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● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
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車には多数の金属部品が使われており、保管環境や使い方などによってはサビてしまうことがあります。今回は、車がサビる原因、サビを放置するとどうなるか、サビを直す方法、サビないための対策について紹介します。 車のサビの原因 車のサビは、金属部品が酸化することで発生します。 一般的に車には、塗装や防錆剤などが塗布されているため、時間が経過してもサビにくくなっています。しかし、塗料が剥がれたり防錆剤が取れたりすると、またたく間にサビてしまい、時間の経過とともに広がっていきます。 車が錆びないようにするためには、金属と空気(酸素)が直接触れないようにすることがポイントです。 車のサビを放置するとどうなる? 車の一部がサビてしまい、そのサビを放置すると、徐々にサビの範囲が広がっていきます。わずかなサビでも時間の経過とともに内部からサビが広がっていくため、車のサビを放置するのは避けましょう。 車のサビを自分で直せるケース・直せないケース 車のサビは、小さなものであれば自分で直すことも可能です。ただし、自分で直せる自信がないときは、無理に自分で直そうとせず、プロに任せたほうがよいでしょう。 また、サビの範囲が広かったり、車のフレームまでサビていたりする場合は自分で直すのが難しいです。このようなときは、速やかにディーラーや整備工場など板金塗装をしている業者に修理を依頼しましょう。 車のサビを自分で直す方法 車のサビを自分で直すときは、サンドペーパー、パテ、塗料などの道具を用意します。 サビを直すときは、サビを落として面をなめらかにし、パテで段差を埋めたうえで塗装や表面のクリア塗装をして、面を慣らすといった順序で実施します。 ただし、プロの施工のように上手く仕上げられないこともあるため、見た目を気にするようであれば、無理に自分で直そうとせず、ディーラーや整備工場などに依頼するとよいでしょう。 車のサビの修理の依頼先 車のサビの修理は、ディーラーや整備工場など、板金塗装をしている業者に依頼できます。プロに依頼することで、きれいに仕上げられるため、見た目を気にする場合や目に付きやすい部分のサビを直すときは、プロに依頼したほうがよいでしょう。 車のサビの対策法 車のサビは、日頃の手入れである程度防止することができます。ここからは、車のサビの対策について紹介します。 こまめに洗車する 洗車をこまめにすることで、車のサビを防止できる場合があります。車のサビは、水分や塩分が付着した状態のままにしておくことで発生しやすくなります。 このようなサビの原因を取り除くことで、サビを防止することが可能です。特に、海沿いの道や凍結防止剤が撒かれた道路を走行したあとは、塩分が車に付着している場合が多いため、速やかに洗車しておくことをおすすめします。 また、洗車後はワックスやコーティングを施し、車の表面を保護しておくとよいでしょう。 アンダーコート施工をする アンダーコートを施工することで下回りのサビを防止できます。 車の下回りは車の中でもサビやすい部分です。この下回りを保護するアンダーコートを施工しておくことで、サビを防止できます。点検や車検の際には、アンダーコートが必要か聞き、必要であれば施工しておくとよいでしょう。 傷を放置しない 車の傷を放置すると時間の経過とともに徐々に広がっていきます。そのため、傷を見つけたら放置することなく、速やかに修理しましょう。いち早く車のサビを見つけるためにも、日頃から車の点検や洗車などをして、早期発見を心がけましょう。 まとめ 車のサビを放置すると取り返しがつかないほど被害が拡大する可能性があります。車のサビを見つけた時は早めに修理し、今以上にサビの範囲が拡大しないよう注意してください。 車がサビているかどうかは、入念に車を確認しなければわかりません。いち早くサビを見つけるためにも、日頃から洗車をしたり、定期点検を欠かさずに受けたりすることをおすすめします。
車の前後に取り付けられているバンパーには、事故の際に衝撃を吸収したり、空力をコントロールしたりする役割があります。バンパーが傷ついてしまい修理が必要になったときは、どの程度の費用がかかるのでしょうか。 今回は、車のバンパーの修理にかかる費用や修理の依頼先などについて紹介します。 車のバンパーの修理の依頼先 車のバンパーの修理を業者に依頼する場合、どこに依頼するか悩む方も多いのではないでしょうか。ここからは、バンパーの修理を依頼できる業者とそれぞれの特徴を紹介します。 整備工場 整備工場は、車の整備や修理などを専門としているため、車のバンパーの修理に対応できます。また、整備工場ではさまざまなメーカーの車の修理を受け付けているため、修理の相談をしやすいでしょう。 整備工場によっては、ディーラーと同等のクオリティに仕上げてくれることもあるため、ディーラー・販売店への修理依頼と合わせて検討するとよいでしょう。 ディーラー ディーラーは、車の販売だけでなく、点検や車検などのアフターサービスも実施しているため、車のバンパーの修理も受け付けてくれる場合がほとんどです。車種に合わせた最適な修理を実施してくれるため、質の高い仕上がりになることが特徴です。ただし、費用は高めになる傾向があります。 カー用品店 カー用品店でも車のバンパーの修理を受け付けている場合があります。メーカー・車種問わず修理を受け付けてくれるのがカー用品店のメリットです。修理費用は、ディーラーや整備工場より安い傾向にあります。ただし、修理の質は担当する整備士によるため、ディーラーや整備工場より劣るケースもあるでしょう。 車のバンパーの修理費用の目安 車のバンパーの修理費用は、傷の範囲や深さ、修理方法や塗料の料金などによって異なります。ここからは、車のバンパーの修理費用の目安を紹介します。ただし、ここで紹介しているのはバンパーのみの修理費用の目安です。車のバンパーに埋め込まれているセンサーや運転支援システムなどの調整費用は含まれていません。センサーの脱着や調整費用が別途かかることがあります。 すり傷は数千円〜数万円 車のバンパーのすり傷の修理費用の目安は数千円〜数万円です。傷の範囲が小さければ、数千円〜1万円前後で修理することができるでしょう。一方、傷の範囲が広範囲の場合は、数万円かかることもあります。 へこみは数万円 バンパーがへこんでいる場合の修理費用の目安は数万円です。へこみも範囲や深さなどによって費用が異なるため、一度見積もりを出してもらうとよいでしょう。 内部の変形は数十万円 車のバンパーだけでなく、内部まで損傷してしまった場合は、数十万円の費用がかかるでしょう。