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クルマを走行させている最中に排気音が異常に大きいと感じた場合、マフラーが損傷している可能性があります。そのままにしておくと重大な事故につながる危険があるため、速やかにクルマを止めてマフラーが壊れていないか確認しなければなりません。 今回は、マフラーが壊れている場合にどのような修理が必要なのか、修理方法や応急処置方法を紹介します。 クルマのマフラーの故障の種類 ここでは、マフラーの主な故障・損傷の原因について紹介します。 ・腐食(マフラーの内部で発生した水分や路面から跳ね上げられた水などによって腐食して穴が空く)・損傷(段差や石などにぶつけて損傷して穴が空く)・塩害(塩水や潮風によって腐食して穴が空く) この他にも、さまざまな理由で損傷しますが、主な故障原因は上記の3つです。走行中の音が大きいと感じたときは、クルマの下を覗き込んでマフラーを確認してみてください。 クルマのマフラーの応急処置 マフラーが損傷していると、排気音が大きくなり、近隣住民に迷惑がかかる可能性があります。マフラーの損傷に気がついたときは、応急処置として市販の修理キットを利用するとよいでしょう。 なお、市販の修理キットで対応できるマフラーのトラブルは、部分的に穴が空いているケースのみです。マフラー全体が錆びていたり、穴が空いている箇所が複数あったりする場合には、業者に依頼して修理や交換してもらいましょう。 クルマのマフラーの修理の依頼先 マフラーの修理は、ディーラーや整備工場など、クルマの点検・整備をしているところに依頼できます。ここでは、修理の依頼先について解説します。 ディーラー ディーラーではマフラーの修理が可能です。また、正規品への交換が可能なため、交換する場合でも安心してクルマを預けられます。ただし、ディーラーならではの高い技術で修理したり正規品へ交換したりするため、費用が高額になる傾向があります。 整備工場 整備工場でもマフラーを修理できます。整備工場では、部分的な修理や溶接など、さまざまな方法での対応が可能なため、要望にあう修理をしてもらえるでしょう。ただし、クルマからマフラーを取り外すなど、専門性の高い修理を依頼すると、費用が高額になる可能性があります。 カー用品店 カー用品店でもマフラーの修理ができる場合があります。また、修理だけでなく、アフターパーツへの付け替えも可能です。 修理と付け替えのどちらにするかは、修理費用や付け替え費用の見積もりによって決めることとなるでしょう。マフラーが損傷したタイミングでアフターパーツに交換したいと考えているときは、カー用品店への相談をおすすめします。 クルマのマフラーの修理費用 マフラーの修理内容別の費用相場は次のとおりです。 ・マフラーの穴埋め:5,000円〜・複数箇所の修理:1万円〜・マフラー交換:5万円〜 上記はあくまでも目安です。車種やマフラーのタイプによって費用が異なるため、修理の際は見積もりを出してもらってから修理するか交換するか判断しましょう。 マフラーの交換が必要なケース マフラーを交換するかどうかは、劣化や損傷具合によって異なります。修理で対応できないほど錆びていたり劣化していたりする場合は、マフラーの交換が必要です。そのため、クルマの下を覗き込んだときに明らかにマフラー全体が錆びているときは、ディーラーや整備工場に相談して、どのように対応をするか決めましょう。 まとめ クルマのマフラーは、使用環境や使用方法によって錆びたり劣化したり壊れたりします。もし、走行中の排気音が大きくなったと感じたときは、マフラーに穴が空いていないか、錆びていないかなどをチェックしてみてください。対応方法がわからない場合は、無理に自分で修理しようとせずに業者に相談しましょう。
走行中の飛散物や事故などによってクルマのライト類が損傷した場合、早めに修理しなければなりません。今回は、クルマのライトが損傷したときの修理の依頼先、費用の相場、交換方法に加えて、ライト類の修理をしなかったときのリスクについて解説します。ヘッドライトが傷ついてしまった方や修理を考えている方はぜひ参考にしてみてください。 ヘッドライトの修理の依頼先 クルマのライト類のなかでも損傷しやすいのは、クルマの前方に取り付けられているヘッドライトです。ここでは、ヘッドライトが損傷した場合の修理の依頼先について紹介します。 ディーラー ヘッドライトの修理の依頼先として最初に思い浮かべるのは、クルマを購入したディーラー(販売店)ではないでしょうか。 クルマの修理や点検・整備、車検などを実施しているディーラーではヘッドライトの修理も受け付けています。また、純正品を用いて修理するため、安心してクルマを預けられるでしょう。 ただし、純正品を使用する場合には費用が高額になりやすい傾向があります。そのため、ディーラーに依頼する際には、事前に見積もりを取って整備工場やカー用品店と費用を比較したほうがよいでしょう。 整備工場 整備工場は、その名前のとおりクルマの整備や修理を専門としており、ヘッドライトの修理や交換を依頼できます。また、中古品を使った修理によって費用を抑えられます。 ただし、ヘッドライトの交換や修理を依頼する場合は、法令で定められている光軸調整を実施してくれるかどうかを確認しておくことが重要です。部品交換だけで済ませる整備工場に依頼すると、整備不良で車検に通らなくなる可能性があるため、慎重に依頼する工場を選びましょう。 カー用品店 カー用品店でも、ヘッドライトの修理や交換に対応している場合があります。すべてのカー用品店で実施しているわけではありませんが、車検を実施していたり、点検・整備を行っているカー用品店であれば、ヘッドライトの修理や交換も受け付けているでしょう。 カー用品店に依頼するメリットは、好みのバルブ(電球)やライトに交換できることです。また、カー用品店に依頼するときは、整備工場と同様に光軸調整や法律に則ったバルブに交換してくれるかなどを確認してから依頼先を選びましょう。 ガソリンスタンド 車検や点検・整備を実施しているガソリンスタンドでは、ヘッドライトの修理や交換が可能です。ただし、バルブ交換のみ対応しているところもあるため、ヘッドライトそのものが損傷している場合は、受け付けてもらえない可能性があります。ガソリンスタンドに依頼する際には、どこまで対応可能なのかをあらかじめ問い合わせておきましょう。 ヘッドライトの修理費用の相場 ヘッドライトの修理費用は、バルブ交換、レンズの修理、本体交換など、場所と内容によって異なります。修理内容別の費用相場は以下のとおりです。 ・バルブ交換:1,000円〜1万円程度・レンズの修理(ヘッドライトのヒビや割れ):1万〜5万円程度・ヘッドライトユニットの交換:3万円程度〜 ヘッドライトの修理は自分でできる? ヘッドライト交換は、基本的に部品を取り外して付けるだけの作業であるため、自分でも実施できます。 ただし、ヘッドライトを交換した際には光軸調整も必要です。この光軸調整には、専門知識が必要で、なおかつ車検の合否にも影響するため、慎重に行わなければなりません。 どのように調整すればいいのかわからない場合は、ディーラーや整備工場に依頼したほうがよいでしょう。 ヘッドライトの修理・交換にかかる期間 ヘッドライトの修理や交換にかかる期間は、短くて数分、長いと数日程度です。バルブ交換だけであれば、数分で作業が完了します。しかし、ヘッドライトユニットそのものを交換する際は部品の取り寄せや脱着、光軸調整が必要なため、数日かかる場合があります。 そのため、見積もりをとったときに、修理期間も合わせて確認しておきましょう。また、ヘッドライトの修理や交換に日数がかかる場合は、代車を用意できるかも確認しておくことが大切です。 ヘッドライトの破損を放置するのは違反になる? ヘッドライトをはじめとするライト類の破損や球切れなどをそのままにしておくのは整備不良(違反行為)とみなされます。そのため、破損や球切れに気づいたら早めに修理や交換をしてください。 また、ヘッドライトやテールランプなどのライト類が故障していたり不具合が起きていたりすると、走行中に周囲の交通に危険を及ぼす可能性があります。安全にクルマを走らせるためにも、ライト類の破損は放置にしないようにしてください。 ヘッドライトの修理費用を抑える方法 ヘッドライトの修理費用を抑える方法の一例は、以下のとおりです。 ・メーカー保証を利用する・複数の業者から見積もりを取る・中古品やリビルト品を使う・保険で直すなど 上記の方法を利用すると、出費を抑えられます。ただし、それぞれにメリットやデメリットがあるため、ディーラーや整備工場の担当者と相談しながらどの方法で修理するか決めましょう。 ヘッドライトの交換が必要になるケース ヘッドライトやテールランプなどのライト類は、故障や損傷だけでなく、光量が減少してきたときにも交換が必要です。夜間の走行中に前方が見えにくいと感じたときは、一度ディーラー・販売店や整備工場などに相談するとよいでしょう。 まとめ ヘッドライトやリアコンビランプなどのライト類は、不具合やトラブルが発生すると整備不良として取り締まられたり、車検に合格できなかったりします。このようなことから、ライト類にトラブルが発生したら、早めにディーラーや整備工場などに相談して対処することが重要です。
