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1980年代のハイソカーブームをけん引したモデルであるGX71 チェイサー。長年の愛車として連れ添い、そろそろ売却を検討している方もいるのではないでしょうか。車を売るときに気になるのはリセールバリューや高く売るコツです。 GX71 チェイサーは中古車市場で需要があるため、状態によっては高く売却できる可能性があります。また、日頃からメンテナンスしているとプラス査定になるため、より高く愛車を手放すことが可能です。 この記事では、GX チェイサーのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。 GX71 チェイサーのリセールバリューのポイント GX71 チェイサーは、トヨタの「スポーツラグジュアリーセダン」のイメージを作り上げた車種であり、中古車市場で需要があります。1980年代には自動車業界の「ハイソカーブーム」が起こり、該当車種であったことも中古車市場で需要がある理由の1つです。 ハイソカーとは「High society car」の略称で、高級感がある上級車種のことです。トヨタでは、GX71 チェイサーのほかに「マークⅡ」や「クレスタ」も、ハイソカーブームをけん引していました。 また、GX71 チェイサーにはツインカムエンジンとツインターボエンジンを搭載した、2つのモデルがあります。買取において、どちらのモデルもコンディションが重視されるため、走行に問題がなく内外装がきれいな状態に保たれていれば高く売れるでしょう。 GX71 チェイサーを高く売るコツ メンテナンスをしっかり行い、査定前に内外装をきれいにすると、GX71 チェイサーを高く売ることができます。続いて、GX71 チェイサーを高く売るコツを紹介します。 メンテナンスしておく GX71 チェイサーを高く売るためには、走行に問題がないよう日頃からメンテナンスしておく必要があります。エンジンオイルの交換やファンベルトの緩みなどを定期的に点検し、問題なく走行できる状態を保ちましょう。 また、1年に1回実施が義務化されている「法定点検」を受けていると、プラス査定になるためより高く売却できるでしょう。日本自動車査定協会の査定基準には、査定日から1年以内に法定点検を受けているかチェックする項目があり、実施していると査定額が上がる可能性があります。法定点検は、罰則がないことにより点検を見送るドライバーが多い傾向にあるため、高く売りたい場合は法定点検を受けておくとよいでしょう。 ただし、メンテナンスしていることで査定額がどのくらい上がるかは、売却する業者によって異なります。GX71 チェイサーの場合は、旧車やスポーツカーに特化した業者に売却すると、他社より評価してくれる可能性が高くなります。買取業者を選ぶ時の参考にしてください。 内外装をきれいにしておく 内外装をきれいにしておくと、査定員によい印象を与えられるため、GX71 チェイサーをより高く売却できるでしょう。なぜなら、内外装がきれいだと車を大切に扱ってきたとアピールできるためです。 また、メンテナンスをしっかり行っていたという印象を査定員に与えることもできます。 そのため、日頃から車をきれいな状態に保つことを意識し、必ず洗車してから査定を受けましょう。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿を残しておくと、GX71 チェイサーをより高く売れる可能性があります。 整備記録簿とは、車検や法定点検(12ヶ月点検)の結果や、整備した内容を記録する書類のことです。過去の整備記録をみれば、消耗部品の交換時期を判断できるほか、整備に携わった工場の情報を確認できます。 ただし、整備記録簿がないと結果的に「メンテナンスされてない」と判断されるため、マイナス査定になる可能性があります。整備記録簿のほかに「保証書」や「取扱説明書」がない場合も、マイナス査定になるため、整備記録簿、保証書、取扱説明書は紛失しないよう注意してください。 GX71 チェイサーの魅力や歴史 GX71 チェイサーは、1984年8月22日に発売された3代目のモデルに該当します。2代目モデルまでラインナップされていた4ドアセダンは廃止され、4ドアハードトップのみの展開になりました。 兄弟車であるマークⅡやクレスタに比べて全長は短いものの、斜め格子のグリルやシャープで力強いサイドビューにより、2車種とは異なる雰囲気を演出しています。ラグジュアリーな「アバンテ」グレードを始め、ハイソカーブームによりチェイサーは全体的にラグジュアリー志向にシフトした世代でもあります。 また、1985年10月には当時のレーシングカーに採用されていたツインカム・ツインターボエンジン搭載の「GTツインターボ」グレードが追加されました。5MTで装備を簡略化した「GTツインターボS」もラインナップされていたため、幅広いユーザーから人気を獲得していました。 GX71 チェイサーのスタイリッシュな外観とスポーティーな走行性能は、旧車ファンにとって今も魅力的な存在です。 【GX71 チェイサーを代表するグレードのスペック】 ■2000EFI ツインカム24・アバンテ 型式 E-GX71-DTMGF エンジン 直列6気筒縦置DOHC ボディサイズ 全長4,630mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 車輌重量 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■2000EFI・アバンテ 型式 E-GX71-DTMGE エンジン 直列6気筒縦置OHC ボディサイズ 全長4,630mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,240kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■1800・XL 型式 E-SX70-DTMNS エンジン 直列4気筒縦置OHC ボディサイズ 全長4,560mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,090kg 排気量 1,832cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 まとめ GX71 チェイサーは、中古車市場で需要がある車種のため、高く売却できる可能性があります。