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中古車選びをしていると「ワンオーナー」という表示を目にします。ワンオーナーとは、以前の車の所有者が、ひとりである場合につけられる表示です。 本記事ではワンオーナー車の確認方法、メリットとデメリット、ワンオーナー車を選ぶときのポイントについて、詳しく解説します。 ワンオーナー車とは ワンオーナー車とは、その車の以前の所有者が1人の車のことです。さらに所有者は個人に限られます。個人ではなく法人契約やレンタカーとして使われた場合は、不特定多数の人が運転しているといって間違いないでしょう。不特定多数が運転していると想像できる車であれば、例え所有歴がひとりであっても、ワンオーナー車とは扱われません。 ワンオーナー車の確認方法 購入を検討したい中古車が見つかった際に、購入を希望する車がワンオーナー車であるかどうかを確認する方法は次の2つです。 車検証を見る ワンオーナー車かどうかを確認する1つめの方法は、車検証を見ることです。車検証には車の所有者の情報が記載されています。もし所有者に関して複数の情報が記載されていれば、その車はワンオーナー車ではないことがわかります。 またワンオーナー車であれば、車検証に記載されている「初度登録年月」と「登録年月」は同じ時期になります。もし2つの情報に大きなずれがあるようなら、その期間中に市場へ流通し、誰かが所有した可能性があります。 ただし、所有者が転居によって車のナンバープレートが変更された場合、登録年月が更新されます。ナンバープレートの変更により、初度登録年月と差異が生じますが、このようなケースであればワンオーナー車として捉えることができます。 また近年は個人情報保護のために、過去の車の所有者の情報が確認できなくなってきました。そこで次に解説する、新車保証書を確認しましょう。 新車保証書を見る 新車保証書は、車以外の多くの製品にもついてくる、製品を購入すると同封されている保証書です。自動車なら新車販売時に、新車販売した店舗から発行されます。新車保証書の名義と車検証にある一つの名義が同一であれば、ワンオーナー車であると判断して間違いないでしょう。 ワンオーナー車のメリット ワンオーナー車は所有者が一人なので、ほとんどを同一の人物かその家族が運転した車であると判断できます。同じ人たちが運転していることから、次のようなメリットがあると考えてよいでしょう。 安心感がある ワンオーナー車であれば、新車から同じ人が所有し続けた車であることから、丁寧に扱われてきた可能性が高いと考えられます。メンテナンスも定期的に行われた車であれば、安心して運転できるでしょう。 故障箇所が少ない傾向がある 新車当時から丁寧に扱われ、定期的にメンテナンスが行われてきた車であれば、今後故障が発生する可能性も比較的少ないと予想されます。消耗部品も適切に交換されていれば、突然高額な部品交換に出費が必要となるケースも少ないでしょう。 ワンオーナー車のデメリット ワンオーナー車には安心感というメリットがある反面、以下のようなデメリットも考えられます。 価格が高め ワンオーナー車は人気がある分、価格は高めになる傾向があります。ワンオーナーであることの安心感よりも価格を優先したい方にとっては、ワンオーナー車を選ぶデメリットは大きいと言えるでしょう。 車の状態が悪いケースもある 過去の所有者が車を乱暴に運転する人や、点検整備を気にしない人であった場合には、車の状態が悪くなっている可能性が考えられます。ワンオーナー車でもボディや内装にキズや凹みなどが多い車であれば、乱暴に扱われた車かもしれません。購入する際には車の状態について、入念に確認しましょう。 ワンオーナー車を選ぶときのポイント ワンオーナー車だからといって、必ずしも安心して乗れる車であるとは言い切れません。以下に示す点について、忘れずに確認しましょう。 修復歴を確認する ワンオーナー車であっても、事故などで大きな修復歴があれば、今後の使用に影響を及ぼす可能性があるかもしれません。車には車両の構造や走行に関わる修復を行った際には、記録を残すことが義務付けられています。今後の使用に影響しそうな修復を受けていないかどうか、必ず確認しましょう。 内装や外装などをチェックする 内装や外装などを細かくチェックすると、その車が丁寧に扱われたかどうかを判断することができます。比較的新しいのに内装や外装に多くのキズなどの劣化があれば、その車は乱暴に扱われてきた可能性があるかもしれません。 中古車鑑定書を確認する 中古車には「中古車鑑定書」という、第三者機関が発行する鑑定書がつけられている場合があります。日本自動車鑑定協会というNPO法人や、一般財団法人の日本自動車査定協会が、公平な査定を行った上で、鑑定書や査定証を発行しています。第三者機関の専門家が、公平な立場で評価した車であれば、安心して購入しやすくなります。 ワンオーナー車が向いている人 ワンオーナー車は、気に入った中古車を手に入れて、今後長く丁寧に運転したいと考える人には向いているでしょう。丁寧に扱われたワンオーナー車を見つければ、購入後も安心して長く乗り続けることができるはずです。 ワンオーナー車が向いていない人 ワンオーナー車が向いていない人は、とにかく初期費用を抑えて中古車を手に入れたい人、あらかじめ比較的短い間だけしか、その車を所有する予定がない人などです。
