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旧車の売買と鑑定市場

3月にクルマは売却しないほうがよい?注意点や売るタイミングを解説
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.22

3月にクルマは売却しないほうがよい?注意点や売るタイミングを解説

「3月はクルマを高値で売却しやすいのだろうか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。 例年3月は、4月から新生活を始める人を中心にクルマの需要が高まる時期ではあるものの、必ずしも買取価格が高くなるわけではありません。また、翌年度分の自動車税(種別割)が課税されることで、金銭的に損をすることもあります。 この記事では、3月中にクルマを売却する注意点や高値で売るためのコツなどについて詳しく解説します。 クルマを3月に売却する際の注意点 クルマを3月に売却するときの主な注意点は下記のとおりです。 タイミング次第では自動車税(種別割)がかかる 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点でクルマを所有している人に課せられる税金です。税額は総排気量に応じて決まります。 たとえば、2019年10月1日以降にクルマを購入した場合、総排気量1,000cc以下は2万5,000円、1,500cc超2,000cc以下は3万6,000円、3,000cc超3,500cc以下は5万7,000円です。 クルマを売却してから買取業者に名義が変更されるまで、1週間ほどかかるのが一般的です。特に、3月は自動車販売業界の繁忙期のため、名義が売り手から買取業者に変更されるまで1週間以上かかることもあります。 そのため、3月の下旬ごろにクルマを売却すると、4月1日までに名義変更が完了せず、売り手に自動車税(種別割)が課せられる場合があります。 高価買取の保証はない 3月は就職や転勤、大学への進学などを背景にクルマを購入する人が増え、需要が高まる時期です。また、決算前のセールをする販売店も多いため、3月はクルマを高値で買い取ってもらえると思われやすいのです。 しかし、実際の査定額はクルマの需要や状態、年式、走行距離などさまざまな要素で変わります。 加えて、買い取ったクルマを販売するためには、名義変更の他にも点検、整備、清掃などの準備が必要であり、1ヶ月ほどかかるのが一般的です。そのため、3月にクルマを買い取っても需要が高まる時期に準備が間に合わない可能性があります。 このような背景から、3月にクルマの査定を依頼しても期待したほどの査定額がつかないことが多々あります。 3月のクルマ売却で税金トラブルを防ぐためのポイント 3月にクルマを売却すれば自動車税(種別割)が課税されないと思っていたところ課税されてしまった場合は、買取業者とトラブルになることがあります。 トラブルを防ぐためにも、買取業者に下記を確認しておきましょう。 いつまでにクルマを引き渡せば4月1日よりも前に名義変更手続きが済むのか 仮に名義変更が4月1日までに済まない場合は自動車税を負担してくれるのか など 名義変更手続きにかかる時間や自動車税の取り扱いなどを買取業者によく確認し、スケジュールに余裕を持って進めることが大切です。 3月にクルマを売却しても影響を受けない税金 3月にクルマを売却しても「所得税」と「消費税」は基本的に課税されません。下記で詳しく解説します。 所得税 クルマや不動産などの資産を売却したときに生じた利益(譲渡所得)は、所得税の課税対象です。 しかし、中古車の買取価格が購入時の価格よりも高くなるケースは限られます。また、所得税が課税されるのは、業務で使用するクルマや趣味で所有していた高級スポーツカーを売却して譲渡所得が生じるときです。 個人が買い物や通勤などで日常的に利用するクルマの売却によって利益が生じても所得税はかかりません。 消費税 消費税は、商品の販売やサービスの提供に課せられる税金です。 中古車販売店にクルマを買い取ってもらった場合、買取価格には消費税が含まれています。 しかし、個人がプライベートで使用するクルマを売却する場合、受け取った消費税を納める必要はありません。 消費税を納める必要があるのは、事業を行う個人や法人です。その中でも、課税事業者のみが消費税を納めます。 ▼関連記事はこちらクルマ買取時には消費税を払う?使用目的別の違い、その他の税金についても解説 クルマを高く売りやすい時期 クルマをもっとも高値で売りやすい時期は「1~2月」です。就職や転職、進学などを背景にクルマを求める人が増える時期に備えて在庫を確保しようとする買取業者が増えるため、査定額は高くなりやすいのです。 その次に高く売りやすいのは「7~8月」といわれています。例年9〜10月にも転勤や転職などで新生活を始める方が一定数いるため、需要に合わせて7~8月に積極的に買取をする業者が増えます。 また、中古車販売店の多くは3月が決算期、9月は半期決算期です。その直前に開催されるセールの在庫確保を目的に積極的に買取をするようになることも、1〜2月と7〜8月の査定額が上がりやすい要因です。 3月に売る必要がない場合は、高値買取が期待できる1〜2月または7〜8月での売却を狙うのも1つの方法です。 クルマの売却で避けた方がよい時期 「3〜4月」と「9〜10月」にクルマを買い取ると、売却準備が整った頃には需要が低下してしまうため、買取価格も安くなりがちです。 また、例年12月はクリスマスや忘年会、年末年始といったイベントで支出が増えやすい時期で、クルマの需要が低下しやすいため、買取価格が下がる傾向にあります。 売却せざるを得ない事情がない限り、買取価格が低くなりやすい時期は避けたほうがよいでしょう。 クルマの売却のおすすめのタイミング クルマを売るタイミングを検討する際は、モデルチェンジや車検なども考慮するとよいでしょう。下記で詳しく解説します。 モデルチェンジ前 フルモデルチェンジやマイナーチェンジが行われたクルマは、型落ちモデルの査定額が低くなりがちです。これは、新しいモデルのほうが高性能でデザイン性にも優れていることが多く、旧型車が見劣りする場合があるためです。 フルモデルチェンジは4〜6年、マイナーチェンジは2〜4年の間隔で実施されるのが一般的です。 前回のフルモデルチェンジまたはマイナーチェンジから一定期間が経過しているのであれば、次期モデルが正式に発表される前に売却するのも1つの方法です。 車検時期の前 車検の時期が近づいているときは、早めに売却することを検討しましょう。  費用をかけて車検を通しても、その分だけ査定額が上昇するとは限りません。不具合が見つかり、修理や部品の交換などが必要になると、査定額の上昇分よりも車検費用のほうが高くなるケースもあります。 クルマを高く売るためのポイント 売却する時期だけではなく、クルマの売り方や準備の仕方などでも査定額は変わります。 下記では、クルマをより高く売るために押さえておきたいポイントを解説します。 下取りではなく買取を依頼する ディーラーの下取りは、新車購入とクルマの売却が一度にできるため、手続きがスムーズに進みやすいというメリットがあります。しかし、下取り価格は買取業者の買取価格よりも低くなるのが一般的です。 買取業者は、車種の人気や市場の動きなどさまざまな要素をもとに買取価格を決めます。また、買い取ったクルマを国内外の市場やオークションなどの広い販路を活用して迅速に売却できるため、高額での買取が可能です。 クルマをより高値で売却したいときは、複数の買取業者から見積もりを取り、比較検討したうえで売却先を選ぶとよいでしょう。 クルマの価値を正当に評価できる業者を選ぶ  買取業者によって査定基準が異なります。クルマを適正な価格で買い取ってもらうためには、価値を正当に評価できる買取業者を選ぶ必要があります。 売却予定のクルマの買取が得意な業者に査定を依頼すると、適正な査定額が提示される可能性が高まります。 公式ホームページに掲載されている強みや専門分野を確認し、買取業者を選ぶことが大切です。 整備記録簿を提示する 整備記録簿は、クルマの点検やメンテナンスなどの履歴が記載される書類です。 定期的に点検や整備、メンテナンスをしていたことを証明できれば、査定額が高くなる可能性があります。 クルマを売却するときは整備記録簿を準備し、査定時に提示できるようにしておきましょう。  また、自動車ディーラーや整備工場でクルマの点検や整備などを受けたときは、その内容を整備記録簿に記入してもらうことが大切です。 純正オプションがあればアピールする 純正オプションは、クルマのデザインや機能などとの統一性が高いため、査定額が高くなることが期待できます。 たとえば、サンルーフや先進安全装備、純正エアロパーツなどは、査定額にプラスとなりやすいといわれています。 純正オプションは、製造段階で装着されるため後から追加できません。純正オプションがついている場合は、査定時にアピールするとよいでしょう。 まとめ 3月にクルマを売却する場合、名義変更が4月1日に終わっていないと翌年度分の自動車税(種別割)が課せられます。また、買い取ったクルマを売りに出すためには1ヶ月ほどかかるため、3月は査定額が下がりやすくなります。 そのため、1〜2月や7〜8月といった査定金額が高くなりやすい時期にクルマを売却することも検討するとよいでしょう。「整備記録簿を提示する」「価値を正当に評価できる業者を選ぶ」などのポイントを押さえると、さらに高値で売却できる可能性があります。 年式の古いクルマの売却を検討している方は旧車王にご相談ください。旧車に精通したスタッフが愛車を鑑定し、価値を適切に反映した買取価格を提示いたします。相場よりも数十万~数百万円高く売却いただいた実績もありますので、ぜひご検討ください。

2025年9月に3代目シビックフェリオが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.14

2025年9月に3代目シビックフェリオが25年ルール解禁!今後値上がりする?

