくいという性質ももっています。そのため、熱湯をかけるとフロントガラスの外側は膨張しますが、熱が伝わりにくいため内側は膨張しません。この変化に耐えられず、ガラスはひび割れてしまいます。 ワイパーで取り除かない フロントガラスの凍結をワイパーで取り除こうとすると、ワイパーが故障してしまう恐れがあります。 ワイパーには、ワイパーブレードというフロントガラスの表面の汚れや雨水を取り除くゴムがついています。凍結をワイパーで取り除こうとすると、ワイパーブレードのゴムが剥がれてしまう可能性があります。 また、ワイパー自体が折れてしまったり動かなくなってしまうこともあり、使用すべきではありません。 氷をたたき割らない フロントガラスに分厚い氷ができてしまったときには、ハンマーなどで叩き割ろうとする方もいますが、これもNG行為の1つです。 力加減を間違えれば、フロントガラスを叩き割ってしまう危険があるためです。フロントガラスの修理や交換は高額で、数万円~数十万円もの費用がかかる場合もあります。 まとめ フロントガラスの凍結は、寒冷地でなくても起こりやすいものです。凍ったままの状態では前が見えづらく、事故などを起こしやすくなります。 フロントガラスの凍結防止のためにさまざまな便利グッズが販売されているため、ぜひ活用してみてください。また、凍結させないために日頃からフロントガラスを綺麗にしておくことも大切です。 もし凍結してしまった場合にも適切に溶かせば問題ありません。ただし、熱湯をかける、氷を叩き割るなどのNG行為を行えば、フロントガラスがひび割れてしまったり、車が故障してしまう可能性もあるため注意が必要です。
雪が降るほど気温が低い日にツラいのは、人だけではありません。車のエンジンにとってもツラい環境です。今回は、雪が降るほど外気温が低いとき、車のエンジンがどのような影響を受けるのか解説します。また、トラブルにならないための対策も紹介します。 雪がエンジンに与える影響 雪が降るほど外気温が低いとき、車のエンジンにどのような影響があるのでしょうか。ここからは、温度の低さがエンジンに与える影響を紹介します。 温まるまでに時間がかかる 外気温が低いと、エンジンが温まるまでに時間がかかります。 車のエンジンは、さまざまな潤滑機能や冷却機能などが正しく機能することで本来の性能を発揮します。つまり、エンジンの性能をしっかり引き出すためには、エンジンオイルの油温や冷却水の水温などが適温になっている必要があるのです。 しかし、雪が降ったり、外気温が低かったりすると、エンジンそのものが冷え切ってしまうため、温まるまでの時間がかかります。また、エンジンが適温になっていない場合、エンジンの温度を上昇させるために、エンジン回転数が高くなったり、燃料の噴射量が多くなったりします。 燃費が悪くなる 外気温が低かったり雪が降ったりすると、エンジンが冷えてエンジンが適温になるまでの時間がかかるため、燃費が悪くなります。 また、寒さによってエンジンオイルが硬くなって、エンジンの潤滑がスムーズに行われなくなり、オイルが適温になるまでのエンジン回転が鈍化するのも燃費性能の低下に影響します。 さらに、スタッドレスタイヤを装着したり、タイヤの空気圧が適正値に保たれたりしていない場合も燃費が悪くなる要因の1つです。 このように、寒さによるさまざまな影響によって、燃費が悪くなります。 無理にアクセルを踏むと故障の原因になる 冷えきってオイルも硬くなっているエンジンを無理に回すと、故障する場合があります。 雪や低温によってエンジンが冷えるとオイルが正しく循環しません。エンジン内部の潤滑に必要なオイルが十分に循環していないときに、アクセルを踏み込んで高い回転数までエンジンを回してしまうと、エンジン内部で金属同士が擦れてキズができます。 エンジン内部にできたキズは隙間となり、エンジンオイルで塞ぐことができなくなると、エンジンのトラブルや故障に発展します。 このようなことを防ぐためにも、寒いときはエンジンを無理に回さないよう注意しましょう。 雪の影響でエンジンがかからないときの対処法 雪や外気温の低さの影響でエンジンがかからないときは、どのようにすればよいのでしょうか。ここからは、エンジンがかからなくなったときの対処法を紹介します。 5分ごとにエンジンをかけてみる エンジンがかからないとき、何度もセルを回してエンジンをかけようとしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、エンジンがかからないからといって続けて何度もセルを回すとバッテリーがなくなり、セルすら回らなくなってしまいます。 