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今や希少となったFRスポーツクーペ!日産 シルビアの維持費をご紹介
旧車メンテナンス 2022.02.10

今や希少となったFRスポーツクーペ!日産 シルビアの維持費をご紹介

日産最後のFRスポーツクーペ、シルビアは昭和から平成にかけ、オシャレなデートカーとして若者を中心に大ヒットしました。その人気の秘密は、女性からも支持される優雅なシルエットと、初代から一貫したFRレイアウトによる素直なハンドリングが走り好きの心も掴んだことでしょう。 また、今となってはほとんど見られなくなった希少モデルの小型FRスポーツクーペでもあり、今なお中古車は高値で取引されています。 そこで今回は、そんな日産 シルビアに乗り続けるための維持費をご紹介しましょう。 デートカーでありつつ、走り屋にも愛された日産 シルビア 日産 シルビアは1965年にデビューした2ドアクーペで、2002年に生産終了したスペシャルティカーです。特に1988年に発売された5代目S13型は、当時一世を風靡していたホンダ プレリュードの人気を上回るデートカーとして大ヒットし、曲線が美しいシルエットは女性からも高い支持を得ていました。 また、シルビアの特徴であるFRレイアウトとターボエンジンというスポーツ性能は走り屋の間でも話題となり、S14、S15ともドリフト走行やチューニングベース車としても高い人気を誇ったのです。 このように、デートカーとしてのお洒落な顔と、走り屋御用達のカスタムカーとしての顔を持つシルビアは、中古車人気も衰え知らず。今なおファンから次期型が期待されているモデルです。 シルビアの維持費はどのくらい? 2002年の生産終了から約20年を迎えようとしているシルビア。その維持費を考えると、自動車税では新車登録から13年経過、自動車重量税においては登録から18年経過による重課(増税)となっており、注意が必要です。 では、今後シルビアに乗る上で重要な維持費を見ていきましょう。 税金 ・自動車税:45,400円(新車登録から13年経過の金額)・自動車重量税(車検時):37,800円(新車登録から18年経過の金額) ※排気量1,500cc超~2,000cc以下、車両重量1000kg超~1500kg以下の場合 車検費用 ・自動車重量税:37,800円(新車登録から18年経過の金額)・自賠責保険料:24,950円・印紙代:1,100円・点検料:15,855円・検査料:21,000円【合計】約100,705円 ※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス費用 シルビアのメンテナンス費用として、代表的な消耗品費を挙げておきましょう。 エンジンオイル交換では、エレメント交換ナシ、普通グレードのオイルを使用した場合で約6,000円程かかります。また、タイヤ交換はシルビア S15ターボグレードで1本約15,000円(サイズ:205/55R16)、バッテリー交換はS15ターボグレード(AT)で約7,000円(サイズ:B24R)程です。(※消耗品の交換委は別途交換工賃がかかります。) 修理費用 修理費用については、シルビア特有のウイークポイントがあります。まず挙げられるのは、S13の後期型(正確にはKS13)から搭載されるSR20エンジン。火花を点火するために使用されるイグニッションコイルは、エンジン内の熱や振動によって劣化しエンジン不調の原因となります。劣化具合によっては晴れた日には不具合が出ない場合もあり、購入後に発覚することも少なくありません。 また、チューニングベースとして酷使されている個体が多いため、ボディ全体に歪みが生じている個体もあります。特にS13型はボディの剛性不足が有名で、修復歴がない個体を選ぶのはもちろん、左右でドアのすき間を見比べて大きく差がないかなどを確認すると良いでしょう。 さらに、チューニングベースであることに加えて年式が古いこともあり、足回りのゴムブッシュが硬化しヘタっている個体も多く見受けられます。ブッシュのヘタリによる不具合は、実際に走行してみなければわからないだけじゃなく、運転になれた方でなければ気が付かないことも少なくありません。 そのため、しっかりとシルビアの特性を理解した販売店やショップから購入するのがおすすめです。 シルビアを購入する上での注意点とは 5代目S13型がグッドデザイン賞も受賞しているシルビアは、今の時代においても古臭さを感じさせない外観を持ち、現役で乗りたいユーザーも数多く存在します。 しかし、人気の高いS13は1988年~1993年式、最も新しいS15であっても2002年式と、やはり経年劣化による古さは否めません。また、チューニングベースとされることもある性質上、さまざまなカスタムが施された車両や、修復歴のある車両が多いのも特徴。車いじりの初心者には少しハードルが高いモデルとも言えるでしょう そのため購入に際しては、信頼できる販売店から購入するのはもちろん、いつでも相談できる整備工場や専門ショップを見つけておくのがおすすめです。 ガレージに眠っているシルビアは、売却も考慮に これまで見てきたように、やはり年式が古いシルビアは税金や車検費用も最近のモデルに比べてぐっと高くなり、税金や保険料など、たとえ走っていなくても高額の維持費がかかってきます。 また、安心・快適に乗り続けるためには相応のメンテナンス代や修理費用の出費に加え、部品の取り寄せといった手間や労力も必要となるでしょう。 維持費が高くつくなと感じたり、あまり乗らなくなって売却を考えているシルビアオーナーの方は、きちんと価値を見極められる旧車専門店に相談してみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]