買取時は、車輌のコンディションが重視されており、走行に問題がなく内外装がきれいな場合は特に高く売却できるでしょう。 また、査定日の1年以内に法定点検を実施しているとプラス査定になるため、売却を検討している場合は点検を受けることを検討してもよいかもしれません。ただし、プラス査定される金額は業者によって異なるため、売却先を見極める必要があります。 GX71 チェイサーをより高く売却したい場合は、GX71 チェイサーの買取に特化した旧車専門店への依頼をおすすめします。
ソアラは、トヨタの名車のひとつとしても知られるモデルです。30系ソアラは3代目にあたるソアラで、プレミアムカーのエッセンスを取り入れたスタイリングが特徴となっています。そんな30系ソアラのリセールバリューはどのくらいなのでしょうか。 今回は、30系ソアラのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。30系ソアラを所有していて売却を検討している方は参考にしてみてください。 30ソアラのリセールバリューのポイント 30系ソアラは、トヨタの名エンジンとしても知られる直列6気筒ツインターボエンジン(1JZ-GTE型)を搭載する2ドアの高級クーペで、発売から時間が経過した現在でも高い評価を受けています。 また、4.0L V型8気筒エンジン搭載モデルや3.0L直列6気筒エンジン搭載モデルもあります。エンジンラインナップの中でも、中古車市場で人気が高いのは直列6気筒ツインターボエンジンを搭載するモデルです。 査定では、エンジンのタイプだけでなく、車の状態や動かせるかどうかなども考慮されるため、どのくらいの査定額になるのか明言できません。30系ソアラを高く売りたいのであれば、旧車の取り扱いや30系ソアラの価値を正しく評価できる業者に査定を依頼することをおすすめします。 30ソアラを高く売るコツ 30系ソアラを高く売るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここからは、30系ソアラを高く売るコツを紹介します。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿(メンテナンスノート)を残しておくと、高く売れる可能性が高くなります。 30系ソアラは生産終了から時間が経過しているため、定期点検やメンテナンスをしてきたかどうかが査定額に影響します。これまで点検や整備をしてきたことの証明となる点検整備記録簿は、大切に保管しておきましょう。 ボディカラーは白・黒・シルバーが人気 30系ソアラの中古車市場を見てみると、ホワイトやブラックの人気が高いことがわかります。車の状態次第では、シルバーやレッドも高い価格がつくでしょう。 30系ソアラは、人気のボディカラーだと評価が高くなりやすいです。しかし、現存する台数が減少傾向にあるため、ボディカラーより車の状態の方が査定への影響が大きいと考えたほうがよいでしょう。 いつでも動かせるようメンテナンスをしておく いつでも動かせるようメンテナンスをしておくことも、高く売るコツです。 30系ソアラを大切に保管し、外装や内装は非常にきれいな状態であっても、エンジンやタイヤなど駆動系のメンテナンスがされていないと査定額が下がってしまう可能性があります。 30系ソアラをより高く売りたいのであれば、外装・内装をきれいにしておくだけでなく、エンジンやタイヤなどのメンテナンスも行い、いつでも動かせるようにしておくことが大切です。 30ソアラの魅力や歴史 トヨタ 30系ソアラは、1991年にデビューした3代目ソアラです。2代目ソアラよりボディサイズが大きくなり、角張ったスタイリングから丸みを帯びたスタイルに変更していることが特徴です。 この大胆なデザイン変更の背景には、トヨタが1989年に北米で立ち上げたプレミアムブランド「LEXUS」の高級クーペ市場への参入が影響しています。 これまでのソアラと一線を画したデザインと優れた動力性能を持つ30系ソアラは、2000年まで販売され4代目へモデルチェンジしました。 【3代目30系ソアラの主要スペック】 ボディサイズ 全長4,860mm×全幅1,790mm×全高1,350mm(1991年時点の数値) エンジン 2.5L直列6気筒ツインターボ4.0L V型8気筒3.0L直列6気筒 トランスミッション 4速AT5速MT 駆動方式 FR ドア数 2枚 乗車定員 5名 まとめ トヨタ 30系ソアラは、生産が終了してもなお人気が高い2ドアクーペです。 その理由は、高級クーペとしての質感が評価されているだけでなく、トヨタの名エンジンとしても知られる1JZ-GTEを搭載したグレードがラインナップされているからだといえるでしょう。 今や希少なトヨタの直列6気筒ツインターボエンジンのプレミアムクーペを高く売りたいのであれば、車のコンディションを良好な状態にしておくだけでなく、30系ソアラをはじめとした旧車を得意としている買取店に査定してもらうことがポイントです。
