旧車メンテナンス

ハリアーのよくある故障箇所は?修理費用の目安についても解説
旧車メンテナンス 2024.09.24

ハリアーのよくある故障箇所は?修理費用の目安についても解説

ハリアーは絶大な人気を誇るクロスオーバーSUVです。また、トヨタのブランド力による信頼性の高さや、クルマとしての完成度にも定評があります。しかし、新車で購入してから10年以上経過すれば、経年劣化による故障は起こりやすくなります。 この記事では、20年以上前に発売された30系ハリアーのよくある故障箇所と、修理費用の目安を解説します。30系ハリアーを現在所有している方はもちろん、これから中古車で購入を検討している方も、ぜひ参考にしてください。 ハリアーのよくある故障箇所 車検に通したり、購入を検討したりする際に、予測されるトラブルをあらかじめ把握しておくことは大切です。 ここでは、30系ハリアーのよくある故障箇所について解説します。 ヘッドライト内部に水が浸入する 30系ハリアーは、ヘッドライトの内部に水が浸入することがよくあります。修理方法としては、中古のヘッドライトに交換という方法もありますが、水漏れに弱い部分も同時に修理できる加工修理のほうがおすすめです。加工修理であれば、シーリング剤、もしくはコーキング剤を使って水漏れ対策ができるため、長い目で見れば中古のヘッドライトを購入するよりもコストがかかりません。 修理費用は、左右とも修理した場合で2万〜3万円です。黄ばみなどを落とすヘッドライトクリーニングも同時に行えば、見た目の改善を図ることができます。ただし、30系ハリアーの場合、年数の経過から簡易的なヘッドライトクリーニングでは綺麗にできない可能性があります。耐水紙やすりでヘッドライトの黄ばみを削り落とし、その上でクリアコーティング剤を塗布するという作業が発生するため、2万〜3万円程度の追加の施工費用がかかるでしょう。 ラジエーターからの冷却水漏れ ラジエーターからの冷却水漏れは、30系ハリアーで定番のトラブルです。そのため、購入前に必ずラジエーターを交換してあるかどうか確認してください。具体的には、ラジエーターコアとラジエーターサイドタンクの接合部のカシメ部分から冷却水漏れが起こります。 ラジエーターASSYへの交換により修理が可能です。純正部品はもちろん、社外品への交換でも使用するにあたって大きな問題はありません。おおよその修理費用は、純正部品を使用した場合で6万5,000円程度、社外品を使用した場合で5万円程度です。 ハブベアリングのガタつき 走行中に「ゴーゴー」などの異音が出る場合は、ハブベアリングがガタついている可能性があります。 ハブベアリングのガタつきは、走行距離が10万km以内であればそれほど心配する必要はないといわれているものの、足回りに負担がかかるような運転をしていたり、社外品の大径ホイールやハイグリップタイヤを履いていたりする場合は、ハブベアリングへの負担が大きくなって寿命が縮まります。状況によっては6万km程度で交換に迫られるかもしれません。 修理の際にはハブベアリングそのものを交換します。費用は、1箇所あたり2万5,000円〜3万円程度です。 マルチナビゲーションのタッチディスプレイの不具合 30系ハリアーでは、マルチナビゲーションのタッチパネルが全く反応しなくなるという故障が散見されます。 カーナビの操作やエアコンの細かい設定ができなくなるため、運転に大きな支障が出てしまうトラブルです。 おおよその修理費用は、電装系の修理が対応可能な整備工場で修理した場合で5万〜9万円程度、ディーラーに修理を依頼した場合で10万〜20万円程度です。 タイミングベルトの寿命 ハリアーハイブリッドの3MZ-FE型エンジンに使用されているタイミングベルトは、走行距離に応じて交換を検討しましょう。 タイミングベルトは、多くのメーカーで10万kmごとの交換を推奨されています。寿命を迎えても目立った症状のない部品ですが、万が一タイミングベルトが切れると深刻なエンジントラブルに繋がるため、推奨されている距離で交換しましょう。また、タイミングベルトの奥にあるウォータポンプも同時に交換するとよいとされています。 おおよその修理費用は、ウォーターポンプと一緒に交換した場合で、11万〜15万円程度です。工場によってはもっと安い場合もありますが、非常に重要な部品であるため、費用だけで依頼先を決めるのは危険です。信頼できる技術力をもつ修理工場、もしくはディーラーに依頼することをおすすめします。 そもそもハリアーとは? ハリアーは日本を代表するクロスオーバーSUVの1台です。1997年から現在まで、25年以上もの間販売が続いています。 ハリアーの確固たる地位を築いたのは、先進的なデザインと高い質感のインテリアが特徴の30系です。2代目のモデルにあたり、2003年から発売が開始されました。 日本国内のみならず海外でも販売されており、初代10系と2代目30系まではレクサスブランドの1つとして展開されていました。 2013年12月には、その人気の高さから実に10年振りとなるフルモデルチェンジが行われ、3代目にあたる60系が国内専用車として登場します。国内のみだと販売台数が稼げないために製造コストがかさむといわれているなかで異例の存在でした。4代目の80系はグローバルモデルとして再び海外で販売されているため、60系はハリアーの歴史のなかでも異彩を放つ存在といってよいでしょう。 まとめ ハリアーの歴史やよくある故障箇所について解説しました。 ハリアーは故障の少ない車種といわれていますが、2010年以前の30系ハリアーに関してはここで紹介した故障を想定しておく必要があります。また、購入を検討している方は、比較的故障のリスクが低い2010年〜2013年の個体をおすすめします。 もしくは、30系ハリアーよりも高年式な中古車を購入するとより安心感を得られるかもしれません。たとえば、故障に対する備えを車輌代に回して、2016年くらいのお手頃な価格帯の60系ハリアーを手に入れるというのも1つの方法です。