ホンダの人気コンパクトセダン、3代目シビックフェリオが2025年9月に25年ルール解禁を迎えます。90年代を代表する名車として知られる3代目シビックフェリオは、VTECエンジンを搭載したスポーティなセダンとして、国内外で高い評価を得てきました。現在、アメリカでの需要の高まりが予想され、中古車相場への影響が注目されています。本記事では、3代目フェリオの魅力と25年ルール解禁による市場への影響について詳しく解説します。 2025年9月に3代目シビックフェリオが25年ルール解禁! 2025年9月、3代目シビックフェリオが、アメリカの25年ルール解禁を迎えます。2000年から2005年にかけて製造された3代目シビックフェリオは、コンパクトセダンとして高く評価されています。 VTECエンジンを搭載したモデルがラインナップされており、VTECテクノロジーによる高回転型エンジンの特性と、軽量ボディによる優れたハンドリング性能で、スポーツドライビングの魅力を手軽に味わえるモデルとして、若いドライバーを中心に支持を集めました。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールは、アメリカの自動車輸入規制に関する例外規定です。製造から25年以上が経過したクルマは、クラシックカーとして認定され、通常の輸入規制の対象外となります。これにより、日本の右ハンドル車をそのままアメリカに輸入することが可能になります。 さらに、関税や排ガス規制も緩和されるため、コレクターやJDM(Japanese Domestic Market)ファンにとっては、待望の機会です。3代目フェリオの場合、2025年9月以降、アメリカでの需要が高まることが予想されます。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁で3代目シビックフェリオは値上がりする? 3代目シビックフェリオの価格動向については、特にVTEC搭載モデルを中心に、値上がりの可能性が高いと考えられます。その理由として、下記が挙げられます。 アメリカでのホンダ車人気 特にVTECエンジン搭載車は、その高回転型エンジン特性と優れた運動性能から、アメリカのJDMファンの間で高い人気を誇っています。 良好な状態の個体の希少性 生産から25年以上が経過し、コンディションのよい個体が少なくなっていることから、状態の良好な車輌は特に高値で取引される可能性があります。 ただし、グレードや使用状態、走行距離などによって価格は大きく異なることが予想されます。 25年ルールが解禁される3代目シビックフェリオの魅力 3代目シビックフェリオの魅力は、なんといっても革新的なパワートレインです。特にRSグレードに搭載されたD17A型VTECエンジンは、最高出力130ps/6,300rpmを発揮し、当時のコンパクトカーとしては優れた性能を誇りました。 洗練されたデザインも大きな特徴で、前期型のシャープなフロントマスクと流麗なサイドラインにより、スポーティさと上質さを両立させたエクステリアデザインは、現代でも色あせない魅力を放っています。 また、コンパクトなボディサイズながら、広々とした室内空間と使い勝手のよいトランクスペースを確保。日常使いの利便性も高く評価されています。 3代目シビックフェリオ以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、3代目フェリオ以外にも注目の車種が25年ルール解禁を迎えます。 ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバン ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカー ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)初代の成功を発展させたクロスオーバーSUV ・トヨタ オーパ(5月解禁)コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有する5ドアハッチバック ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダン ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバン ・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)スバルの4WDスポーツセダンの代表格 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデル ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン ・9代目カローラ(8月解禁)空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させたモデル ・ホンダ スマートシビック(9月解禁)ミニバンを思わせる外観をもつシビックの7代目 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるフォルムと多彩なパワーユニットが魅力のセダン ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUV ・日産  エクストレイル(11月解禁)スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデル ・トヨタ クルーガー(11月解禁)セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現したモデル ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVで まとめ 2025年9月に25年ルール解禁となる3代目シビックフェリオは、VTECエンジンによる高性能と実用性を兼ね備えた名車として、アメリカ市場での高い需要が期待されます。特に状態の良いVTEC搭載モデルは、コレクターズアイテムとしての価値も高く、今後の価格上昇が予想されます。 3代目シビックフェリオの売却をお考えの方は、旧車王にぜひご相談ください。クルマを熟知した専門スタッフが、お客様の大切なクルマを適正価格で査定させていただきます。最短当日の無料出張査定も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

2025年9月にスマートシビックが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.10

2025年9月にスマートシビックが25年ルール解禁!今後値上がりする?

ホンダが2000年9月に発売したスマートシビックが、2025年9月にアメリカの25年ルール解禁を迎えます。シビックの7代目として誕生したスマートシビックは、当時から独自の魅力を放つモデルとして注目を集めました。 今回は、スマートシビックの25年ルール解禁に関する情報と、モデルの特徴について詳しく解説していきます。 2025年9月にスマートシビックが25年ルール解禁! 2025年9月、スマートシビックが25年ルール解禁となります。このモデルは、先代までのコンパクトなサイズから一新して、ボディが一回り以上拡大されました。5ドアモデルにはフラットフロアが採用され、外観も然ることながら室内もミニバンを思わせる空間へと進化を遂げています。 実用性と日本車としての信頼性の高さにより、25年ルール解禁後は中古車市場で一定の需要が見込まれます。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、製造から25年以上が経過したクルマについて、アメリカへの輸入規制を緩和する特別な制度です。通常、アメリカでは右ハンドル車の輸入が制限されていますが、25年以上経過したクルマはクラシックカーとして登録が可能となります。このルールにより、日本の中古車がアメリカ市場に流通する機会が生まれ、特に人気モデルは価格が上昇する傾向にあります。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でスマートシビックは値上がりする? スマートシビックは、25年ルール解禁後に急激な価格上昇は見込みにくい可能性があります。その理由として、同時期に解禁となるアコードユーロRやインプレッサWRX STiといった高性能スポーツモデルと比較すると、アメリカでの需要が限定的と予想されるためです。 ただし、良好なコンディションを保った個体や低走行距離の個体については、一定の価値を維持する可能性があります。 25年ルールが解禁されるスマートシビックの魅力 スマートシビックの最大の魅力は、クルマとしての実用性と優れた走行性能を両立した点です。 パワートレインには1.5L SOHCエンジンを搭載し、20km/Lの低燃費を実現。最高出力105ps、最大トルク13.8kg-mを発生し、市街地での扱いやすさと高速巡航時の余裕を両立させました。また、シビックの特徴である低重心設計により、安定した走行性能も特徴です。 スマートシビック以外で2025年に25年ルールが解禁された車種一覧 2025年には、以下の注目モデルが25年ルール解禁を迎えます。・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダン。220psの最高出力と、鋭い運動性能を特徴とするスポーツモデルです。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・スバル インプレッサWRX STI GDB型(8月解禁)WRCで培った技術を投入した4WDスポーツセダン。2.0L水平対向ターボエンジンによる圧倒的な加速性能と、優れた操縦性を実現しました。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産  エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年9月に25年ルール解禁を迎えるスマートシビックは、実用性と高い走行性能を兼ね備えた魅力的なモデルです。同年に解禁となる他のスポーツモデルと比べると、アメリカでの需要は限定的かもしれませんが、コンディションの良い個体は安定した価値を保つ可能性があります。 旧車王では、スマートシビックをはじめとする旧車の買取を専門に行っております。20年以上の買取実績と、累計買取件数1万5,000件を超える豊富な経験を活かし、お客様のクルマを適正価格で査定いたします。25年ルール解禁を控えたクルマの売却をご検討の際は、ぜひ旧車王にご相談ください。

2025年11月にトヨタ オリジンが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.09

2025年11月にトヨタ オリジンが25年ルール解禁!今後値上がりする?