8ナンバー車の車検のサイクルは自家用車と異なります。適切な頻度で受けるためにも、8ナンバー車の車検のサイクルを把握しておきましょう。 この記事では、8ナンバー車の車検の期間や内容、費用も紹介します。 8ナンバー車の基準 8ナンバー車とは、ベースの車輌を改造して特殊な設備を備えたクルマのことです。ナンバープレートの地名の横に記載されている2〜3桁の頭の数字が8から始まる場合、8ナンバー車に該当します。 自動車の用途は「特種用途自動車」に区分され、全部で78種類の車体形状があります。たとえば、救急車や消防車などの緊急車輌のほかに、特殊な設備が備えられた以下のクルマも8ナンバー車です。 ・郵便車(13形状)・アスファルト運搬車(15形状)・車いす移動車(2形状)・キャンピングカー(3形状) 自家用車を改造して8ナンバーとして登録することもできます。ただし、8ナンバーとしてクルマを登録するには、条件をクリアしたうえで構造変更手続きをしなければなりません。 8ナンバー車の車検は何年ごとに受けるのか 8ナンバー車は、新車で登録してから2年後に初回車検、以降も2年ごとに車検を受ける必要があります。貨物自動車(1ナンバー車や4ナンバー車)は、新車で登録してから2年後に初回車検、以降は1年ごとに受けなければなりません。(一部を除く) 8ナンバー車は2年に1回で済むため、車検にかかる費用や手間を抑えられます。なお、日常で使用している自家用乗用車(3ナンバー車や5ナンバー車)は、新車で登録してから3年後に初回車検、以降は2年ごとに車検を受けます。 8ナンバー車の車検費用 8ナンバー車にかかる車検費用は、他の用途のクルマと異なります。ここから、8ナンバー車の車検費用について詳しく紹介します。 車検料金 車検料金は、依頼先の業者によって異なります。8ナンバー車は、特殊な設備が備えられているため、自家用乗用車より車検費用が高く設定されているケースが多い傾向にあります。 また、特殊な設備が備えられていることにより、車検を受け付けてもらえないケースも少なくありません。購入店またはベース車輌のディーラーに、8ナンバー車の車検が可能かどうか確認してみてください。 なお、車検料金のほかに整備箇所の部品代や工賃もかかります。 自賠責保険料 自賠責保険料は用途や車種、契約期間によって保険料が異なります。自賠責保険料とは、事故発生時に被害者を補償する保険のことであり、公道を走行する際に必ず加入しなければなりません。 8ナンバー車は2年ごとに車検を受ける必要があるため、基本的に24ヶ月で加入します。8ナンバー車の自賠責保険料は以下のとおりです。 24ヶ月 25ヶ月 3輪以上の自動車(キャンピングカーなど) 1万9,980円 2万580円 軽自動車(検査対象車) 1万1,290円 1万1,530円 緊急自動車 7,470円 7,560円 霊きゅう自動車 7,930円 8,040円 教習自動車 7,930円 8,040円 ※離島以外の地域(沖縄を除く) 出典:損害保険料率算出機構「2.基準料率 (その5 28〜21ヶ月契約)」 自家用乗用車の24ヶ月分の自賠責保険料は1万7,650円です。一部のクルマを除いて、8ナンバー車のほうが保険料が高いことに留意してください。 なお、8ナンバー車であることは任意保険料に影響しません。8ナンバー車でも、自家用車と同様の方法で任意保険料が算出されます。ただし、保険会社によっては8ナンバー車の任意保険を取り扱っていない場合がある点に注意しましょう。 重量税 4ナンバー車の重量税は、車輌総重量によって税額が決まります。税額は以下のとおりです。 車輌重量 基準の税額 新規登録から13年経過 新規登録から18年経過 〜1t 8,200円 1万1,400円 1万2,600円 〜2t 1万6,400円 2万2,800円 2万5,200円 〜3t 2万4,600円 3万4,200円 3万7,800円 〜4t 3万2,800円 4万5,600円 5万400円 〜5t 4万1,000円 5万7,000円 6万3,000円 出典:国土交通省「2023年5月1日からの自動車重量税の税額表」 なお、自動車税に関しては自家用乗用車より税額が安くなっています。排気量2L〜2.5Lの場合、8ナンバー車は3万4,800円、自家用乗用車は4万3,500円です。 参考:千葉県ホームページ「令和5年度自動車税種別割税率及び月割税額早見表」 印紙代 8ナンバー車の印紙代は、依頼する業者が「指定工場」か「認証工場」かによって、金額が異なります。 各工場ごとの印紙代は、以下のとおりです。 ・指定工場:1,800円・認証工場:2,300円 指定工場は、自社の工場で車検の検査を行えます。「保安基準適合証」を交付できる工場のため、運輸支局に車輌を持ち込む必要がありません。 一方、認証工場では車検の検査を実施できません。車輌を運輸支局に持ち込む必要があります。印紙代を抑えたい場合は、指定工場の認証を受けている業者に依頼しましょう。 なお、ほとんどのディーラーや車検専門店、自動車販売店は指定工場の認証を受けています。 参考:国土交通省「登録・検査手数料一覧表」 8ナンバーのメリット・デメリット 8ナンバー車のメリットとデメリットは、以下のとおりです。 ■メリット・自動車税が自家用車より安い・貨物車(1ナンバー車や4ナンバー車)より車検のサイクルが長い ■デメリット・自賠責保険料が高い・任意保険を扱っていない保険会社もある 8ナンバー車は自賠責保険料が高く、任意保険を取扱っている保険会社が限られているものの、税金の納付額や車検の回数を抑えられます。そのため、8ナンバーに登録し直せばクルマの維持費を抑えられる場合があります。 たとえば、4ナンバーとして登録しているハイエースをキャンピングカーに改造して、8ナンバーを取得するといった方法です。ただし、8ナンバーを取得するには定められた条件をクリアしたうえで、構造変更手続きを運輸支局で行う必要があります。 構造変更手続きには書類審査と実車審査があり、厳しい審査に合格しなければ8ナンバーを取得できません。過去に節税目的で不正に8ナンバーを取得するユーザーが増えたために、構造変更手続きが厳格化されました。8ナンバーへの登録を検討される場合には、条件と手続きの手間を十分に理解したうえで行いましょう。 まとめ 8ナンバー車は、新車で登録してから2年後に初回車検、以降は2年ごとに車検を受けます。車検費用の内訳は他のクルマと同じではあるものの、自動車税が安いため、8ナンバーに登録し直せばクルマの維持費を抑えることが可能です。ただし、8ナンバーに登録し直すには車輌を改造して、運輸支局で構造変更手続きをしなければなりません。 しかし、構造変更手続きは厳しくなっており、容易に8ナンバーを取得できない可能性もあります。8ナンバーの構造変更を検討している場合は、改造や手続きの手間を考慮しましょう。