車のオルタネーターとは?ダイナモとの違いやトラブルの前兆などを解説
旧車メンテナンス 2024.09.02

車のオルタネーターとは?ダイナモとの違いやトラブルの前兆などを解説

オルタネーターは、車にとって重要な部品の1つです。オルタネーターが故障したり不具合やトラブルを起こしたりすると、車を動かせなくなる場合もあります。今回は、オルタネーターの概要や仕組み、ダイナモとの違い、トラブルの前兆などについて解説します。オルタネーターについて調べている方や重要性を知りたい方は参考にしてみてください。 オルタネーターとは オルタネーターは、いわば「発電機」です。車は、エンジンの始動、カーオーディオ・カーナビ、ヘッドライト、ルームランプなど、ほとんどの部品で電力を使っています。そのため、車を動かしたり安全に運転したりするためには、電力が欠かせません。その電力を生み出す装置がオルタネーターです。 オルタネーターの仕組み オルタネーターは、エンジンの回転がプーリー(滑車)に伝わり、コイルの中にある電磁石が回転することで発電します。また、発電した交流電流は、オルタネーターの「整流器」を通じて直流電流に変換され、バッテリーに充電されます。つまり、オルタネーターは、「発電機」と「整流器」で構成されている部品です。 オルタネーターとダイナモの違い オルタネーターと同じ発電機の役割をもつ「ダイナモ」という部品があります。 ダイナモもオルタネーターと同じようにエンジンの回転を利用して発電する部品ですが、ダイナモが発生させる電力は直流電流です。ただし、ダイナモはエンジンの回転が上がらないと十分に発電できません。そのため、オルタネーターより発電効率が低い点がデメリットといえます。 また、オルタネーターのほうが簡単な構造のため、現在ではオルタネーターが発電機の主流として扱われています。 オルタネーターのトラブルの種類 オルタネーターは、走行距離が伸びたり、時間が経過したりすると劣化したり故障したりします。ここからは、オルタネーターのトラブルの前兆を紹介します。ここで紹介するような症状が現れたときは、早めに点検し、必要に応じて修理や部品交換をしてください。 異音 エンジンルームから異音が発生した際には、オルタネーターが故障している可能性があります。エンジンルームから聞こえる異音の原因は点検しなければわかりませんが、「カラカラ」や「キュルキュル」などの異音がしたときは、回転する部品に異常が発生しているケースが多いです。そのため、エンジンルームから異音が聞こえたときは、早めにディーラーや整備工場などに車を持ち込んで点検してください。 電装品の異常 電装品の異常は、電気系統のトラブルや故障が原因です。つまり、オルタネーターが故障している可能性が考えられます。ライト類がチカチカしたり、オーディオなどの電装品に不具合があるときは、電気系統のトラブルの前兆であるため、早めに点検や修理をしましょう。 エンジン出力の低下 オルタネーターが故障すると、エンジンの出力が低下する場合があります。オルタネーターによって発電された電力は、エンジンを動かすのにも利用されています。そのため、オルタネーターが故障して発電できなくなると、エンジンの出力が低下するのです。エンジン始動時や加速時に違和感があるときは、車が動くうちに点検に出し、必要に応じて修理や部品交換をしましょう。 バッテリー警告灯の点灯 バッテリーの警告灯が点灯するのもオルタネーターの故障のサインの1つです。バッテリーの警告灯はバッテリー本体に異常が発生した際にも点灯しますが、バッテリーに関わる電気系統部品のトラブルや不具合でも点灯する場合があります。そのため、バッテリー警告灯が点灯したときは放置せず、早めにディーラーや修理工場に車を持ち込んで点検し、必要に応じて修理や部品交換をしましょう。 オルタネーターの寿命 オルタネーターは消耗品の1つです。そのため、いずれ交換しなければならない時期が訪れます。 オルタネーターは、構成部品の1つであるブラシの摩耗による接触不良やオルタネーター本体のショート、熱などにより寿命を迎えることが多いです。 一般的にオルタネーターの寿命は10年または10万キロといわれています。しかし、必ずしも10年または10万キロ耐えられるというわけではありません。車の使い方や動かす頻度などにより寿命は異なります。そのため、定期点検を受け、電気系統にトラブルがないか定期的にチェックすることがトラブルを防ぐポイントです。 オルタネーターの修理方法 オルタネーターのベアリングやベルトの不具合であれば、修理対応が可能です。しかし、オルタネーター本体が故障した場合は、部品を交換する必要があります。 故障した部位によって修理か部品交換かが変わるため、トラブルや不具合などがあるときはディーラーや整備工場などで点検してもらい、修理で対応するか部品交換するかを決めましょう。 オルタネーターの修理費用 オルタネーターの修理または部品交換の費用の目安は次のとおりです。 修理内容 費用 ベルト交換・ベアリング交換 数千円〜数万円 オルタネーター交換(新品) 数万円〜10万円程度 オルタネーター交換(中古品やリビルト品) 数万円 上記はあくまでも目安であるため、実際に交換する際は見積もりを取るようにしてください。 まとめ オルタネーターは、エンジンの回転を利用して電力を発生させる発電機で、車に不可欠な部品の1つです。オルタネーターが故障すると、最悪の場合車を動かすことができなくなります。トラブルの前兆がみられたときは、ディーラーや整備工場に点検を依頼しましょう。また、オルタネーターが正常に作動することを確認するためにも、定期点検はしっかり受けることをおすすめします。

トヨタ ランドクルーザー(80系)は故障が多い!?修理費はいくらかかるかを解説
旧車メンテナンス 2024.08.30

トヨタ ランドクルーザー(80系)は故障が多い!?修理費はいくらかかるかを解説

ランドクルーザー80は1989年にデビューした高級志向のクロスカントリー車です。悪路走破性の高さはもちろんのこと、クラウンと遜色ない内装で人気を博しました。ランクルシリーズの絶大な信頼性もあり、2023年現在でも大人気の車種です。しかし発売開始が30年以上前のクルマ。心配なことは故障ですよね。この記事では80系ランクルでよくある故障箇所と修理費用を解説します。 80系ランクルのよくある故障箇所 30年以上前の旧車はどうしても故障・不具合が多くなるものです。ここからは80系ランクルのよくある故障箇所を紹介します。 ディーゼル噴射ポンプの不具合 燃料をエンジンに供給する噴射ポンプは経年劣化しやすい部分です。故障してしまうと、煙があがる、加速が鈍る、燃料が漏れる、エンジンがかからないなどの症状が発生します。 定期的なメンテナンスで不具合の発生を軽減することはできますが、噴射ポンプは常に高温にさらされるためどうしても劣化が進みやすい箇所です。 ラジエーターの故障 ラジエーターの一般的な寿命は12年ほどといわれています。ランクル80の場合、車齢が30年以上のものばかりのため、3回は交換する必要があります。定期的に交換していない場合は、腐食が進んでいるかもしれません。 ラジエーターのトラブルはエンジンの深刻な故障に発展する可能性があります。回転数の不調や水温計の異常が発生している場合は、ラジエーターの破損を疑いましょう。 エアコンの不具合 カーエアコンはエアコンガスを使用し冷風を作ります。このガスが漏れてしまうことが多くの不具合の原因です。また、コンプレッサーの汚れやエアコンガスの劣化なども考えられます。 汚れは定期的なメンテナンスで防げますが、タフな作りの80系ランクルといっても経年劣化は避けて通れません。 ドライブシャフトからのオイル漏れ ランクル80は、フロントアクスルに取り付けられたタイヤを曲げるために、グリス充填型のドライブシャフトが採用されています。近くにはギヤオイルで満たされたデフケースがあり、オイルがドライブシャフトに侵入しないようシールがつけられています。しかし、シールが経年劣化してしまうとオイルが漏れ出し、グリスが熱で溶けて漏れ出してしまうのです。結果、エンジンの焼きつきが起きたり、ステアリングホイールの動きが重たくなるなどのトラブルにつながります。 80系ランクル修理費はいくら? 万が一故障してしまった場合、各パーツでいくらくらい修理費がかかるのでしょうか。一例を紹介します。 修理内容 費用相場 ディーゼル噴射ポンプ 10万円〜 ラジエーター修理 6万円〜 エアコン修理 10万円〜 ドライブシャフト修理 7万円〜 一般的な車のメンテナンス費用は1年間に3〜5万円程度といわれています。しかし旧車の場合は経年劣化により高価なパーツ交換が必要になりメンテナンス費が跳ね上がることが多いです。日頃から丁寧にメンテナンスをしていれば劣化を遅らせることができるとはいえ、遠くない未来に修理・交換が必要になるでしょう。 80系ランクルの維持費が高いと思ったときの対処法 パーツの経年劣化による修理・交換は旧車を維持するうえで避けることはできません。新車や高年式の中古車よりもメンテナンス費が高くなってしまうものです。もし修理費を負担に感じたら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年5月11日時点のデータです