トヨタが2000年11月に発売した高級セダン「オリジン」が、2025年11月に25年ルール解禁を迎えます。クラウンをベースに、クラシカルなデザインと最新技術を融合させた限定約1,000台の特別なクルマとして話題を集めたオリジンは、解禁に伴い海外での需要が高まる可能性があります。 今回は、オリジンの25年ルール解禁による影響と、モデルの魅力について詳しく解説していきます。 2025年11月にトヨタ オリジンが25年ルール解禁! トヨタ オリジンは、同社生産台数累計1億台突破を記念して2000年11月に発売された特別限定モデルです。発売時の価格は1台700万円と、当時のトヨタ車としては異例の高額設定でした。初代クラウンがモチーフで、プラットフォームはプログレと共有。3.0L 直列6気筒エンジンを搭載した豪華なセダンです。 生産台数は約1,000台に限定された希少車のため、国内外のコレクターから高い注目を集めています。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカにおける自動車輸入規制の特例制度です。製造から25年以上が経過したクルマは、右ハンドル車であってもクラシックカーとしてアメリカへの輸入が可能となります。 この制度により、通常は厳しい輸入規制の対象となる日本の右ハンドル車も、25年を経過すれば輸入できるようになります。アメリカの自動車愛好家にとって、日本の希少な名車を手に入れる絶好の機会です。 ▼関連記事はこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でトヨタ オリジンは値上がりする? オリジンは、その希少性と歴史的価値から、25年ルール解禁後の価格上昇が予想されます。特に以下の要因が価格上昇を後押しする可能性があります。 1. 生産台数が1,000台と極めて少ない2. クラシカルなデザインと最新技術の融合という独自性3. 当時の日本の職人技術の結晶としての評価 ただし、実際の価格変動は市場の需要と供給バランス、個体の状態などにより変動する可能性があります。また、維持費用が比較的高額になる点も、市場価格に影響を与える要因となるでしょう。 25年ルールが解禁されるトヨタ オリジンの魅力 オリジンの最大の魅力は、クラシカルなデザインと最新技術の見事な調和にあります。外観は初代クラウンを彷彿とさせる伝統的なスタイリングを採用し、フロントグリルやヘッドライト、テールランプなどにクラシックカーの要素を随所に取り入れています。 パワートレインには、3.0L 直列6気筒エンジン(2JZ-GE型)を搭載し、最高出力215ps、最大トルク30.0kg-mを発生。重量のある高級車でありながら滑らかな加速性能を実現しました。 内装は縫い目にまでこだわった最高級の本革シートや木目調パネルを贅沢に使用しており、細部にまでこだわった匠の技が随所に光ります。観音開きのドアもその威厳を象徴する装備の1つといえるでしょう。 トヨタ オリジン以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、オリジン以外にも注目の車種が25年ルールの解禁を迎えます ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)2.2L DOHC VTECエンジンを搭載した高性能セダンで、スポーティな走りが特徴です。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)ターボエンジンと4WDシステムによる高い走行性能で、世界中のファンを魅了したモデルです。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・スマートシビック(9月解禁)ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。 ・3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産  エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年11月に25年ルール解禁となるトヨタ オリジンは、限定約1,000台という希少性と、クラシカルなデザインを持つ特別なモデルです。解禁後は、海外コレクターからの需要増加により、市場価格の上昇が予想されます。 オリジンをお持ちの方で売却をご検討の際は、旧車王にぜひご相談ください。旧車専門の鑑定士が、オリジンの価値を最大限に見出し、適正価格での買取をご提案いたします。まずは無料査定をご利用いただき、愛車の価値を見極めてみてはいかがでしょうか。

2025年8月にWRX STI GDB型が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.08

2025年8月にWRX STI GDB型が25年ルール解禁!今後値上がりする?

スバルのハイパフォーマンスモデル、インプレッサWRX STI GDB型が2025年8月に25年ルール解禁を迎えます。WRCでの活躍で知られる同車は、25年ルール解禁に伴い中古車相場に大きな変動が予想されます。 本記事では、WRX STI GDB型の魅力と25年ルール解禁による影響について詳しく解説します。今後の動向を見極める参考としてぜひご活用ください。 2025年8月にWRX STI GDB型が25年ルール解禁! 2025年8月、WRX STI GDB型の25年ルールが解禁されます。GDB型は2000年から2007年にかけて製造された高性能4WDスポーツモデルで、初代からの特徴である水平対向エンジンと、スバル独自の常時4WDシステムを組み合わせたモデルです。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、製造から25年以上が経過したクルマに対して、アメリカへの輸入規制が緩和される特別なルールです。通常、アメリカでは右ハンドル車の輸入が制限されていますが、このルールにより、25年以上経過したクルマは関税や排ガス規制の対象外となり、クラシックカーとして輸入が可能になります。 つまり、これまでアメリカでは正規輸入できなかったWRX STI GDB型が、2025年8月以降は輸入できるようになるのです。このルールにより、日本の中古車市場にも大きな影響が及ぶことが予想されます。 ▼関連記事はこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でWRX STI GDB型は値上がりする? WRX STI GDB型は、25年ルール解禁に伴い中古車価格の上昇が見込まれます。主な理由は、優れた走行性能による高い人気です。 水平対向エンジンと常時4WDシステムによる卓越した走行性能は、現代のスポーツカーと比較しても遜色がなく、現在でも世界中に多くのファンが存在します。 また、ラリーやレースで走行することの多かった車種のため、状態のよい個体が市場に流通しにくい傾向にあります。良好なコンディションの個体においては、25年ルール解禁後に価格が特に上昇する可能性が高いでしょう。 25年ルールが解禁されるWRX STI GDB型の魅力 WRX STI GDB型の最大の魅力は、レーシングカー譲りの本格的な走行性能です。水平対向2.0Lターボエンジンは最高出力280ps、最大トルク43.0kgmを発揮し、0-100km/h加速は約5.0秒を記録しています。 外観デザインも特徴的で、大型リアウイングとワイドボディ、そして象徴的なブルーのボディカラーは、多くのファンを魅了しました。インテリアは、レーシングカーを思わせるスポーティな雰囲気を纏いながら、実用的な居住性も確保。日常での使用にも配慮された設計となっています。 また、チューニングの自由度が高いことも大きな魅力です。純正でも十分な性能を持ちながら、さらなるパワーアップの余地を残した設計により、世界中のチューニングショップで様々なカスタマイズが展開されています。 WRX STI GDB型以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年には、下記の人気モデルも25年ルール解禁を迎えます。 ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)ホンダの高性能セダンで、2.2L自然吸気エンジンによる鋭い加速と、FRに迫る走行性能で人気を博したモデルです。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・スマートシビック(9月解禁)ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。 ・3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産  エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 ・スズキ グランドエスクード(12月解禁)グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。 まとめ 2025年8月に25年ルール解禁を迎えるWRX STI GDB型は、その卓越した走行性能により、価格上昇が予想されます。良好なコンディションを保った個体は特に価値が高まる可能性があり、売却をお考えの方は、市場動向を注視することをおすすめします。 旧車の買取査定なら、累計買取件数1万5,000件、お客様満足率98%を誇る旧車王にお任せください。10年以上経過したクルマ専門の鑑定士が、WRX STIの価値を適正に見極め、最適な買取価格をご提案いたします。無料での出張鑑定も実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

クルマの相見積もりで損しない!電話なしで最高額を引き出すコツと正しいマナーを解説
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.07