また、衝撃の受け方によっては車のフレームにまで被害が及んでいる場合があります。バンパーが大きく変形したり、割れたりしている場合は、まずディーラーや整備工場に持ち込み、見積もりを出してもらうとよいでしょう。 車のバンパーの修理にかかる時間 車のバンパーの修理にかかる時間は、傷の付き方や範囲などによって異なります。そのため、修理することになった場合はいつから入庫できるのか、期間がどのくらいかかるのか、車を預けている間の代車を用意してもらえるかなどを確認しておきましょう。 車のバンパーの修理と交換の判断基準 車のバンパーの修理は、板金塗装だけでなく、バンパーそのものを交換する方法もあります。 バンパーの修理と交換のどちらにするか悩んだ場合は、修理の費用と交換の費用を比較しましょう。費用を比べると、どちらの方が費用を抑えられるのかが明らかとなります。 車のバンパーの破損を放置するとどうなる? 昔の車のバンパーは金属製のタイプもありましたが、近年の車の多くは樹脂製です。そのため、傷ついても錆びたり、傷が広がったりすることはほとんどありません。 しかし、バンパーが損傷したままだと、車本来の走行性能を発揮できなかったり、バンパーに埋め込まれているセンサーが機能しなかったりします。そのため、バンパーが破損した時は早めに修理しましょう。 車のバンパーは自分で修理できる? 損傷の状態にもよりますが、車のバンパーを自分で修理しようと考える方もいるのではないでしょうか。 バンパーの傷が浅いすり傷ほどであれば自分で直すことも可能です。自分で直す場合には、タッチペンやコンパウンドなどを使って直します。ただし、ディーラーや整備工場など、プロのようなきれいな仕上がりにするのは至難の業です。修理後の見た目を気にするのであれば、無理に自分で直そうとせず、プロに任せたほうがよいでしょう。 また、バンパーの傷が深い場合や穴が空いたり割れたりしている場合は、自分で直すのは難しいケースがほとんどです。そのため、バンパーの損傷がひどい場合は、ディーラーや整備工場などプロに任せることをおすすめします。 まとめ 車のバンパーは、車の最前または最後端に位置する部分であるため、傷をつけやすい箇所です。バンパーの修理は、浅い傷かつ狭い範囲であれば自分で行うこともできます。しかし、プロのような仕上がりにならない可能性が高いでしょう。もし、修理後の見た目を気にするようであれば、無理に自分で直そうとせず、ディーラーや整備工場に任せることをおすすめします。 また、先進的な技術が豊富に搭載されている車には、バンパーにセンサーが取り付けられていたり、バンパーの内側に機器が装着されていることもあります。そのため、車のバンパーを傷つけてしまったときは、一度ディーラーや整備工場に持ち込んで損傷の程度を確認し、どのような修理が必要か相談するとよいでしょう。
雪国で使用されている車が錆びやすいのをご存知の方も多いでしょう。今回はなぜ雪国では車が錆びやすいのか、サビの除去方法や錆びさせない方法について解説します。雪国への転居を予定している方やウィンターレジャーで車を運転する方は参考にしてください。 雪国で車が錆びやすい理由 雪国で車が錆びやすい理由は、融雪剤(凍結防止剤)が道路に散布されているからです。道路で使用されている融雪剤は塩化ナトリウムや塩化マグネシウム、塩化カルシウムなどが主に使用されています。この融雪剤が車の金属パーツ、特に下回り部分にサビや腐食を発生させる塩害の原因といえるでしょう。 融雪剤は雪を融かすために道路に撒かれます。この融雪剤による雪解け水が道路に溜まり、走行した車のボディに塩分が付着し停滞することでサビが発生するのです。融雪剤が付着したまま放置されている車は、知らない間に下回り部分にサビが発生して広がるので対策が必須といえます。 サビは一度発生すると広がり、車の寿命を縮めます。また、塩化カルシウムは水に溶けると発熱し車の塗装面にシミを発生させる原因となるので、車の外観にダメージを負う可能性も考慮しなければなりません。中古車として売却するときの査定にも影響するので注意が必要です。 雪国特有の理由によるサビの除去方法 雪国特有の理由によるサビの除去方法は、サンドペーパーで削るかサビ取りクリームを使用します。サビが小さい場合はサビ取りクリームだけでも除去が可能です。しかし、面積が大きくなるとサンドペーパーで削り落としてサビ取りクリームを併用する必要があります。サビがきれいに取れたらタッチペンやスプレーで再塗装して傷を保護しましょう。 サビは一度発生すると広がるので早めの処置が必要です。毎回業者に施工を依頼するのはコスト的にも難しいのでDIYによるサビの除去方法となり、仕上がり的にはあまり良い方法とはいえません。しかし、放置しておくと確実に車の寿命を縮め、最悪の場合は重要なパーツに穴が開き走行時の大きなトラブルに発展する可能性もあるので必ず対策しましょう。 雪国で車を錆びさせない方法 雪国で車を錆びさせない方法は、こまめに車の下回りを中心に洗浄することです。コイン洗車場やガソリンスタンドの洗車機で「下部洗浄」のオプションを利用したり、家庭で高圧洗浄機を用いて融雪剤の塩分を洗い流すことを意識しましょう。融雪剤が含まれた雪解け水は雨や道路清掃車(散水車)が洗い流すまで残るため、春先まではこまめに洗浄することをおすすめします。 雪国に住む人が新車購入時に利用することの多い塩害ガード(アンダーコート)も有効です。防錆塗装という本格的なサビ予防サービスで、車を手放す際のリセールバリューにも影響します。DIYで車用の防錆スプレーを使うことは、車をリフトアップして下部全体に塗布漏れがないように行うという点であまり現実的ではありません。雪国に長期滞在や定住する方にはアンダーコートがおすすめといえるでしょう。 車検ごとに行うシャーシブラックの施工で十分と思う方も多いかもしれません。しかし、シャーシブラックは塗膜が薄く剝がれやすいので、塩害とは無縁の地域で小傷からのサビを抑制するレベルといえます。アンダーコートは厚い塗膜となるため防錆効果が大幅に向上します。ただし、アンダーコートも車の下回りを擦ると塗膜が剥がれるので定期的な点検や塗り直しは必要です。 また、ホイールについても融雪剤の影響を受けやすく、表面に腐食やサビが発生するだけではなくセンターハブ部分のサビに発展する可能性もあります。洗浄時にはホイールのセンターハブや同じく錆びやすいディスクブレーキ部分も念入りに洗浄しましょう。スタッドレスタイヤ用に塩害対策塗装が施されたアルミホイールを装着することもおすすめです。