トヨタ MR2の維持費はいくら?国産初のミッドシップスポーツに今乗りたい!
旧車メンテナンス 2022.02.10

トヨタ MR2の維持費はいくら?国産初のミッドシップスポーツに今乗りたい!

昭和のバブル期、1980年代に登場した数々のスポーツカーの中でもある意味で異質といえるのがトヨタ MR2です。当時の豊田社長が発した「常識破りのクルマを!」との声で開発されたMR2はまさしく常識を越え、国内初のミッドシップレイアウトの市販車として誕生。1984年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。1999年に生産終了しましたが、未だに根強いファンを持つ名車です。今回は、そんなMR2に乗るための維持費をご紹介しましょう。 日本初のミッドシップスポーツ、トヨタ MR2 1984年、トヨタ MR2は日本初の市販ミッドシップスポーツカーとして、社長の肝いりで華々しく登場しました。車名のMR2とは「Midship Runabout 2seater」(ミッドシップ ラナバウト ツーシーター)の頭文字であり、まさにそのキャラクターを体現しています。 外観の特徴は、リトラクタブルヘッドライトにスリムなフロント、直球なスポーティさと美しさを併せ持つサイドビュー。初代(AW型)はカクカクと四角さがありますが、2代目(SW型)はやや丸みを帯び、また排気量もアップして初代を超えるセールスを記録しました。 トヨタ MR2の気になる維持費 MR2は1999年に生産終了となり、最も新しい年式のものでも自動車税では新車登録から13年以上が経過、自動車重量税では登録から18年経過による重課となっています。では、今後MR2に乗る上で欠かすことのできない「税金」と「車検費用」について見ていきましょう。 トヨタ MR2に関する税金 初期型であるAW11型、そして2代目となるSW20型のどちらも販売終了から20年以上が経過しており、毎年支払う自動車税は13年経過、車検時に支払う重量税は18年経過となり、どちらも重課(増税)されます。排気量はAW11型が1.6L、SW20型が2.0Lのため基本の自動車税は39,500円ですが、重課されて45,500円。また、車検時に支払う重量税も18年超経過の37,800円となります。 トヨタ MR2の車検費用 首都圏にあるトヨタディーラーに車検を出した場合、トヨタ MR2は車両重量1.5t以下のカテゴリーに属します。基本料金39,930円(定期点検料19,030円、完成検査料11,000円、代行手数料9,900円)、法定費用60,350円(自動車重量税37,800円、自賠責保険料21,550円、印紙代1,000円)の計98,150円となります。 ただし、上記の料金は追加整備が必要のない場合であり、年式の古いMR2は、経過年数相応の修理やメンテナンスを覚悟しておかなくてはなりません。 トヨタ MR2のメンテナンス MR2はなんといっても古い車であり、乗り続けるには車の知識や各部品の入手経路の確保が必要です。