このようなことにならないようにするためには、ある程度の時間をおいてからセルを回すのがポイントです。具体的にどのくらいの間隔を空ければよいという明確な答えはありませんが、5分程度の時間を空けてからセルを回すとバッテリーやエンジンへの負荷がかかりにくくなります。 バッテリーが上がっていないか確認する バッテリーの電力でセルモーターを回すことで、エンジンがかかります。そのため、バッテリーが上がっているとエンジンは始動しません。 電圧が低くなると、セルが回らなくなったり、セルモーターの回転が鈍くなったりします。このような症状が現れたときは、バッテリーが上がっているかもしれません。バッテリー上がりの可能性があるときは、無理にエンジンをかけようとせず、ロードサービスや救援を呼びましょう。 冬にバッテリーが上がらないようにするためにも、寒さが厳しくなる前にバッテリーの点検をしておくことをおすすめします。 ロードサービスを利用する エンジンがかからず、どのように対処していいのかわからないときは、ロードサービスに救援を依頼しましょう。 ロードサービスと聞くとJAFを思い浮かべるかもしれませんが、自動車保険の付帯サービスとして用意されている場合もあります。万が一のときのためにも、ロードサービスの依頼先を電話帳に登録しておくとよいでしょう。 雪の影響でエンジンがかからないときのNG対応 次に、雪の影響や外気温の低さによって、エンジンがかからないときにやってはいけない対応を紹介します。 連続でエンジンをかけようとする セルモーターを連続で回してエンジンをかけようとするのはやめましょう。セルモーターを連続で回すとバッテリーやエンジンに負荷がかかり、エンジントラブルやバッテリー上がりになることがあります。 バッテリーを温めようとする バッテリーを温めようとするのはやめましょう。 寒さの影響でバッテリーが弱っているという理由で、バッテリーの外側から熱を加えると、故障や事故の原因となります。 雪によるエンジン関連のトラブルを防ぐ方法 雪や外気温の低さによってエンジン関連のトラブルを防ぐ方法には、主に次の2つが挙げられます。 定期的に車を動かす 車を定期的に動かすことで、トラブルを防止できます。 車を動かすと、エンジンの状態が良好になります。また、オイルの潤滑が回復したりバッテリーの充電がされたりするため、次に乗るときのトラブルも最小限に留めることが可能です。 車を動かすときは、エンジンの水温が90℃前後に温まるまで走り続けてください。エンジンの水温は水温計で確認できます。温まるまでにかかる時間や距離は、走行環境によって異なります。 エンジンスターターを利用する 遠隔操作でエンジンをかけられるエンジンスターターを利用するのも効果的です。 エンジンスターターを利用すれば、乗車する前に暖気ができます。また、エンジンをかけてすぐに走り出すことがないため、エンジンへの負荷を抑えられるのもエンジンスターターの特徴です。 エンジンスターターは、ディーラーオプションやカー用品店などで取付けることができます。 まとめ 雪が降ったり外気温が低かったりするとき、エンジンは過酷な環境におかれています。冬のエンジントラブルを少しでも減らすために、日頃から車を動かすとともに、エンジンを始動する際は適切に対応しましょう。
一面銀世界の中でのキャンプは、夏のキャンプと一味違った世界を楽しめるのが魅力です。しかし、雪中キャンプは、季節ならではのさまざまな注意点があります。今回は、雪中キャンプの魅力を紹介するとともに、注意点や用意しておきたい道具について解説します。 車の雪中キャンプの魅力 あたり一面に銀世界が広がる雪中キャンプでは、夏のキャンプとは違った景色を楽しめます。また、静かに降り積もる雪と銀世界ならではの静けさも雪中キャンプの魅力です。 雪中キャンプを楽しむためには、さまざまな注意点を理解し、必要な道具を準備をしなければなりません。 車の雪中キャンプに必要なもの 雪中キャンプを快適かつ安全に楽しむためには、さまざまな道具が必要です。ここでは、車で雪中キャンプをおこなう際に必要なアイテムや用意しておきたい道具を紹介します。 スタッドレスタイヤ 雪道や凍結路面などを走行できるよう、スタッドレスタイヤは必ず装着しておきましょう。また、スタッドレスタイヤを装着していても、規制によってチェーンを装着しなければならないこともあるため、タイヤチェーンも合わせて用意しておいてください。 雪中キャンプに限らず、雪が降る場所や地域、路面凍結のおそれがある場所に向かうときは、必ずスタッドレスタイヤを装着し、タイヤチェーンを車に積んでおきましょう。 