トヨタ ランドクルーザー(60系)は故障が多い!?修理費はいくらかかるかを解説
旧車メンテナンス 2024.08.30

トヨタ ランドクルーザー(60系)は故障が多い!?修理費はいくらかかるかを解説

ランドクルーザー60は1980年にデビューした現在でも人気の高いクロスカントリー車です。中には本格的なオフロードコースを走行する方もいるのではないでしょうか。しかし発売から40年以上経過しているクルマ。故障を心配する方も多いのではないでしょうか。この記事では気になる60系ランクルでよくある故障箇所と修理費用を解説します。 60系ランクルのよくある故障箇所 30〜40年前の旧車はどうしても故障・不具合が多くなるものです。ここからは60系ランクルのよくある故障箇所を紹介します。 ラジエーターの故障 ラジエーターの一般的な寿命は12年ほどといわれています。ランクル60の場合、車齢が30年以上の個体ばかりのため、3回は交換する必要があるでしょう。しかし中には定期的に交換していない方もいるかと思います。その場合は腐食しており壊れている可能性が高いです。ラジエーターが壊れてしまうとエンジンが壊れてしまいます。エンジン回転数の不調や水温計の異常はラジエーターの破損が原因かもしれません。 エンジンオイル漏れ エンジンオイル漏れの主な原因はパッキンの劣化です。過酷な環境を走行したり年式が古くなるとパーツに不具合が発生しやすくなり、エンジンオイルの漏れに繋がってしまいます。特に60系ランクルの場合は、オイルパンのパッキンがコルクでできています。一般的なコルクの素材はゴムや金属ですが、コイルの場合オイルが染みてにじんでしまい、オイル漏れが発生しやすくなります。 エアコンの不具合 カーエアコンはエアコンガスを使用し冷風を作っています。このガスが漏れてしまうと、さまざまな不具合が起こりやすくなります。また、コンプレッサーの汚れやガスの劣化もエアコンが故障する原因です。汚れは定期的なメンテナンスで防げますが、経年劣化への対策はなかなか難しいでしょう。タフな作りの60系ランクルとはいえ、エアコンの不具合は避けられない課題の1つだといわれています。 パワーウィンドウの故障 旧車でよく見られるのがパワーウィンドウの故障です。最近のクルマはモーターやギアの技術向上により故障率は低下していますが、30〜40年以上前の旧車の場合は経年劣化で故障する確率が高いといわれています。主な症状は、ガラス開閉時の異音や動作のもたつき、動作停止です。ガラスランチャンネル(窓枠ゴム)の劣化であればシリコンスプレーの吹きかけや洗浄で改善する場合もありますが、モーターやギアの経年劣化は整備工場などで見てもらいましょう。 60系ランクル修理費はいくら? よくある故障が発生したらいくらかかるのでしょうか。ここからは修理費用を見ていきましょう。 修理内容 費用相場 ラジエーター修理 6万円程度 エンジンオイル漏れ 3万円程度 エアコン修理 10万円〜※コンプレッサーが故障していた場合 パワーウィンドウモーター 3万円程度/1箇所 一般的なクルマのメンテナンス費用は1年間に3〜5万円程度といわれています。しかし旧車の場合は経年劣化により高価なパーツ交換が必要になりメンテナンス費が跳ね上がるかもしれません。日頃から丁寧にメンテナンスをしていれば劣化を遅らせることはできますが、将来的には必ず交換する必要があります。 60系ランクルの維持費が高いと思ったときの対処法 パーツの経年劣化による修理・交換は旧車を維持するうえで避けられません。新車や高年式の中古車よりも、メンテナンス費がどうしても高くなってしまいます。あまりにも修理費を負担に感じるようであれば、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 一般的な買取店では故障車の査定額は低くなってしまいます。しかし旧車王であれば他社よりも高い価格で買取できます。なぜなら自社内でパーツ供給から修理・整備ができるため中間マージンがかからないからです。故障車の売却先に悩んだ場合は、ぜひ旧車王にご相談ください。。※記事の内容は2022年11月27日時点のデータです