4ナンバー車は、自家用乗用車とは異なり1年ごとに車検を受ける必要があります。費用も異なるため、4ナンバー車の車検を受ける前に正しい情報を知っておくとよいでしょう。 この記事では、4ナンバー車の車検期間や費用について紹介します。 4ナンバー車の基準 4ナンバー車とは、自動車のナンバープレートの地名の横に記されている分類番号が「4」から始まるクルマのことです。 分類番号はクルマの用途や大きさなどによって分けられており、4ナンバーは「小型貨物自動車」または「軽貨物自動車」に該当します。たとえば、貨物運送を目的としたワゴン車や軽トラックなどがあります。 参考:国土交通省「ナンバープレートについて(登録部門)」 荷物を運ぶためのクルマであることから、以下の基準を満たさないと4ナンバー車として登録できません。 ・車輌の荷物積載スペースの床面積が1㎡以上ある(軽自動車は0.6㎡以上)・後部座席より荷物を乗せるスペースが広い・積載可能重量が乗車定員重量より重い(乗員一人55kgとして計算)・荷物の積降口が横80cm以上、高さ80㎝以上ある(軽自動車は横60cm以上、高さ80cm以上)・荷物を乗せるスペースと人が乗る席の間に壁や保護仕切りがある 出典:国土交通省「自動車の用途等の区分について(依命通達)」 また、4ナンバー車は以下の車輌サイズや排気量の基準を満たす必要があります。 ・全長:4,700mm以下(軽自動車は3,400mm以下)・全幅:1,700mm以下(軽自動車は1,700mm以下)・全高:2,000mm以下(軽自動車は2,000mm以下)・排気量:660cc以上〜2,000cc以下 上記の基準を1つでも満たない場合は、4ナンバー車ではなく1ナンバー車(普通貨物自動車)として登録しなければなりません。 4ナンバー車の車検は何年ごとに受けるのか 4ナンバー車は、事業用や自家用などの用途を問わず、以下のとおりに車検を受けます。 ・車輌総重量8t未満:1年ごと(初回車検は新車登録してから2年後)・車輌総重量8t以上:1年ごと・軽自動車:2年ごと 4ナンバー車であっても、車種によって車検の有効期限が異なることに留意してください。 なお、8ナンバー車は新車で登録してから2年後、以降も2年ごとに車検を受ける必要があります。8ナンバー車とは特種用途自動車のことで、消防車や救急車などの緊急自動車のほかに、ゴミ収集車やキャンピングカーも該当します。 4ナンバー車の車検費用・税金 4ナンバー車は、貨物自動車として登録されているため、日常で使用している自家用乗用車(3ナンバー車や5ナンバー車)とは車検費用や税金が異なります。 続いて、4ナンバー車の車検費用や税金を紹介します。 車検料金 4ナンバー車の車検料金は車種や依頼する業者によって異なり、目安は2万〜5万円程度です。車検料金とはクルマの整備費用のことで、部品代や工賃のほかに保安基準に適しているかどうかの検査費用も含まれています。 費用を抑えたい場合は、車検料金を低く設定している業者に依頼するとよいでしょう。なお、近年では車種を問わず車検料金を一律にしている業者もいます。 自賠責保険料 4ナンバー車の車検にかかる自賠責保険料は、以下のとおりです。 12ヶ月 24ヶ月 小型貨物自動車 自家用:1万2,850円営業:1万5,830円 自家用:2万340円営業:2万6,240円 軽貨物自動車(検査対象車) 1万1,440円 1万7,540円 出典:自動車損害賠償責任保険基準料率表_2023年1月18日届出 4ナンバー車は、長距離走行が多いと想定されており、事故のリスクが高いため保険料が高く設定されています。現に自家用乗用車の24ヶ月分1万7,650円に対して、4ナンバー車は2万340円と、2,690円の差があります。 重量税 3ナンバー車や5ナンバー車の場合、重量税は車輌重量をもとに算出されますが、4ナンバー車は車輌総重量によって税額が決まります。また、車齢が13年または18年を超えた場合は、それぞれ重課されます。 4ナンバー車の1年あたりの重量税は、以下のとおりです。 【自家用4ナンバー車】 1t以下 3,300円 1t超2t以下 6,600円 2t超3t以下 9,900円 3t超4t以下 1万3,200円 4t超5t以下 2万500円 5t超6t以下 2万7,500円 6t超7t以下 2万8,700円 7t超8t以下 3万2,800円 【事業用4ナンバー車】 1t以下 2,600円 1t超2t以下 5,200円 2t超3t以下 7,800円 3t超4t以下 1万400円 4t超5t以下 1万3,000円 5t超6t以下 1万5,600円 6t超7t以下 1万8,200円 7t超8t以下 2万800円 【軽貨物自動車(検査対象車)】一律 6,600円 出典:国土交通省「継続検査等時における自動車重量税の税額」 印紙代 4ナンバー車の印紙代は、どこで車検を受けるかによって金額が異なります。クルマの整備工場には「指定工場」と「認証工場」があります。 指定工場は自社の工場で車検の検査を行えるため、検査終了後に発行する保安基準適合書を運輸支局に提出すれば、更新後の車検証が交付されます。一方、認証工場は自社の工場で車検の検査を行えないため、クルマを運輸支局の車検検査場に持ち込まなければ更新後の車検証が交付されません。 指定工場と認証工場で車検を受けた場合、印紙代は以下のとおりです。 ・指定工場:1,800円・認証工場:2,200円 出典:国土交通省「検査手数料」 印紙代を抑えたい場合は、指定工場で車検を依頼するとよいでしょう。なお、多くのディーラーや整備工場は指定工場の認証を受けています。 車検に関する4ナンバー車のメリット・デメリット 4ナンバー車は貨物自動車に分類されるため、自家用乗用車と比べて車検制度や税金などが異なります。車検に関する4ナンバー車のメリットとデメリットは以下のとおりです。 メリット 4ナンバー車のメリットは、自動車税が安い点です。 自動車税は基本的にクルマの排気量に応じて税額が変わるものですが、4ナンバー車は最大積載量で金額が決まります。4ナンバー車と自家用乗用車の自動車税の違いは、以下のとおりです。 ・4ナンバー車:最大積載量1t以下 排気量1.5L以上(4人乗り以上) 1万6,000円・自家用乗用車:総排気量1.5L〜2L以下 3万6,000円 デメリット 4ナンバー車のデメリットは、車検の頻度が高いことです。車輌総重量が8t未満の場合、初回車検以降は1年ごとに車検を受ける必要があるため、その分維持費がかかります。また、自家用乗用車よりも自賠責保険料が高いため、より費用がかさんでしまいます。 ただし、車検の頻度が高いほどクルマを点検する機会が増えるため、安心感を得られるでしょう。 なお、軽貨物自動車の初回車検以降は、自家用乗用車と同様に2年ごとに車検を受けます。4ナンバー車の維持費を抑えたい場合は、軽自動車を選択するとよいでしょう。 5ナンバー車と4ナンバー車の車検の違い 5ナンバー車と4ナンバー車の車検内容の違いは以下のとおりです。 ・自賠責保険料が異なる・重量税が異なる・車検の頻度が異なる 上記により、5ナンバー車と4ナンバー車では車検にかかる費用が異なります。 続いて、5ナンバー車と4ナンバー車の2年間でかかる維持費を比較してみましょう。 【5ナンバー車】2年に1回車検を実施モデル例:トヨタ ノア X スペシャルエディション(2013年式)排気量:1,986cc 車輌重量:1,590kg ■自動車税:7万2,000円(2年分)※3万6,000円×2 ■車検費用:10万2,650円(1回分)(車検費用の内訳)・車検料金:5万円・自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月分)・重量税:3万2,800円・印紙代:2,200円 5ナンバー車の2年間の維持費は17万4,650円程度です。 【4ナンバー車】1年に1回車検を実施モデル例:トヨタ ハイエースバン スーパーGL(2010年式)最大積載量:1,000kg 車輌総重量:2,140kg ■自動車税:1万6,000円(2年分)※8,000円×2 ■車検費用:14万9,900円(2回分)(車検費用の内訳)・車検料金:5万円・自賠責保険:1万2,850円(12ヶ月分)・重量税:9,900円・印紙代:2,200円 4ナンバー車の2年間の維持費は16万5,900円程度です。 ※モデルや用途によって金額は変動します。 まとめ 4ナンバー車は、以下の間隔で車検を受けます。 ・車輌総重量8t未満:初回2年、以降1年ごと・車輌総重量8t以上:1年ごと・軽自動車:2年ごと 4ナンバー車は、自動車税を抑えられるメリットがある一方、車検の頻度が多く自賠責保険料が高いデメリットがあります。 4ナンバー車を登録する際は、メリットとデメリットを理解したうえで、自分のライフスタイルやニーズに合っているかどうかを判断することが重要です。とくに、車検や保険料などは長期的に考えると大きな負担になるため、しっかりと確認しておきましょう。