旧車にはエアコンがない場合が多いため、真夏日や猛暑日は暑さによって気分が悪くなったり、場合によっては熱中症になったりします。そのため、旧車は現代の車以上に十分な暑さ対策が必要です。今回は、夏にエアコンが装着されていない旧車に乗るときの対策を紹介します。旧車オーナーやエアコンがない旧車の購入を検討している方は参考にしてみてください。 エアコンなしの旧車は暑さ対策が必須 エアコンがない旧車に乗るときは、暑さ対策が必須です。 JAFのテストによると、35℃以上の猛暑日の炎天下に車を停車して30分後には、車内の温度は40℃を超えるという結果になりました。 体温以上の温度である40℃以上の中に人がいると、熱中症や脱水症状といった体調不良は避けられません。また、物を置いておくと故障や不具合が起きることもあります。 このようにエアコンがない車の室内は、外気温よりも高温になりやすく、生命の危機にさらされるといっても過言ではないほど危険な場所に早変わりします。そのため、暑い日にエアコンが装着されていない旧車に乗るときは、暑さ対策が必須なのです。 旧車の夏の暑さ対策 エアコンがない旧車の暑さ対策には、どのような方法があるのでしょうか。ここからは、暑さ対策について紹介します。 氷枕で体を冷やす 体を冷たいもので冷やすと暑さ対策になります。氷枕や凍らせた飲み物などを用意し、自分の体にあてて冷やすと暑さが軽減されます。氷枕や凍らせた飲み物などを体にあてるときは、タオルや手ぬぐいなどを使い、氷が直接体に当たらないよう注意しましょう。 こまめに水分補給をする こまめに水分補給をするのも暑さ対策のひとつです。夏場は、気温だけでなく、湿度も高くなります。こまめに水分補給をして熱中症や脱水症状にならないよう気をつけましょう。 車を温めないように日陰に駐車する 車を停めるときに日陰を選ぶことで、車内の温度の上昇を抑えることができます。車の室内の温度は、炎天下よりも日陰の方が上昇しにくいです。そのため、車を停める場所に気を遣うのも暑さ対策のひとつとなります。 サンシェードを使う サンシェードを使うと、車内の温度上昇を抑えられます。JAFのテストでは、サンシェードがあると直射日光の車よりも車内温度が5℃ほど低くなるという結果になっています。そのため、サンシェードを有効に使って、車の室内温度が上昇しないようにするとよいでしょう。 エアコンを後付けする エアコンの後付けは、車内温度の上昇を抑える最も有効な手段です。後付けエアコンは、費用がかかりますが、費用以上の快適性を手に入れられます。猛暑日などが続く近年では、後付けでもよいので、エアコンを装着しておきましょう。 夏は乗らなくて済むようにセカンドカーを持つ 夏に旧車に乗らないというのも暑さ対策のひとつです。ただし、日常使いの車(セカンドカー)を用意しておくことをおすすめします。
車のへこみの修理は、どこに依頼すればよいかわからない人も多いでしょう。また、へこみの場所や程度によっては自分で直せるケースもありますが、そのことを知らない人も少なくありません。 この記事では、車のへこみの修理の依頼先や費用相場、自分で直す方法などについて詳しく解説します。 車のへこみの修理はどこに依頼すればいい? 事故でついてしまったへこみは、見た目が悪いだけでなく、防錆の役割を担っていた塗装がはがれてボディーの錆びつきを促進したり、そのために後で修理する際の費用がかさむ原因になったりするため、早めに修理をしたほうがよいでしょう。安心な方法は、専門業者に依頼することです。主な依頼先とそれぞれの特徴について解説します。 自動車整備工場 修理を専門に扱っている業者のため、経験豊富で安心できる依頼先です。ディーラーに依頼するより安いのが特徴です。 仲介業者を介さないため手数料は発生せず、部品交換より修理を優先する傾向があるため、総費用を抑えられるでしょう。また、多くの整備工場が純正パーツにこだわらず、コストパフォーマンスにこだわってパーツを選ぶことも費用が安い理由です。 また、自動車整備工場は地方運輸局長の認証を受けており、資格を持った整備士が在籍しているため、専門的な修繕も期待できます。柔軟な発想であらゆる修理に対応してもらえる可能性が高いでしょう。 ディーラー 車のへこみ修理は、ディーラーにも依頼できます。ディーラーは修理を別の工場に外注することが多く手数料が発生し、また新品の純正パーツに交換することが多いため、総費用は高額になるのが一般的です。 ただし、ディーラーは特定の自動車メーカーからの指導やトレーニングを受け、専門ツールや修理用設備も備えているため、一定水準以上の技術力を期待できるのが魅力です。 ガソリンスタンド 軽微なへこみ修理であれば、ガソリンスタンドでも修理を依頼できる場合があります。このケースではガソリンスタンドのスタッフが直接対応してくれることが多いです。ペイントレスデントリペア(PDR)と呼ばれる方法で、専用の道具を駆使し、へこみを押し出しながら修理してもらえます。 また、これらの方法の他にもカー用品店に修理の依頼を頼める場合があります。年中無休や長時間営業だったりする店舗が多いため、早く修理したい場合に検討しましょう。 車のへこみの修理費用の相場 一般的なへこみの修理費用の相場は、数万円から数十万円です。10cmに満たない小さなへこみであれば2〜3万円で済む場合もあります。 また、へこみのサイズは同じでも、場所によって値段が変わることがあると覚えておきましょう。たとえばバンパー部分は安く、ボンネットやルーフだと高くなる傾向があります。さらに、輸入車は国産車に比べて高額な傾向があることにも注意が必要です。 車のへこみの修理に保険を使えるケース 入っている保険を利用して車のへこみを修理できる場合があります。保険が適用されるケースは以下の4パターンです。 1. 事故によるへこみ交通事故に巻き込まれ、他の車や物体と接触してへこみが生じた場合は、保険が適用される可能性があります。この場合、自動車保険の事故被害者補償(対物賠償)によって修理費用がカバーされます。相手の過失が認められた場合は、相手方の自動車保険を利用することもあるでしょう。 2. 盗難や窃盗によるへこみ車が盗まれたり窃盗に遭ってへこみが生じたのであれば、自動車保険の窃盗被害補償によって修理費用がカバーできる可能性があります。 3. 自然災害によるへこみ自然災害によって車にへこみが生じた場合、自動車保険によっては、修理費用をカバーできる可能性があります。ただし、具体的な自然災害(例: 雹、台風、洪水)に対する補償の適用は、保険契約によって異なります。 4. 駐車場事故駐車場で他の車と接触し、へこみが生じた場合、自動車保険の駐車場事故補償によって修理費用がカバーされる可能性があります。 自分で補修できる場合もある 車のへこみ修理は基本的に業者に依頼するのが安心ですが、小さなへこみであれば自分で直せる可能性があります。自分で補修するメリットは専門業者に依頼するよりも安く抑えられること、デメリットは完璧に補修するのが難しいということです。 修理作業には失敗のリスクが伴うことも念頭におき、自分で修理するかどうかを決めましょう。自分で補修する場合のやり方をご紹介します。 