車を買い替えるための検討や、中古車選びをする際に気になる情報の一つに、走行距離があります。車の走行距離は使用期間とともに増えていくので、一概に数値の大きさだけでは比較できませんが、車の特徴や使われ方などを推定する材料になります。本記事では車の走行距離と、買い替えるタイミングや中古車を選ぶ際の目安について、詳しく解説します。 1年の走行距離の目安 日本における1年間の車の走行距離は、1万kmが目安とされています。1年間で1万kmと言われているのは、日本人の車の使い方からも容易にイメージできるでしょう。ただし、この目安には仕事で使用する車は含まれていません。主な車の3つの代表的な使い方別に、走行距離の目安について解説します。 通勤に使用する場合 通勤での往復距離は、20kmから60km程度が現実的ではないでしょうか。1年間の出勤日を240日と仮定すると、通勤による年間の走行距離は4,800kmから14,400kmになります。 通勤+週末の外出に使用する場合 普段の車を通勤+週末の外出に使用する場合の走行距離は、外出頻度と移動距離に大きく依存します。 例えば、往復100km程度の移動が月2回の場合の走行距離は、1年間で2,400kmです。これに通勤距離の4,800km~14,400kmを加えると、7,200km~16,800kmが目安になります。 仕事で使用する場合 仕事で使われる営業車やレンタカーの走行距離は、車によってかなり差があると考えられます。特にタクシーや長距離輸送で使われるトラックは、1年間の走行距離が長くなるでしょう。 中古車として流通する可能性がある車に限定し、一例として営業所近くの客先を廻る営業車で考えてみます。移動中の平均時速を30km/h、移動時間を3時間とすると1日の走行距離は90kmです。営業日が年間240日とすると、年間の走行距離は21,600kmになります。 このように、仕事で使用する車の場合、年間走行距離が1万kmを大きく超えることが多いでしょう。 売却時の走行距離別の特徴 車を売却する際には販売店やディーラー、車の買取専門業者から買取価格の査定を受けます。車の下取りとして査定を受ける際に、あなたの車はどのように見られるのか?走行距離から3つのグループに分けて解説します。 〜3万km 走行距離が3万km以内で、かつ新車登録から3年以内の車であれば、まだ新しい車として評価されるでしょう。タイヤやブレーキパッド、ベルト類などの寿命は残っており、中古車としても価値が高いと判断されます。 〜5万km 走行距離が5万km以内で、かつ新車登録から5年以内の車であれば、ある程度使用された車と見なされるでしょう。平均的に使われた車であるものの、通常の範囲内でのメンテナンスや部品交換を行えば、中古車としても十分に価値がある車であると考えられます。 〜10万km 走行距離が10万km程度の車は、新車登録からの年月にかかわらず、かなり走り込んだ車として扱われるでしょう。走行距離が10万km程度になると、交換が必要になる部品が増えてきますし、交換が求められる部品も、高額なものが多くなります。 先ほどの車の使い方の想定からも、10万kmを走行するには、毎日比較的長い距離を走っている車でも、5年程度は経過していると考えられます。中古車としての価値は、よほどの人気車種でない限り、一般的には低い評価をされると考えておきましょう。 中古車選びでも走行距離に注目しよう ここまでは走行距離を、車を売却する立場から考えてきました。逆に中古車選びをする際にも、走行距離から車の特徴を推定することができるでしょう。1年間の走行距離を1万kmを目安として、走行距離と新車登録からの年月をあわせて考えれば、その車が日々長い距離を走行した車なのか、それとも週末など限定的に使用された車なのかを推定する材料になります。 車の寿命と走行距離の関係 車の寿命と走行距離には、概ね関係があると考えてよいでしょう。車は走行することによって、さまざまな部品が摩耗します。また、エンジンからの発熱によって、劣化が進行する部品もあります。ただし走行距離が短いからといって、車の寿命が伸びるわけではありません。停車した状態が長く続くことによって、調子が悪くなる場合もあります。先に想定したとおり、年間で5,000kmから20,000km程度で使われている車が、適正に寿命を消費できている車と考えてよいでしょう。 車の状態に影響する走行距離以外のポイント 車の状態に影響する要因には、走行距離以外にも車の使用環境、保管環境も影響します。例えば以下の3つの要因が考えられます。 沿岸部 車の保管環境も車の状態に影響する因子の一つです。まず沿岸部などの潮風が吹く地域では、錆が発生しやすくなります。車のボディであれば塗装されており、鉄部品にもめっきが施されていますが、長く潮風にさらされれば、比較的早期に錆が発生してしまいます。 直射日光 直射日光に長く曝されれば、塗装やプラスチック部品の劣化が進行します。ヘッドライトが黄ばんだり曇ったりするのは、太陽光の紫外線を多く受けた結果です。タイヤなどのゴム部品も、直射日光の紫外線の影響を受けやすい部品と言えます。 カバーの着用 近年では少なくなりましたが、車全体を覆うカバーの使用も、車に悪い影響を与えてしまう可能性があります。ボディにチリやホコリが付着した状態でカバーを引きずるようにかけると、チリやホコリでボディの塗装面を擦ってしまいます。また雨天時などにはカバーによって湿気を溜め込んでしまい、錆の早期発生に繋がりかねません。
車の購入先や購入時の流れ、事前準備など、気になることが多々あるのではないでしょうか。今回は、車を購入するときの流れや必要な書類、購入時の注意点などを解説します。車を購入するときの参考にしてみてください。 車の購入先の種類 車の購入先は主に4つです。ここからは、車を買える場所について紹介します。 ディーラー ディーラーは、正規販売店です。メーカーの看板を掲げている販売店がディーラーとなります。また、ディーラーでは新車だけでなく中古車を取り扱っている場合もあります。そのため、購入したいメーカーや車種が明確な場合は、ディーラーで購入するとよいでしょう。 サブディーラー サブディーラーは、メーカーから仕入れた車を販売する店舗のことです。複数のメーカーを取り扱っているケースが多いため、車を比較して購入したい場合は、サブディーラーで購入するとよいでしょう。 中古車販売店 中古車販売店は、文字通り中古車を販売している店舗のことです。複数のメーカーを取り扱っていたり、SUVやスポーツカーなどジャンルに特化したりしている場合もあります。 予算の都合により新車で購入できない車を買えることも、中古車販売店の魅力といえるでしょう。加えて、納車までの時間が早いケースが多いため、いち早く車を手にいれたい場合にもおすすめです。 オークション オークションは、業者向けオークションに参加できる業者にオークション代行を依頼して、希望する車を落札してもらう方法です。ただし、実車を確認せずに購入することになるため、希望条件をしっかりと伝える必要があります。