クルマは2年ごとに車検を受けないと、公道を走行できません。ただし、クルマによっては登録してから3年後に車検を受ける場合もあります。 適切な頻度で受けられるように車検のサイクルについての知識を深めましょう。この記事では、車検の頻度が3年のクルマや、初回車検の費用の目安について紹介します。 車検の有効期限が初回3年のクルマ 車検の有効期限が初回3年のクルマは、自家用乗用車と自家用軽自動車です。 もともと自家用乗用車の初回車検は、新車で登録してから2年後でしたが、昭和58年に3年へ延長されました。 ここでは、車検の有効期限が初回3年のクルマの詳細を紹介します。 自家用乗用車(普通・小型) 自家用乗用車とは、人の移動のために利用される、定員10人以下のクルマのことです。買い物や通勤など日常で使用しているクルマであり、普通車(3ナンバー車)や小型車(5ナンバー車)が該当します。 普通車と小型車の規格は、以下のとおりです。 排気量 ボディサイズ 普通車 2,001cc以上 全長4,701cm以上×全幅1,701mm以上×全高2,001mm以上 小型車 660cc〜2,000cc以下 全長4,700mm以下×全幅1,700mm以下×全高2,000m以下 ただし、自家用乗用車でも、レンタカーは新車で登録してから2年後に初回車検を受けます。個人が所有する自家用乗用車とは初回車検の時期が異なることに留意してください。 自家用軽自動車 自家用軽自動車とは、黄色のナンバープレートが取り付けられている、人の移動のために利用されるクルマのことです。自家用乗用車と同様に普段の日常で使用されているクルマであり、以下の規格が定められています。 排気量 ボディサイズ 軽自動車 660cc以下 全長3,400mm以下×全幅1,480mm以下×全高2,000mm以下 出典:軽自動車検査協会「軽自動車の規格のはじまり」 新古車は3年よりも短くなることに注意 新古車とは、試乗車や展示車として使うため、もしくは販売ノルマ達成のために販売店やディーラーが自社名義で登録しているクルマです。新車の場合は購入時点で名義を登録するため、そこから3年が車検の有効期間になります。しかし、新古車の場合は購入より前に名義が登録されているため、買ってから初回車検までの期間が3年よりも短くなってしまいます。 たとえば、以下の新古車を2024年4月に購入しても、初度登録年月日から3年後の2026年10月25日までに受ける必要があります。 ・初年度登録月日:2023年10月25日・車検満了日:2026年10月25日 新古車の初回車検は、購入してからぴったり3年後ではないことに留意してください。 2回目以降の車検は2年ごとに受ける 自家用乗用車の2回目以降の車検は、2年ごとに受けます。たとえば、2024年4月30日に初度登録をした場合、クルマの車検のサイクルは以下のとおりです。 ・初回車検:2027年4月30日まで・2回目の車検:2029年4月30日まで・3回目の車検:2031年4月30日まで・4回目の車検:2033年4月30日まで・5回目の車検:2035年4月30日まで・以降も2年ごと 自家用乗用車の初回車検は3年、以降は2年ごとと覚えておきましょう。 初回の車検の有効期限が1年・2年のクルマ クルマによっては、新車で登録してから1〜2年後に初回車検を受ける場合もあります。 初回車検の有効期限が1年のクルマの一例は、以下のとおりです。 自家用 ・貨物自動車 ※8t以上・大型特殊貨物自動車 ※8t以上・幼児専用バス ※定員10人以下・マイクロバス ※定員11人以下 運送事業用 ・旅客自動車(バス、タクシー、ハイヤー)・貨物自動車 ※8t以上 初回車検の有効期限が2年のクルマの一例は、以下のとおりです。 自家用 ・貨物自動車 ※8t未満 以降1年ごと・軽貨物自動車 以降2年ごと・特種用途自動車 以降2年ごと(貨物用の一部は初回車検が1年)・大型特殊自動車 以降2年ごと(貨物用の一部は初回車検が1年) 運送事業用 ・旅客自動車(軽自動車) 以降2年ごと・貨物自動車 ※8t未満 以降1年ごと レンタカー ・乗用車(普通・小型・軽自動車) 以降1年ごと 事業用や使用頻度が多いクルマは、自家用乗用車より走行距離が延びやすく、部品の消耗が早い傾向にあります。そのため、新車で登録してから1〜2年後に初回車検を受ける必要があり、自家用乗用車と車検のサイクルが異なります。 3年目の車検の特徴 3年目の車検は初回車検にあたり、異常がないケースが多いため、整備しなくても車検に通ることがほとんどです。ただし、クルマの使い方や状態によっては、多くの部品交換を業者に提案される可能性があります。 たとえば、以下のような部品があげられます。 交換部品・箇所 交換時期の目安 エンジンオイル 3,000〜5,000km(3ヶ月〜6ヶ月)に1回 エンジンオイルフィルター エンジンオイル交換2回のうち1回 バッテリー 2〜3年に1回 ブレーキフルード 2年に1回 ブレーキパッド 3万km〜5万kmに1回 スパークプラグ 1万5,000km〜2万kmに1回 クーラント液 2年に1回 エアコンフィルター 1年に1回 ワイパーゴム 1年に1回 提案された部品を交換しておけば、良好なコンディションで運転できるうえに、クルマの故障を防げます。売却時に高値がつく可能性も高くなるでしょう。 業者に提案されたとはいえ、部品の劣化は車検に響くわけではないため、交換を見送ることも可能です。しかし、以下のような状態では保安基準を満たしていないため、交換もしくは整備しなければ車検に通りません。 ・タイヤの溝の残量が1.6mm以下・ライト類の球切れ・オイル類の漏れ 3年目の車検の費用の目安 3年目の車検の費用の目安は、以下のとおりです。 ・軽自動車:5万5,940円〜9万5,940円程度・5ナンバー車:7万円4,050円〜13万4,050円程度・3ナンバー車:9万8,450円〜15万2,250円程度 車検費用の内訳や各クルマのシミュレーションをみていきましょう。 費用の内訳 車検の費用は「法定費用」と「整備費用」の2つに分けられます。法定費用は以下の3つで構成されており、どこの業者に依頼しても金額は変わりません。 ・自動車重量税(2年分)※車輌重量や年式で異なる・自賠責保険料(24ヶ月または25ヶ月分)・印紙代 一方、整備費用には以下3つがあり、車検を依頼する業者やクルマの状態で金額が変わります。 ・車検基本料・部品代・工賃 なかでも車検基本料は、業者によって数万円程度の差があります。各業者ごとの車検基本料の目安は、以下のとおりです。 ・ディーラー 3万円〜8万円程度・整備工場 2万円〜6万円程度・カー用品店 1万円〜4万円程度・ガソリンスタンド 1万5,000円〜3万円程度・車検専門店 1万円〜3万円程度 費用を抑えたい場合は、車検基本料を低く設定している業者に車検を依頼するとよいでしょう。 ただし、車検基本料が低く設定されている場合、最低限の項目しか整備を実施しないケースがあります。愛車のコンディションを良好に保ちたい場合は、ディーラーや整備工場に依頼しましょう。 シミュレーション 3年目の車検の費用がどれくらいかかるのか、シミュレーションしてみましょう。各車種の目安の金額は、以下のとおりです。 【軽自動車】N-BOXやタントなど ■法定費用自動車重量税:6,600円自賠責保険料:1万7,540円印紙代:1,800〜2,300円 ■整備費用車検基本料:1万円〜5万円程度部品代:1万5,000円程度工賃:5,000円程度 ■合計:5万5,940円〜9万6,440円程度 【5ナンバー車】アクアやノートなど ■法定費用自動車重量税:2万4,600円 ※車種によって変動自賠責保険料:1万7,650円印紙代:1,800〜2,300円 ■整備費用車検基本料:1万円〜7万円程度部品代:1万5,000円程度工賃:5,000円程度 ■合計:7万円4,050円〜13万4,550円程度 【3ナンバー車】VOXYやステップワゴンなど ■法定費用自動車重量税:3万2,800円 ※車種によって変動自賠責保険料:1万7,650円印紙代:1,800〜2,300円 ■整備費用車検基本料:1万円〜8万円程度部品代:1万5,000円程度工賃:5,000円程度 ■合計:8万2,250円〜15万2,750円程度 参考:国土交通省「2023年5月1日からの自動車重量税の税額表 /三井住友海上「自賠責保険 保険料例(本土用)」/国土交通省「登録・検査手数料一覧表」 3年目の車検は、エコカー減税の対象になるケースが多く、重量税が減免または減税されます。愛車がエコカー減税の対象かどうかは、こちらからチェックしてください。 まとめ 初回車検が登録から3年後のクルマは、自家用乗用車と自家用軽自動車です。初回車検以降は、2年ごとに車検を受けます。 ただし、新古車の場合はすでに登録されているため、初回車検は購入してから3年後ではありません。新古車の初回車検は、初度登録日から3年後のため間違えないようにしましょう。 また、クルマの使い方や状態によっては、初回車検時に部品交換を多く提案されるケースがあります。提案された部品をすべて交換しないと車検に通らないわけではないため、交換目安やクルマの状態に応じて判断しましょう。