【吸盤式工具で引っ張る】自分で車のへこみを修理する方法 強力なバキュームリフターをはじめとする吸盤式工具をへこみ部分に接着し、引っ張る方法です。へこみの大きさに合った工具を選びましょう。 引っ張る前にへこみ部分を温めると直しやすいとの意見がありますが、逆に車を傷める原因になり得るとの意見もあるため、おすすめはできません。 なお、ボンネットのように平面部分の軽度のへこみに適した修繕法であり、車の角のへこみや複雑に歪んだへこみの補修には不向きです。 【複数の道具を使う方法】自分で車のへこみを修理する方法 他にも複数の道具を使って直す方法があります。必要なものと手順は以下のとおりです。 ■ 必要なもの下記の道具や材料をカー用品店やオンラインショッピングなどで入手しましょう。 ・ペン(最初に補修範囲をマークするため)・耐水サンドペーパー・シリコンオフ・パテ・プラサフスプレー・マスキング用テープ・塗装料 ■ 手順手順は以下のとおりです。 1. へこみ部分周囲の汚れを落とし、補修範囲をペンでマーキングする2. 耐水サンドペーパーを使って補修範囲の塗料を取り除き、シリコンオフで油分を取り除く3. 補修範囲にパテを塗布したら、耐水サンドペーパーでパテを研磨4. シリコンオフで油分を取り除き、マスキングテープで補修範囲より少し広めにマスキングをする5. プラサフスプレーを吹き付ける。塗装の下地を作る6. サンドペーパーで研磨して、プラサフ部分と周囲の段差をなくす。細めのコンパウンドで塗装の下地を作る7. シリコンオフで油分を取り除く8. 広めにマスキングをしたのち、スプレーなどで塗装する9.乾燥 (約1週間) まとめ この記事では、車のへこみ修理はどこに依頼すればよいのかを解説しました。主な依頼先は以下のとおりです。 ・自動車整備工場・ディーラー・ガソリンスタンドやカー用品店 へこみの修理費用の相場は、数万円から数十万円、10cmに満たない小さなへこみであれば2〜3万円で済む場合もあります。業者に依頼する際は、修理に保険を適用できるかどうかも確認した上で、ニーズに合った業者を選定するとよいでしょう。
車の運転中に誤って物にぶつけてしまったり、事故に遭った際に、車のフレームが損傷する場合があります。車のフレームが損傷した場合、買い替えるか修理で直すか悩む方は多いのではないでしょうか。 この記事では、車のフレームの基本的な構造や、フレームの損傷によってどのような影響が出るのかについて詳しく解説します。 修理費用や修理にかかる期間も紹介するので、車のフレームを修理するか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。 車のフレームとは 車のフレームとは、車の骨組み・土台部分のパーツのことです。車のボディの形状を保ち、走行時の安定性に影響を与えます。 フレームは車体の安全面でも重要な役割を担っているため、フレームが損傷したまま運転すると車が真っすぐに走れず、安全性に大きな影響を与えます。そのため、フレームに傷がついてしまった場合は、細部までチェックしましょう。 また、車検でもフレームの状態は検査対象です。フレームの損傷を修復していないと安全性が低いと評価されて車検に通らない可能性があるため注意しましょう。 車のフレームの種類 現在、多くの車のメーカーが採用しているフレームはラダーフレーム構造とモノコック構造の2種類です。それぞれの構造の特性について詳しく解説します。 ラダーフレーム構造 ラダーフレーム構造とは、はしご(ラダー)のような形をしたフレームを、ボディと組み合わせて車体を完成させる構造のことです。フレームとボディの両方にある程度の耐久性が備わっているため、外部からの衝撃に対して強いとされています。 ラダーフレーム構造の車は、衝突したり横転しても故障しにくいため、クロスカントリーモデルやトラックなどに多く利用されています。 デメリットは、フレーム自体が重くなりやすいことです。車輌が重くなると燃費にも影響するため、モノコック構造と比較すると燃費効率が悪くなりやすいでしょう。 モノコック構造 モノコック構造とはボディとフレームが一体化した構造で、車体が箱のような形をしています。組み立てるときに使用する部品が少なく、軽量化を実現しやすいというメリットがあります。また、車が衝突しても車体全体に衝撃を分散できるため、運転者や同乗者への衝突の影響を和らげる効果も期待できるでしょう。 デメリットは、強い刺激に耐えられずフレームが大きく損傷する可能性があるところです。高い安全性が見込まれる構造ですが、車をぶつけてしまったときに想像よりも大きな損傷が発生する危険があります。 車のフレームの修理が必要になるケース 車のフレームの修理が必要なケースは以下のとおりです。 ・側溝への脱輪 ・縁石への衝突 ・車同士の衝突 それぞれのケースの例を紹介します。 側溝への脱輪 車の車輪が側溝にはまってしまい脱出不能になってしまうと、フレームに歪みが生じ、修理が必要なケースがあります。 見た目でフレームの損傷がわからない場合も、車を走らせたときに、車が左右どちらかに曲がってしまう場合はフレームに異常があると考えられるため、修理が必要です。 また、側溝へ脱輪したときに車の下から液体が漏れている場合は、車を走行させてはいけません。レッカーサービスを要請し、修理工場に運んで修理してもらいましょう。 縁石への衝突 車が縁石へ衝突した場合も車のフレームの修理が必要な場合があります。見た目には損傷がないように見えても、フレームが損傷している可能性があります。 縁石へ衝突した後に、運転していてハンドルのアライメントがズレているなど、走行中に違和感を覚えたら修理が必要です。 また、縁石に衝突した場合は、物損事故として扱われるため、警察に報告しましょう。警察に報告しなければ、交通事故証明書を発行してもらえません。交通事故証明書がないと、損害賠償や修理費用が発生した場合、自費で支払うことになってしまいます。必ず警察に報告しましょう。 車同士の衝突 車同士が衝突した場合もフレームが歪む可能性があります。他のケースと同様に、見た目で損傷がわからない場合も、走行したときに左右どちらかに曲がるといった異常があれば、修理業者に見てもらいましょう。 車のフレームがダメージを受けたときのサイン 見た目ではフレームの損傷がわからない場合でも、先に述べたように車を走行しているときに真っすぐ走らないといった異常が発生します。 真っすぐ走らない以外の車のフレームがダメージを受けたときのサインは以下のとおりです。 ・凹凸の激しい路面を走るときに普段よりも安定して走れない ・タイヤのすり減り方が均等でない ・思うようにハンドル操作できない フレームが損傷し車体のバランスが崩れると車体が傾くため正常に走りづらくなります。これらの異常があるときは、修理業者に点検を依頼しましょう。 