クルマの相見積もりで損しない!電話なしで最高額を引き出すコツと正しいマナーを解説

クルマを売却する際、より高額での売却を実現するためには相見積もりをとるとよいでしょう。実際に、同じクルマでも買取店によって査定額が10万円以上変わることも少なくありません。しかし、複数の業者に査定を依頼すると、煩わしい電話対応に追われたり、マナー面で不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。 この記事では、電話対応を最小限に抑えながら相見積もりを行う方法や、買取店とのやり取りで気をつけたいマナーについて、具体的に解説します。10年以上経過した古いクルマでも、適切な相見積もりを行うことで、予想以上の高値売却が期待できます。 クルマの相見積もりは3社以上が目安!効果的なポイントとは 相見積もりは買取価格を高めるための重要な手段です。特に製造から10年以上経過したクルマは、査定員の経験や知識、買取店の得意分野によって査定額に大きな差が出やすいため、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。 相見積もりで査定額が10万円以上変わる理由 買取店によって査定額に大きな差が生じる理由は、主に3つあります。 1.各買取店の得意分野の違い たとえば、旧車専門店は10年以上経過したクルマの価値を的確に見極められるため、一般の買取店より高額な査定額を提示できることがあります。 2.販売ルートの違い 買取店が持つ販売ネットワークによって、同じクルマでも売却できる価格が変わってきます。特に旧車の場合、専門の販路を持っているかどうかで、査定額が大きく変動することがあります。 3.査定基準の違い クルマの状態や年式による減点方式は、各買取店で異なります。たとえば、走行距離や修復歴の評価基準は買取店ごとに設定が違うため、同じクルマでも査定額に差が出ます。 効果的な相見積もり社数と選び方のコツ 相見積もりの効果的な社数は、3社から5社が目安です。これは、手間と得られる効果のバランスを考慮した数字です。あまり多くの業者に依頼すると、対応が煩雑になり、かえって適切な判断が難しくなってしまいます。 選び方のコツは、下記の3点です。 1. 対象車種の買取実績 特に旧車の場合、専門性の高い買取店を含めることで、より適正な査定額を引き出せます。 2. 査定方法の選択肢 電話なしでのオンライン査定や、非対面での査定にも対応している買取店を選ぶことで、効率的に相見積もりを進められます。 3. 営業エリアとアクセス 出張査定の可否や店舗の場所など、具体的な売却時の利便性も重要なポイントです。 相見積もり時の具体的な比較ポイント 相見積もりでは、単純な買取価格の比較だけでは十分とはいえません。最終的な手取り額や取引の安全性に関わる重要な要素を、しっかりと確認する必要があります。後々のトラブルを防ぐためにも、下記のポイントを押さえておきましょう。 見積もり額以外の4つの重要確認項目 相見積もりを行う際は、以下の4項目の確認が大切です。 1. 契約条件 名義変更の費用負担、引き渡し方法、支払い時期などの基本的な契約条件を確認します。買取店によってこれらの条件が異なることがあり、実質的な手取り額に影響します。 2. キャンセルポリシー 契約後のキャンセルに関する規定や、キャンセル料の有無について、事前に確認することが重要です。後々のトラブルを防ぐためにも、しっかりと確認しておきましょう。 3. 買取保証期間 見積もり額の有効期限や、実際の査定時に金額が変更になる条件について、しっかりと確認しましょう。特に旧車の場合、部品の状態などで査定額が変動することがあるため、詳細な条件確認が重要です。 4. 必要書類 売却時に必要な書類や準備物について、事前に確認しておくことで、スムーズな取引が可能になります。 ▼関連記事はこちらクルマの売却時に必要な書類は?普通車・軽自動車に分けて解説 法定費用や還付金の確認も重要 買取価格以外にも、実質的な手取り額に影響する重要な要素があります。まず、法定費用の負担について確認が望ましいです。名義変更費用や抹消登録費用の負担者が買取店によって異なる場合があり、これらは最終的な手取り額に直接影響します。 また、自動車税の還付金の取扱いも重要なポイントです。還付金の受け取り方や、買取額への上乗せの有無について、各買取店の方針を確認しましょう。一般的に還付金は月割りで計算されますが、その計算方法や還付金の受け取り方法は買取店によって異なることがあります。 なお、自動車税の還付は、売却後に抹消登録する場合のみ実施されます。 ▼関連記事はこちら自動車の売却で税金は還付される?手続き方法や必要書類を解説 さらに、消費税の取扱いについても注意が必要です。見積もり額に消費税が含まれているかどうかを確認し、最終的な手取り額を正確に把握しましょう。 電話なしで相見積もりを成功させる方法 最近は、煩わしい電話連絡を避けたい方のために、電話なしで査定を行えるサービスが増えています。ここでは、効率的に相見積もりを行いながら、電話対応の手間を最小限に抑える具体的な方法をご紹介します。 一括査定サービスの上手な活用方法 一括査定サービスを利用する際は、下記の3つのポイントを押さえることで、効率的に相見積もりを進めることができます。 1. 査定依頼時の連絡方法指定 一括査定サービスで、連絡方法を「メールのみ」や「LINE」などから選択できるケースが増えています。希望する連絡手段を明確に指定することで、不要な電話連絡を減らすことができます。 2. 査定情報の正確な入力 クルマの情報はできるだけ詳細に入力しましょう。特に10年以上経過した旧車の場合、年式や走行距離だけでなく、カスタムや修復歴などの情報も正確に記入することで、より精度の高い査定額を得られます。 3. 査定可能時間の明示 出張査定を希望する場合は、査定可能な日時をあらかじめ指定しておくことで、スケジュール調整の電話連絡を減らせます。 業者からの電話・対応を効率的に管理するテクニック 完全に電話連絡をなくすことは難しい場合もありますが、以下の方法で効率的に管理することができます。 1. 専用のメールアドレス設定 査定依頼用の専用メールアドレスを作成することで、査定関連の連絡を一元管理できます。重要な連絡を見逃すリスクも減らせます。 2. 受付時間の設定 多くの買取店は「電話対応を希望する時間帯」を指定できます。仕事の休憩時間や帰宅後など、余裕のある時間帯を指定しましょう。 3. Web査定の活用 最初の申し込みをWebで済ませ、最終確認の際にのみ電話対応を行うという方法もあります。特に旧車専門店では、Webでの詳細な情報入力により、かなり正確な査定額を算出できることが多いです。 なお、最終的な契約前には実車確認が求められます。電話でのやり取りを極力減らすことは可能ですが、重要な確認事項については適切に対応することが、スムーズな売却につながります。 相見積もり時の適切なマナーと注意点 相見積もりは買主と売主の双方にとって一般的な商習慣として認識されています。ただし、スムーズな取引を実現するためには、いくつかの基本的なマナーや注意点を押さえておくことが大切です。 他社の査定情報は伝えるべき?価格交渉のコツ 査定時の情報開示については、以下のような対応が効果的です。 1. 相見積もりを取得する意向は伝える 「他社にも見積もりを依頼している」ことは、正直に伝えましょう。これにより、買取店側も適正な査定額を提示しやすくなります。 2. 具体的な金額は控えめに 「他社ではいくらと言われた」という情報は控えめにしましょう。具体的な金額を伝えることで、かえって交渉の余地が狭まる可能性があります。 3. 即決は避ける 「今決めないと金額は下がる」といった営業トークには安易に応じないようにしましょう。特に旧車の場合、専門的な価値判断が重要なため、慎重に比較検討することをおすすめします。 査定キャンセル時の適切な対応方法 相見積もりを行った後、実際の売却先を決定した際は、下記のような対応を心がけましょう。 1. 速やかな連絡 売却先が決まったら、できるだけ早く他の買取店にその旨を伝えます。これにより、買取店側の無駄な手間を省くことができます。 2. 丁寧な断り方 「より条件のよい買取店が見つかった」「家族と相談した結果」など、基本的な理由を添えて丁寧に断ります。将来的な取引の可能性を考えると、良好な関係を保つことが大切です。 3. 売却キャンセルへの備え 万が一の場合に備えて、すぐに契約を結ばず、他社の連絡先は一定期間保管しておくことが賢明です。 【まとめ】相見積もりで高値売却を実現するために クルマの売却時、特に10年以上経過した旧車の場合は、相見積もりが査定額に大きく影響します。 重要なポイントを下記にまとめました。 ・3社以上の相見積もりを目安とし、特に旧車専門店を含めることで適正価格を引き出せる・一括査定サービスを活用し、電話対応を最小限に抑えた効率的な相見積もりが可能・見積もり額以外にも、契約条件や費用負担など、複数の重要な確認項目がある・相見積もり時のマナーを守り、適切なコミュニケーションを取ることが大切 なお、10年以上経過した旧車の売却をお考えの方は、旧車王への査定依頼もご検討ください。創業20年以上の実績があり、累計買取件数1万5,000件を超える実績を持つ旧車専門店として、お客様の大切な愛車の価値を最大限に評価いたします。

クルマの売却時にスペアキーは不要!査定への影響はある?
旧車の売買と鑑定市場 2025.01.06

クルマの売却時にスペアキーは不要!査定への影響はある?