また、悪徳業者もいるため、業者選びも慎重に行わなければなりません。そのため、初心者には向いていない購入方法といえるでしょう。 車の購入の流れ ここからは、車を購入するときの流れについて紹介します。 1.購入する車の目星をつける まず、購入する車の目星をつけましょう。目星をつけるときは、新車と中古車のどちらを購入するか、車の形や乗車定員といった車に求める条件、予算などから絞り込みます。最終的に数台になるまで絞り込んでから販売店に足を運びましょう。 2.販売店に相談する 販売店に出向き、セールス担当者に車の購入を検討していることを伝え、実際に車を見たり乗ったりします。また、不満や不足がないか確認しましょう。 3.見積もりを取る 見積もりをとって、予算オーバーしていないか確認しましょう。また、購入方法もあわせて相談し、一括で買うか分割で購入するのか決めましょう。 4.購入を確定する 候補に挙げていた車をすべて見て、見積もりを比較したうえで購入する車を確定します。購入を確定する時点で用意する書類や物などはありません。実際に注文してから、必要な書類を揃えることになります。購入を確定したときに、料金をいつまでに支払うのか確認しておきましょう。 5.料金を支払う 購入を確定した際に取り決めた期日までに料金を支払います。料金を振り込むときには、銀行の営業日に気をつけてください。支払期日を土日・祝日にした場合は、早めに振込み手続きを行い、期日に遅れないようにしましょう。 6.納車 料金の支払いが済んだら、納車されるのを待つのみとなります。納車の際に手渡す書類や車両などがある場合には、忘れないよう注意しましょう。 車を購入する際の必要書類 ここからは、車を購入するときの必要書類を説明します。 新車購入 新車を購入するときには、印鑑証明書、車庫証明書(販売店に代行してもらうことも可能)、実印、委任状(販売店が用意)などが必要となります。必要な枚数は、購入方法によって異なるため販売店に確認してください。 中古車購入 中古車を購入する際も新車と同じように、印鑑証明書、車庫証明書、実印、委任状などが必要となります。中古車は、新車より納車までの時間が短いケースが多いため、書類は早めに揃えることをおすすめします。 オークション オークションの場合も、印鑑証明書、車庫証明書、実印、委任状などが必要となります。 車を購入する際のポイント ここからは、車を購入する際のポイントについて解説します。 必要に応じて相見積もりを取る 必要に応じて相見積もりをとりましょう。 販売店は、掲げている看板が同じでも運営会社が異なることがあります。運営会社が異なれば、割引やその方針などにも違いがあるため、新車を購入する際は、販売店の運営会社を調べて、相見積もりをとるとよいでしょう。 中古車は品質を見極める 中古車を購入する際は、品質をしっかりと見極めてください。 車の外観だけでなく、内装の状態、ドアの開け閉めの具合、エンジンルームやトランクルームの汚れや臭いなど、細かくチェックして、納得できた場合にのみ購入しましょう。 ローンを組む場合は総返済額に注意する ローンを組んで車を購入するときは、総返済額に注意しましょう。 ローンの場合、予想以上に金利が高く、月々の支払額は抑えられていても総支払額が高額になるケースも珍しくありません。総支払額が高い場合には、金利が安いプランを検討したり、頭金を多く入れたりしましょう。 また、近年では数年後の残存価額を引いた金額を分割する残価設定型ローンもあります。月々の支払額を抑えたい方は、残価設定型ローンも検討してみてください。 必ず試乗する なるべく試乗してから購入を決めましょう。モデルによっては試乗できない車もありますが、多くの場合は試乗車が用意されています。そのため、一度でもいいので、実際に走行して運転感覚や乗り心地を確かめましょう。購入した後で後悔しないためにも、試乗をしてから契約することをおすすめします。
旧車の洗車をするときは、塗装の状態、パーツの素材、経年劣化などに注意しなければなりません。今回は、旧車を洗うときの注意点やコツを解説します。旧車の所有者はもちろん、これから旧車を手に入れようと考えている方も参考にしてみてください。 旧車を洗車する前に素材を確認しよう 洗車をする前には、塗装やボディの状態、装着されているパーツの素材、ゴム部品や樹脂パーツのコンディションなどを確認しましょう。 車の状態に合わない方法で洗うと、錆びや水漏れ、水たまりが起きる恐れがあります。車の状態に応じて、水を使う場所と水の使用を控える場所を分けなければなりません。 また、車の状態を悪化させないために、水をバシャバシャかけたり、高圧洗浄機を使ったりしないようにしましょう。 旧車の洗車方法のポイント ここからは、旧車を洗車するときのポイントを紹介します。 ワックスがかかっている場合は水拭きがメイン ワックスがけをしてある場合は、水分を多く含ませたクロスで汚れを拭き取りましょう。乾いたクロスを使うときは、水拭きのあとに使います。最初から乾いたクロスで拭いてしまうと傷つく可能性もあるため、水拭きをしてから乾拭きすることが大切です。また、キズが付きにくいマイクロファイバークロスを使いましょう。 ワックスなし&ひどい汚れは水洗い ワックスがけがされていない車や汚れがひどい車は水洗いをします。水洗いをするときは、弱い水圧で水をかけたりバケツで優しく水をかけたりしましょう。また、使う水の量は最小限にして、車の隙間などに水が溜まらないよう注意が必要です。 部位によって洗い方を変える 部位によって洗い方を変えましょう。ボディはスポンジで洗い、ホイールは柔らかいブラシというように、部位によって洗車用品を使い分け、車を傷めないようにすることがポイントです。また、ホイール用の洗剤とボディ用の洗剤を使いわけるのも、旧車を洗車するときのコツとなります。 旧車の洗車後の扱い方 ここからは、旧車を洗車した後の扱い方について解説します。 走らせて水分を蒸発させる 洗車をしたあとは、水分を飛ばしましょう。水を使って車を洗うと、ボディの隙間やグリルの取り付け部、エンジンルームやトランクルームの底などに水分が残ってしまいます。これらの水分を車を走らせて飛ばしたり、ブロワーで飛ばしたりして、錆びないようにしておきましょう。 コーティングする 洗車後にコーティングをしておくと、汚れが付着しにくくなったり、次回の洗車がしやすくなったりします。また、艶が出たり、ボディの保護ができたりするため、洗車後はコーティングをしておきましょう。