JKラングラーは、ジープ伝統のデザインに快適性が加わり、10年以上にわたって製造された人気モデルです。実際に所有する場合の維持費について関心をもっている方もいるのではないでしょうか。 今回は、JKラングラーの維持費の内訳を解説するとともに、実際にいくらかかるのかシミュレーションします。 JKラングラーの特徴 JKラングラーは、2007年から2018年まで製造されたジープの代表的なSUVです。先代モデルには設定のなかった4ドアの「アンリミテッド」モデルが導入されたことで、自動車としての魅力がさらに増しました。 このモデルは、従来の2ドア版に加えて、家族やグループでの使用にも適した広いキャビンを備えています。後席へのアクセスが向上しただけではなく、大きなラゲッジスペースも確保されています。乗車定員が5名に増えたうえ、さらに多くの荷物の搭載が可能になり、SUVとしての汎用性が大幅に強化されました。 内装においては、従来のラフな印象から一新され、洗練されたデザインへと進化しました。質感の高い素材が使われ、快適性が向上した座席、そしてエルゴノミクスに配慮したコックピットレイアウトが、長時間のドライビングでも疲れにくい環境を実現しています。 日本市場では、特にアンリミテッドモデルが実用性とブランドイメージで多くのファンを獲得し、ジープ全体の販売台数増加に大きく貢献しました。。複数の要素が融合したJKラングラーは、アウトドアユーザーだけでなく、ファミリーカーとしても高く評価されています。 JKラングラーの維持費の内訳 JKラングラーの維持費を5項目で解説します。なお、製造期間が長いモデルのため、今回は、アンリミテッドの4AT(2007年式)でシミュレーションします。 <車輌スペック>車輌重量:1,980kg総排気量:3,782cc使用燃料:ハイオク燃費:10モード/10・15モード燃費7.1km/L 燃料代 JKラングラーの燃費は、10モード/10・15モードで7.1km/L、実燃費は6km/L程度といわれています。2007年式の排気量3.8Lクラスであることを考えると、納得できる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 通勤で1ヶ月1,000km走行を仮定すると、消費するガソリンは166L、ハイオクガソリンの料金は2万9,299円(*1)、年間換算で35万1,588円(*2)でした。 *1 燃費は6km/Lで算出*2 2024年4月13日時点のハイオクガソリン全国平均価格176.5円/Lで算出 自動車税 JKラングラーは総排気量3,782ccのため、3.5L〜4L以下クラスに該当し、税額は6万6,500円です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)しかし、今回シミュレーションした2007年式のモデルは新車登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて7万6,400円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをシミュレーションした結果、保険料は10万670円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、JKラングラーの保険料は相場よりも割高です。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、製造年数が2007年から2018年と長いことが車両保険の付帯に影響していると考えられます。 車検 JKラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、11万5,550円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※初年度登録から13年以上18年未満で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:11万5,550円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 今回シュミレーションした2007年式のモデルは、13年以上の重課対象となる可能性が高いです。ただし、車検のタイミングによっては、18年以上の重課で5万400円に上がるかもしれません。 なお、実際の車検代は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で把握可能です。 参考:国土交通省「次回自動車重量税照会サービス」 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 JKラングラーは、ラダーフレーム構造でボディが強いため、メンテナンスさえすれば大きなトラブルに発展しにくいのが特徴です。しかし、シフトレバーのワイヤーが抜け落ちてしまう故障が発生しやすいといわれており、修理費用は多少余裕をもって見積もっておく必要があります。 JKラングラーの年間維持費はいくら? JKラングラーの年間維持費は、約69万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:35万1,588円自動車税:7万6,400円任意保険:10万670円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:68万6,433円 1ヶ月あたり約5万7,000円、ローンで購入した場合は返済額、そして駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 JKラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 JKラングラーは、優れたオフロード性能と実用性で知られるジープの代表的なモデルです。しかし、年間維持費は約69万円と決して安くはなく、経済的な負担が大きいと感じる場合もあるでしょう。 JKラングラーの多機能性と堅牢な作りは、ほかのクルマにはない魅力ですが、維持費が重荷になる場合、クルマの売却を検討することも選択肢の1つです。 JKラングラーには多くのファンが存在し、特にアンリミテッドは市場で高い人気を誇ります。適切な時期に売りに出せば、期待以上の価格で売却できるかもしれません。 まとめ JKラングラーは、オフロード性能と日常使用のバランスに優れたSUVとして人気のモデルです。独特の世界観をもつクルマのため、飽きずに長く所有できる1台といえます。 ただし、維持費は年間約69万円と気軽に乗り続けられる金額とはいえません。維持費が負担になっている場合は、乗り換えも検討しましょう。 特に、この世代から導入された4ドアモデルは実用性が高く、中古車市場でのリセールバリューも優れています。旧車専門店であれば高価買取が期待できるため、売却を検討する際はぜひ旧車王へご相談ください。
万が一車検の有効期限が切れると公道を走行できなくなります。車検の時期を忘れないようにするために、受ける頻度やスパンを確認しておきましょう。 ただし、クルマの種類やナンバーによって車検を受けるサイクルが異なる点に注意が必要です。この記事では、車検は何年ごとに受けるのか、事前に確認しておくことについて紹介します。 車検を受けられる期間 車検の有効期限は定められているものの、実施する期間は法律で定められていないため、いつでも受けられます。 ただし、次回の満了日は車検を取得した日から2年間です。あまりにも前倒しで受けてしまうと有効期間が短くなります。 期間に対する車の維持費用(車検費用)の観点から見ると、車検の有効期間が短いことは損失といえるでしょう。車検を受けるタイミングとしては、有効期限の1ヶ月前からがおすすめです。 また、車検は基本的に数日〜1週間程度かかります。愛車を預ける期間を短くしたい場合は、1日車検を実施している業者に依頼するとよいでしょう。 自家用車は何年ごとに車検を受けるのか 買い物や通勤など、日常で使用している自家用車は新車で登録してから3年後、以降は2年ごとに車検を受けます。たとえば、購入した新車が2024年4月30日に初度登録された場合、3年後の2027年4月30日までに初回車検を受けなければなりません。 初回車検以降は2年ごとになるため、2回目の車検は2029年4月30日までに受ける必要があります。また、自家用の軽自動車や250cc超のバイクも同様のサイクルです。 なお、レンタカーも自家用車に該当します。