なるべく長く乗り続けるためにも、こまめなお手入れで良い状態を保ちましょう。特に気を付けたいのがエンジンオイル。古く汚れたオイルはエンジン不調の原因になるのはもちろん、オイル漏れなどの原因になります。交換費用はターボモデルで1台約8,000円が目安です(エレメント交換代含まず)。 また、もともと持っているシャープなハンドリングを維持するために欠かせないのがタイヤ交換。価格は銘柄によっても異なりますが、1本15,000円程度を目安にしましょう。※別途交換工賃がかかります。 修理費用 初代であるAW型で人気なのは、センター部分を残して屋根を取り外すことのできつTバールーフ。しかし、開放的なドライブとは裏腹に、経年劣化によってルーフのパッキンが硬化し、雨漏れを起こしている個体も少なくありません。もちろん、Tバールーフという特殊な形状であるため、雨漏れは仕方がない内容ですが、車内のにおいなど日常使いに支障がある場合もあるため、購入する際は実車確認が必須です。 そして、比較的年式が新しい2代目SW型には、初代(AW型)には無かったパワステが装備されています。このパワステがSW型の持病とも言える弱点。もっとも安価な場合はパワステリレーの接触不良で、軽くショックを与えれば復活することもありますが、そうでない場合はコントロールユニットの交換になる場合もあります。 また、ミッドシップレイアウトであるため、エンジンルームに熱がこもりやすく、ゴムホースなどの劣化やオルタネーターなどの電気部品がダメージを受けている個体も少なくありません。 MR2を買う上での注意点 1984年に登場し、初代が5年間で約4万台、2代目は10年間という長期で約8万台と順調な売れ行きを見せたMR2。性能としてはマイナーチェンジを経るごとにアップしているものの、入手困難な初代も未だに需要があるモデルです。車の性格上、酷使されていたり修復歴の多い個体も多いため、購入の際には状態をよくチェックした方がいいでしょう。 今MR2を検討しようという方は相当思い入れやこだわりがあることと思いますので、MR2に詳しい信頼できる販売店から購入するのがおすすめです。また部品の取り寄せや定期点検にあたって、相談できる整備工場や専門ショップをあらかじめ見つけておくと安心ですよ。 乗らなくなったMR2を手放す時は 日本初の量産ミッドシップ車として登場したMR2も、生産終了から20年以上経ち、乗り続けるのが難しくなってきた名車の一つでもあります。税金や車検だけでなく、部品の調達やこまめなメンテナンスなど維持費以外に手間や労力がかさむことも否めません。また、若い頃のような乗り方をしなくなったからと、手放すことを検討している方もいるのではないでしょうか。 もし売却を考えた際は、車体の状態をきちんと吟味し、適正な見極めができる旧車専門店を見つけるのがよいでしょう。 [ライター/旧車王編集部]

JZX100系ツアラーVの維持費は?今だからほしいかつて存在した激速セダンの代名詞!
旧車メンテナンス 2022.02.09

JZX100系ツアラーVの維持費は?今だからほしいかつて存在した激速セダンの代名詞!

