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トヨタハリアーといえば、高級クロスオーバーSUVブームの火付け役として1997年から発売されており、今も大人気の車種です。ハリアーの中でも2013年12月~2020年6月まで製造・販売されていた60系ハリアーからは国内専用モデルになり、日本人好みの仕様になりました。中古市場では前期モデルであれば200万円程度で購入できる個体も出てきています。しかし「古い年式の中古車は維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では60系ハリアーにかかる維持費について解説いたします。 60系ハリアーの特徴 60系ハリアー最大の特徴は国内専用モデルということです。先代の30系ハリアーは世界展開しているレクサスRXと同じ設計で作られていましが、日本の道を走るにはサイズが大きすぎるという声がありました。そこで3代目は全長と全幅のダウンサイジングを図りました。ボディは小型化したもののエンジンも小型化したため、室内空間は先代より拡大されています。また、先進安全装備として車両周辺の360度を確認できるパノラミックビューモニターが一部グレードに採用されました。 60系ハリアー維持費の内訳 60系ハリアーの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 60系ハリアーはガソリンモデル、ターボモデルとハイブリッドモデルの3種類があります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2.0L ガソリン車(FF):16.0km/リットル2.0L ガソリン車(4WD):14.8~15.2km/リットル2.0L ターボ車(FF):13.0km/リットル2.0L ターボ車(4WD):12.8km/リットル2.5L ハイブリッド車:21.4km/リットル JC08モードの燃費で比較しましたが、2.0Lガソリン車のFFモデルは意外と燃費が良いですね。実燃費はそれぞれ2~3km/リットル程度低くなるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に税金が安く燃費もそこそこ良い60系ハリアーガソリン車(FF)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約74リットル使用(*1) し燃料代は12,052円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、144,622円(*2) です。*1 燃費は13.5km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 60系ハリアーのガソリン車はレギュラーガソリン対応です。ただ、原油価格高騰により安さの恩恵はあまり受けられないですね。 自動車税 60系ハリアーガソリン車(FF)の排気量は1,986ccです。自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の1.5リットル超~2.0リットル以下(自家用)の自動車税は36,000円/年です。初期モデルでも2022年12月現在はまだ9年しか経過していないので重課税は車齢13年超えの重課税はされません。 任意保険 60系ハリアーガソリン(FF)2014年8月発売モデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり事故時レンタカー特約(1事故につき日額5,000円まで):あり車両保険:あり車両保険(保険金額):170万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約94,000円/年でした。月々だと7,840円ほどかかる計算です。 車検 60系ハリアーガソリン(FF)の車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:32,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検料:50,000円合計:104,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 60系ハリアーの場合、重課税の重課税はされず、比較的新しいモデルのため整備費用もそこまで大きな負担にはならないでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。60系ハリアーガソリン車(FF)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。60系ハリアーのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 60系ハリアーガソリン車(FF)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ランクル年間維持費>ガソリン代:144,622円自動車税:36,000円任意保険:94,000円車検:52,305円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:376,927円 月額では31,400円ほどかかります。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、レギュラーガソリン対応車でもガソリン代がかさむでしょう。最近のエコカーの場合は実燃費で20km/リットル以上走る車種も多いため、13.5km/リットルの燃費はやや悪く思えるかもしれません。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 60系ハリアーの維持費が高いと思った時の対処法 60系ハリアーガソリン車(FF)のような純粋なガソリン車はエコカーと比較すると燃費が悪い傾向にあります。また、初期モデルについてはそろそろ車齢が10年を超えてくるため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、60系ハリアーの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです
あおり運転を受けたり事故にあったりしたときに役立つドライブレコーダーは、今や必須アイテムといっても過言ではありません。今回は、旧車にも適しているドライブレコーダー「NP1」について紹介します。NP1の特徴や取り付けたときに室内の雰囲気を壊さないか気になっている方は参考にしてみてください。 NP1とは パイオニアのドライブレコーダー「NP1」は、2022年2月に発表・3月から販売が始まりました。音声での操作や案内ができることに加え、Wi-Fi機能や録り逃しのないクラウドドライブレコーダー機能を有している点が大きな魅力です。また、本体がコンパクトで取り付けも簡単なため、DIYで取り付けやすいでしょう。 NP1の機能 パイオニア NP1には、スマート音声ナビ、ドライブレコーダー機能、Wi-Fiなど、数多くの機能が備わっています。ここからは、NP1の機能について紹介します。 スマート音声ナビ スマート音声ナビは、行き先や周辺施設などを本体に話しかけるだけで検索できる機能です。また、ルート情報や検索結果を音声で案内してくれます。そのため、ドライブ中にモニターを注視することが少なくなり、より安全な運転ができるようになります。 ドライブレコーダー 前方用と車内・後方用の2つのカメラにより、万が一のときの映像を録画をする機能です。 録画した映像は、SDカードに保存されるだけでなく、衝撃を検知した時、ユーザーの音声や手動で操作した時にクラウドへ自動保存します。 万が一の時の録り逃しの心配がないのは嬉しい機能といえるでしょう。 また、別売の駐車監視用電源ケーブルを接続すれば、駐車中に衝撃を検知して録画する「駐車異常通知」機能を追加することも可能です。駐車場が屋外にある場合には、駐車異常通知機能を付けておくことをおすすめします。 Wi-Fi 車内向けインターネット接続サービスを契約すれば、車をWi-Fiスポットにすることができます。動画や音楽などのストリーミングをすることが多いのであれば、インターネット接続サービスを契約しておくとよいでしょう。 ドライブコール ドライブコールは、NP1本体のカメラとマイクを利用したリアルタイム情報共有機能です。車外の人のスマートフォンを介して情報を共有しながらコミュニケーションをとることができます。 ドライブトピック 時間・自車位置・地図・センサーデータの情報を組み合わせてドライバーが興味を持つトピックを案内する機能です。「◯◯公園の近くです」や「日没時刻になりました」など、運転が楽しくなる情報を提供してくれます。 NP1が旧車におすすめな理由 パイオニアNP1は、さまざまな機能をコンパクトなボディに凝縮したドライブレコーダーです。ここからは、NP1が旧車オーナーにおすすめな理由を紹介します。 簡単に取り付けられる NP1は、本体をフロントガラスに取り付け、配線を窓枠やピラーのゴムに押し込み、シガーソケットに接続するだけのため、DIY初心者でもミスなく取り付けできるでしょう。また、取り付け方法がわからない場合や不安な場合は、出張による取り付けもできます。 複数機器を取り付ける必要がない NP1は、多機能なドライブレコーダーであるものの、配線や機器は最小限です。そのため、旧車ならではの室内の雰囲気を乱すことがありません。 NP1の使い方 パイオニア NP1は、専用アプリで取り付けから使い始めまでサポートされています。そのため、ドライブレコーダーを購入したものの、何から始めたらよいのか、どのように取り付ければよいのかわからないといった悩みを抱えることもありません。そのため、初めてDIYでドライブレコーダーを取り付けることを検討している方にもNP1はおすすめです。
車のインパネにあるランプ(警告灯)の意味を熟知している人は少ないでしょう。普段は点灯することのないランプ(警告灯)も多いため、それぞれの意味を理解しておくことは緊急時の備えとして重要です。今回は、車のランプ(警告灯)の意味や種類、ランプが表示されたときの対処法について解説します。車のランプ(警告灯)について理解が不足していると感じた人は参考にしてください。 車のランプ(警告灯)の意味 車のランプ(警告灯)は、車輌の状態や異常・故障・誤操作などを知らせてくれるものです。輸入車でも国産車とほぼ同じデザインとなっているため、点灯や点滅時には適切な対応を心がけましょう。また、車のランプ(警告灯)の色はほとんどが青、緑、黄(オレンジ)、赤の4色に分かれており、青色や緑色は暖気や機能の動作中という意味のためあまり気にする必要はありません。 注意すべきは黄(オレンジ)色や赤色の点灯や点滅です。この2色は注意や警告をドライバーに促しているため、何らかの対処が必要といえるでしょう。黄(オレンジ)色や赤色の警告灯について詳しく解説していきます。 黄色 黄(オレンジ)色のランプ(警告灯)は緊急性がそれほど高くないものの、可能な限り早めに対処しなければならないことを知らせています。 赤色 赤色のランプ(警告灯)は緊急性が高く、運転をただちに中止して対処しなければならないことを知らせています。走行不能や事故の原因となる可能性もあるため即時対応しましょう。 車のランプの種類 続いて、車のランプの種類について詳しく解説します。 半ドア警告灯 半ドア警告灯は、車のドアが半ドアになっていることを知らせています。半ドアのままでは走行中にドアが開いてしまう可能性があり大変危険です。また、すべてのドアやトランクをしっかりと閉めたにも関わらず半ドア警告灯が消えない場合は、ドアやメーターパネルの故障の可能性があります。 対処法 トランクを含めたすべてのドアがしっかりと閉まっているか確認しましょう。それでもランプ(警告灯)が消えない場合は故障の可能性があるため、可能な限り早めに点検に出すことをおすすめします。 シートベルト警告灯 シートベルト警告灯は、シートベルト未装着時に点滅します。