カーリースは所有している場合と同様に、新車で登録してから3年後、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。ただし、レンタカーは新車で登録してから2年後、以降は1年ごとに車検を受けます。同じ自家用車とはいえ、車検のサイクルが異なることに留意してください。 8ナンバー車は何年ごとに車検を受けるのか 8ナンバー車は、自家用車とは異なり新車で登録してから2年後に初回車検を受ける必要があります。8ナンバーとは、特殊な装置を持つクルマにつけられるナンバーのことです。 たとえば、以下の特殊用途自動車が8ナンバーに該当します。 ・パトカー・消防車・救急車・キャンピングカー 初回車検以降は、自家用車と同様に2年ごとに車検を受けます。 貨物車は何年ごとに車検を受けるのか 貨物車は、1ナンバーと4ナンバーで車検のサイクルが異なります。貨物車とは貨物を運送するクルマで、トラックやライトバンなどが該当します。1ナンバーは普通貨物車、4ナンバーは軽貨物車です。 1ナンバーの普通貨物車は、新車で登録してから2年後に初回車検があり、以降は1年ごとに車検を受けなければなりません。 一方、4ナンバーの軽貨物車の場合は、新車で登録してから2年後に初回車検を受ける点は同じものの、以降は2年ごとに受けます。 貨物車でも、ナンバーごとに車検のサイクルが異なることに留意してください。 登録から10年以上経過した中古車も車検頻度は同じ 新車で登録してから10年以上経過した中古車でも、車検の頻度は変わりません。以前までは、登録してから10年以上経過した自家用車は、1年ごとに車検を受ける必要がありました。しかし、1995年に道路運送車両法の変更により、現在では経過年数を問わず初回車検以降は2年ごとに車検を受けます。 また、車検と似ている点検として「法定1年点検」があります。法定1年点検とは、公道を安全に走行するための定期点検のことです。ディーラーや整備工場で受けられる点検で、サイクルは以下のとおりです。※自家用車の場合 1年目:法定点検2年目:法定点検3年目:初回車検4年目:法定点検5年目:車検6年目:法定点検7年目:車検 車検を受ける年ではなくても、クルマのコンディションを把握できるため、故障を未然に防げるでしょう。法定1年点検は、新車・中古車を問わず、道路運送車両法第48条で定められている義務です。 出典:道路運送車両法「第48条」 次回の車検前に確認しておくこと 準備が不十分なまま車検を受けると、再車検を受けなければならないケースがあります。スムーズに車検を受けるためにも、事前に準備をしておきましょう。 ここでは、車検前に確認しておきたいポイントを解説します。 必要書類はそろっているか まずは、車検に必要な書類を揃えましょう。車検に必要な書類は以下の2点です。 ・車検証・自賠責保険証明書 紛失している場合は車検までにそろえる必要があるため、以下を参考に各場所で再発行しましょう。 車検証 普通車:運輸支局軽自動車:軽自動車検査協会 自賠責保険証明書 加入している保険会社の窓口もしくは郵送 また、電子的に納税確認を行えるようになったため、納税証明書の提示は不要です。しかし、納税してから反映されるまで2〜3週間程度かかるため、自動車税の納付後にすぐ車検を受ける場合は納税証明書が必要です。 なお、自動車税の納税証明書は自動車税事務所で再発行します。軽自動車の納税証明書は、市町村役場で再発行できます。 明らかに車検に通らない状態ではないか 保安基準を満たしていないと車検に通らないため、事前にクルマの状態を確認しましょう。たとえば、タイヤに溝があるかどうかや、ヘッドライトが点灯するかどうかなどを確認します。マフラーを切断していたり、車体からタイヤやホイールがはみ出していたりする違法改造は車検に通りません。 保安基準を満たしていない状態で車検を受けると、指摘箇所を直してから再車検を受ける必要があります。再車検は時間や費用が余計にかかるため、スムーズに車検を受けるためにも、クルマに明らかな不備がないかを確認しましょう。 なお、明らかに保安基準を満たしていない状態の場合、車検の依頼を受け付けてくれない業者もいるため注意してください。 車検切れのクルマを車検に出す方法 車検切れでは公道を走行できないため、仮ナンバーを取り付けて車検業者までクルマを持ち込む必要があります。仮ナンバーは、取り付けることにより一時的に公道への走行が許可されるナンバープレートです。 仮ナンバーは、役所で申請した当日に入手できます。ただし、仮ナンバーを取得するには自賠責保険が必要です。自賠責保険も切れている場合は、加入してから仮ナンバーを取得しましょう。 また、車検業者に積載車でクルマを引き取りに来てもらう方法もあります。積載車はクルマ全体を荷台に乗せて走行するため、仮ナンバーの取得が不要です。車検業者によっては引取料を設けているケースもあるため、事前に問い合わせて金額を確認しましょう。 なお、車検が切れた状態で走行すると、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。※自賠責保険も切れていると1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金 違反点数は6点加算されるため、30日間の免許停止処分が下ります。累計点数や前歴によっては免許取消処分が下るため、車検が切れたら公道を走行しないようにしましょう。 参考:道路運送車両法「第58条」「第108条」 まとめ 車検は満了日の1ヶ月前から受けられます。1ヶ月以上前に受けると、車検の有効期限が短くなるため注意が必要です。 また、車検はクルマによって受けるサイクルが異なります。 クルマの種類 初度車検 初度車検以降 自家用車 初度登録から3年後 2年ごと 8ナンバー 初度登録から2年後 2年ごと 4ナンバー 初度登録から2年後 2年ごと 1ナンバー 初度登録から2年後 1年ごと 愛車のサイクルを把握して、車検を切らさないようにしましょう。 なお、車検が切れた場合は公道を走行できません。車検切れの状態で公道を走行すると、罰則や行政罰を受けることになるため、正しい方法でクルマを持ち込みましょう。
定期的に受ける「車検」では、部品の交換をすすめられることがあります。車検で部品交換を提案された際は、本当に実施したほうがよいかどうかを見極める必要があります。今回は、車検時に部品交換をしたほうがいいのか、交換することが多い部品や断れるのかなどについて解説します。 車検で交換することが多い部品 車検で部品交換をすすめられることは決して珍しくありません。クルマの状態に応じて推奨される部品交換には、交換が必須なもの以外に、今すぐに交換する必要はないもののおすすめされるものや、クルマの状態を良好に保つために交換をすすめられるものもあります。 ここでは、車検のタイミングで交換を推奨される部品について解説するとともに、交換頻度や費用の目安について紹介します。 クーラント液 クーラント液は、エンジンをはじめとする部品の冷却に使われる冷却水です。一般的なクーラント液は2年ごとに交換することが推奨されています。最近では、スーパーLLCといわれるロングライフの冷却水を充填しているクルマが増えてきており、交換サイクルも7年〜10年と長くなっています。 クルマによって充填されているクーラント液が異なるため、詳しくは各車種の取扱説明書などで確認してください。なお、クーラント液の交換費用は1,000〜5,000円程度です。 ブレーキオイル ブレーキオイルは、ブレーキを作動させるために使われるオイルです。ブレーキオイルは、クルマの減速や停止など制動に関わる部分であるため、車検ごとに交換しておくとよいでしょう。交換費用は、2,000円〜5,000円程度です。 エンジンオイル エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑・密閉・冷却などに影響する重要なオイルです。そのため、走行距離や時間の経過に応じた適切なタイミングでの交換が必要となります。車検とともにオイル交換を提案されることが多いものの、車検直前にオイル交換をしているのであれば車検時にオイル交換をする必要はないでしょう。 交換費用は、エンジンオイルの種類や使用量によって異なりますが、5,000〜1万円程度が相場です。また、オイルフィルター(エレメント)を交換した場合は、フィルター代や交換工賃などが加算されます。 バッテリー バッテリーは、3年〜4年ごとに交換したほうがよい部品です。