なお高い人気を保つ「JZX100系ツアラーV」。ヤマハとトヨタが共同開発した名機「1JZ-GTE」2,500ccターボチャージャー付きエンジンを搭載し、ドリフト走行を好む若いセダン好きや、子育てを終えた腕に覚えのある壮年ドライバーが、いま血眼になって程度の良い個体を探し回っています。とはいえ、生産終了から20年を迎える車両だけに、車両購入代はもちろん、実際に所有するためにかかるランニングコストは大いに気になるところ。憧れのスポーティセダンの維持費についてご紹介します。 20年経っても色褪せないJZX100系ツアラーVの魅力 日本が誇る劇速スポーティセダンとして、世界中のファンから愛されているJZX100系ツアラーV。かつてトヨタが販売会社別に設定していたマークll、チェイサー、クレスタのいういわゆる「マークll 3姉妹」の最上級スポーティグレードとして君臨しており、2.5リッターターボ×5MT(※クレスタを除く)を流麗なセダンスタイルで味わえるとして好評を博しました。 そんな3姉妹の最終型「JZX100系ツアラーV」に搭載されていたのが、最高出力280馬力、最大トルク38.5kg・mを叩き出す「1JZ-GTE」エンジンを搭載。高級セダン然とした内装演出や充実の装備も相まって、国産車史上でも群を抜いた存在感を放っています。 JZX100系ツアラーVの気になる維持費 そんなJZX100系ツアラーVを気持ちよく乗り続けるために重要となるのが、ランニングコスト=維持費。まずは、JZX100系ツアラーV維持していくうえで避けることのできない税金や車検費用などの維持費を見ていきましょう。 JZX100系ツアラーVに関する税金 2019年に大きく改定された税制で、長らく存在していた自動車取得税が廃止され、代わりに環境性能割が導入されました。他にも自動車税、自動車重量税(※車検毎ごと)、消費税が課税されますが、JZX100系ツアラーVだからといって支払う税金の種類が増えるということはありません。 ただし、JZX100系ツアラーVのような低年式の車には新規登録から13年超で始まる重課税があるため、注意しなければなりません。まず自動車税が15%程度重課(増税)され52,000円となります。また、重量税も13年が過ぎると重課されますが、18年が経過でさらなる増税があり、2001年に生産を終了しているJZX100系ツアラーVは全てが対象です。よって、13,200円重課(増税)され37,800円となりますが、車に何も不具合がなかったとしても維持費がかかるのが旧車の大きなデメリットです。 JZX100系ツアラーVの車検費用 首都圏にあるトヨタ系ディーラーの場合、排気量2,500cc以下/車両重量1.5t以下の「JZX100系ツアラーV」は、基本料金42,790円(定期点検料21,890円、完成検査料11,000円、代行手数料9,900円)、法定費用60,350円(自動車重量税37,800円、自賠責保険料21,550円、印紙代1,000円)の計103,140円となります。 JZX100系ツアラーVのメンテナンス費用 前述した車検費用はあくまで個体になんら問題がない状態で、生産終了から20年を経た「JZX100系ツアラーV」の場合は、個体ごとにもはや別物といえるほどコンディションが異なっていて当然です。油脂類やタイヤ、バッテリーに代表されるメンテナンス費用をあらかじめ見込んでおく必要があります。いずれにしろ交換時には別途工賃がかかることをお忘れなく。 JZX100系ツアラーVで注意したいトラブル 生産から20年が経過したZX100系ツアラーVを維持していくなら、通り一遍のメンテナンスだけではなく、特有のトラブルや症状を踏まえて、早め早めのケアを心がける必要があります。耐久性に優れた「1JZ-GTE」エンジンといえども経年劣化からは免れず、かつ廃番となった純正部品もいくつか現れはじめています。 メインコンピュータのチェックは早急に!! 最終年式が2001年となるJZX100系ツアラーVは、搭載されているメインコンピュータに内部にある半導体の液漏れなどといった不具合抱えていることも少なくありません。それに起因するトラブルとしては、アイドリングの不調やエアコンの誤作動が多く報告されています。不具合が出てからではなく、車両購入と同時に診断および修理を行うべき喫緊の問題といっていいでしょう。 サブスロットルコンピュータも見逃しなく メインコンピュータと同じく、サブスロットルコンピュータももはや新品を手にすることは不可能。トラクション制御をつかさどる“TRC”や後輪のスリップ防止用の“ETCS”の警告灯がつきっ放しになっていることもあります。年数を経た車の場合、エンジンをはじめ各部は、デジタルとアナログの過渡期にあり、トラブルシューティングに基づく抜本的処置こそが肝要、と覚えておくべきです。 JZX100系ツアラーVは初期年式から25年の今が買いどき! 今ではすっかり見なくなった、直6ターボエンジンを搭載したスポーツセダンであるJZX100系ツアラーV。年式がもっとも新しい個体でも20年選手となるため、現行モデルに比べ維持費が割高になるのは仕方ありません。 しかし、最初期となる1996年式のJZX100系ツアラーVは、今年2021年で25年を迎え、いわゆる“25年ルール”の対象になります。日産スカイラインGT-Rが“25年ルール”から外れた途端、北米バイヤーが殺到して国内中古車市場の価格があっという間に高騰したのは、自動車好きならばご存知の通り。 要するに、「JZX100系ツアラーV」を賢く購入するならば、あらゆる意味でいまこそがラストチャンスなのかもしれません。 [ライター/旧車王編集部]