成人式へ参加するときに、かっこいい車で行きたいと思う人も多いことでしょう。一生に一度の晴れ舞台で注目を浴びたいと思うことは不自然なことではありません。今回は、成人式に車で行くとかっこいいのか、成人式に乗っていくのに人気の5選について解説します。成人式に行く予定の方は参考にしてください。 成人式に車で行くとかっこいいって本当? 成人式は、大人に仲間入りして初めての一大イベントです。久しぶりに旧友と再会することもあり、せっかくだからはめを外したい気持ちもあるでしょう。しかし、大人としての余裕と節度を守ることが、周囲からかっこいいと思わせるポイントと言えます。 例えば、駐車場や乗りつける場所がない会場に、無理やり車で侵入することは逆にかっこ悪いと言えるでしょう。マナーを守ることやスマートな所作こそ、大人のかっこよさをアピールすることにつながります。成人式に乗っていく車も、そのような視点で選ぶと好印象を与えられるでしょう。 車の所有は「自立」をイメージさせるものであり、お金持ちアピールのためのものではありません。周りの視線を気にして背伸びするのではなく、自分のライフスタイルや趣向にあった車に乗ることこそ大人のかっこよさといえるでしょう。 成人式で避けた方がいい車はある? 軽自動車やレンタカーを成人式に乗っていくのは避けた方がいいという見解があります。確かに見栄を張ることが目的ならそのとおりかもしれません。しかし、自分らしさや大人としてのスマートさをアピールする観点からは、気にする必要はないでしょう。それよりも清潔感や日頃からしっかりとメンテナンスしていることのアピールが重要です。 車は第二の自室と呼ばれているため、メンテナンスや洗車ができているかどうかからは、人間性を垣間見ることができます。ボロボロでろくに洗車もしていない車よりも、清潔感に溢れてほのかに心地よい香りがする車の方が華やかな成人式には似合っているでしょう。同じ理由で違法改造車や、いわゆる痛車も避けた方が無難です。 成人式に乗っていくのに人気の車5選 続いて、成人式に乗っていくのに人気の車を5つ紹介します。 トヨタ 86 トヨタ 86は、トヨタが生んだFRスポーツカーです。2代目からはトヨタのグローバルスポーツとしてGR86へと改称されました。スポーツカーにありがちなスパルタンなデザインではなく、幅広い年齢層や女性にも人気が高いモデルです。ボクサーエンジンによる低重心や前後重量配分53:47というこだわりにより、高いコントロール性能で走りも楽しめます。 トヨタ アクア トヨタ アクアは、トヨタのコンパクトハイブリットカーです。リッターあたり30kmをはるかに超える低燃費で、新車でも安価なために発売以来高い人気を誇っています。実用面でも運動性能とラゲッジルーム容量を高水準で兼ね備えており、個性的ながら汎用性の高いデザインは親しみやすく好印象を持たれるでしょう。 スバル インプレッサスポーツ スバル インプレッサスポーツは、スバルの5ドアハッチバックです。流麗なデザインとボクサーエンジンによる低重心設計で走りも楽しめ、レジャーでも使い勝手のよいパッケージングに仕上がっています。先代・現行型ともに高級感のあるデザインのため、成人式では落ち着きのある大人を演出できます。 日産 ノート 日産 ノートは、日産のグローバルモデルとなる5ドアハッチバックです。ガソリンエンジンで発電するe-POWER仕様車は、低燃費でモーターによる加速も楽しめます。アクティブなデザインで存在感があるため、成人式でも注目が集まる車です。 マツダ CX-3 マツダ CX-3は、マツダの5ドアコンパクトクロスオーバーSUVです。落ち着きのある室内空間や使い勝手のよいサイズで、パーソナルユースには最適な車といえるでしょう。特徴的でいて美しいデザインは存在感も高く、成人式でも大人のセレクトとして好印象を与えます。 成人式に乗る車は新車じゃないとダメ? 成人式に乗る車は、必ずしも新車である必要はありません。身の丈に合わない高価な車に乗っていると、「親に買ってもらったの?」と思われてよい印象は持たれないでしょう。また、中古車で安く購入していても、清潔感の溢れる車は人柄を表し好印象を抱かれます。背伸びせずに自然体である方が、堅実さや誠実さをアピールすることになるでしょう。
スピードの速さ、スタイリングの良さ、エンジン音。スポーツカーには多くの魅力が詰まっています。しかし、スポーツカーは普通車よりも早く廃車になりやすいという事実をご存じですか?この記事ではスポーツカーがなぜ廃車になりやすい理由と廃車にしないで高く売るための方法を紹介します。 そもそもスポーツカーってどんなクルマ? まずはスポーツカーの特徴をつかんでおきましょう。 高性能なエンジンを搭載している スポーツカーの大きな特徴としてあげられるのは、高速走行を可能にするための高性能なエンジンが搭載されている点です。ターボをつけたり回転数を高めることで馬力を上げています。軽自動車は64馬力のものが多いですが、スポーツカーになると300馬力以上出るモデルも珍しくありません。 よく曲がり、よく止まる クルマの速度が上がると、カーブで曲がりづらくなるほか、ブレーキの制動距離も伸びてしまいます。そのため、スポーツカーはハンドリングをよくするためにハンドルの遊びを減らし、空気の力で車体を地面に押さえつけてグリップ力を稼ぐように設計されています。また、制動距離を短くするために強力なブレーキが搭載されている点もスポーツカーならではのポイントでしょう。 乗りこなすためには高度なテクニックが必要 高性能なスポーツカーは一般車と比較するとアクセル操作、ハンドル操作、ブレーキ操作が難しいです。サーキットやラリーなどのレースで勝つためのクルマであるため、日常の速度域では扱いづらくなっています。また、車高が低く運転席からの視界が悪いスポーツカーも少なくありません。 なぜスポーツカーは廃車になることが多いの? スポーツカーの特徴を紹介しましたが、なぜ廃車になることが多いのでしょうか。