10ソアラは、トヨタを代表するラグジュアリー2ドアクーペ「ソアラ」の初代モデルです。今回は、10ソアラのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。10ソアラの売却を検討している方は参考にしてみてください。 10ソアラのリセールバリューのポイント 10ソアラのリセールバリューは、希少性や旧車としての価値が評価される傾向にあります。ただし、外装や内装、エンジンの種類、動かせるかどうか、カスタマイズされているかどうかなど、車の状態によって買取額が異なります。 そのため、まずは査定に出し、現在の価値がどのくらいなのかプロの目で確かめてもらうとよいでしょう。 10ソアラを高く売るコツ 10ソアラを高く売るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここからは、10ソアラを高く売るコツを紹介します。 メンテナンスしておく 10ソアラを高く売るためには、外装や内装、エンジンや足まわりなどのメンテナンスをしておくことがポイントです。きれいな状態を維持し続け、動かすことができる状態になっていれば、リセールバリューが高くなります。 10ソアラを所有している方は、メンテナンスを欠かさないようにしておきましょう。 カスタムパーツをアピールする 10ソアラはカスタマイズのベース車輌としても人気があります。また、中古車市場を見てみると、カスタム車輌も多く出回っています。このようなことから、カスタマイズされた10ソアラでも査定時にマイナスになりにくいといえるでしょう。 カスタマイズした10ソアラを高く評価してもらいたいのであれば、査定時にカスタマイズパーツをしっかりとアピールしましょう。ただし、車検に通らないようなカスタマイズはNGです。旧車のレトロ感、ヴィンテージ感などが残るようなカスタマイズが評価されやすいでしょう。 10ソアラの魅力や歴史 10ソアラは、1981年にデビューし高級パーソナルクーペとして人気を博したモデルです。 トヨタが初めて手がけた高級パーソナルカーで、前傾したフロントピラーや細いピラーが特徴的なロングノーズ&ショートデッキの2ドアクーペとなっています。搭載されるエンジンは2.8Lと2.0Lの2種類で、2.8Lモデルは170ps(グロス値)を発生し、当時の国産車として最高スペックを誇っていました。 その後、ターボエンジン搭載モデルや2.8Lが3.0Lに置きかわるなどの改良を実施。ソアラは日本のスペシャリティカーブームを牽引してきました。 1986年まで販売された初代ソアラは、2代目にモデルチェンジをして20系となり、歴史に幕を閉じました。 【10系ソアラの主要スペック(2800GT)】 ボディサイズ 全長4,655mm×全幅1,695mm×全高1,360mm エンジン 直列6気筒2.8L(5M-GEU) 最高出力(グロス値) 170ps/5600rpm 最大トルク 24.0kgm/4400rpm 駆動方式 FR
「ダットサンサニーの売却を考えているけれど、どうすれば少しでも高く買い取ってもらえるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はダットサンサニーを少しでも高く売りたい方に向けて、ダットサンサニーのリセールバリューのポイントや高く売るコツをお伝えします。 ダットサンサニーのリセールバリューのポイント ダットサンサニーのリセールバリューのポイントは以下のとおりです。 ・クルマの状態が良好かどうか ・走行距離 ・事故歴 メンテナンスが適切に行われ、定期的に整備や修理が行われているとリセールバリューが高くなる傾向があります。また、走行距離が少ないほうがリセールバリューは高くなり、車の事故歴やオーナー数が少ないほうが高く売却できるでしょう。 ダットサンサニーといえば、ツーリングカーレースで活躍したB110とB310が有名ですが、買取相場を見るとレースでの活躍はあまり関係ありません。重要なのは、やはり車のコンディションです。 また、ダットサンサニーは、長期にわたりたくさんの人に愛用されてきたモデルであるため、カスタマイズされた車輌も多く出回っており、オリジナルコンディションと大差ない価格で取引されています。 ダットサンサニーを高く売るコツ ダットサンサニーを高く売るコツは以下のとおりです。 ・メンテナンスをしておく ・整備記録簿を残しておく ・専門買取業者で売る それぞれ詳しくみていきましょう。 メンテナンスしておく ダットサンサニーの査定額を少しでも高くするためには、車の定期的な整備が重要です。ブレーキの点検やエンジンオイル、タイヤの交換など定期的なメンテナンスを行うことで車の機能が正常に保たれるため、査定時の評価も高くなるでしょう。 また、車の内装・外装の清掃や手入れも重要です。車の内装・外装は清潔な状態を保ち、傷や汚れがあれば修理やメンテナンスをしておきましょう。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿とは、整備や修理を行ったときに、その内容を記載するものです。整備記録簿があることで、査定時に定期点検やメンテナンスをしてきたことを証明できます。適切なメンテナンスをしてきたことを証明するためにも、整備記録簿は大切に保管しておきましょう。 専門買取業者で売る ダットサンサニーを高く売るためには売り方が重要です。中古車を売る方法には、「専門買取業者」「一括査定業者」「ネットオークション」があります。 専門買取業者に依頼すると、豊富な経験と知識、高いスキルをもつスタッフによる、丁寧な査定を受けられます。特にダットサンサニーのような古いモデルは、専門知識をしっかり身につけていないと正しく査定できません。そのため、いわゆる「旧車」と呼ばれる古いクルマに特化した業者に依頼すると安心でしょう。 一括査定業者は、一度に複数の業者に査定申し込みできます。また、複数の業者から見積りを取ることが可能です。いくつもの業者のなかから最も高い査定額を出してくれた業者に売却できるという点は大きなメリットですが、一度に何社にも依頼するために営業電話が何度もかかってきて煩わしいという点はデメリットでしょう。 ネットオークションは、基本的にどんな車種でも出品できますが、一般ユーザー同士で売買するため市場の価格より低い金額で売れてしまう可能性があります。 さまざまな売却方法がある中で、ダットサンサニーを高く売りたいなら、ダットサンサニーを得意としている専門買取業者で査定するとよいでしょう。 