車のフレームを修理すると修復歴がつく 車のフレームを修理すると修復歴がつきます。中古車として売却する際に、一般的な相場に比べて売却額が安くなる可能性があります。 しかし、修復歴をつけたくないからといってフレームの損傷を放置すると、大きな事故に発展する可能性があるため、必ず修理業者に点検を依頼しましょう。 車のフレームは修理工場に依頼することが一般的 車のフレーム修理は、板金加工ができる修理工場へ依頼することが一般的です。修理工場以外にも、ガソリンスタンド、カー用品店へ依頼できます。普段からお世話になっているディーラーがいれば、そちらに依頼するのもよいでしょう。 ただし、ディーラーやガソリンスタンド・カー用品店に依頼する場合、板金加工が必要な修理は下請けの専門業者へ依頼するため、中間マージンがかかってしまい、修理費用が高額になります。 また、軽い歪みならDIYで直せると考える人もいると思いますが、フレームの修理には車の専門的な知識と板金加工の技術がないとできません。専用の機械を使って繊細な作業を行うため、プロであっても熟練の技術がなければ失敗する可能性があります。車の整備や修理の経験がない人は、DIY修理はやめておきましょう。 車のフレームの修理費用 フレームは他の部品よりも修理に手間がかかるため、小さな損傷でも10万円以上かかることが多いです。損傷がひどい場合や、モノコックフレームのように使われている部品が少ないモデルだと100万円前後かかる場合もあります。 修理費用次第では、買い替えも視野に入れたほうがよいでしょう。もし同じ車に乗り続けたい場合は、高額になることを理解したうえで、事前に見積もりをしてから修理を依頼しましょう。 車のフレームの修理期間 車のフレームの修理は即日では完了しません。最短でも数日程度はかかります。また、損傷具合がひどい場合は作業工程が増えるため、数週間から1ヶ月程度かかることもあるでしょう。 日頃の移動手段が車しかない場合や、仕事の都合で車移動しなければならない場合は、修理期間中の代車の手配も検討しましょう。 まとめ 車のフレームは車の土台・骨組みの部分です。そのため、車のフレームが損傷すると安全に車を走行できません。見た目でわからなくても、歪んでいる可能性はあるため、車を側溝に脱輪させたり、物や車に衝突させてしまったりしたときは、修理業者に点検に出しましょう。 フレームの修理は手間がかかるため、費用が高額になることがあります。フレームの損傷がひどい場合は、買い替えを検討したほうがよい場合もあるでしょう。また、修理には最短でも数日、損傷具合がひどい場合は数週間から1ヶ月程度かかることがありますので、車がないと生活に支障が出る人は代車の手配を検討しましょう。
車の下側を覆っているアンダーカバーは、部品の保護や空力に貢献している重要なパーツです。アンダーカバーが壊れてしまったら、早めに修理をしたほうがよいのでしょうか。今回は、車のアンダーカバーを修理するときの依頼先や費用の目安などについて紹介します。 車のアンダーカバーが壊れる原因 車の下側を覆っているアンダーカバーは単なるカバーではなく、車の部品を保護したり空力性能を向上させたりする重要なパーツです。段差を越えるときに擦ったり、路面の凹凸や落下物を左右のタイヤで跨ぐように通過したときに当たったりすることで、外れたり壊れたりします。 車のアンダーカバー修理の依頼先と特徴 アンダーカバーは、ディーラーや修理工場などで直すことができます。ただし、修理を依頼する場所によって直し方や修理費用が異なることがあるため、ディーラーと修理工場の両方に連絡し、見積もりを取ったうえで修理の依頼先を決めましょう。 ディーラーの特徴 ディーラーは信頼性が高く、安心して任せることができます。また、純正パーツを使用することがほとんどのため、パーツのズレやガタつきがないことも特徴です。 修理工場の特徴 修理工場の場合は依頼先を自分で探すところから始めなければなりません。整備や修理の質は依頼先によって異なります。部品は、新品の純正パーツだけでなく、中古品やリビルト品を選ぶこともできます。 車のアンダーカバーの修理にかかる期間 アンダーカバーの修理期間は、損傷の程度や部品の有無によって異なります。 カバーが外れただけであれば、クリップまたはビス止めをするだけで修理が完了するため、数時間で終わるでしょう。 しかし、アンダーカバーそのものを交換したり、部品在庫がなかったりする場合は時間がかかります。すぐに直せない場合は、取り寄せや部品交換にどのくらいの時間や期間がかかるかディーラーや修理工場に聞いてみましょう。 車のアンダーカバーの修理にかかる費用 アンダーカバーの修理にかかる費用は、カバーがどの程度損傷しているかによって異なります。 アンダーカバーの破損や変形などがなく、クリップやビスが外れただけであれば、数千円程度で直せることがほとんどです。しかし、アンダーカバーそのものを交換する場合は、アンダーカバー代やクリップ・ビス代、工賃などがかかるため、総額数万円になるでしょう。 車のアンダーカバーの修理費用を抑える方法 アンダーカバーの修理費用を抑えたい場合は、ディーラーと修理工場の両方から見積もりを取りましょう。相見積もりを取ることで、修理費用の相場がわかります。修理の質や対応の丁寧さなどを総合的に見て、依頼先を決めましょう。 車のアンダーカバーの応急処置 車のアンダーカバーが外れたときは放置せず、ガムテープで仮止めしましょう。 外れたカバーをそのままにしておくと、カバーが引きずられ、損傷の範囲を広げてしまったり、後続車に部品が飛散して事故を誘発したりする可能性があります。 まとめ 車のアンダーカバーは、車の部品を保護したり空力性能を向上させたりする役割がある重要なパーツです。アンダーカバーが損傷すると、思わぬトラブルや事故に発展することもあるため、カバーが壊れていることに気がついたら早めに修理をしましょう。 アンダーカバーは車の下側のパーツであるため、目に入りにくく、損傷していることに気づきにくいパーツです。運転前には、車の前後左右だけでなく、下部に障害物や損傷がないか確かめてから運転し始めることが大切です。