防寒対策グッズ 雪が降る場所でキャンプをする際は、十分に防寒対策をしましょう。 日頃生活している場所とキャンプ場では気温差が大きい傾向があるため、防寒対策グッズは多めに用意しておくことをおすすめします。上着や毛布を多めに用意するだけでなく、使い捨てカイロまたは充電式カイロも準備しておきましょう。 ジャンプスターター ジャンプスターターは、車のエンジンがかからなくなったときに使うアイテムです。 車のバッテリーは気温が低いと弱りやすいため、車を動かしたいときにエンジンがかからなくなる可能性があります。万が一のときのためにジャンプスターターを用意しておくと安心です。 スコップ スコップは、車の雪下ろしや雪で埋まった道の除雪をするときに使います。 雪が降りやすい場所に車を一晩置いておくと、車が雪で埋まってしまうことがあります。また、通ってきた道が雪で埋め尽くされている場合もあるでしょう。このようなときにスコップが活躍します。 加えて、雪下ろしや除雪をする際は、防寒対策をするだけでなく、長靴やゴム手袋をして手や足が濡れて感覚がなくならないようにするのもポイントです。 懐中電灯 冬は、日が落ちるのが早く、暗い時間が長いため、懐中電灯が必須です。また、予備の電池は多めに用意しておきましょう。もし電池が尽きても困らないよう、手巻きの発電機も用意しておくと安心です。 キャンプグッズ テントや寝袋、食品や飲み物などのキャンプグッズも必要です。 ただし、夏のキャンプグッズをそのまま流用してしまうと、防寒対策グッズや雪中キャンプに必要なアイテムを忘れてしまうことがあります。そのため、季節に合わせたキャンプグッズを忘れていないかキャンプに行く前にしっかり確認しましょう。 解氷剤 解氷剤は、車のガラスの霜を取り除くためのグッズです。 ガラスが凍っていると前方視界が悪くなり、事故を起こしてしまう可能性があります。そのため、雪中キャンプに行く際は、解氷剤も持っていきましょう。 車の雪中キャンプの注意点 車での雪中キャンプは、夏と違った危険があります。ここからは、雪中キャンプに行く際の注意点を紹介します。 電波が届く範囲内で行う 携帯電話やスマートフォンなどの通信機器の電波が届く範囲内でキャンプをしましょう。 雪中キャンプの途中でトラブルにあったとき、電波が届く範囲でなければ助けを呼べません。また、雪が降ってしまうと救援が遅れることもあるため、夏のキャンプ以上に安全面に考慮する必要があります。 車の中で寝るときはエンジンを切る 雪中キャンプでは、寒さから身を守るために車の中で寝ようと考える人もいるでしょう。 もし、車の中で就寝する際は、車のエンジンを切るようにしてください。エンジンを切らずに寝てしまうと、就寝中に降り積もった雪でマフラーが埋まり、一酸化炭素中毒になる危険性があります。 大量に積もった雪は落としておく 車に積もるほどの雪が降っているときは、定期的に雪下ろしをしてください。 車に積もる雪は軽そうに見えますが、降り積もる雪の重量は1m³あたり300kgにもなる場合があるため、実はかなり重いのです。 これほど重い雪をそのままにしておくと、車のルーフやボンネットがへこんだり、フロントガラスが割れたりします。そのため、定期的に雪下ろしをしましょう。 まとめ 雪中キャンプは、夏のキャンプと違った景色や感覚を楽しめるのが魅力です。 しかし、雪が降るからこそ注意しなければならないこともあります。また、用意しなければならない道具・装備も増えます。 そのため、雪中キャンプをする際は、万全の準備をして、十分に気をつけながら行わなければなりません。事前準備をしっかりし、万が一の備えも十分にして雪中キャンプを楽しみましょう。
雪が降る環境の中で車が立ち往生したり車内で待機したりするときは、一酸化炭素中毒に注意しなければなりません。今回は、車が雪で埋まったり、マフラーが塞がれたりする危険性を解説するとともに、対策を紹介します。 車のマフラーに雪が詰まる問題点 車のマフラーが雪で埋まると、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。 一酸化炭素とは、炭素を含む物質が酸素不足の環境で不完全燃焼を起こした際に発生する気体です。一酸化炭素は、酸素を全身に運ぶ役割を果たすヘモグロビンの働きを阻害することで、全身に酸素が十分に届かなくなります。その結果、酸素不足になった状態を一酸化炭素中毒といいます。 一酸化炭素は、無臭かつ無色のため、車内に充満していても気づくことは困難です。気づいたときには頭痛や吐き気、眠気、判断力の低下などの症状が現れ、そのまま放置すると命を落とすおそれもあります。 