バッテリーの電圧が下がったり放電したりすると、エンジンがかからなくなったり、電装品が動かなくなったりします。交換費用はバッテリーのサイズや種類によって異なり、本体代が4,000〜4万円程度、工賃が500〜3,000円程度です。 ブレーキパッド ブレーキパッドは、使用環境や乗り方などによって摩耗状態が異なるため交換時期もクルマによって変わります。ただし、パッドの残量が一定量を下回ったら交換が必要です。交換費用は、パッドの種類や大きさなどによって異なりますが、1万〜2万円程度(4輪分)が相場といえるでしょう。 点火プラグ 点火プラグは、ガソリン車にのみ使用されている部品です。定期的な交換が必要で、プラグの種類や走行距離によって交換するタイミングが異なるため、車検時に交換が必要か確認してもらいましょう。交換費用の相場は1万5,000円程度です。 デフオイル デフオイル(ディファレンシャルギアオイル)は、車検ごとに交換することが推奨されている駆動関係のオイルです。クルマの走行に影響するオイルであるため、推奨されているとおりのスパンで交換しておきましょう。交換費用は、5,000円〜1万円程度です。 クーラント添加剤 クーラント添加剤は、冷却水の防錆・防食性能を復活させ、冷却水の寿命を延ばす添加剤で、年数が経過したクルマへの使用が推奨されています。交換費用は数千円程度です。 エアエレメント エアエレメントは、エアフィルターとも呼ばれる部品です。エンジンに取り込む空気をろ過して不純物が入らないようにする役割があるため、定期的に清掃や交換を実施しなければなりません。車種によって交換費用は異なりますが、5,000千円程度が相場です。 タイヤ タイヤは、残り溝が一定量(1.6mm以下だと車検に通らなくなります)を下回ったり、ひび割れや硬化が進んだりしたときに交換します。サイズや銘柄によって価格が異なるため、見積もりをとってライフスタイルや乗り方に合うタイヤを装着しましょう。 ファンベルト ファンベルトは、エンジンの動力を周りの機器に伝える部品です。ベルトという名称からもわかるように、ゴム製であるため定期的に交換する必要があります。交換費用は取り替えるベルトの数や種類によって異なりますが、1万円程度です。 タイミングベルト タイミングベルトは、10年または10万kmごとに交換が必要な部品です。エンジンの動作に影響する重要な部品であるため、適切な時期に交換しましょう。エンジンの一部を分解して交換するため、交換費用は2万〜5万円程度と高額です。 10万km超で交換が必要なケースが多い部品 走行距離が10万kmを超えると、交換する部品が多くなる傾向があります。走行距離が伸びたときに交換が必要な主な部品は次のとおりです。 ・タイミングベルト・ジョイントブーツ・ショックアブソーバー・オルタネーター・ブレーキキャリパー・ブレーキディスクローター など これらは、部品代と工賃の両方が高額になりやすいため、費用をなるべく抑えたい場合は複数の業者から見積もりを取って比較してから依頼先を決めるとよいでしょう。 車検の部品交換は断ることが可能 車検のタイミングですすめられる部品やサービスは、断ることが可能です。ただし、検査に影響がない部品やサービスに限ります。 たとえば、車検のタイミングですすめられるサービスの1つに、クルマのコーティングがあります。このクルマのコーティングは、コーティング専門店で施工したり、自分で施工したりできるため、車検と同時に行わなければならないわけではありません。 そのため、車検の見積もりに「コーティング(再施工)」などの項目が入っているときは断ることもできます。 車検の部品を持ち込むことで費用を抑えられる 車検の際に部品を持ち込むことで、部品代を安く抑えられる場合があります。ただし、部品の持ち込みが可能かどうかは業者によって異なるため、持ち込みを検討しているときは、事前に問題ないか確認しておきましょう。 まとめ 車検では、さまざまな点検や検査と同時に部品の交換をすすめられます。推奨部品の中には、必須ではないものもあるため、それぞれの部品にどのような役割があるのか、交換が必須なのかなどを確認し、交換するか判断しましょう。
TJラングラーは、ジープらしさが表現されたフロントデザインが特徴のクルマです。実際に所有した場合の維持費が気になっている方もいるのではないでしょうか。どれだけ魅力的なクルマでも、経済的な負担を考慮しなければ後悔することになりかねません。 今回は、TJラングラーの維持費を5つの項目に分けて解説します。所有した際の具体的なイメージが持てるようになるため、最後までご覧ください。 TJラングラーの特徴 TJラングラーは、1996年から2006年にかけて製造されたジープラングラーシリーズの第2世代モデルです。ジープのアイコニックなデザイン、特に丸いヘッドライトと独特なフロントグリルを受け継ぎつつ、現代的なタッチが加えられました。 四輪駆動システム、高い地上高、新開発されたクォドラコイル・サスペンションにより、困難な地形も難なく乗り越えられるオフロード性能を発揮します。 内装は、オフロード性能を最優先しながらも乗員の快適性を重視した設計で、基本的な快適装備を備えており、日常使いからアウトドアまで対応できます。さらに、乗員を守る頑丈な構造とデュアルエアバッグなどの安全装備も申し分ありません。 最終型である2006年モデルには、6速MTを搭載し、走行時の騒音低減や燃費向上を実現しています。 TJラングラーはジープの伝統を継承しながらも、現代の技術と快適性を融合したオフロード車の新たなスタンダードを確立したモデルです。 TJラングラーの維持費の内訳 TJラングラーの維持費を5項目に分けて解説します。複数のモデルがありますが、今回は、型式「E-TJ40S(1996年式)」で試算します。 燃料代 TJラングラーは、輸入車では珍しいレギュラーガソリンモデルです。10モード/10・15モードの燃費は7.1km/L、実燃費は約5km/Lとの声が多くあがっています。排気量が4Lクラスのモデルのため、及第点といえる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 1ヶ月あたりの走行距離を1,000kmだと仮定すると、消費するガソリンは200L、燃料代は3万3,840円(*1)、年間換算で40万6,080円(*2)です。 *1 燃費は5km/Lで算出*2 2024年4月9日時点のレギュラーガソリン全国平均価格169.2円/Lで算出 自動車税 TJラングラーは総排気量3,959ccのため、3.5L〜4L以下のクラスに区分されます。2009年9月30日以前に新車登録した場合の税額は6万6,500円ですが、車齢13年以上の可能性が高いクルマのため、15%重課されて7万6,400円が支払額となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとった結果、保険料は約6万3,000円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、TJラングラーの保険料は、おおよそ相場どおりです。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、新車登録から18年が経過したモデルとしては希少といえます。 車検 TJラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、12万350円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します TJラングラーは2006年で製造を終了、2024年時点で18年経過しており、自動車重量税の重課対象です。決して低額ではないため、資金を計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 車齢の高いクルマですが、ラダーフレーム構造でボディが強いため、細かくメンテナンスすれば大きな故障につながりにくい傾向があります。しかし、エアコンやオルタネーターなどは弱点といわれており、交換が必要となればトータルで数十万円もの費用がかかることになりかねません。 TJラングラーの年間維持費はいくら? TJラングラーの年間維持費は、約70万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:40万6,080円自動車税:7万6,400円任意保険:6万3,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:70万5,655円 1ヶ月あたり約6万円必要です。