ダットサンサニーの魅力や歴史 ダットサンサニーは1966年に誕生したモデルです。当時では珍しく一般公募で名前が決定し、ダットサンサニーから始まったサニーシリーズは2004年まで製造・販売されました。日産の歴史あるモデルのサニーシリーズは、コンパクトなサイズと燃費のよさが特徴で、日本国内だけなく海外でも人気を博したモデルとなっています。 また、初代ダットサンサニーに搭載された直列4気筒のA型エンジンは軽量で、低回転から高回転まで軽快に回ることが魅力です。このエンジンはモデルチェンジのたびに改良され続け、歴代モデルに搭載されました。 2代目モデルは1970年に発売され、初代よりボディサイズが大型化し、フロントサスペンションに本格的なマクファーソン・スラット式独立懸架が採用されたモデルです。また、 1971年には「サニトラ」の愛称で親しまれるピックアップトラック型のサニートラックB120型が発売され、北米市場で人気を集めました。 1973年に発売された3代目は、それまでの直線的なデザインから曲線を多様したデザインに変更されています。また、1976年に排気量1,600ccのエンジンを搭載しました。 1977年に誕生した4代目は「ひろびろサニー」というキャッチコピーで販売され、キャッチコピーのとおり広い居住空間が確保されたモデルでした。デザインは再び直線基調のデザインに戻り、それまでのリーフ式だったリアサスペンションが4リンクコイルへと一新されたのが特徴です。 5代目からブランド名からダットサンが廃止され「サニー」で統一されました。そのため、ダットサンサニーは1966年から1980年の間に製造・販売された車を指します。 加えて、初代から4代目まで、どのモデルもTSレースや富士フレッシュマンレースで優勝を果たすなど輝かしい成績を残したことでも有名です。 ダットサンサニーのレースの主な優勝歴は以下のとおりです。 1970年 全日本富士ストックカー200マイルレース TS1300クラス優勝 1973年 '73日本ブランプリ SS1クラス優勝 1974年 '74全日本選手権鈴鹿フォーミュラーレース SS1クラス優勝 '74JAFグランプリ TSクラスにて優勝 まとめ 今回はダットサンサニーのリセールバリューのポイントについてお伝えしました。特に重要なポイントはクルマのコンディションです。定期的にメンテナンスを行い、正常な状態を保っておきましょう。 また、ダットサンサニーは発売から半世紀以上経つ古いクルマです。を高く売りたいのであれば、専門の買取業者への依頼をおすすめします。
クラウンの売却を検討しているため、リセールバリューについて調べている方もいるでしょう。国内でセダンの販売台数は低迷しているものの、クラウンは人気があるため、リセールバリューは低くありません。長年にわたり培ってきたブランド力により、高値で取引されているケースも多々見られます。 この記事では、クラウンの買取相場やリセールバリューが高い理由、高く売る方法などを紹介します。 クラウンとは クラウンは、1955年からトヨタが製造している高級セダンです。初代モデルは「トヨペット・クラウン」と呼ばれ、4代目以降は「トヨタ・クラウン」として知られています。 日本の自動車産業はもともと海外の技術に頼っていましたが、クラウンは日本人だけで初めて製造したクルマです。国内の道路環境や日本人の高級車への理想を反映しており、「いつかはクラウン」というキャッチフレーズで広く知られています。 クラウンは高級乗用車としてだけでなく、タクシーやパトカーなど多用途に利用されています。また、セダンのほかに以下のボディタイプもあり、なかでも旧車愛好家から高い人気を得ているのはハードトップです。 ・ステーションワゴン・2/4ハードトップ・バン 16代目からはクロスオーバータイプも加わり、クラウンらしさは減少したものの、トヨタの歴史に欠かせない長寿モデルであることに変わりはありません。 クラウンの買取相場 クラウンの買取相場は以下のとおりです。※2024年6月時点 世代(型式) 買取相場 4代目(MS60/70) 〜70万円 5代目(MS80/85/90/95) 〜100万円 6代目(MS110/MS112) 〜80万円 7代目(MS120/GS120/121) 〜30万円 8代目(MS135/137/GS130/131) 〜50万円 長い歴史をもつモデルのため、幅広い価格帯で相場が推移しています。具体的には以下などが査定額に影響します。 ・内装の状態・外装の状態・エンジンのコンディション・装備品の数・グレード・走行距離 年式が古ければ古いほど、上記のポイントが査定額に大きく影響します。 また、17系のアスリートVは280psを発揮する2.5L直列6気筒ターボエンジン「1JZ-GTE型」を搭載しているため、人気が高い傾向にあります。 1JZ-GTE型は、マークⅡ・チェイサーのツアラーVや3代目ソアラなどに搭載されていた名機です。当時の自主規制枠限界までの馬力を持ち、ターボによって優れた走行性能を実現しています。 なお、買取相場は週単位で変動し、上記よりも高く売却できるケースもあるため、業者に問い合わせましょう。 クラウンのリセールバリューが高い理由 クラウンは海外で人気があるほか、新車ではなく中古車を選ぶ方が多いため、リセールバリューが高い傾向にあります。 続いて、クラウンのリセールバリューが高い理由を詳しく解説します。 海外で人気 日本ではミニバンやSUVの需要があるものの、海外では現在もセダンには根強い人気があるため、クラウンのリセールバリューは高い傾向にあります。 セダンは、トランクが独立しており後方からの走行ノイズが遮断されるため、静粛性能に優れています。走行安定性や安全性に優れていることも、海外での高い人気を維持している理由の1つです。 また、海外は日本と異なり、修理をしながら長く乗ることが一般的です。海外では低年式や過走行でも需要があるため、高く売却できるケースがあります。 