トヨタ 80スープラの維持費はどれくらい?鳴く子も黙る大排気量FRスポーツ!
旧車メンテナンス 2022.02.08

トヨタ 80スープラの維持費はどれくらい?鳴く子も黙る大排気量FRスポーツ!

トヨタ スープラは、2019年5月に17年ぶりに5代目が復活したことで、にわかに活気づいています。中でも最も人気が高いのが、2002年に排ガス規制の影響で生産終了となった4代目A80型です。「80スープラ」の愛称で親しまれるそのFRスポーツは、流れるようなデザインや3L直6エンジンの力強さも特徴で、映画「ワイルド・スピード」がその人気に拍車をかけ、海外人気もうなぎのぼりとなっています。 今回は、そんな80スープラに乗るための維持費をご紹介しましょう。 「ワイルド・スピード」で人気爆発!80スープラとは 1978年、北米での人気を得るべく開発されたトヨタ 初代スープラは、元々セリカの派生として生まれました。その後1993年、4代目のA80型スープラはトヨタが誇るグランドツーリングFRスポーツとして、「THE SPORTS OF TOYOTA」をキャッチコピーに登場します。馬力は自主規制いっぱいの280PSで、当時としては国内初となる6速MTを搭載するなど大きな話題となります。 3L直列6気筒のエンジンをフロントに搭載し、スタイルは長いボンネットを持つロングノーズショートデッキです。もともと北米向けということもあり、豪快な見た目と走りが魅力です。 また、映画「ワイルド・スピード」に登場したことでその人気が爆発。誕生から25年経った2018年からアメリカで“本場日本仕様”の輸入が可能となり、昨今さらに需要が高まっています。 大排気量が高くつく!トヨタ 80スープラの維持費 80スープラは2002年に惜しまれつつも生産を終え、もっとも新しい年式のものでも自動車税では新車登録から13年経過、自動車重量税では登録から18年経過による重課となっています。 では、今後80スープラに乗る上で重要な維持費を具体的に見ていきましょう。 税金 【自動車税】58,600円※新車登録から13年経過の金額※排気量2500cc超から3000cc以下の場合【自動車重量税(車検時)】・車両重量1,000kg超~1,500kg以下:37,800円・車両重量1,500kg超~2,000kg以下:50,400円※新車登録から18年経過の金額 車検費用 ・自動車重量税:37,800円(1,500kg以下)/50,400円(1,500kg超)・自賠責保険料:21,550円・印紙代:1,000円・点検料:21,890円・検査・代行手数料:20,900円【車検費用合計】約103,140円~115,740円※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス 80スープラは年式が古く、走り込まれた個体も多いため、購入後はさまざまなメンテナンスが欠かせません。 たとえばエンジンオイル交換では1台15,000円(高級グレード/エレメント交換代含まず)が目安。