クルマを売却する際にスペアキーがなくても売れるのか、査定への影響はあるのか気になる方も多いでしょう。結論から言うと、スペアキーがなくてもクルマは売却可能です。多くの中古車買取業者はスペアキーの有無を重要視しません。ただし、リモートキーなどの特殊なキーの場合は、スペアキーがあると査定においてプラスに影響する場合があります。 本記事では、スペアキーの有無によるクルマ売却への影響について詳しく解説します。 スペアキーがなくてもクルマは売れる スペアキーがないからといって、クルマを売れないわけではありません。多くの買取業者は、マスターキーさえあれば買取を受け付けてくれます。ただし、スペアキーがあると再販売がスムーズになるため、査定額に若干の差が生じることがあります。 とはいえ、スペアキーがなくともクルマそのものの状態が良好であれば、大きな減額は避けられるでしょう。まずは、査定を受けて、具体的な査定額を確認してみることをおすすめします。 スペアキーが査定に与える影響 基本的に、スペアキーがない場合でもクルマは売却可能ですが、査定においては若干マイナスに影響する可能性があります。スペアキーがあったほうが、安全性と利便性がより高いと評価されるためです。 しかし、スペアキーの有無よりも重要なのはクルマの年式や走行距離、全体の状態です。そのため、スペアキーの作成するよりもクルマそのもののメンテナンスに注力したほうが査定額が上がるでしょう。 スペアキー作成の費用対効果   新たにスペアキーを作成する場合、鍵の種類によって費用が大きく異なります。鍵穴に入れて施錠・解錠するシンプルなタイプであれば3,000円程度で作成できますが、スマートキーやイモビライザーが搭載されている鍵の場合は1万〜5万円程度かかります。 スペアキーの有無が査定価格に大きな影響を及ぼさないことを考えると、シンプルなタイプの鍵でない限りは作成するメリットは少ないかもしれません。 もしスペアキーを作るならいつ頃がよい? もしスペアキーを作成するのであれば、クルマの売却を考えている段階で早めに検討しましょう。特に、紛失してしまった場合は、新たに作成するまでに時間がかかることがあるため、余裕を持って準備しておくことをおすすめします。 ▼関連記事はこちらクルマの鍵を修理する方法とは?突然の電池切れの対応方法も解説 スペアキー紛失時にクルマを売る場合の準備 スペアキーを紛失していてもマスターキーさえあればクルマを売却できます。そのほかにも準備があります。 クルマ売却時に必要な書類一覧 クルマを売る際には下記の書類を用意しておく必要があります。査定当日までにそろえておくとスムーズに売却手続きを進められます。 ・自動車検査証(車検証)・自賠責保険証・自動車税納税証明書・印鑑証明書・実印・リサイクル券 ※下記は買取業者が用意します。・委任状・譲渡証明書 また、スペアキーがない旨を査定申込時に伝えると当日のやりとりがスムーズになるでしょう。 ▼関連記事はこちらクルマの売却時に必要な書類は?普通車・軽自動車に分けて解説クルマを売却する際の必要書類に印鑑証明書は含まれる?発行の仕方も解説法人名義のクルマを売却する際に必要な12種類の書類を解説 クルマのクリーニングと整備記録簿の用意 車輌の洗車と内装のクリーニングを行い、見た目の印象を良くしておくことが大切です。また、メンテナンスの履歴が記録されている整備記録簿を用意しておくと、日常的に整備している証明ができるため、査定額が上がる可能性があります。 信頼できる買取業者選び クルマを譲る買取業者選びも大変重要です。可能であれば、複数の買取業者に査定を依頼して、各社比較するとよいでしょう。 価格はもちろんですが、クルマの知識に長けているか、丁寧にサポートしてくれるか、なども信頼性を見極めるポイントです。たとえ高い査定額を提示されたとしても、対応が悪い業者だと後々トラブルに発展する可能性があります。 まとめ スペアキーを紛失した場合のクルマの売却への影響について解説しました。 スペアキーがなくても、マスターキーがあればクルマの売却は可能です。スペアキーがあれば査定額が若干上がる可能性はありますが、微々たる差であるためにその作成に手間をかけるのであれば、クルマのメンテナンスやクリーニングに時間をつかったほうがよいでしょう。 また、鍵以外にもクルマを売るにあたって準備することがあります。必要書類の用意と、買取業者選びです。特に、買取業者の選択を誤ると愛車を気持ちよく手放せないかもしれません。クルマの買取実績および知識が抱負で、丁寧なサポートに定評のある業者に依頼すると安心して取引できるでしょう。 旧車王は、20年以上にわたって古いクルマ専門に買取事業を行っており、スタッフ1人1人がクルマの知識抱負なプロフェッショナルです。契約前後も手厚くサポートいたしますので、大事なおクルマをご売却される際には、ぜひ旧車王にご相談ください。