新車価格が高いため中古車を選ぶ方が多い 新車価格が高いことを理由に中古のクラウンの購入を検討する人が多いため、新モデルが登場してしばらくはリセールバリューが高値で推移する傾向にあります。 たとえば、現行のクラウンの新車価格は700万円以上です。オプション品や税金も加わるため、誰もが手軽に購入できる値段ではありません。 「新車は厳しいけど、中古なら購入できる」と考えるクラウンファンがいるために、中古車でも充分に需要があります。また、高級車は丁寧に扱われている傾向にあるため、状態がよいクルマが多いことも、リセールバリューが高い理由の1つです。 クラウンを高く売る方法 少しでも高くクラウンを売却したいと考えている方もいるでしょう。需要があるボディカラーであれば高く売却できる可能性があります。加えて、査定前はなるべく内装をきれいにしておくことが大切です。 ここでは、クラウンを高く売る方法を詳しく紹介します。 内装をなるべくきれいにしておく 査定前に内装をなるべくきれいにしておくと、クラウンを高く売れるでしょう。汚れが少し残っているだけで極端にマイナス評価はされないものの、プラス評価にはならないでしょう。クラウンを少しでも高く売りたいのであれば、内装をなるべくきれいに保っておく必要があります。 査定時には、普段掃除が行き届かない場所もチェックされます。たとえば、以下のような細かい場所です。 ・ドアとシートの間・シートとコンソールの間・シートの下 入念に掃除機をかけて、高級車らしさを感じられる状態で査定に出しましょう。 また、車内の悪臭はマイナス査定につながりやすいです。特にペットが同乗していたクルマや喫煙車は、できる限り脱臭しておきましょう。芳香剤の匂いも人によって好みが異なるため、マイナス査定になる可能性があります。 ホワイトやブラックなどの定番カラーを選ぶ ホワイトやブラックなどの定番カラーは、車種を問わず高く売れやすい傾向にあります。 なかでもクラウンはホワイトのイメージが強く、特に「ホワイトパール」の人気が高い傾向にあります。また、ブラックは落ち着いた雰囲気を演出できるほか、高級車らしさが感じられるため人気です。 クラウンの売却は旧車王へご相談ください クラウンの売却を検討している場合は、一度旧車王にご相談ください。クラウンは歴史が長いクルマです。古いモデルを所有している場合、「リセールバリューが高いといっても、昔のクルマをきちんと評価してもらえるのか」と不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。 旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けているため、年式が古いクラウンを適正に評価できます。クラウンの売却をご検討の際は、ぜひ旧車王にご相談ください。
アルテッツァは、トヨタのコンパクトFRスポーツセダンとして今でも人気が高い車輌です。そんなアルテッツァのリセールバリューは高いのでしょうか。今回は、アルテッツァのリセールバリューの傾向や高く売るコツなどを紹介します。 アルテッツァのリセールバリューのポイント トヨタ アルテッツァのリセールバリューは、グレードによって大きく異なります。 人気の高性能スポーツグレード(RS200)であれば、高価買取される可能性が高いでしょう。アルテッツァは、1998年にデビューし、2005年まで販売されたコンパクトFRスポーツセダンです。1世代限りの販売であったものの中古車市場では今でも人気があります。 リセールバリューでは、グレードが重要視されているため、買取価格の幅が広くなっています。 アルテッツァを高く売る方法 アルテッツァを高く売るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは、アルテッツァを高く売る方法を紹介します。 走行性能に関わる部分を中心にメンテナンスを欠かさない 走行性能に関わる部分を中心に、車輌全体のメンテナンスを欠かさないことが高価買取のポイントです。 アルテッツァは、コンパクトFRスポーツセダンとしてトヨタから販売されていただけでなく、トヨタの高級ブランド「レクサス」のエントリーセダンとしても販売されていました。そのため、スタイリングや内装の質感、走りの性能などあらゆる面にこだわっていることが特徴です。 アルテッツァを少しでも高く売りたいのであれば、エンジンやトランスミッションなど走行に関わる機関だけでなく、外装や内装などのメンテナンスもしておくことがポイントとなります。 カスタムパーツをアピールする アルテッツァは、カスタマイズされている車輛も多く存在します。これらのカスタム車輛は、中古車市場で人気があるため査定の時にはカスタムパーツが装着されていることをスタッフにアピールしてください。カスタマイズパーツは、純正・社外問わず人気があるため、カスタムした場合には、どのパーツを取り付けたのかしっかりと伝えましょう。 グレードを明確に伝える アルテッツァを高く売りたいのであれば、グレードを明確に伝えましょう。アルテッツァはグレードによって買取額が異なります。そのため、グレードを明確に伝えられるよう、所有しているアルテッツァのグレードは事前に調べておきましょう。 アルテッツァの魅力と歴史 トヨタ アルテッツァは、1998年にデビューしたコンパクトサイズのFRスポーツセダンです。「操り、走る」心地よさを追求したクルマとして開発されました。 ベースとなるプラットフォームは、コンパクトプレミアムセダンの「プログレ」ですが、ホイールベースを110mm短縮し、トレッドを前20mm/後25mm拡大させています。また、エンジンをフロントミッドシップに搭載し、バッテリーや燃料タンクなどの重量物を車輌の中心に寄せたパッケージングを採用。さまざまな工夫により優れた走行性能を実現しています。また、レクサス「IS」として海外で同時販売していました。 エンジンは、2.0L直列4気筒200ps(MT車は210ps)、2.0L直列6気筒160psの2種類。トランスミッションは、4速AT(直列6気筒モデル)/5速AT(4気筒モデル)/6速MTの3種類を用意しています。アルテッツァの中でも特に人気なのは、高出力な直列4気筒エンジンを搭載した「RS200」シリーズです。 【アルテッツァ(RS200/6速MT)の主なスペック】 ボディサイズ 全長4,400mm×全幅1,725mm×全高1,410mm ボディタイプ 4ドアセダン エンジン 2.0L直列4気筒DOHC(3S-GE) 最高出力 210ps(154kW)/7,600rpm 最大トルク 22.0kgm(216Nm)/6,400rpm 乗車定員 5名