頻度はNAであれば6ヶ月、ターボは3ヶ月を目安にに行うのが理想的です。(オイル交換の頻度は使用状況によって異なります。) またタイヤ交換では1本30,000円程(サイズ:前235/45R17/後255/40R17)かかるほか、バッテリーは非寒冷地仕様で約7,000円(サイズ:B24L)ほど。都度の修理費も合わせると、良質な走りを保つためにはそれなりの維持費がかかってきます。※別途交換工賃がかかります。 修理費用 80スープラは、もともとつくりの良さに定評のあり、“壊れやすい”という印象はないモデルです。しかし、年式的に現役時代には考えられなかったトラブルが発生します。 まず注意したのが電気系のトラブルです。コンピューターなどの電子部品に多く使用されているコンデンサーや各配線類は、熱や振動で劣化します。コンデンサーであれば液漏れ、配線類であれば被覆が切れることによる断線やショートが考えられます。また、6速MT車に採用されているゲドラグのトランスミッションも弱点の一つです。さらに、年式が古い個体にありがちなのがダッシュボードなどの浮きや剥がれです。 年式が古い80スープラは、当然純正部品の入手が困難で、一部はGRヘリテージパーツとして再販されていますが、決してすべてのパーツが揃っているわけではありません。 購入後に後悔しないためには、できるだけ実車の確認をおすすめします。 80スープラ購入で気をつけたい点 2019年5月に5代目が登場したこともあり、スープラ人気はさらに高まりを見せています。生産台数が3万台あまりしかない80スープラはその価値も高く、若者から中高年、そして海外からの需要も衰えていません。 そんな80スープラを購入する際に気をつけたいことは、やはり走りを重視した車であるため、酷使されたり修復歴が多い固体が多いということです。また、大排気量のため毎年の自動車税は高く、燃費がよくない点も押さえておくべきでしょう。 さらに、選ぶ際はNAとターボ、MTとATなどグレード等も様々あり、状態やカスタム具合もピンキリ。購入にあたっては80スープラに詳しい信頼できる販売店を見つけ、またあわせてアフターケアを相談できる整備工場や専門ショップも探しておくのがおすすめです。 売却は慌てず、慎重に 新車登録から13年超、18年超となった80スープラは、税金の重課もかさみ、燃費の悪さも相まって維持費が馬鹿にならないのも事実です。購入当初はその走りを存分に楽しんでいた方も、年を経てあまりそのような乗り方をしなくなり、そろそろ手放そうかと考えている方もいるのではないでしょうか。 売却を考えた際は、型式やグレードだけでなく車体の状態を的確に見極めた上で値付けができる、信頼できる旧車専門店に相談するのがおすすめです。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士のスープラ納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/maker/toyota/supra/ [ライター/旧車王編集部]