クルマを引っ越し後に売却する際の必要書類は?追加書類が必要になるケースを解説
旧車の売買と鑑定市場 2024.12.26

クルマを引っ越し後に売却する際の必要書類は?追加書類が必要になるケースを解説

引越しを機に、クルマの乗り換えを検討する方も多いのではないでしょうか。新車でのドライブに思いを馳せる一方、クルマを売却する際にはさまざまな手続きが必要です。 特に住所変更が発生する引越し後の売却では、通常時よりも多くの書類を用意する必要があります。煩雑な手続きに戸惑わないよう、事前に必要な書類を漏れなく用意するようにしましょう。 この記事では、クルマの売却に必要な書類の種類と、引越し後に売却する際の必要書類を紹介します。 普通車の必要書類 普通車を売却する際、一般的には以下の書類が必要です。 書類名 説明 必要性 自動車検査証(車検証) • 2年(初回3年)ごとの車検への合格を証明する書類 • 運転時には有効期限内の車検証の携帯が義務づけられており、車検証がなければクルマを売却できない 必須(有効期限内であることが条件) 自動車税納税証明書 • 毎年5月末までに納める自動車税の納付を証明する書類 • 自動車税を納付していないクルマは売却できない 必須(納税済みであることが条件) リサイクル券 • クルマのリサイクル料を預託した証明となる書類 • リサイクル料は新車購入時にディーラーへ支払うものであり、中古車には発生しない 必須 自賠責保険証 • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)への加入を証明する書類 • 自賠責保険は強制保険と呼ばれており、クルマの所有者は必ず加入する • 未加入もしくは有効期限切れのクルマは売却できない 必須 委任状 • クルマの売却に必要な各種手続きの実施を買取業者に一任するための書類 • 一般的には買取業者側で用意するため、オーナー側で準備するケースはほぼない 必須(業者が用意) 譲渡証明書 • クルマを譲渡し所有者を変更するための書類 • 旧所有者と新所有者両名の氏名・住所記載と実印の捺印により、所有権の移転を証明する 必須 実印・印鑑証明書 • 実印は市区町村役場に登録された印鑑 • 印鑑証明書により登録が保証され、押印により法的な効力をともなう意思表示を行える 必須 住民票 • 引越しなどにより現住所と車検証等の住所が異なる場合、本人確認のために住民票が求められる • 現住所と各書類の住所が一致している場合には不要 必要な場合のみ 軽自動車の必要書類 軽自動車を売却する際、一般的には以下の書類が必要です。書類の大半は普通車と共通ですが、一部の書類が異なります。 書類名 説明 必要性 自動車検査証(車検証) • 2年(初回3年)ごとの車検への合格を証明する書類 • クルマに関するさまざまな情報が記載されています。車検証がなければクルマを売却できない 必須 軽自動車税納税証明書 • 毎年5月末までに納める軽自動車税の納付を証明する書類 • 普通車における自動車税納税証明書にあたる • 普通車同様、軽自動車税を納付していないクルマは売却できない 必須 リサイクル券 • クルマのリサイクル料を預託した証明となる書類 • 軽自動車は新車・中古車問わずに購入時にリサイクル料を預託し「預託金証明書」が発行される 必須 自賠責保険証 • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)への加入を証明する書類 • 軽自動車も普通車と同様に強制的に加入する • 未加入もしくは有効期限切れのクルマは売却できない 必須 申請依頼書 • 軽自動車の売却に必要な各種手続きを買取業者に一任するための書類 • 普通車の委任状にあたる 必須(業者が用意) 印鑑(認印) • 書類に押印するための印鑑 • 普通車とは異なり実印である必要はなく、市販の認印でも問題ない 必須 住民票 • 車検証等の住所と現住所が異なる場合、本人確認をするために住民票が必要 • 代表的なケースでは、引越し後に車検を迎える前にクルマを売却する際に提出する 必要な場合のみ 【ケース別】引っ越し後にクルマを売却する際の必要書類 引越し後のクルマ売却において、書類に記載された住所と現住所が異なる場合、住所のつながりを証明するためにさまざまな書類が求められます。ケース別に、追加で求められる書類について詳しくみていきましょう。 車検証の住所と現住所が異なるケース 車検証に記載された住所と現住所(引っ越し先の住所)が異なるケースがあります。車検証に記載される住所は車検を受けた時点での住所です。車検を受けた後に転居した場合、次の車検を受けるまでの間は記載された住所と現住所が異なります。 このケースで必要な書類は、引っ越し先の市区町村役場で取得できる「住民票」です。住民票には1つ前の住所が記載されるため、車検を受けた時点での住所と照合できます。 ▼関連記事はこちらクルマを売却するのに住民票は必須?必要書類に含まれるケースを解説 車検証の住所から2回以上引っ越しをしているケース 前回車検を受けてから2回以上引っ越しをしている場合は、前述の住民票だけでは確認できません。車検証に記載されている住所から複数回転居している場合は「戸籍の附票」または「住民票の除票」が必要です。それぞれ詳しくみていきましょう。 戸籍の附票 戸籍の附票は、本籍地の市区町村において戸籍の原本とともに保管されている書類です。戸籍が作られてから現在までの住所が記録されています。本籍地の役場で取得できますが、結婚・分籍等を行っている場合、戸籍が新たに作られて以降の情報のみ記録されている点に注意が必要です。 ▼関連記事はこちらクルマの売却に戸籍の附票はなぜ必要?役割や必要なケースを紹介 住民票の除票 住民票の除票は、住民登録が消除された状態の住民票です。市区町村役場への申請で取得できます。住民票の除票に記録されているのは、該当の市区町村に住民登録があった時点での記録です。 仮にA市に居住中に車検を受け、その後B市、C市の順に転居したとしましょう。C市の住民票にはB市に居住していた記録がありますが、A市については記録がありません。そこでB市の住民票の除票を取得すれば、A市からB市へ転居およびB市の住民登録消除が記録されているため、A市に居住していたことを証明できます。 上記のB市にあたる転居元が遠方にある場合には、書類を集めるまでに時間がかかるため、、なるべく早めの申請を心がけましょう。 車検証の所有者と印鑑証明登録書の氏名が異なるケース 前回の車検から結婚や離婚で姓名が変わっている場合も、追加の書類が必要です。車検証に記載された「所有者の氏名」と、印鑑証明書の氏名が異なる場合、戸籍謄本を取得して姓名の変更を証明しましょう。 戸籍謄本は全国の市区町村役場で取得可能です。窓口での請求だけでなく、コンビニのマルチコピー機での発行や郵送・オンラインでの請求もできます。申請から発行まで1~2週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申請するとよいでしょう。 引っ越し後のクルマ売却の流れ 引っ越し後のクルマの売却は下記のような流れで進めるのが一般的です。通常の売却と手順は大きく変わらないものの、書類の準備に時間がかかる場合があるため、早めに手続きを進めましょう。 1.業者を選ぶ まずはクルマの売却先を選定しましょう。クルマの買取価格は買取業者ごとに異なるため、複数の買取業者から鑑定を受けるのがおすすめです。 目当ての買取業者がある、地域の買取業者に絞って鑑定を受けたいといった場合は、各買取業者の問い合わせフォームや電話から鑑定を依頼するとよいでしょう。 2.必要書類を準備する 売却先の買取業者が決まったら、必要書類を準備しましょう。普通車・軽自動車はそれぞれ必要書類が異なる点に注意が必要です。 引っ越し直後の売却では、車検証に記載された住所と現住所が異なるケースが多いため、転居を証明するための書類の準備も忘れずに用意しましょう。 3.売却 鑑定額に満足でき、必要書類も揃ったら売却の手続きに入りましょう。鑑定額は鑑定当日に提示されますが、その場で即答する必要はありません。また、鑑定をしたからといって必ず売却しなければならないというわけではないため、じっくりと考えたうえで買取業者に売却の意思を伝えましょう。 クルマの売却は引っ越し前・後のどちらがいい? 引っ越しを機にクルマを売却したい場合、引っ越しの前後どちらで売却するのがよいのでしょうか。 引っ越し前に売却する場合は、ここまで解説した書類の手配に手間がかからないというメリットがあります。車検証と住民票の住所にズレが発生しないため、以前住んでいた市区町村や本籍地に書類を発行してもらいに行く手間がかかりません。 ただし、引っ越しの日程が迫っている場合、ゆっくりと売却先を選べなくなるおそれがあります。慌てて鑑定を受けた結果、満足できる金額での売却が難しくなるかもしれません。さらには転居先で使う新しいクルマを選ぶ時間を確保できず、一時的に足がなくなるという事態に陥るリスクもあります。 転居先ではクルマが必需品でなく、金額よりも売却スピードを重視したいようなケースでは、引っ越し前に売却を進めるとよいでしょう。反対に急いでクルマを手放す必要がなく、時間をかけて満足できる売却先や買い替えるクルマを選びたい場合は、引っ越し後に腰を据えて売却を進めるのがおすすめです。 まとめ クルマの売却時には、さまざまな書類を用意する必要があります。特に引っ越し後の売却においては、書類上の住所と現住所を合わせるために追加の書類が必要です。 書類を用意する手間を避けるなら引っ越し前の売却がおすすめですが、引っ越し後ならばゆっくりと売却先を選ぶ時間的余裕を持てます。どちらにもメリットがあるため、引っ越し前後の都合に応じて売却のタイミングを決めましょう。  