車のマフラー周辺が雪で塞がれたり埋まったりすると、マフラーから出た排出ガスが車の下側を通り、エアコンの空気を取り入れるダクトから室内に侵入します。この排出ガスによって一酸化炭素中毒になってしまうのです。 一酸化炭素中毒の症状 一酸化炭素中毒の症状は、一酸化炭素の濃度によって異なります。濃度別の一酸化炭素中毒の症状は次のとおりです。 ・200ppm:軽度の頭痛や吐き気がする濃度・800ppm:頭痛やめまい、吐き気、失神などを引き起こす濃度・1,000ppm:致死する濃度 一酸化炭素中毒になりやすい状況 一酸化炭素中毒は、一酸化炭素の濃度が高くなることによって起こります。そのため、一酸化炭素の濃度を上げないようにすることが一酸化炭素中毒にならないようにするためのポイントです。 ここでは、JAFのテスト結果を元に、一酸化炭素中毒になりやすい状況を解説します。 まず、最も危険な状況は、車が雪に埋まっている状態のままにしておくことです。窓を開けず、マフラー付近の雪を取り除かずにエンジンをかけたままにすると、22分ほどで一酸化炭素の濃度が1,000ppmに達します。 次に、窓を少し(5cmほど)空けた状態です。窓を開けることで、一酸化炭素の濃度が急激に高くなることはありませんが、40分ほど経過すると800ppm程度まで上昇します。 一酸化炭素の濃度上昇を抑えられるのは、マフラー付近の雪を取り除いた場合です。マフラー付近の雪を取り除くと、体調不良になるほどの濃度まで上昇することはありません。 このようなテスト結果からも、車のマフラー付近の雪をそのまま放置するのは危険だといえるでしょう。 参考:「クルマが雪で埋まった場合、CO中毒に注意」 車のマフラーに詰まる雪の対策法 車のマフラー付近が雪で埋まる可能性があるときは、どのような対策をすればよいのでしょうか。ここからは、雪で車のマフラー付近が埋まったり塞がったりしないための対策を紹介します。 乗車前にマフラーをチェックする 車の中で仮眠したり天候回復を待ったりするときは、車に乗る前にマフラーまわりに雪が積もっていないか確認しましょう。 また、マフラーの中に雪が詰まっていないかということも合わせて確認してください。乗車前に確認しておけば、一酸化炭素が車内に充満するのを防ぐことができます。 除雪する マフラーまわりに雪が積もっていたり、マフラーの中に雪が詰まっていたりするときは、除雪してから車に乗りましょう。除雪するときは、スコップや手袋があると便利です。手袋は、水を通さないタイプがおすすめです。 また、雪は時間の経過とともに再び積もるため、雪が降り続いている場合には定期的に除雪をしてください。 窓を定期的に開ける 窓を開けておくのも一酸化炭素中毒を防ぐのに効果的です。ただし、一酸化炭素の濃度の上昇を抑えられるだけであることを忘れないようにしておいてください。 車内で寝るときはエンジンを切る 車内で長時間にわたり待機するときや仮眠をするときは、エンジンを切りましょう。エンジンを切ることで排出ガスが車内に循環するのを防止できます。 ただし、エンジンを切ると暖房が使えなくなるため、しっかり防寒する必要があります。防寒する際には、上着や毛布だけでなく、使い捨てカイロや充電式のカイロも合わせて使うとよいでしょう。 まとめ 雪に埋もれた車は、排出ガスによって引き起こされる一酸化炭素中毒の原因となります。「短時間なら」や「少しだけ仮眠する」といった場面でも油断は禁物です。短い時間の休憩や天候回復の待ち時間などでも、車のマフラー周辺の雪を取り除いてから、車内で待機するようにしましょう。
家族が亡くなった場合は、さまざまな手続きが必要です。亡くなった家族が免許を持っていた場合、返納が必要なのかどうか気になる方は多いのではないでしょうか。今回は、死亡後の免許返納について解説します。 死亡後に免許返納の手続きが必要? 運転免許証は、免許証をもっている人に対して、公道で車の運転をしてもよいことを許可しているものです。そのため、もし免許証をもっている人が死亡した場合、その免許は無効になります。失効となった免許証は、道路交通法によって免許証を返納する義務があると定められています。 道路交通法:第107条免許を受けた者は、次の各号のいずれかに該当することとなつたときは、すみやかに、免許証(第三号の場合にあつては、発見し、又は回復した免許証)をその者の住所地を管轄する公安委員会に返納しなければならない。一 免許が取り消されたとき。二 免許が失効したとき。三 免許証の再交付を受けた後において亡失した免許証を発見し、又は回復したとき。 (引用元:G-GOV 法令検索|免許証の返納等) ただし、免許証の保有者が死亡している場合は、遺族が免許を返納する義務はありません。その代わり、免許証の有効期限内であれば、免許証の更新通知書などが届くこととなります。 なお、免許証を返納せず手元に置いたとしても罰則はありません。また、形見として持っておきたい場合は、その旨を申し出ることで免許証にパンチ穴を開けて返却してもらえます。 免許証の処分するのであれば、処分方法に注意が必要です。運転免許証には顔写真が掲載されていることに加え、個人情報が記載されているため、悪用されるリスクがあります。ハサミで細かくカットしたうえで、複数のゴミの日に分けて捨てると安心です。 死亡時の免許返納手続きを行う場所 死亡した家族の免許証の返納手続きは、主に警察署か運転免許センターで行います。それぞれ詳しく見ていきましょう。 警察署 免許の返納は警察署で手続きできます。免許証返納届に必要事項を記入し、必要書類とともに窓口に提出してください。地域によっては駐在所・交番などでも返納手続きができる場合があるので、近所に警察署がないときは問い合せてみてください。 運転免許センター 運転免許センター(国家公安委員会)でも返納手続きができます。警察署での手続き同様に、免許証返納届に必要事項を記入し、必要書類とともに提出しましょう。 ▼免許返納できる場所についてはこちらでも解説しています。免許返納できる場所は?調べ方やあわせて知っておきたいことも解説! 死亡時の免許返納手続きの必要書類 死亡した家族の免許証を返納する時に必要な書類は次のとおりです。 ・亡くなった方の免許証:納対象の免許証です。・死亡診断書:死亡の事実を証明した書類です。死亡理由の証明になります。・戸籍謄本の写し・申請者の身分証・認印 窓口によって、必要な書類が異なることがあるので、事前に必要書類を確認しておきましょう。 ▼免許返納の手続き方法についてはこちらで解説しています。免許返納する時の手続きとは? 運転経歴証明書の返納は必要? 亡くなる前に免許返納済みの場合は、「運転経歴証明書」を取得している可能性があります。運転経歴証明書に関しても返納しなくても問題はありません(※)が、手元に置いておくのが不安な場合には、お住まいの地域の管轄部署に対応を問い合わせてみましょう。 ※2023年12月15日時点 ------------------------------------------- ▼免許返納・そのほかの手続きに関する記事一覧免許返納できる場所は?調べ方やあわせて知っておきたいことも解説!免許返納する時の手続きとは?自動車の相続は義務か?名義変更を行わない場合の問題点などを紹介します相続に伴う車の名義変更には委任状が必要?書き方や注意点も紹介 -------------------------------------------
車に積もった雪を下ろすのには手間も時間もかかるため、面倒に感じる方も多いでしょう。もし、雪を下ろさずに車を走らせてしまうとどのような危険があるのでしょうか。今回は、車の雪下ろしの必要性、雪下ろしに必要な道具や手順を紹介します。 車の雪下ろしが必要な理由 車に積もった雪を下ろさずに走るのは非常に危険です。ここからは、どのような危険があるのか紹介します。 車がへこんだりガラスが割れたりする 雪はフワフワしているため軽そうに見えますが、降り積もると非常に重くなります。その重さは、粒の目が粗いざらめ雪の状態で1m3あたりで300〜500kgほどです。 そのため、定期的に雪下ろしをしないと、車が雪の重さに耐えられなくなり、ボディがへこんだり、ガラスが割れたり、部品が取れたりすることがあります。 このようなことから、しばらく車に乗ることがなくても、定期的に雪下ろしをしなければなりません。 車が錆びやすくなる 雪によって車が錆びやすくなることがあります。 雪は水でできているため、金属を多く使っている車に雪が触れたまま放置すると、錆びる可能性があります。また、傷ついた金属部分に雪が積もったり、濡れたまま放置したりすると、すぐに錆びてしまいます。放置すれば錆の範囲が広がることもあるでしょう。 そのため、雪下ろしをして水分を定期的に取り除く必要があります。 オイルが劣化する 雪が降るほどに気温が低いときは、車のオイルにとって過酷な環境です。 エンジンオイルは、油温が適温になることで本来の性能を発揮します。つまり、雪が降るほど低い気温のときは、エンジンオイルが温まりにくく、オイル本来の性能を発揮しづらいのです。 また、オイルが適温になる前にエンジンを切ると、エンジン内部に結露が発生する場合があります。