草むらを走行しただけで車に擦り傷がついてしまったり、洗車をしただけなのに車の表面がギラギラと乱反射してしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。このような経験談からもわかるように、車の塗装は意外にも弱く、大切に扱っていてもいつの間にか小さな傷がついていることがあります。 大切な車であれば、いつまでも綺麗な状態で長く乗り続けたいものです。万が一傷ついてしまった場合には、コンパウンドで手入れをしてみてはいかがでしょうか。 この記事ではコンパウンドで傷が消える理由やその使い方を解説します。自分で車の小さな傷の手入れをしたい方は参考にしてみてください。 コンパウンドを使うと傷が消えるのはなぜ? コンパウンドとは、車の傷を目立ちにくくするために使われる液体やペースト状の研磨剤です。車の塗装は、下地、ボディカラー、クリアといくつもの層になっています。コンパウンドを使うと、研磨粒子が塗装の表面であるクリア面を転がって研磨されます。この研磨によって、塗装表面の段差が滑らかになり、傷が見えにくくなるのです。 コンパウンド消える傷と消えない傷 コンパウンドは、塗装のクリア面についた浅い傷は消せますが、深い傷は消せません。ここからは、コンパウンドで消せる傷と消せない傷について解説します。 浅い傷は消える コンパウンドで消せるのは、塗装の1番表面のクリア塗装についた傷です。消せるかどうか不安な場合は、傷を指で触って凹凸があるかどうか確認するとよいでしょう。凹凸を感じない程度であれば、コンパウンドで消すことが可能です。 たとえば、車のドアを開けるときに爪や鍵が当たってしまったときや、洗車で拭き上げたときの傷であれば、コンパウンドで対処できます。 また、クリア塗装の奥にあるカラー層に若干の傷がついてしまった場合も、目立ちにくくすることができます。クリア塗装に留まっている傷と比べると仕上がりが劣るかもしれませんが、カラー層のわずかな傷であれば、コンパウンドの効果を得られるでしょう。 傷が深い場合は消せない クリア層とボディカラー層のどちらも剥がれてしまって下地塗装が見えている状態だと、コンパウンドでは消せません。 下地塗装は白やグレーが多く、深く傷ついた車はボディカラーと異なる色の傷が露出します。このように下地が見えている箇所にコンパウンドを使うと、塗装がさらに剥がれてしまい傷がより目立ってしまう可能性があるため、コンパウンドの使用は控えたほうがよいでしょう。 また、電柱やガードレールなどへの衝突による傷や、他の車の塗装が塗装の深くまで入り込んでいる傷も、コンパウンドでは消せません。ダメージが大きい場合は板金塗装などの業者に依頼しましょう。 コンパウンドの使い方 ここからは、コンパウンドの使い方について解説します。 まず作業を始める前に、磨き用のスポンジや布、拭き取り用のクロスなどの用意をしてください。手荒れが心配な方は、ゴム手袋を用意しておくとよいでしょう。 さらに、コンパウンドに含まれる薬剤により強い臭いが発生することもあるため、マスクも準備しておくと安心です。 また、ボディが熱を帯びた状態でコンパウンドをかけると、必要以上に塗装を落としてしまう可能性があるため、真夏や直射日光が当たる環境を避け、日陰で行いましょう。 これらの準備ができたら実際に研磨する作業に入ります。 コンパウンドで磨く コンパウンドを使って磨き始める前に、洗車をしてボディについたホコリや砂を落とします。ホコリや砂がついたまま磨くと、さらに傷が増えてしまうこともあるため注意してください。 ボディの汚れを落としたら、他のパーツや研磨する部位以外を傷つけないようにするため、マスキングテープを使ってコンパウンドで磨く部分の周辺をマスキングします。 また、コンパウンドは塗装部分には効果がありますが、タイヤやライトなどのパーツには悪影響を及ぼします。コンパウンドで塗装面以外を磨いてしまうとパーツが傷ついてしまうことがあるため、研磨する部分と塗装面以外のパーツが近いときは、広めにマスキングしておくとよいでしょう。 さらに、ドアやエンジンルーム付近など場所によっては、研磨剤や粉塵が車内に入らないようビニールで養生したほうがよい場合もあります。 コンパウンドで研磨するときは、布やスポンジに研磨剤をつけ、傷周辺に均等に塗布します。研磨する部分や傷の周辺に布やスポンジを数回押し当ててから磨き始め、縦・横と一方向に直線的に磨きましょう。円をかくように磨くと傷や色むらができてしまうことがあるため注意してください。 洗車 コンパウンドで磨くときは、最初に目が粗いコンパウンドを使い、順に目を細かくしていきます。 コンパウンドの目を変えるときは、一度洗車をして研磨剤を洗い流してから次のコンパウンドを使いましょう。洗い流さずに目を細かくしていくと、粗い目の研磨剤が残ったままとなり、傷が大きくなってしまう可能性があります。 また、洗車をするときに力強く擦ってしまうと、深い傷がつく可能性があるため、水で流す程度にしましょう。 クロスでコンパウンドを落とす 順に細かいコンパウンドへ変えていき、傷が目立ちにくくなったら、余分なコンパウンドを綺麗なクロスで拭き取ります。ボディにコンパウンドが付着したままにしておくと研磨剤がボディに残るだけでなく、塗装面が露出している状態となってしまい、塗装面の劣化が早まってしまいます。 また、余ったコンパウンドを拭き取る際も縦・横と一方向に直線的に動かして拭き取りましょう。拭き取ったときに、傷が目立ったり、研磨しきれていなかった傷が残っていたりするときは、再びコンパウンドをつけて磨きます。 鏡面仕上げのコンパウンドで磨く クロスでコンパウンドを落としたら、仕上げに非常に目が細かい鏡面仕上げのコンパウンドで磨きます。最も細かい粒子のコンパウンドで磨くことで、最初に磨いたものによる小さな擦り傷がより目立ちにくくなります。 また、目の細かいコンパウンドで磨いた際にも最後は綺麗なクロスで拭き取ることを忘れないようにしてください。 ボディの表面を保護する 仕上げを拭き取った後は、マスキングテープやビニールを剥がし、ワックスやコーティング剤などを使って最終的な仕上げを行います。 最後にワックスやコーティングをするとボディに艶がでて、傷がさらに目立ちにくくなるだけでなく、塗装を保護してくれる効果もあります。 車の塗装は、紫外線、ホコリ、排気ガス、酸性雨などによって劣化が進むため、仕上げのワックスやコーティングは塗装面を長持ちさせるうえで重要です。 コンパウンドを使っていいのかわからないときは業者に相談する コンパウンドは初心者でも傷を修復できる便利なものですが、間違った使い方をすると傷が余計に目立ってしまうことがあります。 そのため、コンパウンドを使うべきかわからない場合は、業者に依頼して傷を修理してもらうとよいでしょう。業者に依頼すると費用がかかってしまうものの、専用の機械や研磨剤などを使用し、技術があるスタッフが作業するため綺麗に仕上がります。 また、自分で磨きをする際、どの商品を選べばいいかわからない場合は、カー用品店のスタッフに相談しましょう。 コンパウンドの種類は多種多様で、液体のものもあればペースト状のものもあります。さらに、粒子の大きさも異なることから、車の傷に見合った商品を見つけるためにもプロの意見を聞いてからコンパウンドを購入するとよいでしょう。