ここからはよくある原因を解説します。 一般車よりもエンジンに負荷がかかる スポーツカーはその力を最大限まで引き出して走行する場面も多く、エンジンにどうしても大きな負荷がかかってしまいます。エンジンはクルマのパーツの中でも特に高価で、万が一壊れてしまうと驚くべき金額を提示されるかもしれません。故障のリスクとメンテナンス費用の2つの観点から維持が難しく、廃車になってしまうケースが多いようです。 車体にも大きな負荷がかかる 高速域でクルマを意のままに操るため、空力やブレーキによる大きな力が車体にかかってしまいます。走っているだけで車体にダメージが蓄積されていきます。一般車よりもスポーツカーは強固に作られているものが多いですが、比例して負荷も大きくなりがちです。そのため、不具合や故障が発生しやすく、維持が難しいといわれています。 事故車が多い スポーツカーは任意保険が高くなるという話を聞いたことはありませんか?任意保険料は車種ごとに事故率を考慮して算出されるため、事故の多いクルマは保険料が高くなってしまいます。逆に考えると、保険料の高さは事故率の高さを表しているともいえるのです。。低速度域での事故であれば修理して引き続き乗れますが、先述の通りスポーツカーは高速度域での走りを楽しむクルマです。そのため、事故を起こしてしまうと廃車になる可能性が上がってしまいます。 スポーツカーを高く売るなら旧車王 一般車よりも負荷がかかり事故率も高いスポーツカー。もし乗る機会が少なくなったとしても、廃車以外に売却するという選択肢もあります。旧車王にお任せいただければスポーツカーの高価買取が可能です。ここからはその理由を説明します。 スポーツカー買取実績が豊富である 今、国産スポーツカーブームが起きています。人気映画ワイルド・スピードをきっかけにスープラやスカイラインGT-R、マツダRX-7など1990年代〜2000年代あたりに発売された少し年式の古いスポーツカーは需要が高いです。特にマニュアル車や限定車だと買取価格が跳ね上がる場合もあります。旧車王はスポーツカーの買取実績が豊富でクルマの評価ポイントを熟知しているため、高価買取することが可能になります。 自社でパーツ供給から修理・修復まで可能である 一般買取店だと、不具合があるスポーツカーは査定額が低く見積もられてしまうことがあります。故障した状態だと、市場で値上がりしない可能性が高いからです。しかし、旧車王のグループにはパーツ供給部門と整備部門があります。そのため、スポーツカーに不具合があっても、自社での修理・修復が可能です。ただ故障箇所を直すだけではなくより価値を高めてから市場に流通させるため、買取時にも他社より高い金額を提示できます。高。 改造車でも買い取ることが可能 スポーツカーはカスタムをしてさらに性能を上げている個体が多いです。一般的に改造車は査定額が低くなるといわれています。しかし、旧車王ならカスタムに熟知している鑑定士が在籍しているため人気メーカーのカスタムパーツが使われている場合は高額査定につながることもあります。
スカイラインといえば、日産を代表する優れた走行性能を誇る乗用車です。なかでも6代目のR30系は、人気テレビドラマシリーズ「西部警察」に登場し人気を集めました。近年の「旧車ブーム」が追い風となりR30系スカイラインの注目度はさらに高まっています。しかしR30系スカイラインは最終型でも30年以上前のクルマ。「古いクルマは維持費がいくらかかるんだろう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事ではR30系スカイラインにかかる維持費について解説いたします。 R30系スカイラインの特徴 R30系は1981年から1985年まで製造・販売された6代目のスカイラインです。前期型はテレビドラマ「西部警察」のパトカー、後期型のRSグレードはフロントフェイスの見た目から「鉄仮面」と呼ばれ話題になりました。鉄仮面は独特の現代のクルマにはない独特のデザインで人気を博しています。 R30系スカイライン維持費の内訳 続いて、R30系スカイラインの維持費について5項目に分けて解説します。 燃料代 R30系スカイラインには6種類のエンジンが存在します。今回は人気の高い後期型RSグレード「鉄仮面」を例に燃料代を算出しましょう。 10.15モードのカタログ燃費は10.2km/リットルです。実燃費は2km/リットルほど悪いといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。 人気の鉄仮面を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、レギュラーガソリンは約125リットル使用(*1)することになり、燃料代は20,337円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は244,050円(*2)です。*1 燃費は8km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 自動車税 R30系スカイライン(鉄仮面)の自動車税はいくらかかるのでしょうか。 2022年12月現在、1.5リットル超~2.0リットル以下の自動車税は39,500円/年です。鉄仮面は車齢が13年を超えるため、自動車税は重課税され45,400円かかります。(*3)*3 2019年9月30日以前に新車登録した場合 任意保険 R30系スカイライン(鉄仮面)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約36,000円/年でした。車両保険は付帯できません。 鉄仮面は中古市場で500万円以上の値がついている場合も多いです。しかし一般的な保険会社はそうしたプレミア価格を考慮しません。古いクルマのため、値段がつかないものとして扱われてしまいます。価値の高い旧車を運転する際は、事故を起こさないよう安全運転を心がけましょう。 