クルマのオイル漏れの修理方法とは?修理費用とオイル漏れの原因、対処法についても解説
旧車メンテナンス 2024.08.22

クルマのオイル漏れの修理方法とは?修理費用とオイル漏れの原因、対処法についても解説

クルマには、さまざまなオイルが使われています。これらのオイルが漏れてしまうと、気密性が失われ、走行に不具合が起きるなど、さまざまなトラブルが発生します。また、オイル漏れに気づかなかったり、オイル漏れを放置したりすると、クルマを動かせなくなることもあるため、日々のメンテナンスは欠かせません。 この記事では、オイル漏れの修理費用をさまざまな事例を挙げて解説しながら、オイル漏れの種類やオイル漏れが起きたときの対処法についても解説していきます。 クルマのオイル漏れの確認方法 オイル漏れは、レベルゲージのチェックや漏れ出している液体の色・臭い・粘度などで確認できます。 ここからは、オイル漏れの確認方法について紹介します。 オイルレベルゲージを確認する オイル漏れの可能性があるときは、エンジンが冷えているときにエンジンルーム内のオイルレベルゲージを抜き出してオイルの量を確認しましょう。最低量を下回るほどオイルが減っていたときはオイルが漏れている可能性が高いです。 オイルレベルゲージの場所はクルマによって異なるため、取扱説明書でオイルレベルゲージがどこにあるか確認しましょう。 漏れている液体を確認する クルマの下に漏れ出した液体の特徴からもオイル漏れを確認できます。 次のような特徴があるときは、オイル漏れの可能性が高いです。 ・色が茶色や黒・粘度がある・触るとベタッとしたりヌルヌルしたりする クルマのオイル漏れには「内部漏れ」と「外部漏れ」の2種類がある クルマのオイル漏れには、エンジンの内部でオイルが漏れ出す「内部漏れ」と、エンジンの外側にオイルが漏れ出す「外部漏れ」があります。 ここからは、それぞれのオイル漏れの特徴や原因について解説します。 内部漏れの原因 内部漏れとは、エンジンの燃焼室の内部にオイルが漏れ出している状態です。 エンジンの燃焼室は、バルブステムシールとピストンリングによって遮断されており、オイルが侵入しないようになっています。しかし、部品の経年劣化や摩耗が進むと、燃焼室にオイルが入り込んでしまいます。その結果、爆発時にオイルと混合気(空気とガソリンとが混ざり合ったもの)が一緒に燃え、マフラーから白煙が出ます。 また、内部漏れには2種類あり、それぞれの違いは以下のとおりです。・オイル上がり:ピストンリングの摩耗によって発生するオイル漏れ・オイル下がり:バルブステムシールの劣化で発生するオイル漏れ エンジンの内部のため、外から見分けることはできませんが、加速するときに白煙が出る場合はオイル上がりの可能性があります。一方で、減速時やエンジン始動時の白煙が出るのであればオイル下がりの可能性が高いです。 外部漏れの原因 外部漏れとは、オイルがエンジンやトランスミッションの外部に漏れ出している状態です。クルマを止めてあった場所にオイル染みが残るといった症状が現れます。 オイルの出入り口であるオイルエレメントやドレンボルトや、エンジンのヘッド部分を覆うタペットカバー、オイルを溜めておくオイルパンなど、オイル漏れが懸念される箇所には、簡単に漏れ出さないようにパッキンやガスケットなどが取り付けられています。しかし、これらのパーツは経年劣化や走行距離が原因で、密閉能力が低下し、オイルが外に漏れ出してしまうことがあります。 外部漏れは、エンジンの焼き付きや車輌火災などの重大なトラブルの原因にもなりかねないため、駐車場所の地面にオイル染みを見つけた場合には早急に対処しましょう。 クルマのオイル漏れの応急処置 クルマのオイル漏れは重大な事故や故障につながる可能性があり、発見したらなるべく早く対処する必要があります。まずは、自分でできる応急処置の方法を紹介します。 オイルの補充 オイル漏れによりオイルの量が減っているときは、オイルを補充しましょう。オイル量を少ないままにしておくと、エンジンがオーバーヒートする可能性があるだけでなく、最悪の場合はエンジンの焼き付きにつながります。 ただし、あくまでも応急処置に過ぎないため、オイル補充したらなるべく早めにディーラーや修理工場などに持ち込んで修理を依頼しましょう。 オイル漏れ止め剤の使用 オイル漏れ止め剤を使用することで一時的にオイル漏れを止めることができます。ただし、オイル漏れを止める成分が入っている添加剤でなければオイル漏れを止められないため、添加剤は慎重に選びましょう。 また、オイルの補充と同様に応急処置のため、添加剤を入れたら早めにディーラーや修理工場などにクルマを持ち込んで修理してください。 クルマのオイル漏れが起きたときの相談・依頼先 クルマのオイル漏れの応急処置を紹介しましたが、最終的には専門業者に修理を依頼する必要があります。ここでは、オイル漏れが発生した際にどこに相談したらよいのか、どこに修理を依頼したらよいのかについて解説します。 ロードサービスを利用する オイル漏れがひどく、一刻も早くディーラーや修理工場で修理をしなければならないときは、ロードサービスでクルマを移動してもらいましょう。 JAFのほか、自動車保険に付帯されているロードサービス、ディーラーの積載車による移動などを利用します。 ディラー、もしくは整備工場に入庫する オイル漏れが発生してしまった場合は、ディーラーや整備工場などに依頼し、原因の特定や部品の交換を行いましょう。 先述の通り、オイル補充やオイル漏れ止め剤などは、あくまでも応急処置です。これらは修理ではないため、オイル漏れに気がついたときやオイル漏れの疑いがあるときは、なるべくはやくプロに修理を依頼するようにしてください。 クルマのオイル漏れの修理費用の目安  オイル漏れの修理費用は、その原因や修理する箇所によって大きく異なります。 ここからは、「内部漏れ」と「外部漏れ」のそれぞれ修理費用を具体的な事例を挙げて解説します。 内部漏れの修理費用 内部漏れの修理費用は、オイル上がりなのかオイル下がりなのかによって異なります。 修理部品 費用 ピストンリング(オイル上がり) 20万〜100万円以上 バルブステアシール(オイル下がり) 10万〜20万円程度 オイル上がりはピストンリングの摩耗によって発生します。交換するにはオーバーホールに近い作業が必要で、安くても20万〜30万円程度の修理費用がかかります。さらにエンジンが高性能の場合は、100万円以上の修理費用がかかることも珍しくありません。 オイル下がりはバルブステアシールの劣化によって起こるため、対象の部品の交換が必要です。タペットカバー、カムシャフト、ロッカーアームなど複数の部品を外して交換する手間があるため、10万~20万円程度の修理費用がかかります。 外部漏れの修理費用 外部漏れの修理費用は、漏れている場所によって変わってきます。 修理部品 費用 ドレンボルトパッキン 5,000〜1万5,000円程度 オイルフィルター 5,000〜1万5,000円程度 タペットカバーパッキン 1万5,000〜2万円程度 オイルパン 4万〜5万円程度 シリンダーヘッドガスケット 10万〜20万円程度 ドレンボルトパッキン、もしくはオイルフィルターからのオイル漏れによる修理費用は、5,000〜1万5,000円程度です。部品自体は高くても3,000円程度ですが、交換の作業でオイルが抜けるため、部品代にオイル代が追加されます。 タペットカバーからのオイル漏れによる修理費用は、1万5,000〜2万円程度です。ただし、輸入車は部品代が高額なため、倍近い修理費用がかかる場合があります。 オイルパンの修理には、4万〜5万円ほどかかります。こちらもタペットカバーと同様に輸入車のほうが費用が高く、10万円を優に超えるケースも珍しくありません。オイルパンは経年劣化のほかに縁石への乗り上げで損傷することもあるため、普段の取扱いに注意すると修理費用を抑えられるでしょう。 外部漏れの修理の中で最も修理費用がかかるのは、シリンダーヘッドガスケットの交換です。シリンダーヘッドガスケットは、シリンダーの内圧を外に逃がさないための部品です。さらに、シリンダー内のオイルと冷却水を分離する役割もあるため、エンジンに用いられるガスケットの中で最も高い強度が求められます。修理費用は、軽自動車で10万円程度、V型エンジン搭載車は手間も部品代も倍になるため、20万円程度を見込んでおく必要があります。 クルマのオイル漏れを防ぐ方法 オイル漏れは、部品の経年劣化や部品に衝撃・負荷がかかることで発生します。そのため、オイル漏れを完全に防ぐことはできません。 しかし、オイル交換を適切なタイミングで行うことで、オイル漏れを予防したり、遅らせたりすることができます。オイルは、走行の有無に関わらず、空気に触れると少しずつ酸化します。そして、その酸化したオイルはバルブステムシールやタペットカバーパッキンといったゴムの部品を傷め、オイル漏れにつながってしまうのです。 オイル漏れを早期発見するためにも、定期点検を欠かさずに実施し、違和感や異常を少しでも感じたときは、すぐに点検してもらうようにしましょう。 まとめ ここまで、オイル漏れの種類や対処法、さらには修理費用やオイル漏れを防ぐ方法などについて紹介してきました。 エンジン警告灯やオイルの警告灯などが点灯したときは、クルマの内部で異常が起こっているサインです。警告灯が点灯したら安全な場所にクルマを止め、その警告灯の意味やその後の対処法を確認してください。急を要する場合は、JAFやレッカーを呼んでクルマを移動させましょう。 駐車していた場所にシミができた場合は、クルマから何かが漏れている証拠です。エアコンの水や排出ガスに含まれる水分であれば問題ありませんが、シミになっている場合は、水以外の液体が漏れている可能性があります。この場合は、ディーラーや修理工場などに連絡して早めに点検してもらいましょう。 先述の通り、オイル漏れの箇所や修理費用はさまざまですが、共通していえることは早めに気づいて対処することです。また、オイル交換とオイル漏れは密接に関係しているため、日頃からこまめにメンテナンスを行いましょう。