車のエアコンが故障すると、夏は暑く、冬は寒いという過酷な環境で運転しなければなりません。そのため、少しでもエアコンの効きが悪かったり、異音が聞こえたりしたときは、早めに修理に出すことをおすすめします。そこで今回は、車のエアコンの故障を調べる方法、修理の依頼先、修理の相場や故障の原因を解説します。 車のエアコンの故障の有無を調べる方法 車のエアコンの故障を調べるためには、温度を最も高くするか低くするかして、最大風量で作動させる必要があります。設定温度に適した温度の風が出ていない場合は、故障していると考えられます。 「温風」と「冷風」の片方が出ないのか、または両方とも出ないのかも確認しましょう。 車のエアコン修理の依頼先 車のエアコン修理は、どこに依頼すればよいのでしょうか。車のエアコン修理を依頼できる業者を紹介します。 ディーラー 車の販売や下取り、点検・整備などを行っているディーラーや販売店に、エアコンの修理を依頼できます。 ディーラーや販売店は、取り扱っているメーカー・車種の修理に関して十分な知識と技術を持ちます。また、メーカーが推奨する部品や整備を実施してくれるため、修理後に不具合が発生しにくいこともディーラーや販売店で修理するメリットといえるでしょう。 メーカー保証や延長保証の期間中であれば、保証で修理できる可能性もあります。そのため、保証期間中は、まずディーラーや販売店に修理の相談をするとよいでしょう。 もし、保証期間が過ぎている場合や保証対象外の修理となった場合、メーカー推奨部品への交換や質の高い整備の実施などによって費用が高くなりやすいため、他の業者での修理も検討するとよいでしょう。 整備工場 整備工場では、車のエアコン修理を受け付けているところが多いです。整備工場は、車の修理や整備・点検などが主な業務となっているため、さまざまな車のエアコン修理をすることができるでしょう。 ただし、整備や修理の技術は、在籍している整備士次第であるため、信頼性が高い業者を見極めなければなりません。 国産車・輸入車・事業用車(タクシー)など幅広い車種を取り扱っているか、過去の修理実績があるかなど、さまざまな視点から信頼性の高さを見極めます。 近くに信頼できる整備工場がある場合には、整備工場にエアコン修理を依頼してもよいでしょう。 自動車電装業者 自動車電装業者は、車の電装品を取り扱う専門業者です。 そのため、自動車電装業者でもエアコン修理をすることができます。また、他の業者では修理が難しいトラブルについても直せる場合があります。 あらゆる業者に相談しても解決しないエアコンのトラブルは、自動車電装業者に頼んでみるとよいかもしれません。 カー用品店 カー用品店でもエアコンの修理を受け付けているところがあります。 ただし、エアコン修理に必要な設備が揃っていない場合は、修理を断られることがあるため、一度相談して修理できるか確認することをおすすめします。 ガソリンスタンド ガソリンスタンドでもエアコンの修理を受け付けているところがあります。 ガソリンスタンドもカー用品店と同様に設備が整っていなければ修理ができないため、給油や洗車のついでに修理できるか相談してみるのもよいでしょう。 車のエアコン修理の費用相場 エアコンの修理の費用は、不具合が発生している箇所によって異なります。 エアコンフィルターやエアコンガスなど、修理に時間や手間がかからない作業であれば、数千円〜数万円程度が相場です。 一方、コンプレッサーやエバポレーター交換など、部品交換を伴う修理や時間・手間がかかる作業の場合には、数十万円かかることもあります。 そのため、エアコンの修理をするときは、複数の業者から見積もりを取り、比較するとよいでしょう。 車のエアコンの故障の原因 車のエアコンが故障する原因は、不具合やトラブルが発生している箇所によって異なります。ここからは、車のエアコンの主な故障原因について紹介します。 エアコンフィルターの汚れ エアコンフィルターの汚れや目詰まりがエアコンの故障の原因になっていることがあります。 家庭用エアコンでも、フィルターが汚れていたり目詰まりしていたりすることによって、風量が弱くなったりエアコンの効きが悪くなったりした経験があるのではないでしょうか。車のエアコンも家庭用エアコンと同様にフィルターの汚れや目詰まりによって、効きが悪くなります。 フィルターが汚れていたり目詰まりしていたりするときは、汚れを落としたりフィルター交換したりしましょう。 エアコンガスの不足 エアコンガスが不足していると冷房の効きが悪くなります。 車のエアコンの冷風は、エアコンガスをコンプレッサーで圧縮して液体にし、液体が気体になるときの気化熱を利用して作り出しています。このエアコンガスが不足すると、気化熱により冷風を作り出すことができなくなるため、冷房が効かなくなります。 冷房だけが効かない場合には、エアコンガスが不足していないか確認しましょう。 コンプレッサーの故障 エアコンのコンプレッサーが故障すると冷房が効かなくなります。 コンプレッサーは、空気を圧縮する装置です。車のエアコンの冷風は、このコンプレッサーによってエアコンガスを圧縮することで作り出しています。しかし、コンプレッサーが故障すると、エアコンガスの圧縮ができず、気化熱による冷風を作り出せなくなり、冷房が効かなくなります。 エバポレーターの故障 エバポレーターは、熱交換器といわれる装置です。 エバポレーターの内部では、圧縮して液体になったエアコンガスが噴射されています。このときの熱交換により、冷風を作り出しているのです。このエバポレーターが故障していると、熱交換がうまくできず、冷風が作り出せなくなり、冷房が効かなくなります。 エバポレーターが故障の原因だった場合、エバポレーターの洗浄することで不具合を解消できることもありますが、エバポレーターの交換が必要になるケースも少なくありません。 ブロアファンモーターの故障 ブロアファンモーターは、エアコンの風を吹き出すファンを動かすモーターです。 このモーターが故障していると、風を車内に吹き出すことができません。エアコンを作動させたときに風すら出てこないときは、ブロアファンモーターの故障が考えられます。 リレー・ヒューズの故障 リレーは、スイッチと連動している電装部品です。ヒューズは、家のブレーカーと同じ役割を持つ部品です。 これらの電装部品が故障すると、スイッチを押したり回したりしてもエアコンが正常に作動しません。スイッチを押してもエアコンが正常に作動しないときは、早めに修理工場に持ち込んで、リレーやヒューズに異常がないか確認しましょう。 サーモスタットの故障 サーモスタットは、冷却水の温度を調整する開閉式の弁です。 サーモスタットが故障すると、冷却水の循環が適正に行われなくなり、暖房が効かなくなります。また、エンジンのオーバーヒートにも繋がる可能性があります。 暖房の効きが悪いときは、なるべく早めに原因を追求し、修理しましょう。 冷却水の不足・漏出 冷却水の不足や漏れがあると、冷却水の熱を利用して温風を作る暖房が効かなくなります。 また、冷却水は、エンジンを冷やす目的もあるため、冷却水が不足していたり漏れたりしているときは、早めに修理しましょう。 修理費用が高額になる場合は買い換えも検討しよう 車のエアコンの修理は、故障している部位によって費用が異なります。 部品交換や大がかりな修理をしなければならない場合、エアコンのトラブルだけでなく他の部位まで故障が広がっているときは、修理費用が高くなる可能性があります。 あまりにも修理費用が高いときは、修理することだけを考えるのではなく、新しい車への乗り換えを検討してみるのも1つの方法といえるでしょう。