エンジン内部で結露が発生すると、エンジンオイルと結露で発生した水が混ざり、オイルが早く劣化します。 このようなことから、冬はオイルが劣化しやすくなります。 燃費が悪くなる 車の雪下ろしをしないと車にかかる重量が重くなるため、燃費が悪化します。燃料消費を抑えるためにも、雪下ろしをしてから走行しましょう。 暖房が効きにくくなる 車に降り積もった雪を下ろさずに走行すると暖房が効きにくくなったり、エアコンの風量が弱まったりすることがあります。 車に積もっている雪を放置すると車全体が冷えてしまうため、車内を暖めるのに時間がかかります。また、エアコンの空気を取り入れるダクトが雪で塞がっていると、空気を取り込めなくなるため、エアコンの風量が弱まるかもしれません。 暖房を効率よく効かせるためにも、雪下ろしをしてから暖房をつけるようにしましょう。 事故の原因になる 雪を下ろさずに走ると、事故発生の可能性も高まってしまいます。 ルーフに積もった雪は、加速時に後方へ飛び、減速時にフロントガラス側へ流れ落ちます。後方に雪が飛んだり落ちたりすると、後続車の視界を妨げたりスリップを誘発したりする可能性があるため危険です。 また、減速時にルーフの雪がフロントガラスに流れ落ちてくると前方の視界が塞がり、運転が続けられなくなるでしょう。さらに、流れ落ちてきた雪は水分を含んでいるため非常に重く、ワイパーで拭き取れないために、立ち往生してしまうこともあります。 このように、雪下ろしをしないことによって事故を起こしたり誘発させたりすることがあるため、車を動かす前は必ず雪下ろしをしましょう。 車の雪下ろしの方法 車に積もった雪を下ろすときは、道具を用意して、適切な手順で下ろしましょう。ここからは、雪下ろしに必要な道具や手順を紹介します。 必要な道具 雪下ろしをするときは、「スノーブラシ」や「スコップ」などを用意します。 スノーブラシは、長めの柄の先にブラシが取り付けられている道具です。スノーブラシを使うときは、車に傷がつかないよう優しく雪を下ろします。 スコップは、車から下ろした雪や通り道の雪を取り除くときに使います。 手順 雪下ろしをするときの手順は次のとおりです。 1.ルーフ2.窓3.ボンネットやトランクリッド4.車の前後 雪は、上の方からおろします。その後、車が通る道やマフラーまわりの雪を取り除きます。 まとめ 車の雪下ろしをするのは、手間と時間と体力が必要なため、面倒だと感じるかもしれません。しかし、雪を下ろさずに走り出すと、思わぬ事故やトラブルに遭うことがあります。そのため、車に積もった雪は必ず下ろしてから走り出すようにしましょう。
雪道を走行しているときに車がスタックすると、焦って適切な対処ができない場合があります。雪道で車がスタックしたときは、どのように対処すればよいのでしょうか。この記事では、車がスタックする原因や対処法などを紹介します。 スタックとは スタックとは、雪や泥のぬかるみなどにタイヤがはまり、タイヤが空回りして車が進まなくなることです。 車がスタックすると立ち往生してしまうため、渋滞や事故の原因となります。そのため、車がスタックしたときは、いち早く脱出することがポイントです。 しかし、適切に対処しなければ、さらに深みにハマり身動きが取れなくなることがあります。 スタックする原因 スタックする原因は、主に次の2つです。 ・タイヤと路面の摩擦力が失われ、駆動力が路面に伝わらなくなることで空回りしてしまう・タイヤが路面に接地しないことで発生する スタックしたときの対処法 車がスタックしたら、どのように対処すればよいのでしょうか。ここからは、スタックの状況別に正しい対処法を紹介します。 スリップしたときは足場を固める タイヤがスリップしたときは、路面とのグリップを回復させることがポイントです。タイヤのグリップを回復させる方法は、主に次の6つです。 ・車を小刻みに前後に動かして路面の雪を踏み固める・チェーンを巻く・緊急脱出用のヘルパー(樹脂製の板)や布などを敷き、ゆっくりとアクセルを踏む・同乗者や周囲の人に車を押してもらう・タイヤの空気を少し抜いて路面との接地面を増やす(脱出後は空気圧を適正に戻す)・タイヤの下と周辺に砂をまいて脱出する 新雪に埋もれたときは雪を固める 降ったばかりのふわふわとした新雪の場合は、スリップしたときと同様に、タイヤを路面にしっかりとグリップさせることがポイントです。新雪に埋もれたときは、次の方法で脱出を試みましょう。 ・車を小刻みに前後に動かして雪を踏み固める・タイヤ前後の雪を取り除いたり踏み固めたりする 雪の塊に乗り上げたときは雪を除去する 雪の塊に車を乗り上げてしまったときは、タイヤと路面が接地するよう雪を取り除くことがポイントです。 