キャブ車の点火装置はメンテナンスが必要なの?構造と具体的な方法を徹底解説
旧車メンテナンス 2024.08.06

キャブ車の点火装置はメンテナンスが必要なの?構造と具体的な方法を徹底解説

キャブ車の点火装置のメンテナンスについてお悩みの方はいませんか?メンテナンスしないとどうなるのかも気になるところでしょう。今回は点火装置の基本構造と整備について解説します。キャブ車を所有している方や学びたい方はぜひ参考にして下さい。 点火装置とは 点火装置とは、気化し燃焼室内で混ざりあったガソリンと酸素に電気火花を付ける装置のことです。今回は高圧電気点火法の中から接点式について解説します。 キャブ車の点火装置の構成 接点式点火装置の部品構成は、バッテリー、負圧式ダイヤフラム、外付き抵抗器、イグニッション・コイル、ディストリビューター、ハイテンションコード、スパークプラグです。 知っておきたい電気の流れ スパークプラグに高電圧を生み出す電気の流れについて解説します。バッテリーから流れた電気は、外付き抵抗器を通ってイグニッション・コイル一次側コイルに流れ、電磁エネルギーを貯えます。一次側コイルの先にはブレーカーポイントと呼ばれる接点があり、マイナスアースに電気が流れます。ブレーカーポイントはエンジンの動力によって働き、電流の通電および遮断を行います。 ブレーカーポイントにて電気が遮断されると一次側コイルの電気は流れ続けようとして高電圧を生み出します。約300V~500Vの起電力を発生します。二次側のコイルは流れ続けようとする300V~500Vの起電力に誘導され、約15,000~40,000Vの高電圧を発生し、ディストリビューターへ供給されます。ディストリビューターは点火時期に応じて先ほどの高電圧をハイテンションコードを介してスパークプラグに配電し、スパークプラグ先端にて電気火花となります。 キャブ車の点火装置の整備 点火装置に必要な整備を解説します。 バッテリー 十分な供給電力があるのかテスターで確かめます。 負圧式ダイヤフラム キャブレーターからの負圧回路をバキューム・テスターで調べ、ゴムチューブに亀裂がないか確認すると共にダイヤフラムが負圧によって作動するか確認します。 イグニッション・コイル 熱を発生させる部品なので取付場所に注意する。開磁路型の場合は油漏れなどがないか点検する。 ディストリビューター ディストリビューターキャップの外側や内側に電気スパークが逃げた跡がないか目視します。ハイテンションコードへ繋がるサイド・エレクトロードとセンター・コネクター・ピースの状態を確認し、摩耗があれば交換が必要です。 点火時期に応じて電気を配電するディストリビューター・ローターのローターアームも目視点検を行い、ヒビや欠けの有無、電極部の損耗状態が悪ければ交換が必要です。これらは定期的に交換するのが理想です。 ディストリビューター内にあるブレーカーポイントは消耗品です。電気接点のポイントと駆動部分のヒールは摩耗するので調整や交換が必要になります。ブレーカーポイントを交換する時は、コンデンサーも同時に交換するのが理想です。 ブレーカーポイントを固定するプレートは負圧式ダイヤフラムによって回転するので、動きが良いか確認し、またブレーカーポイントのアースが断線していないか確認します。 ハイテンション・コード イグニッションコイルからディストリビューターに接続しているセンターコードとディストリビューターからスパークプラグに接続しているハイテンションコードの抵抗値を測定します。規定の抵抗値であれば良好と判断し、無限大であれば断線しているので交換が必要です。 スパークプラグ 取り外しを行い、絶縁碍子上に線上に高電圧が逃げた跡やヒビ、欠けなどがないか点検します。スパークプラグ先端には中心電極と接地電極があり、その間隙(ギャップ)が規定値にあるかギャップ・ゲージなどで測定します。 摩耗している場合は交換が必要です。また接地電極にプラチナやイリジウムを使用しているスパークプラグは金属ブラシなどで清掃してしまうと削れてしまうので行いません。 キャブ車の点火装置のメンテナンスを怠るとどうなるの? 接点式点火装置の点検は5,000km~10,000kmで行う必要があります。特にディストリビューター内にあるブレーカーポイントの隙間の調整とヒール部の給油です。ブレーカーポイントはベークライトと呼ばれる樹脂性のヒール部分が金属カムに接触するため摩耗します。 そのためブレーカーポイントの開き方が少なくなります。開き方が少なくなるとイグニッション・コイルにて十分な起電力が得られなくなり失火の原因となります。不具合の症状としては点火タイミングが遅れてくる、馬力が落ちるなどの症状がでてきます。 さらにブレーカーポイントの接点が長く電流を流すことになり、イグニッションコイルが熱を持つようになり内部に充填されている絶縁油が漏れだす恐れがあります。