シートベルトを装着しているにも関わらず点滅する場合は、座席に荷物を置いていることで座面のセンサーが誤反応している可能性が高いでしょう。 対処法 シートベルトを装着することでシートベルト警告灯は消えます。シートベルトの装着は全席で義務化されているため、後部席に乗車している人が未装着でも2020年秋以降の製造車輌は警告灯が点滅する設定です。 また、シートベルトを装着しているにも関わらず点滅する場合は、座面にカバンや荷物が置かれていないか確認しましょう。それ以外で点滅する場合はセンサーや警告灯の不具合の可能性があるため、点検や修理に出すことをおすすめします。 ガソリン残量警告灯 ガソリン残量警告灯は、ガソリン残量が基準値を下回ると黄色に点灯します。ガソリン残量警告灯が点灯する基準値は車種によって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。 対処法 ガソリン残量警告灯が点灯したら早めに給油しましょう。 ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯 ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯はABSやブレーキアシストが作動中、もしくは不具合が発生したときに点滅・点灯します。 対処法 ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯の点灯が続く場合は、何らかの故障の可能性が考えられます。走行中に点灯した場合は軽くブレーキを踏んで異常がなければしばらくは走行可能です。ただし、重大な故障や事故に発展する可能性もあるため、可能な限り早めに点検や修理に出しましょう。 エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯 エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯はエアバッグやシートベルトプリテンショナーが作動中、もしくは不具合が発生したときに点滅・点灯します。 対処法 エアバッグやシートベルトプリテンショナー機能は、衝突時に作動しないと人命を脅かす重大な事故に発展する可能性があります。可能な限り早めに点検や修理に出しましょう。 エンジン警告灯 エンジン警告灯は、エンジンに異常が発生した場合に点灯します。吸気系や排気系も含めて多くの場所にセンサーがあるため、素人目では不具合箇所の特定はできません。 対処法 エンジン警告灯が点灯した場合は、ただちにディーラーや修理工場に点検や修理を依頼しましょう。また、走行中に点灯した場合はすぐに安全な場所で停車してエンジンを切り、取扱説明書に記載された指示通りに対応することをおすすめします。 ブレーキ警告灯 ブレーキ警告灯は、ブレーキに異常があった場合に点滅や点灯します。すぐに走行不能に陥る状況ではないとはいえ、放置すると重大な故障や事故に発展する可能性がある危険な状態です。 対処法 可能な限り早めにディーラーや修理業者に点検を依頼しましょう。 油圧警告灯(エンジンオイルランプ) 油圧警告灯(エンジンオイルランプ)は、エンジンオイルの油圧が下がると赤く点滅や点灯します。そのまま走行するとエンジンが焼付いて重大な事故や廃車となる可能性もあるため迅速な対処が必要です。 対処法 油圧警告灯(エンジンオイルランプ)が赤く点滅や点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスなどを呼びましょう。 ハイブリッドシステム異常警告灯 ハイブリッドシステム異常警告灯は、ハイブリッドカーのみに装備されています。モーター駆動用のバッテリー異常時に点灯し、ハイブリッドシステム全般での不具合に反応します。 対処法 ハイブリッドシステムは異常箇所の特定が難しいため、すぐにディーラーなど専門業者に点検や修理を依頼しましょう。 充電警告灯 充電警告灯は、バッテリーや充電装置の異常時に点灯します。最悪の場合は走行中に電気が供給されずに車が停止する可能性があるため危険です。 対処法 充電警告灯が点灯したらすぐにディーラーや修理業者に点検や修理を依頼しましょう。バッテリーの不具合であればカー用品店などでも対処が可能です。しかし、充電装置の異常となると専門業者でなければ特定は難しいため、バッテリーを交換しても再び異常が出る可能性があります。 水温警告灯 水温警告灯は、エンジンの冷却水の異常を知らせます。エンジン始動直後の低温の場合は青く点灯し、アイドリングや走行で解消されるため問題はありません。しかし、赤色に点灯した場合はオーバーヒートの可能性があります。 対処法 水温警告灯が赤く点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車してエンジンを止めロードサービスを呼ぶことをおすすめします。日常点検で冷却水量の確認をリザーバータンクの目盛で行っていたにも関わらず、急激な減少が起こった場合は冷却水漏れなどの可能性もあるためプロに点検してもらいましょう。 AT警告灯 AT警告灯は、ATやCVTの異常が原因です。黄色に点灯した場合は走行に注意が必要、赤色に点灯した場合は走行不能となる可能性があります。 対処法 AT警告灯が黄色に点灯した場合は可能な限り早く修理や点検に出しましょう。赤色に点灯した場合は重大な故障の可能性があるため、すぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼ぶことをおすすめします。 マスターウォーニング マスターウォーニングが点滅や点灯した場合は、特定箇所の不具合ではなく各システムに異常が発生した可能性があり緊急性の高い状況といえるでしょう。 対処法 マスターウォーニングが点滅や点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼びましょう。 電動パワーステアリング(EPS)警告灯 電動パワーステアリング(EPS)警告灯は、電動パワーステアリングに異常が発生した場合に点滅や点灯します。