車検 次に、R30系スカイライン(鉄仮面)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:119,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します R30系スカイライン(鉄仮面)の重量税は、1.0トン超~1.5トン以下に区分にされます。この区分の税額は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により37,800円に上がります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想でき、車検代が跳ね上がる可能性が考えられるでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。R30系スカイライン(鉄仮面)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。鉄仮面のタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 R30系スカイライン(鉄仮面)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、R30系スカイライン(鉄仮面)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のR30系スカイライン(鉄仮面)年間維持費>燃料代:244,050円自動車税:45,400円任意保険:36,000円車検:59,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:435,255円 月額では36,270円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。 R30系スカイライン(鉄仮面)の維持費が高いと思った時の対処法 自動車税と重量税がかさむため、旧車の維持にはそれなりに費用がかかります。もし、R30系スカイライン(鉄仮面)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
コペンはダイハツが製造・販売する軽自動車規格のオープンスポーツカーです。2002年に初代がデビューし、現在は2代目に代替わりしています。現行型は中古でも100万を超えるものがありますが、初代のL880K型はお手頃な価格で購入できるようです。しかし「10年以上前の古い車は維持費がいくらになるんだろう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事では初代L880K型コペンにかかる維持費について解説いたします。 初代L880K型コペンの特徴 初代L880K型コペンは、軽量コンパクトなボディの本格的なオープンスポーツカーとして人気を博しました。デビューした2002年当時、市場の大半をATが占めておりMTを選択できる車種はあまり多くありませんでした。しかし、コペンは発売当初からMT車をリリースしていたために、クルマ好きの心を掴んだといわれています。また、高級オープンスポーツカーのような自動電動開閉ルーフ「アクティブトップ」が装備されたモデルがラインナップされた点も特徴の一つです。曲線で構成されたデザインもコペンならではの魅力で、性別・年齢問わず多くのドライバーから支持されました。 初代L880K型コペン維持費の内訳 続いて、初代L880K型コペンの維持費について5項目に分けて解説します。 燃料代 初代L880K型コペンはATとMTで燃費が変わります。 AT:15.2〜16.0km/リットルMT:18.0〜18.8km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費についてはそれぞれ2km/リットル程度悪くなるといわれています。ガソリンはレギュラー仕様です。 ここからは金額をシミュレーションします。 初代L880K型のATモデルを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約74リットル使用(*1)し燃料代は12,051円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、144,622円(*2)です。*1 燃費は13.5km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 自動車税 次に、軽自動車規格である初代L880K型にかかる自動車税を算出しましょう。 2022年11月現在、軽自動車の自動車税は10,800円/年です。しかし、初代L880K型コペンの多くは車齢が13年を超えるため、重課税されて12,900円かかります。 任意保険 初代L880K型の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):35万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約77,000円/年でした。車両保険は35万円まで補償されます。 車検 初代L880K型コペンの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:19,730円(24ヶ月)自動車重量税:8,200円(24ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:1,400円車検料:50,000円合計:79,330円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 重量税に関しては、軽自動車に区分されます。通常は6,600円ですが、初年度登録から13年以上経過している場合には8,200円かかるので注意しましょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。初代L880K型コペンのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって3万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。