クルマの売却時に必要な書類は?普通車・軽自動車に分けて解説
旧車の売買と鑑定市場 2024.12.26

クルマの売却時に必要な書類は?普通車・軽自動車に分けて解説

クルマを売却する際には、手続きのためにいくつもの書類を用意する必要があります。普段の生活では触れることがない書類も多く含まれているため、売却前にはあらかじめ余裕を持って用意しておくとよいでしょう。 この記事では、クルマの売却に必要な書類について、普通車・軽自動車に分けて紹介します。 【普通車】クルマの売却の必要書類 クルマは、購入と売却のいずれのタイミングでも法的な手続きが必要な資産です。購入時には各所への登録や保険加入などが必要で、売却時にはそれらの解除・解約を行います。 これらの手続きにはさまざまな書類を用意する必要があります。一部の書類は市区町村役場などで発行してもらう必要があるため、余裕を持って準備しておくのが望ましいでしょう。 自動車検査証(車検証) 自動車検査証は、クルマに関するさまざまな情報が記載されている書類です。2年(初回のみ3年)ごとに受ける車検に合格した証明として交付されます。道路交通法によって運転時の携帯が義務づけられているため、クルマのダッシュボードに保管するのが一般的です。 万が一紛失してしまった場合は、最寄りの運輸局で再発行手続きをしましょう。 リサイクル券 リサイクル券は、クルマのリサイクル料金を預託したことを証明する書類です。リサイクル料金は新車購入時にディーラーに対して預託するものであり、中古車の購入時には新たに預託しません。 原則としてリサイクル券は再発行できないため、クルマの売却時にリサイクル券がない場合は「自動車リサイクルシステム」で情報を照会し、預託状況が分かるページをプリントアウトしましょう。 ▼関連記事はこちらクルマ売却時にリサイクル券はどうする?リサイクル券の購入から紛失時の対処方法まで解説 自動車税納税証明書 自動車税納税証明書は、毎月5月末までに自動車税を納付したことを証明する書類です。書類形式は自動車税の納付書を切り離した一部であり、納付した窓口(銀行、コンビニなど)で納付日のスタンプが押されているものを証明書として扱います。 自動車税を納付していないクルマは売却できません。もし自動車税納税証明書を紛失してしまった場合は、都道府県の税事務所で再発行してもらう必要があります。 ▼関連記事はこちら自動車税が未納でもクルマは売却できる?納税証明書がないときの対処法も解説 委任状 委任状は、クルマの売却にともなう手続きの代行を買取業者に一任する意思を示す書類です。クルマの売却手続きを自分で行うことは不可能ではありませんが、書類の提出先や手続きの申請先が複数に渡るため、一般的には買取業者に委任します。 ほとんどの場合、委任状は買取業者側が用意してくれます。オーナー自身が用意する必要がある場合は、国土交通省が用意しているフォーマットを使用するとよいでしょう。 ▶国土交通省の委任状フォーマット 実印 実印は、個人が市区町村に登録をした印鑑です。クルマや不動産などの売買、会社の設立といった手続きの際、法的な効力をともなう意思表示をするために押印が求められます。 実印がなければクルマの売却はできないため、あらかじめ市区町村役場で印鑑登録をしておきましょう。 印鑑証明書 印鑑証明書は、市区町村に実印が登録されていることを証明するための書類です。実印を押印しても、印鑑証明書がなければ法的効力を発揮できません。 印鑑証明書は、実印を登録した市区町村役場の窓口において1通300円で発行できます。クルマの売却時には、名義変更と自動車税の権利譲渡の手続きのために2通の印鑑証明書が必要です。 また、有効期限は発行から3ヶ月以内のため、売却することが決まってから発行手続きをするとよいでしょう。 譲渡証明書 譲渡証明書は、クルマの譲渡により所有者を変更するために必要な書類です。旧所有者と新所有者両名の氏名・住所を記載し、所有権が移動することを証明します。 クルマを買取業者に売却する場合、所有権は元オーナーから買取業者に移動します。一般的には買取業者が譲渡証明書を用意しますが、オーナー側で用意しなければならない場合や、個人間での売買時には、国土交通省が用意しているフォーマットを使用するとよいでしょう。 ▶国土交通省の譲渡証明書フォーマット ▼関連記事はこちら自動車譲渡証明書とは?記入の仕方や作成時の注意点についても解説 住民票 住民票は、記載者の居住関係を公的に証明するための書類です。基本的にクルマを売却する手続きにおいて住民票を提出する必要はありません。しかし、転居の影響などで車検証と印鑑証明書に記載された住所が異なる場合、住民票の提出を求められる場合があります。 住民票は市区町村役場の窓口で発行できるほか、マイナンバーカードを所有している人はコンビニエンスストアで交付を受けられます。 ▼関連記事はこちらクルマを売却するのに住民票は必須?必要書類に含まれるケースを解説 自賠責保険証 自賠責保険証は「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」への加入を証明するための書類です。自賠責保険にはクルマの所有者が強制的に加入する必要がありますが、保険の有効期限が切れている場合や保険証を紛失している場合は、クルマを売却できません。 保険証は車検証と一緒にダッシュボードに保管されているケースが多いため、売却前には有効期限を含めて確認しておきましょう。 万が一クルマの売却時に未加入状態となっている場合は、加入しておく必要があります。また、保険証を紛失した場合は保険会社に再発行してもらいましょう。 【軽自動車】クルマの売却の必要書類 軽自動車を売却する際にも、普通車と同様にさまざまな書類を用意する必要があります。ただし、一部の書類は普通車とは異なるため、以下を参考に軽自動車の売却に必要な書類を用意しましょう。 自動車検査証(車検証) 自動車検査証は、クルマに関するさまざまな情報が記載されている書類です。2年(初回のみ3年)ごとの車検に合格した証明として交付されます。車検証がなければクルマを売却できませんので、紛失しているようなら最寄りの陸運局で再発行しておきましょう。 自賠責保険証 自賠責保険証は「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」への加入を証明するための書類です。未加入または保険証を紛失している状態ではクルマを売却できないため、保険会社で加入または再発行の手続きをしましょう。 軽自動車納税証明書 軽自動車納税証明書は、軽自動車税の納付を済ませたことを証明する書類です。普通車における自動車税納税証明書と役割は同じですが、税目が軽自動車税となるため、書類の名称も異なります。 なお、軽自動車納付書の控えが軽自動車納税証明書として扱われるため、誤って破棄しないよう大切に保管しておきましょう。 もし軽自動車納税証明書を紛失してしまった場合は、軽自動車税を納めた市区町村役場で再発行手続きをしてください。 ▼関連記事はこちら自動車税が未納でもクルマは売却できる?納税証明書がないときの対処法も解説 印鑑(認印でも可) 軽自動車の売却には印鑑が必要です。普通車の売却時のように実印や印鑑証明書を用意する必要はありません。普通車は国に動産として登録する義務がありますが、軽自動車は略式の届出が認められているため、実印が不要です。 各種書類に押印する印鑑の種類にルールはありません。市販の認め印でも手続きは可能です。 リサイクル券 リサイクル券は、クルマのリサイクル費用を前払いしたことを証明する書類です。軽自動車は新車・中古車問わずにクルマの購入時に「預託金証明書」が発行されます。 もしリサイクル券を紛失してしまったとしても、原則としてリサイクル券は再発行できません。「自動車リサイクルシステム」でリサイクル料金の預託状況がわかるページを参照し、プリントアウトしたものを代わりに提出しましょう。 ▼関連記事はこちらクルマ売却時にリサイクル券はどうする?リサイクル券の購入から紛失時の対処方法まで解説 申請依頼書 申請依頼書は、軽自動車の名義変更や検査などの手続きを委任するための書類です。クルマの所有者が行う場合は必要ありませんが、買取業者に売却する際には作成する必要があります。 売却時に買取業者が用意するのが一般的ですが、オーナー側で用意するよう求められた場合は、軽自動車検査協会が公開するフォーマットを使用しましょう。 ▶軽自動車検査協会の申請依頼書フォーマット まとめ クルマを売却する際には、さまざまな書類が必要です。また、普通車と軽自動車では必要書類が一部異なります。 普段見ることも触れることもない書類が多いため、売却の準備を始めてから無くしていることに気がつくかもしれません。もし書類を紛失していたとしても、ほどんどの書類は再発行が可能ですので、慌てずに発行元へ問い合わせするのが大切です。 クルマの売却をスムーズに行うためにも、事前に適切な書類を用意できるように準備を進めましょう。