パジェロの故障は多いのか?パジェロのよくある故障箇所と修理費用の目安を解説
旧車メンテナンス 2024.07.30

パジェロの故障は多いのか?パジェロのよくある故障箇所と修理費用の目安を解説

RVブームで一世を風靡したパジェロを購入したいけど故障のリスクが心配と考える人も多いでしょう。パジェロのようなクロスカントリーSUVにありがちな過走行や経年劣化による故障は修理費用が高いため、事前に詳しく知っておくと安心です。 この記事では、パジェロのよくある故障箇所や修理費用の目安などについて解説します。パジェロを所有している人や購入を検討中の人はぜひ参考にしてください。 パジェロのよくある故障箇所 クロスカントリーSUVとして十分な実績のあるパジェロですが、走行距離が10万kmを超えるような個体では、どうしても故障や不具合が多くなります。 ここでは、パジェロのよくある故障事例と修理費用の相場を紹介します。 エアコンの効きが悪い パジェロに限らず、エアコンは経年劣化や過走行により故障や不具合が発生します。エアコンの不具合は、コンプレッサーの焼き付きやコンデンサーからのガス漏れなどがよく知られています。 また、配管の連結部に目に見えないほどの小さな穴や亀裂が発生し、ガス漏れの原因になることもあります。そのような場合はエアコンガスの補充などを行ってもすぐにエアコンが効かなくなってしまいます。 修理費用は、コンプレッサーの交換で10万円程度、コンデンサーの交換で5万円程度です。しかし、それに加えて、インストルメントパネルの裏にあるエバポレーターやその周辺の配管からガス漏れがあった場合は、ハンドル周りの部品をほとんど外すことになるため、追加で10万円〜20万円程度の費用がかかります。 オルタネーターの発電不良 オルタネーターはクルマの発電機です。パジェロに限らず、経年劣化や多走行で故障や不具合が発生するため「ヘッドライトやメーターパネルが暗くなった」「バッテリー交換をしてもエンジンかかりにくい」などの症状が出た場合は早めに点検に出しましょう。 オルタネーターの不具合を放置すると、走行中にエンジンが止まる恐れがあるため、大事故にも繋がりかねません。少しでも異常を感じたら速やかにディーラーや整備工場に持ち込んで点検しましょう。 修理費用は、古い世代のパジェロで5万円程度、2006年に登場した最終モデルで10万円程度かかります。いずれもリビルド品を使用した場合の目安の価格です。 タイミングベルトの寿命 最近はタイミングチェーンを使用したクルマが多いですが、パジェロの最終モデルのガソリン車にはタイミングベルトが採用されています。タイミングベルトは、クルマにとって非常に重要な部品です。クランクシャフトとカムシャフトのタイミングを合わせる役割を担っており、万が一切れるとピストンとバルブが正常に作動しなくなり、状況によってはエンジンが致命的なダメージを負ってしまいます。 タイミングベルトは寿命を迎えても目立った症状が出ません。一般的に10万kmが目安といわれているため、中古で購入する際には走行距離を確認し、もし10万km近い個体なのであればタイミングベルトの状態を事前に確認しておきましょう。 なお、タイミングベルトを交換する際にはウォーターポンプの交換も推奨されます。ウォーターポンプはタイミングベルトの奥に設置されており、もしタイミングベルトを交換した後にウォーターポンプが故障してしまうと、再度タイミングベルトを外して作業をする必要があり、無駄な工賃が発生するためです。タイミングベルトとウォーターポンプの同時交換には、最終モデルのパジェロで20万円程度かかります。 DPFの目詰まり DPF(Diesel Particulate Filter)は、排気ガスに含まれるPM(Particulate Matter)を捕集し、自動的にPMを燃焼(DPF再生)処理する装置で、最終型のパジェロに搭載されています。 このDPFが目詰まりを起こすと警告灯が点灯し、最悪の場合は交換が必要になります。PM、いわゆる煤を自動処理(燃焼)する機能が備わっていますが、ストップアンドゴーや渋滞が多い短時間の走行や15万kmを超えるような過走行車で発生する可能性が多い不具合です。 交換費用は、部品代だけで26万2,900円(税込/純正品)、そこにガスケットやナットなどの小さなパーツ代や工賃が入るため、あわせて30万程度かかります。 また、最近ではDPF交換と同時にエンジンクリーニングを行うのが一般的です。理由は、スロットルボディ、EGRバルブ、インテークマニホールドなどのカーボンの堆積が原因で、DPFを交換してもすぐに目詰まりを起こす場合があるからです。ただし、1回のエンジンクリーニングで30万円程度の費用がかかるため、専用オイルを使用する、1日30分以上は走行する、走行距離をしっかり管理するなど、なるべくカーボンを堆積させないための工夫が必要です。 GDIエンジンの不具合 パジェロは、1997年5月のマイナーチェンジで世界初の直噴エンジン、いわゆるGDIエンジンが搭載され、2006年9月まで継続して採用されていました。このGDIエンジンは、4万〜6万km程度の走行で、エンジンストール、黒鉛、アイドリング不調などのトラブルが頻繁に発生します。 専門店にエンジンクリーニングを依頼すると、2万~5万5,000円程度の費用で対応してもらえます。しかし、GDIエンジンの不具合は三菱のリコールが出ているため、乗り換えを考えなければならないほどの深刻な事態への発展も想定しておく必要があります。 まとめ ここまでパジェロのよくある故障箇所と修理費用の目安について解説してきました。 パジェロは多くのモデルがリリースされているため、故障について一概にいえない部分があります。たとえば、最終モデルのV93W型はGDIエンジンも搭載していないシンプルなガソリンエンジンのため、トラブルは起きづらいといえるでしょう。逆に、同じく最終モデルのV98W型は、中身が一新されているクリーンディーゼルエンジンを搭載しているため、ある程度のトラブルは覚悟しなければなりません。 パジェロの中古車は、トラブルへの対応や自分のライフスタイルを考慮した上で、正しく選びましょう。