電動パワーステアリングの異常はハンドル操作が非常に困難となり、大きな事故に発展する可能性があるため早急な対応が必要です。 対処法 電動パワーステアリング(EPS)警告灯が点滅や点灯した場合は、走行に支障をきたす可能性があるためすぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼びましょう。 スリップ表示灯 スリップ表示灯は、タイヤがスリップした場合に点灯します。TRCやVSC、ABSなどの機能が作動している場合に点灯するため、一時的に点灯した場合は問題ありません。 対処法 スリップ表示灯が常時点灯する場合は、何らかの不具合が発生している可能性があります。可能な限り早くディーラーなどの専門業者に点検や修理を依頼しましょう。 ランプが表示されたときの対処法 車のランプが黄色に点灯した場合はドライバーに注意を促しているため、速やかに停車させて車の状態を確認する必要があります。自分で点検してもランプが消えない場合はディーラーや修理業者に点検を依頼しましょう。 赤色のランプは危険な状態であることを警告しているため、すぐに安全な場所に停車してエンジンを止めましょう。シートベルトや半ドアなど、自分で点検して解消される場合の対処は簡単です。 しかし、それ以外の警告灯の点滅や点灯については、修理や点検をディーラーなどに依頼することをおすすめします。また、エンジンを再始動させてランプが点灯しない場合でもメーターパネルが故障している可能性があるため、安心せずに早めに点検に出しましょう。
ロードスター(NA系)といえば、世界一売れた2人乗り小型オープンカーとしてギネスに認定されたマツダを代表する名車です。1989年のデビューから30年以上経った今でも人気は衰えることを知りません。しかし、欲しいと思っても旧車は維持費が心配になりますよね。この記事ではロードスター(NA系)にかかる維持費について解説いたします。 ロードスター(NA系)の特徴 ロードスター(NA系)は1989年9月から1997年12月まで生産されたライトウェイトオープンスポーツカーです。最高出力は120〜130psで決して力のあるエンジンではないものの、車重は一部グレードを除いて1,000kg未満と軽量のため、意のままにクルマを操作する楽しさがありました。また、FRレイアウトのためドリフト車のベースとしても人気があります。中古市場では新車販売価格を超えるものも多く存在します。 ロードスター(NA系)維持費の内訳 ロードスター(NA系)の維持費について、5項目に分けて解説します。ここでは排気量1,800ccのエンジンを搭載したモデルでみていきましょう。 燃料代 ロードスター(NA系)の燃費は10.15モードのカタログ数値で10.2~12.0km/リットル、実燃費は10.0km/リットルほどといわれています。 旧車のスポーツカーとしては意外な好成績ですね。スポーツカーですが、レギュラーガソリンに対応している点も評価ポイントです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約100リットル使用(*1) し、燃料代は16,420円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、197,040円(*2) かかります。*1 燃費は10.0km/リットルで算出*2 2023年4月20日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格164.2円で算出 自動車税 2023年4月現在、新車登録が2019年10月1日以降の1.5リットル超~2.0リットル以下(自家用)の自動車税は36,000円/年です。ロードスター(NA系)の場合はどうでしょうか。ロードスター(NA系)は車齢13年を超えるため、自動車税は重課税され41,400円かかります。 任意保険 ロードスター(NA系)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約49,000円/年でした。意外な安さに驚きましたが、車両保険が付帯できない点には要注意です。中古車市場ではプレミア価格で取引されていますが、一般的な保険会社では旧車のプレミア価格が考慮されないため車両価格が0円と算出されます。そのため、車両保険に加入できません。 車検 自家用登録したロードスター(NA系)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:25,200円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:50,000円合計:95,150円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン以下の重量税は16,400円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は25,200円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ロードスター(NA系)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ロードスター(NA系)のタイヤ交換が発生する場合は数万円~10万以上追加でかかるケースもあります。 ロードスター(NA系)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ロードスター(NA系)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のロードスター(NA系)年間維持費>ガソリン代:197,040円自動車税:41,400円任意保険:49,000円車検:47,575円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:385,015円 月額では32,000円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料の金額を下げられます。 