雪を除去するときは、少しずつ雪を崩していきましょう。タイヤが路面に接地するまで雪を取り除いたら、車を動かし脱出します。もし、雪を取り除いたのに脱出できないときは、振子のように車を小刻みに前後に動かして脱出できるか試してみるとよいでしょう。 脱輪したときは無理せずロードサービスを呼ぶ 脱輪したときは無理に自分で動かそうとせず、ロードサービスに救援を依頼しましょう。 前輪駆動(FF)車で軽度の脱輪であれば、脱出したい方向にハンドルを切ってアクセルを強く踏むと脱出できる場合があります。ただし、アクセルを強く踏むため、勢いよく車が飛び出してさらなる事故に発展しかねません。 そのため、運転に自信がない場合はロードサービスを呼んで救援してもらいましょう。 雪道でスタックしないための対策 雪道でスタックしないためには、どのような運転を心がければよいのでしょうか。ここからは、スタックしないための対策を紹介します。 急ブレーキ・急発進を避ける 雪道では、急ブレーキ・急発進・急ハンドルといった急な操作を避けましょう。 急な操作は、雪道ではない道路でも危険ですが、雪道の場合はさらにリスクが高くなり、スリップしたり、止まれなくなったりします。 車間距離をしっかりとる 雪道では、車間距離を長めにとっておきましょう。 雪道では、タイヤと路面が接地していても、摩擦力が低いため止まりにくくなります。前の車に追突したり、スリップしたりしないためにも、車間距離を長めにとっておきましょう。 ロービームとフォグライトを使う 夜間の雪道では、ヘッドライトをロービーム(下向き)にしましょう。ハイビーム(上向き)にすると、光が雪に反射して前方が見づらくなってしまいます。 また、フォグランプを点灯させて目の前の状況をしっかり把握したり、周囲の車に自車の存在をアピールしたりするのも有効な手段です。 轍から少しずれたところを走行する 轍(車が通った道に残っている跡)から少しズレたところを走行するのも効果的です。 轍は、すでに雪が踏み固まり、氷(アイスバーン)になっていることも珍しくありません。氷は、雪より滑りやすくグリップしにくいため、凍っていない部分を通ることでスタックのリスクを軽減できます。 雪道でのスタックに備えて車に積んでおきたいもの 雪道でスタックするかどうかは、その場の状況によって異なります。 車がスタックしたときに立ち往生しないためにも、雪道を走るときに備えておきたいアイテムを紹介します。 ・スコップ(雪の掻き出しに使う)・チェーン(スタッドレスタイヤを履いていてもチェーンを着けなければならないことがある)・牽引用ロープ(スタックや脱輪などのときに使う)・緊急脱出用のヘルパーや毛布・砂などの脱出用具(スタック時に使う) このようなアイテムを用意しておくと、雪道でスタックしたときに適切に対処できるでしょう。 まとめ 雪道では、身動きが取れなくなる「スタック」が発生する可能性があります。 もし、車がスタックしたときは、いち早く脱出することがポイントです。ただし、スタックから脱出するためには、状況に応じて適切な方法をとらなければなりません。 状況に応じた適切な対処をするためにも、スタックの原因や対処法を覚えておくとよいでしょう。
車のスリップは頻繁に経験するものではありません。しかし、悪条件が重なると、日常使いの範囲内でもスリップすることがあります。そこで今回は、車がスリップしてしまう原因やスリップしたときの対処法、スリップしないための対策について紹介します。 車がスリップする原因 車のスリップは、タイヤと路面の摩擦により発生するグリップ力の限界を超えると発生します。グリップ力の限界を超える理由は、車の速度、タイヤの性能、タイヤの摩耗具合などによって異なります。 ただし、車のスリップは、グリップ力の限界を超えたときだけではありません。路面とタイヤの間に水が入り込みタイヤが浮いてしまう「ハイドロプレーニング現象」もスリップの1つです。また、路面の上に散らばっている砂利や砂などによってタイヤのグリップ力が失われることでスリップする場合もあります。 このように、車のスリップは性能の限界を超えることで発生するだけでなく、車を走らせる環境によって発生する場合もあるのです。そのため、日常使いの範囲ではスリップすることがないとは言い切れません。 車がスリップしたらどうなるのか? 車がスリップすると、アクセル、ブレーキ、ハンドルなどの操作が効かない状態になります。つまり、車が制御不能状態に陥り、事故につながるリスクが格段に上がります。 カーブや曲がり角でスリップした場合、進みたい方向に進めないため、ドライバーがすぐにスリップに気づくでしょう。