初代L880K型コペンのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 初代L880K型コペン年間維持費はいくら? 初代L880K型コペンの維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらになるのでしょうか。 <自家用車登録の初代L880K型コペン年間維持費>燃料代:144,622円自動車税:12,900円任意保険:77,000円車検:39,665円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:30,000円合計:304,187円 月額では25,300円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。 初代L880K型コペンは維持費が安いスポーツカーとして大人気 車齢13年超えで重量税されるとはいえ、軽自動車の場合は大きく負担は増えません。そのため、中古市場で大人気です。初代L880K型コペンの売却は今が最適な時期かもしれません。近年、世界中で半導体不足が叫ばれ、新車の納期が大幅に遅れる事態が発生しており、め中古車の需要が高まっています。また、一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていましたが、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点でのデータです
セドリックといえばトヨタのクラウンと並ぶ日産の高級セダンです。1960年〜2004年まで製造・販売されていました。7代目のY31系はクラウンとの差別化でスポーツグレード「グランツーリスモ」を生み出し大きな話題になりました。最近では旧車人気でY31系セドリックが注目されています。しかしY31系セドリックは最終型でも約20年前のクルマ。「古い車は維持費がいくらかかるんだろう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではY31系セドリックにかかる維持費について解説いたします。 Y31系セドリックの特徴 Y31系は7代目のセドリックです。現在のクルマにはない角張ったシルエットで、セダンのお手本のようなデザインです。デビュー時の1987年はライバルのクラウンに売上で大きな差をつけられていましたが、Y31系ではスポーツグレード「グランツーリスモ」が登場し、高級セダンに走行性能という武器を備え差別化を図りました。今でこそ一般化していますが、高級セダンのスポーツグレードはY31系セドリックが国産車の先駆者でした。 Y31系セドリック維持費の内訳 Y31系セドリックの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 Y31系セドリックには2リットルと3リットルの2種類の主要エンジンが存在します。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2リットルエンジン:8.1〜10.6km/リットル3リットルエンジン:7.9〜8.8km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費については2リットル・3リットルともに6〜7km/リットル程度といわれています。ガソリンは一部上級グレードでハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。 人気のY31系セドリックグランツーリスモを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンは約167リットル使用(*1)し燃料代は28,950円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合は、347,400円(*2)です。*1 燃費は6km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2リットルのY31系セドリックグランツーリスモの価格を算出しましょう。 2022年12月現在、1.5リットル超~2.0リットル以下の自動車税は39,500円/年です。Y31系セドリックグランツーリスモは車齢が13年を超えるため、自動車税は重課税され45,400円かかります。 任意保険 Y31系セドリックグランツーリスモの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):10万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約74,000円/年でした。車両保険は10万円まで補償されます。 車検 Y31系セドリックの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:119,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します Y31系セドリックグランツーリスモは、重量税が1.0トン超~1.5トン以下の区分になります。重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により37,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため、車検代が跳ね上がる可能性が考えられます。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。Y31系セドリックグランツーリスモのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。