また、ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生するので注意しましょう。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ロードスター(NA系)の維持費が高いと思った時の対処法 車両重量が軽く排気量もそれほど大きくないため、ロードスター(NA系)の維持費は驚くほど高くはないことがわかりました。しかし、同クラスのエコカーであれば燃料代や優遇税制を受けられるため、維持費を半分程度に減らせるかもしれません。また、発売から40年近く経過するクルマであることから、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ロードスター(NA系)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、近年空前の旧車ブームが起こっているため、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2023年4月20日時点の情報です
ソアラといえば、1981年から2005年まで製造・販売されたトヨタ自動車の高級クーペです。初代が登場した際は高嶺の花として扱われていましたが、2代目の20系はバブル期と重なり予想を上回るヒットとなりました。現在は中古市場でも人気があり、状態によっては新車価格に匹敵する値段で取り引きされている個体も存在します。昨今の旧車ブームで欲しいと思っている方も多いかもしれませんが、古いクルマであるために維持費が気になりますよね。そこでこの記事では20系ソアラの維持費に関して解説いたします。 20系ソアラの特徴 20系ソアラは1986年~1991年に発売された2代目のモデルです。近未来的なデジタルメーターを採用し、贅沢な内装で高級欧州車にも引けをとらないクオリティを実現しました。バブル時代には、究極のデートカーとして若者たちからの人気を博しました。女子大生からも多くの支持を集め「迎えにきてほしい車ランキング」の上位に名を連ねていました。当時、ソアラは最高のステータスシンボルだったのです。 20系ソアラ維持費の内訳 ここからは20系ソアラの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 20系ソアラは2Lと3Lの2種類のガソリンエンジンモデルがあります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2.0L ガソリンエンジン:8.3〜10.4km/リットル3.0L ガソリンエンジン:7.4〜8.3km/リットル 10・15モードのカタログ数値は上記の通りです。実燃費は2.0Lで6〜7km/リットル、3.0Lで5〜6km/リットルほどといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で人気の3.0Lエンジンモデルを使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,254円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、375,054円(*2) かかります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2023年4月4日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格171.9円で算出 自動車税 2023年4月現在、2019年9月30日以前に新車登録した場合2.5リットル超~3.0リットル以下の自動車税は51,000円/年です。20系ソアラの場合は車齢13年超えになるため、自動車税は重課税され58,600円かかります。 任意保険 20系ソアラの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約57,000円/年で、車両保険はつけられませんでした。中古市場でどんなに値段が上がっていても、保険会社はプレミア価格を考慮しません。大変残念ですが、古いクルマで価値のないものとみなされ、補償を受けられないのです。 車検 20系ソアラの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:130,350円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1.5トン超~2.0トン以下の重量税は32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、17,600円も高くなります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。20系ソアラのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。20系ソアラのタイヤ交換が発生する場合は高級車用のため10万以上追加でかかるケースもあります。 20系ソアラ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、20系ソアラの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の20系ソアラ年間維持費>ガソリン代:375,054円自動車税:58,600円任意保険:57,000円車検:65,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:605,829円 月額では50,480円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかってきます。 20系ソアラの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量の定車は、維持費がどうしても高額になります。また、最終モデルでも発売から30年以上経過するクルマのため、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。20系ソアラの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、近年の旧車ブームの影響もあり、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