しかし、直進しているときや一瞬だけスリップした場合は、ドライバーがスリップに気づかないこともあります。 ■スリップしているときの警告灯を「スリップ表示灯」という 走行中に車の制御ができないと感じたときや違和感を覚えたときは、メーター内の車が滑っているマーク「スリップ表示灯」を見てください。 スリップ表示灯は、タイヤがスリップしているときに点滅する警告灯です。この警告灯が点滅しているときは、車がスリップしていることを意味します。 車がスリップしたときの対処法 車がスリップしたときは、どのように対処すればよいのでしょうか。ここからは、スリップした時の対処法を紹介します。 とっさにアクセルやブレーキを踏まないようにする 車がスリップすると、何とかしてスリップ状態から抜け出そうとするでしょう。このようなときに、アクセルを踏み続けたり、ブレーキを強く踏み込んだりするのは危険です。 そもそも、スリップ中はアクセル操作やブレーキ操作をしても効果がありません。また、スリップしながら自然と速度が低くなり、タイヤのグリップが回復したときにペダル操作をしていると、飛び出したり急減速による横滑りが発生したりします。 つまり、スリップ中のペダル操作は、効果がないだけでなく、タイヤのグリップが回復したときに新たな危険を発生させる原因となるのです。 ハンドルを大きく回さない 車がスリップしているとき、ドライバーはスリップによって進んでいる方向から早く元の走行ラインに戻りたいと考え、ハンドルを急いで大きく操作してしまうことがあります。 しかし、この大きなハンドル操作は、タイヤのグリップ力が回復したときに急旋回や横滑りを誘発する危険があるため、避けたほうがよいでしょう。 カウンターステアを行う カウンターステアをあてるのも有効な手段といえるでしょう。カウンターステアとは、後輪がスリップしている方向と同じ方向にステアリングを切る操作です。 しかし、カウンターステアは、ある程度の運転技量が必要となるため、運転技量を高めてから行うほうがよいでしょう。 車のスリップを防ぐ方法 車のスリップを防ぐためには、どのようにしたらよいのでしょうか。ここからは、車がスリップしないようにするための方法について紹介します。 悪路では速度を抑える 未舗装路、砂利道、濡れた路面、積雪路、凍結路などの悪路では、速度を抑えましょう。 車のスリップは、タイヤと路面の摩擦力がなくなったり、路面からタイヤが浮いたりすることで発生します。つまり、タイヤと路面の接地および摩擦を確保することでスリップを防げるのです。そのため、悪路では速度を落としたほうがよいといえるでしょう。 急ハンドルを切らない 急ハンドルをはじめとした急操作は、スリップの原因になることがあります。 カーブや曲がり角を通過するときは、直線部分であらかじめ減速し、落ち着いたハンドル操作で通行しましょう。このようなゆとりを持った操作は、スリップを防止するだけでなく交通の安全にもつながります。 空気圧を適切に保つ タイヤの空気圧を適正に保ちましょう。タイヤの空気圧が高すぎたり低すぎたりすると、タイヤが路面に正しく接地しません。 タイヤの面が正しく路面に接地していない場合、タイヤのグリップ力が最大限に発揮されず、スリップを誘発することがあります。このようなことから、タイヤの空気圧を適正に保つこともスリップを防止する方法の1つとなるのです。 タイヤの空気圧は、最低でも1ヶ月に1回はチェックし、適正値を保ち続けるようにしましょう。 タイヤの溝やヒビをチェックしておく スリップを防ぐためには、タイヤの管理が大切です。そのため、タイヤの残り溝の深さやひび割れも1ヶ月に1回はチェックしておきましょう。 タイヤは、路面との接地面に刻まれている溝で路面の水を排水しています。また、ゴムの柔軟性によって適切なグリップ力を確保しています。つまり、溝が浅く、ひび割れるほど硬化したタイヤでは、適切な排水やグリップ力を発揮することができません。 このようなことから、タイヤの残り溝の深さやひび割れなどを確認しておく必要があるのです。 まとめ 車のスリップは、公道での走行や日常使いの範囲内で経験することはほとんどありません。しかし、悪条件が重なると、通勤や買い物などの日常使いのシーンでもスリップする場合があります。車がスリップすると、焦って適切な操作ができないこともあるため、万が一に備えてスリップしたときの操作方法を覚えておくとよいでしょう。 また、車のスリップは運転操作の見直しや日常点検をすることで防げます。安全に車を走らせるためにも、車やタイヤの点検、ゆとりある運転を心がけるようにしましょう。