サスペンションはいつ交換すればいい?交換時期や交換のメリット・デメリットを解説
旧車メンテナンス 2024.07.29

サスペンションはいつ交換すればいい?交換時期や交換のメリット・デメリットを解説

クルマの乗り心地や走行性能に影響するサスペンションは、時間の経過とともに劣化したり性能が落ちてきたりします。それでは、クルマのサスペンションの交換時期とはいつ頃なのでしょうか。今回は、サスペンション交換の時期の目安やサスペンションを交換するメリット、サスペンションを交換しなかったときの問題点について解説します。 クルマのサスペンションの交換時期 まず、サスペンション交換の目安時期やタイミングについて解説します。 走行中に異変を感じたとき 走行中に違和感を覚えたときは、サスペンションの交換を検討する必要があります。 タイヤ、エンジン、ボディなど、サスペンション以外のパーツに問題がないにもかかわらず、乗り心地が悪化したり、異音・挙動の異変が起きたりしたときは、サスペンションが原因である可能性が高いです。異変や異常が起きたときは、走行を中断し、早めにディーラーや整備工場などにクルマを持ち込んで点検してください。 新車登録から10年もしくは走行距離5万kmを超えた時期 新車登録から10年、または、走行距離が5万km〜10万kmを超えたときは、サスペンションの交換を検討しましょう。 時間が経過したり走行距離が伸びたりすると、サスペンションに使われているゴム部品の劣化や構成部品のヘタリが発生します。走行中に突き上げるような衝撃を受けたときは、サスペンション部品の一部が劣化または破損している可能性が高いです。速やかにディーラーや整備工場などに持ち込んで点検してもらいましょう。 クルマのサスペンションの交換費用 クルマのサスペンションの交換費用は、4本一式替えた場合で10万〜20万円程度です。ただし、4本とも一気に交換するケースはあまり多くありません。また、構成部品を全て取り替えるとも限らず、たとえば、ストラットASSY交換するのであれば1箇所あたり4万〜6万程度かかります。サスペンションの状態によって費用は異なるため、ディーラーや整備工場で見積もりをしてもらいましょう。 サスペンションを交換するメリット サスペンションを交換するとどのようなメリットがあるのでしょうか。 乗り心地がよくなる サスペンションを交換すると、乗り心地が改善されます。劣化していない部品やヘタっていないサスペンションは、衝撃をうまく吸収してくれます。そのため、今まで取り付けていたサスペンションより乗り心地がよくなったと感じるでしょう。 操作性が高まる サスペンション交換は、操作性にも影響します。サスペンションは、衝撃を吸収するだけでなく、車体の傾き(ロール)を抑える役割も担っています。そのため、サスペンションを交換すると運転操作がしやすくなるのです。 クルマのサスペンションを交換しない問題点 クルマのサスペンションを交換しない場合、どのような問題が起きるのでしょうか。 不具合が起きる サスペンションを交換しないと不具合が発生します。具体的には、乗り心地の悪化、異音の発生、ショックアブソーバーのオイル漏れ、ゴムブッシュの硬化や破損などです。サスペンションを交換しないと、さまざまな不具合が起きるため、走行可能なうちにサスペンション交換をしておきましょう。 車検に通らない サスペンションに異常が起きていると車検に通らなくなります。 サスペンション部品のオイル漏れや破損が発生していると、車検不合格となります。車検整備のときにサスペンションの不具合が見つかった場合は、車検のタイミングでサスペンション交換をしましょう。 サスペンションの交換はプロに任せた方がよい サスペンション交換は、自分で行うことができます。ただし、取り付け方法や手順を守らなかった場合、走行中に部品が外れてしまったり、破損したりしてしまうため大変危険です。そのため、作業に不安がある時は、ディーラーや整備工場などプロに任せたほうがよいでしょう。 また、サスペンションの交換費用を安く抑えたい場合には、サスペンションを自分で購入し、整備工場に持ち込んで取り付けてもらうと、費用を安く抑えられる可能性があります。ただし、サスペンションを購入するときは、忘れずに適合確認してください。 サスペンションの交換の依頼先別の特徴 サスペンション交換をするときに依頼する業者の特徴を解説します。 カーディーラー ディーラーでは、純正サスペンションへの交換を実施してくれます。また、整備の信頼性が高いこともディーラーの特徴です。純正品にこだわりたい方や安心な整備を希望する方はディーラーでサスペンション交換するとよいでしょう。 整備工場 整備工場は、さまざまな車種に対応できることが特徴です。また、社外品や部品の持ち込みに対応している場所もあります。さらに、ディーラーよりも交換費用を安く抑えられる場合が多いのも整備工場の特徴です。 カー用品店・ガソリンスタンド カー用品店やガソリンスタンドでもサスペンション交換してくれる場所があります。ただし、すべてのカー用品店やガソリンスタンドでもサスペンション交換を受け付けているわけではありません。カー用品店やガソリンスタンドでサスペンション交換しようと考えている方は、事前に対応しているかどうかを確認しましょう。 まとめ サスペンションは、走行や乗り心地に影響するだけでなく、車検の合否にも関係する重要な部品です。少しでもサスペンションに違和感を覚えたときは、ディーラーや整備工場などにクルマを持ち込んで異常がないか確認しましょう。安全にクルマを走らせるためにも、サスペンションのことを日頃から気にかけておくことをおすすめします。

クルマのコンデンサーが壊れてエアコンが効かない!壊れたときの症状や対応方法を解説
旧車メンテナンス 2024.07.26

クルマのコンデンサーが壊れてエアコンが効かない!壊れたときの症状や対応方法を解説

クルマの冷房が効かないと感じた場合、コンデンサーが故障している可能性があります。今回は、エアコンのコンデンサーが故障したときの症状や修理費用の目安、自分で修理できるのかなどについて詳しく解説します。冷房の効きが悪いと感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。 クルマのコンデンサーが壊れたときの症状 コンデンサーは、エアコンガスを冷却する装置です。家庭用エアコンで言うところの室外機にあたります。そのため、クルマのコンデンサーが故障すると、冷房が効かなくなり、生ぬるい風が出てきます。 エアコンを作動させてからしばらく経っても冷たい風が出てこない場合は、コンデンサーが壊れているかもしれません クルマのコンデンサーの交換の費用と依頼先 クルマのコンデンサーが故障したときは、修理ではなく交換が必要になる場合が多いです。コンデンサー交換にかかる費用は、部品代(2万〜4万円)と工賃(1万〜1万5,000円程度)で、合計3万〜5万円程度です。 ただし、コンデンサートラブルの原因によっては洗浄することで問題が解決する場合があります。たとえば、冷房の効きが悪くなっている原因がコンデンサーの表面部分の目詰まりであれば、コンデンサーの洗浄によって冷房の機能が改善する場合があります。コンデンサー洗浄にかかる費用の目安は、1万〜2万円前後です。 コンデンサーの交換や洗浄は、ディーラーや整備工場などに依頼できます。具体的な費用は車種や依頼先によって異なるため、見積もりを出してもらい、対応の質や評判なども比較したうえで依頼先を決めることをおすすめします。 コンデンサー以外の故障が原因の場合もある エアコンの不調や故障などは、コンデンサー以外のコンプレッサー、エバポレーター、各配管からのガス漏れなどが原因の場合もあります。そのため、冷房が効かないからコンデンサーが原因と決めつけるのではなく、ディーラーや整備工場など整備士が在籍している業者で不調や故障の原因を探ってもらい、原因を明らかにして修理や部品交換を実施しましょう。 コンデンサーの交換は自分でできる? エアコンのコンデンサーの修理を自分で行うのは難しいでしょう。 整備士やカーエアコンメーカーのエンジニアなど専門的な知識と技術をもつ方であれば自分で修理できるかもしれませんが、専門知識や工具などがない場合、修理するのは難しいため業者に依頼したほうがよいでしょう。 なお、コンデンサーの洗浄であれば洗車のついでに行うことができます。ただし、コンデンサーを洗浄するときは、網目状の部品を傷つけたり曲げたりしないよう注意してください。 まとめ クルマの冷房が効かなくなる原因はさまざまです。今回紹介したコンデンサー以外が原因でエアコンが効かなくなっている場合もあるため、エアコンの調子が悪いときは早めにディーラーや修理工場などにクルマを持ち込み、原因を探ってもらいましょう。