1966年にデビューしたトヨタ カローラは、現在もその名が続く歴史あるモデルです。今回は、カローラのリセールバリューや高く売るためのコツを紹介します。カローラの売却を検討している方は参考にしてみてください。 カローラのリセールバリューのポイント トヨタ カローラのリセールバリューは、世代やグレードなどによって異なります。 さまざまなバリエーションがあるカローラの中でも、FR方式のスポーツモデルや現存する台数が少ない希少なカローラは、高価買取されている傾向があります。そのため、相場を算出するのが難しいのが実情です。 それぞれで査定額が異なることから、まず旧車を専門としている旧車王に連絡して、査定することをおすすめします。 どんなカローラが高く売れる? ここからは、カローラの中でも高く売れる車輌の特徴を紹介します。 ブラック・ホワイト・パール系のボディカラー 人気ボディカラーのカローラは高く売れる傾向があります。人気のボディカラーはブラック・ホワイト・パール系です。 人気のオプションがついている 人気オプションが装着されているカローラは高く売れるでしょう。また、モデルによっては、社外品が装着されていても高く売れることがあります。詳しい査定額を知りたいときは、まず査定を受けてみることをおすすめします。 駆動方式がFR カローラの中でも駆動方式がFRの車輌は高価買取されやすいと言えます。カローラにFRが採用されていたのは、5代目(AE86レビン/トレノを含む)までです。FR方式のカローラは、コンパクトでありながらFRならではの走りも楽しめる旧車として、現在でも高い人気を誇っています。 カローラの魅力と歴史 トヨタ カローラは、1966年にデビューし、日本のモータリゼーションを支えてきたモデルです。その後、1970年に2代目、1974年に3代目、1979年に4代目、1983年に5代目、1987年に6代目、1991年に7代目、1995年に8代目、2000年に9代目と歴史を重ねてきました。 カローラシリーズの中でも、とりわけ人気が高いのが5代目カローラのスポーツモデル「カローラレビン」です。AE86の愛称で親しまれるカローラレビンは、コンパクトなFRスポーツモデルとして今でも高い人気を誇っています。 日本のモータリゼーションを支えたカローラの主なスペックは次のとおりです。 【カローラの主なスペック】※1966年初代カローラ デラックス ボディサイズ 全長3,845mm×全幅1,485mm×全高1,380mm エンジン 1.1L(1,077cc)直列4気筒 トランスミッション 4速フロアシフト
初代が誕生してから半世紀近く経過したトヨタのチェイサー。レースでの活躍により、スポーツセダンとしてのイメージが強く、中古車市場でも人気の高いモデルの1つです。 近年旧車の価格高騰が話題になっていますが、チェイサーの価格はどのように変動しているのでしょうか。本記事では、チェイサーの現在の価格の相場を解説するとともに、売却を検討されている方に向けて、より高く売るためのポイントを紹介します。 チェイサーとは チェイサーは、トヨタマークⅡの兄弟車として誕生しました。1977年から2001年まで生産され、1984年に登場した3代目には発売の翌年に「GTツインターボ系」グレードが追加され、5代目から「ツアラー」の名を冠するグレードが登場しています。 最終型の6代目は、走行性能に加え、オーバーハングが前後とも短縮されたシャープな外観も相まって、高い人気を誇ります。1997年に全日本ツーリングカー選手権に投入され翌年のラストイヤーでチャンピオンに輝きました。2000年にスタートした全日本プロドリフト選手権(現在のD1 GRAND PRIX)でも活躍しています。 チェイサーの価格は高騰している? チェイサーは、100系のツアラーVを中心に2024年4月から現在にかけて価格が右肩上がりの傾向にあります。(※2024年8月時点)2021年に100系チェイサーがアメリカの25年ルールの対象になったため、アメリカに輸出される個体が今後も増えていくでしょう。輸出数が増加すると国内での希少性が高まって価格がさらに上がる可能性があります。 ▼100系チェイサーの25年ルール解禁については下記の記事で詳しく解説しています。2021年9月に100系チェイサーが25年ルール解禁!今後値上がりする? チェイサーの現在の買取相場 直近数ヶ月で値上がりしているチェイサーですが、具体的にどのくらいの価格で売却できるのでしょうか。ここでは、旧車買取専門の旧車王が独自に算出したチェイサーの買取相場を紹介します。 ※2024年8月時点の情報 70系チェイサー グレード トランスミッション 買取相場 GTツインターボ 4AT 10万~130万円 GTツインターボ 5MT 30万~200万円 アバンテ ツインカム24 4AT 10万~120万円 アバンテ ツインカム24 5MT 20万~200万円 アバンテ 4AT 10万~100万円 アバンテ 5MT 20万~200万円 80系チェイサー グレード トランスミッション 買取相場 GTツインターボ 4AT 10万~80万円 GTツインターボ 5MT 50万~150万円 アバンテ ツインカム24 4AT 5万~10万円 アバンテ ツインカム24 5MT 5万~30万円 アバンテ 4AT 5万~10万円 アバンテ 5MT 5万~30万円 90系チェイサー グレード トランスミッション 買取相場 アバンテG 4AT 5万~20万円 アバンテ 4AT 5万~20万円 ツアラーS 4AT 5万~30万円 ツアラーV 4AT 10万~60万円 ツアラーV 5MT 30万~150万円 100系チェイサー グレード トランスミッション 買取相場 アバンテG 4AT 5万~10万円 アバンテ 4AT 5万~10万円 ツアラーS 4AT 5万~50万円 ツアラーV 4AT 50万~150万円 ツアラーV 5MT 80万~300万円 TRDスポーツ ツアラーV 5MT 50万~300万円 紹介したどの世代でも、4ATよりも5MTのほうが高値がつく傾向にあります。