Y31系セドリックグランツーリスモのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 Y31系セドリックグランツーリスモ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、Y31系セドリックグランツーリスモの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のY31系セドリックグランツーリスモ年間維持費>燃料代:347,400円自動車税:45,400円任意保険:74,000円車検:59,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:576,605円 月額では48,000円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げることができます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかってきます。 Y31系セドリックグランツーリスモの維持費が高いと思った時の対処法 自動車税と重量税がかさむため、旧車の維持にはそれなりに費用がかかります。もし、Y31系セドリックグランツーリスモの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
アルファロメオSZといえば、アルファロメオ75をベースに、アルファロメオ、ザガート、フィアットがコラボして制作したクーペモデルです。押し出し感の強いデザインで一部の熱狂的なファンに愛されています。実際に手に入れたいと思っても旧車のイタリア車は維持費が心配になりますよね。この記事ではアルファロメオSZにかかる維持費について解説いたします。 アルファロメオSZの特徴 アルファロメオSZは1989年から1991年まで販売されたクーペモデルです。製造にはイタリアを代表する企業のザガートとフィアットも参画しました。SZは「Sprint Zagato(スプリント ザガート)」の略称です。特徴的なデザインから「イル・モストロ(怪物)」と呼ばれました。1992年にはオープンモデルのRZ「Roadster Zagato(ロードスター ザガート)」も登場しました。アルファロメオ SZ/RZは一代限りのモデルでカルト的な人気を誇っています。 アルファロメオSZ維持費の内訳 アルファロメオSZの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 アルファロメオSZのエンジンは2,959ccのV6です。ハイオク限定車で実燃費は10km/リットルほどと言われています。大排気量のV6エンジンを搭載している割には意外と燃費が良いですね。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約100リットル使用(*1) し、燃料代は17,370円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、208,440円(*2) かかります。*1 燃費は10km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以前の2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は51,000円/年です。アルファロメオSZは車齢13年を超えるため、自動車税は重課税され58,600円かかります。 車検 アルファロメオSZの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:150,000円合計:209,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 国産車と比較すると車検代が大幅に上がってしまいます。一般的な整備工場では輸入車の受け入れが難しい場合があり、特にイタリア車だとは対応できる工場が少ないため、費用が上がってしまうのです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。アルファロメオSZのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。軽く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。アルファロメオSZのタイヤ交換が発生する場合は10万以上追加でかかるケースもあります。 アルファロメオSZ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、AE86の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のAE86年間維持費>ガソリン代:208,440円自動車税:58,600円車検:104,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:421,845円 あとは、任意保険の費用がかかります。クルマが激レア車のため一般的なネット型保険だと加入できない可能性があります。輸入車のクラシックカー対応保険に加入すると年間20万円ほどかかるかもしれません。任意保険代も含めると621,845円が維持費の総額になります。 月額では51,820円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料の金額を下げられます。 また、ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生するため注意しましょう。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 アルファロメオSZの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量のイタリア希少車の維持費はさすがの値段ですね。また、発売から30年以上経過するクルマであることから、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。アルファロメオSZの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。