かつてオープンカーの形のひとつとして採用されていたTバールーフには、どのような特徴があるのでしょうか。メリットを理解しておくことで、納得感をもってTバールーフの車を選ぶことができます。そこで今回は、Tバールーフの定義やTバールーフ採用車種、メリットやデメリットなどを紹介します。 Tバールーフとは Tバールーフとは、ルーフ中央部を残し、左右別々に脱着できるルーフ機構のことです。開口時の形状が「T」字になることから「Tバールーフ」と呼ばれています。完全に屋根が開くフルオープンより剛性が高いことが特徴です。 Tバールーフが搭載されている車種 ここからは、Tバールーフが採用された代表車種を紹介します。 日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZには、かつてTバールーフが用意されていました。1980年に設定されたフェアレディZ Tバールーフは、フルオープンカーと同等の解放感や乗降性をそのままに、クーペモデル並みの剛性を確保していることが特徴です。 トヨタ MR2 トヨタ MR2にも、Tバールーフモデルがありました。Tバールーフが登場したのは、初代MR2のマイナーチェンジが実施された1986年。TバールーフのMR2はオプションとして設定されました。 Tバールーフのメリット Tバールーフは、フルオープンカーと同等の解放感でありながら、クーペ並みのボディ剛性を確保していることが大きな特徴です。また、横転したときに乗員が抜け出せるスペースが確保できるため、フルオープンモデルより安全性が高いこともTバールーフのメリットといえるでしょう。 Tバールーフの開け方 Tバールーフを開ける時は、室内のルーフ部にあるロックを解除し、ルーフを上へ持ち上げるようにして取り外します。左右別々に取り外しができるため、片側だけオープンにすることも可能です。 Tバールーフは雨漏りするって本当? ボディ剛性を確保しつつ、オープンエアを楽しめるTバールーフは、雨漏りすることが大きなデメリットです。ルーフ部分のゴム部品が劣化すると雨漏りがひどくなるため、ゴム部品は定期的に交換しましょう。
車を登録する際に「車庫飛ばし」と呼ばれる行為が行われることがあります。車庫飛ばしは目的があって行われるケースと、過失によって行われているケースがありますが、いずれも犯罪行為になります。この記事では、車庫飛ばしとは何か解説するとともに、罰則や手口などについて詳しく解説します。 車庫飛ばしとは 車庫飛ばしとは、車を購入する際に警察署に届け出る「車庫証明」の申請内容とは異なった場所で、車を保管する行為のことを指します。 車の保管は、その車の所有者の自宅など「使用の本拠地」から、直線距離で2km以内の場所に車庫を設けなければなりません。さらに、その場所は「車庫証明」という申請で、地域の警察署に届け出る必要があります。しかし、自宅などから遠く離れた場所に、車庫を届け出をすることがあり、この状態を車庫飛ばしと呼びます。 なぜこの行為がいけないかというと、車庫証明の申請は、法律に基づいて行われるものだからです。法律に基づく申請が事実と異なれば、違法行為となります。 車庫飛ばしの罰則 車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」といい、「自動車の保管場所等の確保に関する法律」によって定められています。故意に虚偽の申請をしたとみなされた場合には、最大20万円以下の罰金が課せられます。故意ではないと認められた場合でも、最大10万円以下の罰金を支払わなければなりません。 ただし、実際には車庫飛ばしは実害がなければ、厳しい取り締まりは行われていません。厳しい取り締まりがないので、故意に車庫飛ばしが行われているケースがあります。 車庫飛ばしの手口 故意に行われる車庫飛ばしのやり方は、以下の通りです。 手順1. 車庫証明を取得したい地域に住民票を移す、またはその地域の人に名義を借りる。解説:名義を借りるというのは、車の使用者を、車庫証明を取得したい地域の人の名前にすることです。その際に、所有者まで変更する必要はありません。 手順2. 希望する地域の警察署で、車庫証明を取得する。 手順3. 取得した車庫証明の地域を管轄する陸運支局で、ナンバープレートを取得する。 手順4. その後住民票や名義を戻すことで、車庫飛ばしが成立します。 車庫飛ばしが行われている理由 車庫飛ばしが行われている理由は、主に以下の3つが挙げられます。 駐車場代を抑えるため 自宅などが都心部にあれば、駐車場代は郊外よりも高額なのが一般的でしょう。駐車場代を安くするために、自宅から2km以上離れた場所に駐車場を借りて、車庫証明を取得するケースがあります。 一部自治体のディーゼル規制を逃れるため 東京都や神奈川県など、一部地域では「ディーゼル車規制条例」が制定されています。この条例は、環境規制に適合しないディーゼル車の使用を、対象地域内において禁止するものです。この規制を回避するために、車庫飛ばしが行われるケースがあります。 他地域のナンバープレートを使用したいため 車の所有者の住所とは違う地域のナンバープレートを使用したい場合に、車庫飛ばしが行われることがあります。2006年から導入された「ご当地ナンバープレート」は、地域おこしや観光客集めを目的としており、他の地域からの取得を希望する人もいます。 過失で車庫飛ばしをしてしまうケース 続いて、過失によって車庫飛ばしになってしまう例をご紹介します。 引っ越し時に手続きをしていない 引っ越しによって住所が変わり、住民票も移したものの陸運支局にてナンバープレートの変更を行わなかった場合は車庫飛ばしに該当します。 