ハイエースの故障は多いのか?よくあるトラブルと気になる修理費用を詳しく解説
旧車メンテナンス 2024.07.25

ハイエースの故障は多いのか?よくあるトラブルと気になる修理費用を詳しく解説

ハイエースは、広い室内空間と高いリセールバリューが魅力のクルマですが、故障が多いのではないかと不安に感じる方も多いでしょう。 今回は、ハイエースのよくある故障箇所と修理費用の目安を詳しく解説します。ハイエースの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。 ハイエースのよくある故障箇所と修理費用の目安 耐久性が高いといわれるハイエースですが、走行距離が20万kmをはるかに超えるような個体では、どうしても故障や不具合が多くなります。 ここでは、ハイエースのよくある故障事例と修理費用の相場を紹介します。 オルタネーターの発電不良 オルタネーターは、10年もしくは10万kmごとに交換が必要な消耗品といわれています。オルタネーターが故障するとバッテリーが電力不足に陥るため、最悪の場合エンジンがかからなくなります。 交換費用の相場は、リビルト品を使用した場合で6万〜7万円程度、新品で11万円程度です。 吸排気系へのカーボンの堆積とDPFの目詰まり ハイエースをはじめとするディーゼルエンジンを搭載する商用車は、発ガン性があるといわれる有害な粒子状物質(PM)、いわゆる煤の大気中への排出量を低減するために、「DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)」が装着されています。なお、トヨタでは、「DPR」と呼んでいます。「DPR」は、「Diesel Particulate Active Reduction System」の略称で、基本的な役割は「DPF」と変わりません。 ディーゼルエンジンから出る煤は、エンジンを動かしていればDPF内に蓄積されますが、一定量溜まると自動でエンジンの回転数が上がり、煤の燃焼と除去が行われます。これをDPFの「自動再生」といいます。 ところが、汚れがある一定のラインを超えると、その「自動再生」ができなくなり、最終的に「DPF」を交換するしかなくなります。交換にかかる費用は、部品代だけで37万2,900円(税込/純正品の場合)と非常に高額です。また、後方に装着されているエキゾーストガスコントロールバルブが同時に不具合を起こすことがあり、部品代だけで8万4,590円(税込/純正品の場合)かかります。「DPF」とエキゾーストガスコントロールバルブを一緒に交換・修理する場合、工賃を含めて50万円近くの修理費用がかかる可能性があります。 さらにハイエースの場合は、スロットルボディ、EGRバルブ、インテークマニホールドなどのカーボンの堆積が原因で、一度消えた警告灯が再び点灯することがあります。カーボンの堆積だけであれば、専門店などが行っているエンジン洗浄システムで対応が可能ですが、それでもプラスの費用として30万円程度を覚悟しなければなりません。 サプライポンプの不具合 現代のディーゼルエンジンはコモンレール式を採用しており、ハイエースにおいても例外ではありません。 従来のディーゼルエンジンでは、インジェクションポンプと呼ばれるいわゆる燃料噴射ポンプで高圧燃料を燃焼室に噴射していました。それに対してコモンレール式は、燃料タンクからきた燃料をサプライポンプと呼ばれるポンプで超高圧に圧縮し、コモンレールと呼ばれる蓄圧室に蓄圧します。さらにその蓄圧された燃料は、緻密な制御が可能な電子制御式のインジェクターで精密にシリンダー内に噴射されます。 サプライポンプは走行距離20万kmを超えるあたりから不具合が起こりやすいといわれています。速度が出なかったり燃料漏れが発生したりするほか、最悪の場合はエンジンが始動できなくなります。 修理する場合には、サプライポンプに加えて、インジェクター、コモンレール、インジェクターパイプ、ヘッドカバーパッキン、燃料フィルターなどの交換が必要で、サプライポンプとインジェクターにリビルト品を使用したとしても35万円程度かかります。 リアリーフスプリングの破損 ハイエースは、商用車(バン)のため、サスペンションにリーフスプリングを採用しています。リーフスプリングは高負荷に耐えられるだけでなく、コイルスプリングに比べて圧倒的に高い耐久性をもっています。 しかし、いくら頑丈なリーフスプリングでも、走行距離や使い方によっては折れることがあります。部品代は、左右あわせて10万円程度です。さらに工賃やUボルト、シャックルなどの小パーツの費用が加わるため、トータルでは14万円程度かかります。 エアコンの効きが悪い ハイエースに限ったことではありませんが、エアコンは経年劣化によるコンプレッサーの不具合が多く発生します。コンプレッサーに加えて、エバポレーター、コンデンサーなどの交換が必要な場合もあり、故障の状態に応じて修理費用は変動します。 コンプレッサーの交換は10万円程度、エバポレーターやコンデンサーからエアコンガスの漏れがあった場合は、さらに5万〜20万円程度の修理費用がかかります。 また、リアクーラーが装着されている場合は、風が出ないなどの症状で、ブロアモーターとレジスターの交換が必要になることがあります。ハイエースのリアクーラーには2個のブロアモーターが使用されており、両方とも交換するケースが一般的です。レジスターとあわせて8万〜10万円程度の交換費用がかかります。 まとめ ハイエースは、頑丈なエンジンと堅牢なシャーシにより、メンテナンスさえ怠らなければ100万km以上走ることも可能だといわれています。 しかし、メンテナンスせずに極端に長い距離を走ったり大きな荷物を載せすぎたりすると、車輌にダメージが蓄積し、ここで紹介したような故障が発生する可能性が高くなります。建築関係や配送業などで、長距離を運転したり多くの荷物を載せたりする場合には、故障に対する備えを計画的に行う必要があるでしょう。 また、ガソリン車を選択すると修理費用を抑えられる可能性があります。ディーゼルエンジンの不具合による故障が多いためです。ただし、耐久性はディーゼルエンジンのほうが高いため、ガソリン車が推奨されるのは走行距離が短い場合です。年間の走行距離が2万km程度であれば、ガソリン車を選択肢にいれてもよいでしょう。 ハイエースを購入する際には、もともとの車輌の状態をチェックしておくと同時に利用シーンにあっているかどうかもふまえて検討することをおすすめします。

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