なかでも目立つのは100系のツアラーVです。ターボエンジンにより実現する高い走行性能により、中古車市場で人気を博しており、価格が跳ね上がっています。 チェイサーを高く売るにはどうすればよい? モデルによってはかなりの高値で売却できるチェイサーですが、より高く売るにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、チェイサーを高く売却するための3つのポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスをする チェイサーは、最終型の100系でも発売からすでに20年以上が経過しています。純正部品の廃番も増えているため、こまめにメンテナンスをしている車輌のほうが価格が高くなりやすいです。過給機が搭載されたツアラーVの場合は、オイルや消耗品の交換と耐久性に不安があるタービンの状態が価格を左右します。 走行距離を抑える 中古車市場では、一般的に走行距離が短いほうが状態がよいとみなされるため、売却を検討しているのであれば使用をなるべく控えるとよいでしょう。特に、チェイサーは走りを楽しむために購入するユーザーが多い傾向にあります。走る距離を抑えて、走行に関わる機関へのダメージを防げばより高値で売却できるかもしれません。 ツアラーVはターボエンジンの性能をアピールする ツアラーVは、特に最終型の100系が人気です。当時の自主規制枠である280psを発揮する2.5Lターボエンジンを搭載し、標準仕様で5速MTの設定とドリフト走行に適したFR駆動の組み合わせは現在では希少な存在というのが主な理由です。エンジンによる走行性能のよさをアピールすると、査定にプラスの影響があるかもしれません。 チェイサーを売るなら実績・知識豊富な業者へ スポーツセダンとして高い人気を誇るチェイサー。走行性能のみならずデザインに魅了されているユーザーが多いモデルです。また、最終型の発売から20年以上経過していることから、旧車としての郷愁をまとったクルマでもあり、その魅力は一言では表せません。 売却を検討する際には、チェイサーの価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。チェイサーはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
トヨタ クレスタは、姉妹車のマークIIやチェイサーとともに高い人気を誇っていたミドルサイズハードトップ/セダンです。今回は、クレスタのリセールバリューのポイントや高く売るためのコツを紹介します。クレスタを保有していて、売却を検討している方は参考にしてみてください。 クレスタのリセールバリューのポイント トヨタ クレスタのリセールバリューは、旧車人気の影響もあって高い水準で推移しています。世代・年式やグレード、車輌の状態によって買取額に違いがあるものの、販売終了から20年以上が経過した今でも査定額がつくケースがほとんどです。とくに人気が高いのはハイパフォーマンスエンジンを搭載したスポーティなグレードで、車輌の状態がよければ200万円以上の査定額になることもあります。 クレスタを高く売る方法 トヨタ クレスタを高く売るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは、クレスタをより高く売るためのコツを紹介します。 走行距離をむやみに増やさない クレスタの売却を検討しているのであれば、走行距離をなるべく伸ばさないようにしましょう。クレスタは、最終モデルの販売終了から時間が経過しているため、走行距離が15万kmを超えていることも珍しくありません。そのため、走行距離が短いクレスタは希少価値が高く、高価買取に期待できるでしょう。 メンテナンスを欠かさない クレスタには、ベーシックなグレードからターボエンジンを搭載したスポーティなモデルまで用意されています。グレードに関係なく外装や内装、エンジンをはじめとした走行に関わるパーツのメンテナンスをしておくと、高額査定されやすいでしょう。少しでも高く売りたいと考えているのであれば、定期的に車を動かすとともに、メンテナンスを欠かさないことが大切です。 クレスタの魅力と歴史 トヨタ クレスタは、1980年にデビューしたミドルサイズの4ドアハードトップです。また、クレスタが登場した1980年にオープンした販売チャネル「ビスタ店」の最上位モデルでもあります。 1984年に2代目となり、ハードトップからセダンに変更しました。また、姉妹車であるマークIIやチェイサーより高級感ある内装になっているのも特徴です。 1988年には、3代目へフルモデルチェンジしました。3代目クレスタは、従来の直線基調で角張ったスタイリングから丸みを帯びたデザインとなっています。 1992年に登場した4代目では、ボディが3ナンバーサイズに拡大しました。また、スポーティグレードは「GTツインターボ」から「ツアラー」へ変更され、6気筒エンジンを搭載する「スーパーデラックス」は「スーパールーセント」へ集約されたこともトピックです。 1996年にデビューした5代目は、フォーマルなセダンという位置付けになり、居住性を優先したパッケージングになりました。グレードは、スポーティモデルが「ツアラー」から「ルラーン」へ変更され、最上級グレードは「エクシード」となっています。 どの世代でもエレガントな上級モデルとであることがクレスタの魅力です。 【クレスタ(2代目:GX71)の主要スペック】※2代目クレスタ「2000GTツインターボ」の主要スペック ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm エンジン 直列6気筒2.0L(1G-GTEU) 最高出力 185ps/6,200rpm 最大トルク 24.0kgm/3,200rpm 駆動方式 2WD(FR)