親族に車を譲渡した 親族の間で車を譲渡した場合、住所が離れていて管轄の陸運支局が異なるのであれば、ナンバープレートの変更を申請しなければなりません。 車庫飛ばしが発覚するケース 先述の通り、車庫飛ばしについては厳しい取り締まりは行われていませんが、発覚するケースもあります。 ケース1. 同じアパートなど、近くで生活する人から通報される。解説:明らかに遠い地域の車が長期間駐車していれば、車庫飛ばしを疑う地域住民の方がいるかもしれません。 ケース2. ディーゼル車規制条例の対象地域で、周辺住民から通報される。解説:ディーゼル車に関する規制条例がある地域で、古いディーゼルエンジンを搭載した車が日常的に使われていれば、車庫飛ばしが疑われることがあります。 ケース3. 他の交通違反で発覚する。解説:例えばスピード違反、一時停止違反などの交通違反によって警察に呼び止められた場合、免許証と車検証を確認されてるので、車庫飛ばしが発覚します。
車種によって自動車重量税の減免が受けられるエコカー減税。エコカー減税は2023年4月30日に廃止される予定でしたが、3年間の延長が決定しており、2024年から適用基準が段階的に引き上げられます。この記事では、エコカー減税の延長や今後の適用基準などについて解説します。 そもそもエコカー減税とは エコカー減税とは、燃費や排ガス性能に優れた車に対して、自動車重量税を減免する制度です。国土交通省が定めた基準に達するとエコカー減税が適用され、新車購入時や初回車検時に減免されます。車種によっては2回目の車検時にも、エコカー減税が適用されるケースもあります。 環境性能がよい電気自動車やハイブリッド車でなくても、定められた基準に達していれば、ガソリン車やディーゼル車もエコカー減税の対象です。ただし、エコカー減税の対象車種や税率は年度ごとに変更されるため、最新の情報を確認しましょう。 エコカー減税は廃止される? エコカー減税は2023年4月30日で廃止される予定でしたが、2022年12月16日に「3年間」延長することが決定しています。世界的な半導体不足により、新車の納期に遅れが出ているため、適用される期間内に購入した方でもエコカー減税が受けられるよう延長されました。 ただし、エコカー減税の見直しにより、今後は適用基準が厳しくなり課税が強化される点に注意が必要です。 現行の減税制度はいつまで? 現行の減税制度が適用されるのは、2023年12月31日までです。なお、見直される予定だった「環境性能割(旧自動車取得税)」も、2023年12月31日まで現行の減税制度が適用されます。 2024年から適用基準が段階的に引き上げられる エコカー減税の適用基準は、2024年1月〜2026年4月の間で、段階的に引き上げられます。つまり2024年以降に登録された車は、今までの税率が適用されないため、以前よりも多く自動車重量税を納めなければなりません。具体的には、まず「2024年1月〜2025年4月」に適用基準が引き上げられ、「2025年5月〜2026年4月」になるとさらに課税が強化されます。 例えば、2024年1月〜2025年4月に自動車重量税の50%を減免してもらうには、「適用基準を80%達成」しなければなりません。一方、2025年5月以降は「適用基準の90%を達成」しないと、50%の減免を受けられなくなるという仕組みです。なお、適用基準が厳しくなるのは、ガソリン車やハイブリッド車、ディーゼル車です。 グリーン化特例はどうなる? グリーン化特列も、3年間の延長が決定しています。グリーン化特列とは、環境性能がよい車に対して、自動車税種別割を減免してもらえる制度です。エコカー減税とは異なり、適用基準が厳しくならないため、今までと同様に自動車税種別割を減免してもらえます。 税額を抑えたい場合は2023年12月31日までの登録がおすすめ 税額を抑えたい場合は「2023年12月31日」までに、車を登録してもらいましょう。なぜなら2024年以降は、適用基準が厳しくなり、多く自動車重量税を払うことになるからです。 また電気自動車やプラグインハイブリッド車、水素自動車などの環境性能がよい車種は、今までどおりの基準で、2026年4月30日までエコカー減税を受けられます。2023年12月31日までに欲しい新車を登録できない場合は、上述した車種も検討してみてください。
14年ぶりの日本の優勝で華々しく幕を閉じたWBC。今回も数多くの選手の名シーン・名言が生まれましたが、中でもラーズ・ヌートバー選手の「ペッパーミル」パフォーマンスが印象に残っているという方も多いのではないでしょうか。 ユニークなパフォーマンスが流行ると同時に、ペッパーミルそのものへの注目度も一気に高まりました。このペッパーミル、今や世界的自動車メーカーと知られるプジョーがもともと製造していたというのは結構有名な話ですよね。もしかしたら今回のWBCでプジョーのルーツを知ったという方も多いかもしれません。 実は、創業時に別事業を展開していたという自動車メーカーはプジョー以外にも多く存在します。そこで今回は、自動車販売・製造以外の事業でスタートしたメーカーを5つ紹介します! プジョー・製鉄業 まずはプジョーの歴史もおさらいしておきましょう。1810年頃、フランス東部でジャン=ピエール・プジョーとジャン=フレデリック・プジョーの兄弟が製鉄業を始めました。ノコギリなどの工具類や傘、それからWBCで話題にあがったペッパーミルやコーヒーミルなどを製造していたといいます。自動車事業をはじめたのは1889年のこと。ちなみに今でもプジョー製のペッパーミルは販売されています! BMW・航空機エンジン製造業 BMWはドイツの世界的自動車メーカーとしてあまりにも有名ですが、1916年の創業時は航空機エンジンを製造していました。社名もバイエリッシェ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社と現在と異なり、BMWに改名したのは翌年です。1928年にアイゼナハ自動車製作所というドイツの自動車製造企業を買収したのをきっかけとして、自動車事業をスタートさせました。 