クルマを売却するときにかかる税金は?納税が必要なケースや注意点を解説
旧車の売買と鑑定市場 2024.12.26

クルマを売却するときにかかる税金は?納税が必要なケースや注意点を解説

クルマの売却に関係する税金には「自動車税(種別割)」「所得税」「消費税」があります。売却をする際は、自動車税(種別割)の取扱いや、所得税と消費税の申告・納税が必要なケースを理解することが大切です。 この記事では、クルマの売却時にかかる税金の種類や計算方法、注意点などについて詳しく解説します。 クルマの売却でかかる可能性がある税金 クルマの売却に関する「自動車税(種別割)」「所得税」「消費税」について、それぞれがどのような税金なのかを解説します。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点でクルマを所有している人に課される地方税です。自家用乗用車の場合、税額は総排気量によって決まります。 原則として、毎年5月上旬ごろに送付される納付書をもとに1年分を一括で納める税金のため、月割りでの納税はできません。 年度の途中でクルマを売却しても、納めた自動車税(種別割)が戻ってきませんが、買取業者によっては精算をしてもらえることがあります。 ▼関連記事はこちらクルマの税金にはエンジンの排気量で決まるものがある!自動車税について解説【13年・18年経過】自動車税種別割・重量税の早見表|乗り換えた方がよい理由も紹介 所得税 所得税は、給与所得や事業所得など1年間で生じた個人の所得に対して課される国税です。 クルマの売却で所得税が課税される可能性があるのは売却益が生じたときです。クルマをはじめとした資産を譲渡したときの利益は「譲渡所得」として所得税の課税対象になることがあります。 しかし、中古車の多くは購入時よりも売却時のほうが価値は低いため、利益が出ることはあまりありません。また、買い物や通勤など日常生活で利用するクルマを売却する際に利益が生じても所得税は非課税となります。 消費税 消費税は、商品の販売やサービスの提供に対して課せられる税金です。2024年現在の基本税率は10%、飲料食品(酒類を除く)や新聞は軽減税率により8%となっています。 個人がプライベートで使用するクルマを売却するのであれば、消費税を納める必要はありません。中古車販売店にクルマを買い取ってもらう場合、買取価格には消費税が含まれるのが一般的ですが、個人がそれを受け取っても納税は不要です。 ただし、事業を行う個人や法人が事業用のクルマを売却すると消費税の納税が必要になる場合があります。 ▼関連記事はこちらクルマ買取時には消費税を払う?使用目的別の違い、その他の税金についても解説 クルマの売却で自動車税(種別割)が還付されるケース 4月1日以降にクルマを売却する場合、売り手側が1年分の自動車税(種別割)を納めるのが原則であり、売却しても還付されません。 ただし、売却先によっては残りの月数分に応じた税額を買取価格や売却価格に上乗せしてもらえることがあります。年度の途中でクルマを売却する場合は、自動車税(種別割)の還付相当額を売却価格へ上乗せしてもらえるかどうかを買取店に確認するとよいでしょう。 クルマを売却せず廃車(永久抹消登録)にした場合、残りの期間分に応じた税額が還付されることがあります。還付される税額の計算式は、下記のとおりです。 ■自動車税(種別割)の還付金額 =納付した年税額-(年税額×4月から抹消登録の日が属する月までの月数÷12月)※カッコ内は100円未満を切り捨て 実際に計算してみましょう。排気量が1,998ccで、2019年9月30日以前に新規登録している普通自動車の場合、自動車税(種別割)は年間3万9,500円です。 このクルマを10月に廃車にすると、納付すべき額は4月から10月までの7ヶ月分となるため、還付される金額は下記のとおりです。 ■還付金額=3万9,500円−(3万9,500円×7ヶ月÷12月)≒ 1万6,500円※カッコ内は100円未満を切り捨て 永久抹消登録をすると5ヶ月分の税額である1万6,500円が戻ってきます。 ただし、永久抹消登録の際に自動車税(種別割)の還付を受けられるのは普通自動車のみであり、軽自動車や貨物自動車は対象外です。 ▼関連記事はこちら自動車の売却で税金は還付される?手続き方法や必要書類を解説一時抹消すると自動車税は還付される?注意点や還付金の受け取り方なども解説クルマの抹消手続きとは?必要書類や手続きの流れについても解説 クルマの売却益に所得税がかかるケース 所有する目的が買い物や通勤などであるクルマは、日常生活に必要なものとみなされるため売却しても税金はかかりません。一方、事業に使っていたクルマや生活に通常必要ではないクルマを売却したときは、所得税がかかる場合があります。 以下で、所得税がかかるケースを詳しくみていきましょう。 事業用のクルマを売却した 事業に使用していたクルマを売却すると、売却益が譲渡所得として所得税の課税対象となります。事業に使用しているクルマとは、企業の営業車やタクシー、介護サービス会社の送迎車などのことです。 所得税が課税されるのは、クルマを取得した金額から購入時に支払った金額と譲渡するときの税金や手数料などを差し引いた部分が特別控除額の50万円を超えるときです。 事業用のクルマを売却する場合、譲渡所得を計算するときは「減価償却」をする必要があります。時間の経過や使用によって減少したと考えられるクルマの価値分を「減価償却費」として購入金額から差し引きます。 生活に通常必要ないクルマを売却した 日常生活で必要のないクルマを売却したときに利益が生じたときも、譲渡所得として所得税の課税対象となります。 たとえば、趣味で所有していたスポーツカーやクラシックカーを売却したときに利益が出たときは、確定申告をして所得税を納める必要があります。 生活に必要のないクルマを売却したときも、所得税が課税されるのは利益が50万円を超える場合です。一方、事業用のクルマを売却するケースとは異なり、購入金額から減価償却費は差し引く必要はありません。 クルマの売却でかかる所得税の計算方法 事業用のクルマや日常生活に使用しないクルマを売却したときは、まず譲渡所得を計算します。1年間で売却したクルマが1台のみである場合、譲渡所得の計算式は下記のとおりです。 ■譲渡所得=総収入金額-(取得費+譲渡費用)−特別控除額50万円※総収入金額:クルマの売却金額※取得費:クルマの購入金額や税金、手数料など※譲渡費用:クルマを売却したときの税金や手数料など たとえば、購入価格800万円のスポーツカーを1,000万円で売却し、売却時の諸費用が20万円かかった場合の譲渡所得額は下記のとおりです。 ■譲渡所得 = 1,000万円 -(800万円 + 20万円)- 50万円 = 130万円 クルマを売却したときの譲渡所得は総合課税の対象です。給与所得や事業所得など総合課税の対象となるほかの所得と合算して所得税を計算します。ただし、所有期間が5年を超えるクルマを売却した場合、課税対象となるのは譲渡所得の2分の1です。 所得税の税率は5〜45%です。税額を求める際は、下記の表をもとに「課税される所得金額×税率−控除額」の速算式を用います。 課税される所得金額 税率 控除額 1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円 1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円 3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円 6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円 9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円 18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円 40,000,000円 以上 45% 4,796,000円 ※出典:国税庁「No.2260 所得税の税率」 クルマの売却で消費税の申告が必要なケース 続いて、消費税の申告が必要なケースと不要なケースを詳しく解説します。 申告が必要なケース 消費税の申告が必要になるのは、課税事業者である個人事業主や法人が事業用のクルマを売却したときです。 個人事業主の場合は前々年、法人であれば前々事業年度の課税売上高が1,000万円を超える場合は、課税事業者となり消費税を納める義務が生じます。 また、インボイス発行事業者として登録を受けている者(適格請求書発行事業者)は、対象期間の課税売上高にかかわらず納税義務があります。 納税義務がある場合、期日までに消費税の申告が必要です。消費税の納付期限は、原則として課税の対象となる期間の翌年3月31日までです。 納税額は、クルマの売却代金や課税売上に含まれる消費税額から、仕入れをする際に支払った消費税額を差し引いて計算します。 参考:消費税のしくみ|国税庁・No.6501 納税義務の免除|国税庁・主な国税の納期限(法定納期限)及び振替日|国税庁 申告が不要なケース 通勤や買い物など個人が生活に使用する自家用車を売却するときは、受け取った消費税を申告する必要はありません。 個人事業主が事業用のクルマを売却した場合でも、前々年の課税売上高が1,000万円未満であり免税事業者である場合や、インボイス登録をしていない場合、申告・納税は不要です。 クルマの売却益を得た場合は確定申告は必要? 事業用のクルマや投資目的のクルマなどを売却して利益が出た場合は、確定申告をして譲渡所得に課税される所得税を納める必要があります。 一方、日常生活で使用するクルマを売却しても、売却益に所得税は課税されないため、確定申告も不要です。 確定申告の期間は例年2月16日〜3月15日ですが、土日祝によって前後することがあります。 期限までに確定申告をしなかったときや税額を本来よりも少なく納めたときなどは、延滞税や加算税の対象になる可能性があります。譲渡所得が生じたときは、税額を正しく計算し期日までに申告と納税を済ませましょう。 ▼関連記事はこちら個人事業主必見!クルマ売却した際に影響する税金や申告方法を紹介 クルマの売却にかかる税金の注意点 クルマを売却するときの税金に関する主な注意点は下記の2点です。 自動車税(種別割)をどちらが負担するか確認しておく 4月1日よりもあとにクルマを売却するときは、自動車税(種別割)の精算方法をよく確認することが大切です。 特に、個人間でクルマを売買する場合は、買い手と売り手が話し合いをして精算方法を決めることになります。口頭での約束だけではあとでトラブルになる可能性があるため、売買契約書に自動車税(種別割)の精算方法を明記しておくとよいでしょう。 個人間でのトラブルを防ぎたい場合は、買取業者への売却がおすすめです。 自動車税(種別割)が未納だと売却できない 自動車税(種別割)を納めていないと、クルマの名義変更手続きをする際に必要な納税証明書が発行されないため、そのままでは売却ができません。 4月1日よりもあとにクルマを売却するときは、1年分の自動車税(種別割)をすべて払うようにしましょう。延滞分がある場合は、納付を済ませてから売却するのが基本です。 ▼関連記事はこちら自動車税が未納でもクルマは売却できる?納税証明書がないときの対処法も解説 まとめ 年度の途中でクルマを売却する場合、自動車税(種別割)は還付されませんが、買取業者によっては精算してもらえることがあります。 所得税が課税されるのは、事業用のクルマや生活に必要でないクルマの売却をして利益を得たときです。その場合、確定申告をして期限までに税金を納める必要があります。 消費税の納税が必要になるのは、納税義務のある個人事業主や法人が事業用のクルマを売却したときです。自身にどの税金が関係するのかを理解することで、よりスムーズにクルマの売却を進められるでしょう。

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