ローンで購入した場合は返済額、駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 TJラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 TJラングラーは、ミリタリーな雰囲気が満載の独自の世界観が楽しめるクルマです。しかし、排気量4Lでガソリン代や自動車税の負担が大きい点は否めず、維持費が負担に感じるかもしれません。 そのようなときは、売却するのも1つの方法です。TJラングラーは、コンパクトなボディサイズで走りやすく、それでいて個性が光るデザインが評価されています。こまめにメンテナンスされていれば、高く売却できるかもしれません。 まとめ TJラングラーは、販売が終了してから18年が経った今でも、古さを感じない魅力溢れるクルマです。本格的なオフロード性能で走る道を選ばず、個性的なデザインと相まって、所有満足度の高い1台といえるでしょう。 一方で、維持費は年間約70万円と覚悟が必要なクルマでもあります。所有する楽しさよりも負担のほうが大きいと感じた場合は、手放すのも1つの選択肢です。旧車とは思えない独自性の高いデザインや性能、機能は、中古車市場でも評価されています。 売却の際には、旧車としての価値、クルマに備わった魅力を十分に理解している専門業者に相談するのがおすすめです。
クルマにはさまざまな部品が使われており、メンテナンスや交換を怠ってしまうと、トラブルや故障の原因となります。今回は、メンテナンス・交換部品の中でも長期的な間隔で交換が必要なタイミングベルトの交換費用について解説します。また、交換しない場合のトラブルや不具合もなどもあわせて解説するため、タイミングベルトの不調について知りたい方は参考にしてみてください。 タイミングベルトの交換費用 タイミングベルトの交換には、部品代と工賃がかかります。タイミングベルトそのものの部品代はそれほど高くありません。しかし、エンジンの一部を分解するなど手間がかかるため、工賃が高くなります。ここでは、部品代と工賃のおおよその目安を紹介します。あくまでも目安であり、車種やエンジンの型式によってタイミングベルト交換費用が異なるため参考程度に考えてください。 軽自動車 軽自動車のタイミングベルト交換費用は、次のとおりです。 ・部品代:2,000円〜5,000円程度・工賃:2万〜3万円程度合計:2万2,000円〜3万5,000円程度 また、タイミングベルトの交換と同時に取り替える部品は次のとおりです。 ・タイミングベルトテンショナー、プーリー など さらに、エンジンの一部を分解してタイミングベルトを交換する際に、あわせて交換する可能性がある部品は次のとおりです。 ・ウォーターポンプ・クランクシャフトやカムシャフトのオイルシール・プーリー類・その他ベルト類 など なお、車種や交換部品などによって費用は異なります。 普通自動車 普通自動車のタイミングベルト交換費用は、次のとおりです。 ・部品代:2,000円〜1万円程度・工賃:2万円〜4万円程度合計:2万2,000円〜5万円程度 また、タイミングベルトの交換と同時に取り替える部品は次のとおりです。 ・タイミングベルトテンショナー、プーリー など さらに、エンジンの一部を分解してタイミングベルトを交換する際に、あわせて交換する可能性がある部品は次のとおりです。 ・ウォーターポンプ・クランクシャフトやカムシャフトのオイルシール・プーリー類・その他ベルト類 など 軽自動車と同様に車種や交換部品などによって費用は異なります。構造が特殊なクルマだとエンジンの着脱に数時間を要する場合もあるため、10万円程度に工賃が膨らむことも少なくありません。詳細を知りたい場合には、ディーラーや整備工場で見積もりしてもらいましょう。 タイミングベルトの交換時期 タイミングベルトの交換時期は、一般的に10万kmといわれています。ただし、この距離はあくまでも目安のため、10万kmまで異常なく使い続けられる保証はありません。サーキット走行や長距離ドライブを頻繁に楽しんでいる場合には、目安よりも早くタイミングベルトが劣化する可能性が高いです。 また、走行距離だけでなくベルトの劣化の状態によって交換時期は変わるため、定期的な点検を欠かさず行い、劣化や不具合をいち早く見つけましょう。 タイミングベルトの消耗の確認方法 タイミングベルトは、自分で劣化や消耗をチェックするのが難しい部品です。カバーで覆われていたり、エンジンルームの奥に位置していたりするため、見つけられないことがあります。また、ベルトが見つかっても、どのような状態が正常で、どのようになっていたら劣化・消耗しているのかについては、整備のプロでなければ見抜けない可能性が高いです。 タイミングベルトの状態は定期点検のときにプロに見てもらうことをおすすめします。 タイミングベルトを交換しないとどうなる? タイミングベルトを交換しない場合、クルマに不具合が起きたり故障したりします。ここでは、タイミングベルトを交換しなかった場合に起きるトラブルや不具合の代表例を紹介します。 エンジンの出力が低下する タイミングベルトを交換しなかった場合、エンジンの出力が低下する可能性があります。タイミングベルトは、燃焼室と吸排気ポートを遮断するバルブを適切なタイミングで開閉させる役割をもつベルトです。そのため、タイミングベルトが劣化したり消耗したりすると、バルブの開閉のタイミングが狂ってしまい、エンジンの出力が低下する可能性があります。 エンジンが停止する タイミングベルトを交換せずに放置しておくと、ベルトが切れてエンジンが停止する可能性があります。タイミングベルトは、ゴム製の部品です。そのため、時間の経過とともに硬化したりひび割れたりするなどの劣化が進みます。この劣化を放置しておくと、いつかベルトが切れてエンジンが停止してしまいます。 エンジン内部にダメージが加わる タイミングベルトが劣化したり切れたりすると、エンジン内部にもダメージが加わります。 タイミングベルトは、クランクシャフトやカムシャフトなど、エンジンの作動に関わる重要な部品と連動しています。そのため、タイミングベルトにトラブルが起こるとエンジンの調子が狂い、内部に予期せぬダメージが加わります。万が一エンジン内部が故障すると、タイミングベルトの交換よりも高額な修理費用がかかる可能性が高いため、適切な時期にタイミングベルトを交換しましょう。 タイミングベルトへのダメージを最小限に抑える方法 タイミングベルトの劣化や損傷がひどい場合には、一般的な交換時期より早めに交換する必要があります。ここでは、タイミングベルトの交換頻度を最小限に抑えるための注意点を紹介します。 エンジンオイルと冷却液を定期的に点検・交換する エンジンオイルや冷却水の点検や交換を定期的に実施しましょう。タイミングベルトは、ゴム製の部品であるため、熱によって劣化が進みやすくなります。エンジンオイルや冷却水の点検や交換をしなかった場合、エンジンや各部品の冷却効率が下がり、ベルトへダメージを与えてしまうことになります。 そのため、冷却関係(エンジンオイルや冷却水など)のメンテナンス・点検・部品交換は必ず実施しましょう。 エンジンへの浸水を防ぐ エンジンが浸水すると、ベルト類をはじめ、さまざまな可動部品の劣化が進み、トラブルや不具合の原因となります。そのため、アンダーパスの通過や豪雨などによる浸水には注意しましょう。もし、クルマが浸水してしまったら、まずディーラーや整備工場などに相談し、必要に応じてレッカー移動することをおすすめします。 浸水したクルマを無理に動かそうとすると、不具合の範囲が拡大したり、クルマが故障したりするため、無理に動かさないようにしましょう。 エンジンに負荷がかからないように走行する エンジンの回転と連動しているタイミングベルトは、エンジンに負荷がかかる運転をすると、劣化したり消耗が激しくなったりします。そのため、急加速、急発進、急停止などの操作はなるべく控えましょう。丁寧に運転していると、タイミングベルトへのダメージが軽減されるだけでなく、タイヤの偏摩耗を防ぐことができ、燃費も向上します。 まとめ タイミングベルトは、クルマに必要な部品の1つで、定期的に交換しなければなりません。一般的な交換時期は、10年や10万kmといわれますが、クルマの使い方や走行距離によって適切な時期は異なります。 そのため、点検を定期的に受け、タイミングベルトの摩耗や劣化がないか合わせて確認してもらい、トラブルや不具合が起きる前にタイミングベルトを交換しましょう。