トヨタ自動車・織機製造業 日本が誇る屈指のメーカー・トヨタ自動車も、最初から自動車事業を展開していたわけではありません。もともとは紡織、つまり「機織り」から会社がはじまりました。創業者である豊田佐吉は発明家の血が色濃く「発明で社会の役に立ちたい」と思い、なんと18歳で機織り機の改良をはじめたといいます。1890年には豊田式木製人力織機を完成させて特許を出願し、1918年には豊田紡織株式会社を設立。この会社の自動車部が現在のトヨタ自動車へと発展しました。ちなみに豊田紡織は「トヨタ紡織」と表記を変えて今も存続しており、車の各種部品の製造を行っています。 マツダ・コルク製造業 「Be a driver.」のキャッチコピーが有名なマツダは、なんとコルク製造からその歴史がはじまったといいます。1920年に東洋コルク工業株式会社を設立。本拠地を構えた広島県の山間部にはコルクの材料であるブナ科のアベマキが多く自生していたそうです。コルクは船の材料としての需要が高く、造船業の盛んだった広島県においてコルク製造はうってつけだったのでしょう。後に関東大震災やコルク工場の火災など経営難に直面し、機械事業への進出を決めます。この決断が功を奏し、1930年に三輪トラックの製造を開始させ、自動車事業を発展させました。 SUBARU・飛行機製造業 数多くのスポーツカーを生み出しているSUBARUのルーツは、飛行機の製造にありました。1917年、航空機産業を立ち上げたいと一念発起したエンジニア・中島知久平は「飛行機研究所」を設立します。ライト兄弟が有人動力飛行に成功してからわずか14年後の出来事と考えると随分と思い切った決断です。中島飛行機株式会社へと名前を変え、いくつかの会社に分かれたあと、1953年にSUBARUの前身である富士重工業株式会社が生まれます。飛行機製造で培ったノウハウを活かし、多くの自動車を手掛けて会社を大きく成長させました。 まとめ 自動車事業以外で創業した自動車メーカーを紹介しました。 スタートの事業は違っていても、どのメーカーでもものづくりの精神が脈々と受け継がれていることが感じられますね。何かを生み出すという熱いスピリットと飽くなき探究心が、今日の自動車業界の発展につながっているのかもしれません。 ちなみに、旧車王を運営しているカレント自動車も、もともとは買取ではなく販売事業からスタートした会社でした!長年培った車に関するノウハウを、現在は買取に活かしています。今後も「自動車文化遺産を次世代に」をテーマに、旧車の息吹を絶やさぬよう努めます!
ケンメリといえば、1972年から1977年まで販売された4代目スカイライン(C110型)の愛称です。ケンメリは旧車として人気が高く、自分の愛車にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし「ケンメリのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではケンメリにかかる維持費について解説いたします。 ケンメリの特徴 ケンメリは1972年~1977年に発売された4代目のスカイライン(C110型)を指します。ケンとメリーがスカイラインで日本各地を旅するCMが話題になり「ケンメリ」と呼ばれるようになりました。約4年間で販売台数は約67万台にのぼり、スカイラインシリーズで最も売れたモデルです。現在旧車ブームでケンメリの人気も上がっています。ケンメリGT-Rは生産台数が200台以下の激レア車であり、5,000万円以上で取り引きされているほどです。 ケンメリの維持費の内訳 ケンメリの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ケンメリの実燃費は5~6km/リットルといわれています。ガソリンについては、クルマの状態・使用によって異なりますが、ハイオクを入れることが多いようです。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、378,982円(*2) になります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 ケンメリの排気量は1,600cc〜2,000ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約62,000円/年でした。月額だと5,400円程度です。注意しなければいけないことは車両保険を付帯できない点。ケンメリはプレミア価格で取引されるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に入ることができないのです。 車検 ケンメリの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ケンメリのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ケンメリのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ケンメリの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ケンメリの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のケンメリ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:62,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:606,287円 月額では50,524円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ケンメリの維持費が高いと思った時の対処法 ケンメリのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になります。ケンメリの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるケンメリでも高く売却できる可能性があります。