車が故障したりキズついたりしたときは、まず修理の見積もりを取ろうと考える方が多いのではないでしょうか。 保険が適用できれば見積もりは必要ないと考えてしまうかもしれませんが、見積もりをしないことで思わぬ出費を強いられることがあるため注意しなければなりません。この記事では、車の修理の見積もりの必要性や注意点などについて詳しく解説します。 車の修理の際に見積もりを取った方がよい理由 車の修理をする際、見積もりをとった方がよい理由はさまざまですが、不正請求や不当な修理を防ぐために見積もりは必ずとった方がよいでしょう。 もし、見積もりをとらないまま修理を始めてしまうと、必要のない修理をされたり、修理代を水増し請求をされたりする可能性があります。このような不必要な修理や出費を防ぐためにも、見積もりをとってから修理を始めるようにしましょう。 車の修理の見積もりに費用はかかる? 車の修理の見積もりの費用は、有料の場合がほとんどです。業者によっては無料で修理見積もりをしてくれます。ただし、無料見積もりは車の修理箇所や不具合の症状を写真で見たり話を聞いたりして、概算を出したものであることがほとんどです。 そのため、最初は無料の概算見積りを依頼し、信頼できる業者を見極めたうえで本格的な見積りを依頼し、車の修理の依頼先を選ぶことが大切です。 近年の車は、構造やメカニズムが進化しているだけでなく、コンピュータやセンサー・レーダーなどの精密機器が搭載されていることが多く、たった1箇所の修理であっても、さまざまな部品を取り外し、修理した後に取り付けて調整をしなければなりません。 このように修理の過程が増えており、見積りの際にも部品の取り外しやトラブルシューティングをしてから部品の取り付けをする手順となるため、見積り費用が発生するのです。 車の修理の依頼先 車の修理の依頼先には、民間整備工場やカー用品店、ディーラー・販売店などがあります。ここからは、それぞれの修理依頼先の特徴を紹介します。 民間工場 民間工場は、車の整備や修理を主な業務としている民間業者であるため、車の修理を得意としているケースが多いです。 ただし、整備や修理の質・技術については、在籍している整備士次第となります。そのため、必ずしも民間工場が信頼できるとは断言できません。 信頼できる工場か見極める方法は、過去の修理や整備の実績、業務に使う車(タクシーやバスなど)の取り扱いをしているか、国産車・輸入車・旧車・新型車などあらゆるメーカー・車種・年代の車を取り扱っているかなどを見て、総合的に判断する必要があるでしょう。 修理設備があるカー用品店 修理設備があるカー用品店であれば車の修理を依頼できる場合があります。 ただし、修理に必要な設備が揃っていない場合は、修理を受け付けてくれないこともあるため、事前に修理が可能かどうか確認する必要があります。 ディーラー ディーラーでは、取り扱っているメーカー・車種の修理を受け付けてくれるケースがほとんどです。また、メーカーの看板を背負っているため、信頼性の高い専門的な修理や整備を受けられるのもディーラーの特徴といえるでしょう。ただし、民間工場やカー用品店より、費用が高くなるケースが多いです。 車の修理の見積もりは複数業者から取った方がいい? 車の修理の見積りは、複数の業者からとった方がよいでしょう。 民間工場では、店舗ごとに修理費用が異なるケースがあります。また、カー用品店では、店舗ごとの整備や修理の基本料金はほぼ同じであるものの、業者ごとに料金が異なる場合があります。 ディーラーは、直営店、販売会社が運営するディーラー、サブディーラーなど、運営形態により修理費用が異なることがあるため、同じ看板のディーラーでも運営会社別で見積りをとるとよいでしょう。 車の修理の見積もりにかかる時間 車の修理の見積りには、ある程度の時間がかかります。 外観のキズや損傷であれば、どの業者であっても概算見積りの時間に大差はないでしょう。しかし、車の内部の修理の場合は、部品の取り外し、トラブルシューティングをして、部品の取り付けという手順で見積りを算出しなければなりません。 そのため、車の修理箇所によって見積りの時間が異なります。 場合によっては、2〜3日車を預けて徹底的に調べることもあるため、車を持ち込む際に見積りにどのくらいの時間がかかるか聞いておきましょう。 車の修理の見積もりで見るべきポイント 車の修理見積もりで見ておくべきポイントは次のとおりです。見積もりをとるときは忘れずにチェックしておきましょう。 費用の内訳が書かれているか 修理費用の内訳が明記されているか確認しましょう。 車の修理には、部品を直す方法だけでなく、部品の交換が必要になる場合もあります。 そのため、見積もりをとったときは、修理にかかる費用の内訳が明確になっているか確認しましょう。また、専門的な用語で書かれている場合には、その品目がどのようなパーツで、どのような不具合がおきていて、なぜ修理または部品交換が必要なのかしっかり確認してください。 相場とかけ離れていないか 修理費用には、ある程度の相場があります。 一般的な相場とかけはなれた修理費用が提示された場合は、費用を水増しされている可能性が高いでしょう。ただし、相場を調べるのは時間がかかるため、一旦持ち帰って検討する旨を伝え、見積もりを持ち帰って相場とかけはなれていないか確認してください。 営業がしつこくないか 見積もりをとったときに、しつこい営業をされた場合も注意しましょう。 しつこく営業してくる業者は、他社と比較されたくないという理由から、その日に修理をする約束を取ろうとします。しつこい営業をされたときは、「時間がない」や「改めて連絡する」などの理由で、一旦持ち帰るようにしましょう。 見積もりを持ち帰って、落ち着いた状況で考えてから修理を依頼した方が、納得できる修理ができます。また、しつこい営業は、きっぱりと断りましょう。 見積もりと実際の金額に差が生じるケース 車の修理が終わり、納車して清算する段階になったとき、修理見積りにはなかった追加修理をされていることがあります。 これは、見積りの段階ではわからなかったトラブルや不具合が発生したときに起きやすいです。修理依頼をして、追加修理が必要になったときは、追加分の見積りと納期への影響を連絡してもらいましょう。 もし、追加修理をしなければ走行や安全性に影響するのであれば、追加修理もあわせて実施しておくことをおすすめします。