海外からも熱視線!R32 スカイラインGT-Rの部品再販でオーナー歓喜!
旧車メンテナンス 2022.01.18

海外からも熱視線!R32 スカイラインGT-Rの部品再販でオーナー歓喜!

日産の名車の中でも特に人気が高いのが、R32 スカイラインGT-Rです。レースでの勝利を念頭に開発され、高性能のエンジンとを最先端の装備を搭載。その輝かしい戦歴により、1994年に生産終了した後も国内のみならず海外にも多くの根強いファンを持ち、中古車市場でも今なお価値の高いモデルです。 ただ、旧車オーナーにとっては各種部品の廃版が悩みの種でしたが、「NISMOヘリテージパーツ」がその救済に乗り出し、R32GT-Rの部品再販を開始。誕生から30年余、純正部品の再供給が始まったことで再び活気づいたR32GT-Rの魅力と、再販についてご紹介していきましょう。 生産終了から20年以上経っても人気が衰えないR32 スカイラインGT-R 日産 R32 スカイラインGT-R(通称、R32GT-R)は、スカイラインの最上級グレード「GT-R」の3代目として1989年に誕生しました。16年ぶりのGT-R復活となり、日産の最先端技術が惜しげもなく投入。搭載されたエンジンは、日産の名機とも言われるRB型で、R32GT-Rのために専用設計されたことでも名高いツインターボ「RB26DETT」。当時の自主規制により馬力は280PSながら、チューニングによっては500馬力以上にも耐え得る性能を有していました。 他にも電子制御トルクスプリット4WDシステム「アテーサE-TS」や四輪操舵システム「Super HICAS」など当時の最新技術を備えますが、これらはみな“レースに勝つ”という目的のためでもありました。 勝利という宿命を背負ったR32GT-Rは、実際に全日本ツーリングカー選手権(JTC)で1990年からの4シーズン全29戦で29勝という不敗伝説を残します。熱狂を生んだその走りは、現在でも国内外を問わず根強い人気を誇っています。 オーナー感涙!R32GT-R用部品の再販を開始 このように今なお人気の高いR32GT-Rですが、当然のことながら、長く乗っていれば内外装に不調も出てきます。しかし一般的に、自動車の部品はその車種の生産終了から10年前後で製造を終えてしまうものであり、R32GT-Rという人気車種であっても、オーナーはその補修部品の調達に苦労していました。 しかし、末永く乗り続けたいというオーナーの熱い思いを汲み、日産とNISMOが動き出したのです。なんと、既に廃止となっていたR32GT-Rの純正補修部品を「NISMOヘリテージパーツ」として復活させ、再販を開始。メーカーも当時の生産設備や原材料が揃わない中、ただ人気車種だからという理由でこのような再販をすることは滅多になく、非常に稀な例と言えるでしょう。 なお、NISMOはR32GT-Rに続き、R33、R34の部品再販も開始しています。 NISMOヘリテージパーツの概要 「NISMOヘリテージ」は日産、NISMO、オーテックの3社が共同で、製造廃止となった純正補修部品やリプレイス品などの再供給を行う取り組みのこと。車検や走行に不可欠な部品、メーカーでないと製造できない部品を優先し、2017年12月からハーネス、ホース・チューブ、エンブレム、外装部品などの再販を開始しました。 またそれでも復刻困難なパーツについては、限りなく純正に近づけたNISMOリプレイス品のほか、修理も受け付けています。 シリンダーブロック R32GT-RのエンジンであるRB26DETTはチューニングベースにされることも多く、その性能と強度から1000馬力超のチューニングがなされたこともあります。しかしその分故障の可能性も高く、流通しているエンジンの数も限りがあるため修理が困難な状況。 エンジンの主要部品であるシリンダーブロック、ならびにシリンダーヘッド単体が購入可能となったことで、修理やチューニングがしやすくなりました。 フロントドアハーネス 車内の電気や信号を伝えるためのハーネスは、人間でいうと血管や神経にも例えられる重要な配線部分です。樹脂の被膜で覆われていますが、時が経つにつれ劣化や腐食により断線やショートを起こしやすいため、補修用であっても中古品は避けたい部品でした。 今回はコネクター部分に当たるカプラーもセットでの再販となり、信頼性も高くなっています。 トランク用ウエザーストリップ ドアとボディの隙間を埋めるパッキンの役割をするウエザーストリップは、雨風や埃、振動を防ぐ部品のこと。柔らかい樹脂性ですが、年数が経過すると弾性が失われて硬化やひび割れを起こすと雨漏りの原因にもなります。 地味ながら、車種や部分ごとに異なる形状であり、これまではなかなか効果的な補修方法がなく、再販により新品が入手できるのはかなりありがたいことです。 R32スカイラインGT-Rが欲しいなら今がチャンス!? 純正部品が再販売されることは、その車のオーナーやファンにとって朗報以外の何物でもないでしょう。これで日本の名車が1台でも多く延命されるのはうれしい限りです。 また、これまで修理が困難だったことで、中古車市場で比較的安く販売されていた個体でも、「NISMOヘリテージパーツ」の再販によって修復され、再び高値で売買されることがあるかもしれません。現在R32スカイラインGT-Rの価値は年々上昇し、今や当時の新車価格を上回る価格で売買されるのが当たり前。少しでも手ごろな個体を探し、NISMOヘリテージパーツを使って徐々にコンディションを整えていくのもいいかもしれませんね。 [ライター/増田真吾]

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