ジープ チェロキーのリセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいと思う人も多いでしょう。今回は、チェロキーのリセールバリューのポイントやチェロキーを高く売る方法、チェロキーの魅力と歴史について解説します。チェロキーの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。 チェロキーのリセールバリューのポイント チェロキーのリセールバリューのポイントは、エンジンがダウンサイジングされた5代目の人気が高いことです。ジープブランドならではの悪路走破性の高さや、スタイリッシュな外観デザインで高水準の相場をキープしています。特に5代目で登場するオフロード性能に注力したトレイルホークは、キャンパーにも人気が高く高額査定が期待できるでしょう。 輸入車は一般的に新車価格からの残価率が低い傾向にあります。しかし、世界的なSUV人気の影響と日本でも扱いやすいボディサイズとなった5代目については、国産の人気SUVとそれほど変わらないといえるでしょう。一方、3〜4代目のモデルは残価率が0〜20%台後半となるため、中古車で購入した場合はその価格によってリセールバリューの良し悪しは大きく変わります。 2代目(日本では初代)は旧車としての人気が高いため、車輌の状態がよければ数十万円から100万円台の査定額が出ることもあります。こちらは適切な価値判定をしてもらうために、チェロキー専門店や旧車の取扱い実績が豊富な業者に査定を依頼するとよいでしょう。 チェロキーを高く売る方法 続いて、チェロキーを高く売る方法について詳しく解説します。 入念にメンテナンスしておく チェロキーを高く売るためには、入念にメンテナンスしておくことが重要です。エンジンオイルなどの消耗品の定期的な交換はもちろんのこと、法定点検は必ず出しましょう。 また、国産車と比較して輸入車は故障が多いため、不具合が発生したらすぐに修理を依頼することをおすすめします。特にチェロキーは、「ドア部分からの雨漏り」「オイル漏れ」「センサー故障」が新車登録から5年経過頃から発生する可能性があるため注意が必要です。 人気カラーは黒・白 チェロキーの人気カラーは黒と白です。査定額が15〜20万円程度の加算となることが多いため、リセールバリューを考えるなら購入時に選択しましょう。特に古いモデルとなると黒色の人気が圧倒的に高いため、早い段階でコーティングを行い塗装面を保護しておくことをおすすめします。 モデルチェンジの情報 モデルチェンジが行われると相場が大きく変わる可能性があります。輸入車はマイナーチェンジであっても排気量や外観デザインが一新されるような大きな変更が施されることがあるため、普段からインターネットなどで情報収集を行いモデルチェンジのタイミングを探っておくとよいでしょう。 チェロキーの魅力と歴史 チェロキーは、ジープのラージサイズワゴン ワゴニアの2ドアバージョンモデルとして1974年に派生しました。2代目以降のモデルについては経営母体がルノーやダイムラー・ベンツ、フィアットといったヨーロッパの自動車メーカーの資本を受けたため、車輌の開発にも欧州市場を大きく意識したコンセプトが盛り込まれています。そのため、アメリカ人には初代(SJ型)モデルがもっともアメリカンSUVらしいチェロキーとして強い印象を残しました。 1983年に登場した2代目(XJ型)は、当時筆頭株主であったフランスのルノー社の影響を受けておりユーロテイストデザインのSUVとして世界中で大ヒットしました。日本でチェロキーというと、この2代目(XJ型)を思い浮かべる人も多いでしょう。 その後に登場した3代目(KJ型)、4代目(KK型)はチェロキーの名を継承したものの、アメリカ本国ではチェロキーの後継車 リバティとして販売されます。ジープブランドらしいフロントマスクで、初代や2代目よりもオフローダーとしてのワイルドな印象が強いモデルでした。 続く5代目(KL型)はメーカーであるクライスラーがイタリア フィアット社の完全子会社となった影響もあり、先進的なデザインと最新技術の装備で生まれ変わりました。ジープブランド伝統のグリルやホイールアーチの形状と、最大の特徴である高い悪路走破性は5代目(KL型)にも受け継がれています。 チェロキーの最大の魅力は、軍用車で実績をあげたジープの悪路走破性と耐久性の高さを継承していることです。時代とともにデザインのテイストや仕様は大きく変わっているとはいえ、その本質は変わりません。街乗りSUVとは異なる本格的なオフロード性能にこだわる人にとって最高の一台といえるでしょう。 基本スペック 排気量 2,359cc(ロンジチュード)1,995cc(トレイルホーク、リミテッド、Sモデル、80th アニバーサリーエディション) 駆動方式 4WD 乗車定員 5名 ボディサイズ 全長 4,665mm 全幅 1,860mm 全高 1,700mm(ロンジチュード) 全長 4,665mm 全幅 1,860mm 全高 1,725mm(リミテッド、Sモデル、80th アニバーサリーエディション)全長 4,665mm 全幅 1,905mm 全高 1,740mm(トレイルホーク) 車輌重量 1,760kg(ロンジチュード)1,840kg(リミテッド、Sモデル)1,860kg(80th アニバーサリーエディション)1,910kg(トレイルホーク)